JPH07221531A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH07221531A
JPH07221531A JP1513494A JP1513494A JPH07221531A JP H07221531 A JPH07221531 A JP H07221531A JP 1513494 A JP1513494 A JP 1513494A JP 1513494 A JP1513494 A JP 1513494A JP H07221531 A JPH07221531 A JP H07221531A
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antenna element
impedance
impedance converter
linear
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光一 常川
Seiji Hagiwara
誠嗣 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯用無線機に用いられ、高利得、広帯域、
小形のダイバーシチアンテナを提供する。 【構成】 1/2波長の線状アンテナ素子21の下端
に、同軸形インピーダンス変換器22の内導体23が接
続され、変換器22の他端に給電線24が接続される。
変換器22の外導体25にスロットアンテナ27が形成
され、そのスロットアンテナ27に給電線28が接続さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば携帯用無線電話
機に設けられ、小形に構成可能なアンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11に従来のアンテナ装置を示す。こ
のアンテナ装置は小形無線機に設置されるダイバーシチ
アンテナの場合である。無線機筐体11の上面より線状
アンテナ素子12が突出して取付けられ、線状アンテナ
素子12は筐体11内で整合回路13に接続され、整合
回路13は給電線14を通じて受信部15に接続され
る。筐体11内に内蔵アンテナ素子16が設けられ、内
蔵アンテナ素子16は給電線17を通じて受信部18に
接続される。受信部15と18の両出力は図に示してい
ないがダイバーシチ合成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のアン
テナ装置は1/4波長以外のアンテナ素子12を使用す
る場合は整合回路13を必要とする。このため、整合回
路13の損失があり、アンテナの利得が低下していた。
また、整合回路13は帯域が狭い、整合回路13を多段
化して広帯域特性を得ることが出来るが、そのように広
帯域化するとさらに損失が増加した。
【0004】線状アンテナ素子12と無線機筐体11は
非常に近接しており、電流を遮断する機構もないため、
筐体11の影響を受けて線状アンテナ素子12の指向パ
ターン特性が劣化していた。さらに、線状アンテナ素子
12を筐体11内に収納した状態においては、線状アン
テナ素子12が不整合状態となってほとんど放射しない
状態になっていた。
【0005】図11のようにダイバーシチアンテナを構
成する場合には、通常、アンテナ素子として2素子が必
要であり、アンテナ容積が大きいという欠点をもってい
た。以上のように従来のアンテナ装置は損失が大きく利
得が低い狭帯域であり、設置する物の影響を受けて指向
パターン特性が劣化し、アンテナ収納状態ではほとんど
放射しない、さらにダイバーシチ構成とする場合にはア
ンテナ素子が2つ必要でありアンテナ容積が多大となる
という欠点があった。
【0006】この発明の目的は高い利得を有し、広帯域
特性を容易に得ることができ、設置物の影響が少ないア
ンテナ装置を提供することにある。この発明の他の目的
は前記目的の他に、アンテナ素子収納時においても高い
利得を有するアンテナ装置を提供することにある。この
発明のさらに他の目的はダイバーシチ構成としても非常
に小型なアンテナ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば線状ア
ンテナ素子の一端が同軸形インピーダンス変換器の内導
体の一端に接続され、その同軸形インピーダンス変換器
の他端に第1給電線が接続され、またこの同軸形インピ
ーダンス変換器の外導体にその延長方向に沿って溝が形
成されてスロットアンテナが構成され、そのスロットア
ンテナに第2給電線の一端が接続される。
【0008】更に線状アンテナ素子のインピーダンス変
換器側の端部に、これをほぼ軸心とし、その外側にコイ
ルアンテナが線状アンテナ素子及びインピーダンス変換
