JPH07147877A - 折り畳み可能な捕獲箱 - Google Patents

折り畳み可能な捕獲箱

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JPH07147877A
JPH07147877A JP30066593A JP30066593A JPH07147877A JP H07147877 A JPH07147877 A JP H07147877A JP 30066593 A JP30066593 A JP 30066593A JP 30066593 A JP30066593 A JP 30066593A JP H07147877 A JPH07147877 A JP H07147877A
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JP
Japan
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plate
rectangular parallelepiped
door
box
bar
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JP30066593A
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English (en)
Inventor
Sadao Ikehara
貞雄 池原
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DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CEN
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER
Original Assignee
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CEN
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中型以上の動物を対象とした大きさであっても
運搬が容易な、折り畳み可能な捕獲箱を提供する。 【構成】この捕獲箱は、底面板1、上面板2、左右側面
板3,4、入口枠5、および後面板6の対応する縁部
を、枢軸S13,S14,S24,S35,S36でそれぞれ枢着
し、各面板1〜6の枢着されない縁部を、直方体の状態
で隣合う面板の縁部間で連結することにより直方体に形
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マングースなどの中型
の動物の捕獲に適した折り畳み可能な捕獲箱に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より動物の生態などを調査する際に
は、対象となる動物が鼠などの小動物である場合には、
内部に動物が入ると仕掛けにより扉が入口を閉じる構造
の捕獲箱を使用して捕獲している。しかしながら、マン
グースなどの中型以上の大きさの動物を捕獲するには大
きな捕獲箱が必要となり、山中に多数の捕獲箱を設置す
る必要がある場合には、捕獲箱の運搬が困難であった。
そのため、中型以上の大きさの動物に関しては、捕獲を
行わず、赤外線カメラにより撮影した写真や、探し当て
た足跡や糞等を調べることしか行われないことも多く、
十分な調査が行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点に着目してなされたものであり、中型
以上の動物を対象とした大きさであっても運搬が容易
な、折り畳み可能な捕獲箱を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、長方形の六つの面板により直方体又はほ
ぼ直方体の箱状に形成され、前記六つの面板の少なくと
も一つに入口を設け、内部に動物が入ると仕掛けにより
扉が前記入口を閉じる構造の捕獲箱において、前記直方
体又はほぼ直方体の展開状態における全折れ線に対応さ
