JPH07146546A - フォトマスクとその製作方法 - Google Patents

フォトマスクとその製作方法

Info

Publication number
JPH07146546A
JPH07146546A JP29514893A JP29514893A JPH07146546A JP H07146546 A JPH07146546 A JP H07146546A JP 29514893 A JP29514893 A JP 29514893A JP 29514893 A JP29514893 A JP 29514893A JP H07146546 A JPH07146546 A JP H07146546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
film
shielding film
substrate
photomask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29514893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuko Nanbu
優子 南部
Masato Ooka
正人 大岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP29514893A priority Critical patent/JPH07146546A/ja
Publication of JPH07146546A publication Critical patent/JPH07146546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトリソグラフィに使用するフォトマスク
の乾板たわみ、遮光膜、レジストの膜応力によるフラッ
トネスの影響を受けないフォトマスク基板とその製作方
法を提供し、乾板の高フラットネス化、検査、ペリクル
工程の技術確立、更に、これらによる欠陥防止による歩
留り向上を図る。 【構成】 フォトマスクのガラス基板11の下面に透明
膜14を塗布形成した。この構成により、乾板のフラッ
トネスの影響を受けることなく、高精度なマスクの製作
と検査、ペリクル装着技術の確立が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造リソグラフィ
に使用されるフォトマスクとその製作方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、フォトリソグラフィでは、ガラス
基板上に遮光膜を形成し、その上にレジスト膜を塗布し
て露光、現像、エッチング、レジスト除去、洗浄、検
査、ペリクル装着工程を経て完成したフォトマスクが広
く用いられている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
マスクの一例について説明する。図5はフォトマスク基
板の理想状態での断面構成図である。図6はフォトマス
ク基板がゆがんだところを説明する断面構成図である。
図7は図6の遮光膜とレジスト膜とを取り除いたガラス
基板を示す。
【0004】図5において、1はフォトリソグラフィで
用いるフォトマスクの基本となる理想のガラス基板、2
はガラス基板1上に形成した遮光膜、3は遮光膜2上に
塗布したレジスト膜である。
【0005】図6において、4はフォトリソグラフィで
用いるフォトマスクの基本となるガラス基板、5はガラ
ス基板4上に形成した遮光膜、6は遮光膜5上に塗布し
たレジスト膜である。
【0006】図7において、7はガラス基板4上に形成
した遮光膜5と、遮光膜5上に塗布したレジスト膜6を
取り除いたガラス基板である。
【0007】このフォトマスク基板について説明する。
まず、ガラス基板4上に遮光膜5を形成させる。次に遮
光膜5上にレジスト膜を塗布し、露光、現像、エッチン
グ、レジスト除去工程、洗浄、検査、ペリクル装着工程
を経て完成したフォトマスク基板が用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成では、フォトマスクを作製する際に、ガラス
基板1のたわみ、遮光膜2の応力、さらに、これらの影
響を受けて生じると考えられるレジスト膜3の密着不良
等がガラス基板1に生じるこのため、乾板フラットネス
が悪化し、露光時のパターンニングにおいて、寸法精
度、重ね合わせ精度を得ることができなくなる。この結
果、歩留り低下が起こる。また、上述の悪影響を受け
て、検査装置の精度以外に基板自体の精度が悪いと、高
精度マスク化実現が不可能という問題点を有していた。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑み、高精度マス
クの製作ができるフォトマスク基板とその製作方法を提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトマスク
は、ガラス基板と、前記ガラス基板の主面上に形成した
遮光膜と、前記遮光膜上に塗布したレジスト膜と、前記
ガラス基板の裏面に乾板のたわみを防ぐための透明膜と
を備えている。
【0011】本発明のフォトマスクの製造方法は、ガラ
ス基板の主面上に遮光膜およびレジスト膜を形成する工
程と、前記ガラス基板の裏面に第1の透明膜を形成する
工程と、前記レジスト膜を露光、現像した後、前記レジ
スト膜をマスクに前記遮光膜をエッチングする工程と、
前記第1の透明膜をエッチングあるいは第2の透明膜を
形成する工程とを備えている。
【0012】
【作用】本発明は上述した構成によって、乾板フラット
ネスと基板上に形成する遮光膜の応力を防ぎ、露光面を
高フラットネス化したことによって、高精度マスク製作
ができる。
【0013】また、エッチング後にも透明な膜を塗布す
ることで、エッチング後のフラットネス変化にも対応で
き、高精度マスク製作ができる。
【0014】さらに、これらのことによって、エッチン
グ工程以降で影響していたフラットネスの要因を省くこ
とで、検査精度(寸法精度、重ね合わせ精度、欠陥検査
精度)の向上とペリクル装着精度の確立ができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の第一の実施例のフォトマスク基
板について、図面を参照しながら説明する。図1は本実
施例のフォトマスク基板である。図2は図1を用いて製
作するフォトマスク製作工程である。
【0016】図1において、11はマスク基板であるガ
ラス基板、12はガラス基板11上に形成した遮光膜、
13はガラス基板11上に形成した遮光膜12上に塗布
