JPH07144578A - 車載用ステレオ画像表示装置 - Google Patents
車載用ステレオ画像表示装置Info
- Publication number
- JPH07144578A JPH07144578A JP5338731A JP33873193A JPH07144578A JP H07144578 A JPH07144578 A JP H07144578A JP 5338731 A JP5338731 A JP 5338731A JP 33873193 A JP33873193 A JP 33873193A JP H07144578 A JPH07144578 A JP H07144578A
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- JP
- Japan
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- image
- vehicle
- display
- stereo
- display device
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両前方の撮像画像や誘導案内の画像などを
フロントガラス方に写し出すに際して、乗員が実際の情
景に即した立体感および距離感をもってその画像を認識
することができるようにする。 【構成】 ビデオカメラで撮像されたり、コンピュータ
・グラフィックスにより得られる左，右視点用の各画像
を画像合成器において画素単位で交互に並べて合成し、
ステレオ用ディスプレイによりその合成画像を左，右視
点用の各画像に分離してステレオ画像として観察できる
ように表示したうえで、そのディスプレイに表示される
ステレオ画像を反射板により反射させて車両のフロント
ガラス方に写し出すようにする。
フロントガラス方に写し出すに際して、乗員が実際の情
景に即した立体感および距離感をもってその画像を認識
することができるようにする。 【構成】 ビデオカメラで撮像されたり、コンピュータ
・グラフィックスにより得られる左，右視点用の各画像
を画像合成器において画素単位で交互に並べて合成し、
ステレオ用ディスプレイによりその合成画像を左，右視
点用の各画像に分離してステレオ画像として観察できる
ように表示したうえで、そのディスプレイに表示される
ステレオ画像を反射板により反射させて車両のフロント
ガラス方に写し出すようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車外情報や車両走行の
誘導情報などを３次元のステレオ画像によって表示する
車載用ステレオ画像表示装置に関する。
誘導情報などを３次元のステレオ画像によって表示する
車載用ステレオ画像表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両走行の誘導表示を行わせるた
めに、画面に前方の交差点の画像を写し出したうえで、
その交差点における左，右折などの誘導案内を矢印で示
すようにする場合、その画面における表示内容に立体感
をもたせるために、画像を遠近法によって表示させて、
疑似的な立体画像の表示を行わせるようにしている（特
開昭６３−２１１１００号公報参照）。
めに、画面に前方の交差点の画像を写し出したうえで、
その交差点における左，右折などの誘導案内を矢印で示
すようにする場合、その画面における表示内容に立体感
をもたせるために、画像を遠近法によって表示させて、
疑似的な立体画像の表示を行わせるようにしている（特
開昭６３−２１１１００号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、画面に写し出される画像を遠近法によって表示さ
せて立体感をもたせるのでは、例えば、車両の前方画像
を表示するような場合に、その前方領域における距離感
を適確に把握させたり、また、立体交差点などにおける
誘導案内の表示を充分な立体感をもって行わせることが
できないことである。
点は、画面に写し出される画像を遠近法によって表示さ
