JPH07147157A - 有機電解質電池 - Google Patents

有機電解質電池

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JPH07147157A
JPH07147157A JP5316107A JP31610793A JPH07147157A JP H07147157 A JPH07147157 A JP H07147157A JP 5316107 A JP5316107 A JP 5316107A JP 31610793 A JP31610793 A JP 31610793A JP H07147157 A JPH07147157 A JP H07147157A
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battery
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powder
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Akihiro Anegawa
彰博 姉川
Takeshi Hashimoto
武 橋本
Nobuo Ando
信雄 安東
Hajime Kinoshita
肇 木下
Yukinori Hadou
之規 羽藤
Shizukuni Yada
静邦 矢田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】正極、負極並びに非水電解質を備えた有機電解
質電池において、負極が芳香族系縮合ポリマ−の熱処理
物であって、水素原子/炭素原子の原子比が0.5〜
0.05であるポリアセン系骨格構造を有する不溶不融
性基体とフッ素原子/炭素原子の原子比が1.5未満
0.75以上であるポリフッ化ビニリデンとを含有する
成形体であり、且つ回折角17.5度付近の第一ピーク
に対する回折角18.0度付近の第二ピークが0.3以
下、または回折角17.5度付近の第一ピークの積分幅
が1.0以上のCuKα線によるX線回折パターンを有
するものであることを特徴とする有機電解質電池。 【効果】 本発明の有機電解質電池は上記特定の不溶
不融性基体と特定のバインダ−よりなる負極を用い、更
に上記負極におけるX線回折パターンにおける二つのピ
ークの強度比または一つのピークの積分幅を限定するこ
とによって、該負極が高容量で且つサイクル特性に優
れ、軽量で高エネルギー密度を有する二次電池である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機電解質電池に係り、
更に詳しくは電極活物質に上記特定の不溶不融性基体を
特定のバインダーで成形したものを用いた有機電解質電
池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるエレクトロニクス技術の急
速な進歩に伴い、家電機器及び電子機器のポータブル
化、コードレス化が推し進められている。一方、これに
付随してその駆動電源である電池にも小型化、軽量化、
高容量化が強く望まれるようになった。現在、上記機器
の電源としては乾電池等の一次電池とNi−Cd電池や
鉛電池などの二次電池が主に使用されている。しかし最
近では、資源・環境問題に対する社会的な高まりから、
寿命が短く交換の必要があり、使い捨ての形をとる一次
電池や環境汚染の不安を抱えるCdを使用するNi−C
d電池等に代わって、地球環境に優しく且つ高性能な二
次電池が切望されるようになってきている。
【0003】そこで近年においては導電性高分子、遷移
金属酸化物等を正極とし、負極にリチウム金属あるいは
リチウム合金を用いた二次電池がエネルギー密度が高い
ことから、Ni−Cd電池、鉛電池に代る電池として提
案されている。
【0004】しかし、これらの二次電池は繰り返し充放
電を行うと正極、あるいは負極の劣化による容量低下が
大きく、実用化に問題が残されている。特に負極の劣化
はデントライトと呼ばれる樹枝状のリチウム結晶の生成
を伴い、充放電の繰り返しにより終局的にはデントライ
トがセパレータを貫通し、電池内部でショートを引き起
こし、場合によっては電池が破裂する等、安全面におい
ても問題があった。そこで最近では、グラファイト等の
炭素材、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン等の導電
性高分子にリチウムを担持させたリチウム電池の研究が
進められている。しかしながら、例えば、炭素材にリチ
ウムを担持させた場合、デントライトの発生は著しく少
ないものの、その利用率はC6 Li、すなわち炭素原子
に対してモル百分率で16.7%程度である。更に、炭
素材を負極に用いた場合リチウムの出し入れに対して、
