JPH07146221A - サンプリング装置 - Google Patents
サンプリング装置Info
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- JPH07146221A JPH07146221A JP29187893A JP29187893A JPH07146221A JP H07146221 A JPH07146221 A JP H07146221A JP 29187893 A JP29187893 A JP 29187893A JP 29187893 A JP29187893 A JP 29187893A JP H07146221 A JPH07146221 A JP H07146221A
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流動性の低い輸送材料をそのサンプリング対
象とする場合であっても、この輸送材料がサンプリング
装置の取付箇所に引っ掛かりを生じるようなことを無く
し、材料輸送管内に材料溜まりを発生させることなく、
輸送材料を適切にサンプリングできるようにする。 【構成】 材料輸送管1の周壁10に開口部2を開設し
て設けられたサンプリング材料の排出経路7と、前記開
口部2に嵌入して配置される弁体6とを備え、しかもこ
の弁体6は、その先端面6aが材料輸送管1の内周面1
1に沿った状態で開口部2を閉塞する状態とその先端部
6aが材料輸送管1内へ突出して前記開口部2を開放す
る状態との切替えが行えるように往復動自在に設けられ
ている。
象とする場合であっても、この輸送材料がサンプリング
装置の取付箇所に引っ掛かりを生じるようなことを無く
し、材料輸送管内に材料溜まりを発生させることなく、
輸送材料を適切にサンプリングできるようにする。 【構成】 材料輸送管1の周壁10に開口部2を開設し
て設けられたサンプリング材料の排出経路7と、前記開
口部2に嵌入して配置される弁体6とを備え、しかもこ
の弁体6は、その先端面6aが材料輸送管1の内周面1
1に沿った状態で開口部2を閉塞する状態とその先端部
6aが材料輸送管1内へ突出して前記開口部2を開放す
る状態との切替えが行えるように往復動自在に設けられ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒状の合成樹脂、食
品、金属粉等の各種材料の一部をサンプリングするのに
適用されるサンプリング装置に関する。
品、金属粉等の各種材料の一部をサンプリングするのに
適用されるサンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】承知の通り、例えば合成樹脂材を成形機
に供給して樹脂成形を行うような作業では、成形機に供
給される合成樹脂材の一部をサンプリングし、その含有
水分や色等の各種のデータを検査する必要がある。
に供給して樹脂成形を行うような作業では、成形機に供
給される合成樹脂材の一部をサンプリングし、その含有
水分や色等の各種のデータを検査する必要がある。
【0003】そこで、従来では、このようなサンプリン
グを行う装置として、例えば特開平4−316809号
に所載のものを本件出願人は先に提案している。この従
来のものは、図6に示すように、材料輸送管1eの側壁
10に開口部2eを開設し、この開口部2eの位置に回
転シリンダCによって回転自在なマステーブル80を配
置させたものである。かかる装置によれば、マステーブ
ル80の貫通穴状の凹部81を材料輸送管1eの管路内
へ臨出させることにより、この凹部81内に輸送材料m
を収容させてサンプリングすることができる。そして、
その後マステーブル80を回転させると、凹部81内に
サンプリングされた輸送材料mをサンプル収容穴82内
へ落下させて外部に取り出すことができる。
グを行う装置として、例えば特開平4−316809号
に所載のものを本件出願人は先に提案している。この従
来のものは、図6に示すように、材料輸送管1eの側壁
10に開口部2eを開設し、この開口部2eの位置に回
転シリンダCによって回転自在なマステーブル80を配
置させたものである。かかる装置によれば、マステーブ
ル80の貫通穴状の凹部81を材料輸送管1eの管路内
へ臨出させることにより、この凹部81内に輸送材料m
を収容させてサンプリングすることができる。そして、
その後マステーブル80を回転させると、凹部81内に
サンプリングされた輸送材料mをサンプル収容穴82内
へ落下させて外部に取り出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
輸送材料mをサンプリングする必要がない場合であって
も、材料輸送管1eの開口部2eにはマステーブル80
