JPH07145661A

JPH07145661A - 天井開口枠

Info

Publication number: JPH07145661A
Application number: JP32799091A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Nishizaki; 毅西崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-10-09
Filing date: 1991-10-09
Publication date: 1995-06-06

Abstract

(57)【要約】【目的】この発明は天井下地の段階で，埋め込器具等の
付く位置に開口枠を天井下地に取り付けてから，張り物
（仕上げ材）を張り、切り込み、その開口枠に埋め込器
具等を取り付ける、そういった事の出来る開口枠に関す
るものである。【構成】天井下地（１）に天井点検口取り付け用の開口
枠（２）が付き、その内側に天井点検口（５）をはめ込
んで、ビス（７）で開口枠（２）及び天井下地の野縁；
Ｍバー（１）に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は天井点検口、吹き出し、
埋め込み照明及びスピーカーが取り付け易い用に天井下
地に金属の開口枠を先に取り付け、張り物を張った後、
その枠にそって張り物を切り込み、その開口に各々（天
井点検口、吹き出しカバー、埋め込み照明器具、埋め込
みスピーカー）を取り付ける開口枠に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の取り付け方は天井下地を組み、張
り物（ボード等）を張った後、埋め込器具等の入や寸法
に張り物と天井下地を切り、開口補強をしてから埋め込
器具等を取り付けるといった具合で大変手間がかかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従ってこの様な埋め込
器具取り付け用開口枠が無かったために、仕方なしに張
り物（ボード等）を張った後、切り込んで埋め込器具を
取り付けていた。本発明はこうした施工者の強い要望に
応える為に発明された。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）天井下地を組んだ後に、金属製の開口枠を取りつ
ける。（ロ）ボード等張り物を張って、枠の内側に沿って張り
物を切り込んむ。（ハ）その開口枠内側開口に埋め込器具等をはめ込んで
固定する。以上のことから埋め込器具等の取り付けが簡単である。

【０００５】

【作用】天井下地を組んだ段階で開口枠を取り付けるの
で、張り物（ボード等）がまだなので、天井下地の野縁
受けをずらしたり、又切り落としたとしても、補強をい
れることは容易であり、ダクトや配菅にぶつからない様
に確認しながら問題のない正確な位置に取り付けられ開
口枠取り付け後の張り物の切り込みは、枠の内側に沿っ
て、簡単に切り込める。そしてその開口に埋め込み器具
等をはめ込み、開口枠に固定する。

【０００６】

【実施例】

＜１＞＝天井点検口の場合＝一般的な取りつけ方で
ある軽量天井下地に取り付ける場合について説明すれ
ば、第２図に示す様に，組まれた天井下地の野縁；Ｍバ
ー（１）に開口枠（３）を取り付け固定する。その後、
ボード類の張り物（４）を天井下地の野縁Ｍバー（１）
及び開口枠（３）にビス（５）で張りつけ固定し、第４
図に示す様に，回し鋸等で開口枠（３）の内側に沿て、
ボード類の張り物（４）を切り落とし、第５図に示す様
に、その開口に点検口（６）をはめ込んで、開口枠
（３）に、ビス（７）で固定する。＜２＞＝空調ダクト及び換気扇の場合＝一般的な取
り付け方である軽量天井下地に取り付ける場合について
説明すれば、第２図に示す様に、組まれた天井下地の野
縁；Ｍバー（１）に開口枠（３）を取り付け固定する。
その後、第６図に示す様に，軽量天井下地よりも先に取
り付けられていた空調ダクト及び換気扇を開口枠（３）
に、ゴムパッキンを間に挟んでビス（１０）で固定す
る。そして、ボード類の張り物（４）を天井下地の野縁
Ｍバー（１）及び開口枠（３）にビス（５）で張りつけ
固定し、第４図に示す様に，回し鋸等で開口枠（３）の
内側に沿て、ボード類の張り物（４）を切り落とし、吹
き出しカバー（１１）をはめ込んで固定する。＜３＞＝埋め込み照明器具及び埋め込みスピーカーの
場合＝一般的な取りつけ方である軽量天井下地に取り
付ける場合について説明すれば、第２図に示す様に，組
まれた天井下地の野縁；Ｍバー（１）に開口枠（３）を
取り付け固定する。その後、ボード類の張り物（４）を
天井下地の野縁Ｍバー（１）及び開口枠（３）にビス
（５）で張りつけ固定し、第４図に示す様に，回し鋸等
で開口枠（３）の内側に沿て、ボード類の張り物（４）
を切り落とし、第７図に示す様に、その開口に埋め込み
照明器具（１２）及び埋め込みスピーカー（１４）をは
め込んで開口枠（３）に固定し、カバー（１３）を取り
付ける。