構造の変化があることから、サイクル特性が低下すると
いう問題があった。
【0005】一方、特公平1−44212号公報、特公
平3−24024号公報等にはポリアセン系骨格構造を
有する不溶不融性基体(ポリアセン系有機半導体)が記
載されている。ポリアセン系有機半導体は、多環芳香族
系炭化水素が適度に発達したアモルファス有機半導体で
あり、リチウムをド−ピング、すなわち担持できること
から、上記電池の負極活物質になる事が知られている。
一般に、電池用電極は生産性、寸法安定性等の観点か
ら、電極活物質粉末にバインダ−を加え、成形したもの
が好ましく用いられる。しかしながら、上記不溶不融性
基体を成形し電極とした場合、その容量には不満足な点
が残されていた。更に、本出願人の出願に係る特開平3
−233860号公報には該不溶不融性基体と熱硬化性
樹脂より成る電極を負極に用いる有機電解質電池が記載
されている。該電池は、リチウムをド−プした時の電極
の緩みを抑止する事によりサイクル特性、急速充放電特
性に優れた電池が得られるが、やはりその容量は充分で
はなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記特定
の不溶不融性基体と特定のバインダ−よりなる負極を用
い、更に上記負極におけるX線回折パターンにおける二
つのピークの強度比または一つのピークの積分幅を限定
することによって、該負極が高容量で且つサイクル特性
に優れ、軽量で高エネルギー密度を有する事を見出し、
本発明を完成したものである。
【0007】本発明の目的は高容量且つ高電圧を有し、
長期にわたって充電、放電が可能な二次電池を提供する
にある。本発明の他の目的は安全性に優れ、製造が容易
な二次電池を提供するにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上述の目的は、正極、
負極並びに非水電解質を備えた有機電解質電池におい
て、負極が芳香族系縮合ポリマ−の熱処理物であって、
水素原子/炭素原子の原子比が0.5〜0.05である
ポリアセン系骨格構造を有する不溶不融性基体とフッ素
原子/炭素原子の原子比が1.5未満0.75以上であ
るポリフッ化ビニリデンとを含有する成形体であり、且
つ回折角17.5度付近の第一ピークに対する回折角1
8.0度付近の第二ピークが0.3以下、または回折角
17.5度付近の第一ピークの積分幅が1.0以上のC
uKα線によるX線回折パターンを有するものであるこ
とを特徴とする有機電解質電池により達成される。
【0009】本発明における芳香族系縮合ポリマ−と
は、フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素化合物
とアルデヒド類との縮合物である。芳香族炭化水素化合
物としては、例えばフェノール、クレゾール、キシレノ
ールの如きいわゆるフェノール類が好適であるが、これ
らに限られない。例えば下記式
【化1】 (ここで、xおよびyはそれぞれ独立に、0、1又は2
である)で表されるメチレン・ビスフェノール類である
ことができ、或いはヒドロキシ・ビフェニル類、ヒドロ
キシナフタレン類であることもできる。これらの内、実
用的にはフェノール類特にフェノールが好適である。
【0010】本発明における芳香族系縮合ポリマ−とし
て、上記のフェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素
化合物の一部をフェノール性水酸基を有さない芳香族炭
化水素化合物例えばキシレン、トルエン、アニリン等で
置換した変成芳香族系縮合ポリマー例えばフェノールと
キシレンとホルムアルデヒドとの縮合物を用いることも
でき、また、メラミン、尿素で置換した変成芳香族系ポ
リマーを用いることもできる。また、フラン樹脂も好適
である。またアルデヒドとしてはホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、フルフラール等のアルデヒドを使用す
ることができるが、ホルムアルデヒドが好適である。フ
ェノールホルムアルデヒド縮合物としては、ノボラック
型又はレゾール型或はそれらの混合物のいずれであって
もよい。
【0011】本発明における不溶不融性基体は、上記芳
香族系ポリマ−を熱処理する事により得られ、特公平1
−44212号公報、特公平3−24024号公報等に
記載されているポリアセン系骨格構造を有する不溶不融
性基体は全て用いることができ、これらは例えば、次の
ようにして製造することもできる。該芳香族系縮合ポリ
マ−を、非酸化性雰囲気下(真空も含む)中で、400
°C〜800°Cの適当な温度まで徐々に加熱する事に
より、水素原子/炭素原子の原子数比(以下H/Cと記
す)が0.50〜0.05、好ましくは0.35〜0.
