JPH03235947A - 位相シフト層を有するフォトマスクおよびその製造方法 - Google Patents

位相シフト層を有するフォトマスクおよびその製造方法

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JPH03235947A
JPH03235947A JP2029801A JP2980190A JPH03235947A JP H03235947 A JPH03235947 A JP H03235947A JP 2029801 A JP2029801 A JP 2029801A JP 2980190 A JP2980190 A JP 2980190A JP H03235947 A JPH03235947 A JP H03235947A
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thin film
phase shift
substrate
resist
photomask
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Yoichi Takahashi
洋一 高橋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、LSI、超LSI等の高密度集積回路の製造
に用いられるフォトマスクの製造方法に係り、特に、微
細なパターンを高精度に形成する際の位相シフト層を有
するフォトマスクの製造方法に関する。
[従来の技術] IC1LSI、超LSI等の半導体集積回路は、S1ウ
エハー等の被加工基板上にレジストを塗布し、ステッパ
ー等により所望のパターンを露光した後、現像、エツチ
ングを行う、いわゆるリソグラフィー工程を繰り返すこ
とにより製造されている。
このようなリソグラフィー工程に使用されるレチクルと
呼ばれるフォトマスクは、半導体集積回路の高性能化、
高集積化に伴ってますます高精度を要求される傾向にあ
り、例えば代表的なLSIであるDRAMを例にとると
、IMビットDRAM用の5倍レチクル、即ち露光する
パターンの5倍のサイズを有するレチクルにおける寸法
のずれは、平均値±3σ(σは標準偏差)をとった場合
においても0.15μmの精度が要求され、同様に、4
MビットDRAM用の5倍レチクルは0.1〜0.15
μmの寸法精度が、16MビットDRAM用5倍レチク
ルは0.05〜0.1μmの寸法精度が要求されている
更に、これらのレチクルを使用して形成されるデバイス
パターンの線幅は、IMビットDRAMで1.2μrl
’h  4 MビットDRAMでは0.8μm116M
ビットDRAMではO,6μmとますます微細化が要求
されており、このような要求に応えるために様々な露光
方法が研究されている。
ところが、例えば64MDRAMクラスの次次世代のデ
バイスパターンになると、これまでのレチクルを用いた
ステッパー露光方式ではレジストパターンの解像限界と
なり、例えば特開昭58−173744号公報、特公昭
82−59296号公報等に示されているような、位相
シフトマスクという新しい考え方のレチクルが提案され
てきている。
位相シフトレチクルを用いる位相シフトリソグラフィー
は、レチクルを透過する光の位相を操作することによっ
て投影像の分解能およびコントラストを向上させる技術
である。位相シフトリソグラフィーを図面に従い簡単に
説明する。
第2図は位相シフト法の原理を示す図、第3図は従来法
を示す図であり、第2図(a)及び第3図(a)はレチ
クルの断面図、第2図(b)及び第3図(b)はレチク
ル上の光の振幅、第2図(C)及び第3図(C)はウェ
ハー上の光の振幅、第2図(d)及び第3図(d)はウ
ェハー上の光強度をそれぞれ示し、1は基板、2は遮光
膜、3は位相シフター4は光を示す。
従来法においては、第3図(a)に示すように、ガラス
等からなる基板1にクロム等からなる遮光膜2が形成さ
れて、所定のパターンの光透過部が形成されているだけ
であるが、位相シフトリソグラフィーでは、第2図(a
)に示すように、レチクル上の相対する光透過部の一方
に位相を反転させるための透過膜まらなる位相シフター
3が設けられている。従って、従来法においてはレチク
ル上の光の振幅は第3図(b)に示すように同相となり
、ウェハー上の光の振幅も第3図(C)に示すように同
相となるので、その結果第3図(d)のようにウェハー
上のパターンを分離することができないのに対して、位
相シフトリソグラフィーにおいては、位相シフターを透
過した光は第2図(b)に示すように隣接パターンの間
で互いに逆位相になされるため、パターンの境界部で光
強度が零になり、第2図(d)に示すように隣接するパ
ターンを明瞭に分離することができる。このように、位
