JPS61243745A - 用紙収納装置の静電気除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｌ１上立見旦±１ 本発明は複写機、ファクシミリ等に使用される丁合装置
または収容装置等の用紙収納装置において用紙に印加し
た静電気を除去する装置に関するものである。

良米且且 複写機等におけるように用紙が機械内で搬送されるもの
では、用紙の移動にともなう摩擦により、用紙が静電気
的に帯電され、丁合装置等に初出され積載されたときに
、重なり合った用紙どうしが静電気的に吸着し、後の処
理に不便を生じることがある。

また用紙一枚一枚は微かな帯電昌であっても積層される
ことで累積されて、電撃を感じさせるレベルに達するこ
とがある。

そこで従来においては、一般に用紙の搬送経路中に金属
性のブラシを設けたり、電圧を印加することで（通称　
Ｐｏｗｅｒ　Ｅｍｍｉｎａｔｏｒ　）　、用紙に生じた
静電気を除去せしめていた。

例えば１合装置に金属のふさを備えた先行例（特開昭５
２−２００２７号公報）を示すと、第５図および第６図
のようである。

同先行例は複写機０１に１合装置（コレータ）０２を据
付けたもので、ドラム状感光体０３上に静電潜像を形成
し、この像にトナーが付着され、用紙供給容器０４から
送られてきた用紙に転写し、同用紙は破線で示す経路を
たどって丁合装置０２の所定のトレイ０５に収められる
ものである。

トレイ０５は丁合装置０２内で垂直方向に複数段をなし
ており、その左方に輸送ベルト０６が垂直方向に指向し
てプーリに架渡され同ベルト０６に沿って上下方向に移
動可能な可動偏向器０７が支持されている。

輸送ベルト０６により下方に搬送されてきた用紙は所定
高さに位置する可動偏向器０７により輸送ベルト０６か
ら剥がされ一対の駆動ローラ０９にはさまれ所定トレイ
０５内に搬入される。

各トレイ０５内には上段トレイの下面から用紙減速用の
フラップ０１０、用紙押え付はワイヤ構成体０１１が下
方に突出して設けられているとともに、さらに電気的に
接地された金属のふさ０１２がフラップ０１Ｇと同様に
トレイの巾方向いっばいに延びていて、用紙がトレイ内
に入るときに搬送により生じた静電気を放電させるよう
にしている。

このように従来は用紙に生じた静電気を最終的に収容さ
れる装置の入口において除去するかその他搬送経路途中
で除去するのが一般的であった。

し　　　　と しかし用紙経路途中で静電気を除去するとなると、一度
除電された用紙は次の搬送経路で再び静電気を生じるこ
とになる。

また用紙が最終的に収容される装置の入口に除電機構を
設けるとしても、同除電機構周辺の構造が問題となり、
近接して導体が位置すると除電効果は茗しく低下してし
まう。このことは、用紙の搬送経路のいずれに除電機構
を設けてもその周辺の導体が影響して問題となることを
意味しており、除電効果を上げるためには、それなりの
工夫を必要とする。

そこで例えば、自己放電型除電器を用いた例で示すと、
第７図のように用紙０２０が十に帯電しており、上方に
位置するアースされた針状電極０２１とめ間の電位差に
より、両者間にコロナ放電を生じ、周囲の空気をイオン
化し−イオンは用紙０２Ｇの十電荷を中和し、＋イオン
は針状電極０２１からアースに流れ込み、除電がなされ
るのである。

しかるに用紙０２Ｇの下方に導電体が存在する場合（例
えば用紙トレイが金属でできている場合等）、第８図に
示すように導体０２２中に存在する自由電子が多く、用
紙０２Ｇの十電荷と引き合い、電界の向きは用紙トレイ
側に多く向くので、針状電極０２１に向く電気力線は小
さくなり前述のコロナ放電による除電が充分になされな
い欠点があった。

そこで排紙トレイを絶縁物質とし、除電器の位置も最も
効果あるような位置にした先行例（実公昭５９−１７１
１９号公報）があるが、それでもなお周辺の導体の影響
は無視できないものである。

本発明はかかる点に鑑みなされたものでその目的とする
処は用紙の搬送経路以外の用紙取出口または用紙収容口
に除電装置を設け、除雪効果を向上させた静電気除電装
置を供する点にある。

