JPH07142342A - パターン形成方法及びパターン形成装置 - Google Patents

パターン形成方法及びパターン形成装置

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JPH07142342A
JPH07142342A JP5189017A JP18901793A JPH07142342A JP H07142342 A JPH07142342 A JP H07142342A JP 5189017 A JP5189017 A JP 5189017A JP 18901793 A JP18901793 A JP 18901793A JP H07142342 A JPH07142342 A JP H07142342A
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acid
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶解阻止剤を含有するレジスト(化学増幅型
レジスト等)の耐熱性を向上し、微細加工可能な状態で
ドライエッチングやイオンイン注入に十分に使用できる
ようにし、プロセス許容度も広がる技術を提供する。 【構成】 溶解阻止剤を含有するレジストを用いるパタ
ーン形成方法において、現像液後のレジストパターンの
表面のみを、酸性処理や、特定の光照射処理により選択
的に処理IIbして、その部分の溶解阻止剤を分解するパ
ターン形成方法及びパターン形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン形成方法及び
パターン形成装置に関する。本発明は、例えば半導体製
造工程におけるフォトリソグラフィ工程に利用すること
ができ、特に、増幅型フォトレジストの耐熱性を向上し
た技術として好適に利用できる。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化の更なる進行に伴
い、LSI等の集積度を上げるため、より微細なパター
ンが要求されている。例えば16MDRAMでは、最小
寸法は0.5μmであるのに対し、64MDRAMで
は、0.35μmの微細加工が必要になる。微細加工の
要であるリソグラフィ工程では、主に電光波長の短波長
化でこれに対応しているが、まずこの理由を説明する。
【0003】リソグラフィ工程で使用される露光機は、
一般に、ステッパーと呼ばれる縮小投影露光装置であ
り、その解像度は一般に次式で表される。これはRay
leighによって明らかにされた。 R=K1 /λNA ──────────── K1 :定数 λ :波長 R :解像度 NA:開口数
【0004】この式からわかるように解像度を上げるた
めには、波長を短くするかNAを大きくすれば良いこと
がわかる。ところがRayleighによれば焦点深度
は次式で表される。 D.O.F=K2 λ/(NA)2 ──────── D.O.F:焦点深度 K2 :定数
【0005】即ち、焦点深度を考慮するとNAを大きく
するより波長を短くする方が有利であることがわかる。
【0006】以上のような理由から露光波長は世代ごと
に次のように短波長化された。 〜4MDRAM 436nm(g線) 16MDRAM 365nm(i線) 64MDRAM 248nm(KrFエキシマレ
ーザー)
【0007】一方、フォトレジスト(以下レジストとも
略す)も改良が加えられた。16MDRAM(i線)世
代までは、従来のフェノールノボラック系の樹脂にナフ
トキノンジアジドを感光剤として加えたものの改良で、
各露光波長に対応してきた。しかし、64MDRAMで
使用されるステッパーの露光波長248nm(KrFエ
キシマレーザー光)は、感光剤及び一般のノボラック樹
脂が強く吸収する波長領域であり、従来の系は使えな
い。そこで、化学増幅型レジストが登場した。以下、従
来のレジストと化学増幅型レジストについて説明する。
【0008】ステッパーで露光する場合、レティクル
(フォトマスク)直下(図21(A)参照)での光強度
分布は、図21(B)の(a)のように矩形分布をなし
ている。ところが光の回折によって被露光材であるウェ
ハー上(図21(A)参照)での光強度分布は、図21
(B)の(b)のように、ブロードな分布になる。レジ
ストの溶解特性がこのような光強度分布を忠実に再現す
れば、レジストパターンの断面形状は図22のようにテ
ーパー状となる。これでは次工程のドライエッチングで
の線幅制御性が悪化してしまう。なぜなら、レジストが
図22のようにテーパー状になっていれば、図23に示
すごとくエッチングレートの均一性が線幅均一性に大き
く影響するからである。即ち、エッチングレートが小さ
ければ、基板1上の被エッチング材1aは図23(A)
のように加工され、エッチングレートが大きければ、図
23(B)のように加工されて、その影響が大きい。よ
ってレジストの断面形状は矩形が望ましい。
【0009】これに対しレジストには、図21(B)の
(b)に示したような、だれた光強度分布下において
も、矩形な断面形状が得られるように工夫がなされるに