相シフトリソグラフィーにおいては、従来は分離できな
かったパターンも分離可能となり、解像度を向上させる
ことができるものである。
次ぎに、位相シフトレチクルの製造工程を図面を参照し
て説明する。
第4図は位相シフトレチクルの製造工程を示す断面図で
あり、図中、11は基板、12はクロム膜、13はレジ
スト層、14は電離放射線、15はレジストパターン、
16はエツチングガスプラズマ、17はクロムパターン
、18は酸素プラズマ、19は透明膜、20はレジスト
層、21は電離放射線、22はレジストパターン、23
はエツチングガスプラズマ、24は位相シフトパターン
、25は酸素プラズマを示す。
まず、光学研磨された基板11上にクロム膜12を形成
し、更にクロロメチル化ポリスチレン等の電離放射線レ
ジストを、スピンコーティング等の常法により均一に塗
布し、加熱乾燥処理を施し、厚さ0.1〜2.0μm程
度のレジスト層13を形成する(第4図(a))。加熱
乾燥処理は使用するレジストの種類にもよるが、通常、
±80〜150℃で、20〜60分間程度である。
次に、同図(b)に示すように、レジスト層13に、常
法に従って電子線描画装置等の露光装置により電離放射
線14でパターン描画し、エチルセロソルブやエステル
等の有機溶剤を主成分とする現像液で現像後、アルコー
ルでリンスし、同図(C)に示すようなレジストパター
ン15を形成する。
次ぎに必要に応じて加熱処理、およびデスカム処理を行
ってレジストパターン15のエツジ部分等に残存したレ
ジスト層、ヒゲ等不要なレジストを除去した後、同図(
d)に示すように、レジストパターン15の開口部より
露出する被加工部分、即ちクロム層12をエツチングガ
スプラズマ16によりドライエツチングし、クロムパタ
ーン17を形成する。なお、このクロムパターン17の
形成はエツチングガスプラズマ16によるドライエツチ
ングに代えてウェットエツチングにより行ってもよいこ
とは当業者に明らかである。
この後、同図(e)に示すように、レジストパターン1
5、即ち残有するレジストを、酸素プラズマ18により
灰化除去し、同図(f)に示すようなフォトマスクを完
成させる。なお、この処理は酸素プラズマ18による灰
化処理に代えて溶剤剥離により行うことも可能である。
続いて、このフォトマスクを検査し、必要によってはパ
ターン修正を加え、洗浄した後、同図(g)に示すよう
に、クロムパターン17の上に5I02等からなる透明
膜19を形成する。次に、同図(h)に示すように、透
明膜19上に上述したと同様にして、クロロメチル化ポ
リスチレン等の電離放射線レジスト層20を形成し、同
図(i)に示すようにレジスト層20に、常法に従って
アライメントを行い、電子線露光装置等の電離放射線2
1によって所定のパターンを描画し、現像、リンスして
同図(j)に示すようにレジストパターン22を形成す
る。
次ぎに、必要に応じて、加熱処理およびデスカム処理を
行った後、同図(k)に示すように、レジストパターン
22の開口部より露出する透明膜19部分をエツチング
ガスプラズマ23によりドライエツチングし、位相シフ
ターパターン24を形成する。なお、この位相シフター
パターン24の形成はエツチングガスプラズマ23によ
るドライエツチングに代えてウェットエツチングにより
行ってもよいものである。
次ぎに、残存したレジストを、同図(1)に示すように
、酸素プラズマ25により灰化除去する。
以上の工程により、同図(m)に示すような位相シフタ
ー24を有する位相シフトマスクが完成する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の位相シフトレチクルの製
造方法においては、位相シフターを形成するために用い
る透明膜19をクロムパターン17の上にパターン形成
するために、レジスト層20に電離放射線露光装置等の
電離放射線にてパターン描画する際、ガラス等の非導電
性材料である基板11上の、これも非導電性材料である
電離放射線レジスト層20にパターン描画するため、チ
ャージアップ現象が生じてパターン精度が低下するとい
う問題がある。更に、基板11の露出部分の多いマスク
の場合には、パターンが大きく歪んでしまうという問題
も生じていた。
このチャージアップ現象を防止するために、電離放射線
レジスト層に水素イオンを打ち込んだり、あるいは、電
離放射線レジスト層の上にアルミ等の金属薄膜を形成し
た後、電子線露光装置等の電離放射線にてパターン描画
するといった提案があるが、前者は水素イオンを打ち込
むのに大型の装置が必要であったり、パターン形成後、
水素イオンを打ち込んだレジストが除去できないという
問題があり、また、チャージアップ防止効果が十分でな
いという問題がある。また、後者は、金属薄膜のため、
チャージアップ防止効果は良好である11 が、工程が増加する、金属膜形成の際レジストが変質し
