JPH07141789A - 情報記録媒体および情報再生装置 - Google Patents
情報記録媒体および情報再生装置Info
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- JPH07141789A JPH07141789A JP28525493A JP28525493A JPH07141789A JP H07141789 A JPH07141789 A JP H07141789A JP 28525493 A JP28525493 A JP 28525493A JP 28525493 A JP28525493 A JP 28525493A JP H07141789 A JPH07141789 A JP H07141789A
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- data
- data area
- clock signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転速度に変動が生じてもビットのずれを生
ぜずデータ領域の記録データを正確に再生できる情報記
録媒体および情報再生装置を提供する。 【構成】 PLL回路14は、データ領域の記録情報ビ
ットに同期したクロック信号を発生する。カウンタ16
は、PLL回路14により発生されたクロック信号を計
数する。コンパレータ17は、データ領域の始端からサ
ーボ領域の終端までの時間間隔をクロック信号の周期で
割った値とカウンタ16の計数値とを比較して両者が一
致したことを検出する。冗長ビット検出回路19は、コ
ンパレータ17により一致が検出されたときにデータ領
域の始端に記録されている冗長ビットの検出を開始す
る。デコーダ20は、冗長ビット検出回路19により冗
長ビットが検出されたときにデータ領域の記録情報の復
調を開始する。
ぜずデータ領域の記録データを正確に再生できる情報記
録媒体および情報再生装置を提供する。 【構成】 PLL回路14は、データ領域の記録情報ビ
ットに同期したクロック信号を発生する。カウンタ16
は、PLL回路14により発生されたクロック信号を計
数する。コンパレータ17は、データ領域の始端からサ
ーボ領域の終端までの時間間隔をクロック信号の周期で
割った値とカウンタ16の計数値とを比較して両者が一
致したことを検出する。冗長ビット検出回路19は、コ
ンパレータ17により一致が検出されたときにデータ領
域の始端に記録されている冗長ビットの検出を開始す
る。デコーダ20は、冗長ビット検出回路19により冗
長ビットが検出されたときにデータ領域の記録情報の復
調を開始する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的あるいは磁気的
な高密度記録が可能な円盤状の情報記録媒体、およびそ
の情報記録媒体に記録された情報を再生する情報再生装
置に関するものである。
な高密度記録が可能な円盤状の情報記録媒体、およびそ
の情報記録媒体に記録された情報を再生する情報再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に円盤状の情報記録媒体は、再生ヘ
ッドをトラック上に位置決めさせるための位置情報が書
き込まれた領域であるサーボ領域と、再生すべきデータ
が記録されている領域であるデータ領域とにより構成さ
れている。図5は従来の円盤状の情報記録媒体の概念図
で、円盤状の情報記録媒体51は、サーボ領域52とデ
ータセグメントと呼ばれるデータ領域53とが円周方向
に交互に配置されている。情報トラック54は、内周か
ら外周に向かってスパイラル状に設けられ、情報トラッ
ク54上にサーボ情報とデータ情報とが交互に記録され
ている。すなわち、サーボ領域52にはサーボ情報が記
録され、データ領域53にはデータ情報が記録されてい
る。
ッドをトラック上に位置決めさせるための位置情報が書
き込まれた領域であるサーボ領域と、再生すべきデータ
が記録されている領域であるデータ領域とにより構成さ
れている。図5は従来の円盤状の情報記録媒体の概念図
で、円盤状の情報記録媒体51は、サーボ領域52とデ
ータセグメントと呼ばれるデータ領域53とが円周方向
に交互に配置されている。情報トラック54は、内周か
ら外周に向かってスパイラル状に設けられ、情報トラッ
ク54上にサーボ情報とデータ情報とが交互に記録され
ている。すなわち、サーボ領域52にはサーボ情報が記
録され、データ領域53にはデータ情報が記録されてい
る。
【0003】図6は情報トラック54の概念図で、情報
トラック54上の所定数のデータ領域53がセクタ55
と呼ばれるブロック単位を形成している。各セクタ55
の先頭のデータ領域53には、同期パターン56とデー
タマーク57と再生すべきデータ58とがこの順に記録
されており、各セクタ55の先頭以外の各データ領域5
3には、再生すべきデータ58が記録されている。各サ
ーボ領域52には、再生ヘッドのトラック中心からの位
置を検出するための1対のウォブルピット59と、サー
ボ情報のビットに同期したクロック信号を得るための同
期用ピット60とが形成されており、各データ領域53
には、情報トラック54上に一列に配置された多数の記
録情報ピット61が形成されている。同期パターン56
やデータマーク57やデータ58は記録情報ピット61
により実現されており、同期パターン56は、記録情報
ピット61に対応する記録情報ビットに同期したクロッ
ク信号を得るためのものであり、データマーク57は、
データ58の始端を認識するためのものである。
トラック54上の所定数のデータ領域53がセクタ55
と呼ばれるブロック単位を形成している。各セクタ55
の先頭のデータ領域53には、同期パターン56とデー
タマーク57と再生すべきデータ58とがこの順に記録
されており、各セクタ55の先頭以外の各データ領域5
3には、再生すべきデータ58が記録されている。各サ
ーボ領域52には、再生ヘッドのトラック中心からの位
置を検出するための1対のウォブルピット59と、サー
ボ情報のビットに同期したクロック信号を得るための同
期用ピット60とが形成されており、各データ領域53
には、情報トラック54上に一列に配置された多数の記
録情報ピット61が形成されている。同期パターン56
やデータマーク57やデータ58は記録情報ピット61
により実現されており、同期パターン56は、記録情報
ピット61に対応する記録情報ビットに同期したクロッ
ク信号を得るためのものであり、データマーク57は、
データ58の始端を認識するためのものである。
【0004】図7は従来の情報再生装置の構成図で、こ
の情報再生装置は、PLL回路71と、データマーク検
出回路72と、カウンタ73と、コンパレータ74と、
レジスタ75と、デコーダ76と、論理和回路77と、
記録情報入力端子78と、復調信号出力端子79とを備
えている。PLL回路71は、再生ヘッドから記録情報
入力端子78などを介して入力される記録情報に基づい
て、記録情報ピット61に対応する記録情報ビットに同
期したクロック信号と、記録情報ビットにより構成され
る情報ビットデータとを発生し、クロック信号をデータ
マーク検出回路72とカウンタ73とデコーダ76とに
渡し、情報ビットデータをデータマーク検出回路72と
デコーダ76とに渡す。データマーク検出回路72は、
PLL回路71からの情報ビットデータからデータマー
ク57を検出して検出信号を発生し、カウンタ73と論
理和回路77とに渡す。カウンタ73は、データマーク
検出回路72からの検出信号により初期化され、PLL
回路71からのクロック信号のカウントを開始する。レ
ジスタ75には、データ領域53の始端からサーボ領域
52の終端までのクロックカウント値が格納されてい
る。コンパレータ74は、カウンタ73のカウンタ値と
レジスタ75の設定値とを比較し、両者が一致したとき
に一致信号を発生してカウンタ73と論理和回路77と
に渡す。論理和回路77は、データマーク検出回路72
からの検出信号とコンパレータ74からの一致信号との
論理和を取り、デコーダ76に渡す。デコーダ76は、
論理和回路77からの論理和により、PLL回路71か
らのクロック信号に同期してPLL回路71からの情報
ビットデータの復調を開始し、復調信号を復調信号出力
端子79に出力する。
の情報再生装置は、PLL回路71と、データマーク検
出回路72と、カウンタ73と、コンパレータ74と、
レジスタ75と、デコーダ76と、論理和回路77と、
記録情報入力端子78と、復調信号出力端子79とを備
えている。PLL回路71は、再生ヘッドから記録情報
入力端子78などを介して入力される記録情報に基づい
て、記録情報ピット61に対応する記録情報ビットに同
期したクロック信号と、記録情報ビットにより構成され
る情報ビットデータとを発生し、クロック信号をデータ
マーク検出回路72とカウンタ73とデコーダ76とに
渡し、情報ビットデータをデータマーク検出回路72と
デコーダ76とに渡す。データマーク検出回路72は、
PLL回路71からの情報ビットデータからデータマー