至っている。具体的には次のようなことが挙げられる。
【0010】(1)感光剤の特性 ある種のレジストの感光剤は、光が当たると酸になり現
像液(アルカリ水溶液)に溶けるようになる。更に未露
光の場合、レジストの溶解を阻止する働きがある。この
二つの働きによって露光部と未露光部との溶解速度差が
大きくなりレジスト形状は矩形に近くなる(この種のレ
ジストについての現像時間と膜厚の関係を示す図24参
照)。
【0011】(2)光退色性 ある種のレジストの感光剤には、露光光があたるとその
波長に対する透過率が大きくなる特性を持たせている。
これによって露光領域ではレジスト下部まで十分な光が
届き、未露光領域では吸収率が高い状態が保たれコント
ラストが高くなる。即ち、露光部と未露光部との溶解速
度差が大きくなりレジスト形状は矩形に近くなる(図2
5参照)。
【0012】(3)溶解阻止効果 現像液が未露光部に接触すると感光剤が反応し、レジス
トの表層に難溶化層を形成するものである。これによっ
て露光部と未露光部との溶解速度差が大きくなり、また
レジスト上部ほど溶解速度が小さくなってレジスト形状
は矩形に近くなる(図26参照)。
【0013】(4)溶解促進効果 レジストが現像液に溶けだすと現像液の表面張力が小さ
くなる。レジスト下部ではレジストの溶出量が相対的に
多くなるから現像液の表面張力が小さくなり溶解反応が
促進されて、レジスト下部ほど現像速度が大きくなり形
状は矩形に近くなる(図27参照)。
【0014】以上のようにレジストは改良が重ねられて
きた。ところがKrFエキシマレーザーの波長(248
nm)では感光剤及びノボラック樹脂の吸収が非常に大
きく、レジスト下部まで十分な光エネルギーが到達しな
くなり、またこの波長領域において光退色性を持つ材料
がなく、従来のレジスト系では形状がテーパー状になっ
た(図28参照)。
【0015】従来のレジスト系でも、(3)溶解阻止効
果、(4)溶解促進効果をより強調したレジストも現れ
た(フジハント社製FH−EX等)が、レジスト形状は
まだ満足できるものではなかった。
【0016】これに対し、248nmにおいても光吸収
の小さい化学増幅型レジストが開発された(シップレイ
社製XP8843等)。化学増幅型レジストは、例えば
ポジ型の場合、樹脂、溶解阻止剤、酸発生剤(感光剤)
からなり、未露光部では溶解阻止剤が樹脂を保護するた
めアルカリ水溶液(現像液)には溶けない。ところが露
光部においては、光酸発生剤から酸が発生しこの酸によ
って溶解阻止剤が取り去られてしまうためアルカリ水溶
液に溶けるようになる(図29に模式的に示す)。
【0017】この酸は触媒として働くためほとんど消費
されることがなく、次々と溶解阻止剤を外していく(こ
れが化学増幅型と呼ばれる所以である)。よって光酸発
生剤(感光剤)を少なくすることができ、レジストの光
吸収を小さくすることができるのである。更に樹脂、溶
解阻止剤、光酸発生剤各々独立しているから材料の選択
領域が広くなった。この効果でKrFエキシマレーザー
の波長(248nm)領域で吸収の低くなっている樹脂
が採用できるようになり(図30)、レジストとしての
透過率は十分達成され、レジスト形状はほぼ矩形になっ
た。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように化学増幅型
レジストの出現によって、例えばKrFエキシマレーザ
ーによるパターニングにおいても矩形のレジスト形状が
得られるようになった。ところが、一般に化学増幅型レ
ジストの耐熱性は、樹脂自身のそれより低い。樹脂の耐
熱性は150℃近くあるもののレジストとしては100
℃位しかない。よってレジストを焼き固めるリソグラフ
ィー最後の工程、ポストベイクは100℃以下で行わな
ければならない。これ以上の温度でポストベイクを行う
とレジストは熱変形を起こし、矩形なレジスト形状を保
てなくなり、高精度のパターン形成が不可能となる。
【0019】一方、耐熱性100℃では、次の工程のド
ライエッチング、イオンインプランテーションを経るに
不十分である。例えばドライエッチング工程では処理最
中にウェハー温度が100℃以上になることがある。そ
うなるとレジストはエッチング最中に熱変形を生じ変換
差が大きくなる。即ち、リソグラフィで高精度のレジス
トパターンを形成できても実際のデバイスパターンには
その精度が反映されなくなる。
【0020】化学増幅型レジストの耐熱性が低い原因は
樹脂を保護している溶解阻止剤にあることが、松下電器
(株)勝山らによって報告された(信学技報Vol.9
2No.462 SDM92−156)。そのなかでレ
ジストパターニング後、遠紫外線を短時間照射すること
によって溶解阻止剤を分解し耐熱性を向上する方法が提
案されている。しかしこの方法ではレジストの透過率が
高いためレジスト内部にまで反応がおよび、レジストの
体積縮小が発生し、0.5μmL/Sで0.03μmの
寸法変動が発生したとされている。
【0021】本発明者の計算によれば、64MDRAM
クラスでレジストに要求される線幅均一性は、0.04
6μmであり、上記遠紫外線照射法による寸法変動0.