せて立体感をもたせるのでは、例えば、車両の前方画像
を表示するような場合に、その前方領域における距離感
を適確に把握させたり、また、立体交差点などにおける
誘導案内の表示を充分な立体感をもって行わせることが
できないことである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、２次元の画像
によって疑似的な立体画像の表示を行わせるのではな
く、乗員が左，右の目によってそれぞれ異なった左，右
視点用画像をみてステレオ画像を観察できるように、ビ
デオカメラで撮像されたり、コンピュータ・グラフィッ
クスにより得られる左，右視点用の各画像を画像合成器
において画素単位で交互に並べて合成し、ステレオ用デ
ィスプレイによりその合成画像を左，右視点用の各画像
に分離して観察できるように表示したうえで、そのディ
スプレイに表示される左，右視点用の各画像を反射板に
より反射させて車両のフロントガラス方に写し出すよう
にしている。
によって疑似的な立体画像の表示を行わせるのではな
く、乗員が左，右の目によってそれぞれ異なった左，右
視点用画像をみてステレオ画像を観察できるように、ビ
デオカメラで撮像されたり、コンピュータ・グラフィッ
クスにより得られる左，右視点用の各画像を画像合成器
において画素単位で交互に並べて合成し、ステレオ用デ
ィスプレイによりその合成画像を左，右視点用の各画像
に分離して観察できるように表示したうえで、そのディ
スプレイに表示される左，右視点用の各画像を反射板に
より反射させて車両のフロントガラス方に写し出すよう
にしている。
【０００５】
【実施例】図１は本発明による車載用ステレオ画像表示
装置の基本的な構成を示すもので、画素構成による左視
点用画像，右視点用画像の各画像データＬＩＤ，ＲＩＤ
をそれぞれ読み込んで、各画像をそれぞれ同一方向にお
けるライン状の画素列をもって交互に並べて合成する画
像合成器１と、その合成画像を、左，右視点用の各画像
に分離して観察できるように表示するステレオ用ディス
プレイ２と、そのディスプレイ２に表示されるステレオ
画像を車室内の乗員の目の位置Ｏの方向に反射させる反
射板３とによって構成されている。
装置の基本的な構成を示すもので、画素構成による左視
点用画像，右視点用画像の各画像データＬＩＤ，ＲＩＤ
をそれぞれ読み込んで、各画像をそれぞれ同一方向にお
けるライン状の画素列をもって交互に並べて合成する画
像合成器１と、その合成画像を、左，右視点用の各画像
に分離して観察できるように表示するステレオ用ディス
プレイ２と、そのディスプレイ２に表示されるステレオ
画像を車室内の乗員の目の位置Ｏの方向に反射させる反
射板３とによって構成されている。
【０００６】また、図２に示す構成によるものでは、ス
テレオ用ディスプレイ２と反射板３との間に、そのディ
スプレイ２に表示されるステレオ画像を所定の倍率をも
って拡大するレンズ系４が設けられている。
テレオ用ディスプレイ２と反射板３との間に、そのディ
スプレイ２に表示されるステレオ画像を所定の倍率をも
って拡大するレンズ系４が設けられている。
【０００７】なお、そのレンズ系４にズーム機能をもた
せて、手動により、または図示しないマイクロコンピュ
ータの制御下で操作指令に応じて、そのズーム調整を行
わせることができるようにしてもよい。
せて、手動により、または図示しないマイクロコンピュ
ータの制御下で操作指令に応じて、そのズーム調整を行
わせることができるようにしてもよい。
【０００８】ステレオ用ディスプレイ２として、ここで
は、図３および図４に示すように、液晶ディスプレイ２
１の前面に、かまぼこ状のレンズが並んだレンチキュラ
ーレンズ２２が配設されたものが用いられている。
は、図３および図４に示すように、液晶ディスプレイ２
１の前面に、かまぼこ状のレンズが並んだレンチキュラ
ーレンズ２２が配設されたものが用いられている。
【０００９】液晶ディスプレイ２１には、レンチキュラ
ーレンズ２２におけるかまぼこ状の各レンズの焦点位置
に、左視点用画像におけるライン状の画素列ＬＢ１，Ｌ
Ｂ２，ＬＢ３，…と、右視点用画像におけるライン状の