ク57を検出して検出信号を発生し、カウンタ73と論
理和回路77とに渡す。カウンタ73は、データマーク
検出回路72からの検出信号により初期化され、PLL
回路71からのクロック信号のカウントを開始する。レ
ジスタ75には、データ領域53の始端からサーボ領域
52の終端までのクロックカウント値が格納されてい
る。コンパレータ74は、カウンタ73のカウンタ値と
レジスタ75の設定値とを比較し、両者が一致したとき
に一致信号を発生してカウンタ73と論理和回路77と
に渡す。論理和回路77は、データマーク検出回路72
からの検出信号とコンパレータ74からの一致信号との
論理和を取り、デコーダ76に渡す。デコーダ76は、
論理和回路77からの論理和により、PLL回路71か
らのクロック信号に同期してPLL回路71からの情報
ビットデータの復調を開始し、復調信号を復調信号出力
端子79に出力する。
【0005】上記従来の情報再生装置により上記従来の
情報記録媒体を再生する際には、先ず記録情報ピット6
1に対応する記録情報ビットに同期したクロック信号が
必要となる。そこでPLL回路71が、再生ヘッドから
記録情報入力端子78などを介して入力される記録情報
に基づいて、内蔵している発振器の発振周波数および位
相が同期パターン56の周波数および位相と一致するよ
うに制御し、記録情報ビットに同期したクロック信号を
発生し、データマーク検出回路72とカウンタ73とデ
コーダ76に渡す。さらにPLL回路71が、記録情報
入力端子78などを介して入力される記録情報に基づい
て、情報ビットデータを生成し、データマーク検出回路
72とデコーダ76とに渡す。そしてデータマーク検出
回路72が、PLL回路71からのクロック信号に同期
してPLL回路71からの情報ビットデータを読み込
み、データマーク57を検出して検出信号を発生し、カ
ウンタ73と論理和回路77とに渡す。そしてカウンタ
73が、データマーク検出回路72から検出信号が入力
されることにより、PLL回路71からのクロック信号
のカウントを開始する。カウンタ73には、データマー
ク検出回路72からの検出信号により初期値が設定さ
れ、この初期値はデータ領域53の始端からデータマー
ク57の終端までのクロック数と同じである。一方、レ
ジスタ75には、データ領域53の始端からサーボ領域
52の終端までのクロック数が設定されている。そして
コンパレータ74が、カウンタ73のカウント値とレジ
スタ75の設定値とを比較し、2つの値が一致したとき
に一致信号24を発生してカウンタ73と論理和回路7
7とに渡す。すなわち、コンパレータ74からの一致信
号の周期は再生ヘッドがサーボ領域52とデータ領域5
3との両領域を移動する時間と一致し、位相はデータ領
域53の始端と一致している。なおカウンタ73は、コ
ンパレータ74からの一致信号によりカウント値をクリ
アされ、カウントを再開する。このとき、初期値は設定
されない。そして論理和回路77が、データマーク検出
回路72からの検出信号とコンパレータ74からの一致
信号との論理和をデコーダ76に渡す。そしてデコーダ
76が、論理和回路77からの論理和をデータ復調開始
信号として、PLL回路71からの情報ビットデータの
復調を開始し、復調信号を復調信号出力端子79に出力
する。すなわち、セクタ55の先頭のデータ領域53に
記録されているデータ58を復調するときはデータマー
ク検出回路72からの検出信号をデータ復調開始信号と
して使用し、セクタ55の2番目以降のデータ領域53
に記録されているデータ58を復調するときはコンパレ
ータ74からの一致信号をデータ復調開始信号として使
用することにより、サーボ情報と混同せずにデータ情報
のみを復調している。
情報記録媒体を再生する際には、先ず記録情報ピット6
1に対応する記録情報ビットに同期したクロック信号が
必要となる。そこでPLL回路71が、再生ヘッドから
記録情報入力端子78などを介して入力される記録情報
に基づいて、内蔵している発振器の発振周波数および位
相が同期パターン56の周波数および位相と一致するよ
うに制御し、記録情報ビットに同期したクロック信号を
発生し、データマーク検出回路72とカウンタ73とデ
コーダ76に渡す。さらにPLL回路71が、記録情報
入力端子78などを介して入力される記録情報に基づい
て、情報ビットデータを生成し、データマーク検出回路
72とデコーダ76とに渡す。そしてデータマーク検出
回路72が、PLL回路71からのクロック信号に同期
してPLL回路71からの情報ビットデータを読み込
み、データマーク57を検出して検出信号を発生し、カ
ウンタ73と論理和回路77とに渡す。そしてカウンタ
73が、データマーク検出回路72から検出信号が入力
されることにより、PLL回路71からのクロック信号
のカウントを開始する。カウンタ73には、データマー
ク検出回路72からの検出信号により初期値が設定さ
れ、この初期値はデータ領域53の始端からデータマー
ク57の終端までのクロック数と同じである。一方、レ
ジスタ75には、データ領域53の始端からサーボ領域
52の終端までのクロック数が設定されている。そして
コンパレータ74が、カウンタ73のカウント値とレジ
スタ75の設定値とを比較し、2つの値が一致したとき
に一致信号24を発生してカウンタ73と論理和回路7
7とに渡す。すなわち、コンパレータ74からの一致信
号の周期は再生ヘッドがサーボ領域52とデータ領域5
3との両領域を移動する時間と一致し、位相はデータ領
域53の始端と一致している。なおカウンタ73は、コ
ンパレータ74からの一致信号によりカウント値をクリ
アされ、カウントを再開する。このとき、初期値は設定
されない。そして論理和回路77が、データマーク検出
回路72からの検出信号とコンパレータ74からの一致
信号との論理和をデコーダ76に渡す。そしてデコーダ
76が、論理和回路77からの論理和をデータ復調開始
信号として、PLL回路71からの情報ビットデータの
復調を開始し、復調信号を復調信号出力端子79に出力
する。すなわち、セクタ55の先頭のデータ領域53に
記録されているデータ58を復調するときはデータマー
ク検出回路72からの検出信号をデータ復調開始信号と
して使用し、セクタ55の2番目以降のデータ領域53
に記録されているデータ58を復調するときはコンパレ
ータ74からの一致信号をデータ復調開始信号として使
用することにより、サーボ情報と混同せずにデータ情報
のみを復調している。
【0006】図8は別の従来の情報再生装置の構成図
で、この情報再生装置は、PLL回路81と、同期用ピ
ット検出回路82と、カウンタ83と、コンパレータ8
4と、レジスタ85と、デコーダ86と、記録情報入力
端子87と、サーボ情報入力端子88と、復調信号出力
端子89とを備えている。PLL回路81は、再生ヘッ
ドから記録情報入力端子87などを介して入力される記
録情報に基づいて、記録情報ピット61に対応する記録
情報ビットに同期したクロック信号と、記録情報ビット
により構成される情報ビットデータとを発生し、クロッ
ク信号をカウンタ83とデコーダ86とに渡し、情報ビ
ットデータをデコーダ86に渡す。同期用ピット検出回
路82は、サーボ情報入力端子88などを介して入力さ
れるサーボ情報から同期用ピット60を検出し、検出信
号を発生してカウンタ83に渡す。カウンタ83は、同
期用ピット検出回路82からの検出信号をカウント開始
信号として、PLL回路81からのクロック信号をカウ
ントし、カウント値をコンパレータ84に渡す。コンパ
レータ84は、カウンタ83のカウンタ値とレジスタ8
5の設定値とを比較し、両者の値が一致したときに、一
致信号24を発生してデコーダ86に渡す。レジスタ8
5には、再生ヘッドが同期用ピット60からデータ領域
53の始端まで移動する時間をクロック信号の周期で割
った値が設定されている。デコーダ86は、コンパレー
タ84から一致信号が入力されたときに、PLL回路8
1からのクロック信号と同期してPLL回路81からの
情報ビットデータの復調を開始する。
で、この情報再生装置は、PLL回路81と、同期用ピ
ット検出回路82と、カウンタ83と、コンパレータ8
4と、レジスタ85と、デコーダ86と、記録情報入力
端子87と、サーボ情報入力端子88と、復調信号出力
端子89とを備えている。PLL回路81は、再生ヘッ
ドから記録情報入力端子87などを介して入力される記
録情報に基づいて、記録情報ピット61に対応する記録
情報ビットに同期したクロック信号と、記録情報ビット
により構成される情報ビットデータとを発生し、クロッ
ク信号をカウンタ83とデコーダ86とに渡し、情報ビ
ットデータをデコーダ86に渡す。同期用ピット検出回
路82は、サーボ情報入力端子88などを介して入力さ
れるサーボ情報から同期用ピット60を検出し、検出信
号を発生してカウンタ83に渡す。カウンタ83は、同
期用ピット検出回路82からの検出信号をカウント開始
信号として、PLL回路81からのクロック信号をカウ
ントし、カウント値をコンパレータ84に渡す。コンパ
レータ84は、カウンタ83のカウンタ値とレジスタ8
