JPH07142915A - 携帯用通信機アンテナ及びアンテナ接続回路 - Google Patents

携帯用通信機アンテナ及びアンテナ接続回路

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JPH07142915A
JPH07142915A JP5285225A JP28522593A JPH07142915A JP H07142915 A JPH07142915 A JP H07142915A JP 5285225 A JP5285225 A JP 5285225A JP 28522593 A JP28522593 A JP 28522593A JP H07142915 A JPH07142915 A JP H07142915A
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antenna
housing
stopper
pulley
communication device
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勉 遠藤
Yonehiko Sunahara
米彦 砂原
Shinichi Sato
眞一 佐藤
Takashi Kataki
孝至 片木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全で機械的に収納されるアンテナを得る。
また通信機の使用と連動して使用状態になるアンテナ構
造を得る。薄型で高利得なアンテナを得る。 【構成】 引き出し時には溝に噛み合ってアンテナをと
めて解除動作で噛み合わせを外れる筐体側に設けられた
ストッパと、一端を筐体側に固定して他端をアンテナ側
に固定し、引き出し時には上記ストッパ付近まで伸長し
てこのストッパがはずされた場合は収縮してアンテナを
筐体内に収納する伸縮部材とを筐体側に備えた。また、
誘電体基板上に、折り曲げ状の一対のアンテナとアンテ
ナ用のインピーダンス整合部を一体として設けた。また
更に、誘電体基板上にアンテナの他に少なくとも分配器
と増幅器も設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動通信などに用いら
れる携帯用通信機アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用通信機アンテナは、オペレ
ータが手で収納部から引き出したり、収納したりする手
動式のものがほとんどである。図22に示すものは、実
開昭63−183703で記載のスプリングによる飛び
出し式のアンテナを示す図である。図においてアンテナ
素子81a、81bは、使用時にはケース82から押し
ボタン83を押すと、ラッチが外れてスプリング84が
上部のアンテナ素子81aを押して使用状態となる。収
納時にはオペレータがアンテナ素子81aを押し下げ
て、その下端が押しボタンのラッチを越えると、収納位
置に固定される。
【0003】図23は、実開昭55−9116で示され
た従来の他のアンテナの構造を示す図である。図におい
て、フレキシブル・アンテナ88は、可動前面筐体86
に固定されるプーリ87の軸に巻つけられている。従っ
て前面筐体86を開くことでプーリ87が回転し、それ
に伴いフレキシブル・アンテナ88は上にせり出して使
用状態となる。前面筐体86が閉じる収納時には、フレ
キシブル・アンテナ88はプーリ87に巻つけられる。
【0004】図24は、実開昭57−57612で示さ
れる従来のコイル状のアンテナの構造を示した図であ
る。図において91a、91bはコイル状のアンテナで
ある。この構造により、波長短縮された定在波がアンテ
ナ上に1/2波長のる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信のため
の携帯用通信機アンテナは上記のように構成されている
ので、使用時飛び出し方式のものは危険であり、手動式
のものはアンテナを変形させないように収納する操作が
面倒であるという課題があった。また繰り出し式のもの
はアンテナがフレキシブルでなくてはならず、また何回
も繰出を繰り返すと、アンテナの信頼性と寿命に悪影響
を与えるという課題があった。アンテナを個別部品で構
成する方式では、ある程度コンパクトにはできても限界
があるという課題があった。
【0006】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、収納時に余分な方向の力がかからず、機
