JPH0714522A - 電子銃 - Google Patents

電子銃

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Publication number
JPH0714522A
JPH0714522A JP15019193A JP15019193A JPH0714522A JP H0714522 A JPH0714522 A JP H0714522A JP 15019193 A JP15019193 A JP 15019193A JP 15019193 A JP15019193 A JP 15019193A JP H0714522 A JPH0714522 A JP H0714522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
cathode
electron gun
stem
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15019193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusuke Tanaka
秀典 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15019193A priority Critical patent/JPH0714522A/ja
Publication of JPH0714522A publication Critical patent/JPH0714522A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短絡が生じる虞がなく熱膨張に起因するグリ
ッドの歪みを防止した電子銃を提供する。 【構成】 銃体1は平行に配置された支持棒17,17 を備
え、支持棒17,17 の一端にはヒータが配設されたカソー
ド11が、またカソード11から他端側に向かって第1グリ
ッド〜第4グリッド12〜15がそれぞれ所定距離を隔てて
固定されている。銃体1のカソード11から所定距離を隔
てて、ステム体2を構成するステムガラス21がカソード
11と同軸に配置されており、ステムガラス21の周縁付近
にはこれを貫通するステムリード線22,22,…が設けられ
ている。そしてステムリード線22,22,…と第1グリッド
〜第4グリッド12〜15とは導体3にて接続されている。
導体3はその両端部が平板状をしており、グリッドとの
接続端付近の適宜長を蛇腹状に成形してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子ビームの生成源とし
て陰極線管に使用される電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電子銃を示す略示正面図で
あり、図6は図5に示した電子銃の拡大部分側面図であ
る。電子銃は電子ビームを出射する銃体1と、ステムリ
ード線が固定されたステム体2とを備えている。銃体1
は平行に配置した2本の支持棒17,17 を具備しており、
支持棒17,17 の一端にはカップ形状のカソード11が固定
されている。カソード11はその内部に配設されたヒータ
の加熱により電子を放出する。また支持棒17,17 の他端
には円板状の第4グリッド15が同軸となるようにに固定
されており、第4グリッド15には外部磁気を遮蔽するシ
ールドカップ16が連結されている。
【0003】支持棒17,17 には、カソード11から第4グ
リッド15側に所定距離を隔てて凸形状の第1グリッド12
が凸面を第4グリッド15側にして固定されている。第1
グリッド12から第4グリッド15側に向かって板状の第2
グリッド13及び第3グリッド14がそれぞれ支持棒17,17
に固定されている。第3グリッド14は略円柱殻形状をな
しており、第2グリッド13側は凸形状をなしている。そ
して第2グリッド13及び第3グリッド14は同軸となるよ
うに配置されている。
【0004】カソード11側の銃体1の端から所定距離を
隔てて、ステム体2を構成する円板状のステムガラス21
がカソード11と同軸に配置されており、ステムガラス21
はこれを支持する支持部材23に固定してある。ステムガ
ラス21の周縁にはステムガラス21を貫通して複数のステ
ムリード線22,22 …が設けられており、ステムリード線
22,22 とカソード11内に配設されたヒータの端子とは直
接接続されている。またステムリード線22,22 …と第1
〜第4グリッド12〜15とは、平帯状または線状の導体31
によって接続されている。なお図5及び図6では図面簡
略のためステムリード線22と第2グリッド13との間だけ
を接続した状態を示している。
【0005】このような電子銃にあっては、ヒータ,カ
ソード11及び第1〜第4グリッド12〜15に給電し、ヒー
タの加熱によってカソード11から放出された電子を、第
1〜第4グリッド12〜15にて加速・集束して電子ビーム
を出射する。
【0006】しかし第1〜第4グリッド12〜15はヒータ
に近いグリッド程ヒータからの放熱によって変形し、そ
れぞれシールドカップ16側へ膨張する。そしてこのよう
な変形が生じた場合、第1〜第4グリッド12〜15のそれ
ぞれ導体31が接続された部分は、該導体31によってその
変形量が制限されるため、周方向の変形量が不均一とな
り、各グリッド12〜15に歪みが生じるといった問題があ
った。
【0007】図7は従来の他の電子銃を示す略示正面図
であり、図8は図7に示した電子銃の拡大部分側面図で
ある。両図に示した従来の電子銃ではグリッドとの接続
端部を所要径のフック形状に成形した導体32を用いてい
る。なお両図中、図5及び図6と対応する部分には同符