て剥離し難くなったり、クラック等が発生して欠陥が多
発する等の問題がある。
本発明は、より実用的な位相シフト層を有するフォトマ
スクの製造方法の製造方法を提供することを課題とする
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の問題に鑑み、従来の電離放射線リソグ
ラフィーによるフォトマスク製造プロセスを大幅に変更
することなく、高精度の位相シフトレチクルを安定して
製造する方法を開発すべく研究の結果、位相シフトレチ
クル用基板として、基板上に導電層および遮光層をこの
順序に形成した構造のフォトマスクブランクスを用いる
ことにより、高精度の位相シフトレチクルを安定して製
造できることを見い出し、かかる知見に基づいて本発明
を完成したものである。
以下、本発明を図面を参照して説明する。 第1図は本
発明に係る位相シフト層を有するフォトマスクの製造方
法の工程を示す断面図であり、図12 中、30は基板、31は導電層、32は遮光層、33は
レジスト層、34は電離放射線、35はレジストパター
ン、36は工・ンチングガスプラズマ、37は遮光パタ
ーン、38は酸素プラズマ、39は透明膜、40はレジ
スト層、41は電離放射線、42はレジストパターン、
43はエツチングガスプラズマ、44は位相シフトパタ
ーン、46は酸素プラズマを示す。
まず、第1図(a)に示すように、光学研磨された基板
30上に、1〜30 nm厚の均一な導電層31.50
〜200 nm厚の遮光層32を順次形成し、更に、ク
ロロメチル化ポリスチレン等の電離放射線レジストを、
スピンコーティング等の常法により均一に塗布し、加熱
乾燥処理を施し、厚さ0.1〜2.0μm程度のレジス
ト層33を形成する。
ここで、基板30としては、位相シフトマスクがi線や
エキシマレーザ等の短波長用のものであることを考慮す
ると、石英または高純度合成石英が望ましいが、その他
にも低膨張ガラス、白板、青板(SL)、M g F 
2、CaF2等を使用することができる。また、導電層
31は、タンタルまたはモリブデンあるいはタングステ
ン、ITOメサ等を用いて形成することができる。更に
、遮光層32は、クロム薄膜を単層あるいは多層に形成
することにより形成することができるが、その他にも、
窒化クロム、酸化クロム、タングステン、モリブデン、
モリブデンシリサイド等を使用して形成することができ
る。また、加熱乾燥処理はレジストの種類にもよるが、
通常±80〜150°Cで、20〜60分間程度である
次に、同図(b)に示すように、レジスト層33に、常
法に従って電子線描画装置等の電離放射線34による露
光装置で所定のパターンを描画し、エチルセロソルブや
エステル等の有機溶剤を主成分とする現像液で現像後、
アルコールでリンスすると同図(C)に示すようなレジ
ストパターン35が形成される。
次ぎに、必要に応じて加熱処理、およびデスカム処理を
行ってレジストパターン35のエツジ部分等に残存した
レジスト層、ヒゲ等不要なレジストを除去した後、同図
(d)に示すように、レジストパターン35の開口部よ
り露出する被加工部分、即ち遮光層32をエツチングガ
スプラズマ36によりドライエツチングし、遮光パター
ン37を形成する。なお、この遮光パターン37の形成
はエツチングガスプラズマ36によるドライエツチング
に代えてウェットエツチングにより行ってもよいことは
当業者に明らかである。
このようにしてエツチングした後、同図(e)に示すよ
うに、残有するレジスト35を、酸素プラズマ38によ
り灰化除去し、同図(f)に示すような、基板30の上
に導電層31が形成され、更にその上に所定の遮光パタ
ーン37が形成されたフォトマスクを作成する。なお、
この処理は酸素プラズマ38による灰化処理に代えて溶
剤剥離により行うことも可能である。
続いて、このフォトマスクを検査し、必要によってはパ
ターンに修正を加え、洗浄した後、同図(g)に示すよ
うに、遮光パターン37の上に5102等により透明膜
39を形成する。この透明膜3915− を形成するための材料としては、ステッパー露光する光
に十分な透過性を有し、且つ屈折率の高い材料であれば
よ<、510eの他に、51sNa 、PMMA  、
PGMA 、CMS等が好ましく用いられる。また、透
明膜39の膜厚dは、透明膜39を形成する材料の屈折
率をnl 露光波長をλとすると、d=λ/2(n−1
)にて与えられる値であり、slo*を使用した場合に
は、dの値は約408 nmである。
次ぎに、同図(h)に示すように、透明膜39上に、上
述したと同様にして、クロロメチル化ポリスチレン等の
電離放射線レジストを均一に塗布してレジスト層40を
形成し、同図(i)に示すように、レジスト層40に常
法に従ってアライメントを行い、電子線露光装置等の電
