JPH0714399A - シリアルアクセスメモリ - Google Patents

シリアルアクセスメモリ

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JPH0714399A
JPH0714399A JP5149923A JP14992393A JPH0714399A JP H0714399 A JPH0714399 A JP H0714399A JP 5149923 A JP5149923 A JP 5149923A JP 14992393 A JP14992393 A JP 14992393A JP H0714399 A JPH0714399 A JP H0714399A
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JP
Japan
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address counter
address
bit
memory cell
access memory
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JP5149923A
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Itsuro Iwakiri
逸郎 岩切
Shinichiro Sato
信一郎 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冗長機能だけでは救済できない不良チップの
中から、メモリ容量を半分にすることによってハーフビ
ット良品を提供する。 【構成】 アドレスカウンタ20における最上位ビット
のT−FFA9の出力側に設けられた固定回路30内の
フューズ35又は36を遮断することにより、該T−F
FA9の出力を“H”又は“L”に固定する。これによ
り、全メモリ容量の半分だけアクセスが行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、内部アドレス
発生機能を持つ大容量のメモリセルアレイを備えた、不
良品救済可能なシリアルアクセスメモリに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリには、データの随時読み書
き可能なランダムアクセスメモリ(以下、RAMとい
う)や、ビデオシステム等においてシリアルデータの読
み書きを行うシリアルアクセスメモリ等といった種々の
ものがあり、これらは微細化及び高集積化が進んできて
おり、大容量メモリが次々と量産されている。図2は、
従来の一般的なシリアルアクセスメモリの一構成例を示
すブロック図である。このシリアルアクセスメモリは、
複数のメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセ
ルアレイ1を有し、該メモリセルアレイ1のロウ(行)
側をロウデコーダ2で選択すると共に、コラム(列)側
をコラムデコーダ3によって選択し、その選択されたメ
モリセルの記憶データをセンスアンプ4で検知、増幅
し、それを入/出力(以下、I/Oという)コントロー
ラ5によってシリアルデータに変換し、出力データDO
UTとして出力するようになっている。このI/Oコン
トローラ5は、シリアルな入力データDINをパラレル
なデータに変換し、ロウデコーダ2及びコラムデコーダ
3で選択されたメモリセルに対してデータの書込みを行
わせる機能も有している。このシリアルアクセスメモリ
には、反転されたリードライトクロック信号RWCKN
(但し、N;反転を意味する)に基づき各種のタイミン
グ信号を発生するタイミングジェネレータ10、ライト
イネーブル信号WEN に基づきI/Oコントローラ5に
ライトクロック信号を供給するライトクロックジェネレ
ータ11、及び信号SASN に基づき外部アドレスSA
Dを格納するアドレスレジスタ12が設けられている。
さらに、アドレスレジスタ12の出力に基づきロウアド
レスを発生するロウアドレスカウンタ13、該アドレス
レジスタ12の出力に基づきコラムアドレスをコラムデ
コーダ3へ供給するコラムアドレスカウンタ14、リフ
レッシュ用のタイミング信号を発生するリフレッシュタ
イマ15、該リフレッシュタイマ15の出力に基づきリ
フレッシュアドレスを発生するリフレッシュアドレスカ
ウンタ16、及びロウアドレスカウンタ13とリフレッ