03μmは大きいと考えられる。よって、より寸法変動
が小さい耐熱性向上法が強く要求されている。
【0022】
【発明の目的】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、溶解阻止剤を含有するレジスト(代表的には化学増
幅型レジスト)の耐熱性を向上させ、かつ微細加工可能
な状態で使用でき、これにより例えばドライエッチン
グ、イオンインプランテーション工程に十分に使用でき
るようにし、高精度のパターン形成を可能とし、LSI
等の集積度を上げることができ、次工程のプロセス許容
度が広がって、ドライエッチング、イランインプランテ
ーションを高温で行うことも可能となるなど条件を緩和
できるようにした技術を提供せんとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】以上述べたように、レジ
ストの耐熱性は重要なものである。化学増幅型レジスト
の耐熱性が低い原因は、前述のように樹脂を保護してい
る溶解阻止剤にあり、この溶解阻止剤を分解してやれば
耐熱性は向上する。更に、溶解阻止剤の分解反応をレジ
スト表面近傍のみに抑えればレジストパターンの寸法変
動(縮小)は抑えられる。
【0024】本発明は、上記のことに着目して、本発明
を完成したものである。以下本出願の発明について、更
に詳述する。
【0025】本出願の請求項1の発明は、溶解阻止剤を
含有するレジストを用いるパターン形成方法において、
現像液後のレジストパターンの表面のみを選択的に処理
して、その部分の溶解阻止剤を分解することを特徴とす
るパターン形成方法である。
【0026】本出願の請求項2の発明は、前記処理が酸
性処理であることを特徴とする請求項1に記載のパター
ン形成方法である。
【0027】この発明は、化学増幅レジスト等のポスト
ベイク(焼き固め)工程において、酸またはその水溶液
で処理した後に加熱することにより該レジストの耐熱性
を向上する態様で実施することができる。
【0028】また、化学増幅レジスト等を酸またはその
水溶液中で加熱することにより、該レジストの耐熱性を
向上する態様で実施することができる。
【0029】また、化学増幅レジスト等を酸性ガス中に
放置することにより、該レジストの耐熱性を向上する態
様で実施することができる。
【0030】また、化学増幅レジスト等を酸性ガス中で
加熱することにより、該レジストの耐熱性を向上する態
様で実施することができる。
【0031】本出願の請求項3の発明は、前記処理がポ
ストベイク(焼き固め)工程において、レジストが強い
吸収を示し、かつ感光剤が反応する波長の光を照射する
処理であることを特徴とするパターン形成方法である。
【0032】この発明は、KrFエキシマリソグラフィ
用レジストの場合、照射する光波長は190nm〜23
0nm、及び260nm〜300nmとする態様で実施
することができる。
【0033】また、KrFエキシマリソグラフィ用レジ
ストの場合、230nm〜260nmの波長の光を吸収
するフィルターを通してレジストに遠紫外線を照射する
態様で実施することができる。
【0034】また、ArFエキシマリソグラフィ用レジ
ストの場合、照射する光波長は150nm〜175n
m、及び210nm〜240nmとする態様で実施する
ことができる。
【0035】本出願の請求項4の発明は、前記波長の光
を照射するために、フィルターを通して光照射を行うこ
とを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法であ
る。
【0036】この発明は、例えばArFエキシマリソグ
ラフィ用レジストの場合、175nm〜210nmの波
長の光を吸収するフィルターを通してレジストに遠紫外
線を照射する態様で実施することができる。
【0037】本出願の請求項5の発明は、溶解阻止剤を
含有するレジストを用いてパターン形成を行うためのパ
ターン形成装置において、現像後のレジストパターンの
表面のみを選択的に処理する処理室を備えることを特徴
とするパターン形成装置である。
【0038】本出願の請求項6の発明は、溶解阻止剤を
含有するレジストを用いてパターン形成を行うためのパ
ターン形成装置において、加熱処理室、現像後のレジス
トパターンの表面のみを選択的に処理する処理室とが、
同一処理室で兼ねられていることを特徴とするパターン
形成装置である。
【0039】本出願の請求項7の発明は、前記加熱処理
室と現像後のレジストパターンの表面のみを選択的に処
理する処理室とが兼ねられた処理室が、更に現像処理室
を兼ねることを特徴とする請求項6に記載のパターン形
成装置である。
【0040】本出願の請求項8の発明は、現像後のレジ
ストパターンの表面のみを選択的に処理する処理室が、
処理用の照射光を通すフィルターを備えることを特徴と
する請求項5ないし7に記載のパターン形成装置であ
る。これは、請求項4の発明を具体化した装置として実
施できる。
【0041】本出願の請求項9の発明は、溶解阻止剤を
含有するレジストを用いてパターン形成を行うためのパ
ターン形成装置において、同一の制御系で制御される搬
