JPH0714495B2 - 強磁性金属片除去装置 - Google Patents
強磁性金属片除去装置Info
- Publication number
- JPH0714495B2 JPH0714495B2 JP1130032A JP13003289A JPH0714495B2 JP H0714495 B2 JPH0714495 B2 JP H0714495B2 JP 1130032 A JP1130032 A JP 1130032A JP 13003289 A JP13003289 A JP 13003289A JP H0714495 B2 JPH0714495 B2 JP H0714495B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnet
- conveyor
- ferromagnetic metal
- metal piece
- ferromagnetic
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄鉱石、焼結鉱等の弱磁性原料内に混入する強
磁性金属片を除去するための強磁性金属片除去装置に関
する。
磁性金属片を除去するための強磁性金属片除去装置に関
する。
例えば高炉において原料の鉄鉱石は縦列に配置された多
数の搬送装置に運ばれて高炉へ投入される。原料内に鉄
片等の金属片が混入されていると、搬送装置を傷めて供
給ストップの状態になるので、出来る限り搬送装置の入
口に近い段階でそれを取り除く必要がある。
数の搬送装置に運ばれて高炉へ投入される。原料内に鉄
片等の金属片が混入されていると、搬送装置を傷めて供
給ストップの状態になるので、出来る限り搬送装置の入
口に近い段階でそれを取り除く必要がある。
自動的に金属片を除去する装置としては電磁石によるも
のが一般的であるが、この場合常時通電していると弱磁
性の鉄鉱石までもが吸着して吸引力が低下するので、金
属片の通過期間中のみにおいて通電することが肝要であ
る。
のが一般的であるが、この場合常時通電していると弱磁
性の鉄鉱石までもが吸着して吸引力が低下するので、金
属片の通過期間中のみにおいて通電することが肝要であ
る。
第3図は電磁石による金属片除去装置の一例を表わす図
である、(a)欄は原料の送り方向に垂直な方向から装
置を見た図である。コンベア18の途中にはコイル内の透
磁率の変化により強磁性体の存在を検知する金属検出器
12が設けられている。ホッパー10から供給される鉄鉱石
20はコンベア18に載せられ金属検知器12を通過した後電
磁石14の下方を通過して次段のコンベア(図示せず)へ
と送られる。
である、(a)欄は原料の送り方向に垂直な方向から装
置を見た図である。コンベア18の途中にはコイル内の透
磁率の変化により強磁性体の存在を検知する金属検出器
12が設けられている。ホッパー10から供給される鉄鉱石
20はコンベア18に載せられ金属検知器12を通過した後電
磁石14の下方を通過して次段のコンベア(図示せず)へ
と送られる。
金属検知器12において強磁性金属片の存在が検知された
ら、タイマ22で所定の時間、すなわち検知位置から電磁
石14の下方に達するまでの時間だけ遅延されて電磁石14
が励磁される。金属片を吸着した電磁石14は移動装置16
によって搬送方向と垂直な方向へ移動される。
ら、タイマ22で所定の時間、すなわち検知位置から電磁
石14の下方に達するまでの時間だけ遅延されて電磁石14
が励磁される。金属片を吸着した電磁石14は移動装置16
によって搬送方向と垂直な方向へ移動される。
(b)欄は移動装置16および電磁石14を搬送方向から見
た図である。移動装置16は走行レール22上をコンベア18
の上方からホッパー24に上方まで移動する。
た図である。移動装置16は走行レール22上をコンベア18
の上方からホッパー24に上方まで移動する。
電磁石14は励磁されて金属片を吸着した後移動装置16に
より図中に2点鎖線で表わす解放位置14′まで移動さ
れ、励磁が解除される。吸着されていた金属片はホッパ
ー24へ落とされ、その後、電磁石14はコンベア18上方の
位置まで戻る。
より図中に2点鎖線で表わす解放位置14′まで移動さ
れ、励磁が解除される。吸着されていた金属片はホッパ
ー24へ落とされ、その後、電磁石14はコンベア18上方の
位置まで戻る。
その間においてもコンベア18は連続的に運転されてお
り、電磁石14が元の位置に戻った後は再び自動除去が可
能となる。ところが電磁石14がコンベア18の上方にない
ときに金属検出器12が金属片を検知したときは、自動的
に除去することができないのでコンベア18を一旦停止し
て除去を行なっていた。
り、電磁石14が元の位置に戻った後は再び自動除去が可
能となる。ところが電磁石14がコンベア18の上方にない
ときに金属検出器12が金属片を検知したときは、自動的
に除去することができないのでコンベア18を一旦停止し
て除去を行なっていた。
コンベア18を停止させると慣性で多少の距離だけ動いて
停止するが、その距離はコンベア上の輸送物の重量によ
って異なり一定ではない。したがって、タイマーで制御
する方式ではコンベアを再起動した時の励磁位置を適切
に設定することができない。したがってこの時の除去は
人間の手作業で行なわざるを得ないという問題がある。
停止するが、その距離はコンベア上の輸送物の重量によ
って異なり一定ではない。したがって、タイマーで制御
する方式ではコンベアを再起動した時の励磁位置を適切
に設定することができない。したがってこの時の除去は
人間の手作業で行なわざるを得ないという問題がある。
再起動と同時に電磁石14を励磁させる方式も考えられる
が、前述した理由で電磁石の吸引力が低下するという問
題を生じる。
が、前述した理由で電磁石の吸引力が低下するという問
題を生じる。
したがって本発明の目的は、金属片が連続して混入して
いても自動的に除去を行なうことの可能な強磁性金属片
除去装置を提供することにある。
いても自動的に除去を行なうことの可能な強磁性金属片
除去装置を提供することにある。
本発明はこの目的に鑑みてなされたもので、その要旨と
するところは、弱磁性原料を搬送するコンベアと、該弱
磁性原料中に混入した強磁性金属片の存在を検知して金
