JPH07147746A - 高速モータのロータとその製造方法 - Google Patents

高速モータのロータとその製造方法

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JPH07147746A
JPH07147746A JP5316057A JP31605793A JPH07147746A JP H07147746 A JPH07147746 A JP H07147746A JP 5316057 A JP5316057 A JP 5316057A JP 31605793 A JP31605793 A JP 31605793A JP H07147746 A JPH07147746 A JP H07147746A
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JP
Japan
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magnet
stepped portion
rotor
rotor shaft
protection ring
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JP5316057A
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Tsuruji Suzuki
鶴次 鈴木
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マグネット1を位置決めする段付部21を有
するロータシャフト2と、ロータシャフト2の外周に段
付部21に接触させて固定したリング状のマグネット1
と、マグネット1の外周に嵌合した非磁性材料からなる
保護リング3とを備えた高速モータのロータにおいて、
段付部21にマグネット1の厚さとほぼ同じ高さを有
し、かつマグネット1に接触しない側に傾斜面21bを
設け、その傾斜面21bとマグネット1の外周面に保護
リングを密着させたものである。 【効果】 製作期間を大幅に削減でき、品質が安定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータなどのよ
うに高速回転あるいは正逆回転の頻度の激しい状態で使
用される高速モータのロータとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、6000rpm以上の回転速度で
回転するような高速モータのロータは、高速回転時にロ
ータに設けたマグネットが遠心力により飛散したり破損
しないようにする必要がある。そのため、例えば、図6
に示すように、リング状の一体のマグネット1またはリ
ング状のマグネットを円周方向に等分割したマグネット
1をモータシャフト2の段付部21によって位置決めし
て、モータシャフト2の外周面に接着し、更にマグネッ
ト1の外周に接着剤を塗布した状態で非磁性材料からな
る保護リング3を嵌合させ、マグネット1と保護リング
3の間を接着で固定してある。また、マグネット1の外
周に保護リング3をかぶせる代わりにガラスヤーンを巻
付け、ガラスヤーンには樹脂を含浸させて硬化させ、ガ
ラスヤーンの外径を加工しているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、保護リング
をマグネットの外周にかぶせる従来技術では、ロータと
ステータの間の空隙を小さく維持するために保護リング
を薄く機械加工する必要があり、多くの手間がかかると
共に、マグネットとモータシャフトの接着と保護リング
とマグネットの接着の2回の接着を行うことになり、接
着剤の硬化時間が長くかかり、接着工程に多くの時間を
要していた。また、マグネットの外周にガラスヤーンを
巻付けて樹脂で硬化させる方法では、樹脂の硬化時間が
長くかかり、更に外径加工を行って振動の発生原因を取
り除く必要があり、製作期間が長くなるという欠点があ
った。本発明は、接着工程を減らして作業時間を削減し
うる、高速モータのロータとその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、マグネットを位置決めする段付部を有す
るロータシャフトと、前記ロータシャフトの外周に前記
段付部に接触させて固定したリング状のマグネットと、
前記マグネットの外周に嵌合した非磁性材料からなる保
護リングとを備えた高速モータのロータにおいて、前記
ロータシャフトに設けた前記マグネットの厚さとほぼ同
じ高さを有し、かつ前記マグネットに接触しない側に傾
斜面を有する段付部と、前記段付部の傾斜面と前記マグ
ネットの外周面に密着させた保護リングとを備えたもの
である。また、ロータシャフトの外周に段付部に接触さ
せて固定したリング状のマグネットと、前記マグネット
の外周に嵌合した非磁性材料からなる保護リングとを備
えた高速モータのロータの製造方法において、前記ロー
タシャフトに前記マグネットの厚さとほぼ同じ高さを有
し、かつ前記マグネットに接触しない側に傾斜面を有す
る段付部を形成し、前記保護リングの一方端側の開口部
を前記段付部の外径より小さくすると共に、前記開口部
に続く傾斜部を形成し、前記マグネットを前記段付部に
接触させた状態で前記ロータシャフトに接着により固定
し、前記保護リングを前記段付部および前記マグネット
の外周にかぶせた後、前記保護リングの外周をダイスに
より絞り加工して前記マグネットに前記保護リングを密
着させる高速モータのロータの製造方法である。
【0005】
【作用】上記手段により、マグネットの外周に保護リン
グが機械的な絞り加工により密着されるので、マグネッ
トと保護リングを接着により固定する必要がなく、接着
に要するような長い作業時間を必要としない。また、マ
グネットと保護リングとの間には接着剤等の入る間隙が
ないので、アンバランスによる振動の発生を抑えること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明の実施例により形成したロータを示