の一部が常時材料輸送管1e内へ突出した状態に配置さ
れており、このマステーブル80が設けられた材料輸送
管1eの内周面の箇所は、凹凸状になっている。従っ
て、従来では、流動性の高い輸送材料mの場合にはさほ
ど不具合を生じないものの、輸送材料mが例えばフレー
ク状の樹脂材料のように流動性の低い材料の場合には、
マステーブル80が配置されている凹凸状の各部に輸送
材料mが引掛りを生じたり或いは進入して堆積する等し
て、材料溜まりが発生し、輸送材料mの円滑な輸送に支
障を生じるという難点を生じていた。
輸送材料mをサンプリングする必要がない場合であって
も、材料輸送管1eの開口部2eにはマステーブル80
の一部が常時材料輸送管1e内へ突出した状態に配置さ
れており、このマステーブル80が設けられた材料輸送
管1eの内周面の箇所は、凹凸状になっている。従っ
て、従来では、流動性の高い輸送材料mの場合にはさほ
ど不具合を生じないものの、輸送材料mが例えばフレー
ク状の樹脂材料のように流動性の低い材料の場合には、
マステーブル80が配置されている凹凸状の各部に輸送
材料mが引掛りを生じたり或いは進入して堆積する等し
て、材料溜まりが発生し、輸送材料mの円滑な輸送に支
障を生じるという難点を生じていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、流動性の低い輸送材料をそのサンプリング対象とす
る場合であっても材料輸送管内で材料溜まりを発生させ
ず、輸送材料を適切にサンプリングできるようにするこ
とを、その目的としている。
で、流動性の低い輸送材料をそのサンプリング対象とす
る場合であっても材料輸送管内で材料溜まりを発生させ
ず、輸送材料を適切にサンプリングできるようにするこ
とを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置は、材料輸送管の周壁に開口部を開設して設けら
れたサンプリング材料の排出経路と、前記開口部に嵌入
して配置される弁体とを備え、しかもこの弁体は、その
先端面が材料輸送管の内周面に沿った状態で開口部を閉
塞する状態とその先端部が材料輸送管内へ突出して前記
開口部を開放する状態との切替えが行えるように往復動
自在に設けられている。
に提案された請求項1に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置は、材料輸送管の周壁に開口部を開設して設けら
れたサンプリング材料の排出経路と、前記開口部に嵌入
して配置される弁体とを備え、しかもこの弁体は、その
先端面が材料輸送管の内周面に沿った状態で開口部を閉
塞する状態とその先端部が材料輸送管内へ突出して前記
開口部を開放する状態との切替えが行えるように往復動
自在に設けられている。
【0007】請求項2に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置は、上記請求項1の構成において、前記弁体は、
その軸部の先端側に軸部よりも大径の鍔部を有し、しか
もこの鍔部の後面は、この鍔部が材料輸送管内へ突出さ
れて材料輸送管に開設された開口部を開放させたときに
材料輸送管内の輸送材料を前記開口部内へガイド可能と
する傾斜状に形成されている。
グ装置は、上記請求項1の構成において、前記弁体は、
その軸部の先端側に軸部よりも大径の鍔部を有し、しか
もこの鍔部の後面は、この鍔部が材料輸送管内へ突出さ
れて材料輸送管に開設された開口部を開放させたときに
材料輸送管内の輸送材料を前記開口部内へガイド可能と
する傾斜状に形成されている。
【0008】請求項3に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置は、上記請求項1及び2の構成のように弁体が材
料輸送管内へ突出する構成ではなく、弁体は、その先端
面が材料輸送管の内面に沿った状態で開口部を閉塞する
状態とその先端部が開口部の後方側へ後退して前記開口
部を開放する状態との切替えが行えるように往復動自在
に設けられた構成である。
グ装置は、上記請求項1及び2の構成のように弁体が材
料輸送管内へ突出する構成ではなく、弁体は、その先端
面が材料輸送管の内面に沿った状態で開口部を閉塞する
状態とその先端部が開口部の後方側へ後退して前記開口
部を開放する状態との切替えが行えるように往復動自在
に設けられた構成である。
【0009】請求項4に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置は、上記請求項1乃至3の何れかにおいて、前記
サンプリング材料の排出経路や開口部に嵌入して配置さ
れる弁体が、材料輸送管に代えて、ホッパー等の材料貯
留容器に設けられている。
