JPH07141477A - コード情報の印刷物 - Google Patents

コード情報の印刷物

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JPH07141477A
JPH07141477A JP5286379A JP28637993A JPH07141477A JP H07141477 A JPH07141477 A JP H07141477A JP 5286379 A JP5286379 A JP 5286379A JP 28637993 A JP28637993 A JP 28637993A JP H07141477 A JPH07141477 A JP H07141477A
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ink
printed
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inks
upper layer
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JP5286379A
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English (en)
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Yasuhiro Tanaka
康弘 田中
Hiroaki Okayama
裕昭 岡山
Shusuke Ono
周佑 小野
Kazutake Boku
一武 朴
Michihiro Yamagata
道弘 山形
Katsu Yamada
克 山田
Yoshiharu Yamamoto
義春 山本
Tomonobu Yoshikawa
智延 吉川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K1/00Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • G06K19/06028Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code with optically detectable marking one-dimensional coding using bar codes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波長特性の異なるインクを複数用いてコード
情報の多重印刷を行う。 【構成】 2つ以上のインクを多重に印刷するとき、1
つのインク4と別のインク5を重ねて印刷する領域8に
おいて市松状のパターン9により2つのインクA,Bが
重ならないように印刷する。 【効果】 インクの波長特性に、大きな制約を設けるこ
となく、多重印刷が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーコードなどのコ
ード情報を印刷したコード情報の印刷物に関するもので
あり、特に複数のバーコードを重ねて印刷する場合のコ
ード情報の印刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、情報をバーコードのような形で印
刷し、このバーコードにより商品などの管理が行われて
いる。多くの情報を小さなスペースに書き込むために
は、バーコードを多重に書き込むことが有効である。従
来の多重書き込みの方法を図20に示す(例えば、特開
平1−305484号公報参照)。ここで、基材となる
紙72は、第1の波長帯域である可視光と第2の波長帯
域である赤外光の両方の光を反射する。ここに、インク
Q73でまずバーコードを印刷する。
【0003】インクQ73の波長特性は、図21(a)
に示すように、可視光帯域において吸収率が高くなって
いる。また、インクQ73は、赤外光帯域では吸収率が
低く、図21(b)に示すように赤外光を反射する分光
特性を持っている。インクQ73でバーコードを印刷し
たさらに上に重ねてインクR74でバーコードを印刷す
る。
【0004】インクR74の波長特性は、図21(a)
に示すように、赤外光帯域での吸収率が大きく、可視光
帯域での吸収率は小さい。一方、インクR74は、図2
1(b)に示すように、可視光での透過率が高く、イン
クQ73に重ねて印刷しても、インクQ73の可視光帯
域での波長特性を十分に利用することができる。なお、
インクQ73の透過率は、波長帯域の違いにかかわら
ず、低い値をとっている。
【0005】図20に示すように印刷した場合、人の目
で認識できるのは可視光帯域での吸収率の高いインクQ
73で印刷したバーコードが黒く見えるだけで、インク
R74で印刷したバーコードは認識できない。インクQ
73で印刷されたバーコードを認識しながら、赤外光を
発するバーコード読み取り装置でスキャンすると、イン
クR74でバーコードが印刷されているところでは赤外
光が吸収されて反射光量が減少するが、基材となる紙7
2や、インクQ73で印刷したバーコード上をスキャン
したときは、赤外光での反射率が高く光量の減少が少な
い。
【0006】したがって、インクR74で印刷されたバ
ーコードが示す情報のみを読み出すことが可能である。
もちろん可視光を発するバーコード読み取り装置でスキ
ャンすると、インクR74は可視光帯域において透過率
が高く、読み取り信号に影響を与えないので、同じくイ
ンクQ73で印刷されたバーコードが示す情報のみを読
み取ることが可能である。すなわち、同じスペースに2
つのバーコードを重畳して印刷することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、重ねて印刷する方の上層のインクに可
視光を透過するという特性が必要条件となり、適用でき
るインクの範囲が限定されてしまうなどの問題点を有し
ていた。この発明は上記問題点に鑑み、インクの特性に
大きな制約条件をつけることなく多重にコード情報を印
刷することができるコード情報の印刷物を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1のコード