10の不溶不融性基体を得ることができる。また、特公
平3−24024号公報等に記載されている方法で、6
00m2 /g以上のBET法による比表面積を有する不
溶不融性基体を得ることもできる。例えば、芳香族系縮
合ポリマ−の初期縮合物と無機塩、例えば塩化亜鉛を含
む溶液を調製し、該溶液を加熱して型内で硬化する。か
くして得られた硬化体を、非酸化性雰囲気化(真空も含
む)中で、350°C〜800°Cの温度まで、好まし
くは400°C〜750°Cの適当な温度まで徐々に加
熱した後、水あるいは希塩酸等によって充分に洗浄する
ことにより、上記H/Cを有し且つ、例えば600m2
/g以上のBET法による比表面積を有する不溶不融性
基体を得ることもできる。
【0012】本発明に用いる不溶不融性基体は、X線回
折(CuKα)によれば、メイン・ピークの位置は2θ
で表して24°以下に存在し、また該メイン・ピークの
他に41°〜46°の間にブロードな他のピークが存在
する。すなわち、上記不溶不融性基体は芳香族系多環構
造が適度に発達したポリアセン系骨格構造を有し、且つ
アモルファス構造をとると示唆され、リチウムを安定に
ド−ピングできることから電池用活物質として有用であ
る。H/Cが0.50を越える場合、芳香族系多環構造
が充分に発達していないため、リチウムのド−ピング、
脱ド−ピングがスム−ズに行うことができず、電池を組
んだ時、充放電効率が低下する。また、H/Cが0.0
5以下の場合、本発明の電池の容量が低下し好ましくな
い。本発明で用いる不溶不融性基体の形状は、粉末状、
短繊維状等成形可能であれば特に限定しないが、成形性
を考慮すると、平均粒径が100μm以下の粉末である
ことが好ましい。
【0013】本発明の電池の負極に用いるバインダ−
は、フッ素原子/炭素原子の原子数比(以下F/Cと記
す)が1.5未満0.75以上であり、さらに好ましく
は、1.3未満0.75以上であり、F/Cが1.5以
上の場合、電池の容量が充分に得られず、0.75未満
の場合、電解液にバインダ−が溶解する。上記条件を満
たすポリフッ化ビニリデンとしては、ポリフッ化ビニリ
デン、フッ化ビニリデン−3フッ化エチレン共重合体等
が挙げられ、更に主鎖の水素をアルキル基で置換した含
フッ素系ポリマ−も用いることできる。ポリフッ化ビニ
リデンの場合、F/Cは1であり、フッ化ビニリデン−
3フッ化エチレン共重合体の場合、フッ化ビニリデンの
モル分率が50%の時、80%の時それぞれF/Cは
1.25、1.1となり、ポリフッ化ビニリデン、フッ
化ビニリデンのモル分率が50%以上のフッ化ニリデン
−3フッ化エチレン共重合体が好ましく、実用的にはポ
リフッ化ビニデンが好ましい。本発明における含フッ素
系ポリマ−は選択的溶解性示す事、すなわち電解液に対
する溶解性が低く、且つ溶解可能な溶媒であることが好
ましく、例えばポリフッ化ビニリデンの場合、電解液に
好ましく用いられるカ−ボネ−ト系の溶媒等には殆ど溶
解しないが、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチ
ルピロリドン等には溶解可能である。
【0014】本発明者らは上記特定の不溶不融性基体と
特定のバインダ−よりなる負極を用い、更に上記負極に
おけるX線回折パターンにおける二つのピークの強度比
または一つのピークの積分幅を限定することによって、
該負極が高容量で且つサイクル特性に優れ、軽量で高エ
ネルギー密度を有する事を見出し、本発明を完成した。
【0015】本発明の電池における負極は少なくとも上
記不溶不融性基体と上記特定のポリフッ化ビニリデンよ
り成り、例えば次の様にして製造することができる。上
記不溶不融性基体と上記特定のポリフッ化ビニリデンと
溶媒又は分散媒とを充分に混合し成形する。ポリフッ化
ビニリデンの割合は不溶不融性基体の形状、粒度、目的
とする電極の強度、形状などにより異なるが、不溶不融
性基体に対し重量で好ましくは2%から50%、更に、
好ましくは5%から30%である。溶媒としてはN,N