械的に安全に収納されるアンテナ、及びアンテナ接続回
路を得る。またリジッドな固体アンテナでも、通信機の
使用・停止と連動して使用・収納状態になるアンテナ構
造を得る。更に製造組立が容易で薄型であり、また利得
が高く損失の少ないアンテナを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯用通
信機アンテナは、引き出し時にはアンテナ側の溝に噛み
合ってアンテナをとめて解除動作で上記噛み合わせを外
れる筺体側に設けられたストッパと、一端を上記筺体側
に固定して他端を上記アンテナ側に固定し、引き出し時
には上記ストッパ付近まで伸長してこのストッパがはず
された場合は収縮して上記アンテナを上記筺体内に収納
する伸縮部材とを筺体側に備え、この伸縮部材に接続
し、引き出し時にはストッパに噛み合ってとまる溝を設
け、収縮時には上記筺体内に収納されるようにした。
【0008】更に、ストッパを弾性誘電体とした。
【0009】更に、ストッパ側に給電部を設けて、引き
出し時には給電部とアンテナを接続し、解除動作時には
給電部とアンテナが離れる構造とした。
【0010】この発明に係る携帯用通信機アンテナは、
第1のプーリを持つ第1の筺体と、第2の筐体を一辺を
支点として折りたたみ構造とし、また支点に第2のプー
リを設けて、第1のプーリと第2のプーリとをひも状部
材で接続して回転動作を伝え、かつ第1のプーリの回転
中心をアンテナの回転中心に合わせ、第1の筐体と第2
の筐体を閉じた状態から開く方向に動かすと、アンテナ
が第1の筐体面内から動作位置に回転移動する構造とし
た。
【0011】この発明に係る携帯用通信機アンテナは、
第1の筐体と、この第1の筐体側と平行方向に動く第2
の筐体と、一端をアンテナ側に固定し、他端を第1の筐
体側に固定し、収縮時にはアンテナを第1の筐体内に収
納する伸縮部材と、一端を第1の筐体に固定し、アンテ
ナの伸縮部材固定端側に設けた第1の滑り部分と、第1
の筐体固定端からは上記第1の滑り部分に対して線対称
側の位置の上記第1の筐体に設けた第2の滑り部分とを
経由させ、他端を第2の筐体に固定したひも状部材を備
え、第1の筐体を第2の筐体から平行に動かして引き出
すと、上記ひも状部材が伸縮部材を引っ張り上げ、アン
テナを動作位置に引き出すようにした。
【0012】本発明に係る携帯用通信機アンテナは、解
除動作ができるストッパを取りつけた筐体と、この筐体
に取りつけられてその回転中心がアンテナの回転動作の
中心ともなるプーリと、筐体に一端を固定して他端をひ
も状部材に固定した伸縮部材と、一端を上記伸縮部材と
固定し、プーリに巻き込みんで他端を上記プーリに固定
したひも状部材を備え、収納時は筐体近傍にあるアンテ
ナを回転動作させて上記ストッパで止めるとアンテナ動
作位置になり、上記ストッパを解除動作させると上記伸
縮部材が収縮してアンテナを収納するようにした。
【0013】本発明に係る携帯用通信機アンテナは、誘
電体基板上に、折り曲げ状の一対のアンテナとアンテナ
用のインピーダンス整合部を一体として設け、更に上記
インピーダンス整合部の給電部との接続対を、誘電体基
板アンテナを引き出し使用時と収納時とに対応する複数
箇所に設けた。
【0014】更に、誘電体基板上に設けたアンテナは、
アンテナの全体長を送受信波長の半波長の長さとした。
従って上部給電接続対と下部給電接続対を結ぶ給電線路
の長さも半波長の長さとなる。
【0015】更に、誘電体基板上に設けたアンテナとイ
ンピーダンス整合部は、平行した折り曲げ状の二対のア
ンテナと上記二対のアンテナに対する共通のインピーダ
ンス整合部を一体として設けた。
【0016】誘電体基板上に、アンテナの他に、少なく
とも分配器と増幅器も設けた。
【0017】
【作用】本発明の携帯用通信機アンテナは、ストッパを
はずすと、筐体に一端を固定された伸縮部材が収縮して
アンテナを筐体内に収納する。
【0018】ストッパは誘電体ではあるが弾性を持ち、
力を除くと元の位置に戻る。
【0019】通常のアンテナ使用時には、給電部はスト
ッパを介してアンテナと接触し、ストッパを押下しては
ずす場合は、アンテナとの接触ははずれる。
【0020】第1と第2の筐体を開くと、支点に設けら
れた第2のプーリが回転し、第2のプーリに巻つけられ
たひも状部材の動きが第1のプーリに伝えられる。これ
に伴い、第1のプーリに取りつけられたアンテナが使用
位置へ回転して立ち上がってくる。筐体を閉じると、ア
