JPH0714185Y2 - 段ボール製通い箱 - Google Patents

段ボール製通い箱

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JPH0714185Y2
JPH0714185Y2 JP1989059095U JP5909589U JPH0714185Y2 JP H0714185 Y2 JPH0714185 Y2 JP H0714185Y2 JP 1989059095 U JP1989059095 U JP 1989059095U JP 5909589 U JP5909589 U JP 5909589U JP H0714185 Y2 JPH0714185 Y2 JP H0714185Y2
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伸也 井上
俊行 生駒
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Sapporo Breweries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビールなどのびん詰め品を工場から出荷先ま
で輸送し、またその空きびんの回収に好適な段ボール製
通い箱に関するものであり、特に出荷先で包装箱を開封
し商品を取り出すときは箱の天面を全面開封できるよう
になし、また空きびんを回収返送するときは、内部に異
物が入り込まないように箱の天面を再封できるようにし
た段ボール製通い箱い係わるものである。
[従来の技術とその問題点] 多数本のびん詰品を包装し出荷するケースとしては、一
般にA−1形の段ボールケースが使用されている。しか
し最近に於ては、ケースの圧縮強度を高めるため、或い
は紙質を下げ、包装材料コストの節減のため、従来のA
−1形式の包装ケースに代えて例えばコーナー補強ポス
トを有するトレイ状身箱を使用し、その天面に別体の上
蓋を掛けてこれを糊貼りして出荷するようにした包装形
態のものを採用したいという要望がある。ところが糊貼
りした段ボールケースは開けにくく、しかもいったん開
封のため上蓋の接合個所を剥したときは、接合部の原紙
の表層部がむしり取られて開封面、印刷面等の外観が劣
化し、それのみならず、身箱自体に傷がつき強度を損な
うから、再使用し難いものであった。
周知のとうりこの種の段ボール箱は内部に商品を収容し
たまま数段に積み重ねる等の荒い取扱いを受けることが
多いので、上蓋や身箱の強度が低下することは通い箱と
しての効用を低下させることになるので満足のいくもの
ではなかった。
ここにおいて本考案は、前記のような問題点をすべて解
決するように意図したものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち本考案は、例えばビール、ジュース等びん詰さ
れた商品を複数個纏めて収容する段ボール製通い箱であ
って、トレー形の箱本体と、その箱本体の開口面を封鎖
する蓋体とからなり、前記箱本体は対向する2側板の両
端内側に断面3角状をしたコーナー補強ポストを具え、
一方前記蓋体は前記開口面に対応した大きさの閉塞板
と、該閉塞板の4辺に箱本体の4側面に貼着する前後フ
ラップ及び左右のフラップを夫々具え、且つ前部フラッ
プの付根に該フラップの切取り用カットテープまたはミ
シン孔等のカットラインを付設し、また閉塞板と左右フ
ラップの境に左右フラップの切離し用ジッパーを付設
し、さらに、前記前部フラップの付根に設けたカットラ
インと閉塞板と左右フラップの境に設けた切離し用ジッ
パーとの間に、両者に跨るように連続した斜め方向の線
分からなる切込みを形成し、かつ該切込みによって前記
断面3角状をしたコーナー補強ポスト上面を塞ぐように
3角形状の切り残し部を形成することにより前記の要望
をすべて満たす段ボール通い箱を提供せんとするもので
ある。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第3図において、符号1は、通い箱本体を形成するトレ
ー形の身箱であり、2は前記箱本体の天部開口面を封鎖
する蓋体である。前記身箱1は段ボールシートを材料と
して形成され、方形の底板の四辺に相対向する2組の側
板3、3、4、4が立設されている。また前記1組の側