画素列ＲＢ１，ＲＢ２，ＲＢ３，…とが交互に並んだ状
態で合成画像が表示される。
ーレンズ２２におけるかまぼこ状の各レンズの焦点位置
に、左視点用画像におけるライン状の画素列ＬＢ１，Ｌ
Ｂ２，ＬＢ３，…と、右視点用画像におけるライン状の
画素列ＲＢ１，ＲＢ２，ＲＢ３，…とが交互に並んだ状
態で合成画像が表示される。
【００１０】しかして、所定の位置からそのディスプレ
イ面をみることによって、左目Ｅ（Ｌ）では左視点用画
像におけるライン状の画素列ＬＢ１，ＬＢ２，ＬＢ３，
…のみをみることができ、右目Ｅ（Ｒ）では右視点用画
像におけるライン状の画素列ＲＢ１，ＲＢ２，ＲＢ３，
…のみをみることができ、それによってステレオ画像を
観察することができる。
イ面をみることによって、左目Ｅ（Ｌ）では左視点用画
像におけるライン状の画素列ＬＢ１，ＬＢ２，ＬＢ３，
…のみをみることができ、右目Ｅ（Ｒ）では右視点用画
像におけるライン状の画素列ＲＢ１，ＲＢ２，ＲＢ３，
…のみをみることができ、それによってステレオ画像を
観察することができる。
【００１１】また、図５，図６に示すように、液晶ディ
スプレイ２１に、例えば、運転席用の左視点用画像にお
けるライン状の画素列ＬＢ（ａ）および右視点用画像に
おけるライン状の画素列ＲＢ（ａ）と、助手席用の左視
点用画像におけるライン状の画素列ＬＢ（ｂ）および右
視点用画像におけるライン状の画素列ＲＢ（ｂ）とが交
互に順次並んだ状態で合成画像を表示するようにすれ
ば、運転席にすわっている人Ａおよび助手席にすわって
いる人Ｂによってそれぞれステレオ画像を観察すること
ができるようになる。
スプレイ２１に、例えば、運転席用の左視点用画像にお
けるライン状の画素列ＬＢ（ａ）および右視点用画像に
おけるライン状の画素列ＲＢ（ａ）と、助手席用の左視
点用画像におけるライン状の画素列ＬＢ（ｂ）および右
視点用画像におけるライン状の画素列ＲＢ（ｂ）とが交
互に順次並んだ状態で合成画像を表示するようにすれ
ば、運転席にすわっている人Ａおよび助手席にすわって
いる人Ｂによってそれぞれステレオ画像を観察すること
ができるようになる。
【００１２】その場合、運転席用の画像と助手席用の画
像とを同じものを用いて画像合成するようにすれば、運
転席にすわっている人Ａおよび助手席にすわっている人
Ｂによってそれぞれ同じステレオ画像を観察することが
できる。また、運転席用の画像と助手席用の画像とを異
なるものを用いて画像合成するようにすれば、運転席に
すわっている人Ａおよび助手席にすわっている人Ｂによ
ってそれぞれ異なるステレオ画像を観察することができ
る。
像とを同じものを用いて画像合成するようにすれば、運
転席にすわっている人Ａおよび助手席にすわっている人
Ｂによってそれぞれ同じステレオ画像を観察することが
できる。また、運転席用の画像と助手席用の画像とを異
なるものを用いて画像合成するようにすれば、運転席に
すわっている人Ａおよび助手席にすわっている人Ｂによ
ってそれぞれ異なるステレオ画像を観察することができ
る。
【００１３】さらに、異なる複数の方向から同一のステ
レオ画像を観察することができるようにすることによ
り、例えば、運転席にすわっている人Ａの頭が動いてデ
ィスプレイ面をみる位置がずれても、そのステレオ画像
をみることができるようにすることができる。
レオ画像を観察することができるようにすることによ
り、例えば、運転席にすわっている人Ａの頭が動いてデ
ィスプレイ面をみる位置がずれても、そのステレオ画像
をみることができるようにすることができる。
【００１４】また、ステレオ用ディスプレイ２として、
図７に示すように、液晶ディスプレイ２１の前面に、そ
のディスプレイ面に表示される合成画像における各ライ
ン状の画素列に応じた幅をもったスリットが形成された
パララックスバリア２３を配設して、そのスリットを通
して液晶ディスプレイ２１に表示されている合成画像か
ら左視点用画像と右視点用画像とを分離して、ステレオ
画像を観察できるようにしたものが用いられる。
図７に示すように、液晶ディスプレイ２１の前面に、そ
のディスプレイ面に表示される合成画像における各ライ