号を符してその説明を省略する。このような電子銃では
ヒータの放熱によって第1〜第4グリッド12〜15が膨張
しても、導体32に形成したフック形状の部分の径が拡大
するため、各グリッド12〜15に歪みが生じない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
子銃にあっては、図7及び図8に示した如く例えば、第
2グリッド13に接続した導体32のフック形状の部分は第
3グリッド14側に突出していおり、ヒータの放熱が開始
されるとグリッドの膨張はヒータに近いものほど速いた
め、第2グリッド13は第3グリッド14より速く膨張し、
第2グリッド13に接続した導体32のフック形状の部分が
第3グリッド14に接近し、更に接触して短絡が発生する
虞があった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは導体の一部を蛇腹形
状または螺旋形状とすることによって、短絡が生じる虞
がなく熱膨張に起因するグリッドの歪みを防止した電子
銃を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電子銃
は、グリッドとステムリード線とを接続する導体の一部
が蛇腹形状であることを特徴とする。
【0011】第2発明に係る電子銃は、グリッドとステ
ムリード線とを接続する導体の一部が螺旋形状であるこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の電子銃にあっては、グリッドとステム
リード線とを接続する導体の一部が蛇腹形状または螺旋
形状であるため、カソードの放熱によってグリッドが膨
張する際、導体の蛇腹形状または螺旋形状の部分が伸長
することによってグリッドに歪みが生じない。
【0013】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明に係る電子銃を
示す略示正面図であり、図2は図1に示した電子銃の拡
大部分側面図である。電子銃は電子ビームを出射する銃
体1と、ステムリード線が固定されたステム体2とを備
えている。銃体1は平行に配置した2本の支持棒17,17
を具備しており、支持棒17,17 の一端にはカップ形状の
カソード11が固定されている。カソード11はその内部に
配設されたヒータの加熱により電子を放出する。また支
持棒17,17 の他端には円板状の第4グリッド15が同軸と
なるように固定されており、第4グリッド15にはシール
ドカップ16が連結されている。
【0015】支持棒17,17 には、カソード11から第4グ
リッド15側に所定距離を隔てて凸形状の第1グリッド12
が凸面を第4グリッド15側にして固定されている。第1
グリッド12から第4グリッド15側に向かって板状の第2
グリッド13及び第3グリッド14がそれぞれ支持棒17,17
に固定されている。第3グリッド14は略円柱殻形状をな
しており、第2グリッド13側は凸形状をなしている。そ
して第2グリッド13及び第3グリッド14は同軸となるよ
うに配置されている。
【0016】カソード11側の銃体1の端から所定距離を
隔てて、ステム体2を構成する円板状のステムガラス21
がカソード11と同軸に配置されており、ステムガラス21
はこれを支持する支持部材23に固定してある。ステムガ
ラス21の周縁にはステムガラス21を貫通して複数のステ
ムリード線22,22 …が設けられており、ステムリード線
22,22 とカソード11内に配設されたヒータの端子とは直
接接続されている。またステムリード線22,22 …と第1
〜第4グリッド12〜15とは導体3によって接続されてい
る。導体3はその両端部が平帯状をしており、グリッド
との接続端付近の適宜長を蛇腹状になしてある。
【0017】このような電子銃にあっては、ヒータ,カ
ソード11及び第1〜第4グリッド12〜15に給電し、ヒー
タの加熱によってカソード11から放出された電子を、第
1〜第4グリッド12〜15にて加速・集束して所要の電子
ビームを出射する。そしてヒータの放熱による各グリッ
ド12〜15の膨張によって導体3の蛇腹状の部分が伸長す
るため、各グリッド12〜15に歪みが生じない。また導体
3はシールドカップ16側に突出することなく各グリッド
12〜15に固定してあるため、ヒータの放熱開始時に短絡
が生じる虞がない。
【0018】(実施例2)図3は本発明に係る他の電子
銃を示す略示正面図、図4は図3に示した電子銃の拡大
部分側面図である。なお両図中、図1及び図2と対応す
る部分には同じ符号を符してその説明を省略する。導体
4はその両端部が棒状をしており、グリッドとの接続端
付近の適宜長を螺旋形状に成形してある。そしてヒータ
の放熱による各グリッド12〜15の膨張によって導体4の
螺旋形状の部分が伸長するため、各グリッド12〜15に歪
みが生じない。また導体4はシールドカップ16側に突出
することなく各グリッド12〜15に固定してあるため、ヒ
ータの放熱開始時に短絡が生じる虞がない。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る電子銃に
あっては、短絡が生じる虞なく熱膨張によるグリッドの
歪みを防止できるため、電子銃の動作時におけるフォー
カス特性の安定性が向上し、またその寿命が延長する
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子銃を示す略示正面図である。
【図2】図1に示した電子銃の拡大部分側面図である。
【図3】本発明に係る他の電子銃を示す略示正面図であ
る。
【図4】図3に示した電子銃の拡大部分側面図である。
【図5】従来の電子銃を示す略示正面図である。
【図6】図5に示した電子銃の拡大部分側面図である。