器と絶縁して設けられ、線状アンテナ素子はその延長方
向に沿ってインピーダンス変換器内に出入自在とされ、
線状アンテナ素子をインピーダンス変換器内に収納した
状態でコイルアンテナの一端と線状アンテナ素子とが接
続される。
【0009】更にインピーダンス変換器のほぼ軸心位置
に線状アンテナ素子を案内する誘電体の筒状収納ガイド
が設けられ、その収納ガイドの線状アンテナ素子の反対
側の面は内導体の一部が位置して、線状アンテナ素子を
インピーダンス変換器内に収納すると、線状アンテナ素
子の内端が内導体の上記一部と接触し、その位置から内
導体が収納ガイドに沿って取付けられ、またインピーダ
ンス変換器の線状アンテナ素子側に管状保持部が設けら
れ、その管状保持部に内導体が接続され、かつ管状保持
部内に線状アンテナ素子が摺動自在に挿通保持されてい
る。
【0010】あるいは線状アンテナ素子はその延長方向
に沿ってインピーダンス変換器内に出入自在とされ、線
状アンテナ素子の突出端部に、線状アンテナ素子をイン
ピーダンス変換器内に収納するとその外導体と接触する
短絡部が設けられ、第2給電線の他端が、第1給電線の
インピーダンス変換器との接続点に接続され、その接続
点から第2給電線側を見たインピーダンスが、線状アン
テナ素子を引き出した状態で著しく高く、収納した状態
で低インピーダンスになるように第2給電線の長が選定
され、また前記接続点からインピーダンス変換器を見た
インピーダンスが、線状アンテナ素子を引き出した状態
で低インピーダンスになり、収納した状態で著しく高く
なるようにインピーダンス変換器が選定されている。
【0011】更に上記の各構成において、内導体の太さ
が一様でない構成とされる。上記の各構成において、外
導体にスロットアンテナを接近して第2のスロットアン
テナが形成されている。上記の各構成において、外導体
の外側及びスロットアンテナとそれぞれ接近して、これ
に沿って延長された金属線が設けられている。
【0012】
【実施例】
・実施例1 図1に請求項1の発明の実施例を示す。線状アンテナ素
子21の一端(図では下端)に、そのほぼ延長線上にお
いて同軸形インピーダンス変換器22が設けられ、その
同軸形インピーダンス変換器22の内導体23は線状ア
ンテナ素子21に接続され、同軸形インピーダンス変換
器22の他端に給電線24の一端が接続される。給電線
24は同軸ケーブルであって、その中心導体が内導体2
3と接続され、外部導体が同軸形インピーダンス変換器
22の外導体25に接続される。つまり同軸形インピー
ダンス変換器22の給電線24側は端板で塞がれ、その
端板の中心孔の内周縁に給電線24の外部導体の周縁が
挿入接続される。外導体25は金属円筒で構成された場
合である。
【0013】外導体25にその延長方向に沿ってスリッ
ト26が形成されてスロットアンテナ27が構成され、
そのスロットアンテナ27に給電線28の一端が接続さ
れる。つまり給電線28は同軸ケーブルで構成された場
合で、スロットアンテナ27の中間部で給電線28の中
心導体及び外部導体の各一端がスリット26の両縁にそ
れぞれ接続される。更にこの例ではスロットアンテナ2
7が使用波長で共振するようにコンデンサ29がスリッ
ト26の両縁間に接続される。線状アンテナ素子21の
長さは使用波長の2分の1程度が好ましい。スロットア
ンテナ27のスリット26の幅は通常のスロットアンテ
ナと同様に、使用波長の10分の1以下が好ましい。線
状アンテナ21と給電線24とのインピーダンス整合の
点から同軸形インピーダンス変換器22の長さが決り、
この長さとスロットアンテナ27の長さとが等しくな
る。
【0014】同軸形インピーダンス変換器22の内部に
流れる電流と直交する方向にスリット26が切られてい
るため、同軸形インピーダンス変換器22の内部空間を
スロットアンテナ27が共有しているが、インピーダン
ス変換器22とスロットアンテナ27とは独立に動作す
る。線状アンテナ素子を1/2波長とした場合について
更に説明する。この場合、給電線24のインピーダンス
50Ωと、1/2波長アンテナ素子21を下端から給電
した時のインピーダンス数百Ωとを整合させる必要があ
る。ここではその間に同軸形インピーダンス変換器22
が設けられ、この同軸形インピーダンス変換器22の特
性インピーダンスを、前記50Ωと前記数百Ωの相乗平
均値に近い値に設定し、その長さを約1/4波長とす
る。同軸の特性インピーダンスを例えば約200Ωに設
定するには、内導体23と外導体25の直径の比が約6
であればよい。すなわち例えば内導体23の直径が1m
mであれば、外導体25の直径は6mmとなる。この構
成によればインピーダンス変換器22によってインピー
ダンス変換が行われて給電線24と線状アンテナ素子2
1とのインピーダンス整合がとれる。ただしこの場合、