情報の印刷物は、異なる波長帯域に対してそれぞれ異な
る特性を持つ2つ以上のインクで、それぞれ異なる2つ
以上のコード情報を重ねて印刷したコード情報の印刷物
であって、2つ以上のコード情報をそれぞれ構成する2
つ以上のインクが重なる領域において、上層のインクを
断続的に配置し、下層のインクを上層のインクの隙間よ
り露出させたことを特徴とする。
【0009】また、この発明の第2のコード情報の印刷
物は、異なる波長帯域に対してそれぞれ異なる特性を持
つ2つ以上のインクで、それぞれ異なる2つ以上のコー
ド情報を重ねて印刷したコード情報の印刷物であって、
異なる波長帯域のいずれに対しても吸収特性を有する被
印刷物基材を用いたことを特徴とする。さらに、この発
明の第3のコード情報の印刷物は、異なる波長帯域に対
してそれぞれ異なる特性を持つ2つ以上のインクで、そ
れぞれ異なる2つ以上のコード情報を重ねて印刷するコ
ード情報の印刷物であって、異なる波長帯域のいずれに
対しても反射特性を有する被印刷物基材上に、異なる特
性を持つ2つ以上のインクで、異なる2つ以上のコード
情報を重ねて印刷し、かつ異なる特性を持つ2つ以上の
インクの特性が、第1のインクは第1の波長帯域に対し
て吸収特性を有するとともに第2の波長帯域に対して透
過特性を有し、第2のインクは第1の波長帯域に対して
透過特性を有するとともに第2の波長帯域に対して吸収
特性を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の第1のコード情報の印刷物によれ
ば、上記した構成によって、異なる波長に対してそれぞ
れ特性の異なるインクを用いて、それぞれ異なるコード
情報を印刷する場合に、コード情報を重ねて印刷する領
域において、異なるインクを、その少なくとも一部が重
ならないように印刷することで、つまり2つ以上のコー
ド情報をそれぞれ構成する2つ以上のインクが重なる領
域において、上層のインクを断続的に配置し、下層のイ
ンクを上層のインクの隙間より露出させるように印刷す
ることで、必要なインクの波長特性を、他のインクの波
長特性により妨害されることなく読み出すことが可能と
なる。
【0011】より具体的には、あるインクの読み出し波
長における特性が吸収特性であったとしても、そこに重
ねて印刷されている別のインクの特性が反射特性であっ
た場合、別のインクが完全にあるインクに重なって印刷
されていると、その読み出し波長の光は下層のあるイン
クに到達される前に別のインクによって反射されて、あ
るインクの吸収特性を妨害してしまう。そこで、少なく
とも2つのインクの一部が重ならないように印刷するこ
と、つまり、上層のインクを断続的に配置し、下層のイ
ンクを上層のインクの隙間より露出させるように印刷す
ることにより、あるインクの吸収特性を検知することが
可能となる。
【0012】また、この発明の第2のコード情報の印刷
物によれば、例えば可視光帯域に反射、赤外光帯域に透
過特性のあるインクと、可視光帯域に透過、赤外光帯域
に反射特性のあるインクとを重ねて、可視光、赤外光い
ずれの帯域においても吸収特性を有する被印刷基材に印
刷することで、多重にバーコードを印刷し読み取ること
が可能となる。
【0013】さらに、この発明の第3のコード情報の印
刷物によれば、第1の波長帯域に吸収、第2の波長帯域
に透過特性のあるインクと、第1の波長帯域に透過、第
2の波長帯域に吸収特性のあるインクとを重ねて、第
1、第2のいずれの波長帯域においても反射特性を有す
る被印刷物基材に印刷することで、多重にバーコードを
印刷し読み取ることが可能となり、限られた領域内に多
くの情報を印刷することができるようになる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。 〔第1の実施例〕図1(a),(b),(c)はこの発
明の第1の実施例のコード情報の印刷物を示す説明図
(平面図,平面図,平面図)である。図1において、
(a)の1次元バーコード1と(b)の1次元バーコー
ド2とを同じ領域に重ねて印刷したものが(c)の多重
印刷バーコード3である。1次元バーコード1と1次元
バーコード2は2つの波長帯域において異なったインク
の特性を有している。1次元バーコード1はインクA4
で印刷され、1次元バーコード2はインクB5で印刷さ
れている。
【0015】図2(a),(b)はそのインクA,Bの
波長特性(吸収率,反射率)を示す特性図である。1次
元バーコード1に用いられているインクAの特性は、図
2(a)に示すように、500nmから700nmのい
わゆる可視光帯域において吸収特性を示し、図2(b)
に示すように、700nmから900nmの赤外光帯域
において反射特性を示す。一方、1次元バーコード2に
用いられているインクBは、図2(b)に示すように、
可視光帯域において反射特性を示し、図2(a)に示す
ように、赤外光帯域において吸収特性を示す。
【0016】以上のように、図1において、2つのイン
クA4,B5の波長特性が異なるため、ヘリウムネオン
レーザの633nmの光と半導体レーザの830nmの
光の2つの波長により、それぞれ独立に2つのバーコー
ド1,2を読み出すことができる。しかし、2つのバー
コード1,2を重ねて印刷した場合、インクA4,B5
の重なった部分のインク特性を考慮する必要がある。
【0017】図3(a),(b)にインクAとインクB
が重なった部分のバーコードの印刷パターンの説明図
(平面図,反射光量比特性図)を示す。図3(a)にお
いて、領域6はインクA4によって印刷されるべきバー
コード1の存在する領域であり、領域7はインクB5に
よって印刷されるべきバーコード2の存在する領域であ
る。領域8がインクA4,B5が重なって印刷される部
分であるが、ここを実際にはインクA4,B5を重ねず
に市松状のパターン9のようにインクA4とインクB5
を交互に印刷することにより、互いのインクA4,B5
が重ならないように微小部分に分割して印刷する。つま
り、上層のインクA4を断続的に配置し、下層のインク
B5を上層のインクA4の隙間より露出させるように印
刷する。
【0018】A−A’線上をスポット状のビーム10で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクA4で印刷された領域で