−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N,
N−ジメチルアセトアミドなど、上記ポリフッ化ビニリ
デンが溶解可能な溶媒が好ましい。上記混合物におい
て、上記ポリフッ化ビニリデンが完全に溶解していて
も、一部のみが溶解していても、特に問題はないが、ポ
リフッ化ビニリデンが完全に溶解している事が、均質な
電極を得るうえで好ましい。また、上記混合物の粘度は
溶媒の量により制御することができ、例えば高粘度に調
整した混合物をシ−ト状にロ−ラ−等を用いて成形した
り、低粘度に調整した混合スラリ−を金属箔上に塗布、
乾燥、必要に応じてプレスすることにより例えば100
μm以下の極薄電極を得ることもできる。
【0016】本発明における負極は、上記不溶不融性基
体、バインダ−を加え成形したものであり、必要に応じ
て導電材を加える事もできる。また、電極形状は、目的
とする電池により、板状、フィルム状、円柱状、あるい
は、金属箔上に成形するなど、種々の形状をとることが
出来る。
【0017】本発明の電池の負極は、上述の方法で得ら
れる不溶不融性基体成形体にリチウムをモル百分率(不
溶不融性基体の炭素原子に対するリチウムの割合)で3
%以上担持(ド−ピング)せしめたものである。リチウ
ムの担持方法としては、電解法、気相法、液相法、イオ
ン注入法等公知の方法から適宜選択して行えばよい。例
えば電解法でリチウムを担持する場合は、リチウムイオ
ンを含む電解液中に、該不溶不融性基体の成形体を作用
電極として浸漬し、同一電解液中の対極との間で、電流
を流すか、又は電圧を印加する。電解法の場合、あらか
じめ電池の正極にリチウムを担持させておき、電池を組
んだ後に、該電池を充電する事により、担持させること
も可能である。また上記負極成形体に適量のリチウム箔
を直接接触させる方法によっても担持されることができ
る。
【0018】気相法を用いる場合には、例えばリチウム
の蒸気に、該不溶不融性基体の成形体を晒す。また液相
法を用いる場合は例えばリチウムイオンを含む錯体と不
溶不融性基体とを反応せしめる。この反応に用いる錯体
としては、例えばリチウム金属のナフタレン錯体、アル
コキシドなどが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。更に、これらの方法を複数組み合わせてリチ
ウムを担持させることもでき、例えば、あらかじめリチ
ウムを担持させた上記負極とリチウムを担持した正極を
用いて、電池を組み、その後、該電池を充電操作すなわ
ち電解ド−ピングによりに、更にに該負極にリチウムを
担持させる事も可能である。本発明の負極は上記特定の
バインダ−を用いて成形する事により、上記不溶不融性
基体の利用率を高める事ができ、多量のリチウムをド−
ピング、アンド−ピング(電池の充放電に相当)するこ
とが可能であることから、高容量の二次電池を提供する
ことが可能となる。
【0019】本発明の有機電解質電池の正極としては、
特に限定されないが、電解液に含まれるアニオン、或い
はカチオンをド−ピング及びアンド−ピング(本発明に
おいては可逆的に上記イオンを出し入れ、すなわち充放
電できることの総称とする)できる活物質を含む事が必
要である。例えば、ポリアセン系有機半導体、ポリアニ
リン、ポリチオフェン等の導電性高分子、五酸化バナジ
ウム、二酸化マンガン等の遷移金属酸化物、硫化チタ
ン、硫化鉄等の遷移カルコゲン化物等である。これらの
金属酸化物、金属硫化物の構造は結晶質状態であっても
非晶質状態であっても良い。更に、これら活物質を2種
以上含んだ正極、あるいは2種以上の金属原子を含む、
酸化物、硫化物であってもよい。
【0020】本発明の正極には、例えば、LiX CoO
2 、 LiX NiO2 、 LiX MnO2 等のLiX y
Z (Mは金属)の一般式で表されるリチウム複合金属酸
化物、あるいは同様の金属硫化物を用いることができ、
この場合電池組み立て後該リチウムを負極不溶不融性基
