JPH07142148A - 発熱装置 - Google Patents

発熱装置

Info

Publication number
JPH07142148A
JPH07142148A JP28799693A JP28799693A JPH07142148A JP H07142148 A JPH07142148 A JP H07142148A JP 28799693 A JP28799693 A JP 28799693A JP 28799693 A JP28799693 A JP 28799693A JP H07142148 A JPH07142148 A JP H07142148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating elements
heater
state
power source
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28799693A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Tagashira
史明 田頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP28799693A priority Critical patent/JPH07142148A/ja
Publication of JPH07142148A publication Critical patent/JPH07142148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用できる商用交流電源の電圧の相違に対応
して共用しうる発熱装置を提供することを目的とする。 【構成】 本願発明の発熱装置1は、絶縁基板2に、そ
の長手方向に延びる複数の帯状発熱体3を形成してなる
加熱ヒータHと、電源7に対して上記複数の帯状発熱体
3を並列または直列に接続する第一の状態と、電源に対
して上記複数の帯状発熱体のうちの選択された一つを接
続する第二の状態とを切り換えることができる切り換え
手段9と、上記第二の状態が選択されている場合に、上
記複数の帯状発熱体から一つの帯状発熱体を順次自動的
に選択する自動選択手段10と、を備えることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電子写真プロセスに
おいて感光ドラムから用紙上に転写されたトナーを定着
する場合等に用いると好適な発熱装置に関し、電圧の異
なる電源に対応して共通使用することができるようにな
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる電子写真プロセスにおいては、
感光ドラムから用紙上に転写されたトナーがヒータによ
って加熱融着させられることにより、定着させられる。
このような電子写真プロセスは、乾式複写器、レーザプ
リンタ、LEDプリンタ、ファクシミリの印字部等に広
く応用されている。
【0003】ところで、上記電子写真プロセスにおける
定着部の小型化、軽量化を図るとともに、使用可能温度
への昇温時間を短縮するために、上記定着用の加熱ヒー
タとして、ハロゲンランプを内挿した筒型の伝統的なヒ
ータに代え、絶縁基板上に発熱体を帯状に配置してなる
加熱ヒータが用いられる場合がある(たとえば特開平5
−182750号公報参照)。
【0004】かかる加熱ヒータは、セラミック等ででき
た絶縁基板上に、銀・パラジウムペースト等の抵抗体ペ
ーストを用いて帯状に印刷・焼成してなる発熱抵抗体を
形成するという、簡単な製造プロセスによって得ること
ができるとともに、概して薄状であり、しかも発熱体両
端部間への通電後、瞬時にしてトナー定着可能温度に昇
温するため、上記電子写真プロセスにおける定着部の構
成を小型化、軽量化、低コスト化することができるのみ
ならず、通電後の待ち時間をほとんど無くすことができ
るという利点をもっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な電子写真プロセスにおける定着用加熱ヒータは、大電
力を消費するため、直流安定化電源を内蔵するといった
ことなく、交流商用電源をそのまま用いるのが一般であ
る。
【0006】しかしながら、電子写真プロセスを組み込
んだ製品の仕向け地によっては、交流商用電源の電圧が
異なるため、従来は、仕向け地の電源電圧に応じて、抵
抗値の異なる加熱ヒータを定着部に組み込む必要があっ
た。このことは、加熱ヒータとして複数種類のものを製
造しておく必要があることから、電子写真プロセスを備
える装置のコスト上昇を招くとともに部品管理も煩雑に