ンテナは元に戻る。
【0021】第1の筐体を第2の筐体から引き出すと、
一端を筐体に固定された伸縮部材がプーリ経由でひも状
部材に引っ張られ、従ってアンテナが使用位置へ引き出
される。第1の筐体を第2の筐体内に戻すと、ひも状部
材がたるみ、アンテナは伸縮部材の収縮で筐体内に収容
される。
【0022】アンテナの戻りを止めているストッパを解
除動作させると、伸縮部材が収縮し、プーリを回転させ
る。これに伴いアンテナが収納位置に戻る。
【0023】誘電体基板は、アンテナとして動作し、イ
ンピーダンス整合部を経由して筐体内の回路と結合す
る。
【0024】誘電体基板上の給電線路も1/2波長とな
り、アンテナを収納した状態では下部の回路への接続対
が開放状態となるので、上部のアンテナと給電接続対側
からみた線路インピーダンスが大きくなり、影響がなく
なる。
【0025】誘電体基板上のアンテナは、1つのアンテ
ナ構造で2つの波長の電波、及びその中間の波長の電波
に同調する。更に、誘電体基板上のアンテナ、インピー
ダンス整合部、給電部、分配器、増幅器が損失少なく電
波を検出、増幅する。
【0026】
【実施例】実施例1.本発明に係る携帯用通信機のアン
テナの一実施例を図に基づいて説明する。図1は、本実
施例のアンテナを引き出した状態を示す構造断面図であ
る。また、図2は同様にアンテナを収納した時の構造断
面図である。図において、1はアンテナ、2は筺体、3
はスライダー、4は押しボタン、5は伸縮性部材、6は
ストッパである。次にこの動作を説明する。まず、使用
時にはオペレータがアンテナを筺体2から引き出して、
上に動かし使用位置にセットする。収納時には、押しボ
タン4を押すことにより、伸縮性部材5が伸縮し、これ
によりアンテナは筺体内に引き込まれて収容される。ア
ンテナにはオペレータによる余分な方向の力が加わら
ず、また常に一定の力で収容される。図1及び図2にお
ける実施例では、伸縮性部材としては巻きバネを使用し
ているが、これに限らず圧縮バネ、スプリングバネ、あ
るいはゴムのような伸縮性部材であってもよい。
【0027】実施例2.本発明のアンテナの実施例2を
図に基づいて説明する。図3は本発明の他の実施例であ
るアンテナを、筺体から引き出して使用状態にした時の
状態を示す構造断面図である。図4は同様にアンテナを
収納した時の状態を示す構造断面図である。図におい
て、7はプーリであり、アンテナ1,2一端を固定され
た紐状部材をプーリ7を介して伸縮性部材5に結び付け
ている。本構成の動作は以下のようになる。使用時には
オペレータが手で収納部分から引き出して情報に設定し
て使用位置に止める。収納時には押しボタンを押すと伸
縮性部材5が伸縮しアンテナを所定位置に引き戻す。本
実施例では、アンテナの高さの移動方向が有効利用でき
る効果がある。
【0028】実施例3.本発明のアンテナの更に他の実
施例を図に基づいて説明する。図5は、実施例2と同様
に高さ方向の距離を有効利用する例を示した図で、アン
テナの使用時の状態を示す構造断面図である。図6は同
様に収納時のアンテナの状態を示す構造断面図である。
図において8は、伸縮性部材5の方向を変換する誘導路
である。本構成の動作は実施例2と同様であるので、詳
細は省略する。
【0029】実施例4.本発明の他の実施例であるアン
テナのストッパの部分構造を図に基づいて説明する。図
7は他の実施例であるアンテナのストッパとスライダの
構造を説明する図であり、図では構造を判りやすくする
ため、スライダの上に乗るアンテナは示されていない。
図7(b)はストッパの構造を示している。図におい
て、6aは誘電体で出来ている弾性のあるストッパであ
る。この誘電体は弾性があるので、押しボタンを離すと
元に復元する。本構成の動作は実施例1と同様であるの
で、詳細は省略する。
【0030】実施例5.本発明の更に他のアンテナのス
トッパの部分構造を説明する。図8は他の実施例である
アンテナのストッパとスライダの構造を説明する図であ
り、本図でも構造を判りやすくするため、スライダの上
に乗るアンテナは示されていない。図8(b)ではスト
ッパとそれを押すスプリングの構造を示している。図に
おいて、10は弾性のあるスプリングである。押しボタ
ンを離すと、ストッパは元に復元する。本構成の動作は
実施例1と同様であるので、詳細は省略する。
【0031】実施例6.本発明のアンテナの接続回路の
実施例を図9及び図10に基づいて説明する。図9はア
ンテナを使用状態にセットした時の構造を示す図であ