せて配置した枢軸により、隣合う面板の縁部間を枢着す
るとともに、当該各面板の枢着されない縁部には、直方
体又はほぼ直方体の状態で隣合う面板の縁部間を連結し
て直方体又はほぼ直方体を保持する着脱可能な連結部を
設けたことを特徴とする折り畳み可能な捕獲箱を提供す
る。
【0005】
【作用】本発明の捕獲箱によれば、長方形の六つの面板
により直方体又はほぼ直方体の箱状に形成され、前記直
方体又はほぼ直方体の展開状態における全折れ線に対応
させて配置した枢軸により、隣合う面板の縁部間を枢着
したため、前記各枢軸を中心に各面板を回動させてすべ
ての面板を重ね合わせることにより、六つの面板のうち
最も大きな面板の長方形に応じた長さと幅、および全板
面の板厚の和に応じた厚さの板状物に折り畳まれる。こ
れにより、捕獲箱の体積が小さくなるため、中型以上の
動物を対象とした大きさの捕獲箱であっても運搬が容易
となる。
【0006】なお、面板の枢着されない縁部に、直方体
又はほぼ直方体の状態で隣合う面板の縁部間を連結して
直方体又はほぼ直方体を保持する着脱可能な連結部が設
けてあるため、組み立て時には、前記連結部により直方
体又はほぼ直方体の状態で隣合う面板の縁部間を連結す
ることにより、直方体又はほぼ直方体を保持することが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1はこの実施例の捕獲箱の組み立て状態を示す
斜視図であり、図2はこの捕獲箱を開いた状態を示す斜
視図である。図1および2から分かるように、この捕獲
箱Hはマングース用に奥行きの広い直方体に形成されて
いる。すなわち、両図の手前側を入口とし、直方体の上
下左右の面を構成する底面板1、上面板2、および左右
の側面板3,4の外形を細長い長方形に形成し、直方体
の前後の面を構成する入口枠5と後面板6の外形を正方
形に形成した。
【0008】底面板1、上面板2、右側面板4は、棒材
を長方形に変形させて溶接することにより枠体11,2
1,41を作製し、枠体の長手方向および幅方向にそれ
ぞれ補強用の棒材を複数本渡して溶接してある。ここ
で、幅方向に渡した棒材のうち両端部を枠体より外側に
突出させたもの(各五本づつ等間隔で配置され、図中に
符号12,22,42で示してある。)の両端部が、隣
合う面板との枢着部または連結部を構成している。図3
〜5に各棒材12,22,42の形状を示す。図3は棒
材12の正面図であり、図4(a)は棒材22の正面図
であり、図4(b)は棒材22の平面図であり、図5は
棒材42の正面図である。
【0009】底面板1の幅方向に渡した棒材12の両端
部123,124は、左右の側面板3,4との枢着部と
なり、図3から分かるように、上側に折り返されて枢軸
13,S14を通す軸孔を形成している。上面板2の幅方
向に渡した棒材22の一方の端部224は右側面板4と
の枢着部となり、図4(a)から分かるように、下側に
折り返されて枢軸S24を通す軸孔を形成し、他方の端部
223は左側面板3との連結部となり、図4(b)から
分かるように、手前側に折り返されて、枠体21の外側
に長手方向に沿って配置された縦棒23とともに連結孔
223aを形成している。右側面板4の幅方向に渡した
棒材42の上端部424は上面板2との枢着部となり、
図5から分かるように、外側に直角に折り曲げられた先
が上側に折り返されて枢軸S24を通す軸孔を形成し、下
端部421は底面板1との枢着部となり、図5から分か
るように、外側に直角に折り曲げられた先が下側に折り
返されてS14を通す軸孔を形成している。
【0010】また、底面板1、上面板2、および右側面
板4の各枠体11,12,14の長手方向両端側におい
て幅方向に渡した横棒13,14,24,25,43,
44と各枠体の短辺をなす棒材との隙間が、各面板1,
2,4の入口枠5および後面板6との連結部に相当す
る。左側面板3は枠体によらず、縦横に配置された棒材
を溶接することにより長方形に作製され、図2から分か
るように、長方形の長辺に沿った四本の棒材の両端部3
1a,31bが外側に折り返されて、それぞれ入口枠5