送系をもって、現像装置、現像後のレジストパターン表
面処理装置、加熱装置間を被処理材が搬送されることを
特徴とするパターン形成装置である。
【0042】
【作 用】溶解阻止剤を含有するレジストである化学増
幅レジスト等の代表的な構造は、未処理の状態で、下記
のとおりである。骨格をなす例えばフェノールのHが保
護基Rによって置換されている。このRが溶解阻止剤と
呼ばれるものであり、耐熱性悪化の原因である。
【0043】
【化1】
【0044】この溶解阻止剤は、保護基Rを離脱させる
物質によって、骨格(フェノール)から離れる。例え
ば、酸がこのような脱保護物質として用いられている。
一般に、光酸発生剤を用いる系にあっては、感光剤の感
光波長の光を照射することにより酸が発生し、この酸に
よって次のように保護基Rはフェノールから離れる。
【0045】
【化2】
【0046】よって、溶解阻止剤を分解する処理を行う
ことより、例えば酸の水溶液にレジストを浸す処理を行
うことにより、下記のように保護基Rはフェノールから
離れる。このとき酸の水溶液で処理するのであるから酸
はレジスト内部には浸透せず、表面近傍の保護基Rのみ
が分解する。
【0047】酸性ガスを用いても同様の効果でレジスト
表面近傍の保護基Rが選択的に分解される。
【0048】また上記したとおり、感光剤の感光波長の
光を照射すれば酸が発生し、この酸によって保護基Rは
フェノールから離れるのであるが、このとき、照射する
光としてレジストの吸収の強い波長の光を用いれば、光
はレジスト内部まで達しないから酸の発生はレジスト表
面近傍のみに限られる。よって表面近傍の保護基Rのみ
が分解する。
【0049】更に、分解される保護基の量が少ないため
体積縮小はほとんど発生せず、寸法変動も発生しない。
【0050】また、耐熱性の向上した部分はレジストの
表層のみであるが、図31に示すように、この層がモー
ルドとして働きレジストの熱変形を抑えることができ
る。
【0051】即ち、化学増幅型レジストの耐熱性が低い
原因は、前述のように樹脂を保護している溶解阻止剤に
あるので、この溶解阻止剤を分解してやれば、耐熱性は
向上するのである。更に、溶解阻止剤の分解反応をレジ
スト表面近傍のみに抑えればレジストパターンの寸法変
動(縮小)は抑えられる。
【0052】よって現像後、酸雰囲気で処理すれば溶解
阻止剤は分解される。更に酸雰囲気として酸性の液体、
酸水溶液、または酸性ガスを用いれば溶解阻止剤の分解
はレジスト表面近傍に限定される。
【0053】また、感光剤の感光波長の光を照射すれば
酸が発生し、溶解阻止剤は分解される。よって現像後、
感光波長の光を照射すれば溶解阻止剤は分解される。更
に感光剤の感光波長であり、かつレジストの光吸収の強
い波長の光を照射すれば溶解阻止剤の分解はレジスト表
面近傍に限定される。
【0054】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。但し当然のことではあるが、本発明は実施
例により限定を受けるものではない。
【0055】実施例1 この実施例は、微細化・集積化した半導体装置の製造に
おけるパターン形成に、本発明を適用した。
【0056】実施例1の工程を、図1にフロー図で示
す。本実施例では、現像処理IIa後のウェハーを被処理
材とし、これを酸処理によって、レジスト表面処理IIb
を行う。その後水洗III し、ポストベイクIIcする。こ
れらの処理を、符号IIで示す如く、同一処理室で行うこ
ともできる。更に符号II′で示す如く、現像処理も同一
処理室で行うように構成することもできる。なお、Ia
は基板の前処理であり、例えばHMDS処理である。I
bはレジスト処理、Icはプリベイク、Idは露光の各
工程を示す。
【0057】本実施例を、次に、図2に示す構成図を使
って説明する。
【0058】被処理材である現像が終わったウェハー1
を酸処理剤バッチ2に入れ、30秒間酸に浸す。その後
純水バッチ3で10分洗浄する。その後オーブン6にお
いて、140℃、30分、ポストベイクを行った。
【0059】その結果、レジストの形状変化、寸法変動
は観察されず、耐熱性が140℃に向上したことが確認
された。
【0060】このときの酸としては、0.01N(規
定)の塩酸(HCl)水溶液を用いた。レジストはXP
8843(シップレイ社製)を用いた。
【0061】実施例2 本実施例の構成図を図3に示し、その構造を説明する。
ウェハーフローから見て現像装置4の後にレジスト表面
処理室(酸処理装置)5があり、その後にポストベイク
オーブン6がある。酸処理装置5には酸供給ノズル7、
純水ノズル8、ウェハー保持機構9がある。ウェハー保
持機構9にはモーター10が接続されウェハーを回転さ
せることができるようになっている。
【0062】次にその動作を説明する(図4参照)。 1)現像が終了後ウェハー1は搬送系によって酸処理装
置5に送られる。 2)ウェハー1はウェハー保持機構9で保持されモータ
ー10によって30min-1で回転させられる。そして
酸供給ノズル7から0.01NのHCl水溶液がウェハ
ー1に供給される。 3)ウェハー1は静止し、該ウェハー上にHCl水溶液