インピーダンスのイマジナリー部分は完全整合がとれな
い場合がある。この場合は例えば、給電線24と同軸形
インピーダンス変換器22の接続点にコンデンサを並列
に装荷し、このキャパシタンスを適当に調整することに
より完全に整合がとれるようにすることができる。この
整合は後述する他の実施例にも適用できる。
【0015】一方スリット26の長さは任意でよいが、
アンテナとして効率的に動作するように、つまり使用波
長で共振するようにコンデンサ29を接続する。このよ
うにしてこのアンテナ装置は外導体25が線状アンテナ
素子21に対するインピーダンス変換器として動作する
と共に、その上に切ったスリット26がスロットアンテ
ナ27として動作し、空間の共有が出来る。この場合、
外導体25に対して長手方向にスリット26を切る必要
があり、これにより両者が独立に動作する。これは、同
軸形インピーダンス変換器22の動作は外導体25の長
手方向の電流を用いているのに対し、スロットアンテナ
27では外導体25の周方向の電流を用いており、これ
らの電流が直交しているからである。また、同軸形イン
ピーダンス変換器22は本来帯域が広く、集中定数を用
いた整合回路でないため損失も少ない。さらに同軸がス
タブの効果をもつので、設置物の影響も少ない。つまり
同軸形インピーダンス変換器22と線状アンテナ素子2
1との接続点からインピーダンス変換器22側を見たイ
ンピーダンスが著しく高く、この部分での電流が小さ
く、外部へ流れる電流も著しく小さいものとなる。
【0016】したがって、このような構成とすることに
より、高い利得を有し、広帯域特性を容易に得ることが
でき、設置物の影響が少なく、さらにダイバーシチ構成
としても非常に小型なアンテナ装置を実現できる。 ・実施例2 図2Aはこの発明の第2の実施例を示し、図1と対応す
る部分に同一符号を付けてある(以下の図も同様であ
る)。この例ではスリット26と接近して、これと平行
にスリット31が外導体25に形成されて第2のスロッ
トアンテナ32が構成される。この第2のスロットアン
テナ32にも第2のコンデンサ33が接続される。この
構成は、スリット26,31を2本とも外導体25の長
手方向に切ってあるので、2本とも外導体25の内側に
長手方向に流れる同軸モードの電流を乱すことなく動作
する。これにより、2本のスロットアンテナ27,32
を構成することが出来るので、一方を無給電素子とし、
両スロットアンテナ27,32の共振周波数を比較的接
近させて広帯域化を図ったり、両共振周波数を比較的離
して2帯域特性(2共振化)とすることが出来る。ま
た、その他の効果は実施例1と全く同じである。
【0017】スリット26と31との間隔は例えば0.
1波長以下がよいが、スロットアンテナ27,32の各
共振周波数や外導体25の太さに応じて好ましい値が決
められる。 ・実施例3 図2Bはこの発明の第3の実施例であり、内導体23の
太さを途中で変えたものであり、図3では内導体23の
給電線24側の部分23aを他部分23bに対して太い
部分とした。このような構成では内導体23の細い部分
23aと太い部分23bとで同軸の特性インピーダンス
が違うので、2段整合回路を構成することが出来る。し
たがって、広帯域特性を得ることや、2共振特性を実現
出来る。また、内導体23の給電線24側の太い部分2
3bを50Ωの特性インピーダンスに合わせておけば、
実質的に内導体23の細い部分23aのみが整合回路と
して動作するので、外見の外導体25の長さにかかわら
ず、任意の長さの同軸形整合回路が実現出来る。また、
その他の効果は実施例1と全く同じである。 ・実施例4 図3、4はこの発明の第4の実施例であり、線状アンテ
ナ素子21を収納自在とし、かつ収納時に高い利得が得
られる携帯無線機用小型ダイバーシチアンテナの例であ
る。図3A、図4Aは線状アンテナ素子21を引き出し
た状態、図3B、図4Bは線状アンテナ素子21を収納
した状態である。
【0018】無線機筐体11内に同軸形インピーダンス
変換器22がその長手方向が上下方向となるように収容
され、筐体11の上面11aから線状アンテナ素子21
が外部へ突出されている。筐体11は合成樹脂材のよう
な誘電体で構成された場合である。線状アンテナ素子2
1の同軸形インピーダンス変換器22側の端部の外側に
その線状アンテナ素子21をほぼ軸心としたコイルアン
テナ34が設けられ、コイルアンテナ34は、線状アン
テナ素子21を引き出した状態では線状アンテナ素子2
1及びインピーダンス変換器22と絶縁されている。コ
イルアンテナ34は例えば比較的厚い誘電体層35を介
して線状アンテナ素子21上に巻き付けられて、これに
取付けられる。
【0019】線状アンテナ素子21はその延長方向に沿
って同軸形インピーダンス変換器22内に出入自在とさ