体に充電により担持させることできる。上記正極の中で
も、ポリアセン系有機半導体、LiX CoO2 、 LiX
NiO2 、 LiX MnO2 、あるいはこれらの混合物、
複合物が好ましい。本発明における正極は、上記活物
質、及び必要に応じて導電剤、バインダ−を加え成形し
たものであり、導電剤、バインダ−の種類、組成等は特
に限定されるものではなく、また、電極形状は、目的と
する電池により、板状、フィルム状、円柱状あるいは、
金属箔上に成形するなど、種々の形状をとることが出来
る。
【0021】導電剤の種類は特に限定されず、金属ニッ
ケル等の金属粉末でもよいが、例えば活性炭、カーボン
ブラック、アセチレンブラック、黒鉛等の炭素系のもの
が特に好ましい。混合比は活物質の電気伝導度、電極形
状等により異なるが、活物質に対して2〜40%加える
のが適当である。バインダーの種類は後で述べる本発明
における電解液に不溶のものであれば特に限定されない
が、例えばSBR等のゴム系バインダー、ポリ四フッ化
エチレン、ポリフッ化ビニリデン等の含フッ素系樹脂、
ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂が好ま
しく、その混合比は20%以下とするのが好ましい。
【0022】一般に電池に用いられる電解液としては、
低粘度でかつ高誘電率の溶媒が好ましいとされるが、現
実には両特性を兼ね備えた溶媒がないため、高誘電率溶
媒と低粘度溶媒を混合した溶媒を用いるのが有効であ
る。高誘電率溶媒としては、プロピレンカーボネート
(以下PCと略記する)、エチレンカーボネート、γ−
ブチロラクトン等が、低粘度溶媒としてはジメトキシエ
タン(以下DMEと略記する)、ジエチルカーボネート
(以下DECと略記する)、テトラヒドロフラン等が一
般的溶媒として検討されてきている。本発明の効果を得
るためには、上記の高誘電率溶媒及び低粘度溶媒を単独
に用いても良いが、上記の様な高誘電率溶媒と低粘度溶
媒を混合した溶媒を用いるのが特に好ましい。また、上
記の混合又は単一の溶媒に溶解させる電解質は、リチウ
ムイオンを生成しうる電解質のいずれでも良い。このよ
うな電解質としては、例えばLiI、LiClO4 、L
iAsF6 、LiBF4 、LiPF6 、又はLiHF2
等が挙げられる。
【0023】上記の電解質及び溶媒は十分に脱水された
状態で混合され、電解液とするのであるが、電解液中の
電解質の濃度は電解液による内部抵抗を小さくするため
少なくとも0.1モル/l以上とするのが好ましく、通
常0.2〜1.5モル/lとするのが更に好ましい。
【0024】電池外部に電流を取り出すための集電体と
しては、例えば炭素、白金、ニッケル、ステンレス、ア
ルミニウム、銅等を用いることができ、箔状、ネット状
の集電体を用いる場合、電極を集電体上に成形すること
により集電体一体型電極として用いることもできる。
【0025】次に図面により本発明の実施態様の一例を
説明する。図1は本発明に係る電池の基本構成説明図で
ある。図1において、(1)は正極であり、(2)は負
極である。(3)、(3′)は集電体であり、各電極及
び外部端子(7)、(7′)に電圧降下を生じないよう
に接続されている。(4)は電解液であり、ドーピング
されうるイオンを生成しうる前述の化合物が非プロトン
性有機溶媒に溶解されている。電解液は通常液状である
が、漏液を防止するためゲル状又は固体状にして用いる
こともできる。(5)は正負両極の接触を阻止する事及
び電解液を保持する事を目的として配置されたセパレー
タである。
【0026】該セパレータは、電解液或は電極活物質等
に対し、耐久性のある連通気孔を有する電子伝導性のな
い多孔体であり、通常ガラス繊維、ポリエチレン或はポ
リプロピレン等からなる布、不織布或は合成樹脂微多孔
膜等が用いられる。セパレータの厚さは電池の内部抵抗
を小さくするため薄い方が好ましいが、電解液の保持
量、流通性、強度等を考慮して決定される。正負極及び
セパレータは電池ケース(6)内に実用上問題が生じな