す側断面図、図2は保護リングの素材の側断面図、図
3、図4は製造工程を示す側断面図である。図におい
て、マグネット1をロータシャフト2に固定する場合、
まずロータシャフト2にマグネット1の取付位置を決め
る段付部21を設ける。段付部21の高さHをマグネッ
ト1の厚さTとほぼ同じ高さになるように形成し、段付
部21のマグネット1に接触する側の端面21aは、ロ
ータシャフト2に垂直に形成し、段付部21のマグネッ
ト1に接触しない側には段付部21の外周から傾斜させ
た傾斜面21bを設けておく。また、非磁性材料からな
る保護リング3の内径はマグネット1の外径より僅かに
大きくしてあり、図2(a)に示すような薄板リングか
ら図2(b)に示すように一方の端面側を絞り加工し
て、一方の開口部31の内径を他方の開口部32および
段付部21の外径より小さくするとともに、傾斜部33
を形成する。傾斜部33の内側は段付部21の傾斜面2
1bに密着するように形成しておく。次に、ロータシャ
フト2の外周またはマグネット1の内周に接着剤を塗布
し、マグネット1を段付部21に密着させてロータシャ
フト2の外周に嵌合し、マグネット1をロータシャフト
2に接着する。なお、マグネット1は一体ものでも、円
周方向に分割したものでも同様にロータシャフト2の外
周に接着できることは明らかである。この状態で、図3
に示すように、保護リング3を開口部32からロータシ
ャフト2の段付部21と共にマグネット1の外周を覆う
ようにかぶせる。次に、マグネット1の外径より保護リ
ング3の厚さtの2倍程度大きい内径を有するダイス4
を用意し、保護リング3の中にマグネット1を固定した
ロータシャフト2を挿入した状態でプレス機械等によ
り、矢印方向にダイス4の中に押し込む。その結果、図
4および図5に示すように、保護リング3の外周を絞り
加工(しごき)して保護リング3を塑性変形させ、図1
に示すように、保護リング3をマグネット1の外周に密
着させる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、マ
グネットの外周にかぶせた保護リングをダイスによって
しごき、保護リングをマグネットの外周に密着させるの
で、マグネットと保護リングとの間の接着工程を省くこ
とができ、製作期間を大幅に削減できる。またマグネッ
トと保護リングとの間には接着剤等の入る間隙がないの
で、アンバランスによる振動の発生を抑えることがで
き、コストが低く、品質が安定する高速モータのロータ
の製造方法を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のロータを示す側断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の保護リングの素材の側断面図
である。
【図3】本発明の実施例の製造工程の途中の状態を示す
側断面図である。
【図4】本発明の実施例の製造工程の途中の状態を示す
側断面図である。
【図5】図4のA−A断面に沿う平断面図である。
【図6】従来例のロータを示す側断面図である。
【符号の説明】
1 マグネット、2 ロータシャフト、21 段付部、
21b 傾斜面、3保護リング、31、32 開口部、
33 傾斜部、4 ダイス、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットを位置決めする段付部を有す
    るロータシャフトと、前記ロータシャフトの外周に前記
    段付部に接触させて固定したリング状のマグネットと、
    前記マグネットの外周に嵌合した非磁性材料からなる保
    護リングとを備えた高速モータのロータにおいて、前記
    ロータシャフトに設けた前記マグネットの厚さとほぼ同
    じ高さを有し、かつ前記マグネットに接触しない側に傾
    斜面を有する段付部と、前記段付部の傾斜面と前記マグ
    ネットの外周面に密着させた保護リングとを備えたこと
    を特徴とする高速モータのロータ。
  2. 【請求項2】 ロータシャフトの外周に段付部に接触さ
    せて固定したリング状のマグネットと、前記マグネット
    の外周に嵌合した非磁性材料からなる保護リングとを備
    えた高速モータのロータの製造方法において、前記ロー
    タシャフトに前記マグネットの厚さとほぼ同じ高さを有
    し、かつ前記マグネットに接触しない側に傾斜面を有す
    る段付部を形成し、前記保護リングの一方端側の開口部
    を前記段付部の外径より小さくすると共に、前記開口部
    に続く傾斜部を形成し、前記マグネットを前記段付部に
    接触させた状態で前記ロータシャフトに接着により固定
    し、前記保護リングを前記段付部および前記マグネット
    の外周にかぶせた後、前記保護リングの外周をダイスに
    より絞り加工して前記マグネットに前記保護リングを密
    着させることを特徴とする高速モータのロータの製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289221A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の回転子
JP2009095200A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の回転子
JP2013031290A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Nishishiba Electric Co Ltd 高速回転用永久磁石形回転電機
CN110663159A (zh) * 2017-05-29 2020-01-07 三菱电机株式会社 转子、旋转电机及转子的制造方法

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