れる。例えば外導体25の軸心と軸心をほぼ一致させて
誘電体からなる筒状収納ガイド36が設けられ、収納ガ
イド36内に線状アンテナ素子21が出入自在に保持さ
れる。更にこの例では内導体23の給電線24側の部分
23bが太い部分とされ、この太い部分23bは一端が
閉塞され、その他端の開放面側の内周面が収納ガイド3
6の内周面と円滑に連続するように同一径とされ、線状
アンテナ素子21は太い部分23b内にも入ることがで
きるようにされている。内導体23の細い部分23aは
収納ガイド36の外面に沿って線状アンテナ素子21側
に延長され、この線状アンテナ素子21に接続される。
【0020】例えばインピーダンス変換器22の線状ア
ンテナ素子21側に金属材の管状保持部37が、外導体
25の軸心の延長線とほぼ軸心を一致させて設けられ、
管状保持部37内に線状アンテナ素子21が摺動自在に
挿通保持される。線状アンテナ素子21の内端に抜け止
め用のつば38が形成されている。内導体23の細い部
分23aは管状保持部37に接続され、管状保持部37
を介して線状アンテナ素子21と電気的に接続される。
なお、コイルアンテナ34は管状保持部37上に誘電体
層35を介して巻かれることになる。コイルアンテナ3
4はそのコイル線に沿う長さがほぼ1/4波長とされて
いる。
【0021】線状アンテナ素子21をインピーダンス変
換器22内に収納した状態で線状アンテナ素子21がコ
イルアンテナ34に接続されるようになされている。例
えば線状アンテナ素子21の突出端上に円形金属板39
がその中心で取付けられ、線状アンテナ素子21を収納
すると、金属板39がコイルアンテナ34の上端34a
と接触して電気的に接続される。この時、良好接触が得
られるように金属板39がコイルアンテナ34と、その
コイルの形状を利用して弾性的に接触するようにすると
よい。また、コイルアンテナ34と金属板39は電気的
に接続すればよいので、必ずしも機械的に接触する必要
は無く、わずかな空間をあけて、コイルアンテナ34と
金属板39の近接容量を用いてコイルアンテナ34を給
電するようにしてもよい。
【0022】この接触状態では金属板39は管状保持部
37とは接触しないようにされ、かつ線状アンテナ素子
21の内端が内導体23の太い部分23b内に入って、
太い部分23bを介して線状アンテナ素子21が給電線
24と電気的に接続され、線状アンテナ素子21を介し
てコイルアンテナ34が励振される。またこの例では線
状アンテナ素子21の内端が太い部分23bの閉塞端板
と接して、これより線状アンテナ素子21が引き込まな
いようにされ、その状態で金属板39と管状保持部37
との間に間隔が生じるようにされる。
【0023】更にこの例では線状アンテナ素子21を伸
縮自在とした場合で線状アンテナ素子21のインピーダ
ンス変換器22側一半部21aをチューブ状とし、その
チューブ状部21aよりも他半部21bを細くしてチュ
ーブ状部21a内に摺動しながら出入自在とされる。こ
のため手段は通常の伸縮自在の線状アンテナと同様に構
成すればよい。
【0024】なお図示例では筐体11の上面から内部と
連通した筒状突部41が一体に突出形成され、この筒状
突部41内にコイルアンテナ34が位置されている。同
軸形インピーダンス変換器22が筐体11内で固定され
てアンテナ装置が保持される。給電線24、28はそれ
ぞれ筐体11内の受信部15、18に接続され、受信部
15、18の受信出力は図に示していないが合成部でダ
イバーシチ合成される。
【0025】ここで線状アンテナ素子21はインピーダ
ンス変換器22内に2段式に収納され、その引き伸ばし
た状態の長さは1/2波長に近い。図3A、図4Aのよ
うな引き出した状態においては、線状アンテナ素子21
は実施例1と同様に同軸形インピーダンス変換器22に
より整合が取れる。また、この場合のコイルアンテナ3
4はどこにも接続されていなく、かつ共振波長ではない
ので線状アンテナ素子21の動作には全く影響を与えな
い。
【0026】一方、図3B、図4Bのように線状アンテ
ナ素子21がインピーダンス変換器22内に収納された
場合には、給電線24の中心導体が内導体23の太い部
分23bを介して、収納されている線状アンテナ素子2
1の内端に接続され、さらに線状アンテナ素子21の先
端は金属板39によってコイルアンテナ34の一端34
aに接続される。ここで、コイルアンテナ34は予め低
いインピーダンスで使用周波数に共振するように設計さ
れている。この場合は、収納された線状アンテナ素子2
1が、同軸形インピーダンス変換器22の内導体として
動作する。線状アンテナ素子21は内導体23の細い部
分23aに比較して太く、この場合のインピーダンス変
換器22における同軸の特性インピーダンスは線状アン
テナ素子21を引き抜いた状態よりも低い値に変化す
