JPH07144668A - 履帯張り調整装置 - Google Patents

履帯張り調整装置

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Publication number
JPH07144668A
JPH07144668A JP31729293A JP31729293A JPH07144668A JP H07144668 A JPH07144668 A JP H07144668A JP 31729293 A JP31729293 A JP 31729293A JP 31729293 A JP31729293 A JP 31729293A JP H07144668 A JPH07144668 A JP H07144668A
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JP
Japan
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grease
supply
discharge
crawler belt
grease supply
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Application number
JP31729293A
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English (en)
Inventor
Kiyonobu Hirose
清信 広瀬
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 履帯張り調整装置のグリス注入口となるグリ
スニップルを、サイドフレームの開口部から臨む位置に
設けることにより、履帯張力の調整作業を容易に行うこ
とができる。 【構成】 グリスシリンダ12のグリス室14にグリス
を給排するグリス給排ロッド17のグリス給排通路19
と、グリス給排部55とを可撓性ホース52で接続す
る。そして、グリス給排具60にグリスガンによってグ
リスを供給すれば、グリス室14内に充填でき、グリス
給排具60を弛めると、グリス室14内のグリスを排出
できる。これによって、ピストンロッド16の突出寸法
を調整でき、履帯の初期張力を容易に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル,
油圧クレーン,ブルトーザ等の装軌式車両に用いられる
履帯張り調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6ないし図10に従来技術による履帯
張り調整装置を用いた下部走行体を示し説明する。
【0003】図中、1は油圧ショベル等の走行部をなす
下部走行体を示す。2は該下部走行体1の骨組を構成す
るトラックフレーム、3は該トラックフレーム2の中央
に配設され、図示しない上部旋回体を支持するセンタフ
レーム、4,4は該センタフレーム3の左,右両側に設
けられ、前,後方向に伸長した一対のサイドフレームを
それぞれ示し、該各サイドフレーム4(一方のみ図示)
は長尺な板材を溶接等で接合することにより、前後方向
に延びる角筒体として形成され、一側(前側)にはアイ
ドラブラケット5が仕切板5Aを介して設けられてい
る。また、該各サイドフレーム4には後述するスプロケ
ット6,アイドラ7,履帯10,走行用モータ(図示せ
ず)および履帯張り調整装置11等が設けられている。
【0004】6は各サイドフレーム4の他端側に設けら
れた駆動輪としてのスプロケットを示し、該スプロケッ
ト6は走行用アクチュエータとしての走行用モータによ
って回転駆動されることにより、履帯10を駆動するも
のである。
【0005】7は各サイドフレーム4のアイドラブラケ
ット5内に回転可能に設けられた遊動輪としてのアイド
ラを示し、該アイドラ7と前記スプロケット6との間に
履帯10が巻回され、該アイドラ7は履帯10に追従し
て回転する。また、該アイドラ7は後述の履帯張り調整
装置11によって履帯10に所定の張力を与えるように
なっている。
【0006】8,8はサイドフレーム4の中央寄り上側
に設けられた2個の上側ローラ、9,9,…はサイドフ
レーム4の下側に位置し、スプロケット6とアイドラ7
との間に複数個列設された下側ローラをそれぞれ示し、
該各ローラ8,9は履帯10をサイドフレーム4の上,
下で案内するものである。
【0007】10はスプロケット6とアイドラ7とに亘
って巻装された履帯を示し、該履帯10はスプロケット