したレジスト膜である。14はガラス基板11のたわ
み、ガラス基板11上に形成した遮光膜12の応力、前
記たわみと応力によるレジスト膜13の密着不良を防ぐ
ために、ガラス基板11の下面に塗布した透明膜であ
る。
【0017】このフォトマスク基板の製造方法について
説明する。まず、ガラス基板11上に遮光膜12を形成
する。その次に遮光膜12上にレジスト膜13を塗布し
たフォトマスク基板がある。そのフォトマスク基板の下
面部分に乾板フラットネスを防ぐ透明膜14を塗布す
る。こうして製作したフォトマスク基板を用いて、露光
する。
【0018】次に、図2に示すように、エッチング、レ
ジスト除去を行う。レジスト膜を除去した後、このフォ
トマスク基板を、洗浄工程、検査工程、ペリクル装着工
程を経てフォトマスク基板が完成する。
【0019】上述の本実施例によれば、フォトマスク基
板は、拡散プロセスのフォトリソグラフィで使用するガ
ラス基板と、そのガラス基板上に遮光膜を形成させ、こ
の上にレジストを塗布したことによって発生する乾板の
フラットネスを防ぐための、透明膜を備えたことによ
り、従来のフォトマスクとその製作方法ではフラットネ
スの影響を受けて不可能とされていた、高精度マスクの
製作ができる。
【0020】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図3は本実施例のフォトマ
スク基板である。図4は図3のフォトマスク基板の製作
方法である。
【0021】図3において、11はマスク基板であるガ
ラス基板、12はガラス基板11上に形成した遮光膜、
13はガラス基板11上に形成した遮光膜12上に塗布
したレジスト膜である。14はガラス基板11のたわ
み、ガラス基板11上に形成した遮光膜12の応力、前
記たわみと応力によるレジスト膜13の密着不良を防ぐ
ために、ガラス基板11の下面に塗布した透明膜であ
る。16は図1で作製したフォトマスク基板をエッチン
グし、レジストを除去したことで、新たに生じた乾板フ
ラットネスを防ぐための透明膜である。
【0022】このフォトマスク基板の製造方法について
説明する。まず、ガラス基板11上に遮光膜12を形成
する。次に遮光膜12上にレジスト膜13を塗布したフ
ォトマスク基板がある。そのフォトマスク基板の下面部
分に乾板フラットネスを防ぐような、透明膜14を塗布
する。こうして製作したフォトマスク基板を用いて、露
光する。
【0023】次に、図4に示すように、その後エッチン
グ、レジスト除去を行う。ここで、新たに乾板のフラッ
トネスが変化するため、このフラットネスを防ぐため
に、透明膜14の下面にレジスト除去後のフラットネス
による影響を防ぐための透明膜16を塗布する。このよ
うな図4のフォトマスク基板製作方法により、透明膜1
6を塗布後は、洗浄工程、検査工程、ペリクル装着工程
を経て、フォトマスク基板が完成する。
【0024】以上のような本実施例によれば、フォトマ
スク基板とフォトマスク製作方法は、拡散プロセスのフ
ォトリソグラフィで使用するガラス基板とそのガラス基
板上に形成させた遮光膜と、前記遮光膜上に塗布するレ
ジストと、これらによって発生する乾板のフラットネス
を防ぐための、透明膜を備えたこと、さらに、エッチン
グ後に変化した乾板のフラットネスに対応する透明膜を
備えたことにより、従来のフォトマスク基板とフォトマ
スク基板の製作方法ではフラットネスの影響を受けて不
可能とされていた、高精度マスクの製作を露光時と完成
直前にも再調整する2段階方式により、高精度フォトマ
スクの製作ができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、乾板フラットネスを防
ぐ透明膜を備えることにより、乾板フラットネスと遮光
膜の膜応力を防ぎ、露光面を高フラットネス化したこと
によって、高精度なパターンニングができる。また、エ
ッチング後にも透明な膜を塗布することで、エッチング
後のフラットネス変化にも対応でき、高精度マスク製作
ができるために、欠陥対策が可能となり、歩留り向上が
できる。
【0026】さらに、これらのことによって、エッチン
グ工程以降で影響していたフラットネスによる要因を省
くことができるために、その後の工程である、検査技
術、ペリクル装着技術の確立が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるフォトマスク基
板の断面図
【図2】本発明の第1の実施例の製造方法を説明するた
めのフロー図
【図3】本発明の第2の実施例におけるフォトマスク基
板の断面図
【図4】本発明の第2の実施例の製造方法を説明するた
めのフロー図
【図5】従来の理想状態でのフォトマスク基板の断面図
【図6】従来のフォトマスク基板の断面図
【図7】従来のガラス基板の断面図
【符号の説明】
11 ガラス基板 12 遮光膜 13 レジスト膜 14 透明膜 16 透明膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板と、前記ガラス基板の主面上
    に形成した遮光膜と、前記遮光膜上に塗布したレジスト
    膜と、前記ガラス基板の裏面に乾板のたわみを防ぐため
    の透明膜を備えたことを特徴とするフォトマスク。
  2. 【請求項2】 ガラス基板の主面上に遮光膜およびレジ
    スト膜を形成する工程と、前記ガラス基板の裏面に第1
    の透明膜を形成する工程と、前記レジスト膜を露光、現
    像した後、前記レジスト膜をマスクに前記遮光膜をエッ
    チングする工程と、前記第1の透明膜をエッチングしあ
    るいは第2の透明膜を形成する工程とを備えたことを特
    徴とするフォトマスクの製作方法。
JP29514893A 1993-11-25 1993-11-25 フォトマスクとその製作方法 Pending JPH07146546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29514893A JPH07146546A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 フォトマスクとその製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29514893A JPH07146546A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 フォトマスクとその製作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07146546A true JPH07146546A (ja) 1995-06-06