る。例として線状アンテナ素子21の直径が3mmであ
り、外導体25の直径が6mmであるとすると、線状ア
ンテナ素子21を収納状態での同軸の特性インピーダン
スは約50Ωになる。すなわち、この場合は外導体25
と収納された線状アンテナ素子21とで構成された同軸
はインピーダンス変換器ではなく、単なる50Ω伝送線
路として動作し、コイルアンテナ34との接続端34a
においても低いインピーダンスとなる。これにより、低
いインピーダンスで動作するコイルアンテナ34とに整
合することになり、コイルアンテナ34が動作して十分
な放射を行う。この場合線状アンテナ素子21は伝送線
路として働き、コイルアンテナ34の動作に全く影響は
無い。
【0027】したがって、このような構成とすることに
より、線状アンテナ素子21の引き出し状態と、収納状
態との何れでも高い利得をもったアンテナが構成され
る。また、上記動作においてスロットアンテナ27は全
く独立に動作する。それはスロットアンテナ27では外
導体25の周方向の電流を用いて動作しているので、同
軸モードの電流と直交しているからである。ただし、線
状アンテナ素子21の引き出し状態と収納状態とでは、
外導体25の内部の金属の位置が変わるので、スロット
アンテナ27の共振周波数が若干ずれることがある。
【0028】上記各説明では線状アンテナ素子21が1
/2波長程度、外導体25を1/4波長としたが、線状
アンテナ素子21の長さは任意でもよく、その場合はそ
の長さに応じて同軸形インピーダンス変換器22の長
さ、特性インピーダンスを適切に設定すればよい。例え
ば線状アンテナ素子21の長さを0.7波長として、線
状アンテナ素子21を含む垂直面内での最大指向方向を
30°程度上向きとしたり、線状アンテナ素子21の長
さを0.3波長として、最下指向方向を30°程度下向
きとすることもできる。なお0.5波長の線状アンテナ
素子21の垂直面内での最大指向方向は水平方向(横方
向)である。
【0029】図3、4において、線状アンテナ素子21
を引き出した状態においては、外導体25がスタブとし
て動作するために、筐体11内の各部の部品の影響を受
け難い。筐体11を金属製とする場合はスロットアンテ
ナ27のスリットが筐体11の外面に位置させる。この
場合も外導体25がスタブとして動作して筐体11に電
流が流れるのが阻止される。
【0030】図3、図4に示したアンテナ装置について
実験により確認した結果を図5乃至図7に示す。これ
は、外導体25の長さを5cm、直径を1cm、線状ア
ンテナ素子21の長さを10cm、コイルアンテナ34
は直径1cmで約2.5回巻き、スリット26は長さ5
cm、幅3mm、コンデンサ29は約1pFとし、これ
を約200ccの誘電体筐体11に設置した場合のイン
ピーダンス特性である。図5Aは線状アンテナ素子21
を引き出した状態の線状アンテナ素子21の特性、図5
Bはその引き出し状態でのスロットアンテナ27の特
性、図6Aはその引き出し状態での線状アンテナ素子2
1とスロットアンテナ27との結合特性、図6Bは線状
アンテナ素子21を収納した状態での線状アンテナ素子
21の特性である。アンテナ引き出し状態において、線
状アンテナ素子21は約1.44GHz、スロットアン
テナ27は約1.59GHzに共振し、これらの結合は
最大約9dBであり、アンテナ収納状態においては約
1.46GHzで共振している。すなわち、アンテナ引
き出し状態において、同じ容積を共有していながら、線
状アンテナ素子21とスロットアンテナ27は独立に共
振させることができ、これらの結合は9dBであること
がわかり、さらに、アンテナ収納状態においても任意の
周波数で共振させられることが実証された。
【0031】図7はアンテナ引き出し状態における放射
パターン測定結果である。筐体11と線状アンテナ素子
21と座標軸XYZと原点Oを中心とする球面に沿うZ
軸Zから放射する電界Eθと、原点Oを中心とするXY
面内の円に沿う左回り方向の電界Eφとの関係を図7A
に示し、Bは線状アンテナ素子21の水平面(X−Y)
パターン、Cは線状アンテナ素子21の垂直面(Y−
Z)パターン、Dはスロットアンテナ27の水平面(X
−Y)パターン、Eはスロットアンテナ27の垂直面
(Y−Z)パターンである。このように線状アンテナ素
子21の水平面パターンはほぼ真円であり、垂直面は8
の字に近いパターンが得られ、さらにそのレベルもダイ
ポールアンテナ程度である。このことは、線状アンテナ
素子21が1/2波長形式のアンテナとして動作してい
て、また損失もほとんど無いことがわかる。また、スロ
ットアンテナ27は水平面において、比較的単一指向性
のパターンをもち、そのレベルも3dB程度ダイポール
アンテナより低い程度である。さらに、屋外において相