【図7】従来の他の電子銃を示す略示正面図である。
【図8】図7に示した電子銃の拡大部分側面図である。
【符号の説明】
1 銃体 2 ステム体 3 導体 4 導体 11 カソード 12 第1グリッド 13 第2グリッド 14 第3グリッド 15 第4グリッド 17 支持棒 21 ステムガラス 22 ステムリード線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
子銃にあっては、図7及び図8に示した如く、導体32を
第2グリッド13に接続する際、フック形状に一定の所要
径が維持されるよう常に注意する必要があった。また導
体32のフック形状の部分が必要以上に大きいと、たるみ
となって他電極への接近又は接触といった虞があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】このような電子銃にあっては、ヒータ,カ
ソード11及び第1〜第4グリッド12〜15に給電し、ヒー
タの加熱によってカソード11から放出された電子を、第
1〜第4グリッド12〜15にて加速・集束して所要の電子
ビームを出射する。そしてヒータの放熱による各グリッ
ド12〜15の膨張によって導体3の蛇腹状の部分が伸長す
るため、各グリッド12〜15に歪みが生じない。また導体
を各グリッド12〜15に接続する際、フック形状を成形
する必要がなく、接続作業が単純化される。更にフック
形状部分がないため導体3に不必要なたるみが生じず、
他電極への接近又は接触といった虞がなくなった
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(実施例2)図3は本発明に係る他の電子
銃を示す略示正面図、図4は図3に示した電子銃の拡大
部分側面図である。なお両図中、図1及び図2と対応す
る部分には同じ符号を符してその説明を省略する。導体
4はその両端部が棒状をしており、グリッドとの接続端
付近の適宜長を螺旋形状に成形してある。そしてヒータ
の放熱による各グリッド12〜15の膨張によって導体4の
螺旋形状の部分が伸長するため、各グリッド12〜15に歪
みが生じない。また導体4を各グリッド12〜15に接続す
る際、フック形状を成形する必要がなく、接続作業が単
純化される。更にフック形状部分がないため導体4に不
必要なたるみが生じず、他電極への接近又は接触といっ
た虞がなくなった
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード及び複数のグリッドを所定距離
    隔てて配置してあり、前記カソードに対向して配置され
    たステムを貫通するリード線と前記グリッドとを導体に
    て接続してある電子銃において、 前記導体の一部が蛇腹形状であることを特徴とする電子
    銃。
  2. 【請求項2】 カソード及び複数のグリッドを所定距離
    隔てて配置してあり、前記カソードに対向して配置され
    たステムを貫通するリード線と前記グリッドとを導体に
    て接続してある電子銃において、 前記導体の一部が螺旋形状であることを特徴とする電子
    銃。
JP15019193A 1993-06-22 1993-06-22 電子銃 Pending JPH0714522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15019193A JPH0714522A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 電子銃

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JP15019193A JPH0714522A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 電子銃

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Publication Number Publication Date
JPH0714522A true JPH0714522A (ja) 1995-01-17

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ID=15491512

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JP15019193A Pending JPH0714522A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 電子銃

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JP (1) JPH0714522A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366402A (ja) * 1989-08-03 1991-03-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 冷延鋼板の製造方法
KR100778400B1 (ko) * 2001-05-08 2007-11-21 삼성에스디아이 주식회사 투사관용 전자총

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JPH0366402A (ja) * 1989-08-03 1991-03-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 冷延鋼板の製造方法
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