り、図10は同じく収納時における構造を示す図であ
る。図において、11は給電接点、12は可動接点、1
3は送受信回路、14はバネである。本構成のアンテナ
のスライダと給電接点11の動作は次のようになる。押
しボタン4を押すと、可動接点12がスライドして給電
接点11が後退する。従って、伸縮性部材が収縮してア
ンテナが引き込まれる際にも、給電接点11はアンテナ
と接触をしない。
【0032】実施例7.本発明の他の実施例であるアン
テナの使用と収納時の実装状態を図に基づいて説明す
る。図11及び図12は本実施例における筺体とアンテ
ナの動作状態と収納状態を説明する図である。図におい
て、21は第1の筺体、22は第2の筺体、23は第1
の筺体21と第2の筺体22を結ぶ支点である。24は
第1の筺体に設けられた第1のプーリ、25は支点軸上
に設けられた第2のプーリ、26は第3のプーリであ
る。27はこれらのプーリを結ぶひも状の部材でプーリ
の回転を他に伝える。本構成の動作は以下のようにな
る。図11は使用状態を表しており、図12は収納状態
もしくは使用していない状態を表している。通信機を使
用するために、図12の状態から図11の状態にする。
つまり、第1の筺体と第2の筺体を開く。こうして筐体
を開くと、支点に固定されている第2のプーリが回り、
ひも状部材27によりこの回転が第1のプーリに伝えら
れる。アンテナ1は第1のプーリ24に回転軸を固定さ
れているので、第1のプーリ24が回転すると、アンテ
ナの収納位置からアンテナ使用位置に立ち上がる。アン
テナを収納状態にするには筺体を閉じればよく、閉じる
こと第2のプーリ25が回転し、これが第1のプーリ2
4に伝えられて回転し、アンテナは元の位置に収納され
る。
【0033】実施例8.本発明の他の実施例であるアン
テナの実装状態を図に基づいて説明する。図13は本実
施例におけるアンテナの使用状態を示す構造説明図であ
り、図14は同じく収納状態を示す構造説明図である。
図において、31は第1の筺体、32は第2の筺体を示
す。33は第1の筺体の下部固定端、34は第1の筺体
の第1の上部固定端、35は第2の上部固定端である。
36は第1のプーリ、37は第2のプーリ、38は伸縮
性部材、39はひも状部材である。本図では、第1の筐
体は内部筐体、第2の筐体は外部筐体である。本実装の
アンテナの使用、収納動作は以下のようになる。図14
の収納状態から内部筺体31を外部筺体32から引き出
すと、ひも状部材27に引っ張られて第1のプーリ36
が上に上げられ、アンテナ1を押し上げる。これに伴い
伸縮性部材38は伸長する。これが図13の使用状態で
ある。収納のために内部筺体31を外部筺体32内に平
行移動して収納すると、ひも状部材39にたるみが生
じ、これを伸縮性部材38が吸収して収縮し、アンテナ
を収納部に引き込む。なお、第1の部材は、この図では
第1の筺体は内部筺体、第2の筺体は外部筺体とした
が、これを逆の構成として、多少の構成要素の配置を変
えても同じ効果が得られる。
【0034】実施例9.本発明のアンテナの更に他の実
施例を図に基づいて説明する。図15は実施例9におけ
るアンテナと筺体の関係を示す斜視図である。図16は
使用状態におけるアンテナの構造を示す図であり、図1
7は上から見た構成を示す図であり、または、収納状態
にあるアンテナの構造を示す図である。図において51
はストッパ、52は押しボタン、53は溝付きの第1の
プーリ、54は第2のプーリである。55は第2のプー
リの回転軸であり、56はひも状部材、57は伸縮性部
材である。58はアンテナを使用しない時にそれを収納
するアンテナ収納部であり、59はバネである。本実施
例のアンテナの使用と収納動作は以下のようになる。使
用時にはオペレータがアンテナ1を収納部58から手で
引き出し、図15の状態に起こすと、ストッパ51が溝
付き第1プーリ53の溝にかみ合い、使用状態にセット
される。収納時には、押しボタン50を押し下げると、
ストッパ51が溝から外れて、伸縮性部材57が収縮し
て第2のプーリ54が回転する。そして第2のプーリ5
4の回転軸に固定されているアンテナを回転して、図1
7(b)のように収納位置に戻す。
【0035】実施例10.本発明のアンテナの他の実施
例を説明する。図18は本実施例における誘電体基板上
に設けられたアンテナの構造を示す図である。図におい
て61は誘電体基板、62a、62bは蛇行導体アンテ
ナ、63はインピーダンス整合部、64は給電線路であ