関係数を測定したところ、両アンテナが空間を共有して
いるにもかかわらず、0.6以下となった。これらの放
射パターンおよび相関係数の実測結果からもダイバーシ
チ効果も十分に得られることがわかる。
【0032】したがって、このアンテナ構成とすること
により、高い利得を有し、広帯域特性を容易に得ること
ができ、設置物の影響が少なく、ダイバーシチ構成とし
ても非常に小型であり、さらにアンテナ素子収納時にお
いても高い利得を有するアンテナ装置を提供することが
できる。 ・実施例5 図8にこの発明の第5の実施例を示す。この例はアンテ
ナ引き出し状態では線状アンテナ素子のみアンテナとし
て動作され、アンテナ収納状態ではスロットアンテナの
みをアンテナとして動作させるようにした場合である。
この実施例では図3の場合と同様に線状アンテナ素子2
1はその延長方向において同軸形インピーダンス変換器
22内に出入自在とされる。このため同様に収納ガイド
36を用いることができる。ただしこの場合は収納ガイ
ド36は外導体23のほぼ全長にわたって設けられてい
る。また管状保持部37も同様に設けられて、これに線
状アンテナ素子21が摺動自在に保持される。
【0033】更にこの例ではスロットアンテナ27の給
電線28の他端は、インピーダンス変換器22と給電線
24との接続点で給電線28と並列に接続される。イン
ピーダンス変換器22の長さは約1/4波長とされる。
また線状アンテナ素子21を収納した状態で線状アンテ
ナ素子21の突出端を外導体25に接続する短絡部43
が設けられる。図示例では線状アンテナ素子21の先端
部がほぼ直角に折曲げられて短絡部43とされている。
短絡部43が外導体25と良好に接触するように、外導
体25の線状アンテナ素子21側の端縁から内導体23
側に小接片44が一体に延長され、線状アンテナ素子2
1を収納すると短絡部43が小接片44上に接触するよ
うにされる。線状アンテナ素子21がその軸心まわりの
回転が生じないように、例えば抜け止めのつば38(図
4参照)の一部を切欠き直線部を設け、収納ガイド36
の内面形状をつば38の周面形状と一致させればよい。
【0034】線状アンテナ素子21を収納した状態でス
ロットアンテナ27が所望周波数で共振するようにコン
デンサ29の容量を選定し、給電線24,28の接続点
から給電線28側を見たインピーダンスが、同軸ケーブ
ルの特性インピーダンス50Ωとなるようにする。また
線状アンテナ素子21を引き出した状態でスロットアン
テナ27の共振周波数が低くなり、周波数帯域が狭いた
め、給電線24,28の接続点から給電線28側を見た
インピーダンスが著しく高くなるようにされる。
【0035】従ってアンテナ引き出し状態では給電線2
4,28の接続点から見た場合、給電線28を通してス
ロットアンテナ27を見たインピーダンスが著しく大き
く同軸形インピーダンス変換器22で50Ωに変換され
た線状アンテナ素子21のインピーダンスだけが見える
ことになり、線状アンテナ素子21から放射する。一
方、アンテナ収納状態では、給電線24,28の接続点
から同軸形インピーダンス変換器22を見た場合、その
先端が短絡部43によって短絡されているので、1/4
波長短絡線路となって無限大のインピーダンスとなる。
しかし、スロットアンテナ27側は50Ωに整合がとれ
ているので、給電線28を通してスロットアンテナ27
が給電されて、スロットアンテナ27から放射される。
【0036】この構成の場合においてダイバーシチアン
テナとするには、実施例2に示したように、スリットを
2本切って一方をダイバーシチアンテナ専用のスロット
アンテナとすればよい。したがって、このアンテナ構成
とすることにより、高い利得を有し、広帯域特性を容易
に得ることができ、設置物の影響が少なく、ダイバーシ
チ構成とすることもでき、その場合も非常に小型であ
り、さらにアンテナ収納状態においても高い利得を有す
るアンテナ装置を提供することができる。 ・実施例6 図9はこの発明の第6の実施例を示す。外導体25の外
面及びスロットアンテナ27の両者に接近し、かつスロ
ットアンテナ27に沿って金属線45が設けられる。金
属線45と外導体25との間に誘電体スペーサ46が介
在される。金属線45と外導体25との間に調整用コン
デンサ47が接続される。金属線45は丸線、板状線の
何れでもよい。このような構成とすることにより、金属
線45がスロットアンテナ27に非常に近接しておかれ
ているため、これが無給電素子として動作し、その共振
周波数をコンデンサ47によって調整してスロットアン
テナ27の共振周波数に近づけることによりスロットア
ンテナ27の帯域を拡大できる。この場合、金属線45
は外導体25の外側に設置されているため、線状アンテ
ナ素子21の動作には全く影響しない。
【0037】この場合のインピーダンス特性の実験結果