板3、3のほぼ中央上部に手掛け穴5を設け、更にまた
この側板の両端内側には該側板の一部を壁面とする断面
3角状のコーナー補強ポスト9が次のように形成されて
いる。すなわち側板3、3に連設した両側の袖片6を側
板に対し直角に折り曲げ、またこの袖片6に連設した補
強片7を内側に折り曲げた後、その端部に設けた接合片
8を側板3の内面に貼着して、この側板の両端にコーナ
ー補強ポスト9を設ける。なお前記袖片6上には他方の
相対向する1組の側板4、4を折り曲げて貼着すること
により、第3図のようにトレー板の身箱を形成する。因
みにこの側板4は前記側板3よりも幅広で且つ短寸に形
成されている。
符号10は身箱に挿入して使用するびんの中仕切りであ
り、縦仕切板10aと横仕切板10bとを組合わせて構成され
ている。
ところで前記身箱1の天部開口面を封鎖する蓋体2は前
記身箱と同様に段ボールシートを材料として形成されて
いる。この蓋体は第4図に示すように前記身箱の天面に
対応した大きさの方形の閉塞板11と、該閉塞板の4辺に
連設されている前後及び左右のフラップ12、12、13、13
から成り、前部フラップ12の付根には該フラップを切断
するためのカットテープまたはミシン孔等のカットライ
ン14が付根に沿って付設されている。またこのカットラ
イン14の中央部を横断するH形の切込み15を刻設して開
封用ツマミ14aを設け、また前記閉塞板11と左右フラッ
プ13との境には左右フラップの切離しジッパー(ミシン
孔)16、16を設けると共に、この閉塞板の両端前部コー
ナー部を斜めに切り込むための切込み17、17を前記カッ
トライン14、14の端部からジッパー16、16上に達するよ
うに刻設している。(第5図参照) 上記のように構成された蓋体2は、これを商品を収容し
た身箱1の天面に載置してから、前後のフラップ12をコ
ーナー補強ポストの袖片6上に折り曲げ貼着し、また左
右のフラップ13を左右側板3の手掛け穴5の上に折り曲
げ貼着すると第1図のような梱包完了状態の通い箱が得
られる。
前記の通い箱は、箱内4コーナに断面3角形をしたコー
ナー補強ポスト9が身箱1と一体に形成されているの
で、商品の輸送時或いは回収返送時に数段に積み重ねる
などの荒い取扱いを受けた場合にも、箱の側面に座屈や
胴膨れを生じたりすることがなく、また天面が内側に凹
んだりすることもない。
このように本考案によれば、包装材料のコストを下げな
がら、積み重ねに必要とされる圧縮強さを確保すること
ができる。そのうえ、側板3の手掛け孔5の上に左右の
フラップが貼着されこの手掛け穴の上縁を補強している
のでこの部分を介して商品を移動する際に持ち易く、し
かも運搬時における手掛け穴の破損を防止できるという
効果を発揮する。第2図は、出荷先で通い箱を開封した
状態を示す。同図に示すように開封時には、まず開封用
ツマミ14aを摘んで身箱1を閉塞する蓋体2の前部フラ
ップ12に設けたカットライン14に沿ってこのフラップの
付根を切断する。次に閉塞板11の前側部分を摘んでこれ
を上方に向って引っ張ると、前部フラップ12の付根に設
けたカットライン14と、閉塞板11と左右フラップ13の境
に設けた切離し用ジッパー16との間に、両者に跨るよう
に連続した斜め方向の線分からなる切込み17が形成され
ているため開封の際の引張力によって該閉塞板が内側に
千切れることが防止される。そして前記斜めの切込み17
とジッパー16の交点に力が集中的に加わる結果、この閉
塞板11と左右フラップ13との境に設けた切離し用ジッパ
ー16の切り取りが開始され、このジッパーを簡単にしか
も直線状に綺麗に切断することができ、第2図の如くこ
の通い箱の天面を全面開封することができる。なおこの
時切り残された閉塞板の3角コーナー部分は、コーナー
補強ポスト9の天面にカバーとして残るので体裁がよ
い。
一方、開封後、この通い箱を空きびんの回収返送箱とし
て使用するときは、別途再封部材を使用することなく、
蓋板2の後部フラップ12をヒンジとなして閉塞板11を片
開き蓋として使用できる。すなわち通い箱内に空きびん
を収容してから箱の天面を閉塞板11で再封すれば、返送
時に於てびんの破損を少なくすることができ、また箱内
に異物が混入するのを防止することもできる。
[考案の効果] 本考案による段ボール製通い箱は、トレー形の箱本体
