JPH07142150A - 電気カーペットの温度制御装置 - Google Patents

電気カーペットの温度制御装置

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Publication number
JPH07142150A
JPH07142150A JP29221893A JP29221893A JPH07142150A JP H07142150 A JPH07142150 A JP H07142150A JP 29221893 A JP29221893 A JP 29221893A JP 29221893 A JP29221893 A JP 29221893A JP H07142150 A JPH07142150 A JP H07142150A
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JP
Japan
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temperature
heating
control
electric carpet
carpet
Prior art date
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Application number
JP29221893A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Tokuda
博文 徳田
Takeshi Takei
武 武井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1本の感熱線をカーペットのほぼ全面にわたっ
て蛇行状に配置し、この感熱線からの信号に基づいてヒ
ータ線への通電をオンオフする際に、加熱区画の選択状
態に応じて制御温度を変更するようにした電気カーペッ
トの温度制御において、電気カーペットの加熱領域を変
更したときの電気カーペットの温度変化をスムーズにす
る。 【構成】加熱領域のパターンの切替えがあったときに
は、制御温度を、いきなり最初の制御温度T1 から、区
画選択スイッチによる新しい選択状態に応じた制御温度
2 に変更せずに、温度T2 に到るまで段階的に変更し
ていく(T(1) →T(2) →T(3) )。 【効果】使用者にとって不快感、違和感のない電気カー
ペットの温度制御を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面に敷いて暖房に用
いられる電気カーペットの温度を、設定温度に基づいて
制御する電気カーペットの温度制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電気カーペットとして、カーペットを複
数の面に区画し、各区画ごとにヒータ線を独立して設
け、使用者が任意に選択した区画のみを暖房するように
したものが製造されている。前記電気カーペットでは、
区画ごとに温度制御しようとすれば、感熱線の本数や温
度制御回路の個数も、原則として区画数に応じて用意す
ることになるが、区画数が多いと複雑かつコスト高にな
るために、感熱線を1本で済ませ、温度制御回路を1個
にする工夫がなされている。すなわち、1本の感熱線を
カーペットのほぼ全面にわたって蛇行状に配置し、この
感熱線からの信号に基づいてヒータ線への通電をオンオ
フする際に、加熱区画の選択状態に応じて制御温度を変
更する。例えば加熱区画を温度T1 にしたいとき全面通
電する場合の制御温度は設定温度と同じ温度T1 とする
が、一部通電する場合の制御温度は設定温度T1 よりも
低い温度T2 とする。この制御温度T2 の決め方は次の
とおりである。
【0003】感熱線は、ちょうど同軸ケーブルのように
内巻き線と外巻き線とがあって、その間に感熱樹脂が介
在されている、という構造を持っている。感熱線の単位
長さ当たりの内巻き線と外巻き線との間の抵抗をr
(T)とし、感熱線の全体の長さをdとする。加熱区画
内の感熱線の長さをd1 、加熱区画外の感熱線の長さを
2 (d1 +d2 =dとなる)とすると、次の式が成り
立つ。
【0004】 d1 /r(T1 )+d2 /r(TR )=d/r(T2 ) ただし、加熱区画の温度(設定温度に等しい)は温度T
1 、非加熱区画の温度は温度TR とした。使用者が加熱
パターンを選択すれば、d1 ,d2 はおのずから決まる
ので、非加熱区画の温度TR さえ決めてやれば、制御温
