JPH0714502B2 - 竪型選別秤量装置の揚穀機駆動装置 - Google Patents

竪型選別秤量装置の揚穀機駆動装置

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JPH0714502B2
JPH0714502B2 JP29014586A JP29014586A JPH0714502B2 JP H0714502 B2 JPH0714502 B2 JP H0714502B2 JP 29014586 A JP29014586 A JP 29014586A JP 29014586 A JP29014586 A JP 29014586A JP H0714502 B2 JPH0714502 B2 JP H0714502B2
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利彦 佐竹
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株式会社佐竹製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、穀粒中より細粒を除去して、整粒を秤量する
穀粒の竪型選別秤量装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の竪型選別秤量装置を第4図により説明する。竪型
選別機49を、揚穀機50を介して秤量用整粒タンク51,シ
ャッター装置52,秤量機53とから成る秤量装置54に連絡
して竪型選別秤量装置55を形成する。揚穀機50の上部
に、上部プーリー56を装架した揚穀機用電動機57の受動
機軸58を、下部には下部プーリー59を装架した下部軸50
を軸架し、バケット61を付設したベルト62をプーリー5
6,59に懸回する。
なお、電動機57を揚穀機50の下部に設けて、電動機軸58
に下部プーリー59を装架する場合もある。揚穀機用電動
機57を駆動することにより上部プーリー56が回転し、ベ
ルト62に付設したバケット61が揚送される。
次に、上記構成における作用を説明する。供給口63から
流下した穀粒は、螺旋体64による遠心力により多孔壁選
別筒65に向けて付勢される。多孔壁選別筒65の通孔より
細粒は排除され、排除された細粒は細粒排出筒66より機
外へ排出される。排除されない整粒は、整粒排出口67よ
り揚穀機50へ送られ、バケット61により揚送されて秤量
用整粒タンク51に送られる。
そして、秤量用整粒タンク51にある程度穀粒がたまる
と、シャッター装置52を開口して穀粒は袋体68に供給さ
れる。秤量機53が設定重量を感知すると、秤量機53から
の電気信号によりシャッター装置52が閉口されて秤量が
完了される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記のような従来の竪型選別秤量装置において
は、揚穀機用電動機により上部プーリー又は下部プーリ
ーを駆動させて、穀粒を揚送する構成のため、電動機が
余分に必要となり製造コストが大幅に上昇し、また、選
別秤量作業中に電力費が大幅にかかるという欠点があっ
た。
この発明は、上記のような欠点を解消し、製造費を大幅
に下げ、電力費を節減する竪型選別秤量装置の揚穀機駆
動装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
竪型機筒の内部に多孔壁選別筒を回転自在に立設し、多
孔壁選別筒の内部に、螺旋体を周囲に捲回した回転体を
嵌装して竪型選別機とする。多孔壁選別筒の下部に設け
た穀粒排出口と、竪型選別機の上方部位に設けた秤量用
整粒タンクとを揚穀機により連絡して竪型選別秤量装置
とし、秤量用整粒タンクには秤量機に電気的に連絡した
排出シャッターを備える。そして、竪型選別機を回転す
る電動機の電動機軸を下方に突設し、電動機軸下部側に
駆動プーリーを取付け、駆動プーリーと傘歯車を上部に
設けた駆動軸に取付けた受動プーリーとにベルトを懸回
する。駆動軸に設けた傘歯車と、揚穀機の下部プーリー
を装架した下部軸の延長部に設けた傘歯車とを噛合状態
に形成する。
〔作用〕
竪型選別機の供給口に供給された穀粒は、螺旋体の回転
により遠心力を受け、多孔壁選別筒より細粒は排除さ
れ、排除されなかった整粒は揚穀機を介して秤量用整粒
タンクへ送られる。そして、穀粒は秤量用整粒タンクか
ら袋体へ供給され、秤量機が設定重量を感知すると、排
