JPH07145015A - 砂場の浄化方法 - Google Patents

砂場の浄化方法

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JPH07145015A
JPH07145015A JP5317412A JP31741293A JPH07145015A JP H07145015 A JPH07145015 A JP H07145015A JP 5317412 A JP5317412 A JP 5317412A JP 31741293 A JP31741293 A JP 31741293A JP H07145015 A JPH07145015 A JP H07145015A
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JP
Japan
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sandbox
water
ozone
granular
spraying
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JP5317412A
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English (en)
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Shoji Toyoda
祥司 豊田
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】砂場としての使用に邪魔にならず、しかも定期
的な洗浄時における手間も少なくて済み、かつ的確な浄
化作用、更には犬猫に対する忌避効果により糞尿による
汚染の予防的効果も得られる砂場の洗浄方法を提供す
る。 【構成】砂場15に抗菌性セラミックス等からなる粒状
のセラミックス触媒14を混入するとともに、前記砂場
に対して酸性電解水等の酸性イオン水で希釈した過酸化
水素等の過酸化物水溶液を注入したオゾン水を散布する
ことを特徴とする。更にオゾン水の散布後、ゼオライト
等の多孔質材料に柑橘類のエキスを含浸させて加熱乾燥
処理した粒状の忌避砂を散布することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公園等に設置される砂
場の浄化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のレポート(「日本公衆衛生雑誌」
1992年1月)によると、一年間にわたって公園の砂
場を対象に生菌数、大腸菌群数を調べる細菌学的な調査
をした結果、多いときには1g中に2万個〜4万個の大
腸菌群数が検出されたとして警告をしている。こうした
生菌数や大腸菌の増加は、子供達の口から菌が摂取され
食中毒や下痢を引き起こしたり傷口から入って化膿する
原因となっている。大腸菌が総て危険であるとはいえな
いが、中には病原性のある細菌(コレラ、腸チフス、赤
痢、出血性大腸炎などの菌)を含んでいる可能性があ
る。同レポートは「子供の遊び場として利用度の高い公
園の砂場が環境衛生の立場から見て、非衛生的な状態に
あるということを示すものである」と結論づけている。
また、他のレポート(「小動物臨床」1989年)で
は、市街地の多くの公園の砂場からトキソカラ属腺虫卵
が検出されたと報告されている。トキソカラ属腺虫は、
犬回虫及び猫回虫とも呼ばれ犬や猫を宿主として病気を
引き起こすとともに、その幼虫が寄生虫として人に病害
を起こす恐れもある。内臓に影響を与えた場合には、発
熱、全身倦怠、栄養障害、咳、肝腫大、筋肉痛などの原
因となり、目に影響した場合は視力障害、硝子体混濁、
ブドウ膜炎などを引き起こす恐れがあるといわれてい
る。このため、犬や猫の糞便を媒介として人に感染する
のを防ぐため、「公園をフェンスで囲む」、「砂場を黒
いビニールでおおう」、「砂を定期的に入れ換える」な
どの対策が必要であると提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
方策は、そのための施設が大きくなったり、砂場として
使用するうえで邪魔になったり、あるいは、その管理に
手間がかかったりするため、具体的な改善策が立てら
れ、的確に実行されている自治体はあまり多くないとい
うのが実状である。本発明は、このような事情の下にな
されたもので、砂場としての使用に邪魔にならず、しか
も定期的な洗浄時における手間も少なくて済み、かつ的
確な浄化作用、更には犬猫に対する忌避効果により糞尿
による汚染の予防的効果も得られる砂場の洗浄方法を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
砂場に抗菌性セラミックス等からなる粒状のセラミック
ス触媒を混入するとともに、前記砂場に対して過酸化物
水溶液を注入したオゾン水を散布することを特徴とす
る。請求項2記載の発明は、砂場に抗菌性セラミックス
等からなる粒状のセラミックス触媒を混入するととも
に、前記砂場に対して酸性電解水等の酸性イオン水で希