グ装置は、上記請求項1乃至3の何れかにおいて、前記
サンプリング材料の排出経路や開口部に嵌入して配置さ
れる弁体が、材料輸送管に代えて、ホッパー等の材料貯
留容器に設けられている。
【0010】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係るサンプリング装置においては、輸送材料のサンプ
リングを行う必要のないときには、弁体の先端面を材料
輸送管の内周面に沿った状態に配置させて、材料輸送管
の内周面に不当な凹凸部を発生させることなく開口部を
閉塞することができる。従って、流動性の低い輸送材料
が輸送される場合であっても、この輸送材料が弁体や開
口部に対して不当に引っ掛かるようなことはなく、材料
溜まりを生じさせない。
に係るサンプリング装置においては、輸送材料のサンプ
リングを行う必要のないときには、弁体の先端面を材料
輸送管の内周面に沿った状態に配置させて、材料輸送管
の内周面に不当な凹凸部を発生させることなく開口部を
閉塞することができる。従って、流動性の低い輸送材料
が輸送される場合であっても、この輸送材料が弁体や開
口部に対して不当に引っ掛かるようなことはなく、材料
溜まりを生じさせない。
【0011】尚、弁体の先端部を材料輸送管内へ突出さ
せれば、開口部を開放させることができるので、これに
よって材料輸送管内の輸送材料をサンプリング材料の排
出経路から取り出すことができ、適切なサンプリング作
業が行える。また、この輸送材料のサンプリング量は、
弁体の先端部を突出させておく時間、又は開口部の開口
面積の増減等によって制御することができる。
せれば、開口部を開放させることができるので、これに
よって材料輸送管内の輸送材料をサンプリング材料の排
出経路から取り出すことができ、適切なサンプリング作
業が行える。また、この輸送材料のサンプリング量は、
弁体の先端部を突出させておく時間、又は開口部の開口
面積の増減等によって制御することができる。
【0012】請求項2に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置においては、弁体の軸部の先端側に設けられた鍔
部を材料輸送管内へ突出させて開口部を開放させたとき
に、材料輸送管内の輸送材料を前記鍔部の傾斜状の後面
に沿ってガイトさせることにより開口部内へ流入させ、
排出経路へ導くことができる。従って、一定時間当たり
のサンプリング量を多くでき、サンプリング作業に要す
る時間の短縮化も図れる。
グ装置においては、弁体の軸部の先端側に設けられた鍔
部を材料輸送管内へ突出させて開口部を開放させたとき
に、材料輸送管内の輸送材料を前記鍔部の傾斜状の後面
に沿ってガイトさせることにより開口部内へ流入させ、
排出経路へ導くことができる。従って、一定時間当たり
のサンプリング量を多くでき、サンプリング作業に要す
る時間の短縮化も図れる。
【0013】請求項3に記載の本発明に係るサンプリン
グ装置においても請求項1の場合と同様に、輸送材料の
サンプリングを行わない通常時にあっては、弁体の先端
面を材料輸送管の内面に沿わせた状態で開口部を閉塞す
ることができ、材料輸送管の内面を凹凸状としないの
で、流動性の低い輸送材料であってもやはり材料溜まり
が生じることを防止できる。そして、輸送材料のサンプ
リングを行うときには、弁体を開口部の後方側へ後退さ
せることにより、その開口部を開放させて、材料輸送管
内の輸送材料をサンプリング材料の排出経路から適切に
取り出すことができる。
グ装置においても請求項1の場合と同様に、輸送材料の
サンプリングを行わない通常時にあっては、弁体の先端
面を材料輸送管の内面に沿わせた状態で開口部を閉塞す
ることができ、材料輸送管の内面を凹凸状としないの
で、流動性の低い輸送材料であってもやはり材料溜まり
が生じることを防止できる。そして、輸送材料のサンプ
リングを行うときには、弁体を開口部の後方側へ後退さ
せることにより、その開口部を開放させて、材料輸送管
内の輸送材料をサンプリング材料の排出経路から適切に
取り出すことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 〔第1実施例(請求項1及び2に対応)〕図1は本発明
の第1実施例に係るサンプリング装置Sを示す断面図で
ある。このサンプリング装置Sは、材料輸送管1の内周
面11に開口した開口部2をその周壁10に貫通状態で
開設し、筒状ケース4をこの開口部2に位置合わせした
状態で材料輸送管1の外面側に連結させている。
て説明する。 〔第1実施例(請求項1及び2に対応)〕図1は本発明
の第1実施例に係るサンプリング装置Sを示す断面図で
ある。このサンプリング装置Sは、材料輸送管1の内周
面11に開口した開口部2をその周壁10に貫通状態で
