JPH0714292Y2 - プリンタ用記録紙の収納箱 - Google Patents

プリンタ用記録紙の収納箱

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JPH0714292Y2
JPH0714292Y2 JP1988110267U JP11026788U JPH0714292Y2 JP H0714292 Y2 JPH0714292 Y2 JP H0714292Y2 JP 1988110267 U JP1988110267 U JP 1988110267U JP 11026788 U JP11026788 U JP 11026788U JP H0714292 Y2 JPH0714292 Y2 JP H0714292Y2
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JP
Japan
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paper
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Application number
JP1988110267U
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JPH0231265U (ja
Inventor
久次 吉田
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プリンタ用記録紙の収納箱に関するものであ
る。
[従来の技術] プリンタで印字した記録紙は、排紙ローラによってプリ
ンタの外へ送り出され、合成樹脂製の排紙受部または排
紙収納箱に一旦収納された上で、この印字された記録紙
が取り出される。このときプリンタから排出される記録
紙は、プリンタによる印字動作や記録紙移動の際の摩擦
により僅かではあるが帯電している。このために、長時
間の印字によりプリンタは多量の電荷を記録紙に奪わ
れ、周囲のものとの間で放電し易い状態になっている。
放電を生じると、プリンタの制御回路の誤動作の原因と
なり、また人体に放電して不快な電気ショックを与える
などの不都合を生じる。
そこで、従来から排紙受部として外部に開放された紙棚
に導電性テープを格子状に貼着したり、導電性フィルム
を貼着したり、この紙棚を導電性物質で構成し、この紙
棚をプリンタ本体の接地端子に接続したものがある(特
開昭59−99454号公報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、導電性の紙棚を設ける構成としても、紙の導電
性は小さいため、記録紙の有する全ての電荷を紙棚を介
してプリンタへ回収させることはできない。そして、紙
棚は外部に開放されており、記録紙の電荷による電気力
線はある程度外部に漏れてのいる。従って、プリンタの
接地端子からは、記録紙の有する電荷の量より少ない量
(電気力線が外部に漏れている分だけ少なくなる。)の
逆極性の電荷しか流れ込まない。即ち、プリンタから記
録紙に奪われた電荷に対して、この記録紙から紙棚を介
してプリンタに流れこむ電荷はごく少量に過ぎず、プリ
ンタの電気的平衡は狂ったままであるため、紙棚上の記
録紙は依然として帯電した状態にあり、放電を生じ易い
という欠点は解消できない。
[本考案の目的] そこで本考案の目的は、記録紙の有する電荷と等しい量
の逆極性電荷をプリンタの接地端子から得ることがで
き、静電気により発生する放電現象によるプリンタの誤
動作や、不快な電気ショックを防止できる記録紙の収納
箱を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の特徴は、収納箱の箱体がプリンタから排出され
る記録紙を収納可能でありかつ導電体で形成され、内部
の電荷を実質的に静電遮蔽可能なものであり、この箱体
をプリンタの接地端子に接続するように接続手段を設け
てあるところにある。
また本考案は、箱体をプリンタに対して着脱自在とし、
記録紙の取出しをプリンタから離れたところで行ない得
るように構成することもできる。
[作用] プリンタから排出された記録紙は、導電体で形成された
収納箱によりシールドされ、電荷は全て内部に閉じ込め
られる。そして、閉じ込められた電荷と等しい量の逆極
性の電荷が、プリンタから接地端子を介して収納箱に供
給されるので、プリンタは電気的に平衡状態を保つこと
ができる。
[実施例] 以下本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図に示すように、収納箱1において、箱体2は金属
などの導電体からなっており、移動用のキャスター2aを
設けてある。箱体2の前面(図面左側)上部には、印字
済の記録紙3の取入れ口2bが設けてあり、背面下部には
この記録紙3の取出し口2cが設けてある。そして、取出
し口2cを閉めた状態では、取入れ口2b以外の部分は電気
的にシールドされ、収納箱1の内部は実質的に静電遮蔽
されている。箱体2の前面下部には電気的な接続手段を
構成するリード線4がプラグ4aを介して接続してある。
リード線4の他端はプリンタ5の背部に備えてある接続
端子6に接続してある。
プリンタ5は、その排紙口5bが収納箱1の取入れ口2bに
対応する高さになるように、キャビネット7上に設置し
てある。キャビネット7内に連続記録紙3が収納してあ
り、この記録紙3はプリンタ5で印字され、収納箱1の
取入れ口2bから箱体2内に送り込まれる。
第2図示の他の実施例について説明する。収納箱11にお
いて、箱体12は第1図示のものと同様に導電体でカセッ
ト式に形成してあり、プリンタ15の背部の排紙口15bに
着脱自在に装填可能となっている。箱体12の前面上方に
記録紙13の取入れ口12bが設けてあり、箱12の上面後方