5の設定値とを比較し、両者の値が一致したときに、一
致信号24を発生してデコーダ86に渡す。レジスタ8
5には、再生ヘッドが同期用ピット60からデータ領域
53の始端まで移動する時間をクロック信号の周期で割
った値が設定されている。デコーダ86は、コンパレー
タ84から一致信号が入力されたときに、PLL回路8
1からのクロック信号と同期してPLL回路81からの
情報ビットデータの復調を開始する。
【0007】上記従来の情報再生装置により上記従来の
情報記録媒体を再生する際には、先ず記録情報ピット6
1に対応する記録情報ビットに同期したクロック信号が
必要となる。そこでPLL回路81が、再生ヘッドから
記録情報入力端子87などを介して入力される記録情報
に基づいて、PLL回路81に内蔵されている発振器の
周波数および位相がデータ領域53に記録されている同
期パターン56の周波数および位相と一致するように制
御し、記録情報ビットに同期したクロック信号を発生し
てカウンタ83とデコーダ86とに渡す。さらにPLL
回路81が、記録情報入力端子87などを介して入力さ
れる記録情報に基づいて、情報ビットデータを発生して
デコーダ86に渡す。そして同期用ピット検出回路82
が、サーボ情報入力端子88などを介して入力されるサ
ーボ情報の中から同期用ピット60を検出し、検出信号
を発生してカウンタ83に渡す。そしてカウンタ83
が、同期用ピット検出回路82から検出信号が入力され
ることによりクリアされて、PLL回路81からのクロ
ック信号のカウントを開始する。一方、レジスタ85に
は、再生ヘッドが同期用ピット60の記録位置からデー
タ領域53の始端まで移動する時間をクロック信号の周
期で割った値が設定されている。そしてコンパレータ8
4が、カウンタ83のカウント値とレジスタ85の設定
値とを比較し、2つの値が一致したときに一致信号を発
生してデコーダ86に渡す。すなわち、コンパレータ8
4からの一致信号の周期は、再生ヘッドがサーボ領域5
2とデータ領域53との両領域を移動する時間と一致
し、位相はデータ領域53の始端と一致している。そし
てデコーダ86が、コンパレータ84からの一致信号を
データ復調開始信号として、PLL回路81からの情報
ビットデータを復調し、復調信号を復調信号出力端子8
9に出力する。したがって、サーボ情報と混同せずにデ
ータ情報のみを復調できる。
情報記録媒体を再生する際には、先ず記録情報ピット6
1に対応する記録情報ビットに同期したクロック信号が
必要となる。そこでPLL回路81が、再生ヘッドから
記録情報入力端子87などを介して入力される記録情報
に基づいて、PLL回路81に内蔵されている発振器の
周波数および位相がデータ領域53に記録されている同
期パターン56の周波数および位相と一致するように制
御し、記録情報ビットに同期したクロック信号を発生し
てカウンタ83とデコーダ86とに渡す。さらにPLL
回路81が、記録情報入力端子87などを介して入力さ
れる記録情報に基づいて、情報ビットデータを発生して
デコーダ86に渡す。そして同期用ピット検出回路82
が、サーボ情報入力端子88などを介して入力されるサ
ーボ情報の中から同期用ピット60を検出し、検出信号
を発生してカウンタ83に渡す。そしてカウンタ83
が、同期用ピット検出回路82から検出信号が入力され
ることによりクリアされて、PLL回路81からのクロ
ック信号のカウントを開始する。一方、レジスタ85に
は、再生ヘッドが同期用ピット60の記録位置からデー
タ領域53の始端まで移動する時間をクロック信号の周
期で割った値が設定されている。そしてコンパレータ8
4が、カウンタ83のカウント値とレジスタ85の設定
値とを比較し、2つの値が一致したときに一致信号を発
生してデコーダ86に渡す。すなわち、コンパレータ8
4からの一致信号の周期は、再生ヘッドがサーボ領域5
2とデータ領域53との両領域を移動する時間と一致
し、位相はデータ領域53の始端と一致している。そし
てデコーダ86が、コンパレータ84からの一致信号を
データ復調開始信号として、PLL回路81からの情報
ビットデータを復調し、復調信号を復調信号出力端子8
9に出力する。したがって、サーボ情報と混同せずにデ
ータ情報のみを復調できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし図7に示す上記
従来の情報再生装置では、サーボ領域52の記録周波数
とデータ領域53の記録周波数とが異なる円盤状の情報
記録媒体51において、下記のような問題が生ずる。す
なわち、再生ヘッドがサーボ領域52を通過するとき、
PLL回路71は完全に自走し、図9の(a)に示すよ
うにクロック信号を発生する。カウンタ73は、このク
ロック信号をカウントする。このとき、図9の(b)に
示すような矢印A方向に情報記録媒体51の回転変動が
発生すると、自走しているPLL回路71のクロック信
号と記録情報ビットとの間に位相誤差が発生し、結果的
にコンパレータ74が一致信号を発生するタイミングと
実際のデータ領域53の始端の位置とに図8の(c)に
示すようにずれを生じる。したがってデコーダ76によ
る情報ビットデータの復調に1ビット分あるいはそれ以
上の欠落が発生し、復調が正確に行われなくなる。
従来の情報再生装置では、サーボ領域52の記録周波数
とデータ領域53の記録周波数とが異なる円盤状の情報
記録媒体51において、下記のような問題が生ずる。す
なわち、再生ヘッドがサーボ領域52を通過するとき、
PLL回路71は完全に自走し、図9の(a)に示すよ
うにクロック信号を発生する。カウンタ73は、このク
ロック信号をカウントする。このとき、図9の(b)に
示すような矢印A方向に情報記録媒体51の回転変動が
発生すると、自走しているPLL回路71のクロック信
号と記録情報ビットとの間に位相誤差が発生し、結果的
にコンパレータ74が一致信号を発生するタイミングと
実際のデータ領域53の始端の位置とに図8の(c)に
示すようにずれを生じる。したがってデコーダ76によ
る情報ビットデータの復調に1ビット分あるいはそれ以
上の欠落が発生し、復調が正確に行われなくなる。
【0009】また、図8に示す上記従来の情報再生装置
では、同期用ピット60の記録位置からデータ領域53
の始端までの間隔がサーボ領域52の始端から終端まで
の間隔に比較して短いため、情報記録媒体51の回転変
動による時間のずれが発生しても、図7に示す情報再生
装置に比べてデータ領域53の始端を検出するタイミン
グのずれは小さいが、情報ビットデータの復調に欠落が
発生するという問題を十分に解決することはできず、復
調が正確に行われない場合があった。
では、同期用ピット60の記録位置からデータ領域53
の始端までの間隔がサーボ領域52の始端から終端まで
の間隔に比較して短いため、情報記録媒体51の回転変
動による時間のずれが発生しても、図7に示す情報再生
装置に比べてデータ領域53の始端を検出するタイミン
グのずれは小さいが、情報ビットデータの復調に欠落が
発生するという問題を十分に解決することはできず、復
調が正確に行われない場合があった。
【0010】なお、データ領域53を確実に検出するた
めに、全てのデータ領域53の始端に同期パターン56
とデータマーク57とを記録することが考えられるが、
この場合、記録情報の冗長度が大きくなり、情報記録媒
体51の記録容量を減少させてしまう。本発明はかかる
事情に鑑みて成されたものであり、回転速度に変動が生
じてもビットのずれを生ぜずデータ領域の記録データを
正確に再生できる情報記録媒体および情報再生装置を提
供することを目的とする。
めに、全てのデータ領域53の始端に同期パターン56
とデータマーク57とを記録することが考えられるが、
この場合、記録情報の冗長度が大きくなり、情報記録媒
体51の記録容量を減少させてしまう。本発明はかかる
事情に鑑みて成されたものであり、回転速度に変動が生
じてもビットのずれを生ぜずデータ領域の記録データを
正確に再生できる情報記録媒体および情報再生装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トラ
ック上にサーボ領域とデータ領域とが交互にかつ周期的
に配置された円盤状の情報記録媒体において、データ領
域の始端に複数個の冗長ビットを付与したことを特徴と
している。請求項2の発明は、トラック上にサーボ領域
とデータ領域とが交互にかつ周期的に配置され、データ
領域の始端に複数個の冗長ビットが付与された情報記録
媒体に記録された情報を再生する情報再生装置であっ
て、データ領域の記録情報ビットに同期したクロック信
号を発生するクロック信号発生手段と、クロック信号発
生手段により発生されたクロック信号を計数する計数手
段と、データ領域の始端からサーボ領域の終端までの時
間間隔をクロック信号の周期で割った値と計数手段の計
数値とを比較して両者が一致したことを検出する比較手
段と、比較手段により一致が検出されたときにデータ領
域の始端に記録されている冗長ビットの検出を開始する
冗長ビット検出手段と、冗長ビット検出手段により冗長