釈した過酸化物水溶液を注入したオゾン水を散布するこ
とを特徴とする。請求項3記載の発明は、砂場に抗菌性
セラミックスを混入するとともに、前記砂場に対して多
孔質材料に柑橘類のエキスを含浸させて加熱乾燥処理し
た粒状の忌避砂を散布することを特徴とする。請求項4
記載の発明は、砂場に抗菌性セラミックス等からなる粒
状のセラミックス触媒を混入するとともに、前記砂場に
対してオゾン水を散布した後、多孔質材料に柑橘類のエ
キスを含浸させて加熱乾燥処理した粒状の忌避砂を散布
することを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項
1又は請求項2記載の発明に加えて、オゾン水の散布
後、多孔質材料に柑橘類のエキスを含浸させて加熱乾燥
処理した粒状の忌避砂を散布することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によればオゾン水の有する強力な酸化分
解力が、過酸化物水溶液あるいは酸性電解水等の酸性イ
オン水で希釈された過酸化物水溶液の注入により更に促
進され、砂場中に混入されるセラミックス触媒の触媒作
用と相俟って、その強化された酸化分解力が隅々まで万
遍なくゆきわたるため、砂場に生息する大腸菌はもとよ
り、ほとんどの雑菌類やカビ類に対する殺菌作用や、犬
や猫などにより媒介される虫卵等に対する殺傷分解作用
が的確に得られる。しかも、その殺菌作用ないし殺傷分
解作用は、前記触媒作用によって増大する。さらに、ゼ
オライト等の多孔質材料に柑橘類のエキスを含浸させて
加熱乾燥処理した粒状の忌避砂の散布により犬猫の糞尿
による汚染に対して持続した予防的効果が得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例に関して説明する。図
1は本発明に用いられるオゾン水の生成システムに関す
る一実施例を示したブロック構成図である。図中、1は
オゾン発生部で、該オゾン発生部1にはコンプレッサ2
を介して酸素供給源3から酸素が供給される。この酸素
供給源3としては、酸素ボンベ等のほか、大気中から直
接採取することも可能である。その供給量は流量計4に
よって計測され、図示しないコンプレッサ2の制御手段
等を介して制御可能である。このオゾン発生部1は、図
示しない複数個のオゾン発生器を並列あるいは直列に接
続した集合体として構成することができる。個々のオゾ
ン発生器は、電源部5に接続され、高圧放電等により最
適条件の下で有害物の生成を回避しながらオゾンを効果
的に発生する。それぞれのオゾン発生器は個別的に作動
制御可能に構成され、オゾン発生部1としてのオゾンの
総発生量は、これらの個々のオゾン発生器の稼動台数を
制御することにより、デジタル的に制御することが可能
である。
【0007】図中、6はオゾン混合部で、ポンプ7を介
して水道の蛇口等の給水源に接続されるとともに、前記
オゾン発生部1のオゾン流出側に接続されている。な
お、水道の給水圧が十分な場合にはポンプ7を省略する
ことも可能である。オゾン混合部6の内部には、公知の
混合手段(実開平5−44289号公報、実開平5−4
4290号公報、実開平5−44291号公報)が適宜
組合せられて多段に接続され、よりよい混合状態が得ら
れるように構成されている。また、ポンプ7とオゾン混
合部6との間には、流量計8が配設され、ポンプ7の制
御手段等を介して流量を調整できるように構成されてい
る。なお、必要に応じて磁石9を配設して流通する水に
対して磁気作用を付与できるように構成してもよい。
【0008】前記オゾン混合部6下流側には、オゾン酸
化促進剤注入部10が制御バルブ11を介して接続され
ている。このオゾン酸化促進剤注入部10の内部には、
適度の濃度に薄められた過酸化水素の水溶液等の過酸化
物溶液からなるオゾン酸化促進剤が貯溜されており、連
通管12を介してコンプレッサ2から供給される圧力に
よって、排出管13を介して流出してオゾン水に注入さ
れるように構成されている。この場合、特に前記過酸化
水素を水の電解により得られる酸性電解水等の酸性イオ
ン水で希釈すると、オゾンの酸化作用が更に促進され、
良好なオゾン酸化促進剤が得られる。
【0009】しかして、本実施例においては、ポンプ7
により給水源から吸引された水は、磁石9の磁気作用を
受けながらオゾン混合部6に送られ、そのオゾン混合部
6において、オゾン発生器1から送られるオゾンが混合
されて酸化力の強いオゾン水が生成される。このオゾン
混合部6で生成されたオゾン水は、途中で、前記オゾン
酸化促進剤注入部10から適量の過酸化物溶液が注入さ
れ、砂場の浄化液としてより好適なオゾン水として散布
手段へ供給される。
【0010】図2はオゾン水の散布手段の一実施例を示
した概念図である。図中、14は砂場15に一様に混入
された数ミリ程度の粒状のセラミックス触媒で、セラミ
ックスに無溶出状に殺菌性金属イオン、例えば銅イオン
や銀イオン等を担持させた、いわゆる抗菌性セラミック
スなどが好適である。16は前述のオゾン水の生成シス
テムを示したもので、水供給管17を介して砂場に近い
水道等の給水源に接続する。18は散水器で、オゾン水