および後面板6との枢着用の軸孔を形成している。幅方
向に配置された棒材32の正面図を図6に示すが、この
図から分かるように、棒材32の上端部322はそのま
ま上側に突出して上面板2との連結部となり、下端部3
21は外側に直角に折り曲げられた先が上側に折り返さ
れて枢軸S13を通す軸孔を形成している。
【0011】入口枠5は、棒材を正方形に変形させて溶
接することにより作製された枠体51の内側に二本の縦
棒52,53を平行に配置したものであり、両者の間隔
Mをマングースが容易に入れる寸法に設定してある。各
縦棒52,53の上端部52a,53aおよび下端部5
2b,53bが枠体51より外側に突出し、それぞれ上
面板2および底面板1との連結部となっている。また縦
棒52側から横方向に枠体51より外側へ突出させた棒
材54〜57の先端を、外側に折り曲げて左側面板3と
の枢着用の(枢軸S35を通す)軸孔を形成し、縦棒53
側から横方向に枠体51より外側へ突出させた棒材の先
端54a,58aを右側面板4との連結部としている。
【0012】後面板6は、棒材を正方形に変形させて溶
接することにより枠体61を作製し、枠体61の上下左
右方向にそれぞれ補強用の棒材を渡して溶接したもので
あり、縦方向に渡した棒材62〜64の上端部62a〜
64aおよび下端部62b〜64bが枠体61より外側
に突出し、それぞれ上面板2および底面板1との連結部
となっている。また、横方向に渡した棒材65〜68の
一端部を枠体61より外側に突出させ、外側に折り曲げ
て左側面板3との枢着用の(枢軸S36を通す)軸孔を形
成し、棒材65,67の他端を枠体61より外側に突出
させて右側面板4との連結部としている。
【0013】なお、上面板2は天井となるため、その枠
体21の内面には雨よけ用の板材2Aが取り付けてあ
り、捕獲箱H内に入った動物が顔や手足を外部に出さな
いように、底面板1、左右側面板3,4、後面板6、お
よび後述の扉7の内面にはそれぞれ図示されない網板が
取り付けてある。これらの各面板1〜4,6および入口
枠5の各縁部が、対応する各棒材の端部同士を合わせ
て、枢軸S13,S14,S24,S35,S36でそれぞれ枢着
してある。したがって、底面板1、上面板2、および右
側面板4の各枠体11,12,14の横棒13,14,
24,25,43,44と、各枠体の短辺をなす棒材と
の隙間に、入口枠5の縦棒52,53の下端部52b,
53b、後面板6の縦棒62〜64の下端部62b〜6
4b、後面板6の縦棒62〜64の上端部62a〜64
a、入口枠5の縦棒52,53の上端部52a,53
a、入口枠5の横棒54,58の先端部54a,58
a、後面板6の横棒65,67の先端部65a,67a
をそれぞれ入れるとともに、上面板2の連結孔223a
に左側面板3の棒材32の上端部322を入れることに
より直方体が形成される。
【0014】そして、図1から分かるように、左側面板
3の上面板2側縁部の二箇所に固定された留め具Ta,
Tbと、上面板2の左側面板3側縁部の二箇所に固定さ
れた前記留め具Ta,Tbをそれぞれ受ける受け具U
a,Ubとで構成されるパチン錠(タキゲン製造株式会
社の商品名)により、左側面板3と上面板2とを連結す
ることにより、上面板2に取り付けられた把手26で持
ち上げても直方体が保持されるようになっている。この
把手26は棒材を折り曲げて形成され、上面板2の枠体
21の長手方向に渡された棒材27a,27bに、各棒
材27a,27bを軸に回動できるように取り付けられ
た二つの部材26a,26bで構成され、棒材27a,
27bを軸に外側に回動すると上面板2から上方にほと
んど突出しない形状になっている。
【0015】一方、上面板2の手前側には入口枠5を内
側から塞ぐ扉7が枢着してある。図7に扉7と上面板2
との関係を示すが、この図から分かるように、扉7は、
枢軸S78で連結された押さえ部材8を介して、上面板2
の手前側に枢軸S28により枢着されている。この扉7の
正面図を図8(a)に、そのB側から見た側面図を図8
(b)に、押さえ部材7の正面図を図9(a)に、その
C側から見た側面図を図9(b)に示す。