開設し、筒状ケース4をこの開口部2に位置合わせした
状態で材料輸送管1の外面側に連結させている。
【0015】筒状ケース4内には弁体6が嵌入されてい
ると共に、この筒状ケース4の下面側には分岐管70が
設けられ、この分岐管70によってサンプリング材料の
排出経路7が形成されている。また、筒状ケース4の適
所には圧縮エア供給用の配管8が接続されている。これ
は排出経路7の上方側からその内部へ圧縮エアを供給す
ることにより、排出経路7内に進入したサンプリング材
料を積極的に外部へ排出させるためのものである。
ると共に、この筒状ケース4の下面側には分岐管70が
設けられ、この分岐管70によってサンプリング材料の
排出経路7が形成されている。また、筒状ケース4の適
所には圧縮エア供給用の配管8が接続されている。これ
は排出経路7の上方側からその内部へ圧縮エアを供給す
ることにより、排出経路7内に進入したサンプリング材
料を積極的に外部へ排出させるためのものである。
【0016】弁体6は、開口部2の内径よりも小径に形
成された軸部60の先端側に、この軸部60よりも大径
で且つ開口部2の内径よりも僅かに小径に形成された鍔
部61を設けたもので、この鍔部61の後面61aは、
滑らかな傾斜面に形成されている。また、鍔部61の先
端面6aは、平坦な直面状でもよいが、好ましくは図2
に示すように、材料輸送管1の内周面11の半径Rと同
一寸法の曲率半径Rに形成された曲面状とされる。
成された軸部60の先端側に、この軸部60よりも大径
で且つ開口部2の内径よりも僅かに小径に形成された鍔
部61を設けたもので、この鍔部61の後面61aは、
滑らかな傾斜面に形成されている。また、鍔部61の先
端面6aは、平坦な直面状でもよいが、好ましくは図2
に示すように、材料輸送管1の内周面11の半径Rと同
一寸法の曲率半径Rに形成された曲面状とされる。
【0017】前記弁体6は、筒状ケース4の後部に取付
けられたエアシリンダ等のシリンダ9の往復ロッド9a
に連結され、このシリンダ9の駆動によって筒状ケース
4内で往復動自在である。但し、輸送材料mのサンプリ
ングを行わない通常時にあっては、その先端面6aが材
料輸送管1の内周面11と面一状態となる位置に停止し
て、開口部2を閉塞するように位置決め設定されてい
る。これに対し、サンプリングを行うときには、図3に
示すように、その先端側の鍔部61が材料輸送管1内へ
突出し、開口部2を開口させるようにシリンダ9によっ
て前進されるように構成されている。
けられたエアシリンダ等のシリンダ9の往復ロッド9a
に連結され、このシリンダ9の駆動によって筒状ケース
4内で往復動自在である。但し、輸送材料mのサンプリ
ングを行わない通常時にあっては、その先端面6aが材
料輸送管1の内周面11と面一状態となる位置に停止し
て、開口部2を閉塞するように位置決め設定されてい
る。これに対し、サンプリングを行うときには、図3に
示すように、その先端側の鍔部61が材料輸送管1内へ
突出し、開口部2を開口させるようにシリンダ9によっ
て前進されるように構成されている。
【0018】次に、上記構成のサンプリング装置Sの使
用例、作用について説明する。先ず、サンプリングを行
わない通常時にあっては、図1の実線に示すように、弁
体6の先端面6aが材料輸送管1の内周面11と面一と
なった状態で開口部2を密閉している。従って、材料輸
送管1内を輸送される輸送材料mが開口部2を通過して
排出経路7側へ不当に流出する虞れがない他、開口部2
の位置には不当な凹凸部が形成されていないから、例え
ば輸送材料mがフレーク状等であって、流動性の低い材
料であっても、これら輸送材料mが開口部2の位置に詰
まりを生じる等して材料溜まりが生じるようなことはな
い。
用例、作用について説明する。先ず、サンプリングを行
わない通常時にあっては、図1の実線に示すように、弁
体6の先端面6aが材料輸送管1の内周面11と面一と
なった状態で開口部2を密閉している。従って、材料輸
送管1内を輸送される輸送材料mが開口部2を通過して
排出経路7側へ不当に流出する虞れがない他、開口部2
の位置には不当な凹凸部が形成されていないから、例え
ば輸送材料mがフレーク状等であって、流動性の低い材
料であっても、これら輸送材料mが開口部2の位置に詰
まりを生じる等して材料溜まりが生じるようなことはな
い。
【0019】次いで、輸送材料mのサンプリングを行う
ときには、図3に示すように弁体6を前進させればよ
い。これにより、開口部2が開口されるので、材料輸送
管1内の輸送材料mが開口部2を介して排出経路7側へ
導入され、外部に取り出される。また、その際には、材
料輸送管1内を輸送される一部の輸送材料mが弁体6に
衝突するが、鍔部61の後面61aに衝突した輸送材料