を図10に示す。アンテナ構造は実施例4と同一であ
り、これに長さ5cm、幅2mmの板状金属線45を無
給電素子としてスロットアンテナ27から約5mm離し
て設置し、約1pFのコンデンサ47を両端部に接続し
たものである。図10Aはスミスチャート図、図10B
はリターンロス図である。図10Bを、無給電素子を設
置していない場合の図5Bと比較すると、明らかに帯域
が広がっていることがわかる。また図10Aでは、共振
点付近で小さな円を描く(キンク)特性となり、これは
広帯域特性をもつアンテナに現われる現象が見られてい
る。
【0038】したがって、この構成により、前記の実施
例と同様な効果を有し、さらにスロットアンテナ27を
広帯域化することが出来る。図3に示した実施例におい
て、内導体23の太さを一様としてもよい、つまり、内
導体23のすべてを細い線として収納ガイド36に沿わ
せて設けてもよく、あるいは内導体23のすべてを太い
パイプ状として収納ガイド36を兼ねさせてもよい。図
8に示した実施例において、内導体23の一部を図3の
実施例と同様に太い部分23bとしてもよい。図2B、
図3、図8に示した各実施例において、図2に示したよ
うにスロットアンテナを2つ設けてもよい、また図9に
示したように無給電素子(金属線45)をそれぞれスロ
ットアンテナ27の近くに設けてもよい。図2A、図9
に示した各実施例において、図2Bに示したように内部
導体23の太さを一様としなくてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば同軸
形インピーダンス変換器を用い、かつこれにスロットア
ンテナを形成することにより、高く利得を有し、広帯域
特性を容易に得ることができ、また設置物の影響が少な
い小形のアンテナ装置を提供できる。
【0040】また線状アンテナ素子と、スロットアンテ
ナとによりダイバーシチアンテナを小形に構成できる。
更に、線状アンテナ素子を同軸形インピーダンス変換器
に収納自在とすることができ、アンテナ引き出し状態で
線状アンテナ素子のみを動作させ、収納状態でスロット
アンテナのみを動作させることができる。
【0041】また無給電スロットアンテナや無給電金属
線を設けることにより、スロットアンテナを広帯域化し
たり、2帯域共振とさせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示す斜視図。
【図2】Aは同軸形インピーダンス変換器22に長手方
向にスリットを2本切ったこの発明の実施例を示す斜視
図、Bは内導体23の太さを途中で変えたこの発明の実
施例を示す斜視図である。
【図3】携帯無線機用小型ダイバーシチアンテナにこの
発明を適用した実施例を示し、Aはアンテナ引き出し状
態、Bはアンテナ収納の各斜視図である。
【図4】図3に示した実施例の縦断を示し、Aはアンテ
ナ引き出し状態、Bはアンテナ収納状態である。
【図5】図3に示したアンテナ状態について実験したイ
ンピーダンス特性を示し、Aはアンテナ引き出し状態の
線状アンテナ素子の特性図、Bはアンテナ引き出し状態
のスロットアンテナの特性図である。
【図6】Aはアンテナ引き出し状態の線状アンテナ素子
とスロットアンテナとの結合特性図、Bはアンテナ収納
状態での線状アンテナ素子の特性図である。
【図7】図3に示した実施例についての実験した放射パ
ターン特性を示すもので、Aはその線状アンテナ素子、
筐体、測定電界、座標との関係を示す図、Bは線状アン
テナ素子の水平面(X−Y)パターン、Cは線状アンテ
ナ素子の垂直面(Y−Z)パターン、Dはスロットアン
テナの水平面(X−Y)パターン、Eはスロットアンテ
ナの垂直面(Y−Z)パターンである。
【図8】スロットアンテナを線状アンテナ素子収納状態
の専用アンテナとして動作させる実施例を示し、Aはア
ンテナ引き出し状態を示し、Bはアンテナ収納状態を示
す図。
【図9】無給電素子を設けて広帯域化したこの発明の実
施例を示す斜視図。
【図10】図9の実施例のインピーダンス特性の実験結
果で、Aはスミスチャート図、Bはリターンロスを示す
図である。
【図11】従来のアンテナ装置を小型無線機に設置され
ているダイバーシチアンテナを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 21/28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状アンテナ素子と、 外導体及びそのほぼ軸心に配された内導体よりなり、そ
    の内導体の一端が上記線状アンテナ素子の一端に接続さ
    れた同軸形インピーダンス変換器と、 そのインピーダンス変換器の他端に接続された第1給電
    線と、 上記外導体にその延長方向に沿って溝が形成されてなる