出シャッターが閉口されて秤量が完了される。
また、電動機の回転により電動機軸に取付けた駆動プー
リーが回転し、その回転はベルトにより駆動軸の受動プ
ーリーに伝えられる。受動プーリーの回転により駆動軸
に設けた傘歯車が回転し、その回転により噛合状態とな
っている下部軸の延長部に設けた傘歯車が回転し、それ
により下部プーリーも回転する。この下部プーリーの回
転により、揚穀機が作動される。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第1
図は本発明を実施した竪型選別秤量装置の一部破断側面
図、第2図はその斜視図、第3図は揚穀機駆動装置の拡
大斜視図である。
竪型選別秤量装置1の型選別機2上部に供給口3を設
け、竪型機筒4内に多孔壁選別筒5を回転自在に立設す
る。多孔壁選別筒5の内部に螺旋体6を周囲に捲回した
回転筒体7を嵌装し、多孔壁選別筒5と回転筒体7と
は、同一方向に異速度でそれぞれ回転するようにする。
多孔壁選別筒5と竪型機筒4との間を細粒室8とし、多
孔壁選別筒5の下部に細粒掻出用翼片9を設ける。10は
整粒掻出用翼片であり、11は電動機である。
竪型選別機2は整粒排出口12を介して揚穀機13に連絡
し、また、14は細粒搬送装置である。細粒搬送装置14内
部に、細粒を上方に搬送する揚送用螺旋体15を回転可能
に嵌装し、細粒搬送装置14に細粒排出口(図示せず)を
連絡する。細粒搬送装置14の受動プーリー16と、電動機
11の駆動プーリー17とをベルト18で連結し、細粒搬送装
置14の上部を細粒排出筒19に連絡する。
揚穀機13の上部に上部プーリー20を装架した上部軸21
を、下部に下部プーリー22を装架した下部軸23を軸架
し、バケット24を付設したベルト25をプーリー20,22に
懸回する。
26は揚穀機駆動装置であり、電動機11の電動機軸27を下
方に突設し、電動機軸27下部側に駆動プーリー28を取付
ける。駆動プーリー28と、傘歯車29を上部に設けた駆動
軸30に取付けた受動プーリーとにベルト32を懸回する。
駆動軸30に設けた傘歯車29と、揚穀機13の下部プーリー
22を装架した下部軸23の延長部に設けた傘歯車33とを噛
合状態に形成する。34はギヤボックスであり、35,36は
ベアリングケースである。
揚穀機13上部の排出口37に秤量用整粒タンク38を連絡
し、秤量用整粒タンク38に傾斜板39を横設する。秤量用
整粒タンク38下部の排出口40に、操作杆41を備えた排出
シャッター42を枢着し、また、43はソレノイド(図示せ
ず)により前後する停止片である。排出口40は排出筒44
を介して袋体45に連絡し、袋体45は秤量機46に載置して
いる。47は秤量用整粒タンク38の両側壁に設けた供給用
開口であり、48は穀類選別機(図示せず)の穀粒排出筒
である。供給用開口47が、秤量用整粒タンク38の両側壁
に幅広に設けられているため、穀粒排出筒48はかなり広
範囲に接続可能である。
次に、上記構成における作用を説明する。穀粒排出筒48
から供給口3へ供給された穀粒は、供給口3から螺旋体
6へ流下される。螺旋体6との接触により各穀粒は遠近
力を受け、多孔壁選別筒5に向けて付勢されて飛散状に
偏流し、細粒は多孔壁選別筒5の通孔から細粒室8へ排
除される。そして、細粒は細粒掻出用翼片9の回転力に
より細粒排出口から細粒搬送装置14に排出され、搬送用
螺旋体15により揚送されて細粒排出筒19より機外へ排出
される。螺旋体6上の穀粒(整粒)は、螺旋体6の回転
力により徐々に斜下方向に移動し、多孔壁選別筒5内を
旋回しながら筒底部に集積される。そして、整粒掻出用
翼片10の回転力により整粒排出口12へ排出され、揚穀機
13のバケット24に掬い上げられて排出口37へ揚送され
る。
排出口37から穀粒は傾斜板39を流下し、秤量用整粒タン
ク38に貯留される。穀粒がある程度貯留されると、操作
杆41を押して排出シャッター42は回動して係止片43に係
止るす。すると、穀粒は排出口40から排出筒44を経て袋
体45に供給され、秤量機46が設定重量を感知すると、秤
量機46からの電気信号により排出シャッター42と係止片
43との係止が解かれる。そして、排出シャッター42が回
動して排出口40が閉じられ、設定重量の秤量が完了され
る。
次に、揚穀機駆動装置26の作用を説明する。電動機11の
回転により電動機軸27に取付けた駆動プーリー28が回転
し、その回転はベルト32により駆動軸30にの伝達され
