JPH0714513U - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPH0714513U
JPH0714513U JP047788U JP4778893U JPH0714513U JP H0714513 U JPH0714513 U JP H0714513U JP 047788 U JP047788 U JP 047788U JP 4778893 U JP4778893 U JP 4778893U JP H0714513 U JPH0714513 U JP H0714513U
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JP
Japan
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conductor
coating material
wire
power
insulated wire
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Application number
JP047788U
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English (en)
Inventor
代 島 吉 彦 千
Original Assignee
協和電線工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線工事の作業性がよく、配線後の安全性を
確保するとともに見栄えもよくすることができ、しかも
外部からみてアース用導線の位置を確認することができ
る絶縁電線を得る。 【構成】 絶縁電線10は、電力用導線12とアース用
導線14とを含む。これらの導線は、導体16を絶縁被
覆材18で被覆することにより形成する。電力用導線1
2とアース用導線14とを並べ、外部被覆材20で被覆
する。外部被覆材20は断面8字状に形成されており、
この外部被覆材20で電力用導線12とアース用導線1
4とを分離する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は絶縁電線に関し、特にたとえば、VVF線などのような配電用絶縁 電線に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の絶縁電線の一例を示す斜視図である。この絶縁電線1は、たとえ ば3本の電力用導線2とアース用導線3とを含む。電力用導線2およびアース用 導線3は、それぞれ銅などで形成された導体4を含み、導体4上に絶縁被覆材5 が形成される。さらに、電力用導線2とアース用導線3とが1列に並べられ、そ れらを被覆するようにして外部被覆材6が形成される。
【0003】 この絶縁電線1をスイッチボックス7に接続する場合、外部被覆材6が剥がさ れる。さらに、各導線2,3の絶縁被覆材5が剥がされる。そして、図7に示す ように、電力用導線2の導体4が、スイッチボックス7内の接続端子8に接続さ れる。また、スイッチボックス7外において、電源側の絶縁電線1のアース用導 線3と負荷側の絶縁電線1のアース用導線3とが接続される。負荷側の絶縁電線 1のアース用導線3は負荷のアース端子に接続され、電源側の絶縁電線1のアー ス用導線3はアースされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような絶縁電線を使用する場合、スイッチボックス外における安全性を確 保するため、外部被覆材が剥がされた部分はスイッチボックス内に納められる。 そのため、アース用導線は、スイッチボックス内から外に引き出される。このよ うに、狭いスイッチボックス内でアース用導線を折り曲げ、外へ引き出さなけれ ばならないため、配線作業が煩雑であった。また、アース用導線はスイッチボッ クス外部で接続されるため、接続端子に接続される電力用導線に比べて長くなる 。そのため、アース用導線の長さに合わせて外部被覆材を剥がし、そののち電力 用導線を必要な長さに切断する必要があり、作業がめんどうである。
【0005】 しかも、引き出されたアース用導線は絶縁被覆材で被覆されているだけであり 、外部被覆材で被覆された導線に比べて安全性の上で問題がある。また、スイッ チボックスからアース用導線が引き出されるため、配線後の見栄えが悪い。さら に、このような絶縁電線では、外部からアース用導線の位置がわかりにくく、再 工事のとき不便である。
【0006】 それゆえに、この考案の主たる目的は、配線工事の作業性がよく、配線後の安 全性を確保するとともに見栄えもよくすることができ、しかも外部からみてアー ス用導線の位置を確認することができる絶縁電線を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、導体と導体を被覆する絶縁被覆材とからなる複数の導線と、複数 の導線を被覆する外部被覆材とを含む絶縁電線において、外部被覆材は断面8字 状に形成され、導線の中のアース用導線と他の導線とが外部被覆材で分離された ことを特徴とする、絶縁電線である。
【0008】
【作用】
外部被覆材が断面8字状に形成されているため、外部被覆材を2つに分割する ことができる。しかも、アース用導線と他の導線とが外部被覆材で分離されてい るため、外部被覆材を有する状態で、アース用導線と他の導線とを分割すること ができる。
【0009】
【考案の効果】
この考案によれば、外部被覆材を有する状態でアース用導線と他の導線とを分 割することができるため、たとえばスイッチボックスに接続する場合、スイッチ ボックスの外部でアース用導線を分割することができる。このように、スイッチ ボックス外部でアース用導線を分割しても、スイッチボックス外部の導線部分は 全て外部被覆材で被覆されているため、安全性を確保することができる。また、 一旦スイッチボックス内に入れたアース用導線を外部に引き出す必要がなく、狭 いスイッチボックス内での作業が少なくなり、作業性をよくすることができる。
【0010】 また、アース用導線と他の導線を分割した状態で各導線の長さを調整すること ができるため、アース用導線の長さに合わせて外部被覆材を剥がす必要がなく、 作業を簡略化することができる。さらに、外部のアース用導線も外部被覆材で被 覆されているため、配線後の見栄えをよくすることができる。また、外部被覆材 が断面8字状に形成されているため、外部からみてアース用導線の位置の確認が 簡単であり、再工事の際などに便利である。
【0011】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す斜視図である。この絶縁電線10は、たとえ ば3つの電力用導線12とアース用導線14とを含む。これらの電力用導線12 およびアース用導線14は、それぞれ導体16を含み、導体16が絶縁被覆材1 8で被覆される。導体16は、たとえば銅などの導電材料を細い棒状に形成した ものである。また、絶縁被覆材18は、ビニルなどの絶縁材料で形成される。3 本の電力用導線12の絶縁被覆材18は、通常、赤色,白色,黒色に着色される 。このように、電力用導線12を色分けすることにより、各導線を3相交流の各 相に対応させることができる。また、アース用導線14の絶縁被覆材18は、通 常、緑色に着色される。