ン状の画素列に応じた幅をもったスリットが形成された
パララックスバリア２３を配設して、そのスリットを通
して液晶ディスプレイ２１に表示されている合成画像か
ら左視点用画像と右視点用画像とを分離して、ステレオ
画像を観察できるようにしたものが用いられる。
【００１５】なお、そのパララックスバリア２３は、液
晶パネルに、バリア（さく）間にスリットが形成される
ように、バリアとなるストライプ像を表示したものから
なっている。
晶パネルに、バリア（さく）間にスリットが形成される
ように、バリアとなるストライプ像を表示したものから
なっている。
【００１６】左，右視点用の各画像としては、マイクロ
コンピュータ５の制御下で駆動される車載のステレオ用
２眼ビデオカメラ６（または人間の左右の目に応じて並
設された２台のビデオカメラ）によって車外を撮像した
画像が用いられる。
コンピュータ５の制御下で駆動される車載のステレオ用
２眼ビデオカメラ６（または人間の左右の目に応じて並
設された２台のビデオカメラ）によって車外を撮像した
画像が用いられる。
【００１７】そして、そのビデオカメラ６によって撮像
された左，右視点用の各画像のデータが画像処理装置７
に与えられて、そこでコントラスト強調やエッジ強調な
どの処理がそれぞれなされたうえで、その画像処理され
た左，右視点用の各画像のデータＬＩＤ，ＲＩＤがマイ
クロコンピュータ５から画像合成器１に与えられる。
された左，右視点用の各画像のデータが画像処理装置７
に与えられて、そこでコントラスト強調やエッジ強調な
どの処理がそれぞれなされたうえで、その画像処理され
た左，右視点用の各画像のデータＬＩＤ，ＲＩＤがマイ
クロコンピュータ５から画像合成器１に与えられる。
【００１８】また、左，右視点用の各画像データＬＩ
Ｄ，ＲＩＤとしては、マイクロコンピュータ５内の画像
メモリに格納されているコンピュータ・グラフィックス
による画像のデータが用いられる。
Ｄ，ＲＩＤとしては、マイクロコンピュータ５内の画像
メモリに格納されているコンピュータ・グラフィックス
による画像のデータが用いられる。
【００１９】マイクロコンピュータ５は、その操作入力
部からの操作指令に応じて、ビデオカメラ６による撮像
画像またはコンピュータ・グラフィックスによる画像の
何れかの画像データＬＩＤ，ＲＩＤを選択的に出力す
る。
部からの操作指令に応じて、ビデオカメラ６による撮像
画像またはコンピュータ・グラフィックスによる画像の
何れかの画像データＬＩＤ，ＲＩＤを選択的に出力す
る。
【００２０】反射板３は、ステレオ用ディスプレイ２に
表示されるステレオ画像を、例えば、運転席にすわって
いる人Ａの目の位置の方向に反射させて車両のフロント
ガラス方に写し出すことができるように、運転席にすわ
っている人Ａとフロントガラス８との間に設置される
（図８および図９参照）。
表示されるステレオ画像を、例えば、運転席にすわって
いる人Ａの目の位置の方向に反射させて車両のフロント
ガラス方に写し出すことができるように、運転席にすわ
っている人Ａとフロントガラス８との間に設置される
（図８および図９参照）。
【００２１】具体的には、その反射板３は、フロントガ
ラス８の表面に貼付されるか、または、フロントガラス
８が合せガラスの場合に、そのフロントガラス内の合せ
部分に設けられる。
ラス８の表面に貼付されるか、または、フロントガラス
８が合せガラスの場合に、そのフロントガラス内の合せ
部分に設けられる。
【００２２】反射板３としては、乗員、特に車両の走行
に際して運転者の視界をさまたげることがないように、
ハーフミラーや、ステレオ用ディスプレイ２面からの特
定の色系統の光のみを反射させて、それ以外の光を透過
させる透明基板（フロントガラスを利用してもよい）に
光学干渉膜を積層することによって形成された光学干渉
ミラーなどの光透過性をもったものが用いられる。
に際して運転者の視界をさまたげることがないように、
ハーフミラーや、ステレオ用ディスプレイ２面からの特
定の色系統の光のみを反射させて、それ以外の光を透過
させる透明基板（フロントガラスを利用してもよい）に