部に記録紙13の取出し口12cが設けてある。箱体12の内
部は実質的に静電遮蔽された状態である。また箱体12の
前面には、箱体12をプリンタ15に装填した状態におい
て、プリンタ15の接地端子16と電気的に接続される接続
手段を構成するプラグ14が設けてある。
プリンタ15の前面に、給紙用のカセットケース17の取付
け口15aが設けてあり、カセットケース17内には記録紙1
3が積層状態に収納してある。この記録紙13はプリンタ1
5で印字され、収納箱11の取入れ口12bから箱体12内に送
り込まれる。
第1図および第2図いずれの場合にも、プリンタ5,15で
印字された記録紙3,13は、帯電状態で箱体2,12に収納さ
れる。上記のように、箱体2,12の内部は実質的に静電遮
蔽された状態であり、プリンタ5,15が記録紙3,13に奪わ
れた電荷は全て箱体内部に閉じ込められる。そして、こ
の箱体内の電荷と等しい量の逆極性の電荷が、プリンタ
5,15から接続手段4,14を介して箱体2,12に供給されるの
で、プリンタ5,15は電気的に平衡状態を保ち、両者間あ
るいはプリンタ5,15と周囲の間に放電を生じることはな
い。
第1図示の例においては、リード線4を接地端子6から
取り外した後に、箱体2から記録紙3を取り出す。ま
た、第2図示の例においては、箱体12をプリンタ15から
脱出させプラグ14と接続端子16を切り離した後に、箱体
12から記録紙13を取り出す。このようにすることで、プ
リンタ5,15の電気的中性を保ったまま記録紙3、13をプ
リンタ5、15から分離することができる。通常、この状
態では、まだ記録紙3,13と箱体2,12は逆極性に帯電して
おり、記録紙3、13を取り出した後も箱体2,12は依然と
して帯電している。従って、箱体2,12は再使用に先立っ
て、記録紙3,13を実際に使用する環境に放置しておくな
どの手段により、この電荷を中和させておく必要があ
る。この間は別の収納箱にて記録紙の収納を行なうよう
にし、交代で使用すれば連続して運用できる。
なお第1図示の例において、リード線4の途中に電流計
を設ければ、プリンタ5等の帯電傾向を評価する測定器
となり、ヘッド回りの材料の選定にこのデータを利用す
ることも可能となる。
[効果] 本考案では、プリンタ内の電気的な平衡が常に保持さ
れ、かつプリンタと箱体との間が同電位となるので、放
電が生じにくくなり、放電によるプリンタの誤動作が防
止でき、人体に不快な電気ショックを与えることがない
などの顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例の要部断面図、第2図は他の
実施例の断面図である。 1,11…収納箱、2,12…箱体、3,13…記録紙、4,14…接続
手段、5,15…プリンタ、6,16…接地端子。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタから排出される記録紙を収納可能
    でありかつ導電体で形成され内部の電荷を実質的に静電
    遮蔽可能な箱体と、上記箱体を上記プリンタの接地端子
    に接続する接続手段とを具備するプリンタ用記録紙の収
    納箱。
  2. 【請求項2】上記箱体は、上記プリンタに着脱自在に装
    填可能であることを特徴とする請求項1記載のプリンタ
    用記録紙の収納箱。
JP1988110267U 1988-08-23 1988-08-23 プリンタ用記録紙の収納箱 Expired - Lifetime JPH0714292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988110267U JPH0714292Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 プリンタ用記録紙の収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988110267U JPH0714292Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 プリンタ用記録紙の収納箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0231265U JPH0231265U (ja) 1990-02-27
JPH0714292Y2 true JPH0714292Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31347271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988110267U Expired - Lifetime JPH0714292Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 プリンタ用記録紙の収納箱

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JP (1) JPH0714292Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999454A (ja) * 1982-11-29 1984-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 排出用紙収容装置
JPS61142756U (ja) * 1985-02-23 1986-09-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0231265U (ja) 1990-02-27

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