る。更に本実施例では、インピーダンス整合部63の長
さを共振送受信波の1/4波長とし、ダイポール・アン
テナ62a、62bの長さ及びアンテナ引き出し時の給
電線路の長さを同じく共振送受信波の1/2波長として
いる。本構成のアンテナは、個別部品で構成されるアン
テナに比較して、コンパクトであり、製造も容易であ
る。また、アンテナ長を短縮できるため、使用状態にお
けるアンテナとの距離を大きくとることができ、オペレ
ータの人体の影響が少ない。
【0036】また、給電線路64とアンテナ62a、6
2b間のインピーダンス整合部63の長さを1/4波長
としたので、アンテナを引き出して下部の給電対から給
電した場合、下部の給電部からみた特性インピーダンス
のマッチングがとれて、損失が少ない。ところで、本発
明のアンテナの給電線路は、誘電体基板上に平行2線と
して構成されているので、線路の特性インピーダンスは
線路幅を変化させるのみで容易に調整できる効果があ
る。更に給電線路の長さを1/2波長としているので、
アンテナを収納した場合に下部の給電対を接続しないで
開放状態とすると、上部給電対あるいはアンテナ側から
みると下部の給電線路インピーダンスが無限大となる。
つまり影響がなくなり、損失が少ないという効果があ
る。図19は実施例10の他のアンテナの例を示す図で
ある。図において65a、65bはテーパ状蛇行導体ア
ンテナである。これは形状が図18のアンテナと異なる
以外は特性もほぼ同じであり、詳細な構成と特性の説明
は省略する。
【0037】実施例11.本発明のアンテナの他の実施
例を説明する。図20は実施例11におけるアンテナの
構成を示した図である。図において、66a、66bは
第1の蛇行導体アンテナ、67a、67bは第2の蛇行
導体アンテナである。図で示されるように、第1の蛇行
導体アンテナ66a、66bと第2の蛇行導体アンテナ
67a、67bはほぼ平行して誘電体基板61上に設け
られている。この二つの蛇行導体アンテナの長さは異な
った二つの波長に設定されており、この構成と配置をと
ることによって、一つのアンテナの占有面積で二つの波
長に対して共振させることが出来る。また、この二つの
波長間の電波のに対してもほぼ同様な利得を得ることが
できる。
【0038】実施例12.本発明のアンテナの他の実施
例を説明する。図21は本実施例におけるアンテナの構
成とアンテナ接続回路の内容を示す図である。図におい
て68は少なくとも分配器、増幅器を収納した半導体回
路である。本実施例ではこの半導体回路68は、図21
(b)に示す構成を持っており、図21(a)に示す給
電回路に接続して誘電体基板61上に設置することで、
給電線路以降の損失を防ぐことが出来る。
【0039】
【発明の効果】本発明の携帯用通信機アンテナ及びアン
テナ接続回路は、以上に述べたように構成されているの
で、以下の特徴がある。
【0040】アンテナの収納が所定の方向に所定の力で
機械的に行われるので、余分な方向の力がかからず、安
全で簡易に行える効果がある。
【0041】更に、ストッパとして別の弾性体を用いな
くて済むという効果がある。
【0042】更に、アンテナに力がかかる収納時に給電
部が離れるので、給電部を保護する効果がある。
【0043】筐体の開閉と、アンテナの位置が連動して
いて、つまり使用位置と収納位置になり、通信機の使用
が便利になる効果がある。
【0044】第1の筐体と第2の筐体の引き出し・収納
と、アンテナの位置が連動していて、つまり使用位置と
収納位置になり、通信機の使用が便利になる効果があ
る。
【0045】アンテナの収納が所定の方向に所定の力で
機械的に行われるので、余分な方向の力がかからず、安
全で簡易に行える効果がある。
【0046】アンテナが薄型になり、特に伸縮部材での
伸縮動作に適しており、製造が容易であるという効果が
ある。
【0047】設定送受信波長の電波に対して利得を高く
できる効果がある。
【0048】異なる2つの送受信波長を設定すると、1
つの誘電体アンテナで、その間の帯域の電波に対する利
得を高くすることができる。
【0049】設定高周波通信帯域での損失が少なく、高
効率な送受信機を構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における通信機アンテナの使
用時の様子を示す断面構造図である。
【図2】本発明の実施例1における通信機アンテナの収
納時の様子を示す断面構造図である。
【図3】本発明の実施例2における通信機アンテナの使
用時の様子を示す断面構造図である。