    スロットアンテナと、 そのスロットアンテナに一端が接続された第2給電線
    と、 よりなるアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 上記線状アンテナ素子の上記インピーダ
    ンス変換器の端部にこれをほぼ軸心とし、その外側にコ
    イルアンテナが、上記線状アンテナ素子及び上記インピ
    ーダンス変換器と絶縁されて設けられ、 上記線状アンテナ素子はその延長方向に沿って上記イン
    ピーダンス変換器内に出入自在とされ、 上記線状アンテナ素子を上記インピーダンス変換器内に
    収納した状態で上記コイルアンテナの一端と上記線状ア
    ンテナ素子とを電気的に接続する手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記インピーダンス変換器のほぼ軸心位
    置に上記線状アンテナ素子を案内する誘電体の筒状収納
    ガイドが設けられ、その収納ガイドの上記線状アンテナ
    素子の反対側の面に上記内導体の一部が位置し、その位
    置から上記内導体は上記収納ガイドに沿って取付けら
    れ、 上記インピーダンス変換器の上記線状アンテナ素子側に
    管状保持部が設けられ、その管状保持部内に上記線状ア
    ンテナ素子が摺動自在に挿通保持され、 上記管状保持部に上記内導体が接続されていることを特
    徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 上記線状アンテナ素子はその延長方向に
    沿って上記インピーダンス変換器内に出入自在とされ、 上記線状アンテナ素子の突出端部に、上記線状アンテナ
    素子を上記インピーダンス変換器内に収納するとその外
    導体と接触する短絡部が設けられ、 上記第2給電線の他端が上記第1給電線と並列に接続さ
    れ、その接続点から上記第2給電線側を見たインピーダ
    ンスが、上記線状アンテナ素子を引き出した状態で著し
    く高く、収納した状態で低インピーダンスになるように
    第2給電線の長さが選定されていることを特徴とする請
    求項1記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 上記外導体にその延長方向に沿って溝が
    形成されて第2スロットアンテナが構成され、その第2
    スロットアンテナに第3給電線の一端が接続されている
    ことを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 上記内導体の太さが一様でないことを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のアンテナ装
    置。
  7. 【請求項7】 上記外導体にその延長方向に沿って溝が
    形成されて第2のスロットアンテナが構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のアンテ
    ナ装置。
  8. 【請求項8】 上記外導体の外側及び上記スロットアン
    テナとそれぞれ接近し、かつこれに沿って延長した金属
    線が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の
    何れかに記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 上記内導体の太さが一様でないことを特
    徴とする請求項7又は8記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 上記第1給電線と上記同軸形インピー
    ダンス変換器との接続点にコンデンサが並列接続されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    アンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10335931A (ja) * 1997-05-09 1998-12-18 Motorola Inc 差動駆動ダイバシティアンテナ構造および方法
JP2005537693A (ja) * 2002-01-14 2005-12-08 トムソン ライセンシング 放射多様性を有する電磁波の受信及び/又は送信装置
CN116231259A (zh) * 2023-05-09 2023-06-06 中国科学院合肥物质科学研究院 一种用于降低传输线电压的同轴阻抗变换器及其制备方法

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