シュアドレスカウンタ16の出力のいずれか一方を選択
してロウデコーダ2へ供給するアドレスマルチプレクサ
17が設けられている。
【0003】なお、図2中のVCCは電源電位、VSS
は接地電位である。図3は、図2中のロウアドレスカウ
ンタ13やコラムアドレスカウンタ14の一構成例を示
す構成図である。このアドレスカウンタ20は、10ビ
ットのカウンタであり、10段のトグルフリップフロッ
プ(以下、T−FFという)A0〜A9で構成されてい
る。相補的なクロック信号INC,INCN が入力する
と、各T−FFA0〜A9からアドレスが発生するよう
になっている。各T−FFA0〜A9は、リセット信号
RESETによってリセットされる。
【0004】次に、図2及び図3に示すシリアルアクセ
スメモリの動作を説明する。リードライトクロック信号
RWCKN がタイミングジェネレータ10に入力される
と、該タイミングジェネレータ10から各種のタイミン
グ信号が出力され、それがロウデコーダ2、I/Oコン
トローラ5、ロウアドレスカウンタ13、及びコラムア
ドレスカウンタ14等に供給される。ロウアドレスカウ
ンタ13及びコラムアドレスカウンタ14は、タイミン
グジェネレータ10からのタイミング信号によってイン
クリメント(増分)し、ロウアドレス及びコラムアドレ
スを発生する。ロウアドレスカウンタ13で発生したロ
ウアドレスは、アドレスマルチプレクサ17で選択され
てロウデコーダ2へ送られ、該ロウデコーダ2でデコー
ドされてメモリセルアレイ1のロウ側が選択される。コ
ラムアドレスカウンタ14から発生したコラムアドレス
は、コラムデコーダ3でデコードされてメモリセルアレ
イ1のコラム側が選択され、アクセス対象となるメモリ
セルが選択される。選択されたメモリセルの記憶データ
を読出す場合、その記憶データがセンスアンプ4で検
知、増幅され、I/Oコントローラ5でシリアルデータ
に変換された後、出力データDOUTとして外部へ出力
される。選択されたメモリセルに対してデータを書込む
場合、シリアルな入力データDINがI/Oコントロー
ラ5に入力される。I/Oコントローラ5は、シリアル
な入力データDINをパラレルデータに変換し、そのパ
ラレルデータが、選択されたメモリセルに書込まれる。
データの書込みが行われた後、リフレッシュタイマ15
から出力されるリフレッシュ用のタイミング信号によ
り、リフレッシュアドレスカウンタ16からリフレッシ
ュアドレスが出力され、それがアドレスマルチプレクサ
17で選択されてロウデコーダ2へ送られる。ロウデコ
ーダ2では、リフレッシュアドレスをデコードし、リフ
レッシュ対象となるメモリセルを選択し、その選択され
たメモリセルに対するリフレッシュ動作が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリアルアクセスメモリでは、次のような課題があっ
た。 (a) 半導体メモリでは、微細化及び高集積化が進ん
で大容量メモリが次々と量産されている。メモリ容量が
大容量化してくると、チップ内にある不良メモリセルの
数も増加する。不良メモリセルを救済する一般的な方法
は、メモリセルアレイ1内に冗長メモリセルを設け、も
しメモリセルアレイ1内のメモリセルに不良が発生した
場合、その不良メモリセルのあるロウ/コラムを、それ
に対応するロウ/コラムの冗長メモリセルに置き換える
ことにより、歩留りの向上を図るようにしている。冗長
メモリセルの数を増やしていけば、良品の救済率(歩留
り)を向上できるが、その反面、チップサイズが増大す
るので1チップ当りのコストが高くなってしまう。又、
冗長メモリセルの占有率が増えると、該冗長メモリセル
自体の不良も顕著になってくるため、冗長メモリセルの
数を余り多くできない。しかも、冗長メモリセルで救済
可能なチップは、その冗長構成と不良ビットの位置関係
(不良モード)に依存するため、最適な冗長構成を決め
るのは難しい。従って、冗長メモリセルを用いても、1
ウエハ当りの歩留りを向上させてコスト低減を図るのに
は自ずと限界があり、プロセスの完成度や安定度に頼る
しかなく、冗長メモリセルで救済しきれない程不良メモ
リセルが多いチップでは不良品として廃棄処分にしてい
る。 (b) 一方、メモリの大容量化が進んでビット単価が
下がってきているものの、ユーザによってはまだ価格が
高いために半導体メモリを使えないという声もある。こ
れに対し、一部のユーザでは、必ずしもシリアルアクセ
スメモリが全ビット動作していなくても、半分のビット