6が回転駆動されることによって、周回動作して下部走
行体1を走行させるものである。
【0008】次に、一の従来技術による履帯張り調整装
置11を図7および図8に基づいて説明する。なお、サ
イドフレーム4内には履帯10との間で履帯張り調整装
置11を位置決めする支持板4Aが設けられ、該支持板
4Aには挿通穴4Bが形成されている。
【0009】図中、12はサイドフレーム4内に配設さ
れたグリスシリンダを示し、該グリスシリンダ12は本
体を構成するチューブ13と、該チューブ13内にグリ
ス室14を画成するピストン15と、該ピストン15に
固着され、一側(前側)に向けて伸長するピストンロッ
ド16と、一端側が前記チューブ13に圧入,溶着等の
手段で固着され、該チューブ13から他側に向けて伸長
するグリス給排ロッド17と、後述のばね22とから大
略構成されている。
【0010】ここで、前記チューブ13の一側外周には
大径傘状のばね受部13Aが形成されると共に、他側に
はグリス給排ロッド17が挿嵌されるロッド挿嵌穴13
Bが穿設されている。なお、前記チューブ13とグリス
給排ロッド17と一体的に形成してもよい。
【0011】また、前記グリス給排ロッド17の一側に
はグリス室14内に位置して鍔部17Aが形成され、他
側外周面にはおねじ部17Bが形成され、該おねじ部1
7Bにはナット18が螺着されている。そして、該ナッ
ト18は後述するばね受部材21の他側面に当接され、
ばね受部13Aとばね受部材21との間でばね22のば
ね力を調整するようになっている。
【0012】19はグリス給排ロッド17の軸方向に形
成されたグリス給排通路を示し、該グリス給排通路19
は後述のグリスニップル26Aを介してグリス室14内
にグリスを充填するもので、該グリス室14内のグリス
充填量に応じてチューブ13からのピストンロッド16
の突出寸法が調整される。そして、該ピストンロッド1
6の突出寸法を適宜調整することにより、図6に示すス
プロケット6とアイドラ7との最大輪間距離Lを変化さ
せ、履帯10の初期張力が調整される。
【0013】20はアイドラブラケット5内にスライド
可能に設けられたヨークを示し、該ヨーク20は一側が
二又状の軸受部(図示せず)となってアイドラ7を軸支
し、他側には前記ピストンロッド16の先端に当接する
当接部20Aが設けられている。そして、該ヨーク20
は当接部20Aがグリスシリンダ12のピストンロッド
16を介して押動されることにより、サイドフレーム4
のガイド(図示せず)に沿ってアイドラ7と共に前後方
向に移動させる。
【0014】21は支持板4Aに当接するように、グリ
ス給排ロッド17の外周側に遊嵌して設けられたばね受
部材を示し、該ばね受部材21はロッド挿通穴21Aを
有する段付筒状に形成され、ばね22により支持板4A
に常時押付けるようになっている。
【0015】22はばね受部材21とばね受部13Aと
の間に配設されたばねを示し、該ばね22はグリスシリ
ンダ12をヨーク20およびアイドラ7と共に図7中の
矢示A方向に常時付勢し、そのばね力によって履帯10
の張力を設定(決定)している。そして、履帯10が岩
石等に乗上げて履帯10に大きな力が作用するときに、
ばね22はこの外力に応じて撓み変形し、履帯10の張
力が過大となるのを防止している。
【0016】23はグリス給排ロッド17の外周側に挿
通され、チューブ13の他端側に固定されたストッパ筒
を示し、該ストッパ筒23はばね22の圧縮変形時に該
ストッパ筒23の他側を前記ばね受部材21に当接させ
ることによって、該ばね22のフルボトムを防止し、グ
リスシリンダ12およびヨーク20等が図7中の矢示B
方向にこれ以上後退するのを規制する。
【0017】図8において、24はグリス給排ロッド1
7の他側に位置し、グリス給排通路19の開口側を大径
にした上に形成されたねじ穴を示し、該ねじ穴24には
グリス給排具26が螺着される。また、前記グリス給排
通路19から該ねじ穴24に拡径する部分が後述の調整
弁28の弁座部28Aとなっている。
【0018】25はグリス給排ロッド17の他側に位置
し、グリス給排通路19に対して直角方向に形成された
グリス排出路を示し、該グリス排出路25はグリス給排
通路19とグリス給排ロッド17の径方向外側とを連通
させるようになっている。
【0019】26はねじ穴24に螺着されたグリス給排
具を示し、該グリス給排具26は基端側に形成されたグ
リス注入口となるグリスニップル26Aと、先端側に形
成され、ねじ穴24に螺合するおねじ部26Bと、前記
グリスニップル26Aから供給されるグリスをグリス給