【0016】この扉7には、図8(a),(b)から分
かるように、押さえ部材8との連結用に、枠体71の上
下端から上下方向中心付近まで延び、先端72a〜75
aに枢軸S78用の軸孔を備えた連結棒72〜75が設け
てある。また、上側から延びる両連結棒72,73の先
端72a,73aより少し上側の位置に横棒76が、下
側から延びる両連結棒74,75の先端74a,75a
より少し下側の位置に横棒77が設けてある。
【0017】押さえ部材8は、図9(a),(b)から
分かるように、両端部にそれぞれ枢軸S28,S78用の軸
孔を有する棒材81〜84を二本一対として、各対をな
す二本の棒材を間隙材85により扉7の連結棒が入る間
隔を開けて平行に固定したものと、所定長さの横棒86
〜88とで構成され、各対の棒材間に扉7の下側から延
びる連結棒74,75がそれぞれ嵌まるように、両対間
に、横棒86〜88を棒材に直角に等間隔で固定してあ
る。
【0018】押さえ部材8と上面板2との間にはまた、
図7から分かるように、二つのダブルトーション形のね
じりコイルばね9が介装してある。このばね9は、押さ
え部材8と上面板2との連結状態を部分的に示す図10
から分かるように、二つのコイルばね91の一端部同士
を、同じばね部材からなる腕92で連結したダブルトー
ション形のねじりコイルばねであり、この腕92が延び
る方向と各コイルばね91の他端部の腕91aが延びる
方向とが直角に形成され、各腕の先端が外側に折り曲げ
られてフック92a,91bが形成されている。そし
て、両コイルばね91に枢軸S28を通し、フック92a
を上面板2の枠体21の幅方向に渡された棒材29に下
側から取りつけ、フック91bを押さえ部材の横棒86
に取りつけることにより、押さえ部材8(扉7)の面を
上面板2に対して90°に保持できるようにしている。
【0019】扉7と押さえ部材8との間にもダブルトー
ション形のねじりコイルばね19が介装してある。この
ばね19は、図7から分かるように、二つのコイルばね
191の一端部同士を、同じばね部材からなる腕192
で連結したダブルトーション形のねじりコイルばねであ
り、この腕192が延びる方向と両コイルばね191の
他端部の腕191aが延びる方向とが180°に形成さ
れ、各腕の先端が同じ側に折り曲げられてフック192
a,191bを形成している。そして、両コイルばね1
91に枢軸S78を通し、フック192aを扉7の横棒7
6に手前側から取りつけ、フック191bを扉の横棒7
7に手前側から取りつけることにより、押さえ部材8の
枢軸S28を中心にした動きに扉7が安定して追従できる
ようにしている。
【0020】したがって、この捕獲箱Hは、図1に示す
組み立て状態から、図2の矢印Y1〜Y4 、図11の矢
印Y5 〜Y7 の手順で折り畳むことができる。すなわ
ち、まず、パチン錠(留め具Ta,Tbと受け具Ua,
Ubとで構成される)を外し、矢印Y1 で示すように、
枢軸S24を中心に上面板2を回動させて上面を開く。こ
の時、把手26を構成する部材26a,26bは、枠体
21の棒材27a,27bを中心に外側に回動させてお
く。これにより、左側面板3の上面板2との連結部32
2、入口枠5の上面板2との連結部52a,53a、後
面板6の上面板2との連結部62a〜64aが外され
る。
【0021】次に、右側面板4を少し外側に倒すことに
より、入口枠5の右側面板4との連結部54a,58a
および後面板6の右側面板4との連結部65a,67a
を外した後、入口枠5を少し持ち上げて底面板1との連
結部52b,53bを外し、矢印Y2 で示すように、入
口枠5を枢軸S35を中心に外側に回動させて左側面板3
の外側面の手前側に重ね合わせる。後面板6に関しても
同様に、少し持ち上げて底面板1との連結部62b〜6
4bを外し、矢印Y3 で示すように、入口枠6を枢軸S
36を中心に外側に回動させて左側面板3の外側面の奥側
に重ね合わせる。
【0022】それから、矢印Y4 で示すように、押さえ
部材8を枢軸S28を中心に回動させることにより扉7を
上面板2の内面に重ね合わせ、図11の矢印Y5 で示す
ように、上面板2を、扉7および押さえ部材8と一体に