属検出信号を出力する金属検出器と、該金属検出信号に
応じて励磁されて該強磁性金属片を吸引し排出位置で励
磁が解除されて該強磁性金属片を解放する電磁石と、該
電磁石を吸引位置から排出位置まで移動する移動手段と
を具備する強磁性金属片除去装置において、該コンベア
の動きに応じて信号を発生する信号発生手段と、該信号
に基いて該電磁石の励磁タイミングを決定する励磁タイ
ミング算出手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
するところは、弱磁性原料を搬送するコンベアと、該弱
磁性原料中に混入した強磁性金属片の存在を検知して金
属検出信号を出力する金属検出器と、該金属検出信号に
応じて励磁されて該強磁性金属片を吸引し排出位置で励
磁が解除されて該強磁性金属片を解放する電磁石と、該
電磁石を吸引位置から排出位置まで移動する移動手段と
を具備する強磁性金属片除去装置において、該コンベア
の動きに応じて信号を発生する信号発生手段と、該信号
に基いて該電磁石の励磁タイミングを決定する励磁タイ
ミング算出手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
例えば信号発生手段としてコンベアの動きに同期してパ
ルスを発生するパルス発信器とすれば、このパルスをカ
ウントすることによって、コンベアが停止されたときで
も正しくその停止位置を知ることが可能となり、その様
な場合でも励磁タイミング算出手段が適切な励磁タイミ
ングを決定することが可能となる。
ルスを発生するパルス発信器とすれば、このパルスをカ
ウントすることによって、コンベアが停止されたときで
も正しくその停止位置を知ることが可能となり、その様
な場合でも励磁タイミング算出手段が適切な励磁タイミ
ングを決定することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を表わす図である。第3図と
同一の構成要素には同一の参照番号を付してその説明を
省略する。
同一の構成要素には同一の参照番号を付してその説明を
省略する。
プログラマブルロジックコントローラ(PLC)56は入出
力されたインターフェースおよび入出力ドライバーを備
えたマイクロコンピュータであり、所定の制約内でユー
ザーがコマンドを入力して制御シーケンスを設定するこ
とができる。パルス発信器50はコンベア18を支えるロー
ラの回転と同軸で回転する円盤からパルスを発生する。
パルス発信器50および金属検知器12の出力はPLC56へ入
力され、その出力信号はコンベア18および電磁石14並び
に移動装置16を制御するための信号として、それぞれコ
ンベア駆動制御装置54および移動装置16並びに電磁石14
へ向けて出力される。コンベア駆動制御装置54はPLC56
からの制御信号に応じてモータ52を制御してコンベア18
の起動・停止を行なう。電磁石14はPLC56からの制御信
号に応じて励磁およびその解除が行なわれ、移動装置16
もPLC56からの信号に応じて電磁石14をコンベア18上方
の位置とホッパー24上方の位置との間で往復させる。
力されたインターフェースおよび入出力ドライバーを備
えたマイクロコンピュータであり、所定の制約内でユー
ザーがコマンドを入力して制御シーケンスを設定するこ
とができる。パルス発信器50はコンベア18を支えるロー
ラの回転と同軸で回転する円盤からパルスを発生する。
パルス発信器50および金属検知器12の出力はPLC56へ入
力され、その出力信号はコンベア18および電磁石14並び
に移動装置16を制御するための信号として、それぞれコ
ンベア駆動制御装置54および移動装置16並びに電磁石14
へ向けて出力される。コンベア駆動制御装置54はPLC56
からの制御信号に応じてモータ52を制御してコンベア18
の起動・停止を行なう。電磁石14はPLC56からの制御信
号に応じて励磁およびその解除が行なわれ、移動装置16
もPLC56からの信号に応じて電磁石14をコンベア18上方
の位置とホッパー24上方の位置との間で往復させる。
第2図はPLC56の制御を表わすフローチャートである。P
LC内には複数の金属片を並行して処理するために複数の
カウンタが用意されている。まずこれらを停止状態にし
ておいて(ステップa)、コンベア18を起動するための
信号を送出する(ステップb)。パルス発信器50からパ
ルスが入力されたら(ステップc)、複数のカウンタの
うち動作中のものをカウントアップする(ステップ
d)。金属検出器12から金属片検知の信号が入力された
ら(ステップe)、その立ち上がりで停止中のカウンタ
の1つをスタートさせる(ステップf)。次にいずれか
のカウンタが動作中であれば(ステップg)、それは金
属検知器12と電磁石14の励磁位置との間に金属片が存在
することを意味するから、このとき電磁石14が励磁され
て除去シーケンスに入っていれば(ステップh)ただち
にコンベア18を停止し(ステップj)、そうでなければ
コンベア18を起動する(ステップi)。ステップiで、
既にコンベア14が起動されていれば何ら変化がない。ス
テップjも同様である。次に、複数のカウンタのいずれ
かが所定の値を超えていれば(ステップk)、金属片が
励磁位置に到達したことを意味するから、そのカウンタ
を停止し(ステップl)、電磁石14の励磁に始まる一連
の動作を開始する(ステップm)。ステップc〜mの処
理を繰り返すことによって自動的に金属片の除去が行な
われる。なお、コンベア18の停止中であってもパルス入
力の監視は続けられるから、慣性でコンベア18が移動し
ても、その移動距離を加味して励磁タイミングが決定さ
れている。
LC内には複数の金属片を並行して処理するために複数の
カウンタが用意されている。まずこれらを停止状態にし
ておいて(ステップa)、コンベア18を起動するための
信号を送出する(ステップb)。パルス発信器50からパ
ルスが入力されたら(ステップc)、複数のカウンタの
うち動作中のものをカウントアップする(ステップ
d)。金属検出器12から金属片検知の信号が入力された
ら(ステップe)、その立ち上がりで停止中のカウンタ
の1つをスタートさせる(ステップf)。次にいずれか
のカウンタが動作中であれば(ステップg)、それは金