なり、ユーザにとっても、電源電圧の異なる地域に上記
の装置を移転する場合において、その装置の使用が不可
能になるという不具合が生じることを意味している。
【0007】本願発明は、上記のような事情のもとで考
え出されたものであって、加熱ヒータの抵抗値を適宜簡
便な操作によって変更して、電圧の異なる電源に対応し
て共通使用することができるともに、発熱抵抗体の寿命
を従来に比較して延長することができる発熱装置を提供
することをその課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
装置は、絶縁基板に、その長手方向に延びる複数の帯状
発熱体を形成してなる加熱ヒータと、電源に対して上記
複数の帯状発熱体を並列に接続する第一の状態と、電源
に対して上記複数の帯状発熱体のうちの選択された一つ
を接続する第二の状態とを切り換えることができる切り
換え手段と、上記第二の状態が選択されている場合に、
上記複数の帯状発熱体から一つの帯状発熱体を順次自動
的に選択する自動選択手段と、を備えることを特徴とし
ている。
【0010】そして、本願の請求項2に記載した発熱装
置は、上記請求項1に記載した発熱装置において、上記
加熱ヒータの絶縁基板上には4つの帯状発熱体が形成さ
れており、上記切り換え手段によって第一の状態を選択
して100V系の電源に対応することができるととも
に、第二の状態を選択して200V系の電源に対応する
ことができるように構成したことを特徴としている。
【0011】さらに、本願の請求項3に記載した発熱装
置は、絶縁基板に、その長手方向に延びる複数の帯状発
熱体を形成してなる加熱ヒータと、電源に対して上記複
数の帯状発熱体を直列に接続する第一の状態と、電源に
対して上記複数の帯状発熱体のうちの選択された一つを
接続する第二の状態とを切り換えることができる切り換
え手段と、上記第二の状態が選択されている場合に、上
記複数の帯状発熱体から一つの帯状発熱体を順次自動的
に選択する自動選択手段と、を備えることを特徴とす
る、発熱装置。
【0012】さらに、本願の請求項4に記載した発熱装
置は、上記請求項3に記載した発熱装置において、上記
加熱ヒータの絶縁基板上には4つの帯状発熱体が形成さ
れており、上記切り換え手段によって第一の状態を選択
して200V系の電源に対応することができるととも
に、第二の状態を選択して100V系の電源に対応する
ことができるように構成したことを特徴としている。
【0013】
【発明の作用および効果】たとえば、100Vの電源
と、200Vの電源を用いる場合において、いずれの場
合にも一定の発熱エネルギを得ようとすれば、加熱ヒー
タに設けられる発熱抵抗体に流れるべき電流は、100
Vの電源を用いる場合の電流値が、200Vの電源を用
いる場合の電流値の2倍になる。このことは、100V
の電源を用いる場合の発熱抵抗体の抵抗値と、200V
の電源を用いる場合の発熱抵抗体の抵抗値の比を1:4
とする必要があることを意味する。
【0014】したがって、従来、100Vの商用電源が
利用可能な仕向け地用と、200Vの商用電源が利用可
能な仕向け地用とで、発熱抵抗体の抵抗値比を1:4と
した別個の加熱ヒータを製造しておき、これらのいずれ
かを仕向け地の商用電源の電圧に対応して電子写真プロ
セス装置の定着部に組み込む必要があった。
【0015】本願の請求項1に記載した発明では、加熱
ヒータに複数設けられた帯状発熱体を電源に対して並列
接続する状態と、複数の発熱抵抗体の1つを電源に対し
て接続する状態とを選択できるようにして、この加熱ヒ
ータを含む発熱装置を、製品仕向け地の商用電源の電圧
に対応して共用できるようにしている。
【0016】すなわち、請求項2においてより具体化し
ているように、たとえば、加熱ヒータに設けるべき帯状
発熱体を4つとすると、これを並列に接続する場合と、
これらの1つを選択する場合とでは、全体として、加熱
ヒータの抵抗値が1:4となり、100V電源に対応す
る場合には4つの帯状発熱抵抗体を並列接続する第一の
状態を選択し、200V電源に対応する場合には、一つ
の発熱抵抗体を用いる第二の状態を選択すれば、同様の
発熱エネルギを得ることができるようになる。
【0017】一方、本願の請求項3に記載した発明で
は、加熱ヒータに複数設けられた帯状発熱体を電源に対
して直列に接続する状態と、複数の発熱体の一つを電源
に対して接続する状態とを選択できるようにして、この
加熱ヒータを含む発熱装置を、製品仕向け地の商用電源
の電圧に対応して共用できるようにしている。
【0018】すなわち、請求項4においてより具体化し
ているように、たとえば、加熱ヒータに設けるべき帯状
発熱体を4つとすると、これを直列に接続する場合と、