枢軸S24を中心に回動させてその外面を右側面板4の外
面に重ね合わせ、矢印Y6 で示すように、扉7、押さえ
部材8、および上面板2と一体に右側面板4を、枢軸S
14を中心に回動させて右側面板4の内面を底面板1の内
面に重ね合わせる。一方、左側面板3は、入口枠5およ
び後面板6と一体に、矢印Y7 で示すようにS13を中心
に外側に回動させて、入口枠5および後面板6側を底面
板1の下面に重ね合わせる。
【0023】このようにして、各面板1〜4,6および
入口枠5と、扉7および押さえ部材8の各面をすべて重
ね合わせることにより、捕獲箱Hは、図12に示すよう
に、底面板1よりやや大きな長さと幅W、面板1〜4,
6、入口枠5、扉7、および押さえ部材8の各厚さの和
に応じた厚さθの板状物に折り畳まれる。これにより、
捕獲箱Hの体積が組み立て状態と比較して著しく小さく
なるため、中型以上の動物を対象とした大きさの捕獲箱
であっても運搬が容易となる。
【0024】以下に、この捕獲箱Hの仕掛けについて説
明する。図13はこの捕獲箱Hの使用状態の概略を示す
斜視図であり、図14は図13のD部分の拡大図であ
る。図13から分かるように、この捕獲箱Hの奥側には
踏み板Fが設置されていて、入口枠5に設けられた幅M
の入口からマングース等が内部に入って踏み板Fを踏む
と、踏み板Fと扉7との間に介在させた作動ロッドRの
作用により、扉7が入口を塞ぐ構造になっている。
【0025】踏み板Fは長方形の板材であり、板材の下
面に左右の側面板3,4への取りつけ部材として棒材F
1 が固定されている。図2から分かるように、この棒材
1の板材の長手方向両端部からはみ出した部分が、各
側面板3,4の所定位置に設けられた取り付け部材3
3,45の孔に通してある。なお、棒材F1 の一端部は
上側に直角に折り曲げてあり、踏み板Fを取り付ける際
に、この部分を右側面板4の外側に出して抜け止めとな
る。
【0026】図13から分かるように、作動ロッドR
は、捕獲箱Hの奥行き寸法と同程度の長さの丸棒材を約
1/3の位置で直角に折り曲げ、長い部分R1 を扉7側
に、短い部分R2 を踏み板F側に向かうようにしたもの
である。長い部分R1 の先端は、短い部分R2 が延びる
方向と平行にならない方向に直角に折り曲げて扉7との
係合部R17を形成し、短い部分R2 の端部は、図14か
ら分かるように、前記係合部R17が曲げられた方向に少
しだけ曲げた先端をその手前と平行に形成してあり、こ
の先端が踏み板F側の係合部R2Fとなっている。
【0027】そして、作動ロッドRの長い部分R1 は、
図2から分かるように、右側面板4の枠体41の長手方
向に沿って、その上部に、長い部分R1 をなす丸棒の断
面中心を軸に回動できるように取り付けられている。そ
して、押さえ部材8を枢軸S 28を中心に回動させること
により扉7を持ち上げて上面板2の内側に配置し、この
扉7を、上面板2の短辺と平行に延びる係合部R17によ
り下側から押さえることで、仕掛け状態において扉7と
作動ロッドRが係合される。
【0028】作動ロッドRの短い部分R2 は右側面板4
の内側に配置され、図13および14から分かるよう
に、その係合部R2Fは、仕掛け状態で、踏み板F取り付
け用の棒材F1 の上部に固定されたL型部材F2 に接触
している。図15はL型部材F2 の形状を示す(a)側
面図、(b)平面図である。これらの図と図14から分
かるように、L型部材F2 は短い丸棒材をL字状に折り
曲げたものであり、Lの横棒の下側は棒材F1 の上部に
固定され、Lの縦棒の内側には折り曲げ部の手前まで円
弧状の溝αが設けてあり、この溝αに作動ロッドRの短
い部分R2 の周面が嵌まるようになっている。
【0029】したがって、図13に示す仕掛け状態で、
マングース等が内部に入って踏み板Fを踏むと、踏み板
Fが傾くことによりL型部材F2 が動くため、作動ロッ
ドRの踏み板側の係合部R2FがL型部材F2 から外れ、
作動ロッドRの短い部分R2が折り曲げ部分R3 を中心
に右側面板4側に回動する。ここで、図2から分かるよ
うに、右側面板4の取り付け部材45の上方には作動ロ