【0013】 これらの電力用導線12およびアース用導線14は1列に並べられ、これらを 被覆するようにして外部被覆材20が形成される。外部被覆材20は、たとえば ビニルなどの絶縁材料で形成される。外部被覆材20は、図2に示すように、断 面8字状に形成される。そして、外部被覆材20の一方の空間部に、3本の電力 用導線12が配置される。また、外部被覆材20の他方の空間部に、アース用導 線14が配置される。したがって、図1に示すように、外部被覆材20を2つに 分割することができる。それによって、外部被覆材20を有する状態で、電力用 導線12とアース用導線14とを分割することができる。
【0014】 この絶縁電線10をスイッチボックス22に接続する場合、図3に示すように 、必要な長さだけ外部被覆材20が分割されて、電力用導線12とアース用導線 14とが分離させられる。次に、電力用導線12側が適当な長さに切断され、そ の外部被覆材20が剥がされる。さらに、電力用導線12の絶縁被覆材18が剥 がされ、導体16が露出させられる。そして、電力用導線12がスイッチボック ス22内に導入される。
【0015】 スイッチボックス22内には、一端側に電源側の接続端子24が形成され、他 端側に負荷側の接続端子26が形成される。これらの電源側の接続端子24と負 荷側の接続端子26とは、開閉部28で電気的に開閉される。開閉部28は、ブ レード30と、これを挟み込んで保持するクリップ32とで構成される。クリッ プ32はレバー34で操作され、このレバー34の操作によって開閉部28が開 閉される。さらに、開閉部28と負荷側の接続端子26との間には、ヒューズ3 6が取り付けられ、過電流に対する保護がなされる。
【0016】 スイッチボックス22内に導入された電力用導線12の導体16は、電源側の 接続端子24に接続される。同様に、負荷側の接続端子26にも、負荷に接続さ れた絶縁電線10の電力用導線12が接続される。電源側の絶縁電線10のアー ス用導線14と負荷側の絶縁電線10のアース用導線14とは、スイッチボック ス22の外部で接続される。この実施例では、スイッチボックス22の底面にア ース用導線14を通すための溝が形成されており、図4に示すように、電源側の 絶縁電線10のアース用導線14が溝に通される。そして、溝に通されたアース 用導線14は、圧着スリーブ38などで負荷側の絶縁電線10のアース用導線1 4と接続される。なお、負荷側の絶縁電線10のアース用導線14は負荷のアー ス端子に接続され、電源側の絶縁電線10のアース用導線14はアースされてい る。
【0017】 この絶縁電線10を用いれば、外部被覆材20を有する状態で、電力用導線1 2とアース用導線14とを分割することができる。したがって、スイッチボック ス22内には、電力用導線12のみを導入すればよく、アース用導線14をスイ ッチボックス22内に導入する必要がない。そのため、狭いスイッチボックス2 2内で、アース用導線14を折り曲げて再度外部へ引き出すという作業がなくな り、配線作業を簡略化することができる。また、スイッチボックス22外で電力 用導線12とアース用導線14とを分割しても、それらの導線は外部被覆材18 で被覆されているため、安全性にも問題がない。たとえば、負荷に異常が生じて アース用導線14に過負荷電流が流れ、アース用導線14が焼損しても、電力用 導線12に損傷を与えることがない。
【0018】 さらに、電力用導線12とアース用導線14とを分割し、電力用導線12の長 さを調整することができるため、外部被覆材20を剥がす量を最小限にすること ができる。したがって、配線工事の作業を軽減することができる。また、外部か らみて、電力用導線12とアース用導線14との位置が確認できるため、再工事 を行うときに便利である。しかも、スイッチボックス22外のアース用導線14 も外部被覆材18で被覆された状態であるため、工事後の外観も美麗である。
【0019】 このように、この考案の絶縁電線を用いれば、配線工事を簡単に行うことがで き、工事後の外観も美しく、しかも安全性も確保することができる。なお、上述 の実施例では、3相交流用の絶縁電線として説明したが、単相用の絶縁電線とし ては、図5に示すように、電力用導線12を2本にすればよい。このように、電 力用導線12の数は使用目的によって変更可能である。また、アース用導線に代 えて、通信線や警報線などを入れて、複合ケーブルとして使用することもできる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す絶縁電線の断面図である。
【図3】図1に示す絶縁電線をスイッチボックスに接続
した状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示すスイッチボックスと絶縁電線の外観
を示す平面図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す断面図である。
【図6】従来の絶縁電線の一例を示す斜視図である。
【図7】図6に示す従来の絶縁電線をスイッチボックス
に接続した状態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 絶縁電線 12 電力用導線 14 アース用導線 16 導体 18 絶縁被覆材 20 外部被覆材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体と前記導体を被覆する絶縁被覆材と
    からなる複数の導線、および前記複数の導線を被覆する
    外部被覆材を含む絶縁電線において、 前記外部被覆材は断面8字状に形成され、前記導線の中
    のアース用導線と他の導線とが前記外部被覆材で分離さ
    れたことを特徴とする、絶縁電線。
JP047788U 1993-08-09 1993-08-09 絶縁電線 Pending JPH0714513U (ja)

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JP047788U JPH0714513U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 絶縁電線

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JP047788U JPH0714513U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 絶縁電線

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JPH0714513U true JPH0714513U (ja) 1995-03-10

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ID=12785120

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014112554A (ja) * 2014-02-12 2014-06-19 Yazaki Energy System Corp 接地線付き平型ケーブル
JP2015125811A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 弥栄電線株式会社 平型ケーブル
JP2020092101A (ja) * 2020-03-13 2020-06-11 住友電工産業電線株式会社 接地線、及び接地線付き平型ケーブル

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