(ハーフビット)が動作していればよい場合もある。こ
の場合、ユーザとしてはハーフビットが連続してアクセ
スできれば、最上位アドレスを論理“H”又は論理
“L”に固定して使うことが可能である。
【0006】ところが、ハーフビット良品は、RAMの
場合、ユーザ側で任意のアドレスをメーカの指定通りに
固定して使うことにより可能であるが、シリアルアクセ
スメモリのようにアドレス端子がチップ外部にない場
合、ユーザ側でアドレスを固定できないので、RAMの
ような使い方ができない。従って、このような全ビット
の半分しか動作しないハーフビット製品は、メーカが不
良品として廃棄処分にしており、無駄であった。本発明
は、以上のような問題点を解決し、冗長機能だけでは救
済できない不良チップの中から、メモリ容量を半分にす
ることにより、ハーフビット良品となり得るシリアルア
クセスメモリを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、複数のメモリセルが配列されたメモ
リセルアレイと、クロック信号に基づき複数のアドレス
を発生する複数ビットのアドレスカウンタと、前記アド
レスをデコードして前記メモリセルを選択するデコーダ
とを備え、前記選択されたメモリセルに対してシリアル
データの書込み又は読出しを行うシリアルアクセスメモ
リにおいて、次のような手段を講じている。即ち、前記
アドレスカウンタの最上位アドレスを“H”又は“L”
に固定する固定回路を、該アドレスカウンタの最上位ビ
ットの出力側に接続している。第2の発明では、第1の
発明と同様のシリアルアクセスメモリにおいて、前記ア
ドレスカウンタの任意のアドレスを“H”又は“L”に
固定する固定回路と、選択信号に基づき前記アドレスカ
ウンタの出力側と前記固定回路の入力側との間を切換え
接続するスイッチ手段とを、設けている。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにシリアルア
クセスメモリを構成したので、固定回路によってアドレ
スカウンタの最上位アドレスを“H”又は“L”に固定
すれば、メモリセルアレイのうちの半分のアクセスが行
える。第2の発明によれば、スイッチ手段及び固定回路
によってアドレスカウンタの任意のアドレスを“H”又
は“L”に固定すれば、その固定されたアドレス以上の
ビットがそれぞれ1ビットシフトされ、メモリセルアレ
イの半分に対してアクセスが行える。これにより、不良
メモリセルの位置により、最適なアドレスを例えばメー
カ側で固定し、ハーフビット良品の提供が行える。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0009】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示すシリアルアクセス
メモリの要部の回路図であり、従来の図2及び図3中の
要素と共通の要素には共通の符号が付されている。本実
施例のシリアルアクセスメモリは、その全体構成が従来
の図2と同一であり、その図2中のロウアドレスカウン
タ13あるいはコラムアドレスカウンタ14のような例
えば図3の10ビットのアドレスカウンタ20の出力側
に、新たに固定回路30が接続されている点のみが従来
のものと異なっている。10ビットのアドレスカウンタ
20は、10段のT−FFA0〜A9で構成され、相補
的なクロック信号INC,INCN によってインクリメ
ントし、各段のT−FFA0〜A9からアドレスが発生
する。各T−FFA0〜A9は、リセット信号RESE
Tによってリセットされる。アドレスカウンタ20の最
上位ビットであるT−FFA9の出力側には、その出力
をフューズによって“H”又は“L”に固定する固定回
路30が接続されている。固定回路30は、T−FFA
9の出力によってゲート制御されるPチャネルMOSト
ランジスタ(以下、PMOSという)31及びNチャネ
ルMOSトランジスタ(以下、NMOSという)32を
有している。PMOS31とNMOS32の間には、フ
ューズ(例えば、レーザで遮断可能なレーザフューズ)
35,36が設けられ、それらのPMOS31、フュー
ズ35,36及びNMOS32が電源電位VCCと接地
電位VSSとの間に直列接続されている。PMOS31
には、電源投入後に出力される1ショットの反転パルス
信号INTN によってゲート制御されるPMOS33が
並列接続されている。同様に、NMOS32にも、反転