これらの一つを選択する場合とでは、全体として、加熱
ヒータの抵抗値が4:1となり、200V電源に対応す
る場合には4つの帯状発熱抵抗体を直列接続する第一の
状態を選択し、100V電源に対応する場合には、一つ
の発熱抵抗体を用いる第二の状態を選択すれば、同様の
発熱エネルギを得ることができるようになる。
【0019】上記請求項1または3の発明において、そ
れぞれ第一の状態と第二の状態とを切り換える切り換え
手段は、たとえばマニュアルスイッチとすることがで
き、製品出荷段階において、仕向け地の商用電源電圧に
応じて、上記のマニュアルスイッチを切り換えて上記第
一の状態または第二の状態を選択しておけば、共通の発
熱装置により、仕向け地の商用電源電圧に容易に対応す
ることができるのである。
【0020】それだけではなく、本願の上記各発明にお
いては、たとえば4つの帯状発熱抵抗体のうちのいずれ
か1つを選択する第二の状態を切り換え手段によって選
択している場合に、自動的に4つの帯状発熱抵抗体を順
次切り換え選択するようにしている。そうすると、4つ
の発熱抵抗体の熱破壊による劣化の進行が平均化され、
その結果、加熱ヒータの寿命が延長されることになる。
【0021】このように、本願発明によれば、製品仕向
け地の商用電源の電圧が異なっていても、これに対応し
て共通の発熱装置を使用することができるようになり、
発熱装置、とりわけ加熱ヒータの製造コストが全体とし
て低減されるとともに、部品管理の煩雑さも軽減され、
これによるコストダウンを期待することもできる。ま
た、加熱ヒータの寿命が、従来に比較して相対的に延長
されることになる。
【0022】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照して、具体的に説明する。
【0023】図1および図2は、本願発明の一形態を示
している。この発明の発熱装置1に用いられる加熱ヒー
タHは、基本的には、前に紹介した特開平5−1827
50号公報に示されたこの種のヒータと同様の手法によ
って作製される。
【0024】図1および図2に示されるように、平面視
矩形短冊状をしたセラミック等でできた絶縁基板2の上
面には、その長手方向に延びる所定幅の帯状発熱体3
a,3b,3c,3dが複数本互いに平行をなすように
して一括形成され、各発熱体3a,3b,3c,3dの
両端部には、一部がこれに重なるようにして、導体電極
部4a,4bがそれぞれ形成されている。そして、各発
熱体3a,3b,3c,3dないし上記電極部4a,4
bを覆うようにして、保護ガラスコーティング5が施さ
れる(図2参照)。ただし、上記導体電極部4a,4b
の一部は、上記保護ガラスコーティング5に覆われるこ
となく露出させられており、この露出部が端子部として
利用される。
【0025】上記帯状発熱体3a,3b,3c,3d
は、銀・パラジウムペースト、あるいは酸化ルテニウム
ペースト等の抵抗体ペーストを用いて印刷・焼成等する
ことにより、簡便に形成される。さらには、上記導体電
極部4a,4bも、銀ペースト等の導体ペーストを用い
て、上記帯状発熱体3a,3b,3c,3dの形成と同
様の手法により、すなわち、印刷・焼成により、簡便に
形成することができる。
【0026】図1に示す例において、上記加熱ヒータH
の帯状発熱体3a,3b,3c,3dは、4本形成され
ており、各帯状発熱体は、同一の幅と同一の長さをもっ
ていて、各独立した帯状発熱体としては、一定の抵抗値
をもつように形成される。そして、各帯状発熱体3a,
3b,3c,3dの抵抗値は、200Vの商用交流電源
を用いた場合に、所定の発熱エネルギを生じることがで
きるように設定される。
【0027】図1にはまた、4本の帯状発熱体3a,3
b,3c,3dを有する加熱ヒータHを用いた本願発明
の発熱装置1の回路例を模式的に示している。各帯状発
熱体3a,3b,3c,3dの一端側(図1の左側)端
子4aには、配線6が並列接続されて交流電源7の一方
の端子7aにつながれている。
【0028】そして、各発熱体3a,3b,3c,3d
の他端側(図1の右側)端子4bは、配線8によって並
列接続され、切り換え手段9の第一接点9aに至ってい
るとともに、各端子から枝分かれさせられた配線8b
が、自動選択手段10の各接点10a,10b,10
c,10dに至っている。この自動選択手段10の選択
端子100 は、上記切り換え手段9の第二の切り換え接
点9bに接続されている。また、この切り換え手段9の
切り換え端子90 は、交流電源7のもう一方の端子7b
に接続されている。
【0029】上記切り換え手段9は、マニュアル操作に
よって交流電源7を上記第一の接点9aまたは第二の接