光学干渉膜を積層することによって形成された光学干渉
ミラーなどの光透過性をもったものが用いられる。
【００２３】あるいはまた、光透過性をもたない反射板
３を、車両の走行に際して運転者の視界をさまたげるこ
とがないような箇所に設けるようにしてもよい。
３を、車両の走行に際して運転者の視界をさまたげるこ
とがないような箇所に設けるようにしてもよい。
【００２４】図９は、車内におけるステレオ用ディスプ
レイ２と反射板３との設置状態の一例を示している。こ
こでは、ステレオ用ディスプレイ２がダッシュボード部
分９にそのディスプレイ面が上方に裸出するように格納
されている。そして、そのディスプレイ面に表示される
ステレオ画像Ｉが反射板３によって運転者の目の位置の
方向に反射されて、それにより運転者Ａは反射板３を対
称とするフロントガラス方の位置にそのステレオ画像Ｉ
をみることができる。
レイ２と反射板３との設置状態の一例を示している。こ
こでは、ステレオ用ディスプレイ２がダッシュボード部
分９にそのディスプレイ面が上方に裸出するように格納
されている。そして、そのディスプレイ面に表示される
ステレオ画像Ｉが反射板３によって運転者の目の位置の
方向に反射されて、それにより運転者Ａは反射板３を対
称とするフロントガラス方の位置にそのステレオ画像Ｉ
をみることができる。
【００２５】このように構成されたものにあって、例え
ば、ビデオカメラ６に暗視用のものを用いて車両前方を
撮像し、それにより得られるステレオ画像を運転者から
みて前方の実際の情景と重なるようにフロントガラス方
に写し出すようにすれば、夜間やトンネル内などにおけ
る前方視界の情報を実際の情景に即して運転者に与える
ことができるようになる。
ば、ビデオカメラ６に暗視用のものを用いて車両前方を
撮像し、それにより得られるステレオ画像を運転者から
みて前方の実際の情景と重なるようにフロントガラス方
に写し出すようにすれば、夜間やトンネル内などにおけ
る前方視界の情報を実際の情景に即して運転者に与える
ことができるようになる。
【００２６】その際、運転者は実際の情景をみるのと同
じ状態でフロントガラス方に写し出された車両前方の撮
像画像を立体視することができ、例えば図８に示すよう
に、車両前方の障害物（人物）までの距離感を適格に把
握したり、また、前方の立体交差点や坂道などを充分な
立体感をもって認識することができる。
じ状態でフロントガラス方に写し出された車両前方の撮
像画像を立体視することができ、例えば図８に示すよう
に、車両前方の障害物（人物）までの距離感を適格に把
握したり、また、前方の立体交差点や坂道などを充分な
立体感をもって認識することができる。
【００２７】なお、この場合、前方の撮像画像を単なる
２次元画像としてフロントガラス方に写し出すようにす
るのでは、その映像と運転者が実際にみている前方の情
景とが一致せず、特に距離感において違和感を生じて、
かえって前方の視認性を低下させてしまうことになる。
２次元画像としてフロントガラス方に写し出すようにす
るのでは、その映像と運転者が実際にみている前方の情
景とが一致せず、特に距離感において違和感を生じて、
かえって前方の視認性を低下させてしまうことになる。
【００２８】また、マイクロコンピュータ５を、例え
ば、ＧＰＳにより自車の位置測定をなして、地図上にお
ける現在位置を求めながら、その地図上に自車の位置を
表示していく車載用ナビゲーション装置のメインコンピ
ュータとして用いる場合に、そのコンピュータ・グラフ
ィックスによる車両の誘導案内のステレオ画像を運転者
からみて前方の実際の情景と重なるようにフロントガラ
ス方に写し出すようにすれば、車両前方の実際の情景に
即した車両誘導の案内を最適になすことができるように
なる。
ば、ＧＰＳにより自車の位置測定をなして、地図上にお
ける現在位置を求めながら、その地図上に自車の位置を
表示していく車載用ナビゲーション装置のメインコンピ
ュータとして用いる場合に、そのコンピュータ・グラフ
ィックスによる車両の誘導案内のステレオ画像を運転者
からみて前方の実際の情景と重なるようにフロントガラ
ス方に写し出すようにすれば、車両前方の実際の情景に