て、傘歯車29が回転される。その回転により、噛合状態
となっている下部軸23の延長部に設けた傘歯車33が回転
し、それにより、下部プーリー22が回転される。そのた
め、ベルト25に装設したバケット24により、穀粒は掬い
上げられて排出口37へ揚送される。
なお、本実施例では、揚穀機13の下部軸23を延長して傘
歯車を設けているが、傘歯車を設けた軸と下部軸23とを
カップリング等の連結手段により連結する構成としても
よい。
〔発明の効果〕
本発明における、竪型選別秤量装置の揚穀機駆動装置に
よれば、以下の効果を奏する。
電動機の回転を傘歯車を介して揚穀機の下部軸に伝達す
る構成としたため、揚穀機用の電動機が不要となり、製
造コストの大幅な低下が可能となるとともに、選別作業
中においては、電力費の大幅な低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した竪型選別秤量装置の一部破断
側面図、第2図はその斜視図、第3図は揚穀機駆動装置
の拡大斜視図、第4図は従来例を示した一部破断側面図
である。 1……竪型選別秤量装置、2……竪型選別機、3……供
給口、4……竪型機筒、5……多孔壁選別筒、6……螺
旋体、7……回転筒体、8……細粒室、9……細粒掻出
用翼片、10……整粒掻出用翼片、11……電動機、12……
整粒排出口、13……揚穀機、14……細粒搬送装置、15…
…揚穀用螺旋体、16……受動プーリー、17……駆動プー
リー、18……ベルト、19……細粒排出筒、20……上部プ
ーリー、21……上部軸、22……下部プーリー、23……下
部軸、24……バケット、25……ベルト、26……揚穀機駆
動装置、27……電動機軸、28……駆動プーリー、29……
傘歯車、30……駆動軸、31……受動プーリー、32……ベ
ルト、33……傘歯車、34……ギヤボックス、35,36……
ベアリングケース、37……排出口、38……秤量用整粒タ
ンク、39……傾斜板、40……排出口、41……操作杆、42
……排出シャッター、43……係止片、44……排出筒、45
……袋体、46……秤量機、47……供給用開口、48……穀
粒排出筒、38……取付片、3949……竪型選別機、50……
揚穀機、51……秤量用整粒タンク、52……シャッター装
置、53……秤量機、54……秤量装置、55……竪型選別秤
量装置、56……上部プーリー、57……揚穀機用電動機、
58……電動機軸、59……下部プーリー、60……下部軸、
61……バケット、62……ベルト、63……供給口、64……
螺旋体、65……多孔壁選別筒、66……細粒排出口、67…
…整粒排出口、68……袋体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竪型機筒の内部に多孔壁選別筒を回転自在
    に立設すると共に、多孔壁選別筒の内部に、螺旋体を周
    囲に捲回した回転筒体を嵌装して竪型選別機とし、前記
    多孔壁選別筒の下部に設けた整粒排出口と前記竪型選別
    機の上方部位に設けた秤量用整粒タンクとを揚穀機によ
    って連絡し、前記秤量用整粒タンクには秤量機に電気的
    に連絡した排出シャッターを備えた竪型選別秤量装置に
    おいて、前記竪型選別機を回転する電動機の電動機軸を
    下方に突設し、電動機軸下部側に駆動プーリーを取付
    け、前記駆動プーリーと、傘歯車を上部に設けた駆動軸
    に取付けた受動プーリーとにベルトを懸回し、前記駆動
    軸に設けた前記傘歯車と前記揚穀機の下部プーリーを装
    架した下部軸の延長部に設けた傘歯車とを噛合状態に形
    成したことを特徴とする竪型選別秤量装置の揚穀機駆動
    装置。
JP29014586A 1986-12-04 1986-12-04 竪型選別秤量装置の揚穀機駆動装置 Expired - Lifetime JPH0714502B2 (ja)

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JP4926909B2 (ja) * 2007-10-15 2012-05-09 株式会社タイガーカワシマ 穀粒選別装置
JP4949286B2 (ja) * 2008-01-31 2012-06-06 株式会社タイガーカワシマ 穀粒選別装置

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