点9bに切り換え接続することができるスイッチ手段に
よって形成することができるが、たとえば、商用電源の
電圧を自動的に検知して、その電圧値に応じて第一の接
点9aまたは第二の接点9bのいずれかに自動的に接続
する自動スイッチによって構成することもできる。
【0030】上記自動選択手段10は、上記切り換え手
段9が第二の接点9bを選択している場合において、た
とえば装置作動時間を計時するタイマに基づいて、一定
時間毎に各接点10a,10b,10c,10dを順次
切り換え選択するように構成することができる。また、
装置の作動時間によるのではなく、この発熱装置が用い
られるプリンタ等において、印刷枚数を計数し、その計
数値が一定値に達する度毎に各接点10a,10b,1
0c,10dを順次選択切り換えするように構成するこ
ともできる。
【0031】以上の構成において、上記切り換え手段9
において第一の接点9aが選択されている場合(第一の
状態)、加熱ヒータH上の4本の帯状発熱体3a,3
b,3c,3dは、交流電源7に対して並列接続される
ことになる。こうして並列接続される4本の帯状発熱体
の全体としての抵抗値は、各帯状発熱体の抵抗値の1/
4となる。
【0032】一方、上記切り換え手段9において第二の
接点9bが選択されている場合(第二の状態)、上記自
動選択手段10を介して、加熱ヒータH上の4本の帯状
発熱体3a,3b,3c,3dのうち、いずれか1本の
みが交流電源7に接続されることになる。
【0033】したがって、切り換え手段9において第一
の接点9aが選択されている場合と、第二の接点9bが
選択されている場合における加熱ヒータH全体としての
抵抗値の比は、1:4となる。
【0034】ところで、世界的にみて、交流の商用電源
の電圧は、たとえば日本のような100V系と、たとえ
ばアメリカのような200V系に分かたれる。すなわ
ち、商用電源の電圧比は、仕向け地によって、1:2と
なる。
【0035】この種の発熱装置1を電子写真プロセスの
定着部における定着ヒータとして用いる場合、いずれの
仕向け地においても、加熱ヒータに要求される発熱エネ
ルギは一定に設定される。前述したように、利用しうる
商用交流電源の電圧比が1:2である場合、一定の発熱
エネルギを得るために加熱ヒータに求められる抵抗値の
比は、1:4となるのであり、したがって、上記図1に
示す例の場合、100Vの電源が利用できる仕向け地用
としては、上記切り換え手段9の第一の接点9aを選択
し、200Vの電源が利用できる仕向け地に対しては、
第二の接点9bを選択しておけば、作動時において、加
熱ヒータによる発熱エネルギは一定となるのである。
【0036】したがって、上記の構成の発熱装置を用い
れば、共通の発熱装置により、100V系の電源を利用
できる仕向け地用と、200V系の電源を利用できる仕
向け地用として、共用することが可能になる。
【0037】そのため、抵抗体材料の配合を変更するな
どして抵抗値の異なる二種類の加熱ヒータを準備せざる
をえなかった従来に比較して発熱装置を形成するための
製造コストがそれだけ低減できるとともに、発熱装置の
部品管理も容易となり、それによるコストダウン効果を
期待することもできる。
【0038】それだけではなく、上記発熱装置1におい
ては、上記切り換え手段9によって第二の接点9bが選
択されている場合において、すなわち、200V電源用
として対応させている場合において、4つの帯状発熱体
3a,3b,3c,3dを順次自動的に切り換えて選択
するようにしている。したがって、各発熱体3a,3
b,3c,3dを効率的に用いながら、それらの熱破壊
による劣化の進行を平均化させることができ、したがっ
て、加熱ヒータH全体としての寿命を著しく延長するこ
とができる。
【0039】ところで、上記図1に示した発熱装置1
は、4つの帯状発熱体を電源に対して並列に接続する状
態と、いずれか1つの帯状発熱体のみを電源に対して接
続する状態とを切り換えることができるようにして、抵
抗値比1:4を達成し、100V系の電源と200V系
の電源に対応することができるよにした例であるが、4
つの帯状発熱体を加熱ヒータ上に形成する場合、図3に
示すように、4つの帯状発熱体3a,3b,3c,3d
を電源に対して直列に接続する状態と、いずれか1つの
帯状発熱体のみを電源に対して接続する状態とを切り換
えるようにしても、抵抗値比4:1を達成し、200V
系の電源と100V系の電源に対応することができるよ
うにすることができる。
【0040】すなわち、図3に示す例では、加熱ヒータ
H上の4つの帯状発熱体3a,3b,3c,3dを直列
に接続する配線系8を電源7を挟むようにして配置した
二つの連動型切り換えスイッチ9’,9’からなる切り