ビットが検出されたときにデータ領域の記録情報の復調
を開始する復調手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
ック上にサーボ領域とデータ領域とが交互にかつ周期的
に配置された円盤状の情報記録媒体において、データ領
域の始端に複数個の冗長ビットを付与したことを特徴と
している。請求項2の発明は、トラック上にサーボ領域
とデータ領域とが交互にかつ周期的に配置され、データ
領域の始端に複数個の冗長ビットが付与された情報記録
媒体に記録された情報を再生する情報再生装置であっ
て、データ領域の記録情報ビットに同期したクロック信
号を発生するクロック信号発生手段と、クロック信号発
生手段により発生されたクロック信号を計数する計数手
段と、データ領域の始端からサーボ領域の終端までの時
間間隔をクロック信号の周期で割った値と計数手段の計
数値とを比較して両者が一致したことを検出する比較手
段と、比較手段により一致が検出されたときにデータ領
域の始端に記録されている冗長ビットの検出を開始する
冗長ビット検出手段と、冗長ビット検出手段により冗長
ビットが検出されたときにデータ領域の記録情報の復調
を開始する復調手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項3の発明は、トラック上にサーボ領
域とデータ領域とが交互にかつ周期的に配置され、デー
タ領域の始端に複数個の冗長ビットが付与された情報記
録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置であっ
て、データ領域の記録情報ビットに同期したクロック信
号を発生するクロック信号発生手段と、サーボ領域に記
録されている同期用ピットを検出する同期用ピット検出
手段と、同期用ピット検出手段により同期用ピットが検
出されたときにクロック信号発生手段により発生された
クロック信号の計数を開始する計数手段と、サーボ領域
の同期用ピットからデータ領域の始端までの時間間隔を
クロック信号の周期で割った値と計数手段の計数値とを
比較して両者が一致したことを検出する比較手段と、比
較手段により一致が検出されたときにデータ領域の始端
に記録されている冗長ビットの検出を開始する冗長ビッ
ト検出手段と、冗長ビット検出手段により冗長ビットが
検出されたときにデータ領域の記録情報の復調を開始す
る復調手段と、を備えたことを特徴としている。
域とデータ領域とが交互にかつ周期的に配置され、デー
タ領域の始端に複数個の冗長ビットが付与された情報記
録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置であっ
て、データ領域の記録情報ビットに同期したクロック信
号を発生するクロック信号発生手段と、サーボ領域に記
録されている同期用ピットを検出する同期用ピット検出
手段と、同期用ピット検出手段により同期用ピットが検
出されたときにクロック信号発生手段により発生された
クロック信号の計数を開始する計数手段と、サーボ領域
の同期用ピットからデータ領域の始端までの時間間隔を
クロック信号の周期で割った値と計数手段の計数値とを
比較して両者が一致したことを検出する比較手段と、比
較手段により一致が検出されたときにデータ領域の始端
に記録されている冗長ビットの検出を開始する冗長ビッ
ト検出手段と、冗長ビット検出手段により冗長ビットが
検出されたときにデータ領域の記録情報の復調を開始す
る復調手段と、を備えたことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1の発明において、複数個の冗長ビット
は、データ領域の始端に付与されている。請求項2の発
明において、クロック信号発生手段は、データ領域の記
録情報ビットに同期したクロック信号を発生する。計数
手段は、クロック信号発生手段により発生されたクロッ
ク信号を計数する。比較手段は、データ領域の始端から
サーボ領域の終端までの時間間隔をクロック信号の周期
で割った値と計数手段の計数値とを比較して両者が一致
したことを検出する。冗長ビット検出手段は、比較手段
により一致が検出されたときにデータ領域の始端に記録
されている冗長ビットの検出を開始する。復調手段は、
冗長ビット検出手段により冗長ビットが検出されたとき
にデータ領域の記録情報の復調を開始する。
は、データ領域の始端に付与されている。請求項2の発
明において、クロック信号発生手段は、データ領域の記
録情報ビットに同期したクロック信号を発生する。計数
手段は、クロック信号発生手段により発生されたクロッ
ク信号を計数する。比較手段は、データ領域の始端から
サーボ領域の終端までの時間間隔をクロック信号の周期
で割った値と計数手段の計数値とを比較して両者が一致
したことを検出する。冗長ビット検出手段は、比較手段
により一致が検出されたときにデータ領域の始端に記録
されている冗長ビットの検出を開始する。復調手段は、
冗長ビット検出手段により冗長ビットが検出されたとき
にデータ領域の記録情報の復調を開始する。
【0014】請求項3の発明において、クロック信号発
生手段は、データ領域の記録情報ビットに同期したクロ
ック信号を発生する。同期用ピット検出手段は、サーボ
領域に記録されている同期用ピットを検出する。計数手
段は、同期用ピット検出手段により同期用ピットが検出
されたときにクロック信号発生手段により発生されたク
ロック信号の計数を開始する。比較手段は、サーボ領域
の同期用ピットからデータ領域の始端までの時間間隔を
クロック信号の周期で割った値と計数手段の計数値とを
比較して両者が一致したことを検出する。冗長ビット検
出手段は、比較手段により一致が検出されたときにデー
タ領域の始端に記録されている冗長ビットの検出を開始
する。復調手段は、冗長ビット検出手段により冗長ビッ
トが検出されたときにデータ領域の記録情報の復調を開
始する。
生手段は、データ領域の記録情報ビットに同期したクロ
ック信号を発生する。同期用ピット検出手段は、サーボ
領域に記録されている同期用ピットを検出する。計数手
段は、同期用ピット検出手段により同期用ピットが検出
されたときにクロック信号発生手段により発生されたク
ロック信号の計数を開始する。比較手段は、サーボ領域
の同期用ピットからデータ領域の始端までの時間間隔を
クロック信号の周期で割った値と計数手段の計数値とを
比較して両者が一致したことを検出する。冗長ビット検
出手段は、比較手段により一致が検出されたときにデー
タ領域の始端に記録されている冗長ビットの検出を開始
する。復調手段は、冗長ビット検出手段により冗長ビッ
トが検出されたときにデータ領域の記録情報の復調を開
始する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における円盤状の
情報記録媒体の概念図で、円盤状の情報記録媒体1に
は、サーボ領域2とデータセグメントと呼ばれるデータ
領域3とが円周方向に交互に配置されている。また情報
記録媒体1には、情報トラック4が内周から外周に向か
ってスパイラル状に形成され、情報トラック4上にサー
ボ情報とデータ情報とが交互に記録されている。
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における円盤状の
情報記録媒体の概念図で、円盤状の情報記録媒体1に
は、サーボ領域2とデータセグメントと呼ばれるデータ
領域3とが円周方向に交互に配置されている。また情報
記録媒体1には、情報トラック4が内周から外周に向か
ってスパイラル状に形成され、情報トラック4上にサー
ボ情報とデータ情報とが交互に記録されている。
【0016】図2は情報トラック4の概念図で、再生デ
ータは情報トラック4上の所定数のデータ領域3がセク
タ5と呼ばれるブロック単位を形成している。各セクタ
5の先頭のデータ領域3には、同期パターン6とデータ
マーク7とデータ8とが記録されており、各セクタ5の
他の各データ領域3には、冗長ビット9とデータ8とが
記録されている。同期パターン6は、各セクタ5の先頭
のデータ領域3の先頭に配置されており、後述の記録情
報ピットに対応する記録情報ビットに同期したクロック
信号を得るためのものである。データマーク7は、同期
パターン6の次に配置されており、データ8の始端を認
識するためのものである。データ8は、データマーク7
あるいは冗長ビット9の次に配置されており、再生され
るべきデータである。冗長ビット9は、本実施例では3
ビットで、各セクタ5の先頭以外の全てのデータ領域3
の先頭に配置されており、情報記録媒体1の回転にむら
が生じてもデータ8の復調を正確に行うためのものであ
る。サーボ領域2には、ヘッドのトラック中心からの位
置を検出するための1対のウォブルピット10と、サー
ボ情報ビットに同期したクロック信号を得るための1個
の同期用ピット11とが形成されており、データ領域3
には、多数の記録情報ピット12が一列に形成されてい
る。この記録情報ピット12により、同期パターン6や
データマーク7やデータ8や冗長ビット9が実現されて
いる。すなわち、図5および図6に示す従来の情報記録