度T2 を求めることができる。
【0005】従来では、この非加熱区画の温度TR を一
定の温度、例えば室温(20℃)としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、使用者が全
面加熱から一部加熱に切り替えた直後は、非加熱区画の
温度は室温まで急に下がらず、しばらく高い状態に止ま
る。したがって、前記の式に基づいて制御すれば、加熱
区画の温度を実際よりも高く見てしまい、ヒータへの通
電を止めてしまう。図9は、この様子をグラフ化したも
のであって、最初全面加熱のときは制御温度T1 で制御
をしているが、一部加熱に切り替えた後は制御温度T2
で制御をしている。一部加熱に切り替えた直後、ヒータ
への通電停止がしばらく続くので、ヒータ部の温度及び
カーペットの加熱区画の表面温度が下がってくる。
【0007】このため、全面加熱から一部加熱に切り替
えると、カーペットが初めのうちは冷えるという不具合
がある。特に、カーペットの表面温度低下が6℃以上に
なると、使用者は違和感を持ってしまう。また逆に、使
用者が一部加熱から全面加熱に切り替えた直後は、非加
熱区画の温度は室温から徐々に上がるため、全面通電す
る場合の制御温度を設定温度T1と同じにして制御すれ
ば、加熱区画の温度を実際よりも低く見てしまい、ヒー
タへの連続通電をする。
【0008】このため、使用者は、一部加熱から全面加
熱に切り替えると、図10に示すように初めのうちはカ
ーペットが過度に熱くなるという不具合がある。特に、
カーペットの表面温度上昇が6℃以上になると、使用者
は違和感を持ってしまう。前記の不具合は、切り替える
面積比が大きいほどクローズアップされる。なぜなら、
面積比が大きいと、上式でd1 のほうがd2 よりもはる
かに小さくなるので面積比が小さい場合に比べて温度T
1 を大きく変えなければならなくなってしまうからであ
る。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、加熱区画を変更したときに、使用者に違和
感を与えることなく温度制御を続けることができる電気
カーペットの温度制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの請求項1記載の電気カーペットの温度制御装置によ
れば、温度制御手段は、区画選択スイッチにより加熱領
域のパターンの切替えがあったときには、制御温度を、
区画選択スイッチによる新しい選択状態に応じた温度に
いきなり変更せずに、当該温度に到るまで時間を経るご
とに段階的に変更していく。
【0011】
【作用】前記の構成によれば、例えば全面加熱から一部
加熱に切り替えた直後は、非加熱区画の温度が室温まで
下がらずしばらく高い状態に止まっても、制御温度を、
新しい区画選択スイッチによる選択状態に応じた温度、
すなわち目標となる制御温度になるまで段階的に下げて
いくので、加熱区画の温度を実際よりも高く見てしまう
といったおそれはない。このため、全面加熱から一部加
熱に切り替えても、加熱区画でカーペットの表面が急に
冷えるということはない。
【0012】また、一部加熱から全面加熱に切り替えた
直後は、非加熱区画の温度が室温から上がらず、しばら
く低い状態に止まっても、制御温度を、目標となる温度
になるまで時間を追うごとに段階的に上げていくので、
加熱区画の温度を実際よりも低く見てしまうといったお
それはない。このため、一部加熱から全面加熱に切り替
えても、加熱区画でカーペットの表面が急に熱くなると
いうことはない。
【0013】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る電気カーペッ
トの温度制御装置のブロック図を示している。この温度
制御装置は、感熱線1、比較回路2、温度制御回路3、
通電遮断スイッチ4、リレー5及び温度調節器6等を有
している。
【0014】感熱線1は、図2に示すように、巻芯1a
の周囲に導線1bを螺旋状に巻き、その上に感熱樹脂1
cを被せ、感熱樹脂1cの周囲に導線1dを螺旋状に巻
き、さらにその周囲に外被1eを被せることにより構成
されている。この感熱線1は、図3に示すように、カー
ペット本体を区画して構成された3つの加熱区画K1,
K2,K3をまたがって蛇行状に配置されている。
【0015】感熱線1からの信号は、図1に示すように
ダイオード、抵抗を介して、ヒータ温度に応じた直流の
検出電圧VK として出力される。比較回路2は、上記感
熱線1からの検出電圧VK と、温度制御回路3内での温