換え手段9の各第一の切り換え接点9a,9aに接続す
る一方、各帯状発熱体3a,3b,3c,3dの両端
を、それぞれが4つの切り換え接点10a,10b,1
0c,10dをもつ二つの連動スイッチ10’,10’
からなる自動選択手段10の各対応する切り換え接点に
接続している。そして、各連動スイッチ10’,10’
の選択端子100, 100 は、上記各切り換えスイッチ
9’,9’の各第二の切り換え接点9b,9bに接続さ
れている。
【0041】上記切り換え手段9を構成する二つの連動
型切り換えスイッチ9’,9’は、マニュアル操作によ
って交流電源7を各第一の接点9aまたは第二の接点9
bに切り換え接続することができるようにするほか、た
とえば、商用電源の電圧を自動的に検知して、その電圧
値に応じて第一の接点9aまたは第二の接点9bのいず
れかに自動的に接続する自動スイッチによって構成する
こともできる。
【0042】また、上記自動選択手段10もまた、図1
に示した実施例と同様、上記切り換え手段9が第二の接
点9bを選択している場合において、たとえば装置作動
時間を計時するタイマに基づいて、一定時間ごとに各接
点10a,10b,10c,10dを順次連動して切り
換え選択するように構成することができる。また、装置
の作動時間によるのではなく、この発熱装置が用いられ
るプリンタ等において、印刷枚数を計数し、この計数値
が一定値に達する度ごとに各接点10a,10b,10
c,10dを順次選択切り換えするように構成すること
ができる。
【0043】図3に示す例において、上記切り換え手段
9の各スイッチ9’,9’が第一の接点9a,9aを選
択している場合には、加熱ヒータH上の4つの帯状発熱
体3a,3b,3c,3dは、電源7に対して直列に接
続されることになる。一方、上記切り換え手段9の各ス
イッチ9’,9’が第二の接点9b,9bを選択してい
る場合には、加熱ヒータH上の4つの帯状発熱体3a,
3b,3c,3dの選択した一つのみが電源7に対して
接続されることになる。それぞれが同じ抵抗値をもつ4
つの発熱抵抗体が直列に接続される場合の抵抗値は、い
ずれか一つの発熱抵抗体の抵抗値の4倍であり、したが
って、この図3に示す例の場合、切り換え手段9が第一
の接点9a,9aを選択する状態が200V系の電源に
対応する状態であり、第二の接点9b,9bを選択する
状態が100Vの電源に対応する状態となる。
【0044】したがって、この図3に示した例によって
も、図1の例について説明したのと同様の作用効果を期
待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の発熱装置の一実施例を模式的な回路
と併せ示す平面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】本願発明の発熱装置の他の実施例を模式的な回
路と併せ示す平面図である。
【符号の説明】
1 発熱装置 2 絶縁基板 3a,3b,3c,3d 帯状発熱体 7 交流電源 9 切り換え手段 10 自動選択手段 H 加熱ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板に、その長手方向に延びる複数
    の帯状発熱体を形成してなる加熱ヒータと、電源に対し
    て上記複数の帯状発熱体を並列に接続する第一の状態
    と、電源に対して上記複数の帯状発熱体のうちの選択さ
    れた一つを接続する第二の状態とを切り換えることがで
    きる切り換え手段と、上記第二の状態が選択されている
    場合に、上記複数の帯状発熱体から一つの帯状発熱体を
    順次自動的に選択する自動選択手段と、を備えることを
    特徴とする、発熱装置。
  2. 【請求項2】 上記加熱ヒータの絶縁基板上には4つの
    帯状発熱体が形成されており、上記切り換え手段によっ
    て第一の状態を選択して100V系の電源に対応するこ
    とができるとともに、第二の状態を選択して200V系
    の電源に対応することができるように構成したことを特
    徴とする、請求項1の発熱装置。
  3. 【請求項3】 絶縁基板に、その長手方向に延びる複数
    の帯状発熱体を形成してなる加熱ヒータと、電源に対し
    て上記複数の帯状発熱体を直列に接続する第一の状態
    と、電源に対して上記複数の帯状発熱体のうちの選択さ
    れた一つを接続する第二の状態とを切り換えることがで
    きる切り換え手段と、上記第二の状態が選択されている
    場合に、上記複数の帯状発熱体から一つの帯状発熱体を
    順次自動的に選択する自動選択手段と、を備えることを
    特徴とする、発熱装置。