排通路19に供給するためおねじ部26Bの軸方向に穿
設されたグリス供給穴26Cと、グリス給排具26を螺
回するため、グリスニップル26Aとおねじ部26Bと
の間に形成されたナット部26Dとから構成されてい
る。そして、該グリスニップル26Aから供給されたグ
リスはグリス供給穴26C,グリス給排通路19を介し
てグリスシリンダ12のグリス室14内に充填される。
【0020】27はグリス給排具26内に位置してグリ
ス供給穴26Cの途中に設けられたボール逆止弁を示
し、該ボール逆止弁27はグリスニップル26Aから供
給されたグリスがグリス給排通路19に流れるのを許
し、グリス給排通路19内のグリスがグリスニップル2
6Aに流れるのを規制するようになっている。
【0021】28はグリス給排ロッド17の他側に位置
してグリス給排具26と共に形成された調整弁を示し、
該調整弁28はグリス給排通路19とねじ穴24との間
に形成された拡径部が弁座部28Aとなり、該弁座部2
8Aに離着座するようにグリス給排具26のおねじ部2
6B先端側が弁体部28Bとなっている。そして、グリ
ス給排具26のおねじ部26Bをねじ穴24に完全に螺
着するときには、調整弁28は閉弁され、この状態のと
きにはグリスを充填することができる。一方、グリス給
排具26のナット部26Dをスパナ等で弛めることによ
り、弁体部28Bが弁座部28Aから離座し、調整弁2
8は開弁され、グリス室14内のグリスをグリス給排通
路19,グリス排出路25を介して外部に排出する。
【0022】なお、図7中の符号29はサイドフレーム
4の側面に形成された開口部を示し、該開口部29から
図示しないグリスガンを挿入し、ノズルをグリスニップ
ル26Aに差込むことによって、グリスシリンダ12の
グリス室14内へのグリス充填作業を行うようになって
いる。
【0023】以上の如く、一の従来技術による履帯張り
調整装置11は以上の如く構成されるもので、次にその
動作について説明する。
【0024】まず、下部走行体1が舗装路等のように緩
やかな路面を走行している場合には、履帯張り調整装置
11には周波数の低い力が加わり、グリスシリンダ12
のピストン15をグリス室14に抗して摺動させること
によって、アイドラ7を前後方向に微妙に移動させるこ
とにより、履帯10に対する張力が一定になるようにし
ている。
【0025】一方、下部走行体1が悪路等を走行する場
合には、履帯張り調整装置11には周波数の高い力が加
わり、グリスシリンダ12はばね22を大きく撓ませる
ことにより、緩衝作用を発生させて履帯10の抜止めを
図ると共に、該履帯10の保護を図るようになってい
る。
【0026】次に、一の従来技術の履帯張り調整装置1
1における履帯10の張り調整方法について説明する。
【0027】まず、履帯10の初期張力を高めたい場合
には、サイドフレーム4の開口部29からグリスガンを
挿入し、該グリスガンのノズルをグリスニップル26A
に差込んで、グリスを供給する。なお、この場合には調
整弁28の弁体部28Bは弁座部28Aに着座している
から、グリスはボール逆止弁27を開弁してグリス供給
穴26C,グリス給排通路19を介してグリス室14内
に充填する。これにより、グリスシリンダ12のピスト
ンロッド16が伸長され、ヨーク20およびアイドラ7
を一側(前側)に移動させ、履帯10を張ることができ
る。
【0028】一方、履帯10の初期張力を弱めたい場合
には、グリス給排具26のナット部26Dをスパナ等で
弛めることにより、おねじ部26Bが螺回され、調整弁
28の弁体部28Bが弁座部28Aから離座して、グリ
スシリンダ12のグリス室14内のグリスはグリス給排
通路19,グリス排出路25を介して外部に排出され
る。これにより、グリスシリンダ12のピストンロッド
16が縮小し、ヨーク20およびアイドラ7を他側(後
側)に移動させ、履帯10の張りを弱めることができ
る。
【0029】このように、一の従来技術による履帯張り
調整装置11においては、グリス室14へのグリスの充
填量を調整し、ピストンロッド16の突出寸法を変化さ
せることによって、履帯10の初期張力を調整するもの
である。
【0030】次に、他の従来技術による履帯張り調整装
置を図9および図10に基づいて説明する。なお、この
他の従来技術における履帯張り調整装置の特徴は、油圧
式アキュムレータを用いたことにある。
【0031】図中、31は他の従来技術による履帯張り
調整装置を示す。32は該履帯張り調整装置31を構成
すべく、サイドフレーム4内に位置して設けられたグリ
スシリンダとしての2段式シリンダを示し、該2段式シ