mは、この傾斜状の後面61aにガイドされて開口部2
内へスムースに進入する。従って、かかるガイド作用に
よって輸送材料mのサンプリングを促進することができ
る。
ときには、図3に示すように弁体6を前進させればよ
い。これにより、開口部2が開口されるので、材料輸送
管1内の輸送材料mが開口部2を介して排出経路7側へ
導入され、外部に取り出される。また、その際には、材
料輸送管1内を輸送される一部の輸送材料mが弁体6に
衝突するが、鍔部61の後面61aに衝突した輸送材料
mは、この傾斜状の後面61aにガイドされて開口部2
内へスムースに進入する。従って、かかるガイド作用に
よって輸送材料mのサンプリングを促進することができ
る。
【0020】上記のようにして一定量の輸送材料mがサ
ンプリングできれば、その後は弁体6を元の位置に後退
させればよく、これによって開口部2を閉塞することが
できる。輸送材料mのサンプリング量は弁体6を前進さ
せて開口部2を開口させている時間に略比例するので、
この時間を制御することによりサンプリング量の定量化
を図ることができる。また、弁体6の前進距離を変更さ
せることにより、開口部2の開口面積を増減させること
もできるので、この弁体6の前進距離の制御によっても
輸送材料mのサンプリング量の定量化やその変更設定を
行うことが可能である。
ンプリングできれば、その後は弁体6を元の位置に後退
させればよく、これによって開口部2を閉塞することが
できる。輸送材料mのサンプリング量は弁体6を前進さ
せて開口部2を開口させている時間に略比例するので、
この時間を制御することによりサンプリング量の定量化
を図ることができる。また、弁体6の前進距離を変更さ
せることにより、開口部2の開口面積を増減させること
もできるので、この弁体6の前進距離の制御によっても
輸送材料mのサンプリング量の定量化やその変更設定を
行うことが可能である。
【0021】〔第2実施例(請求項3に対応)〕図4
は、本発明の第2実施例に係るサンプリング装置Saを
示す断面図である(但し、第1実施例と同一部位は同一
符号で示す)。このサンプリング装置Saは、材料輸送
管1に開設された開口部2を弁体6で閉塞するときに
は、この弁体6の先端面6aが材料輸送管1の内周面1
1と面一状態となるように構成されている点で第1実施
例と共通するが、開口部2の開放は、弁体6が開口部2
の後方側(図面では右側)へ後退してなされるように構
成されている。
は、本発明の第2実施例に係るサンプリング装置Saを
示す断面図である(但し、第1実施例と同一部位は同一
符号で示す)。このサンプリング装置Saは、材料輸送
管1に開設された開口部2を弁体6で閉塞するときに
は、この弁体6の先端面6aが材料輸送管1の内周面1
1と面一状態となるように構成されている点で第1実施
例と共通するが、開口部2の開放は、弁体6が開口部2
の後方側(図面では右側)へ後退してなされるように構
成されている。
【0022】このサンプリング装置Saにあっても、第
1実施例の場合と同様に、サンプリングを行わない通常
時には、材料輸送管1の内部に不当な凹凸を発生させる
ことなく、開口部2を密閉し、材料溜まりを生じさせな
い。そして、サンプリング時においてのみ弁体6を後退
させて開口部2を開放し、輸送材料mを排出経路7から
適切に取り出すことが可能である。
1実施例の場合と同様に、サンプリングを行わない通常
時には、材料輸送管1の内部に不当な凹凸を発生させる
ことなく、開口部2を密閉し、材料溜まりを生じさせな
い。そして、サンプリング時においてのみ弁体6を後退
させて開口部2を開放し、輸送材料mを排出経路7から
適切に取り出すことが可能である。
【0023】〔第3実施例(請求項4に対応)〕図5
は、本発明の第3実施例に係るサンプリング装置Sbを
示す一部切欠断面図である このサンプリング装置Sbは、ホッパー等の材料貯留容
器1Aの周壁10Aに開口部2Aを開設し、この開口部
2Aに連通させて排出経路7Aを設けると共に、この開
口部2Aを開閉するための弁体6Aをシリンダ9Aによ
って往復動自在に設けたものである。本発明では、かか
るサンプリング装置Sbのように、材料貯留容器1Aに
適用した場合であっても、弁体6Aの往復動作によって
開口部2Aを開閉させることにより、材料貯留容器1A
内の輸送材料mを適切にサンプリングすることが可能で
ある。
は、本発明の第3実施例に係るサンプリング装置Sbを
示す一部切欠断面図である このサンプリング装置Sbは、ホッパー等の材料貯留容
器1Aの周壁10Aに開口部2Aを開設し、この開口部
2Aに連通させて排出経路7Aを設けると共に、この開
口部2Aを開閉するための弁体6Aをシリンダ9Aによ
って往復動自在に設けたものである。本発明では、かか