いように固定される。電極の形状、大きさ等は目的とす
る電池の形状、性能により適宜決められる。
【0027】
【発明の効果】本発明者らは上記特定の不溶不融性基体
と特定のバインダ−よりなる負極を用い、更に上記負極
におけるX線回折パターンにおける二つのピークの強度
比または一つのピークの積分幅を限定することによっ
て、高容量で且つサイクル特性に優れ、軽量で高エネル
ギー密度を有する二次電池である。以下実施例を挙げて
本発明を具体的に説明する。
【0028】
【実施例1】厚さ0.5mmのフェノ−ル樹脂成形板を
シリコニット電気炉中に入れ窒素雰囲気下で10℃/時
間の速度で昇温し、650℃まで熱処理し、不溶不融性
基体(以下PASと記す)を合成した。かくして得られ
たPAS板をディスクミルで粉砕することにより平均粒
径15μmのPAS粉体を得た。このPASのH/C比
は0.22であった。
【0029】次に上記PAS粉末100重量部と、ポリ
フッ化ビニリデン粉末10重量部をN−メチルピロリド
ン100重量部に溶解した溶液100重量部をホットプ
レート上で加熱混合する事によりスラリ−を得た。該ス
ラリ−を直ちにアプリケ−タ−を用い厚さ10μmの銅
箔(負極集電体)上に塗布し、乾燥、プレスし厚さ10
0μmのPAS負極を得た。
【0030】上記のPAS負極について理学電機製RI
NT1400X線回折装置を用い、X線回折測定を行っ
た。X線源は回転対陰極R−RU200を使用し、グラ
ファイトモノクロメータを用いた。スリットはDS(発
散スリット)=1°、RS(受光スリット)=0.8m
m、SS(散乱スリット)=1°とし、走査速度は1°
/minとし、管電圧は60kV、管電流は200mA
とした。
【0031】上記の測定条件によって得られたX線回折
パターンから回折ピークつまり回折角17.5度付近の
第一ピーク、回折角18.0度付近の第二ピークについ
てそれぞれのピーク強度(I1、I2)を求めた。これ
らの値より、第一ピークのピーク強度(I1)と第二の
ピークのピーク強度(I2)との強度比(I1/I2)
を求めた。この値は、1.50であった。また、第一の
ピークの積分幅は1.74であった。
【0032】市販のLiCoO2 (ストレム社製)10
0重量部に対し、ポリ4フッ化エチレン5重量部、アセ
チレンブラック10重量部を加え良く混合し、ロ−ラ−
を用いて厚さ700μmの正極シ−トを得た。
【0033】上記正、負極(1×1cm2 )を用い図1
のような電池を組み立てた。正極集電体としてはステン
レス金網、負極集電体は上記銅箔をそのまま用い、セパ
レータとしてはガラス繊維からなるフェルトを用いた。
また電解液としてはPCとDECの1:1(体積比)混
合液に、1モル/lのLiPF6 を溶解した溶液を用い
た。
【0034】上記電池にリチウムのド−ピングが、負極
のPASに対しモル百分率で1%/時間となる速度で、
即ち、下記式より算出される電流にて、定電流充電を行
い、開路電圧(充電回路開放後、1時間放置した時の電
池電圧として測定)が3.9Vになるまで充電を行い、
負極PASにリチウムを担持した。
【数1】 続いて、充電と同じ電流で定電流放電を行い、開路電圧
が3.0Vになるまで放電を行った。電池容量の評価
は、3回目の放電容量値で行った。更にこの電池につい
てサイクルを10回行い、10回目の放電容量を評価し
たところ、電池容量は7.8mAhであった。ここで、
PAS利用率とは、下記式より算出することができ、負
極のPASよりアンドープできたリチウム量を、PAS
の炭素原子に対する百分率で表した数値であり、実施例
1の場合、PAS利用率は24.2%であった。
【数2】
【0035】
【実施例2】厚さ0.5mmのフェノ−ル樹脂成形板を
シリコニット電気炉中に入れ窒素雰囲気下で10℃/時
間の速度で昇温し、650℃まで熱処理し、PASを合
成した。かくして得られたPAS板をディスクミルで粉
砕することにより平均粒径15μmのPAS粉体を得