リンダ32は外側シリンダ33と、該外側シリンダ33
内に油室34を画成する内側シリンダ35と、該内側シ
リンダ35内にグリス室36を画成するピストン37
と、該ピストン37に一体形成され、一側(前側)に向
けて伸長するピストンロッド38とから大略構成されい
る。
【0032】そして、前記油室34は、支持板4Aの挿
通穴4Bに対応する位置で外側シリンダ33の底部に穿
設された給排口39を介して後述するように圧油の給排
が行われるようになっている。また、前記ピストンロッ
ド38の一側端面にはヨーク20の当接部20Aが当接
すると共に、図10に示すように、外周面にはグリス給
排具46およびグリス排出路45を設けるための平面部
38A,38Bが形成されている。
【0033】40は油圧式アキュムレータを示し、該油
圧式アキュムレータ40は中間のフリーピストン40A
により、上側のガス室40Bと下側の蓄油室40Cとに
画成されている。また、下側の蓄油室40Cは給排口3
9を介して前記2段式シリンダ32の油室34と連通す
ると共に、油圧ポンプ41に逆止弁42を介して接続さ
れている。
【0034】43はピストンロッド38の軸方向に形成
されたグリス給排通路を示し、該グリス給排通路43は
グリス室36と後述するグリス給排具46とを連通させ
るようになっている。
【0035】図10において、44はピストンロッド3
8の一側に位置し、グリス給排通路43の開口側を大径
にした上で形成されたねじ穴を示し、該ねじ穴44には
グリス給排具46が螺着されるようになっている。ま
た、前記グリス給排通路43から該ねじ穴44に拡径す
る部分が後述する調整弁47の弁座部47Aとなってい
る。
【0036】45はピストンロッド38の一側に位置
し、グリス給排通路43に対して直角方向に形成された
グリス排出路を示し、該グリス排出路45はグリス給排
通路43とピストンロッド38の外側とを連通させるよ
うになっている。
【0037】46はねじ穴44に螺着されたグリス給排
具を示し、該グリス給排具46は基端側に形成されたグ
リス注入口となるグリスニップル46Aと、先端側に形
成されねじ穴44に螺合するおねじ部46Bと、該おね
じ部46Bの軸方向に穿設されたグリス供給穴(図示せ
ず)と、グリス給排具46を螺回するため、グリスニッ
プル46Aとおねじ部46Bとの間に形成されたナット
部46Cとから構成されている。そして、該グリスニッ
プル46Aから供給されたグリスはグリス供給穴(図示
せず),グリス給排通路43を介してグリスシリンダの
グリス室36内に充填される。なお、前記グリス供給穴
の途中には図示しないボール逆止弁が設けられている。
【0038】47はピストンロッド38の一側に位置し
てグリス給排具46と共に形成された調整弁を示し、該
調整弁47はグリス給排通路43とねじ穴44との間に
形成された拡径部が弁座部47Aとなり、該弁座部47
Aに離着座するようにグリス給排具46のおねじ部46
B先端側が弁体部47Bとなっている。そして、グリス
給排具46のおねじ部46Bをねじ穴44に完全に螺着
するときには、調整弁47は閉弁され、この状態のとき
にはグリスを充填することができる。一方、グリス給排
具46のナット部46Cをスパナ等で弛めることによ
り、弁体部47Bが弁座部47Aから離座し、調整弁4
7は開弁され、グリス室36内のグリスをグリス給排通
路43,グリス排出路45を介して外部に排出する。
【0039】なお、図9中の符号48はサイドフレーム
4の側面に形成された開口部を示し、該開口部48から
図示しないグリスガンを挿入し、ノズルをグリスニップ
ル46Aに差込んでグリスを供給することによって、前
記グリス給排通路43を介して2段式シリンダ32のグ
リス室36内へのグリス充填作業を行うようになってい
る。
【0040】このように構成される他の従来技術による
履帯張り調整装置31においては、下部走行体1が舗装
路等のように緩やかな路面を走行している場合には、当
該履帯張り調整装置31には周波数の低い力が加わるか
ら、2段式シリンダ32のグリス室36に抗してピスト
ンロッド38(ピストン37)を摺動させることによっ
て、アイドラ7を一側,他側方向(前後方向)に微妙に
移動させ、履帯10に対する張力を一定になるようにし
ている。
【0041】一方、悪路等を走行する場合には、当該履
帯張り調整装置31に周波数の高い力が加わるから、内
側シリンダ35は油室34を変位させ、この変位は油圧
式アキュムレータ40の蓄油室40Cに作用させ、これ
により該油圧式アキュムレータ40による緩衝作用を発
生させるものである。
【0042】また、履帯10の初期張力を調整するとき