がその表面張力により保持される。この状態で酸処理が
進む。 4)30秒後、純水ノズル8より純水がウェハー1上に
供給されると同時に、該ウェハーは1000min-1
回転する。この工程によって酸処理が停止する。 5)純水の供給が停止し、ウェハー1の回転数は400
0min-1まで上げられ、ウェハー上の純水が振りきら
れる。 6)その後、ウェハー1はポストベイクオーブン6に送
られ、加熱処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は140℃にまで向上した。
【0063】実施例3 構成図を図5に示し、その構造を説明する。ウェハーフ
ローから見て現像装置4の後にレジスト表面処理室(酸
処理装置5)があり、その後にポストベイクオーブン6
がある。酸処理装置5には酸供給ノズル7、純水ノズル
8、ウェハー保持機構9がある。ウェハー保持機構9に
はモーター10が接続されウェハーを回転させることが
できるようになっている。更に酸処理装置5には赤外線
加熱装置(200Wの赤外線ランプ)11が設けられ、
酸処理中のウェハーを加熱できるようになっている。
【0064】次のその動作を説明する(図6参照)。 1)現像終了後ウェハー1は搬送系によって酸処理装置
5に送られる。 2)ウェハー1はウェハー保持機構9で保持されモータ
ー10によって30min-1で回転させられる。そして
酸供給ノズル7から0.01NのHCl水溶液がウェハ
ー1上に供給される。 3)ウェハー1は静止し、該ウェハー上にはHCl水溶
液がその表面張力により保持される。 4)赤外線加熱装置から赤外線が照射されるウェハー温
度は80℃に加熱される。この状態で酸処理が進む。 5)30秒後、純水ノズル8より純水がウェハー1上に
供給されると同時に該ウェハーは1000min-1で回
転する。この工程によって酸処理が停止する。 6)純水の供給が停止し、ウェハー1の回転数は400
0min-1まで上げられ、ウェハー上の純水が振りきら
れる。 7)その後、ウェハー1はポストベイクオーブン6に送
られ、加熱処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は160℃にまで向上した。
【0065】実施例4 構成図を図7に示し、その構造を説明する。ウェハーフ
ローから見て現像装置4の後に酸処理チャンバー5があ
り、その後にポストベイクオーブン6がある。酸処理チ
ャンバー5には酸性ガス供給ノズル7、ウェハー保持機
構9、更に排気ダクト12が設けられ、酸処理後の酸性
ガスを排気できるようになっている。
【0066】次にその動作を説明する(図8参照)。 1)現像終了後ウェハー1は搬送系によって酸処理チャ
ンバー5に送られる。 2)ウェハー1はウェハー保持機構9で保持され、酸性
ガス供給ノズル7からHClガスが0.1〜10ppm
の濃度になるようにウェハー1上に供給される。 3)30秒後、排気ダクト12からHClガスが排気さ
れると同時に酸処理チャンバー5は大気開放される。 4)その後、ウェハー1はポストベイクオーブン6に送
られ、加熱処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は140℃にまで向上した。
【0067】実施例5 構成図を図9に示し、その構造を説明する。ウェハーフ
ローから見て現像装置4の後に酸処理チャンバー5があ
り、その後にポストベイクオーブン6がある。酸処理チ
ャンバー5には酸性ガス供給ノズル7、ウェハー保持機
構9、排気ダクト12が設けられ、酸処理後の酸性ガス
を排気できるようになっている。更に酸処理装置5には
赤外線加熱装置(200Wの赤外線ランプ)11が設け
られ、酸処理中のウェハーを加熱できるようになってい
る。
【0068】次にその動作を説明する(図10参照)。 1)現像終了後ウェハー1は搬送系によって酸処理チャ
ンバー5に送られる。 2)ウェハー1はウェハー保持機構9で保持され、酸性
ガス供給ノズル7からHClガスが0.1〜10ppm
の濃度になるようにウェハー1上に供給される。 3)赤外線加熱装置11から赤外線が照射されウェハー
温度は80℃に加熱される。この状態で酸処理が進む。 4)30秒後、赤外線加熱装置11が停止され、排気ダ
クト12からHClガスが排気されると同時に酸処理チ
ャンバー5は大気開放される。 5)その後、ウェハー1はポストベイクオーブン6に送
られ、加熱処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は160℃にまで向上した。
【0069】実施例6 実施例5の赤外線ランのかわりに、ウェハー保持機構9
の内部にヒーターを設けた(図11)。このままポスト
ベイクを兼ねた。
【0070】酸処理中にヒーターによってウェハーを加
熱した。その結果XP8843の耐熱性は160℃にま
で向上した。
【0071】実施例7 本実施例の処理方法を、図12を使って説明する。遠紫
外線照射装置IIには遠紫外線ランプIIがあり、そのま
わりに凹面鏡IIがある。この凹面鏡によって遠紫外線
はウェハー1に照射される。更に遠紫外線ランプIIと