パルス信号INTN と相補的なパルス信号INTによっ
てゲート制御されるNMOS34が並列接続されてい
る。フューズ35と36の接続点には、2個のインバー
タ37,38が逆並列接続されたラッチ回路が接続さ
れ、該ラッチ回路の出力側が、2段のインバータ39,
40を介して端子A9Dに接続され、さらに該インバー
タ39の出力側が端子A9DN に接続されている。
【0010】図4(a),(b)は、図1の固定回路3
0内のフューズ35,36を切断した後の動作波形図で
あり、同図(a)はフューズ35を切断した場合、及び
同図(b)はフューズ36を切断した場合の図である。
これらの図を参照しつつ、図1の動作を説明する。ま
ず、プロービングテストを行って図2のメモリセルアレ
イ1中の不良ビットを検索し、不良ビットがないか、あ
るいはあっても冗長メモリセルで救済可能なものは良
品、冗長メモリセルのみでは救済不可能だが、本実施例
の救済手段をとることによって救済可能なものはハーフ
ビット良品となるので、それらの選別を行う。良品の場
合には、固定回路30内のフューズ35,36を切断し
ない。フューズ35,36を切断しなければ、アドレス
カウンタ20における最上位ビットのT−FFA9の出
力が、PMOS31,32からなるインバータで反転さ
れ、それがインバータ37,39,40で順次反転され
て該T−FFA9の出力がそのまま出力端子A9Dから
出力されるので、従来の図2と同様に全ビットアクセス
製品として動作可能である。即ち、図2において、リー
ドライトクロック信号RWCKN がタイミングジェネレ
ータ10に入力されると、該タイミングジェネレータ1
0から各種のタイミング信号が出力され、ロウアドレス
カウンタ13及びコラムアドレスカウンタ14がインク
リメントし、それらからロウアドレス及びコラムアドレ
スが発生する。発生したロウアドレスは、アドレスマル
チプレクサ17で選択され、ロウデコーダ2でデコード
されてメモリセルアレイ1のロウ側が選択される。又、
発生したコラムアドレスは、コラムデコーダ3でデコー
ドされ、メモリセルアレイ1のコラム側が選択される。
これにより、メモリセルアレイ1におけるアクセス対象
となるメモリセルが選択され、そのメモリセルに対し、
I/Oコントローラ5を介して、シリアルな入力データ
DINの書込み、あるいはシリアルな出力データDOU
Tの読出しが行われる。
【0011】一方、前記プロービングテストの結果、ハ
ーフビット良品となるものについては、ハーフビットブ
ロックのうち、どのブロックが救済可能か否かを判断
し、固定回路30内のフューズ35又は36のいずれか
一方を切断する。フューズ35を切断した場合、図4
(a)に示すように、電源投入後に相補的な1ショット
のパルス信号INT,INTN が出力されると、固定回
路30内のPMOS31及びNMOS32がオン状態と
なり、フューズ35と36間が“L”となる。この
“L”は、インバータ37,38で構成されるラッチ回
路でラッチされ、それがインバータ39,40で反転さ
れて端子A9Dが“L”に固定され、ハーフビットブロ
ックのうちのあるブロックが救済され、ハーフビットア
クセス製品となる。このハーフビットアクセス製品の場
合、メモリセルアレイ1における全ビットの半分が、良
品のシリアルアクセスメモリと同様に動作することにな
る。固定回路30内のフューズ36を切断した場合、図
4(b)に示すように、電源投入後に出力される1ショ
ットのパルス信号INT,INTN によって固定回路3
0内のPMOS33及びNMOS34がオンし、フュー
ズ35と36間が“H”となり、それがインバータ3
7,38からなるラッチ回路でラッチされる。ラッチ回
路でラッチされた“H”は、インバータ39,40で反
転されるため、端子A9Dが“H”に固定される。その
ため、前記のフューズ35の切断時に救済されたハーフ
ビットブロックと異なるブロックが救済され、全ビット
の半分が図2の良品のシリアルアクセスメモリと同様に
動作する。以上のように、本実施例では、プロービング
テストで、ハーフビット良品となりうるものについて
は、固定回路30内のフューズ35又は36を遮断する
ことによってアドレスカウンタ20の最上位ビットを
“H”または“L”に固定する。これにより、全メモリ
容量の半分だけアクセスできるようになる。そのため、
従来は全ビット良品となり得なかった廃棄処分されてい
た不良チップの中から、ハーフビット良品として製品化
できるので、歩留りを向上できると共に、それをユーザ