媒体との相違点は、冗長ビット9を付与したことであ
る。
ータは情報トラック4上の所定数のデータ領域3がセク
タ5と呼ばれるブロック単位を形成している。各セクタ
5の先頭のデータ領域3には、同期パターン6とデータ
マーク7とデータ8とが記録されており、各セクタ5の
他の各データ領域3には、冗長ビット9とデータ8とが
記録されている。同期パターン6は、各セクタ5の先頭
のデータ領域3の先頭に配置されており、後述の記録情
報ピットに対応する記録情報ビットに同期したクロック
信号を得るためのものである。データマーク7は、同期
パターン6の次に配置されており、データ8の始端を認
識するためのものである。データ8は、データマーク7
あるいは冗長ビット9の次に配置されており、再生され
るべきデータである。冗長ビット9は、本実施例では3
ビットで、各セクタ5の先頭以外の全てのデータ領域3
の先頭に配置されており、情報記録媒体1の回転にむら
が生じてもデータ8の復調を正確に行うためのものであ
る。サーボ領域2には、ヘッドのトラック中心からの位
置を検出するための1対のウォブルピット10と、サー
ボ情報ビットに同期したクロック信号を得るための1個
の同期用ピット11とが形成されており、データ領域3
には、多数の記録情報ピット12が一列に形成されてい
る。この記録情報ピット12により、同期パターン6や
データマーク7やデータ8や冗長ビット9が実現されて
いる。すなわち、図5および図6に示す従来の情報記録
媒体との相違点は、冗長ビット9を付与したことであ
る。
【0017】図3は上記情報記録媒体から記録情報を再
生する情報再生装置の構成図で、この情報再生装置は、
PLL回路14と、データマーク検出回路15と、カウ
ンタ16と、コンパレータ17と、レジスタ18と、冗
長ビット検出回路19と、デコーダ20と、論理和回路
21と、記録情報入力端子22と、復調信号出力端子2
3とを備えている。PLL回路14は、上記情報記録媒
体を再生する再生ヘッドから記録情報入力端子22など
を介して入力された記録情報に基づいて、記録情報ピッ
ト12に対応する記録情報ビットに同期したクロック信
号と、記録情報ビットにより構成される情報ビットデー
タとを発生し、クロック信号をデータマーク検出回路1
5とカウンタ16と冗長ビット検出回路19とデコーダ
20とに渡し、情報ビットデータをデータマーク検出回
路15と冗長ビット検出回路19とデコーダ20とに渡
す。データマーク検出回路15は、PLL回路14から
のクロック信号と情報ビットデータとに基づいてセクタ
5に記録されているデータマーク7を検出して検出信号
を発生し、カウンタ16と論理和回路21とに渡す。カ
ウンタ16は、データマーク検出回路15から検出信号
が入力されることにより初期値が設定され、PLL回路
14からのクロック信号のカウントを開始する。コンパ
レータ17は、カウンタ16のカウンタ値とレジスタ1
8の設定値とを比較し、両者が一致したときに一致信号
を発生してカウンタ16と冗長ビット検出回路19とに
渡す。レジスタ18には、再生ヘッドがデータ領域3の
始端からサーボ領域2の終端までを再生する時間をクロ
ック信号の周期で割った値が設定されている。冗長ビッ
ト検出回路19は、コンパレータ17から一致信号が入
力されると、PLL回路14からの情報ビットデータの
中から3ビットの冗長ビットを検出し始め、検出すると
検出信号を発生して論理和回路21に渡す。デコーダ2
0は、論理和回路21から論理和を受け取ると、PLL
回路14からのクロック信号に同期してPLL回路14
からの情報ビットデータの復調を開始する。論理和回路
21は、データマーク検出回路15からの検出信号と冗
長ビット検出回路19からの検出信号との論理和を取
り、デコーダ20に渡す。
生する情報再生装置の構成図で、この情報再生装置は、
PLL回路14と、データマーク検出回路15と、カウ
ンタ16と、コンパレータ17と、レジスタ18と、冗
長ビット検出回路19と、デコーダ20と、論理和回路
21と、記録情報入力端子22と、復調信号出力端子2
3とを備えている。PLL回路14は、上記情報記録媒
体を再生する再生ヘッドから記録情報入力端子22など
を介して入力された記録情報に基づいて、記録情報ピッ
ト12に対応する記録情報ビットに同期したクロック信
号と、記録情報ビットにより構成される情報ビットデー
タとを発生し、クロック信号をデータマーク検出回路1
5とカウンタ16と冗長ビット検出回路19とデコーダ
20とに渡し、情報ビットデータをデータマーク検出回
路15と冗長ビット検出回路19とデコーダ20とに渡
す。データマーク検出回路15は、PLL回路14から
のクロック信号と情報ビットデータとに基づいてセクタ
5に記録されているデータマーク7を検出して検出信号
を発生し、カウンタ16と論理和回路21とに渡す。カ
ウンタ16は、データマーク検出回路15から検出信号
が入力されることにより初期値が設定され、PLL回路
14からのクロック信号のカウントを開始する。コンパ
レータ17は、カウンタ16のカウンタ値とレジスタ1
8の設定値とを比較し、両者が一致したときに一致信号
を発生してカウンタ16と冗長ビット検出回路19とに
渡す。レジスタ18には、再生ヘッドがデータ領域3の
始端からサーボ領域2の終端までを再生する時間をクロ
ック信号の周期で割った値が設定されている。冗長ビッ
ト検出回路19は、コンパレータ17から一致信号が入
力されると、PLL回路14からの情報ビットデータの
中から3ビットの冗長ビットを検出し始め、検出すると
検出信号を発生して論理和回路21に渡す。デコーダ2
0は、論理和回路21から論理和を受け取ると、PLL
回路14からのクロック信号に同期してPLL回路14
からの情報ビットデータの復調を開始する。論理和回路
21は、データマーク検出回路15からの検出信号と冗
長ビット検出回路19からの検出信号との論理和を取
り、デコーダ20に渡す。
【0018】次に上記情報再生装置の動作を説明する。
上記情報記録媒体1に記録されたディジタル信号を再生
する際には、先ず記録情報ピット12に対応する記録情
報ビットに同期したクロック信号が必要となる。このた
めPLL回路14が、記録情報入力端子22などを介し
て入力された記録情報に基づいて、内蔵している発振器
の発振周波数および位相がデータ領域3に記録されてい
る同期パターン6の周波数および位相と一致するように
制御し、記録情報ピット12に対応する記録情報ビット
に同期したクロック信号を発生して、データマーク検出
回路15とカウンタ16と冗長ビット検出回路19とデ
コーダ20とに渡す。さらにPLL回路14が、記録情
報入力端子22などを介して入力された記録情報に基づ
いて、記録情報ビットにより構成される情報ビットデー
タを発生してデータマーク検出回路15と冗長ビット検
出回路19とデコーダ20とに渡す。そしてデータマー
ク検出回路15が、PLL回路14からのクロック信号
に同期してPLL回路14から情報ビットデータを取り
込み、情報ビットデータの中からデータマーク7を検出
すると、検出信号を発生してカウンタ16と論理和回路
21とに渡す。そしてカウンタ16が、データマーク検
出回路15から検出信号が入力されることにより初期値
が設定され、PLL回路14からのクロック信号のカウ
ントを開始する。この初期値は、再生ヘッドがデータ領
域3の始端からデータマーク7の終端までを再生する時
間をクロック信号の周期で割った値と同じである。一
方、レジスタ18には、再生ヘッドがデータ領域3の始
端からサーボ領域2の終端までを再生する時間をクロッ
ク信号の周期で割った値が設定されている。そしてコン
パレータ17が、カウンタ16のカウント値とレジスタ
18の設定値とを比較し、2つの値が一致したときに一
致信号を発生してカウンタ16と冗長ビット検出回路1
9とに渡す。つまり、コンパレータ17からの一致信号
の周期は、再生ヘッドがサーボ領域2とデータ領域3と
の両領域を移動する時間と一致し、位相はデータ領域3
の始端と一致している。なお、コンパレータ17からの
一致信号によりカウンタ16はクリアされ、カウントを
再開する。このとき、初期値は設定されない。そして冗
長ビット検出回路19が、コンパレータ17から一致信
号が入力されたときに、PLL回路14からの情報ビッ
トデータの中から3ビットの冗長ビット9を検出し始め
る。このとき、コンパレータ17からの一致信号がサー
ボ領域2の終端より若干早めに発生するようにレジスタ
18の設定値を合わせておく。つまり、レジスタ18の
設定値を少なめに設定しておけば、情報記録媒体1が回
転変動を起こしても、3ビットの冗長ビット9を確実に
検出できる。さらに冗長ビット検出回路19が、冗長ビ
ット9を検出すると、検出信号を発生して論理和回路2
1に渡す。そして論理和回路21が、データマーク検出
回路15からの検出信号と冗長ビット検出回路19から
の検出信号との論理和をデコーダ20に渡す。そしてデ
コーダ20が、論理和回路21からの論理和をデータ復
調開始信号として、PLL回路14からの情報ビットデ
ータを復調し、復調信号を復調信号出力端子23に出力