吸収されるため反射光量が減少し、インクA4とインク
B5が交互に印刷された領域8では、ビーム10の大き
さの方が市松状のパターン9の微小領域よりも大きいた
め、パターン9上を走査したときはインクA4とインク
B5の平均的な反射率すなわち約50%の反射光量とな
り、インクB5上では印刷されている紙と同じように可
視光を反射するため反射光量は増加する。それを示した
のが図3(b)の光量分布曲線11である。
【0019】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を走査すると、同じようにインクB5上で吸収されて図
3(b)の反射光量分布曲線12に示すような反射光量
が得られる。ここで、反射光量に対して約70%のしき
い値を設けると、インクA4で印刷されるべき1次元バ
ーコード1とインクB5で印刷されるべき1次元バーコ
ード2の領域を識別することが可能となる。
【0020】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に吸収のあるインクA4と、赤外域に吸収のある
インクB5を、その重なる領域8の部分において、市松
状に印刷し、2つのインクA4,B5が重ならないよう
に印刷することで、つまり、上層のインク、例えばA4
を断続的に配置し、下層のインクB5を上層のインクB
4の隙間より露出させるように印刷することにより、多
重にバーコード1,2を印刷し読み取ることが可能とな
り、限られた領域内に多くの情報を印刷することができ
るようになる。
【0021】〔第2の実施例〕図4(a),(b)はこ
の発明の第2の実施例のコード情報の印刷物を示す説明
図(平面図,反射光量比特性図)である。図4(a)に
インクA,Bが重なった部分のバーコードの別の印刷パ
ターンを示す。図4(a)において、領域13はインク
A4によって印刷されるべきバーコードの存在する領域
であり、領域14はインクB5によって印刷されるべき
バーコードの領域である。領域15が重なって印刷され
る部分であるが、ここを実際にはインクA4,B5を重
ねずにストライプ状のパターン16のようにインクA4
とインクB5を交互に印刷することにより、互いのイン
クA4,B5が重ならないように幅の細い直線部分に分
割して印刷する。
【0022】A−A’線上をスポット状のビーム17で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクA4の領域で吸収される
ため反射光量が減少し、インクA4とインクB5が交互
に印刷された領域15では、ビーム17の大きさの方が
ストライプ状のパターン16の細い幅よりも大きいた
め、パターン15上を走査したときはインクA4とイン
クB5の平均的な反射率すなわち約50%の反射光量と
なり、インクB5上では印刷されている紙と同じように
可視光を反射するため反射光量は増加する。それを示し
たのが図4(b)の光量分布曲線18である。
【0023】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を走査すると、同じようにインクB5上では吸収されて
図4(b)の反射光量分布曲線19に示すような反射光
量が得られる。ここで、反射光量に対して約70%のし
きい値を設けると、インクA4で印刷されるべき1次元
バーコード1とインクB5で印刷されるべき1次元バー
コード2の領域を識別することが可能となる。
【0024】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に吸収のあるインクA4と、赤外域に吸収のある
インクB5を、その重なる領域15の部分において、ス
トライプ状に印刷し、2つのインクA4,B5が重なら
ないように印刷することで、つまり、上層のインク、例
えばA4を断続的に配置し、下層のインクB5を上層の
インクB4の隙間より露出させるように印刷することに
より、多重にバーコードを印刷し読み取ることが可能と
なり、限られた領域内に多くの情報を印刷することがで
きるようになる。
【0025】〔第3の実施例〕図5(a),(b)はこ
の発明の第3の実施例のコード情報の印刷物を示す説明
図(平面図,反射光量比特性図)である。図5(a)に
インクA,Bが重なった部分のバーコードの別の印刷パ
ターンを示す。図5(a)において、領域20はインク
A4によって印刷されるべきバーコードの存在する領域
であり、領域21はインクB5によって印刷されるべき
バーコードの領域である。領域22が重なって印刷され
る部分であるが、ここを実際にはインクA4,B5を重
ねずにランダムドット状のパターン23のようにインク
A4とインクB5をランダムな大きさの円形状パターン
をランダムな位置に配置して印刷する。
【0026】A−A’線上をスポット状のビーム24で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクA4の領域で吸収される
ため反射光量が減少し、インクA4とインクB5がラン
ダム状に印刷された領域22では、ビーム24の大きさ
の方がランダムな円形状パターンのもっとも大きな円よ
りもさらに大きいため、パターン23上を走査したとき
はインクA4とインクB5と紙の平均的な反射率すなわ
ち約60%の反射光量となり、インクB5上では印刷さ
れている紙と同じように可視光を反射するため反射光量
は増加する。それを示したのが図5(b)の光量分布曲
線25である。
【0027】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を走査すると、同じようにインクB5上では吸収されて
図5(b)の反射光量分布曲線26に示すような反射光
量が得られる。ここで、反射光量に対して約80%のし
きい値を設けると、インクA4で印刷されるべき1次元
バーコード1とインクB5で印刷されるべき1次元バー
コード2の領域を識別することが可能となる。
【0028】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に吸収のあるインクA4と、赤外域に吸収のある