度制御プログラム(後述)に基づいて決定される制御電
圧VS とを比較する回路であり、検出電圧VK が制御電
圧VS を超えた場合にハイレベル信号を出力し、超えな
い場合にローレベル信号を出力する。厳密にいえば、比
較回路2はヒステリシス特性を有しており、検出電圧V
K が制御電圧VS になるとハイレベル信号を出力し、検
出電圧VK が制御電圧VS よりもいくらか低くなるとロ
ーレベル信号を出力する。しかし、これに限らず、検出
電圧VK が制御電圧VS よりもいくらか高くなるとハイ
レベル信号を出力し、制御電圧VS になるとローレベル
信号を出力するようにしてもよい。
【0016】温度制御回路3は、比較回路2からハイレ
ベル信号が出力された場合にリレー5を駆動する信号を
出力する。この信号を受けたリレー5を通して、スイッ
チ4がオフされ、ヒータへの通電が遮断される。図4
は、電気カーペットの各領域のうち加熱したい領域を選
択する区画選択スイッチ7と、加熱区画K1,K2,K
3に埋設された各ヒータH1,H2,H3のいずれか又
は全部を前記選択の結果に従って切り替える切替回路8
とを示すブロック図である。
【0017】この実施例においてまず、使用者が区画選
択スイッチ7を用いて、全面加熱を選択した場合を説明
する。この場合、切替回路8によりヒータH1,H2,
H3が駆動可能状態になる。使用者が温度調節器6を所
定レベルにすると、温度T1 が設定され、設定温度T 1
に基づいて制御電圧VS が決定され、この制御電圧VS
に基づいてリレー5がオンオフ制御される。すなわち、
電気カーペットのヒータ部の温度が設定温度T 1 になる
まで、ヒータH1,H2,H3が加熱駆動される。
【0018】次に、使用者が区画選択スイッチ7を用い
て、全面加熱から例えば1/3加熱に変更した場合、切
替回路8によりヒータH1のみが駆動可能状態になる。
このとき、温度制御回路3は、〔従来の技術〕の欄で述
べたように、非加熱区画の温度をTR として式、 d1 /r(T1 )+d2 /r(TR )=d/r(T2 ) に基づいて最終的な制御温度T2 を求める。例えば温度
R =20℃,温度T1=54℃としたとき、温度T2
=43℃となる。このとき温度制御回路3は、直ちに温
度T2 に基づく温度制御をするのではなく、段階的に制
御温度を下げていく。その様子は、次の式で記述され
る。
【0019】 T(N)=T2 +(1−N/4)(T1 −T2 ) (1≦N≦4) Nは、段階数であり、最初は1、それ以後一定時間tを
経るごとに1つずつ増えていき、最終的には4(すなわ
ちT(4)=T2 )になる。以上の制御をフローチャー
トに描くと、図5のようになる。まず、全面加熱を選択
して温度T1 が設定された状態で加熱をすると、温度制
御回路3は、段階数Nを1に設定し(ステップS1)、
温度T1 に基づいて制御を始める(ステップS2)。こ
こで加熱面積が縮小されると(ステップS3、この時刻
をt1 とする)、温度制御回路3はタイマーを起動し
(ステップS4)、前記式に基づいて最終的な制御温
度T2 を算出する(ステップS5)。さらに、前記式
に基づいて段階的な制御温度T(N)を算出し(ステッ
プS6)、この温度T(N)に基づいて制御をする(ス
テップS7)。もしタイマーの計数値がN・t(tは前
記一定時間、Nは最初1である。)になれば(ステップ
S8)、Nを1だけ増やして(ステップS9)、ステッ
プS6以下の制御を繰り返す。このようにして、制御温
度T(N)は1段ずつ下降していき、制御温度T(N)
に基づいて温度制御が行われる。最後にn=4に達する
と(ステップS10、この時刻をt2 とする)、最終的
な制御温度T2 に基づいて温度制御が行われる(ステッ
プS11)。
【0020】以上の制御における温度の変動をグラフに
描くと図6のようになる。同図で、時刻t1 以前では、
ヒータH1,H2,H3は、温度制御回路3により設定
温度T1 まで加熱され、それ以後ほぼ温度T1 に保たれ
る。t1 <時間<t2 の区間では、ヒータH1は一定時
間tを経るごとに1段階ずつ下がっていく制御温度T
(1),T(2),T(3)に基づいて制御されるの
で、ヒータ部の温度の下がり方は緩やかになり、カーペ
ット表面の温度の下がり方もそれほど大きくならない。
そして、最終的には、ヒータの加熱部分の温度は設定温
度T1 まで戻る。
【0021】したがって、使用者が全面加熱から一部加
熱に切り替えても、カーペットの冷えは体感上無視でき
るほどのレベルになり、使用者が違和感を持つことはな