する。すなわち、セクタ5の最初のデータ領域3に記録
されているデータ8を復調するときはデータマーク検出
回路15からの検出信号を、またセクタ5の2番目以降
のデータ領域3に記録されているデータ8を復調すると
きは冗長ビット検出回路19からの検出信号を、それぞ
れデータ復調開始信号として使用するので、サーボ情報
と混同せずにデータ情報のみを復調できる。
上記情報記録媒体1に記録されたディジタル信号を再生
する際には、先ず記録情報ピット12に対応する記録情
報ビットに同期したクロック信号が必要となる。このた
めPLL回路14が、記録情報入力端子22などを介し
て入力された記録情報に基づいて、内蔵している発振器
の発振周波数および位相がデータ領域3に記録されてい
る同期パターン6の周波数および位相と一致するように
制御し、記録情報ピット12に対応する記録情報ビット
に同期したクロック信号を発生して、データマーク検出
回路15とカウンタ16と冗長ビット検出回路19とデ
コーダ20とに渡す。さらにPLL回路14が、記録情
報入力端子22などを介して入力された記録情報に基づ
いて、記録情報ビットにより構成される情報ビットデー
タを発生してデータマーク検出回路15と冗長ビット検
出回路19とデコーダ20とに渡す。そしてデータマー
ク検出回路15が、PLL回路14からのクロック信号
に同期してPLL回路14から情報ビットデータを取り
込み、情報ビットデータの中からデータマーク7を検出
すると、検出信号を発生してカウンタ16と論理和回路
21とに渡す。そしてカウンタ16が、データマーク検
出回路15から検出信号が入力されることにより初期値
が設定され、PLL回路14からのクロック信号のカウ
ントを開始する。この初期値は、再生ヘッドがデータ領
域3の始端からデータマーク7の終端までを再生する時
間をクロック信号の周期で割った値と同じである。一
方、レジスタ18には、再生ヘッドがデータ領域3の始
端からサーボ領域2の終端までを再生する時間をクロッ
ク信号の周期で割った値が設定されている。そしてコン
パレータ17が、カウンタ16のカウント値とレジスタ
18の設定値とを比較し、2つの値が一致したときに一
致信号を発生してカウンタ16と冗長ビット検出回路1
9とに渡す。つまり、コンパレータ17からの一致信号
の周期は、再生ヘッドがサーボ領域2とデータ領域3と
の両領域を移動する時間と一致し、位相はデータ領域3
の始端と一致している。なお、コンパレータ17からの
一致信号によりカウンタ16はクリアされ、カウントを
再開する。このとき、初期値は設定されない。そして冗
長ビット検出回路19が、コンパレータ17から一致信
号が入力されたときに、PLL回路14からの情報ビッ
トデータの中から3ビットの冗長ビット9を検出し始め
る。このとき、コンパレータ17からの一致信号がサー
ボ領域2の終端より若干早めに発生するようにレジスタ
18の設定値を合わせておく。つまり、レジスタ18の
設定値を少なめに設定しておけば、情報記録媒体1が回
転変動を起こしても、3ビットの冗長ビット9を確実に
検出できる。さらに冗長ビット検出回路19が、冗長ビ
ット9を検出すると、検出信号を発生して論理和回路2
1に渡す。そして論理和回路21が、データマーク検出
回路15からの検出信号と冗長ビット検出回路19から
の検出信号との論理和をデコーダ20に渡す。そしてデ
コーダ20が、論理和回路21からの論理和をデータ復
調開始信号として、PLL回路14からの情報ビットデ
ータを復調し、復調信号を復調信号出力端子23に出力
する。すなわち、セクタ5の最初のデータ領域3に記録
されているデータ8を復調するときはデータマーク検出
回路15からの検出信号を、またセクタ5の2番目以降
のデータ領域3に記録されているデータ8を復調すると
きは冗長ビット検出回路19からの検出信号を、それぞ
れデータ復調開始信号として使用するので、サーボ情報
と混同せずにデータ情報のみを復調できる。
【0019】このように、再生時にデータ領域3の始端
に付与された冗長ビット9を検出することから、情報記
録媒体1の回転変動によるデータ領域3の位置ずれが生
じても、データ領域3に記録された記録情報の先頭を確
実に検出し、ビットの欠落無しにデータ領域3のデータ
を正確に復調できる。 (実施例2)図4は本発明の実施例2における情報再生
装置の構成図で、この情報再生装置は、PLL回路31
と、同期用ピット検出回路32と、カウンタ33と、コ
ンパレータ34と、レジスタ35と、冗長ビット検出回
路36と、デコーダ37と、記録情報入力端子38と、
サーボ情報入力端子39と、復調信号出力端子40とを
備えている。PLL回路31は、上記情報記録媒体1を
再生する再生ヘッドから記録情報入力端子38などを介
して入力された記録情報に基づいて、記録情報ピット1
2に対応する記録情報ビットに同期したクロック信号
と、記録情報ビットにより構成される情報ビットデータ
とを発生し、クロック信号をカウンタ33と冗長ビット
検出回路36とデコーダ37とに渡し、情報ビットデー
タをカウンタ33と冗長ビット検出回路36とデコーダ
37とに渡す。同期用ピット検出回路32は、サーボ情
報入力端子39などを介して入力されるサーボ情報から
同期用ピット11を検出し、検出信号をカウンタ33に
渡す。カウンタ33は、同期用ピット検出回路32から
の検出信号をカウント開始信号として、PLL回路31
からのクロック信号をカウントし、そのカウント値をコ
ンパレータ34に渡す。コンパレータ34は、カウンタ
33のカウンタ値とレジスタ35の設定値とを比較し、
両者が一致したときに一致信号を発生して冗長ビット検
出回路36に渡す。レジスタ35には、再生ヘッドが同
期用ピット11の記録位置からサーボ領域2の終端まで
再生する時間をクロック信号の周期で割った値が設定さ
れている。冗長ビット検出回路36は、コンパレータ3
4から一致信号が入力されると、PLL回路31からの
情報ビットデータの中から3ビットの冗長ビット9を検
出し始め、検出すると検出信号を発生してデコーダ37
に渡す。デコーダ37は、冗長ビット検出回路36から
検出信号が入力されたときに、PLL回路31からのク
ロック信号に同期してPLL回路31からの情報ビット
データの復調を開始し、復調信号を復調信号出力端子4
0に出力する。
に付与された冗長ビット9を検出することから、情報記
録媒体1の回転変動によるデータ領域3の位置ずれが生
じても、データ領域3に記録された記録情報の先頭を確
実に検出し、ビットの欠落無しにデータ領域3のデータ
を正確に復調できる。 (実施例2)図4は本発明の実施例2における情報再生
装置の構成図で、この情報再生装置は、PLL回路31
と、同期用ピット検出回路32と、カウンタ33と、コ
ンパレータ34と、レジスタ35と、冗長ビット検出回
路36と、デコーダ37と、記録情報入力端子38と、
サーボ情報入力端子39と、復調信号出力端子40とを
備えている。PLL回路31は、上記情報記録媒体1を
再生する再生ヘッドから記録情報入力端子38などを介
して入力された記録情報に基づいて、記録情報ピット1
2に対応する記録情報ビットに同期したクロック信号
と、記録情報ビットにより構成される情報ビットデータ
とを発生し、クロック信号をカウンタ33と冗長ビット
検出回路36とデコーダ37とに渡し、情報ビットデー
タをカウンタ33と冗長ビット検出回路36とデコーダ
37とに渡す。同期用ピット検出回路32は、サーボ情
報入力端子39などを介して入力されるサーボ情報から
同期用ピット11を検出し、検出信号をカウンタ33に
渡す。カウンタ33は、同期用ピット検出回路32から
の検出信号をカウント開始信号として、PLL回路31
からのクロック信号をカウントし、そのカウント値をコ
ンパレータ34に渡す。コンパレータ34は、カウンタ
33のカウンタ値とレジスタ35の設定値とを比較し、
両者が一致したときに一致信号を発生して冗長ビット検
出回路36に渡す。レジスタ35には、再生ヘッドが同
期用ピット11の記録位置からサーボ領域2の終端まで
再生する時間をクロック信号の周期で割った値が設定さ
れている。冗長ビット検出回路36は、コンパレータ3
4から一致信号が入力されると、PLL回路31からの
情報ビットデータの中から3ビットの冗長ビット9を検
出し始め、検出すると検出信号を発生してデコーダ37
に渡す。デコーダ37は、冗長ビット検出回路36から
検出信号が入力されたときに、PLL回路31からのク
ロック信号に同期してPLL回路31からの情報ビット
データの復調を開始し、復調信号を復調信号出力端子4
0に出力する。
【0020】次に上記情報再生装置の動作を説明する。
上記情報記録媒体1に記録されたディジタル信号を再生
する際には、先ず記録情報ピット12に対応する記録情
報ビットに同期したクロック信号が必要となる。このた
めPLL回路31が、再生ヘッドから記録情報入力端子
38などを介して入力された記録情報に基づいて、内蔵
している発振器の発振周波数および位相がデータ領域3
に記録されている同期パターン6の周波数および位相と
一致するように制御し、記録情報ピット12に対応する