インクB5を、その重なる領域22の部分において、ラ
ンダム状の円形パターンとして2つのインクA4,B5
を印刷し、2つのインクA4,B5の少なくとも一部が
重ならないように印刷することで、つまり、上層のイン
ク、例えばA4を断続的に配置し、下層のインクB5を
上層のインクB4の隙間より露出させるように印刷する
ことにより、多重にバーコードを印刷し読み取ることが
可能となり、限られた領域内に多くの情報を印刷するこ
とができるようになる。さらに、重なる領域にランダム
にパターン23を印刷するため、厳密な印刷上の位置合
わせが必要でない。
【0029】〔第4の実施例〕つぎに、この発明の第6
の実施例のコード情報の印刷物について説明する。図6
はこの第4の実施例のコード情報の印刷物におけるイン
クC,Dの波長特性(吸収率,反射率)を示す特性図で
ある。インクCは、700nmから900nmの第1の
赤外光帯域で高い吸収率を示し、900nmから110
0nmの第2の赤外光帯域で高い反射率を示している。
一方、インクDは、700nmから900nmにおいて
高い反射率を示し、900nmから1100nmにおい
て高い吸収率を示している。
【0030】このような特性をもったインクC,Dを用
いて、先に述べた図3から図5までの3つの実施例と全
く同じ印刷パターンを用いることができる。このとき、
バーコードを読み出すための読み出し光として、波長が
800nmの半導体レーザである第1の赤外光と100
0nmの半導体レーザである第2の赤外光でそれぞれ読
み出すようにする。読み出したときの反射光量曲線も図
3から図5に至る反射光量曲線と全く同じものになる。
【0031】以上のように、この実施例によれば、第1
の赤外光帯域に吸収のあるインクCと、より波長の長い
第2の赤外光帯域に吸収のあるインクDを、その重なる
領域の部分において、少なくともその一部が重ならない
ように印刷することで、つまり、上層のインク、例えば
A4を断続的に配置し、下層のインクB5を上層のイン
クB4の隙間より露出させるように印刷することによ
り、多重にバーコードを印刷し読み取ることが可能とな
り、限られた領域内に多くの情報を印刷することができ
るようになる。さらに2つのインクC,Dの特性が、可
視光帯域において透過特性を持っていると、例えば商品
にバーコードを印刷した場合、外観上バーコードを認識
できないので、美観を損なうことがない。
【0032】〔第5の実施例〕つぎに、この発明の第5
の実施例のコード情報の印刷物について説明する。図7
は第5の実施例における2次元バーコードを示す説明図
(平面図)である。先に説明した第1ないし第4の実施
例のバーコードは1次元バーコードであったが、バーコ
ード情報を2次元に拡張し、同じ領域により多くの情報
を印刷するようにしたものが2次元バーコードである。
図7の最小パターン27が印刷されているかいないかを
2次元のCCD素子で受光して2次元バーコード情報を
読み取ることができる。この2次元バーコードを1次元
バーコードと全く同じように2つのインクを用いて多重
に印刷し、2つの2次元バーコードが重なった領域で
は、互いのインクの少なくとも一部が重ならないように
印刷することで、つまり、上層のインクを断続的に配置
し、下層のインクを上層のインクの隙間より露出させる
ように印刷することにより、2次元バーコードを多重に
印刷し読み取ることができる。
【0033】以上のように、この実施例によれば、2つ
の波長帯域のいずれかに吸収特性を持つ2つのインクを
用いて2次元バーコードを多重に印刷し、かつその重な
る領域の部分において、少なくともその一部が重ならな
いように印刷することで、つまり、上層のインクを断続
的に配置し、下層のインクを上層のインクの隙間より露
出させるように印刷することにより、多重に2次元バー
コードを印刷し読み取ることが可能となり、限られた領
域内に多くの情報を印刷することができるようになる。
【0034】〔第6の実施例〕つぎに、この発明の第6
の実施例のコード情報の印刷物について説明する。図8
は第6の実施例におけるインクE,Fの波長特性(透過
率,吸収率)を示す特性図である。インクEは、500
nmから700nmの可視光帯域で高い透過率を示し、
700nmから900nmの赤外光帯域では高い反射率
を示している。一方、インクFは、500nmから70
0nmにおいて高い反射率を示し、700nmから90
0nmにおいて高い透過率を示している。
【0035】図9(a),(b),(c)はこのような
特性をもったインクE,Fを用いて、可視光帯域、赤外
光帯域のいずれの波長帯域においても吸収特性を示す紙
の上に、1次元バーコードを2つのインクにより重ねて
印刷したときの説明図(平面図,断面図,反射光量比特
性図)である。図9(a),(b)において、紙35の
上の領域28はインクE29によって印刷されるべきバ
ーコードの存在する領域であり、領域30はインクF3
1によって印刷されるべきバーコードの存在する領域で
ある。
【0036】A−A’線上をスポット状のビーム32で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクE29の領域で光が反射
されるため反射光量が増加する。インクE29とインク
F31が重ねて印刷されていても、インクF31は可視
光を透過するため、インクE29によってやはり反射さ
れるため反射光量は増加する。それを示したのが図9
(c)の光量分布曲線33である。
【0037】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を同じく走査すると、同じようにインクF31上では反
射されて図9(c)の反射光量分布曲線34に示すよう
な反射光量が得られる。なお、印刷される紙35では可
視光も赤外光も吸収される。ここで、反射光量に対して
約50%のしきい値を設けると、インクE29で印刷さ
れた1次元バーコードとインクF31で印刷された1次
元バーコードとを識別することが可能となる。
【0038】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に反射、赤外光帯域に透過特性のあるインクF3
1と、可視光帯域に透過、赤外光帯域に反射特性のある