い。なお、前記の例では、使用者が全面加熱から1/3
加熱に切り替えることを想定したが、全面加熱から2/
3加熱に切り替えるときや、2/3加熱から1/3加熱
に切り替えるときでも同様に適用できる。しかし、切替
えの前後の面積比率が小さくなると、切り換え時のカー
ペットの温度変化はさほど顕著でないので本発明の手法
を必ずしも採用しなくてもよい。すなわち、切替えの前
後の面積比率が大きいとき(例えば3倍以上)、又は温
度T1 と温度T2 との差が大きいとき(例えばカーペッ
トの表面温度で6℃以上)のみ本発明を採用してもよ
い。
【0022】次に使用者が最初一部加熱を選択し、次
に、全面加熱に切り替えた場合を説明する。使用者が温
度調節器6を所定レベルにして温度T1 が設定される
と、非加熱区画の温度を20℃として前記式により制
御温度T2 が決定され、検出温度が温度T2 になるま
で、ヒータH1が加熱駆動される。このときヒータH1
は、温度が設定温度T1 になるまで加熱されるのは、す
でに説明したとおりである。
【0023】次に、使用者が区画選択スイッチ7を用い
て一部加熱から全面加熱に変更した場合、切替回路8に
よりヒータH1,H2,H3が駆動可能状態になる。こ
のとき、温度制御回路3は、直ちに制御温度T1 に基づ
く温度制御をするのではなく、段階的に制御温度を上げ
ていく。その様子は、次の式で記述される。 T(N)=T2 +(T1 −T2 )N/4 (1≦N≦4) Nは、段階数であり、一部加熱を選択した時点では1、
それ以後一定時間tを経るごとに1つずつ増えていき、
最終的には4(すなわちT(4)=T1 )になる。
【0024】この制御をフローチャートに描くと、図7
のようになる。まず、一部加熱を選択して温度T1 に設
定して加熱をすると、温度制御回路3は、段階数Nを1
に設定し(ステップS21)、前記式に基づいて最終
的な制御温度T2 を算出し、温度T2 に基づいて制御を
始める(ステップS22)。ここで加熱面積が拡大され
ると(ステップS23、この時刻をt1 とする)、温度
制御回路3はタイマーを起動する(ステップS24)。
さらに、前記式に基づいて段階的な制御温度T(N)
を算出し(ステップS25)、この温度T(N)に基づ
いて制御をする(ステップS26)。もしタイマーの計
数値がN・t(tは前記一定温度、Nは最初1であ
る。)になれば(ステップS27)、Nを1だけ増やし
て(ステップS28)、ステップS25以下の制御を繰
り返す。このようにして、段階的な制御温度T(N)に
基づいて時間を経るごとに段階的な温度制御が行われ
る。最後にn=4に達すると(ステップS29、この時
刻をt2 とする)、最終的な制御温度T1 に基づいて温
度制御が行われる(ステップS30)。
【0025】以上の制御における温度の変動をグラフに
描くと図8のようになる。同図で、時刻t1 以前では、
ヒータH1は、検出温度が設定温度T2 になるまで、す
なわちヒータH1の温度がT1 になるまで加熱され、そ
れ以後ほぼ設定温度T1 に保たれる。t1 <時間<t2
の区間では、ヒータH1,H2及びH3は、一定時間t
を経るごとに1段階ずつ上がっていく制御温度T(N)
に基づいて制御されるので、ヒータの温度の上がり方は
緩やかで、カーペットの表面の温度もほとんど変化しな
い。
【0026】したがって、使用者が一部加熱から全面加
熱に切り替えても、カーペットの温度上昇は体感上無視
できるほどのレベルになり、使用者が違和感を持つこと
はない。なお、前記の例では、使用者が1/3加熱から
全面加熱に切り替えることを想定したが、2/3加熱か
ら全面加熱に切り替えるときや、1/3加熱から2/3
加熱に切り替えるときでも同様に適用できる。しかし、
切替えの前後の面積比率が小さくなると、切り換え時の
カーペットの温度変化はさほど顕著でないので切替えの
前後の面積比率が大きいとき(例えば3倍以上)、又は
温度T1 と温度T 2 との差が大きいとき(例えばカーペ
ットの表面温度で6℃以上)のみ本発明を採用してもよ
い。
【0027】以上、本発明を説明してきたが、例えば段
階Nの設定の仕方は、前記の実施例に限られる訳ではな
い。前記の実施例では、Nは4段階であったがこれより
大きくても小さくても実施できる。またT(N)は、N
が増えるごとに一定差で、つまり一次関数として変化し
ていったが、Nの2次関数として変化していくものでも
よく、指数関数として変化するものであってもよい。最
適な関数形や「一定時間t」は、実際の温度測定試験や
体感試験に基づいて決められるものであろう。