ウェハー1との間には波長230〜260nmをカット
する光学フィルターIXが設けられる。このフィルターIX
の光カット作用を、図17に示す。破線で示すのがフィ
ルターIXの光吸収特性であり、実線で示すのはレジスト
の光吸収特性である。
【0072】現像が終わったウェハー1を遠紫外線照射
装置IIに入れ、波長190〜230nm、及び260〜
300nmの遠紫外線を50mJ/cm-2照射し、酸を
発生させた。その後110℃90秒の加熱処理を行い溶
解阻止剤を分解した。その後140℃、120秒ポスト
ベイクを行った。
【0073】その結果、レジストの形状変化、寸法変動
は観察されず耐熱性が140℃に向上したことが確認さ
れた。レジストはXP8843(シップレイ社製)を用
いた。
【0074】実施例8 構成図を図13に示し、その構造を説明する。ウェハー
フローから見て現像装置4の後に遠紫外線照射装置IIが
あり、その後に2台のホットプレートオーブン6a,6
bが設けられている。6aは溶解阻止剤分解用のオーブ
ン、6bはポストベイク用オーブンである。遠紫外線照
射装置IIには遠紫外線ランプ、凹面鏡II、光学フィ
ルターIXがある。
【0075】現像装置4、遠紫外線照射装置II、ホット
プレートオーブン6a,6bは搬送系で接続され、同一
制御系によって制御される。
【0076】次にその動作を説明する。 1)現像が終了後ウェハー1は搬送系によって遠紫外線
照射装置IIに送られる。 2)ウェハー1に遠紫外線が50mJ/cm-2照射され
る。このとき230nm〜260nmの遠紫外線は光学
フィルターIXによってカットされる。このとき感光剤か
ら酸が発生する。 3)遠紫外線処理が施されたウェハーは搬送系によって
溶解阻止剤分解オーブン6aに送られ110℃で90秒
加熱される。このとき溶解阻止剤は分解される。 4)その後、ウェハーはポストベイクオーブン6bに送
られ140℃、120秒加熱処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は140℃にまで向上した。
【0077】実施例9 構成図を図14に示し、その構造を説明する。ウェハー
フローから見て現像装置4の後に遠紫外線照射装置IIが
あり、その後に2段階に温度が変えられるホットプレー
トオーブン6が設けられている。6は溶解阻止剤分解用
のオーブン、及びポストベイク用オーブンを兼ねる。遠
紫外線照射装置2には遠紫外線ランプII、凹面鏡II
、光学フィルターIXがある。
【0078】現像装置4、遠紫外線照射装置II、ホット
プレートオーブン6は搬送系で接続され、同一制御系に
よって制御される。
【0079】次にその動作を説明する。 1)現像が終了後ウェハー1は搬送系によって遠紫外線
照射装置IIに送られる。 2)ウェハー1に遠紫外線が50mJ/cm-2照射され
る。このとき230nm〜260nmの遠紫外線は光学
フィルターIXによってカットされる。このとき感光剤か
ら酸が発生する。 3)遠紫外線処理が施されたウェハ搬送系によってホッ
トプレートオーブン6に送られ110℃で90秒加熱さ
れる。このとき溶解阻止剤は分解される。 4)その後ホットプレートオーブン6は140℃に昇温
し、ウェハーはポストベイク処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は140℃にまで向上した。
【0080】実施例10 構成図を図15に示し、その構造を説明する。ウェハー
フローから見て現像装置4の後に遠紫外線照射装置IIが
あり、その後にポストベイク用ホットプレートオーブン
6が設けられている。遠紫外線照射装置IIには遠紫外線
ランプII、凹面鏡II、光学フィルターIX、溶解阻止
剤分解用オーブン6がある。
【0081】現像装置4、遠紫外線照射装置II、ホット
プレートオーブン6は搬送系で接続され、同一制御系に
よって制御される。
【0082】次のその動作を説明する。 1)現像終了後、ウェハー1は搬送系によって遠紫外線
照射装置II内の溶解阻止剤分解用オーブン6に送られ
る。該オーブンがウェハー保持台を兼ねる。 2)ウェハー1は110℃に加熱され、同時に遠紫外線
が50mJ/cm-2照射される。このとき230nm〜
260nmの遠紫外線は光学フィルターIXによってカッ
トされる。このとき感光剤から酸が発生する。 3)遠紫外線処理が施されたウェハーは搬送系によって
溶解阻止剤分解オーブン6に送られ110℃で90秒加
熱される。このとき溶解阻止剤は分解される。 4)その後、ウェハーはポストベイクオーブン6に送ら
れ140℃120秒加熱処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は140℃にまで向上した。
【0083】実施例11 構成図を図16に示し、その構造を説明する。ウェハー
フローら見て現像装置4の後に遠紫外線照射装置IIがあ
り、遠紫外線照射装置IIには遠紫外線ランプII、凹面
鏡II、光学フィルターIX、及び2段階に温度が変えら
れるホットプレートオーブン6がある。
【0084】現像装置4、遠紫外線照射装置IIは搬送系
で接続され、同一制御系によって制御される。