るサンプリング装置Sbのように、材料貯留容器1Aに
適用した場合であっても、弁体6Aの往復動作によって
開口部2Aを開閉させることにより、材料貯留容器1A
内の輸送材料mを適切にサンプリングすることが可能で
ある。
【0024】〔他の実施例〕上記各実施例では、先端部
に鍔部61を備えた形状の弁体6を用いているが、請求
項1、3、4に記載の本発明では決してこのように限定
されず、弁体の具体的な形状等は任意に設計変更自在で
あり、また弁体を往復動作させるための手段もシリンダ
等に限定されない。その他、本発明では、輸送材料mの
具体的な種類も問わないことは言う迄もない。
に鍔部61を備えた形状の弁体6を用いているが、請求
項1、3、4に記載の本発明では決してこのように限定
されず、弁体の具体的な形状等は任意に設計変更自在で
あり、また弁体を往復動作させるための手段もシリンダ
等に限定されない。その他、本発明では、輸送材料mの
具体的な種類も問わないことは言う迄もない。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1乃至3に記載の本発明では、弁体の往復動作により
材料輸送管の開口部を開閉させて輸送材料のサンプリン
グを適切に行えることは勿論のこと、輸送材料のサンプ
リングを行わない通常時にあっては、弁体の先端面を材
料輸送管の内周面に沿わせることにより材料輸送管の内
周面に不当な凹凸部を生じさせないので、フレーク状の
輸送材料の如き流動性の低い輸送材料であっても、材料
輸送管の内周面に材料溜まりを発生させるようなことが
なく、円滑且つ適正な材料輸送が行えるという格別な効
果が得られる。また、材料輸送管に開設された開口部の
位置で弁体を往復動させるだけの機構でよいから、装置
全体の構成は簡素であり、製作コストを廉価にできると
いう利点も得られる。
項1乃至3に記載の本発明では、弁体の往復動作により
材料輸送管の開口部を開閉させて輸送材料のサンプリン
グを適切に行えることは勿論のこと、輸送材料のサンプ
リングを行わない通常時にあっては、弁体の先端面を材
料輸送管の内周面に沿わせることにより材料輸送管の内
周面に不当な凹凸部を生じさせないので、フレーク状の
輸送材料の如き流動性の低い輸送材料であっても、材料
輸送管の内周面に材料溜まりを発生させるようなことが
なく、円滑且つ適正な材料輸送が行えるという格別な効
果が得られる。また、材料輸送管に開設された開口部の
位置で弁体を往復動させるだけの機構でよいから、装置
全体の構成は簡素であり、製作コストを廉価にできると
いう利点も得られる。
【0026】特に、請求項2に記載の本発明によれば、
弁体の先端側を材料輸送管内へ突出させて開口部を開放
させたときに、材料輸送管内を輸送される輸送材料を弁
体の先端側に設けられた鍔部の傾斜状の後面に沿って開
口部内へガイドさせることができるので、輸送材料のサ
ンプリングを促進し、サンプリングに要する時間の短縮
化が図れる利点が得られる。
弁体の先端側を材料輸送管内へ突出させて開口部を開放
させたときに、材料輸送管内を輸送される輸送材料を弁
体の先端側に設けられた鍔部の傾斜状の後面に沿って開
口部内へガイドさせることができるので、輸送材料のサ
ンプリングを促進し、サンプリングに要する時間の短縮
化が図れる利点が得られる。
【0027】請求項4に記載の本発明では、材料貯留容
器内に材料溜まりを生じさせることなく、この材料貯留
容器内に収容された輸送材料のサンプリングを適切に行
える利点が得られる。
器内に材料溜まりを生じさせることなく、この材料貯留
容器内に収容された輸送材料のサンプリングを適切に行
える利点が得られる。
【図1】本発明に係るサンプリング装置の第1実施例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】図1のX−X線要部断面図。
【図3】図1に示すサンプリング装置で輸送材料をサン
プリングするときの状態を示す断面図。
プリングするときの状態を示す断面図。
【図4】本発明に係るサンプリング装置の第2実施例を
示す断面図。
示す断面図。
【図5】本発明に係るサンプリング装置の第3実施例を
示す一部切欠断面図。
示す一部切欠断面図。
【図6】従来のサンプリング装置の一例を示す断面図。
1 材料輸送管 1A 材料貯留容器 2,2A 開口部 4 筒状ケース 6,6A 弁体 7,7A 排出経路 8 圧縮エア供給用の配管 9 シリンダ 9a 往復ロッド 10,10A 周壁 11 内周面 60 軸部 61 鍔部 61a 後面 70 分岐管 m 輸送材料 S,Sa,Sb サンプリング装置
Claims (4)
- 【請求項1】材料輸送管の周壁に開口部を開設して設け
られたサンプリング材料の排出経路と、前記開口部に嵌