離放射線41によって位相をシフトすべき位置に所定の
パターン描画し、所定の現像液にて現像、リンスして、
同図(j)に示すように、レジストパターン42を形成
する。このときパターン描画する電離放射線の電荷が導
電層31を伝わってアースされるため、チtS− ャージアップ等は一切生じることがなく、またレジスト
パターン42の位置ずれ等も全く生じない。
続いて、必要に応じて加熱処理およびデスカム処理を行
った後、同図(k)に示すようにレジストパターン42
の開口部より露出する透明膜39部分をエツチングガス
プラズマ43によりドライエツチングし、位相シフトパ
ターン44を形成する。
なお、この位相シフトパターン44の形成はエツチング
ガスプラズマ43によるドライエツチングに代えてウェ
ットエツチングにより行ってもよいものである。
このとき、従来法では透明膜39がS lotであった
場合には、エツチングが基板30にまで及んでしまい、
エツチングの終点の判定が困難であったり、マスクにオ
ーバーエツチングによる欠陥を引き起こし易いという問
題があったが、本発明においてはパターン描画時のチャ
ージアップ防止用として用いた導電層31がエツチング
のストッパー層として機能するため、より高品質のマス
クを作成することができる。
次ぎに、同図(1)に示すように、残存したレジストを
酸素プラズマ45により灰化除去する。これによって、
同図(m)に示すような高精度な位相シフトマスクが完
成する。なお、この処理は酸素プラズマ45による灰化
処理に代えて溶剤剥離により行うことも可能である。
[作用および発明の効果コ フォトマスクは、現在、電子線露光装置を用いた電子線
リソグラフィーにより定常的に製造されているが、最近
のLSI、超LSIの高集積化に伴い、ますます高精度
が要求され、既にクロム基板上へ電子線描画する際にて
もチャージアップによる微妙な精度低下が問題となって
いる。
更に、このフォトマスクが位相シフトマスクに移行する
と、チャージアップによるシフター形成時の精度劣化は
著しいものと予想される。
本発明では、被加工基板に最初から帯電除去用の導電層
を形成しておくものであり、シフターパターン作成の際
の電離放射線描画を基板のチャージアップなしに高精度
に行うことができるものであり、且つ当該導電層はシフ
ターエツチング時のストッパー層を兼ね備えており、従
来の電離放射線リソグラフィーによるフォトマスク製造
プロセスを大幅に変更することなく、高精度の位相シフ
トレチクルを安定して製造することが可能である。
[実施例コ 以下、本発明の実施例について説明する。
[実施例1コ 光学研磨された5インチ角の高純度合成石英ガラス基板
上に200 nm厚の導電層としてのTa薄膜と、遮光
層として、800nm厚のクロム薄膜と、400nm厚
の低反射クロム薄膜の2暦構造を形成したマスク基板上
に、クロロメチル化ポリスチレンのレジスト溶液をスピ
ンコーティング法により塗布し、120℃で30分間プ
リベークし、厚さ0.88mの均一なレジスト膜を得た
次に、加速電圧20 KVの電子線により、20μC/
c−2の照射量で露光し、パターン描画を行った。露光
後、この基板を酢酸イソアミルとエチルセロソルブの混
合液からなる現像液で60秒間現+9− 像後、イソプロピルアルコールで30秒間リンスしてレ
ジストパターンを得た。続いて、これを140°Cで3
0分間ポストベークした後、I Torr +100W
の酸素プラズマで2分間デスカムし、レジストパターン
をマスクとして露出した被加工基板を、出力300Wで
、四塩化炭素と酸素からなるプラズマ中、8分間ドライ
エツチングした。次に、残存したレジストを2 Tor
r、 400 Wの酸素プラズマで沃化除去してフォト
マスクを得た。こうして製造したフォトマスクの品質を
検査確認した後、このマスク上にECR−CVDを用い
て高純度の8102膜を厚さ40Ei nmになるよう
に堆積させた。
この基板に前記と同様にしてクロロメチル化ポリスチレ
ンのレジスト溶液をスピンコーティングにより塗布し、
加熱乾燥処理を施して0,6μm厚の均一なレジスト膜
を得た。次に、加速電圧20 KVの電子線描画装置に
て、フォトマスク上のアライメントマークを検出しなが
ら所定の位置にパターン露光した。露光後、この基板を
前記と同様の溶剤で現像、リンスしてレジストパターン
を得た。
20 続いて加熱処理、デスカム処理を行ってから、レジスト
パターンをマスクとして露出した5IOa膜を、出力2
50 W、  CF a と02の混合ガス(体積比は
CFJが95%、02が5%)からなるプラズマ中で1
5分間ドライエツチングした。最後に、残存したレジス
トを2 Torr、 400 Wの酸素プラズマで灰化
除去して、5102から成るシフター層を有する位相シ
フトマスクを得た。
こうして製造した位相シフトマスクのシフター層の位置