Family

ID=17816893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29514893A Pending JPH07146546A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 フォトマスクとその製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07146546A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6078738A (en) Comparing aerial image to SEM of photoresist or substrate pattern for masking process characterization
TWI286795B (en) Manufacturing method for semiconductor integrated circuit device
JPH097924A (ja) 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法
US7913196B2 (en) Method of verifying a layout pattern
JP3312703B2 (ja) 位相シフトフォトマスクの修正方法
US20070124719A1 (en) Method of forming a mask pattern for a semiconductor device
KR100907887B1 (ko) 하프톤형 위상 시프트 마스크의 제조방법
JP3650055B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスクの修正方法
JPH09218500A (ja) レジストパターンの作製方法
US7422828B1 (en) Mask CD measurement monitor outside of the pellicle area
JPH07146546A (ja) フォトマスクとその製作方法
JPH10274839A (ja) 修正用マスク及びハーフトーン位相シフトマスクの修正方法
JPH0544169B2 (ja)
JPH0580492A (ja) 位相シフト層を有するフオトマスクの製造方法
JPH07181686A (ja) レジストパターンの形成方法
JP3207913B2 (ja) 位相シフトフォトマスクの製造方法
JP2005043793A (ja) フォトマスク及びそれを用いたパターン転写方法
JPH03271738A (ja) フォトマスクの製造方法
JP2004279615A (ja) リソグラフィ用マスクの製造方法
JPH04216553A (ja) 半導体製造用マスク
KR100800782B1 (ko) 마스크 제조방법
JPH03235947A (ja) 位相シフト層を有するフォトマスクおよびその製造方法
JPH0683033A (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
KR20040056949A (ko) 네가티브 레지스트용 포토 마스크 제조 방법
JPH04276752A (ja) 光学マスクの製造方法及びその欠陥修正方法