入して配置される弁体とを備え、しかもこの弁体は、そ
の先端面が材料輸送管の内周面に沿った状態で開口部を
閉塞する状態とその先端部が材料輸送管内へ突出して前
記開口部を開放する状態との切替えが行えるように往復
動自在に設けられていることを特徴とするサンプリング
装置。 - 【請求項2】請求項1において、上記弁体は、その軸部
の先端側に軸部よりも大径の鍔部を有し、しかもこの鍔
部の後面は、この鍔部が材料輸送管内へ突出されて材料
輸送管に開設された開口部を開放させたときに材料輸送
管内の輸送材料を前記開口部内へガイド可能とする傾斜
状に形成されているサンプリング装置。 - 【請求項3】材料輸送管の周壁に開口部を開設して設け
られたサンプリング材料の排出経路と、前記開口部に嵌
入して配置される弁体とを備え、しかもこの弁体は、そ
の先端面が材料輸送管の内面に沿った状態で開口部を閉
塞する状態とその先端部が開口部の後方側へ後退して前
記開口部を開放する状態との切替えが行えるように往復
動自在に設けられていることを特徴とするサンプリング
装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3の何れかにおいて、上記サ
ンプリング材料の排出経路や開口部に嵌入して配置され
る弁体が、材料輸送管に代えて、ホッパー等の材料貯留
容器に設けられているサンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29187893A JPH07146221A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29187893A JPH07146221A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | サンプリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07146221A true JPH07146221A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17774614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29187893A Pending JPH07146221A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | サンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07146221A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014061802A1 (ja) * | 2012-10-18 | 2014-04-24 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂の製造方法及びその工程管理方法 |
CN113029632A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-06-25 | 舟山市食品药品检验检测研究院 | 一种速冻食品取样用的智能设备 |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP29187893A patent/JPH07146221A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014061802A1 (ja) * | 2012-10-18 | 2014-04-24 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂の製造方法及びその工程管理方法 |
JP5941992B2 (ja) * | 2012-10-18 | 2016-06-29 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂の製造方法及びその工程管理方法 |
JPWO2014061802A1 (ja) * | 2012-10-18 | 2016-09-05 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂の製造方法及びその工程管理方法 |
CN113029632A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-06-25 | 舟山市食品药品检验检测研究院 | 一种速冻食品取样用的智能设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030304 |