インクE29とを重ねて、可視光、赤外光いずれの帯域
においても吸収特性を有する紙35に印刷することで、
多重にバーコードを印刷し読み取ることが可能となり、
限られた領域内に多くの情報を印刷することができるよ
うになる。さらに2つのインクE29,F31を重ねて
印刷するときに、重ねる順番に関係なく印刷しても必要
な特性を得ることができる。
【0039】〔第7の実施例〕つぎに、この発明の第7
の実施例のコード情報の印刷物について説明する。図1
0(a),(b)は第7の実施例におけるインクG,H
の波長特性(透過率,反射率)を示す特性図である。イ
ンクGは、700nmから900nmの第1の赤外光帯
域で高い透過率を示し、900nmから1100nmの
第2の赤外光帯域で高い反射率を示している。一方、イ
ンクHは、700nmから900nmにおいて高い反射
率を示し、900nmから1100nmにおいて高い透
過率を示している。
【0040】このような特性をもったインクG,Hを用
いて、第1、第2のいずれの赤外光波長帯域においても
吸収特性を示す紙の上に、1次元バーコードを2つのイ
ンクG,Hにより重ねて印刷することで、第6の実施例
の場合と全く同様に、反射光量に対して約50%のしき
い値を設けると、インクGで印刷された1次元バーコー
ドとインクHで印刷された1次元バーコードとを識別す
ることが可能となる。
【0041】以上のように、この実施例によれば、第1
の赤外光帯域に反射、第2の赤外光帯域に透過特性のあ
るインクHと、第1の赤外光帯域に透過、第2の赤外光
帯域に反射特性のあるインクGとを重ねて、第1、第2
のいずれの赤外光帯域においても吸収特性を有する紙に
印刷することで、多重にバーコードを印刷し読み取るこ
とが可能となり、限られた領域内に多くの情報を印刷す
ることができるようになる。さらに2つのインクG,H
を重ねて印刷するときに、重ねる順番に関係なく印刷し
ても必要な特性を得ることができる。さらに2つのイン
クG,Hの特性が、可視光帯域において透過特性を持っ
ていると、例えば商品にバーコードを印刷した場合、外
観上バーコードを認識できないので、美観を損なうこと
がない。
【0042】〔第8の実施例〕つぎに、この発明の第8
の実施例のコード情報の印刷物について説明する。図1
1(a),(b),(c)は第8の実施例におけるイン
クI,Jの波長特性(吸収率,透過率,反射率)を示す
特性図である。インクIは、500nmから700nm
の可視光帯域で高い吸収率を示し、700nmから90
0nmの赤外光帯域で高い反射率を示している。一方、
インクJは、500nmから700nmの可視光帯域に
おいて高い反射率を示し、700nmから900nmに
おいて高い透過率を示している。インクIは周波数にか
かわらず、透過率が一様に低く、インクJは周波数にか
かわらず吸収率が一様に低い。
【0043】図12(a),(b),(c)はこのよう
な特性をもったインクI,Jを用いて、可視光帯域、赤
外光帯域のいずれの波長帯域においても吸収特性を示す
紙の上に、1次元バーコードを2つのインクI,Jによ
り重ねて印刷したときの説明図(平面図,断面図,反射
光量比特性図)である。図12(a),(b)におい
て、紙43の上の領域36はインクI37によって印刷
されるべきバーコードの存在する領域であり、領域38
はインクJ39によって印刷されるべきバーコードの領
域である。
【0044】A−A’線上をスポット状のビーム40で
走査し、その反射光量分布を検出すると、赤外光帯域の
ビームで検出した場合はインクI37の領域で光が反射
されるため反射光量が増加する。インクI37とインク
J39が重ねて印刷されていても、インクJ39は赤外
光を透過し、インクI37によってやはり反射されるた
め、反射光量は増加する。それを示したのが図12
(c)の光量分布曲線41である。
【0045】一方、可視光帯域のビームでA−A’線上
を同じく走査すると、同じようにインクJ39上では反
射されて図12(c)の反射光量分布曲線42に示すよ
うな反射光量が得られる。なお、印刷される紙43では
可視光も赤外光も吸収される。ここで、反射光量に対し
て約50%のしきい値を設けると、インクI37で印刷
された1次元バーコードとインクJ39で印刷された1
次元バーコードとを識別することが可能となる。
【0046】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に反射、赤外光帯域に透過特性のあるインクJ3
9と、可視光帯域に吸収、赤外光帯域に反射特性のある
インクI37とを重ねて、可視光、赤外光いずれの帯域
においても吸収特性を有する紙に印刷することで、多重
にバーコードを印刷し読み取ることが可能となり、限ら
れた領域内に多くの情報を印刷することができるように
なる。
【0047】〔第9の実施例〕つぎに、この発明の第9
の実施例のコード情報の印刷物について説明する。第8
の実施例においては、必ずインクIをインクJの下に印
刷する必要がある。もし逆に印刷された場合は、2つの
バーコードを別々に識別することができない。図13
(a),(b)にインクI,Jが重なった部分のバーコ
ードの印刷パターンの説明図(平面図,反射光量比特性
図)を示す。図13(a)において、領域44はインク
I37によって印刷されるべきバーコードの存在する領
域であり、領域45はインクJ39によって印刷される
べきバーコードの領域である。領域46が重なって印刷
される部分であるが、ここを実際にはインクI37,J
39を重ねずに市松状のパターン47のようにインクI
37とインクJ39を交互に印刷することにより、互い
のインクI37,J39を重ならないように微小部分に
分割して印刷する。
【0048】A−A’線上をスポット状のビーム48で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクI37の領域で吸収され
るため反射光量が減少し、インクI37とインクJ39
が交互に印刷された領域46では、ビーム48の大きさ
の方が市松状のパターン47の微小領域よりも大きいた
め、パターン47上を走査したときはインクI37とイ
ンクJ39の平均的な反射率すなわち約50%の反射光
量となり、インクJ39上では可視光を反射するため反