属検知器12と電磁石14の励磁位置との間に金属片が存在
することを意味するから、このとき電磁石14が励磁され
て除去シーケンスに入っていれば(ステップh)ただち
にコンベア18を停止し(ステップj)、そうでなければ
コンベア18を起動する(ステップi)。ステップiで、
既にコンベア14が起動されていれば何ら変化がない。ス
テップjも同様である。次に、複数のカウンタのいずれ
かが所定の値を超えていれば(ステップk)、金属片が
励磁位置に到達したことを意味するから、そのカウンタ
を停止し(ステップl)、電磁石14の励磁に始まる一連
の動作を開始する(ステップm)。ステップc〜mの処
理を繰り返すことによって自動的に金属片の除去が行な
われる。なお、コンベア18の停止中であってもパルス入
力の監視は続けられるから、慣性でコンベア18が移動し
ても、その移動距離を加味して励磁タイミングが決定さ
れている。
以上述べてきたように本発明によれば、人手を煩すこと
なく自動的に金属片の除去を行なうことが可能となり、
工具の省力化、コストダウンが実現される。
なく自動的に金属片の除去を行なうことが可能となり、
工具の省力化、コストダウンが実現される。
第1図は本発明の一実施例を表わす図、 第2図はPLCの動作のフローチャート、 第3図は従来の方式を表わす図。 図において、 12……金属検知器、14……電磁石、16……移動装置、18
……コンベア、20……鉄鉱石、50……パルス発信器。
……コンベア、20……鉄鉱石、50……パルス発信器。
Claims (1)
- 【請求項1】弱磁性原料(20)を搬送するコンベア(1
8)と、該弱磁性原料(20)中に混入した強磁性金属片
の存在を検知して金属検出信号を出力する金属検出器
(12)と、該金属検出信号に応じて励磁されて該強磁性
金属片を吸引し排出位置(14′)で励磁が解除されて該
強磁性金属片を解放する電磁石(14)と、該電磁石(1
4)を吸引位置と排出位置(14′)の間を移動させる移
動手段(16)と、該電磁石と移動手段とによる排出動作
中はコンベアを停止する手段とを具備する強磁性金属片
除去装置において、 該コンベア(18)の動きに応じてパルス信号を発生する
信号発生手段(50)と、 前記金属検出器が強磁性金属片の存在を検知し始める毎
に個別に該パルス信号を計数し始める複数のカウンタ
と、 いずれか1つのカウンタが所定個のパルスを計数する毎
に前記電磁石と移動手段による排出動作を開始する排出
開始手段とを具備することを特徴とする強磁性金属片除
去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1130032A JPH0714495B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 強磁性金属片除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1130032A JPH0714495B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 強磁性金属片除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03143A JPH03143A (ja) | 1991-01-07 |
JPH0714495B2 true JPH0714495B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=15024461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1130032A Expired - Lifetime JPH0714495B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 強磁性金属片除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714495B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101433461B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2014-08-22 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어로 이송되는 원료로부터의 철편 추출장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100805624B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 수재의 철분분리장치 |
DE102005047018B4 (de) * | 2005-09-30 | 2014-05-08 | Carl Freudenberg Kg | Elastomerlager mit hydraulischer Dämpfung |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0713699B2 (ja) * | 1986-07-25 | 1995-02-15 | キヤノン株式会社 | 自動焦点検出用の投光系 |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP1130032A patent/JPH0714495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101433461B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2014-08-22 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어로 이송되는 원료로부터의 철편 추출장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03143A (ja) | 1991-01-07 |
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