ッドRの短い部分R2が容易に出入りできる隙間46が
設けてあるため、作動ロッドRの短い部分R2はこの隙
間46から右側面板4の外側に出る。
【0030】これに伴い、作動ロッドRの扉7との係合
部R17が、折り曲げ部分R3 を中心に回動して右側面板
4の面と平行になるため、扉7が係合部R17から外れ、
押さえ部材8の枢軸S28を中心にした回動に追従して落
下することにより、入口枠5を内側から塞いで図1に示
す状態になる。ここで、扉7と押さえ部材8との間にね
じりコイルばね19が介装してあるため、押さえ部材8
の枢軸S28を中心にした動きに扉7が安定して追従で
き、押さえ部材8と上面板2との間にねじりコイルばね
9が介装してあるため、扉7の面が上面板2に対して9
0°に保持されて扉7により確実に入口が塞がれる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の捕獲
箱によれば、各枢軸を中心に各面板を回動させてすべて
の面板を重ね合わせることにより、六つの面板のうち最
も大きな面板の長方形に応じた長さと幅、および全板面
の板厚の和に応じた厚さの板状物に折り畳まれて、捕獲
箱の体積を小さくすることができるため、中型以上の動
物を対象とした大きさの捕獲箱であっても運搬が容易と
なる。したがって、この折り畳み可能な捕獲箱により、
中型以上の大きさの動物に関しても捕獲が行われて十分
な調査が行われることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関し、その組み立て状態を
示す斜視図である。
【図2】この捕獲箱を開いた状態を示す斜視図である。
【図3】この捕獲箱の直方体の一面を構成する底面板を
構成する棒材の正面図である。
【図4】この捕獲箱の直方体の一面を構成する上面板を
構成する棒材の(a)正面図と(b)平面図である。
【図5】この捕獲箱の直方体の一面を構成する右側面板
を構成する棒材の正面図である。
【図6】この捕獲箱の直方体の一面を構成する左側面板
を構成する棒材の正面図である。
【図7】この捕獲箱を構成する扉と上面板との関係を示
す正面図である。
【図8】この捕獲箱を構成する扉を示す(a)正面図と
(b)側面図である。
【図9】この捕獲箱を構成する扉の押さえ部材を示す
(a)正面図と(b)側面図である。
【図10】この捕獲箱を構成する押さえ部材と上面板と
の連結状態を部分的に示す斜視図である。
【図11】この捕獲箱の折り畳み手順を示す正面図であ
る。
【図12】この捕獲箱の折り畳み状態を示す正面図であ
る。
【図13】この捕獲箱の仕掛けを説明するための概略斜
視図である。
【図14】図13のD部分の拡大図である。
【図15】図14に表された部品の一部を示す(a)側
面図と(b)平面図である。
【符号の説明】
H 捕獲箱 1 底面板 2 上面板 3 左側面板 4 右側面板 5 入口枠 6 後面板 7 扉 S13,S14,S24,S35,S36枢軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六つの面板により直方体又はほぼ直方体
    の箱状に形成され、前記六つの面板の少なくとも一つに
    入口を設け、内部に動物が入ると仕掛けにより扉が前記
    入口を閉じる構造の捕獲箱において、 前記直方体又はほぼ直方体の展開状態における全折れ線
    に対応させて配置した枢軸により、隣合う面板の縁部間
    を枢着するとともに、当該各面板の枢着されない縁部に
    は、直方体又はほぼ直方体の状態で隣合う面板の縁部間
    を連結して直方体又はほぼ直方体を保持する着脱可能な
    連結部を設けたことを特徴とする折り畳み可能な捕獲
    箱。
JP30066593A 1993-11-30 1993-11-30 折り畳み可能な捕獲箱 Pending JPH07147877A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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