即した車両誘導の案内を最適になすことができるように
なる。
【００２９】例えば、自車の現在位置が地図上の走行予
定経路上における所要の交差点にさしかかったときに、
その交差点における予め設定された右，左折などの指示
を矢印によって表示するようにした車載用ナビゲーショ
ン装置にあって、図１０に示すように、その右，左折を
指示する矢印をステレオ画像として、運転者からみて前
方の実際の交差点の情景と重なるようにフロントガラス
方に写し出すことができる。
定経路上における所要の交差点にさしかかったときに、
その交差点における予め設定された右，左折などの指示
を矢印によって表示するようにした車載用ナビゲーショ
ン装置にあって、図１０に示すように、その右，左折を
指示する矢印をステレオ画像として、運転者からみて前
方の実際の交差点の情景と重なるようにフロントガラス
方に写し出すことができる。
【００３０】また、車両運転の休憩に際して、マイクロ
コンピュータ５にセットされた娯楽用などのビデオソフ
トにしたがう所定のステレオ画像をフロントガラス方に
写し出して、映像を楽しむようにすることも可能とな
る。
コンピュータ５にセットされた娯楽用などのビデオソフ
トにしたがう所定のステレオ画像をフロントガラス方に
写し出して、映像を楽しむようにすることも可能とな
る。
【００３１】
【発明の効果】以上、本発明による車載用ステレオ画像
表示装置によれば、乗員が、ビデオカメラによって車両
前方領域を撮像した画像やコンピュータ・グラフィック
スによる車両の誘導案内の画像などを３次元のステレオ
画像としてフロントガラス方に立体視することができ、
フロントガラスを通して乗員がみる実際の情景に即した
立体感および距離感をもってその画像を認識することが
でき、乗員に車外情報や誘導情報を適格に与えることが
できるという利点がある。
表示装置によれば、乗員が、ビデオカメラによって車両
前方領域を撮像した画像やコンピュータ・グラフィック
スによる車両の誘導案内の画像などを３次元のステレオ
画像としてフロントガラス方に立体視することができ、
フロントガラスを通して乗員がみる実際の情景に即した
立体感および距離感をもってその画像を認識することが
でき、乗員に車外情報や誘導情報を適格に与えることが
できるという利点がある。
【図１】本発明による車載用ステレオ画像表示装置の基
本的な構成例を示すブロック図である。
本的な構成例を示すブロック図である。
【図２】本発明による車載用ステレオ画像表示装置の基
本的な他の構成例を示すブロック図である。
本的な他の構成例を示すブロック図である。
【図３】レンチキュラーレンズを用いたステレオ用ディ
スプレイの２眼式による基本構成を示す斜視図である。
スプレイの２眼式による基本構成を示す斜視図である。
【図４】レンチキュラーレンズを用いたステレオ用ディ
スプレイの２眼式による基本構成を示す側面図である。
スプレイの２眼式による基本構成を示す側面図である。
【図５】レンチキュラーレンズを用いたステレオ用ディ
スプレイの複眼式による基本構成を示す斜視図である。
スプレイの複眼式による基本構成を示す斜視図である。
【図６】レンチキュラーレンズを用いたステレオ用ディ
スプレイの複眼式による基本構成を示す側面図である。
スプレイの複眼式による基本構成を示す側面図である。
【図７】パララックスバリアを用いたステレオ用ディス
プレイの複眼式による基本構成を示す側面図である。
プレイの複眼式による基本構成を示す側面図である。
【図８】車両のフロントガラス方にステレオ画像が写し
出された状態の一例を示す図である。
出された状態の一例を示す図である。
【図９】車内におけるステレオ用ディスプレイと反射板
との設置状態の一例を示す図である。
との設置状態の一例を示す図である。
【図１０】車両のフロントガラス方にステレオ画像が写
し出された状態の他の例を示す図である。
し出された状態の他の例を示す図である。
１ 画像合成器 ２ ステレオ用ディスプレイ ３ 反射板 ４ レンズ系 ５ マイクロコンピュータ ６ ビデオカメラ ７ 画像処理装置 ８ フロントガラス ２１ 液晶ディスプレイ ２２レンチキュラーレンズ ２３ パララックスバリア