には、一の従来技術とほぼ同様に、グリス室36内のグ
リス量を調整すればよいから、初期張力を高めたい場合
には、サイドフレーム4に形成した開口部48からグリ
スガンを挿入し、グリス給排通路43を介してグリス室
36内にグリスを充填し、ピストンロッド38の突出寸
法を長くする。一方、初期張力を弱めたい場合には、グ
リス給排具46を弛めることにより、グリス室36内の
グリスがグリス給排通路43,調整弁47およびグリス
排出路45を介して外部に排出させ、ピストンロッド3
8の突出寸法を短くする。
【0043】このように、従来技術による履帯張り調整
装置11,31においては、グリス室へのグリスの充填
量を調整することによって、履帯10の張りを調整する
ことができるから、走行状態、即ち舗装路面走行時には
履帯10の張りを高めに設定し、悪路走行時には履帯1
0の張りを弱めに設定することにより、履帯10の保護
を図ると共に、履帯10が外れるのを防止するようにな
っている。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による履帯張り調整装置11(31)において
は、履帯10の初期張力を調整するときには、開口部2
9(48)から作業者が手を挿入し、グリスガンおよび
スパナ等を用いて、グリス室14(36)へのグリスの
充填,排出を行うようになってる。しかし、開口部29
(48)およびサイドフレーム4は泥で汚れているた
め、作業者の手や腕を汚すと共に、奥まで手を挿入しな
ければならず、その作業が面倒なものとなり、作業能率
が損なわれるという問題がある。
【0045】また、サイドフレーム4の幅が大きい場合
には、グリス給排具26(46)のグリスニップル26
A(46A)までグリスガンのノズルが届かないため
に、該グリスガンのノズルを長いものに交換しなければ
ならず、作業性がさらに低下するという問題がある。
【0046】さらに、履帯10に外部から張力が作用す
ると、ばね22または油圧式アキュムレータにより緩衝
作用を行うようになっているから、グリス給排具26
(46)の位置は前後方向に移動する。そして、グリス
給排具26(46)がどの位置にあっても履帯10の張
り調整作業が行われるようにするため、開口部29(4
8)は大きく形成する必要がある。このため、サイドフ
レーム4の側面には大きな穴が形成されることになり、
強度が損なわれるという問題がある。
【0047】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は作業者の手や腕を汚すことなく
履帯張り調整を容易に行うことができると共に、サイド
フレームの強度低下を防止することのできる履帯張り調
整装置を提供することを目的としている。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明に係る履帯張り調
整装置の構成は、トラックフレームのサイドフレームに
回転可能に設けられ、駆動輪との間に履帯が巻回される
遊動輪と、前記サイドフレーム内に設けられ、グリスの
充填量に応じて該遊動輪をサイドフレームの前後方向に
移動させるグリスシリンダと、該グリスシリンダに設け
られ、該グリスシリンダのグリス室内にグリスを給排す
るグリス給排通路とからなる。
【0049】そして、上述した課題を解決するために、
本発明が採用する構成の特徴は、前記サイドフレームに
は、トラックフレームの外部に開口する開口部を形成
し、前記サイドフレーム内には、該開口部に臨むように
配設され、前記グリスシリンダのグリス給排通路に可撓
性ホースを介して接続されるグリス給排手段を設けたこ
とにある。
【0050】また、前記グリス給排手段は、前記グリス
給排通路に可撓性ホースを介して接続されるグリス給排
路およびグリス排出路が形成されたマニホールドと、該
マニホールドのグリス給排路に設けられ、該マニホール
ドのグリス排出路を選択的に開閉するグリス給排具とか
ら構成することが好ましい。
【0051】さらに、前記グリス給排手段は、前記開口
部を閉塞するように設けることが望ましい。
【0052】
【作用】グリス給排手段は可撓性ホースを介してグリス
シリンダのグリス給排通路に接続されているから、履帯
の初期張力を調整するときには、開口部から臨くグリス
給排手段にグリスガンのノズルまたはスパナを用いて、
グリスシリンダへのグリスの充填,排出作業を容易に行
うことができる。
【0053】また、グリス充填時には、グリス供給部,
グリス給排路,可撓性ホース,グリス給排通路を介して
供給し、グリス排出時には、グリス給排通路,可撓性ホ