射光量は増加する。それを示したのが図13(b)の光
量分布曲線49である。
【0049】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を走査すると、同じようにインクI37上では反射され
て図13(b)の反射光量分布曲線50に示すような反
射光量が得られる。ここで、反射光量に対して約30%
のしきい値を設けると、インクIで印刷された1次元バ
ーコードとインクJで印刷された1次元バーコードの領
域を識別することが可能となる。
【0050】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に吸収、赤外光帯域に反射のあるインクI37
と、可視光帯域に反射、赤外光帯域に透過特性のあるイ
ンクJ39を、その重なる領域の部分において、市松状
に、可視光、赤外の両帯域において吸収のある紙に印刷
し、2つのインクI37,J39が重ならないように印
刷することで、つまり、上層のインク、例えばI37を
断続的に配置し、下層のインクJ39を上層のインクI
37の隙間より露出させるように印刷することにより、
多重にバーコードを印刷し読み取ることが可能となり、
限られた領域内に多くの情報を印刷することができるよ
うになる。
【0051】〔第10の実施例〕図14(a),(b)
はこの発明の第10の実施例のコード情報の印刷物を示
す説明図(平面図,反射光量比特性図)である。図14
(a)にインクI,Jが重なった部分のバーコードの別
の印刷パターンを示す。図14(a)において、領域5
1はインクI37によって印刷されるべきバーコードの
存在する領域であり、領域52はインクJ39によって
印刷されるべきバーコードの存在する領域である。領域
53が重なって印刷される部分であるが、ここを実際に
はインクI37,J39を重ねずにストライプ状のパタ
ーン54のようにインクI37とインクJ39を交互に
印刷することにより、互いのインクI37,J39が重
ならないように幅の細い直線部分に分割して印刷する。
【0052】A−A’線上をスポット状のビーム55で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクI37の領域で吸収され
るため反射光量が減少し、インクI37とインクJ39
が交互に印刷された領域53では、ビーム55の大きさ
の方がストライプ状のパターン54の細い幅よりも大き
いため、パターン54上を走査したときはインクI37
とインクJ39の平均的な反射率すなわち約50%の反
射光量となり、インクJ39上では可視光を反射するた
め反射光量は増加する。それを示したのが図14(b)
の光量分布曲線56である。
【0053】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を走査すると、同じようにインクI37上では反射され
て図14(b)の反射光量分布曲線57に示すような反
射光量が得られる。ここで、反射光量に対して約30%
のしきい値を設けると、インクIで印刷された1次元バ
ーコードとインクJで印刷された1次元バーコードの領
域とを識別することが可能となる。
【0054】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に吸収、赤外光帯域に反射のあるインクI37
と、可視光帯域に反射、赤外光帯域に透過特性のあるイ
ンクJ39を、その重なる領域の部分において、ストラ
イプ状に、可視光、赤外の両帯域において吸収のある紙
に印刷し、2つのインクI37,J39が重ならないよ
うに印刷することで、つまり、上層のインク、例えばI
37を断続的に配置し、下層のインクJ39を上層のイ
ンクI37の隙間より露出させるように印刷することに
より、多重にバーコードを印刷し読み取ることが可能と
なり、限られた領域内に多くの情報を印刷することがで
きるようになる。
【0055】〔第11の実施例〕図15(a),(b)
はこの発明の第11の実施例のコード情報の印刷物を示
す説明図(平面図,反射光量比特性図)である。図15
(a)にインクI,Jが重なった部分のバーコードの別
の印刷パターンを示す。図15(a)において、領域5
8はインクI37によって印刷されるべきバーコードの
存在する領域であり、領域59はインクJ39によって
印刷されるべきバーコードの存在する領域である。領域
60が重なって印刷される部分であるが、ここを実際に
はインクI37,J39を重ねずにランダムドット状の
パターン61のようにインクI37とインクJ39のラ
ンダムな大きさの円形状パターンをランダムな位置に配
置して印刷する。
【0056】A−A’線上をスポット状のビーム62で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクI37の領域で吸収され
るため反射光量が減少し、インクI37とインクJ39
がランダム状に印刷された領域60では、ビーム62の
大きさの方がランダムな円形状パターンのもっとも大き
な円よりもさらに大きいため、パターン61上を走査し
たときはインクI37とインクJ39のと紙の平均的な
反射率すなわち約40%の反射光量となり、インクJ3
9上では可視光を反射するため反射光量は増加する。そ
れを示したのが図15(b)の光量分布曲線63であ
る。
【0057】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を走査すると、同じようにインクI37上では反射され
て図15(b)の反射光量分布曲線64に示すような反
射光量が得られる。ここで、反射光量に対して約25%
のしきい値を設けると、インクIで印刷されるべき1次
元バーコードとインクJで印刷されるべき1次元バーコ
ードの領域とを識別することが可能となる。以上のよう
に、この実施例によれば、可視光帯域に吸収、赤外光帯
域に反射のあるインクI37と、可視光帯域に反射、赤
外光帯域に透過特性のあるインクJ39を、その重なる
領域の部分において、ランダム状の円形パターン(ラン
ダムドットパターン)として2つのインクI37,J3
9を印刷し、2つのインクI37,J39の少なくとも
一部が重ならないように印刷することで、つまり、上層