【0085】次にその動作を説明する。 1)現像終了後、ウェハー1は搬送系によって遠紫外線
照射装置2内の溶解阻止剤分解用オーブン6に送られ
る。該オーブンがウェハー保持台を兼ねる。 2)ウェハー1は110℃に加熱され、同時に遠紫外線
が50mJ/cm-2照射される。このとき230〜26
0nmの遠紫外線は光学フィルターIXによってカットさ
れる。このとき感光剤から酸が発生すると同時に、溶解
阻止剤が分解される。 3)遠紫外線処理が施された後、オーブンの温度は14
0℃に上昇しウェハーはポストベイク処理される。 本実施例によって化学増幅レジストXP8843を処理
したところ、耐熱性は140℃にまで向上した。
【0086】実施例12 本実施例の装置は、溶解阻止剤を含有するレジストを用
いてパターン形成を行うためのパターン形成装置であっ
て、図18に示すように、現像後のレジストパターンの
表面のみを選択的に処理する処理室IIを備えるととも
に、この現像後のレジストパターンの表面のみを選択的
に処理する処理室と加熱処理室とが、同一処理室で兼ね
られている処理装置である。
【0087】かつこの装置は、同一の制御系で制御され
る搬送系(搬送機構であるロボット)IVをもって、現像
装置IIa、現像後のレジストパターン表面処理装置IIa
及び必要に応じ更に設けられている加熱装置間を被処理
材が搬送されるようになっている。
【0088】図中、Vは前処理室、VIは露光装置(ステ
ッパ)、VII a,VII bはベークブロック、VII ′a,
VII ′bはインターフェース、VIIIはゲートバルブであ
る。また、HPはホットプレート、SDはスピンデベロ
ッパー、SCはスピンコーター、ACは密着強化チャン
バー付CPを示す。この装置は、コーターデベロッパー
に本発明を適用した構成をなすものと言える。
【0089】実施例13 この実施例は、実施例12で説明した加熱処理室と現像
後のレジストパターンの表面のみを選択的に処理する処
理室と兼ねられた処理室が、更に現像処理室を兼ねた処
理室IIになっているものである。本例装置を図19に示
す。上記以外については、実施例12と同様であり、対
応する符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0090】実施例14 この実施例は、実施例13と同じく加熱処理室と現像後
のレジストパターンの表面のみを選択的に処理する処理
室とが兼ねられた処理室が、更に現像処理室を兼ねた処
理室IIになっているとともに、フィルターIXを設けて、
特定波長の光を処理室に導き、この光により処理を行う
ようにしたもので、前記実施例7〜11の実施などに用
いることができるものである。上記以外については、実
施例12と同様であり、対応する符号を付して、詳しい
説明は省略する。
【0091】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、溶解阻止
剤を含有するレジストの耐熱性を向上させ、かつ微細加
工可能な状態で使用でき、これにより例えばドライエッ
チング、イオンインプランテーション工程に十分に使用
できるようにし、高精度のパターン形成を可能とし、L
SI等の集積度を上げることができ、次工程のプロセス
許容度が広がって、ドライエッチング、イランインプラ
ンテーションを高温で行うことも可能となるなど条件を
緩和できるようにした技術を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の工程を示すフロー図である。
【図2】実施例1の構成を示す図である。
【図3】実施例2の構成を示す図である。
【図4】実施例2の動作を示す図である。
【図5】実施例3の構成を示す図である。
【図6】実施例3の動作を示す図である。
【図7】実施例4の構成を示す図である。
【図8】実施例4の動作を示す図である。
【図9】実施例5の構成を示す図である。
【図10】実施例5の動作を示す図である。
【図11】実施例6の構成を示す図である。
【図12】実施例7を示す構成図である。
【図13】実施例8を示す構成図である。
【図14】実施例9を示す構成図である。
【図15】実施例10を示す構成図である。
【図16】実施例11を示す構成図である。
【図17】レジストとフィルターの光吸収を示す図であ
る。
【図18】実施例12の装置の構成図である。
【図19】実施例13の装置の構成図である。
【図20】実施例14の装置の構成図である。
【図21】強光度(回折)の影響を示す図である。
【図22】光強度分布に忠実なレジストの形状を示す図
である。
【図23】エッチングレートと線幅変化との関係を示す
図である。
【図24】感光剤の特性を示す図である。
【図25】光退色性の説明図である。
【図26】溶解阻止効果の説明図である。
【図27】溶解促進効果の説明図である。
【図28】従来のレジストを説明する図である。
【図29】化学増幅レジストの反応メカニズムを示す図
である。
【図30】樹脂の光吸収を示す図である。
【図31】モールド効果を示す図である。
【符号の説明】
IIa 現像処理 IIb レジスト表面処理 IIc ポストベイク II レジスト表面処理室