た。このPASのH/C比は0.22であった。上記P
AS粉末100重量部と、ポリフッ化ビニリデン粉末1
0重量部をN−メチルピロリドン100重量部に溶解し
た溶液100重量部をホットプレート上で加熱混合する
事によりスラリ−を得た。該スラリ−を直ちにアプリケ
−タ−を用い厚さ10μmの銅箔(負極集電体)上に塗
布し、乾燥、プレスし厚さ100μmのPAS負極を得
た。
【0036】上記のPAS負極について実施例1と同様
にしてX線回折測定を行った。得られたピークの強度比
は、I1/I2=0.27であった。また、第一のピー
クの積分幅は0.22であった。
【0037】以下実施例1と同様の正極を用い、実施例
1と同様の電池を組み容量を評価した。結果を表1に示
す。更にこの電池についてサイクルを10回行い、10
回目の放電容量を評価したところ、電池容量は7.7m
Ahであった。
【表1】
【0038】
【実施例3】厚さ0.5mmのフェノ−ル樹脂成形板を
シリコニット電気炉中に入れ窒素雰囲気下で10℃/時
間の速度で昇温し、650℃まで熱処理し、PASを合
成した。かくして得られたPAS板をディスクミルで粉
砕することにより平均粒径15μmのPAS粉体を得
た。このPASのH/C比は0.22であった。上記P
AS粉末100重量部と、ポリフッ化ビニリデン粉末1
0重量部をN−メチルピロリドン100重量部に溶解し
た溶液100重量部をホットプレート上で加熱混合する
事によりスラリ−を得た。該スラリ−を直ちにアプリケ
−タ−を用い厚さ10μmの銅箔(負極集電体)上に塗
布し、乾燥、プレスし厚さ100μmのPAS負極を得
た。
【0039】上記のPAS負極について実施例1と同様
にしてX線回折測定を行った。得られたピークの強度比
は、I1/I2=0.10であった。また、第一のピー
クの積分幅は1.17であった。
【0040】以下実施例1と同様の正極を用い、実施例
1と同様の電池を組み容量を評価した。結果を表1に示
す。更にこの電池についてサイクルを10回行い、10
回目の放電容量を評価したところ、電池容量は7.5m
Ahであった。
【0041】
【実施例4】厚さ0.5mmのフェノ−ル樹脂成形板を
シリコニット電気炉中に入れ窒素雰囲気下で10℃/時
間の速度で昇温し、700℃まで熱処理し、PASを合
成した。かくして得られたPAS板をディスクミルで粉
砕することにより平均粒径15μmのPAS粉体を得
た。このPASのH/C比は0.17であった。上記P
AS粉末100重量部と、ポリフッ化ビニリデン粉末1
0重量部をN−メチルピロリドン100重量部に溶解し
た溶液100重量部をホットプレート上で加熱混合する
事によりスラリ−を得た。該スラリ−を直ちにアプリケ
−タ−を用い厚さ10μmの銅箔(負極集電体)上に塗
布し、乾燥、プレスし厚さ100μmのPAS負極を得
た。
【0042】上記のPAS負極について実施例1と同様
にしてX線回折測定を行った。得られたピークの強度比
は、I1/I2=0.22であった。また、第一のピー
クの積分幅は0.29であった。
【0043】以下実施例1と同様の正極を用い、実施例
1と同様の電池を組み容量を評価した。結果を表1に示
す。更にこの電池についてサイクルを10回行い、10
回目の放電容量を評価したところ、電池容量は6.5m
Ahであった。
【0044】
【比較例1】実施例1のPAS粉末100重量部と、ポ
リフッ化ビニリデン粉末10重量部をN−メチルピロリ
ドン100重量部に溶解した溶液100重量部をホット
プレート上で加熱混合する事によりスラリ−を得た。該
スラリ−を放冷脱泡後、アプリケ−タ−を用い厚さ10
μmの銅箔(負極集電体)上に塗布し、乾燥、プレスし
厚さ100μmのPAS負極を得た。
【0045】上記のPAS負極について実施例1と同様
にしてX線回折測定を行った。得られたピークの強度比
は、I1/I2=0.89であった。また、第一のピー
クの積分幅は0.54であった。
【0046】以下実施例1と同様の正極を用い、実施例
1と同様の電池を組み容量を評価した。結果を表1にま