ース,グリス給排路,グリス排出路を介して外部にグリ
スを排出でき、グリスシリンダ内のグリス量を調整する
ことができる。
【0054】さらに、サイドフレームに形成した開口部
を小さくしたり、グリス給排手段で閉塞するようにした
から、サイドフレームの強度を高めることができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づき説明する。なお、実施例では前述した一の従来技術
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
【0056】まず、図1および図2は本発明による第1
の実施例を示す。
【0057】図中、51は本実施例による履帯張り調整
装置を示し、該履帯張り調整装置51は一の従来技術に
よる履帯張り調整装置11とほぼ同様に、アイドラ7,
グリスシリンダ12,後述するグリス給排部55とから
大略構成されている。
【0058】52はグリスシリンダ12のグリス給排通
路19とグリス給排部55とを接続する可撓性ホースを
示し、該可撓性ホース52の両端には継手53,53が
設けられ、一方の継手53はグリス給排ロッド17のね
じ穴24に螺着され、他側の継手53は後述のグリス給
排路57に接続されている。そして、該可撓性ホース5
2は履帯10に外部から張力が加わったときに、グリス
シリンダ12がばね22に抗して移動するときの移動距
離を確保できるような長さとなるように撓んで設けられ
ている。
【0059】54は従来技術による開口部29に代え
て、サイドフレーム4に形成された開口部を示し、該開
口部54を介したサイドフレーム4内にはグリス給排部
55が設けられている。
【0060】55はグリス給排手段としてのグリス給排
部を示し、該グリス給排部55は開口部54近傍に位置
して一方がサイドフレーム4の内側に固着された略L字
状のマニホールド56と、該マニホールド56に形成さ
れ、図2に示すように、前述した可撓性ホース52に継
手53を介して接続されるグリス給排路57と、該グリ
ス給排路57に対して直角方向に形成されたグリス排出
路58と、前記グリス給排路57の開口部に位置し、該
グリス給排路57とグリス排出路58とを連通すべく大
径に形成されたねじ穴59と、前記グリス給排路57に
グリスを供給すると共に、グリス排出路58を開閉弁す
べく該ねじ穴59に設けられたグリス給排具60と、該
グリス給排具60と前記グリス給排路57によって形成
された調整弁61とから大略構成されている。
【0061】ここで、前記グリス給排具60はグリス注
入口となるグリスニップル60Aと、前記ねじ穴59に
螺合するおねじ部60Bと、前記グリスニップル60A
から供給されるグリスをグリス給排路57に供給するグ
リス供給穴60Cと、該グリス供給穴60Cの途中に設
けられたボール逆止弁62とからなる。また、前記グリ
スニップル60Aとおねじ部60Bとの間にはナット部
60Dが形成されている。
【0062】また、前記調整弁61はグリス給排路57
の他側に位置してグリス給排具60と共に形成されたも
ので、前記グリス給排路57とねじ穴59との間に形成
された拡径部が弁座部61Aとなり、該弁座部61Aに
離着座するグリス給排具60の先端側が弁体部61Bと
なっている。そして、グリス給排具60のおねじ部60
Bををねじ穴59に完全に螺着するときには、該調整弁
61は閉弁され、この状態のときにはグリスを充填する
ことができる。一方、グリス給排具60のナット部60
Dをスパナ等で弛めることにより、弁体部61Bが弁座
部61Aから離座し、調整弁61は開弁されるようにな
っている。
【0063】さらに、前記グリス給排具60はサイドフ
レーム4の開口部54から覗くように形成されている。
【0064】本実施例による履帯張り調整装置51は上
述の如き構成を有するもので、その基本的作動について
は一の従来技術によるものと格別差異はない。
【0065】次に、本実施例の履帯張り調整装置51に
おける履帯10の張り調整方法について説明する。
【0066】まず、履帯10の初期張力を高めたい場合
には、サイドフレーム4の開口部54からグリスガンの
ノズルを挿入し、該グリスガンのノズルをグリスニップ
ル60Aに差込んで、グリスを供給する。なお、この場
合にはグリス給排具60先端側の弁体部61Bは弁座部
61Aに着座しているから、グリスはボール逆止弁62
を開弁してグリス供給穴60C,グリス給排路57,可
撓性ホース52,グリス給排通路19を介してグリスシ
リンダ12のグリス室14内に供給される。これによ
り、グリスシリンダ12のピストンロッド16が伸長さ