供給管19を介して前記オゾン水生成システム16に接
続され、オゾン水を砂場2に散布する。なお、この散布
手段としては、散水ノズルを持ちながら手作業で散布し
てもよく、要は、砂場の砂に対して満遍なくオゾン水が
行き渡ればどのような手段でもよい。また、オゾン水生
成システム16や散布手段等の機器一式を車両に積み込
んで移動式に構成することもできる。
【0011】しかして、砂場の浄化作業に際しては、先
ず、小型の耕うん機等を利用して砂場を掘り返して柔ら
かくしてオゾン水が浸透しやすい状態にする。この掘り
返し作業と前後して抗菌性セラミックスなどの粒状のセ
ラミックス触媒を散布して砂中に混入する。しかる後、
前記オゾン水生成システム16により生成されたオゾン
水を30分程度、満遍なく散布する。これにより、オゾ
ン水の酸化分解作用が砂中に満遍なく混入されたセラミ
ックス触媒により促進されて隅々まで浄化作用がゆきわ
たる。その後、砂場の表面にゼオライト等の多孔質材料
に柑橘類のエキスを含浸させて120℃程度で加熱乾燥
処理した粒状の忌避砂を散布する。これにより、忌避作
用が3カ月程度持続し、犬猫の糞尿による汚染に対して
良好な予防的効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を得ることがで
きる。 (1)オゾン水の有する強力な酸化分解力が、過酸化物
水溶液あるいは酸性電解水等の酸性イオン水で希釈され
た過酸化物水溶液の注入により更に促進され、砂場中に
混入されるセラミックス触媒の触媒作用と相俟って、そ
の強化された酸化分解力が隅々まで万遍なくゆきわたる
ため、砂場に生息する大腸菌はもとより、ほとんどの雑
菌類やカビ類に対する殺菌作用や、犬や猫などにより媒
介される虫卵等に対する殺傷分解作用が的確に得られ
る。 (2)その殺菌作用ないし殺傷分解作用は、前記触媒作
用により増大する。 (3)忌避剤として、多孔質材料に柑橘類のエキスを含
浸させて加熱乾燥処理した粒状の忌避砂を用いたので、
忌避作用が持続し犬猫の糞尿による汚染に対する良好な
予防的効果が得られる。 (4)セラミックス触媒及び忌避砂として粒状のものを
用いて砂場に散布混入したので、砂場の使用に際して邪
魔になることはない。 (5)オゾンの脱臭作用により砂場における悪臭が消臭
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 オゾン水生成システムに関する実施例を示し
たブロック構成図である。
【図2】 オゾン水の散布手段に関する実施例を示した
概念図である。
【符号の説明】
1…オゾン発生部、6…オゾン混合部、10…オゾン酸
化促進剤注入部、14…セラミックス触媒、15…砂
場、16…オゾン生成システム、18…散水器、19…
オゾン水供給管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砂場に抗菌性セラミックス等からなる粒
    状のセラミックス触媒を混入するとともに、前記砂場に
    対して過酸化物水溶液を注入したオゾン水を散布するこ
    とを特徴とする砂場の浄化方法。
  2. 【請求項2】 砂場に抗菌性セラミックス等からなる粒
    状のセラミックス触媒を混入するとともに、前記砂場に
    対して酸性電解水等の酸性イオン水で希釈した過酸化物
    水溶液を注入したオゾン水を散布することを特徴とする
    砂場の浄化方法。
  3. 【請求項3】 砂場に抗菌性セラミックスを混入すると
    ともに、前記砂場に対して多孔質材料に柑橘類のエキス
    を含浸させて加熱乾燥処理した粒状の忌避砂を散布する
    ことを特徴とする砂場の浄化方法。
  4. 【請求項4】 砂場に抗菌性セラミックス等からなる粒
    状のセラミックス触媒を混入するとともに、前記砂場に
    対してオゾン水を散布した後、多孔質材料に柑橘類のエ
    キスを含浸させて加熱乾燥処理した粒状の忌避砂を散布
    することを特徴とする砂場の浄化方法。
  5. 【請求項5】 砂場に対してオゾン水を散布した後、多
    孔質材料に柑橘類のエキスを含浸させて加熱乾燥処理し
    た粒状の忌避砂を散布することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の砂場の浄化方法。
JP5317412A 1993-11-24 1993-11-24 砂場の浄化方法 Pending JPH07145015A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07304617A (ja) * 1994-05-09 1995-11-21 Japan Carlit Co Ltd:The 砂場の浄化法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07304617A (ja) * 1994-05-09 1995-11-21 Japan Carlit Co Ltd:The 砂場の浄化法

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