ずれは、平均値±3σ(σは標準偏差)をとった場合に
±0.1 μm以内という値を示し、高精度の位相シフ
トマスクが得られたことが確認された。また、マスク周
辺部にてもパターンの歪等は全く観察されなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る位相シフト層を有するフォトマス
クの製造方法の一実施例を示す断面図、第2図は位相シ
フト法の原理を示す図、第3図は従来法を示す図、第4
図は従来の位相シフトレチクルの製造工程を示す断面図
である。 30・・・基板、31・・・導電層、32・・・遮光層
、33・・・レジスト層、34・・・電離放射線、35
・・・レジストパターン、36・・・エツチングガスプ
ラズマ、37・・・遮光パターン、38・・・酸素プラ
ズマ、39・・・透明膜、40・・・レジスト層、41
・・・電離放射線、42・・・レジストパターン、43
・・・エツチングガスプラズマ、44・・・位相シフト
パターン、45・・・酸素プラズマ。 出  願  人 大日本印刷株式会社

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被加工基板が基板上に導電層と遮光性薄膜がこの
    順序に形成された構造のフォトマスクブランクスである
    ことを特徴とする位相シフト層を有するフォトマスク。
  2. (2)前記基板は高純度合成石英、石英、低膨張ガラス
    、白板、青板、MgF_2、またはCaF_2等である
    ことを特徴とする請求項1記載の位相シフト層を有する
    フォトマスク。
  3. (3)前記導電層はタンタル膜、モリブデン膜、タング
    ステン膜またはITOメサ等であることを特徴とする請
    求項1記載の位相シフト層を有するフォトマスク。
  4. (4)前記遮光性薄膜はクロム薄膜、窒化クロム薄膜、
    酸化クロム薄膜、タングステン薄膜、モリブデン薄膜、
    またはモリブデンシリサイド薄膜等であることを特徴と
    する請求項1記載の位相シフト層を有するフォトマスク
  5. (5)被加工基板上に電離放射線レジスト薄膜を形成す
    る工程と、該レジスト薄膜に電離放射線をパターン照射
    してレジストパターンを形成する工程と、ポストベーク
    処理およびデスカム処理の後、前記レジストパターンを
    マスクとして露出した被加工基板をエッチングする工程
    と、エッチング後に残存するレジストを除去する工程と
    、レジスト除去後の基板に遠紫外光を透過する薄膜を形
    成する工程と、この薄膜上に電離放射線レジスト薄膜を
    形成する工程と、該レジスト薄膜の所定の位置に電離放
    射線をパターン照射し現像してレジストパターンを形成
    する工程と、ポストベーク処理およびデスカム処理の後
    、このレジストパターンをマスクとして露出した被加工
    基板上の薄膜をエッチングする工程と、エッチング後に
    残存するレジストを除去する工程とからなる位相シフト
    層を有するフォトマスクの製造方法において、前記被加
    工基板として、基板上に導電層と遮光性薄膜がこの順序
    に形成された構造のフォトマスクブランクスを用いるこ
    とを特徴とする位相シフト層を有するフォトマスクの製
    造方法。
  6. (6)前記基板は高純度合成石英、石英、低膨張ガラス
    、白板、青板、MgF_2、またはCaF_2等である
    ことを特徴とする請求項5記載の位相シフト層を有する
    フォトマスクの製造方法。
  7. (7)前記導電層はタンタル膜、モリブデン膜、タング
    ステン膜、ITOメサ等であることを特徴とする請求項
    5記載の位相シフト層を有するフォトマスクの製造方法
  8. (8)前記遮光性薄膜はクロム薄膜、窒化クロム薄膜、
    酸化クロム薄膜、タングステン薄膜、モリブデン薄膜、
    またはモリブデンシリサイド薄膜等であることを特徴と
    する請求項5記載の位相シフト層を有するフォトマスク
    の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06148862A (ja) * 1991-05-13 1994-05-27 Gold Star Electron Co Ltd 位相反転マスクの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06148862A (ja) * 1991-05-13 1994-05-27 Gold Star Electron Co Ltd 位相反転マスクの製造方法

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