と、その箱本体の開口面を封鎖する蓋体とからなり、前
記箱本体は対向する2側板の両端内側に断面3角状をし
たコーナー補強ポストを具え、前記蓋体は前記開口面に
対応した大きさの閉塞板と、該閉塞板の4辺に箱本体の
4側面に貼着する前後フラップ及び左右のフラップを夫
々具え、且つ前部フラップの付根に該フラップの切取り
用カットテープまたはミシン孔等のカットラインを付設
し、また閉塞板と左右フラップの境に左右フラップの切
離し用ジッパーを付設しているから、天面を全面開封す
ることができ内容品が取り出しやすく、また積み重ね強
度が大きい通い箱が得られるだけでなく、天面の開封に
際しては、前部フラップの付根に設けたカットライン
と、閉塞板と左右フラップの境に設けた切離し用ジッパ
ーを介して刃物を必要とせずに、容易に開封できる。
しかも、前記カットラインと、閉塞板と左右フラップの
境に設けた切離し用ジッパーとの間に、両者に跨るよう
に連続した斜め方向の線分からなる切込みが形成されて
いるので、天面左右稜線部の切離し用ジッパーの切り破
りに際して、閉塞板の手前側左右コーナー部分の切り始
めが少ない力で容易に行えるとともに、3角形状の切り
残し部を綺麗に形成することができる。この3角形状の
切り残し部は、断面3角状をしたコーナー補強ポストの
上面をカバーするように塞ぐようになるので、通い箱と
して使用する時の体裁がよく、積み重ね時にはコーナー
補強ポストの破損を防止するなどの、特有の効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案通い箱の一実施例を示す斜視図、第2図
は同上開封状態を示す斜視図、第3図は同上分解状態を
示す斜視図、第4図は外板の展開図、第5図はジッパー
部分の拡大図である。 1:身箱、2:蓋体、3,4:側板、5:手掛け穴、6:袖片、7:補
強片、8:接合片、10:中仕切り、11:閉塞板、12、13:フ
ラップ、15:H形切込み、16:切離しジッパー、17:斜めの
切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−184828(JP,U) 実開 昭53−135235(JP,U) 実公 昭56−4588(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレー形の箱本体(1)と、その箱本体の
    開口面を封鎖する蓋体(2)とからなり、前記箱本体
    (1)は対向する2側板(3)(4)の両端内側に断面
    3角状をしたコーナー補強ポスト(9)を具え、一方前
    記蓋体(2)は前記開口面に対応した大きさの閉塞板
    (11)と、該閉塞板の4辺に箱本体の4側面に貼着する
    前後フラップ(12)(12)及び左右のフラップ(13)
    (13)を夫々具え、且つ前部フラップ(12)の付根に該
    フラップの切取り用カットテープまたはミシン孔等のカ
    ットライン(14)を付設し、また閉塞板(11)と左右フ
    ラップ(13)の境に左右フラップの切離し用ジッパー
    (16)を付設し、さらに、前記前部フラップ(12)の付
    根に設けたカットライン(14)と閉塞板(11)と左右フ
    ラップ(13)の境に設けた切離し用ジッパー(16)との
    間に、両者に跨るように連続した斜め方向の線分からな
    る切込み(17)を形成し、かつ該切込み(17)によって
    前記断面3角状をしたコーナー補強ポスト(9)上面を
    塞ぐように3角形状の切り残し部を形成することを特徴
    とする段ボール製通い箱。
JP1989059095U 1989-05-24 1989-05-24 段ボール製通い箱 Expired - Fee Related JPH0714185Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53135235U (ja) * 1977-03-28 1978-10-26
JPS564588U (ja) * 1979-06-20 1981-01-16
JPS60184828U (ja) * 1984-05-18 1985-12-07 花王株式会社 パツキングケ−ス

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