  4. 【請求項4】 上記加熱ヒータの絶縁基板上には4つの
    帯状発熱体が形成されており、上記切り換え手段によっ
    て第一の状態を選択して200V系の電源に対応するこ
    とができるとともに、第二の状態を選択して100V系
    の電源に対応することができるように構成したことを特
    徴とする、請求項3の発熱装置。
JP28799693A 1993-11-17 1993-11-17 発熱装置 Pending JPH07142148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28799693A JPH07142148A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 発熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28799693A JPH07142148A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 発熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07142148A true JPH07142148A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17724457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28799693A Pending JPH07142148A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 発熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07142148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5673767B1 (ja) * 2013-09-26 2015-02-18 Toto株式会社 衛生洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5673767B1 (ja) * 2013-09-26 2015-02-18 Toto株式会社 衛生洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4801968A (en) Fixing device including a heat roller having a device for heating a region of the roller corresponding to the width of an image forming medium
JP2012252127A (ja) 加熱体及び画像加熱装置
CN105404120B (zh) 加热器、包含加热器的图像加热装置和加热器的制造方法
KR970002013B1 (ko) 시이트재료를 가열하기 위한 히터 및 그 저항조절방법
WO2017090692A1 (ja) ヒータ、定着装置、画像形成装置及び加熱装置
JP3284580B2 (ja) ヒーター
JPH0794260A (ja) ヒータおよび定着装置
JPH07142148A (ja) 発熱装置
KR970001597B1 (ko) 시이트재료를 가열하기 위한 히터
JP3547779B2 (ja) 加熱ヒータおよびこれを用いた加熱装置
JP2800222B2 (ja) 電気調理器
JP3537501B2 (ja) 定着用ヒータ
KR970007640B1 (ko) 시이트재료에 사용되는 히터의 저항값 조절방법
US5321234A (en) Linear heater
JP4022283B2 (ja) 発熱体、定着装置および画像形成装置
WO2024018826A1 (ja) ヒータ、定着装置、画像形成装置及び加熱装置
JP3630701B2 (ja) ヒーター、定着装置及び定着装置組込機器
JP3924831B2 (ja) セラミックスヒーター及び加熱定着装置
JP3482000B2 (ja) ヒータおよび定着装置ならびに定着装置組込機器
JPH11162618A (ja) ヒータ装置および定着装置
JPH065356A (ja) ライン型加熱体の構造
JPH05181545A (ja) 加熱ヒータおよび加熱ヒータの抵抗値調節方法
JPH1140328A (ja) Ptc面状発熱体
JPH05181376A (ja) 加熱ヒータおよび加熱ヒータの抵抗値調節方法
JPH0950200A (ja) ヒータ、定着装置、および画像形成装置