記録情報ビットに同期したクロック信号を発生して、カ
ウンタ33と冗長ビット検出回路36とデコーダ37と
に渡す。さらにPLL回路31が、記録情報入力端子3
8などを介して入力された記録情報に基づいて、記録情
報ビットにより構成される情報ビットデータをカウンタ
33と冗長ビット検出回路36とデコーダ37とに渡
す。そして同期用ピット検出回路32が、サーボ情報入
力端子39などを介して入力されるサーボ情報から同期
用ピット11を検出して検出信号を発生し、カウンタ3
3に渡す。そしてカウンタ33が、同期用ピット検出回
路32から検出信号27が入力されることによりクリア
され、PLL回路31からのクロック信号のカウントを
開始する。一方、レジスタ35には、再生ヘッドが同期
用ピット11の記録位置からサーボ領域2の終端までを
再生する時間をクロック信号の周期で割った値が設定さ
れている。そしてコンパレータ34が、カウンタ33の
カウント値とレジスタ35の設定値とを比較し、2つの
値が一致したときに一致信号を発生して冗長ビット検出
回路36に渡す。つまり、コンパレータ34からの一致
信号の周期は、再生ヘッドがサーボ領域2とデータ領域
3との両領域を移動する時間と一致し、位相はデータ領
域3の始端と一致している。そして冗長ビット検出回路
36が、コンパレータ34から一致信号が入力される
と、PLL回路31からの情報ビットデータから3ビッ
トの冗長ビット9を検出し始める。このとき、コンパレ
ータ34からの一致信号がサーボ領域2の終端より若干
早めに発生するようにレジスタ35の設定値を設定して
いる。すなわち、レジスタ35の設定値を少なめに設定
しておけば、情報記録媒体1が回転変動を起こしても、
3ビットの冗長ビット9を確実に検出できる。さらに冗
長ビット検出回路36が、冗長ビット9を検出すると、
検出信号を発生してデコーダ37に渡す。そしてデコー
ダ37が、冗長ビット検出回路36からの検出信号をデ
ータ復調開始信号として、PLL回路31からの情報ビ
ットデータを復調し、復調信号を復調信号出力端子40
に出力する。すなわち、冗長ビット検出回路36からの
検出信号をデータ復調開始信号として使用するので、サ
ーボ情報と混同せずにデータ情報のみをデータ復調でき
る。
上記情報記録媒体1に記録されたディジタル信号を再生
する際には、先ず記録情報ピット12に対応する記録情
報ビットに同期したクロック信号が必要となる。このた
めPLL回路31が、再生ヘッドから記録情報入力端子
38などを介して入力された記録情報に基づいて、内蔵
している発振器の発振周波数および位相がデータ領域3
に記録されている同期パターン6の周波数および位相と
一致するように制御し、記録情報ピット12に対応する
記録情報ビットに同期したクロック信号を発生して、カ
ウンタ33と冗長ビット検出回路36とデコーダ37と
に渡す。さらにPLL回路31が、記録情報入力端子3
8などを介して入力された記録情報に基づいて、記録情
報ビットにより構成される情報ビットデータをカウンタ
33と冗長ビット検出回路36とデコーダ37とに渡
す。そして同期用ピット検出回路32が、サーボ情報入
力端子39などを介して入力されるサーボ情報から同期
用ピット11を検出して検出信号を発生し、カウンタ3
3に渡す。そしてカウンタ33が、同期用ピット検出回
路32から検出信号27が入力されることによりクリア
され、PLL回路31からのクロック信号のカウントを
開始する。一方、レジスタ35には、再生ヘッドが同期
用ピット11の記録位置からサーボ領域2の終端までを
再生する時間をクロック信号の周期で割った値が設定さ
れている。そしてコンパレータ34が、カウンタ33の
カウント値とレジスタ35の設定値とを比較し、2つの
値が一致したときに一致信号を発生して冗長ビット検出
回路36に渡す。つまり、コンパレータ34からの一致
信号の周期は、再生ヘッドがサーボ領域2とデータ領域
3との両領域を移動する時間と一致し、位相はデータ領
域3の始端と一致している。そして冗長ビット検出回路
36が、コンパレータ34から一致信号が入力される
と、PLL回路31からの情報ビットデータから3ビッ
トの冗長ビット9を検出し始める。このとき、コンパレ
ータ34からの一致信号がサーボ領域2の終端より若干
早めに発生するようにレジスタ35の設定値を設定して
いる。すなわち、レジスタ35の設定値を少なめに設定
しておけば、情報記録媒体1が回転変動を起こしても、
3ビットの冗長ビット9を確実に検出できる。さらに冗
長ビット検出回路36が、冗長ビット9を検出すると、
検出信号を発生してデコーダ37に渡す。そしてデコー
ダ37が、冗長ビット検出回路36からの検出信号をデ
ータ復調開始信号として、PLL回路31からの情報ビ
ットデータを復調し、復調信号を復調信号出力端子40
に出力する。すなわち、冗長ビット検出回路36からの
検出信号をデータ復調開始信号として使用するので、サ
ーボ情報と混同せずにデータ情報のみをデータ復調でき
る。
【0021】このように、再生時にデータ領域3の始端
に付与された冗長ビット9を検出することから、情報記
録媒体1の回転変動によるデータ領域3の位置ずれが生
じても、データ領域3に記録された記録情報の先頭を確
実に検出し、ビットの欠落無しにデータ領域3のデータ
を正確に復調できる。さらに、同期用ピット11からデ
ータ領域3の終端までの間隔は、データ領域3の始端か
ら終端までの間隔よりも短いので、データ領域3に記録
された記録情報の先頭を一層確実に検出でき、データ領
域3のデータを一層正確に復調できる。
に付与された冗長ビット9を検出することから、情報記
録媒体1の回転変動によるデータ領域3の位置ずれが生
じても、データ領域3に記録された記録情報の先頭を確
実に検出し、ビットの欠落無しにデータ領域3のデータ
を正確に復調できる。さらに、同期用ピット11からデ
ータ領域3の終端までの間隔は、データ領域3の始端か
ら終端までの間隔よりも短いので、データ領域3に記録
された記録情報の先頭を一層確実に検出でき、データ領
域3のデータを一層正確に復調できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ラック上にサーボ領域とデータ領域とが交互にかつ周期
的に配置された円盤状の情報記録媒体において、データ
領域の始端に複数個の冗長ビットを付与したので、再生
時に冗長ビットを検出することにより、情報記録媒体の
回転変動によるデータ領域の位置ずれが生じても、デー
タ領域に記録された記録情報の先頭を確実に検出し、ビ
ットの欠落無しにデータ領域のデータを正確に復調し得
る。
ラック上にサーボ領域とデータ領域とが交互にかつ周期
的に配置された円盤状の情報記録媒体において、データ
領域の始端に複数個の冗長ビットを付与したので、再生
時に冗長ビットを検出することにより、情報記録媒体の
回転変動によるデータ領域の位置ずれが生じても、デー
タ領域に記録された記録情報の先頭を確実に検出し、ビ
ットの欠落無しにデータ領域のデータを正確に復調し得
る。
【0023】また、トラック上にサーボ領域とデータ領
域とが交互にかつ周期的に配置され、データ領域の始端
に複数個の冗長ビットが付与された情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生装置であって、データ領
域の記録情報ビットに同期したクロック信号を発生する
クロック信号発生手段と、クロック信号発生手段により
発生されたクロック信号を計数する計数手段と、データ
領域の始端からサーボ領域の終端までの時間間隔をクロ
ック信号の周期で割った値と計数手段の計数値とを比較
して両者が一致したことを検出する比較手段と、比較手
段により一致が検出されたときにデータ領域の始端に記
録されている冗長ビットの検出を開始する冗長ビット検
出手段と、冗長ビット検出手段により冗長ビットが検出
されたときにデータ領域の記録情報の復調を開始する復
調手段と、を備えれば、再生時にデータ領域の始端に付
与された冗長ビットを検出することから、情報記録媒体
の回転変動によるデータ領域の位置ずれが生じても、デ
ータ領域に記録された記録情報の先頭を確実に検出し、
ビットの欠落無しにデータ領域のデータを正確に復調で
きる。
域とが交互にかつ周期的に配置され、データ領域の始端
に複数個の冗長ビットが付与された情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生装置であって、データ領
域の記録情報ビットに同期したクロック信号を発生する
クロック信号発生手段と、クロック信号発生手段により
発生されたクロック信号を計数する計数手段と、データ
領域の始端からサーボ領域の終端までの時間間隔をクロ
ック信号の周期で割った値と計数手段の計数値とを比較
して両者が一致したことを検出する比較手段と、比較手
段により一致が検出されたときにデータ領域の始端に記
録されている冗長ビットの検出を開始する冗長ビット検
出手段と、冗長ビット検出手段により冗長ビットが検出
されたときにデータ領域の記録情報の復調を開始する復
調手段と、を備えれば、再生時にデータ領域の始端に付