【手続補正書】
【提出日】平成６年８月５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】 レンチキュラーレンズを用いたステレオ用デ
ィスプレイの２眼式による基本構成を示す図である。
ィスプレイの２眼式による基本構成を示す図である。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図６
【補正方法】変更
【補正内容】
【図６】 レンチキュラーレンズを用いたステレオ用デ
ィスプレイの複眼式による基本構成を示す図である。
ィスプレイの複眼式による基本構成を示す図である。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図７
【補正方法】変更
【補正内容】
【図７】 パララックスバリアを用いたステレオ用ディ
スプレイの複眼式による基本構成を示す図である。
スプレイの複眼式による基本構成を示す図である。
【手続補正４】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】
【手続補正５】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図６
【補正方法】変更
【補正内容】
【図６】
Claims (6)
- 【請求項１】 左，右視点用の各画像を画素単位で交互
に並べて合成する画像合成器と、その合成画像を左，右
視点用の各画像に分離して表示するステレオ用ディスプ
レイと、そのディスプレイに表示される左，右視点用の
各画像を反射させて車両のフロントガラス方に写し出す
反射板とによって構成され、そのフロントガラス方に写
し出された左，右視点用の各画像をみることによってス
テレオ画像を観察できるようにしたことを特徴とする車
載用ステレオ画像表示装置。 - 【請求項２】 左，右視点用の各画像が、それぞれビデ
オカメラによって車外を撮像することによって得られる
画像であることを特徴とする前記第１項の記載による車
載用ステレオ画像表示装置。 - 【請求項３】 左，右視点用の各画像が、それぞれコン
ピュータ・グラフィックスによる画像であることを特徴
とする前記第１項の記載による車載用ステレオ画像表示
装置。 - 【請求項４】 ステレオ用ディスプレイが、合成画像を
表示するスクリーンと、そのスクリーンの前面に設けら
れた左，右視点画像分離用のレンチキュラーレンズとか
らなることを特徴とする前記第１項の記載による車載用
ステレオ画像表示装置。 - 【請求項５】 ステレオ用ディスプレイが、合成画像を
表示するスクリーンと、そのスクリーンの前面に設けら
れた左，右視点画像分離用のパララックスバリアとから
なることを特徴とする前記第１項の記載による車載用ス
テレオ画像表示装置。 - 【請求項６】 光透過性の反射板を、車両のフロントガ
ラス部分に設けたことを特徴とする前記第１項の記載に
よる車載用ステレオ画像表示装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33873193A JP3448692B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 車載用ステレオ画像表示装置 |
| US08/650,590 US5883739A (en) | 1993-10-04 | 1996-05-20 | Information display device for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33873193A JP3448692B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 車載用ステレオ画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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