れ、ヨーク20およびアイドラ7を一側(前側)に移動
させ、履帯10を張ることができる。
【0067】一方、履帯10の初期張力を弱めたい場合
には、グリス給排具60のナット部60Dをスパナ等で
弛めることにより、グリス給排具60先端側の弁体部6
1Bが弁座部61Aから離座して、グリスシリンダ12
のグリス室14内のグリスはグリス給排通路19,可撓
性ホース52,グリス給排路57,グリス排出路58を
介して外部に排出される。これにより、グリスシリンダ
12のピストンロッド16が縮小し、ヨーク20および
アイドラ7を他側(後側)に移動させ、履帯10の張り
を弱めることができる。
【0068】かくして、本実施例による履帯張り調整装
置51においては、サイドフレーム4に形成した開口部
54の近傍に、該サイドフレーム4内に位置するように
グリスシリンダ12内におけるグリス室14のグリス量
を給排することにより調整するグリス給排部55を設け
たから、グリスの供給,排出においても開口部54から
奥まで作業者の手および腕を挿入することなく、グリス
ガンのノズルまたはスパナを容易に使用することがで
き、履帯10の張力調整を容易に行うことができ、作業
性を著しく向上させることができる。
【0069】また、従来技術とは異なり、グリス給排部
55のマニホールド56はサイドフレーム4に固着され
ているから、サイドフレーム4に形成した開口部54の
大きさは最小限にすることができ、サイドフレーム4の
強度を低下させることなく、履帯張り調整装置51をサ
イドフレーム4に設けることができる。
【0070】さらに、グリスシリンダ12のグリス給排
通路19とマニホールド56に形成されたグリス給排路
57とは可撓性ホース52で接続されているから、サイ
ドフレーム4の幅寸法が大きい場合でも、グリス給排部
55はサイドフレーム4に形成した開口部54近傍に設
けることができる。この結果、調整作業中にグリスガン
およびスパナを奥まで挿入する必要がなく、作業性を著
しく向上させることができる。
【0071】次に、図3は本発明による第2の実施例を
示し、本実施例の特徴は、前述した他の従来技術と同様
に油圧式アキュムレータを用いたことにある。なお、実
施例では前述した他の従来技術と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0072】図中、71は本実施例による履帯張り調整
装置を示し、該履帯張り調整装置71は他の従来技術に
よる履帯張り調整装置31とほぼ同様に、アイドラ7,
2段式シリンダ32,グリス給排通路43,グリス給排
部55とから大略構成されている。
【0073】72は2段式シリンダ32のピストンロッ
ド38に形成されたグリス給排通路43とグリス給排部
55とを接続する可撓性ホースを示し、該可撓性ホース
72の両端には継手73,73が設けられ、一方の継手
73はピストンロッド38のねじ穴44に螺着され、他
側の継手53はグリス給排路57に接続されている。そ
して、該可撓性ホース72は履帯10に外部から張力が
加わったときに、2段式シリンダ32が油圧式アキュム
レータ40に抗して移動するときの移動距離が確保でき
るような長さとなるように撓んで設けられている。
【0074】74はサイドフレーム4に形成された開口
部を示し、該開口部74を介してサイドフレーム4内に
はマニホールド75が固着され、該マニホールド75に
はグリス給排部55が設けられている。
【0075】なお、本実施例におけるグリス給排手段の
構成は、前述した図2に示した第1の実施例によるグリ
ス給排部55と同一であるので、その説明を省略する。
【0076】本実施例による履帯張り調整装置71は上
述の如き構成を有するもので、前述した第1の実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0077】さらに、図4および図5は本発明による第
3の実施例を示し、本実施例の特徴は、グリス給排手段
としてのグリス給排部81はマニホールド82を有蓋筒
状に形成し、サイドフレーム4に形成された開口部83
を覆うように固着したことにある。
【0078】このように構成することにより、マニホー
ルド82が開口部83を塞ぐことによって強度部材とな
り、該開口部83が形成されるサイドフレーム4の強度
を高めることができる。さらに、該マニホールド82は
開口部83を閉塞しているから、サイドフレーム4内へ
の泥の侵入を防止することができる。
【0079】なお、前記第3の実施例の開口部83を蓋
部で施蓋するようにしてもサイドフレーム4の強度向上