与された冗長ビットを検出することから、情報記録媒体
の回転変動によるデータ領域の位置ずれが生じても、デ
ータ領域に記録された記録情報の先頭を確実に検出し、
ビットの欠落無しにデータ領域のデータを正確に復調で
きる。
【0024】また、トラック上にサーボ領域とデータ領
域とが交互にかつ周期的に配置され、データ領域の始端
に複数個の冗長ビットが付与された情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生装置であって、データ領
域の記録情報ビットに同期したクロック信号を発生する
クロック信号発生手段と、サーボ領域に記録されている
同期用ピットを検出する同期用ピット検出手段と、同期
用ピット検出手段により同期用ピットが検出されたとき
にクロック信号発生手段により発生されたクロック信号
の計数を開始する計数手段と、サーボ領域の同期用ピッ
トからデータ領域の始端までの時間間隔をクロック信号
の周期で割った値と計数手段の計数値とを比較して両者
が一致したことを検出する比較手段と、比較手段により
一致が検出されたときにデータ領域の始端に記録されて
いる冗長ビットの検出を開始する冗長ビット検出手段
と、冗長ビット検出手段により冗長ビットが検出された
ときにデータ領域の記録情報の復調を開始する復調手段
と、を備えれば、再生時にデータ領域の始端に付与され
た冗長ビットを検出することから、情報記録媒体の回転
変動によるデータ領域の位置ずれが生じても、データ領
域に記録された記録情報の先頭を確実に検出し、ビット
の欠落無しにデータ領域のデータを正確に復調できる。
さらに、同期用ピットからサーボ領域の終端までの間隔
は、サーボ領域の始端から終端までの間隔よりも短いの
で、データ領域に記録された記録情報の先頭を一層確実
に検出でき、データ領域のデータを一層正確に復調でき
る。
域とが交互にかつ周期的に配置され、データ領域の始端
に複数個の冗長ビットが付与された情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生装置であって、データ領
域の記録情報ビットに同期したクロック信号を発生する
クロック信号発生手段と、サーボ領域に記録されている
同期用ピットを検出する同期用ピット検出手段と、同期
用ピット検出手段により同期用ピットが検出されたとき
にクロック信号発生手段により発生されたクロック信号
の計数を開始する計数手段と、サーボ領域の同期用ピッ
トからデータ領域の始端までの時間間隔をクロック信号
の周期で割った値と計数手段の計数値とを比較して両者
が一致したことを検出する比較手段と、比較手段により
一致が検出されたときにデータ領域の始端に記録されて
いる冗長ビットの検出を開始する冗長ビット検出手段
と、冗長ビット検出手段により冗長ビットが検出された
ときにデータ領域の記録情報の復調を開始する復調手段
と、を備えれば、再生時にデータ領域の始端に付与され
た冗長ビットを検出することから、情報記録媒体の回転
変動によるデータ領域の位置ずれが生じても、データ領
域に記録された記録情報の先頭を確実に検出し、ビット
の欠落無しにデータ領域のデータを正確に復調できる。
さらに、同期用ピットからサーボ領域の終端までの間隔
は、サーボ領域の始端から終端までの間隔よりも短いの
で、データ領域に記録された記録情報の先頭を一層確実
に検出でき、データ領域のデータを一層正確に復調でき
る。
【図1】本発明の実施例1における情報記録媒体の概念
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例1における情報記録媒体の情報
トラックの概念図である。
トラックの概念図である。
【図3】本発明の実施例1における情報再生録装置の構
成図である。
成図である。
【図4】本発明の実施例2における情報再生録装置の構
成図である。
成図である。
【図5】従来の情報記録媒体の概念図である。
【図6】従来の情報記録媒体の情報トラックの概念図で
ある。
ある。
【図7】従来の情報再生装置の構成図である。
【図8】別の従来の情報再生装置の構成図である。
【図9】従来の情報再生装置の動作を説明するタイミン
グチャートである。
グチャートである。
1 情報記録媒体 2 サーボ領域 3 データ領域 4 情報トラック 9 冗長ビット 11 同期用ピット 14 PLL回路 15 データマーク検出回路 16 カウンタ 17 コンパレータ 18 レジスタ 19 冗長ビット検出回路 20 デコーダ 21 論理和回路 31 PLL回路 32 同期用ピット検出回路 33 カウンタ 34 コンパレータ 35 レジスタ 36 冗長ビット検出回路 37 デコーダ
Claims (3)
- 【請求項1】 トラック上にサーボ領域とデータ領域と
が交互にかつ周期的に配置された円盤状の情報記録媒体
において、 前記データ領域の始端に複数個の冗長ビットを付与した
ことを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項2】 トラック上にサーボ領域とデータ領域と
が交互にかつ周期的に配置され、前記データ領域の始端
に複数個の冗長ビットが付与された情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生装置であって、 前記データ領域の記録情報ビットに同期したクロック信
号を発生するクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段により発生されたクロック信
号を計数する計数手段と、 前記データ領域の始端から前記サーボ領域の終端までの
時間間隔を前記クロック信号の周期で割った値と前記計
数手段の計数値とを比較して両者が一致したことを検出
する比較手段と、 前記比較手段により一致が検出されたときに前記データ
領域の始端に記録されている前記冗長ビットの検出を開
始する冗長ビット検出手段と、 前記冗長ビット検出手段により前記冗長ビットが検出さ
れたときに前記データ領域の記録情報の復調を開始する
復調手段と、 を備えたことを特徴とする情報再生装置。 - 【請求項3】 トラック上にサーボ領域とデータ領域と
が交互にかつ周期的に配置され、前記データ領域の始端
に複数個の冗長ビットが付与された情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生装置であって、 前記データ領域の記録情報ビットに同期したクロック信
号を発生するクロック信号発生手段と、 前記サーボ領域に記録されている同期用ピットを検出す
る同期用ピット検出手段と、 前記同期用ピット検出手段により同期用ピットが検出さ
れたときに前記クロック信号発生手段により発生された
クロック信号の計数を開始する計数手段と、 前記サーボ領域の同期用ピットから前記データ領域の始
端までの時間間隔を前記クロック信号の周期で割った値
と前記計数手段の計数値とを比較して両者が一致したこ
とを検出する比較手段と、 前記比較手段により一致が検出されたときに前記データ
領域の始端に記録されている前記冗長ビットの検出を開
始する冗長ビット検出手段と、 前記冗長ビット検出手段により前記冗長ビットが検出さ
れたときに前記データ領域の記録情報の復調を開始する
復調手段と、 を備えたことを特徴とする情報再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28525493A JPH07141789A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 情報記録媒体および情報再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28525493A JPH07141789A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 情報記録媒体および情報再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141789A true JPH07141789A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17689123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28525493A Pending JPH07141789A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 情報記録媒体および情報再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07141789A (ja) |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP28525493A patent/JPH07141789A/ja active Pending
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