【0028】また、実施例では温度制御回路3はオンオ
フ温度制御をしていたが、これに限らず、連続的な温度
制御を行ってもよい。その他本発明の要旨を変更しない
範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の電気カーペットの
温度制御装置によれば、電気カーペットの加熱したい領
域を変更した場合に、電気カーペットの表面温度変化を
極力スムーズにすることができるので、使用者にとって
不快感、違和感のない電気カーペットの温度制御を実現
することができる。
【0030】また、従来の電気カーペットの温度制御装
置をべースとしてハード部品を追加せず、温度制御回路
の温度制御手順の変更により実現できるので、構成を複
雑にすることがなく、最小限の追加費用で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気カーペットの温度
制御装置のブロック図である。
【図2】感熱線の構造を示す図である。
【図3】カーペット本体を区画して構成された3つの加
熱区画及び感熱線の配置を示す図である。
【図4】電気カーペットの加熱領域を選択する区画選択
スイッチと、加熱区画に埋設された各ヒータを前記選択
の結果に従って切り替える切替回路とを示すブロック図
である。
【図5】全面加熱から一部加熱に変更される場合の、温
度制御回路の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】電気カーペットの加熱領域を途中で縮小したと
きの本発明の制御における温度の変動を描いたグラフで
ある。
【図7】一部加熱から全面加熱に変更される場合の、温
度制御回路の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】電気カーペットの加熱領域を途中で拡大したと
きの本発明の制御における温度の変動を描いたグラフで
ある。
【図9】従来の制御における温度の変動を描いたグラフ
である。
【図10】従来の制御における温度の変動を描いたグラ
フである。
【符号の説明】
1 感熱線 2 比較回路 3 温度制御回路 4 通電遮断スイッチ 5 リレー 6 電気カーペットの温度調節器 7 区画選択スイッチ7 8 切替回路 H1,H2,H3 ヒータ K1,K2,K3 加熱区画

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の領域に区画された電気カーペットの
    各領域を加熱する複数のヒータ(H1,H2,H3)
    と、電気カーペットの各領域のうち加熱したい領域を選
    択する区画選択スイッチ(7) と、電気カーペットの加熱
    領域の温度を設定する温度調節器(6) と、各領域にまた
    がって配置された1本の感熱線(1) と、前記区画選択ス
    イッチ(7) により選択される加熱領域のパターンに応じ
    て前記温度調節器(6) により設定された設定温度を所定
    の関係式によって変換し、この変換された温度(以下
    「制御温度」という)と前記感熱線(1) からの検出温度
    信号との比較に基づいてヒータ(H1,H2,H3)へ
    の通電状態を変えることによって電気カーペットの温度
    を制御する1個の温度制御手段(3) とを有する電気カー
    ペットにおいて、 前記温度制御手段(3) は、前記区画選択スイッチ(7) に
    よる選択状態の切替えがあったときには、前記制御温度
    を、区画選択スイッチ(7) による新しい選択状態に応じ
    た制御温度に、時間を経るごとに段階的に変更していく
    ものであることを特徴とする電気カーペットの温度制御
    装置。
JP29221893A 1993-11-22 1993-11-22 電気カーペットの温度制御装置 Pending JPH07142150A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105652919A (zh) * 2014-11-21 2016-06-08 深圳市科曼医疗设备有限公司 温度控制系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105652919A (zh) * 2014-11-21 2016-06-08 深圳市科曼医疗设备有限公司 温度控制系统

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