−゛　　　　た　　の　　　　ｒ 本発明は用紙収納装置において用紙取出口または用紙収
容口にイオン化空気発生装置を備えたものであり、用紙
の取出し時または収容時に用紙に帯電している静電気を
除去することができる。

！」Ｌｌ 以下、第１図ないし第４図に図示した本発明に係る実施
例について説明する。

本実施例は第１図に示すように複写装置に丁合装置を取
付けたもので１が複写機であり、２が丁合装置であり、
複写機１の手前側にイオン風発生器３が備えられている
。

イオン風発生器３は丁合袋［２から用紙を取出す用紙取
出口４に面して送風口５を有している。

丁合装置１２の内部には数段にわたって排紙トレイ６が
配置され、各トレイ毎に用紙排紙口に排紙ローラ７、シ
ュート８を有していて、所定トレイへの用紙の排出がな
される。

また排紙トレイ６は排紙方向に傾斜しており用紙止め９
が各トレイを貫ぬいて起立して設置され排出されてきた
用紙１０を受は止めるようになっている。

イオン風発生器３は上方に設置されたファン１１により
、内部のイオン化された空気が送風口５より用紙取出口
４に吹き出される。

一般に用紙１枚あたりの帯電量は除電後で１０ｎｃ（ナ
ノクーロン）が限度であるが排紙トレイ６上の収容枚数
が３００枚以上になると帯電量は累積されて電撃発生レ
ベルに到達することがある。

そこで排紙トレ°イ６上に積載された用紙１Ｇを取り出
すときにその用紙取出口４にあって使用者の手がイオン
化された空気の領域を通過し、用紙を取り出すことで人
体および用紙に帯電された電荷を放電し中和するので電
撃を感じるようなことがない。

また用紙の取出口にイオン風発生器３を設けることで取
出し後の用紙の取り扱いに関し静電気による不具合をな
くすことができる。

このことは機械内部における用紙搬送に関しては簡便か
つ経済的な除電方式をもって、搬送性能を維持させる程
度でよいことを意味し、コスト面でも有利である。

次に別の実施例として一般の排紙トレイ近傍にイオン風
発生器を設けた例を第４図に示す。

１５は複写機であり、用紙排出口１６に排紙トレイ１１
が取りつけてられていて、用紙排出口１６に配置された
搬送ローラ１８により用紙１９が排紙トレイ１７上に排
出される。

用紙排出口１６の上方にイオン風発生器２０が設置され
ていて積載された用紙１９の上方にイオン化された空気
の層を形成しており、用紙１９を取り出すときに、用紙
に帯電された静電気を除電することができる。

このように丁合装置に限らず応用が可能で排出紙の取出
し時ばかりでなく、用紙を挿入してこれから搬送処理さ
せようとするときの挿入時に除電を行うことも考えられ
る。

ｌ１立１１ 本発明は用紙収納装置の用紙取出口または用紙収容口に
イオン化空気発生を備えることで除電効果を向上させる
ことができ、また用紙の収容枚数が多くなることによる
帯電量の増加で生じ易い電撃を防止することが可能であ
る。

さらに機械内部の除電方式も簡便かつ経済的なものを使
用することができコスト面でも有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例の複写機および１合装置の
外観図、第２図はその丁合装置の内部平面図、第３図は
その内部正面図、第４図は別の実施例の内部正面図、第
５図および第６図は複写機および丁合装置における従来
例を示す図、第７図は自己放電型除電器の除電原理を示
す説明図、第８図は従来の金属製用紙トレイを用いた場
合の自己放電型除電器の作用を説明する図である。 １・・・複写機、２・・・丁合装置、３・・・イオン風
発生器、４・・・用紙取出口、５・・・送風口、６・・
・排紙トレイ、７・・・排紙ローラ、８・・・シュート
、９・・・用紙止め、１０・・・用紙、１１・・・ファ
ン、１５・・・複写機、１６・・・排出口、１７・・・
排紙トレイ、１８−・・搬送ローラ、１９・・・用紙、
２０・・・イオン風発生器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 用紙収納装置において、用紙取出口または用紙収容口に
   イオン化空気発生装置を備え、用紙の取出し時または収
   容時に用紙に帯電している静電気を除去せしめることを
   特徴する用紙収納装置の静電気除去装置。