のインク、例えばI37を断続的に配置し、下層のイン
クJ39を上層のインクI37の隙間より露出させるよ
うに印刷することにより、多重にバーコードを印刷し読
み取ることが可能となり、限られた領域内に多くの情報
を印刷することができるようになる。さらに、重なる領
域にランダムにパターンを印刷するため、厳密な印刷上
の位置合わせが必要でない。
【0058】〔第12の実施例〕図16はこの発明の第
12の実施例のコード情報の印刷物におけるインクK,
Lの特性(吸収率,透過率,反射率)を示す特性図であ
る。インクKは、700nmから900nmの第1の赤
外光帯域で高い吸収率を示し、900nmから1100
nmの第2の赤外光帯域では高い反射率を示している。
一方、インクLは、700nmから900nmにおいて
高い反射率を示し、900nmから1100nmにおい
て高い透過率を示している。インクLは、周波数にかか
わらず吸収率が一様に低い。また、インクKは、周波数
にかかわらず透過率が一様に低い。
【0059】このような特性をもったインクK,Lを用
いて、先に述べた第8の実施例ないし第11の実施例と
全く同じ方法で印刷することができる。このときバーコ
ードを読み出すための読み出し光として、波長が800
nmの半導体レーザである第1の赤外光と1000nm
の半導体レーザである第2の赤外光でそれぞれ読み出す
ようにする。読み出したときの反射光量曲線は、図12
から図15に至る反射光量曲線と全く同じものになる。
【0060】以上のように、この実施例によれば、第1
の赤外光帯域に吸収、より波長の長い第2の赤外光帯域
に反射特性のあるインクKと、第1の赤外光帯域に反
射、より波長の長い第2の赤外光帯域に透過特性のある
インクLを、第1のインクKの上に重ねて第2のインク
Lを印刷するか、あるいはその重なる領域の部分におい
て、少なくともその一部が重ならないように印刷するこ
とで、多重にバーコードを印刷し読み取ることが可能と
なり、限られた領域内に多くの情報を印刷することがで
きるようになる。さらに2つのインクK,Lの特性が、
可視光帯域において透過特性を持っていると、例えば商
品にバーコードを印刷した場合、外観上バーコードを認
識できないので、美観を損なうことがない。
【0061】〔第13の実施例〕つぎに、この発明の第
13の実施例のコード情報の印刷物について説明する。
図7は第13の実施例における2次元バーコードを示す
説明図(平面図)である。先に説明した第6ないし第1
2の実施例においてはバーコードは1次元バーコードで
あったが、バーコード情報を2次元に拡張し、同じ領域
により多くの情報を印刷するようにしたものが2次元バ
ーコードである。図7の最小パターン27が印刷されて
いるかいないかを2次元のCCD素子で受光して2次元
バーコード情報を読み取ることができる。この2次元バ
ーコードを1次元バーコードと全く同じように2つのイ
ンクを用いて多重に印刷し、2つの2次元バーコードが
重なった領域では、互いのインクの少なくとも一部が重
ならないように印刷することで、2次元バーコードを多
重に印刷し読み取ることができる。
【0062】以上のように、この実施例によれば、2つ
の波長帯域において、いずれも吸収特性を示す紙の上
に、2つのインクを用いて2次元バーコードを多重に印
刷し、かつその重なる領域の部分において、少なくとも
その一部が重ならないように印刷することで、つまり、
上層のインクを断続的に配置し、下層のインクを上層の
インクの隙間より露出させるように印刷することによ
り、多重に2次元バーコードを印刷し読み取ることが可
能となり、限られた領域内に多くの情報を印刷すること
ができるようになる。
【0063】〔第14の実施例〕つぎに、この発明の第
14の実施例のコード情報の印刷物について説明する。
図17(a),(b)は第14の実施例におけるインク
M,Nの波長特性(吸収率,透過率)を示す特性図であ
る。インクMは、500nmから700nmの可視光帯
域で高い吸収率を示し、700nmから900nmの赤
外光帯域では高い透過率を示している。一方、インクN
は、500nmから700nmにおいて高い透過率を示
し、700nmから900nmにおいて高い吸収率を示
している。
【0064】図18(a),(b),(c)はこのよう
な特性をもったインクM,Nを用いて、可視光帯域、赤
外光帯域のいずれの波長帯域においても反射特性を示す
紙の上に、1次元バーコードを2つのインクM,Nによ
り重ねて印刷したときの説明図(平面図,断面図,反射
光量特性図)である。図18(a),(b)において、
紙72の上の領域65はインクM66によって印刷され
るべきバーコードの存在する領域であり、領域67はイ
ンクN68によって印刷されるべきバーコードの存在す
る領域である。
【0065】A−A’線上をスポット状のビーム69で
走査し、その反射光量分布を検出すると、可視光帯域の
ビームで検出した場合はインクM66の領域で光が吸収
されるため反射光量が減少する。インクM66にインク
N68が重ねて印刷されていても、インクN68は可視
光を透過するため、インクM66によってやはり吸収さ
れるため反射光量は減少する。それを示したのが図18
(c)の光量分布曲線70である。
【0066】一方、赤外光帯域のビームでA−A’線上
を同じく走査すると、同じようにインクN68上では吸
収されて図18(c)の反射光量分布曲線71に示すよ
うな反射光量が得られる。なお、印刷される紙72では
可視光も赤外光も反射される。ここで、反射光量に対し
て約50%のしきい値を設けると、インクMで印刷され
た1次元バーコードとインクNで印刷された1次元バー
コードとを識別することが可能となる。
【0067】以上のように、この実施例によれば、可視
光帯域に吸収、赤外光帯域に透過特性のあるインクM
と、可視光帯域に透過、赤外光帯域に吸収特性のあるイ
ンクNとを重ねて、可視光、赤外光いずれの帯域におい
ても吸収特性を有する紙に印刷することで、多重にバー
コードを印刷し読み取ることが可能となり、限られた領
域内に多くの情報を印刷することができるようになる。
さらに2つのインクM,Nを重ねて印刷するときに、重
ねる順番に関係なく印刷しても必要な特性を得ることが
できる。