とめて示す。更にこの電池についてサイクルを10回行
い、10回目の放電容量を評価したところ、電池容量は
6.0mAhであった。
【0047】
【比較例2】実施例1のPAS粉末100重量部と、ポ
リフッ化ビニリデン粉末10重量部をN−メチルピロリ
ドン100重量部に溶解した溶液100重量部をホット
プレート上で加熱混合する事によりスラリ−を得た。該
スラリ−を急冷し、脱泡後、アプリケ−タ−を用い厚さ
10μmの銅箔(負極集電体)上に塗布し、乾燥、プレ
スし厚さ100μmのPAS負極を得た。
【0048】上記のPAS負極について実施例1と同様
にしてX線回折測定を行った。えられたピークの強度比
は、I1/I2=0.54であった。また、第一のピー
クの積分幅は0.67であった。
【0049】以下実施例1と同様の正極を用い、実施例
1と同様の電池を組み容量を評価した。結果を表2にま
とめて示す。更にこの電池についてサイクルを10回行
い、10回目の放電容量を評価したところ、電池容量は
5.8mAhであった。
【表2】
【0050】
【比較例3】実施例4のPAS粉末100重量部と、ポ
リフッ化ビニリデン粉末10重量部をN−メチルピロリ
ドン100重量部に溶解した溶液100重量部をホット
プレート上で加熱混合する事によりスラリ−を得た。該
スラリ−を放冷脱泡後、アプリケ−タ−を用い厚さ10
μmの銅箔(負極集電体)上に塗布し、乾燥、プレスし
厚さ100μmのPAS負極を得た。
【0051】上記のPAS負極について実施例1と同様
にしてX線回折測定を行った。えられたピークの強度比
は、I1/I2=0.40であった。また、第一のピー
クの積分幅は0.70であった。
【0052】以下実施例1と同様の正極を用い、実施例
1と同様の電池を組み容量を評価した。結果を表3にま
とめて示す。更にこの電池についてサイクルを10回行
い、10回目の放電容量を評価したところ、電池容量は
5.1mAhであった。
【0053】
【表3】 表3より明らかな様に、本発明の有機電解質電池は、上
記特定の不溶不融性基体と特定のバインダ−よりなる負
極を用い、更に上記負極におけるX線回折パターンにお
ける二つのピークの強度比または一つのピークの積分幅
を限定することによって、高容量で且つサイクル特性に
優れ、軽量で高エネルギー密度を有する二次電池であ
る。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電池の基本構成説明図である。
【符号の説明】
1 正極 2 負極 3、3’集電体 4 電解液 5 セパレ−タ 6 電池ケ−ス 7、7’ 外部端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽藤 之規 大阪市都島区友渕町1丁目6番2−305号 (72)発明者 矢田 静邦 兵庫県加古郡播磨町宮西2丁目6番13号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、負極並びに非水電解質を備えた有
    機電解質電池において、負極が芳香族系縮合ポリマ−の
    熱処理物であって、水素原子/炭素原子の原子比が0.
    5〜0.05であるポリアセン系骨格構造を有する不溶
    不融性基体と、フッ素原子/炭素原子の原子比が1.5
    未満0.75以上であるポリフッ化ビニリデンとを含有
    する成形体であり、且つ回折角17.5度付近の第一ピ
    ークに対する回折角18.0度付近の第二ピークが0.
    3以下、または回折角17.5度付近の第一ピークの積
    分幅が1.0以上のCuKα線によるX線回折パターン
    を有するものであることを特徴とする有機電解質電池。
  2. 【請求項2】 不溶不融性基体が粉末状であり平均粒径
    が100μm以下である特許請求の範囲第1項に記載の
    有機電解質電池。
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