【０００７】

【発明の効果】開口枠を、ボード類の張り物を張る前に
取りつけると言うことは、（イ）今までの取り付け方だと、よく起きがちだった天
井内のダクトやパイプ等の障害物とぶつかることを避け
たりその逆に、必要な所等、正確な位置に取りつけるこ
とが簡単である。（ロ）開口枠の中でも大きい物や壁際に取り付ける時は
開口補強が必ず必要であるが簡単に取ることが出来る。（ハ）ボード類の張り物の切り込みは、開口枠の内側に
沿って切れるので円形でも綺麗にきれ、寸法の間違いも
ない。（ニ）換気扇や空調の吹き出しに使う場合、開口枠にゴ
ムパッキンをはさんでダクトを固定すると天井内に空気
が漏れない。（ホ）重い埋め込器具（照明器具等）を取り付ける場
合、開口枠そのものに補強を取り、それを取り付けるこ
とが出来る。又大型の埋め込器具を取り付ける場合、開
口枠の位置を利用して、吊りボルトの位置を正確に出す
事が出来る。以上から、素晴らしい作業性と正確性を持ち備えた開口
枠である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の埋め込器具取り付け用枠の斜視図

【図２】軽天下地に本発明の埋め込器具取り付け用枠を
取り付けた天井見上げ図

【図３】Ａ−Ａの断面図

【図４】張り物を張った状態のＡ−Ａの断面図

【図５】天井点検口を取り付けた最終の収まり断面図

【図６】タクト及び換気扇をとり付けた最終の収まり断
面図

【図７】照明器具をとり付けた最終の収まり断面図

【図８】スピーカーを取り付けた最終の収まり断面図

【符号の説明】

１−天井下地の野縁：Ｍバー２−天井下地の野縁受け３−埋め込器具取り付け用枠４−ボード等の張り物５−ビス（ボード等の張り物用）６−天井点検口７−ビス（天井点検口取り付け用）８−ダクト及び換気扇９−ゴムパッキン１０−ビス（ダクト及び換気扇取り付け用）１１−吹き出しカバー（フェイス）１２−埋め込照明器具１３−カバー１４−埋め込みスピーカー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）天井下地（１）に開口枠（３）を
取り付ける。（ロ）開口枠（３）の内側に天井点検口の外枠を取り
付ける。以上のごとく構成された天井開口枠の付いた天井点検
口。
【請求項２】（イ）天井下地（１）に開口枠（３）を
取り付ける。（ロ）開口枠（３）の上部に空調のダクト及び換気扇
本体をパッキンを間に入れてビス（１０）で固定する。（ハ）開口枠（３）の内側に吹き出しカバーを取り付
ける。以上のごとく構成された天井開口枠の付いた空調のダク
トの吹き出し及び天井換気扇。
【請求項３】（イ）天井下地（１）に開口枠（３）を
取り付ける。（ロ）開口枠（３）の内側に埋め込み照明器具及び埋
め込みスピーカーを取り付ける。以上のごとく構成された天井開口枠の付いた埋め込み照
明器具及び埋め込みスピーカー。