【図4】本発明の実施例2における通信機アンテナの収
納時の様子を示す断面構造図である。
【図5】本発明の実施例3における通信機アンテナの使
用時の様子を示す断面構造図である。
【図6】本発明の実施例3における通信機アンテナの収
納時の様子を示す断面構造図である。
【図7】本発明の実施例4における通信機アンテナの様
子を示す断面構造図である。
【図8】本発明の実施例5における通信機アンテナの様
子を示す断面構造図である。
【図9】本発明の実施例6における通信機アンテナの使
用時におけるストッパと給電接点の様子を示す断面構造
図である。
【図10】本発明の実施例6における通信機アンテナの
収納時におけるストッパと給電接点の様子を示す断面構
造図である。
【図11】本発明の実施例7における使用時の通信機ア
ンテナと筐体の様子を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施例7における収納時の通信機ア
ンテナと筐体の様子を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施例8における使用時の通信機ア
ンテナと筐体の様子を示す断面構造図である。
【図14】本発明の実施例8における収納時の通信機ア
ンテナと筐体の様子を示す断面構造図である。
【図15】本発明の実施例9での使用時の通信機アンテ
ナの様子を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施例9における使用時の通信機ア
ンテナの様子を示す断面構造図である。
【図17】本発明の実施例9における収納時の通信機ア
ンテナの様子を示す断面構造図である。
【図18】本発明の実施例10における通信機アンテナ
を示す図である。
【図19】本発明の実施例10における通信機アンテナ
を示す図である。
【図20】本発明の実施例11における通信機アンテナ
を示す図である。
【図21】本発明の実施例12における通信機アンテナ
と接続回路を示す図である。
【図22】従来の伸縮式のアンテナの断面構造を示す図
である。
【図23】従来の繰り出し式のアンテナの構造を示す斜
視図である。
【図24】従来の個別部品による螺旋状アンテナの図で
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 誘電体筐体 3 スライダ 4 押しボタン 5 伸縮性部材 6、6a、6b ストッパ 7 プーリ 8 誘導路 9 アンテナ収納部 10 誘電体バネ 11 給電接点 12 可動接点 13 送受信回路 14 バネ 21 第1の筐体 22 第2の筐体 23 支点 24 第1のプーリ 25 第2のプーリ 26 第3のプーリ 27 ひも状部材 31 第1の筐体 32 第2の筐体 33 下部固定端 34 第1の上部固定端 35 第2の上部固定端 36 第1のプーリ 37 第2のプーリ 38 伸縮性部材 39 ひも状部材 40、41 給電点 51 ストッパ 52 押しボタン 53 溝付き第1のプーリ 54 第2のプーリ 55 回転軸 56 ひも状部材 57 伸縮性部材 58 アンテナ収納部 59 バネ 61 誘電体基板 62a、62b 蛇行導体アンテナ 63 インピーダンス整合部 64 給電線路 65a、65b テーパ状蛇行導体アンテナ 66a、66b 第1の蛇行導体アンテナ 67a、67b 第2の蛇行導体アンテナ 68 分配器・増幅器収納半導体回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】実施例10.本発明のアンテナの他の実施
例を説明する。図18は本実施例における誘電体基板上
に設けられたアンテナの構造を示す図である。図におい
て61は誘電体基板、62a、62bは蛇行導体アンテ
ナ、63はインピーダンス整合部、64は給電線路であ
る。更に本実施例では、インピーダンス整合部63の長
さを共振送受信波の1/4波長とし、ダイポール・アン
テナ62a、62bの長さ及びアンテナ引き出し時の
ンピーダンス整合部63を含めた給電線路64の長さを
同じく共振送受信波の1/2波長としている。本構成の
アンテナは、個別部品で構成されるアンテナに比較し
て、コンパクトであり、製造も容易である。また、アン
テナ長を短縮できるため、使用状態におけるアンテナと
の距離を大きくとることができ、オペレータの人体の影
響が少ない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