および泥侵入防止を図ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、サ
イドフレームには、トラックフレームの外部に開口する
開口部を形成し、該開口部に臨むように前記サイドフレ
ーム内近傍にグリス給排手段を設け、該グリス給排手段
をグリスシリンダのグリス給排通路に可撓性ホースを介
して接続することにより、履帯に発生する張力に拘ら
ず、グリス給排手段の位置は固定することができ、履帯
張りの調整となるグリスシリンダへのグリスの充填,排
出を容易に行うことができる。
【0081】また、前記グリス給排手段は、グリス給排
通路に可撓性ホースを介して接続されるグリス給排路お
よびグリス排出路を有するマニホールドと、該マニホー
ルドのグリス給排路に設けられ、グリス排出路を開閉す
るグリス供給部とから構成したから、グリスシリンダへ
のグリス充填時には、グリス供給部,グリス給排路,可
撓性ホース,グリス給排通路を介してグリス室に供給
し、グリス排出時には、グリス室,グリス給排通路,可
撓性ホース,グリス給排路,グリス排出路を介して外部
にグリスを排出できる。これにより、グリス室内のグリ
ス量を調整することにより、ピストンロッドの伸長,縮
小を調整でき、履帯の張力を調整することができる。
【0082】さらに、サイドフレームに形成した開口部
を閉塞するように前記急排出段を設けることにより、サ
イドフレームの強度を高めることができると共に、泥等
が開口部から中に侵入するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による履帯張り調整装置
を示す横断面図である。
【図2】図1中のグリス給排部を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による履帯張り調整装置
を示す横断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例によるグリス給排部を示
す断面図である。
【図5】図4中のグリス給排部をサイドフレームの外側
からみた側面図である。
【図6】従来技術による下部走行体を示す側面図であ
る。
【図7】一の従来技術による履帯張り調整装置を示す図
6中の矢示VII −VII 方向からみた横断面図である。
【図8】図7中のグリス給排部を示す断面図である。
【図9】他の従来技術による履帯張り調整装置を示す横
断面図である。
【図10】図9中の矢示X−X方向からみた拡大断面図
である。
【符号の説明】
2 トラックフレーム 4 サイドフレーム 6 スプロケット(駆動輪) 7 アイドラ(遊動輪) 10 履帯 12 グリスシリンダ 14,36 グリス室 19,43 グリス給排通路 32 2段式シリンダ(グリスシリンダ) 51,71 履帯張り調整装置 52,72 可撓性ホース 54,74,83 開口部 55,81 グリス給排部(グリス給排手段) 56,75,82 マニホールド 57 グリス給排路 58 グリス排出路 60 グリス給排具 60A グリスニップル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレームのサイドフレームに回
    転可能に設けられ、駆動輪との間に履帯が巻回される遊
    動輪と、前記サイドフレーム内に設けられ、グリスの充
    填量に応じて該遊動輪をサイドフレームの前後方向に移
    動させるグリスシリンダと、該グリスシリンダに設けら
    れ、該グリスシリンダのグリス室内にグリスを給排する
    グリス給排通路とからなる履帯張り調整装置において、
    前記サイドフレームには、外部に開口する開口部を形成
    し、前記サイドフレーム内には、該開口部に臨むように
    配設され、前記グリスシリンダのグリス給排通路に可撓
    性ホースを介して接続されるグリス給排手段を設けたこ
    とを特徴とする履帯張り調整装置。
  2. 【請求項2】 前記グリス給排手段は、前記グリス給排
    通路に可撓性ホースを介して接続されるグリス給排路お
    よびグリス排出路が形成されたマニホールドと、該マニ
    ホールドのグリス給排路に設けられ、該マニホールドの
    グリス排出路を選択的に開閉するグリス給排具とから構
    成してなる請求項1記載の履帯張り調整装置。
  3. 【請求項3】 前記グリス給排手段は、前記開口部を閉
    塞するように設けてなる請求項1記載の履帯張り調整装
    置。
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