に対して安価に販売することが可能となる。
【0012】第2の実施例 図5は、本発明の第2の実施例を示すシリアルアクセス
メモリの要部の回路図であり、従来の図2、図3及び第
1の実施例の図1中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。この実施例では、第1の実施例の10
ビットのアドレスカウンタ20に代えて7ビットのアド
レスカウンタ20Aが設けられ、そのアドレスカウンタ
20Aを構成する7段のT−FFA0〜A6の出力側
が、スイッチ手段(例えば、トランスファゲートによる
スイッチ)50a,50b〜56a,56bを介して、
7個の固定回路300〜306の入力側に接続されてい
る。各スイッチ50a,50b〜56a,56bは、選
択回路50から出力される選択信号によって選択され、
通常は50a〜56a=“H”,50b〜56b=
“L”となっている。選択回路50は、フューズ(例え
ば、レーザフューズ)60〜66及び抵抗67を有し、
それらが電源電位VCCと接地電位VSSとの間に直列
接続されている。各フューズ60〜66及び抵抗67の
間には、スイッチ50b〜56をオン状態にするための
インバータ70〜76が接続され、さらにそれらのイン
バータ70〜76の出力側に、スイッチ50a〜56a
をオン状態にするためのインバータ80〜86が接続さ
れている。各固定回路300〜306は、図1中の固定回
路30と同一の回路構成であり、フューズ35又は36
のいずれか一方を遮断することにより、それらの各固定
回路300〜306の端子A0D〜A6Dを“H”又は
“L”に固定するようになっている。
【0013】図6(a),(b)は、例えば固定回路3
3 の端子A3Dを“H”に固定する場合の図5の動作
説明図であり、同図(a)はフューズ63切断前、及び
同図(b)はフューズ63切断後の状態をそれぞれ示し
ている。この図6を参照しつつ、図5の動作を説明す
る。選択回路50内のフューズ63を切断する。する
と、インバータ80〜82は通常通り“H”を出力する
が、インバータ83〜86は“L”を出力する。これに
より、スイッチ50a,50b〜56a,56bの接続
状態が図6の(a)から(b)へ変わり、アドレスカウ
ンタ20Aを構成するT−FFA3〜A5の出力が、ス
イッチ53a,53b〜55a,55bを介して固定回
路304 〜306 の端子A4D〜A6Dへ出力されるこ
とになる。固定回路303 の端子A3Dには何も出力さ
れないので、不定状態となる。そこで、端子A3Dの固
定回路303 内の図1に示すフューズ35を切断し、該
端子A3Dを“L”に固定する。これにより、アドレス
カウンタ20Aにおける4ビット目のT−FFA3の出
力が“L”に固定され、その固定されたアドレス以上の
ビットがそれぞれ1ビットシフトされ、図2のメモリセ
ルアレイ1におけるハーフビットのアクセスが行える。
【0014】本実施例では、次のような利点を有してい
る。アドレスカウンタ20Aは7ビットのT−FFA0
〜A6で構成されているため、図2のメモリセルアレイ
1をハーフビット動作させるためには、いずれかのT−
FFの出力を“H”または“L”に固定する必要がある
が、単にそのT−FFを“H”又は“L”に固定するだ
けでは該アドレスカウンタ20Aを正常に動作させるこ
とができない。そこで、本実施例では、選択回路50及
び固定回路300〜306内のフューズ60〜66,3
5,36の切断によってアドレスカウンタ20Aの出力
の任意のビットを“H”又は“L”に固定するようにし
たので、固定されたアドレス以上のビットがそれぞれ1
ビットシフトされる。そのため、全ビット動作製品と同
機能を持つハーフビット動作製品を作ることができ、そ
れによって良品の救済率、即ち歩留りが向上する。しか
も、アドレスカウンタ20Aにおける最適なアドレスを
固定することにより、種々の不良パターンに対応でき
る。さらに、1種類のシリアルアクセスメモリから、全
ビット動作品とハーフビット動作品の容量の異なる2種
類の製品を生産できる。
【0015】なお、本発明は図示の実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (i) 図1では10ビットのアドレスカウンタ20、
図5では7ビットのアドレスカウンタ20Aを用いてい
るが、それらは任意のビット数のアドレスカウンタを用
いることができ、それに応じてスイッチ50a,50b
〜56a,56b及び固定回路300〜300の数を変更