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本出願の請求項1の発明は、現像液に対し
て溶解阻止効果を持つ溶解阻止剤を含有するレジストを
用いるパターン形成方法において、現像液後のレジスト
パターンの表面のみを選択的に処理して、該レジストの
表面部分の溶解阻止剤を脱離することを特徴とするパタ
ーン形成方法である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本出願の請求項2の発明は、前記処理が
記レジストを酸性処理することであることを特徴とする
請求項1に記載のパターン形成方法である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】本出願の請求項3の発明は、前記処理がポ
ストベイク(焼き固め)工程において、レジストが強い
吸収を示し、かつ感光剤が反応する波長の光を照射した
後、もしくは同時に該レジストを加熱する処理であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法であ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】本出願の請求項5の発明は、現像液に対し
て溶解阻止効果を持つ溶解阻止剤を含有するレジストを
用いてパターン形成を行うためのパターン形成装置にお
いて、現像後のレジストパターンの表面のみを選択的に
処理する処理室を備えることを特徴とするパターン形成
装置である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】本出願の請求項6の発明は、現像液に対し
て溶解阻止効果を持つ溶解阻止剤を含有するレジストを
用いてパターン形成を行うためのパターン形成装置にお
いて、加熱処理室、現像後のレジストパターンの表面の
みを選択的に処理する処理室とが、同一処理室で兼ねら
れていることを特徴とするパターン形成装置である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図8】
【図11】
【図22】
【図30】
【図1】
【図24】
【図4】
【図5】
【図6】
【図17】
【図7】
【図9】
【図12】
【図25】
【図26】
【図27】
【図10】
【図13】
【図14】
【図31】
【図15】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】
【図23】
【図28】
【図21】
【図29】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶解阻止剤を含有するレジストを用いるパ
    ターン形成方法において、 現像後のレジストパターンの表面のみを選択的に処理し
    て、その部分の溶解阻止剤を分解することを特徴とする
    パターン形成方法。
  2. 【請求項2】前記処理が酸性処理であることを特徴とす
    る請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 【請求項3】前記処理が、ホストベイク工程において、
    レジストが強い吸収を示し、かつ感光剤が反応する波長
    の光を照射する処理であることを特徴とするパターン形
    成方法。
  4. 【請求項4】前記波長の光を照射するために、フィルタ
    ーを通して光照射を行うことを特徴とする請求項3に記
    載のパターン形成方法。
  5. 【請求項5】溶解阻止剤を含有するレジストを用いてパ
    ターン形成を行うためのパターン形成装置において、 現像後のレジストパターンの表面のみを選択的に処理す
    る処理室を備えることを特徴とするパターン形成装置。
  6. 【請求項6】溶解阻止剤を含有するレジストを用いてパ
    ターン形成を行うためのパターン形成装置において、 加熱処理室と、現像後のレジストパターンの表面のみを
    選択的に処理する処理室とが、同一処理室で兼ねられて
    いることを特徴とするパターン形成装置。
  7. 【請求項7】前記加熱処理室と現像後のレジストパター
    ンの表面のみを選択的に処理する処理室とが兼ねられた
    処理室が、更に現像処理室を兼ねることを特徴とする請
    求項6に記載のパターン形成装置。
  8. 【請求項8】現像後のレジストパターンの表面のみを選
    択的に処理する処理室が、処理用の照射光を通すフィル
    ターを備えることを特徴とする請求項5ないし7に記載
    のパターン形成装置。
  9. 【請求項9】溶解阻止剤を含有するレジストを用いてパ
    ターン形成を行うためのパターン形成装置において、 同一の制御系で制御される搬送系をもって、現像装置、
    現像後のレジストパターン表面処理装置、加熱装置間を
    被処理材が搬送されることを特徴とするパターン形成装
    置。
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