フロントページの続き (72)発明者 片木 孝至 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き出し時にはアンテナ側の溝に噛み合
    って該アンテナをとめ、解除動作で上記噛み合わせを外
    れる筐体側に設けられたストッパと、 一端を上記筐体側に固定し、他端を上記アンテナ側に固
    定し、引き出し時には上記ストッパ付近まで伸長し、上
    記ストッパがはずされた場合は収縮して上記アンテナを
    上記筐体内に収納する伸縮部材とを筐体側に備え、 上記伸縮部材に接続し、引き出し時には上記ストッパに
    噛み合ってとまる溝を設け、収縮時には上記筐体内に収
    納される携帯用通信機アンテナ。
  2. 【請求項2】 ストッパは弾性誘電体であることを特徴
    とする請求項1記載の携帯用通信機アンテナ。
  3. 【請求項3】 ストッパ側に給電部を設け、引き出し時
    には該給電部とアンテナを接続し、解除動作時には上記
    給電部とアンテナが離れる構造としたことを特徴とする
    請求項1記載の携帯用通信機アンテナ。
  4. 【請求項4】 第1のプーリを持つ第1の筐体と、第2
    の筐体を一辺を支点として折りたたみ構造とし、また支
    点に第2のプーリを設け、 上記第1のプーリと第2のプーリとをひも状部材で接続
    して回転動作を伝え、かつ上記第1のプーリの回転中心
    をアンテナの回転中心に合わせ、 上記第1の筐体と第2の筐体を閉じた状態から開く方向
    に動かすと、上記アンテナが第1の筐体面内から動作位
    置に回転移動する構造とした携帯用通信機アンテナ。
  5. 【請求項5】 第1の筐体と、該第1の筐体側と平行方
    向に動く第2の筐体と、 一端をアンテナ側に固定し、他端を上記第1の筐体側に
    固定し、収縮時には上記アンテナを上記第1の筐体内に
    収納する伸縮部材と、 一端を上記第1の筐体に固定し、上記アンテナの伸縮部
    材固定端側に設けた第1の滑り部分と、上記第1の筐体
    固定端からは上記第1の滑り部分に対して線対称側の位
    置の上記第1の筐体に設けた第2の滑り部分とを経由さ
    せ、他端を上記第2の筐体に固定したひも状部材を備
    え、 上記第1の筐体を上記第2の筐体から平行に動かして引
    き出すと、上記ひも状部材が伸縮部材を引っ張り上げ、
    アンテナを動作位置に引き出すようにした携帯用通信機
    アンテナ。
  6. 【請求項6】 解除動作ができるストッパを取りつけた
    筐体と、上記筐体に取りつけられ、その回転中心がアン
    テナの回転動作の中心ともなるプーリと、上記筐体に一
    端を固定し、他端をひも状部材に固定した伸縮部材と、
    一端を上記伸縮部材と固定し、上記プーリに巻き込みん
    で他端を上記プーリに固定したひも状部材を備え、 収納時は筐体近傍にあるアンテナを回転動作させて上記
    ストッパで止めるとアンテナ動作位置になり、上記スト
    ッパを解除動作させると上記伸縮部材が収縮してアンテ
    ナを収納するようにした携帯用通信機アンテナ。
  7. 【請求項7】 誘電体基板上に、折り曲げ状の一対のア
    ンテナと上記アンテナ用のインピーダンス整合部を一体
    として設け、更に上記インピーダンス整合部の給電部と
    の接続対を、上記誘電体基板アンテナを引き出し使用時
    と収納時とに対応する複数箇所に設けた携帯用通信機ア
    ンテナ。
  8. 【請求項8】 誘電体基板上に設けたアンテナは、アン
    テナの全体長を送受信波長の半波長の長さとしたことを
    特徴とする請求項7記載の携帯用通信機アンテナ。
  9. 【請求項9】 誘電体基板上に設けたアンテナとインピ
    ーダンス整合部は、平行した折り曲げ状の二対のアンテ
    ナと上記二対のアンテナに対する共通のインピーダンス
    整合部を一体として設けたことを特徴とする請求項7記
    載の携帯用通信機アンテナ。
  10. 【請求項10】 誘電体基板上に、折り曲げ状の一対の
    アンテナと上記アンテナ用のインピーダンス整合部を一
    体として設け、更に、少なくとも分配器と増幅器も設け
    た携帯用通信機アンテナ及びアンテナ接続回路。
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