すればよい、又、固定回路30,300 〜306 、及び
スイッチ50a,50b〜56a,56bは、図示以外
の回路構成に変更してもよい。 (ii) シリアルアクセスメモリの全体構成は、図2以
外の回路構成にしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、アドレスカウンタの最上位アドレスを“H”
又は“L”に固定する固定回路を設けたので、該固定回
路によってアドレスカウンタの最上位アドレスを“H”
又は“L”に固定することにより、メモリ容量が半分の
ハーフビット動作が可能になる。従って、従来は廃棄す
るしかなかった不良チップの中から、ハーフビット良品
を作り出し、製品化することができる。第2の発明によ
れは、アドレスカウンタの出力側に、スイッチ手段を介
して固定回路を接続したので、該スイッチ手段及び固定
回路によってアドレスカウンタの任意のアドレスを
“H”又は“L”に固定することにより、第1の発明と
ほぼ同様に、全ビット動作製品と同機能を持つ半ビット
動作製品を作ることができ、それによって良品の救済
率、即ち歩留りを向上できる。さらに、アドレスカウン
タの最適なアドレスを固定することにより、種々の不良
パターンに対応でき、その上、1種類のシリアルアクセ
スメモリから、全ビット動作品とハーフビット動作品の
容量の異なる2種類の製品を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシリアルアクセス
メモリの要部回路図である。
【図2】従来のシリアルアクセスメモリの一般的な構成
ブロック図である。
【図3】図2中のアドレスカウンタの構成図である。
【図4】図1のフューズ切断後の動作波形図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すシリアルアクセス
メモリの要部回路図である。
【図6】図5の動作説明図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 ロウデコーダ 3 コラムデコーダ 4 センスアンプ 5 I/Oコントローラ 10 タイミングジェネレータ 11 ライトクロックジェネレータ 12 アドレスレジスタ 13 ロウアドレスカウンタ 14 コラムアドレスカウンタ 15 リフレッシュタイマ 16 リフレッシュアドレスカウンタ 17 アドレスマルチプレクサ 20,20A アドレスカウンタ 30,300〜306 固定回路 50 選択回路 50a,50b〜56a,56b スイッチ 60〜66 フューズ A0〜A9 T−FF A0D〜A6D,A9D 端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルが配列されたメモリセ
    ルアレイと、クロック信号に基づき複数のアドレスを発
    生する複数ビットのアドレスカウンタと、前記アドレス
    をデコードして前記メモリセルを選択するデコーダとを
    備え、前記選択されたメモリセルに対してシリアルデー
    タの書込み又は読出しを行うシリアルアクセスメモリに
    おいて、 前記アドレスカウンタの最上位アドレスを論理“H”又
    は論理“L”に固定する固定回路を、該アドレスカウン
    タの最上位ビットの出力側に接続したことを特徴とする
    シリアルアクセスメモリ。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルが配列されたメモリセ
    ルアレイと、クロック信号に基づき複数のアドレスを発
    生する複数ビットのアドレスカウンタと、前記アドレス
    をデコードして前記メモリセルを選択するデコーダとを
    備え、前記選択されたメモリセルに対してシリアルデー
    タの書込み又は読出しを行うシリアルアクセスメモリに
    おいて、 前記アドレスカウンタの任意のアドレスを論理“H”又
    は論理“L”レベルに固定する固定回路と、 選択信号に基づき前記アドレスカウンタの出力側と前記
    固定回路の入力側との間を切換え接続するスイッチ手段
    とを、 設けたことを特徴とするシリアルアクセスメモリ。
JP5149923A 1993-06-22 1993-06-22 シリアルアクセスメモリ Withdrawn JPH0714399A (ja)

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