【0068】〔第15の実施例〕つぎに、この発明の第
15の実施例のコード情報の印刷物について説明する。
図19は第15の実施例におけるインクO,Pの波長特
性(吸収率,透過率)を示す特性図である。インクO
は、700nmから900nmの第1の赤外光帯域で高
い吸収率を示し、900nmから1100nmの第2の
赤外光帯域で高い透過率を示している。一方、インクP
は、700nmから900nmにおいて高い透過率を示
し、900nmから1100nmにおいて高い吸収率を
示している。
【0069】このような特性をもったインクO,Pを用
いて、第1、第2のいずれの赤外光帯域においても反射
特性を示す紙の上に、1次元バーコードを2つのインク
O,Pにより重ねて印刷することで、第14の実施例の
場合と全く同様に、反射光量に対して約50%のしきい
値を設けると、インクOで印刷された1次元バーコード
とインクPで印刷された1次元バーコードとを識別する
ことが可能となる。
【0070】以上のように、この実施例によれば、第1
の赤外光帯域に吸収、第2の赤外光帯域に透過特性のあ
るインクOと、第1の赤外光帯域に透過、第2の赤外光
帯域に吸収特性のあるインクPとを重ねて、第1、第2
のいずれの赤外光帯域においても反射特性を有する紙に
印刷することで、多重にバーコードを印刷し読み取るこ
とが可能となり、限られた領域内に多くの情報を印刷す
ることができるようになる。さらに2つのインクO,P
を重ねて印刷するときに、重ねる順番に関係なく印刷し
ても必要な特性を得ることができる。さらに2つのイン
クO,Pの特性が、可視光帯域において透過特性を持っ
ていると、例えば商品にバーコードを印刷した場合、外
観上バーコードを認識できないので、美観を損なうこと
がない。
【0071】〔第16の実施例〕つぎに、この発明の第
16の実施例のコード情報の印刷物について説明する。
図7は第16の実施例における2次元バーコードを示す
説明図(平面図)である。先に説明した第14および第
15の実施例においてはバーコードは1次元バーコード
であったが、バーコード情報を2次元に拡張し、同じ領
域により多くの情報を印刷するようにしたものが2次元
バーコードである。図7の最小パターン27が印刷され
ているかいないかを2次元のCCD素子で受光して2次
元バーコード情報を読み取ることができる。この2次元
バーコードを1次元バーコードと全く同じように2つの
インクを用いて多重に印刷し、2つの2次元バーコード
が重なった領域では、互いのインクの少なくとも一部が
重ならないように印刷することで、つまり、上層のイン
クを断続的に配置し、下層のインクを上層のインクの隙
間より露出させるように印刷することにより、2次元バ
ーコードを多重に印刷し読み取ることができる。
【0072】以上のように、この実施例によれば、2つ
の波長帯域において、いずれも反射特性を示す紙の上
に、2つのインクを用いて2次元バーコードを多重に印
刷することで、多重に2次元バーコードを印刷し読み取
ることが可能となり、限られた領域内に多くの情報を印
刷することができるようになる。なお、第1の実施例あ
るいは第9の実施例において、市松状のパターンはその
微小部分が正方形であったが、長方形、円形、ひし形な
ど、どのような形でもよく、さらに完全に重ならないよ
うに印刷する必要はなく、その一部が重なって印刷され
ていてもよい。さらに、インクAを全面に印刷した上
に、インクBで市松状のパターンを印刷してもよい。
【0073】また、第2の実施例あるいは第10の実施
例において、ストライプ状のパターンは1次元バーコー
ドの走査方向に対して垂直になるように印刷したが、読
み取りビーム16の大きさより幅が小さければ水平方向
や斜め方向のストライプパターンであってもよい。さら
に、インクAを全面に印刷した上に、インクBでストラ
イプ状のパターンを印刷してもよい。
【0074】また、第3の実施例あるいは第11の実施
例において、ランダム状に印刷された領域においては、
2つのインクのいずれもがランダム状である必要はな
く、例えば1つのインクを全面に印刷した上に、別のイ
ンクでランダム状のパターンを印刷してもよい。また、
すべての実施例において、被印刷物である紙に反射特性
あるいは吸収特性が必要であるが、任意の紙の上にまず
所望の特性を持ったインクを全面に印刷し、その上に実
施例で示した構成により2つのインクを印刷してもよ
い。
【0075】また、すべての実施例において、2つの異
なる特性を持ったインクを使用したが、これは2種類に
限られるものではなく、3種類以上のインクを用いて、
さらに3種類以上の波長帯域において異なる特性を持た
すことにより同様に多重のコード情報を記録することが
できる。
【0076】
【発明の効果】この発明の第1のコード情報の印刷物
は、異なる波長帯域に対して、それぞれ異なる特性を持
つ2つ以上のインクでそれぞれ異なるコード情報を印刷
する印刷物であって、前記コード情報を重ねて印刷する
領域において、前記2つ以上のインクの少なくとも一部
が重ならないように印刷することによって、つまり、上
層のインクを断続的に配置し、下層のインクを上層のイ
ンクの隙間より露出させるように印刷することにより、
インクの特性の範囲を非常に狭い範囲に限定することな
く、バーコードなどのコード情報を多重に印刷できるた
め、限られた領域内に多くの情報を印刷することができ
るようになる。
【0077】また、この発明の第2のコード情報の印刷
物は、異なる波長帯域に対してそれぞれ異なる特性を持
つ2つ以上のインクで、それぞれ異なる2つ以上のコー
ド情報を重ねて印刷したコード情報の印刷物であって、
異なる波長帯域のいずれに対しても吸収特性を有する被
印刷物基材を用いたことで、多重にバーコードを印刷し
読み取ることが可能となり、限られた領域内に多くの情
報を印刷することができるようになる。さらに2つのイ
ンクを重ねて印刷するときに、重ねる順番に関係なく印
刷しても必要な特性を得ることができる。
【0078】さらに、この発明の第3のコード情報の印
刷物は、異なる波長帯域のいずれに対しても反射特性を
有する被印刷物基材上に、異なる特性を持つ2つ以上の
インクで、異なる2つ以上のコード情報を重ねて印刷
し、かつ異なる特性を持つ2つ以上のインクの特性が、
第1のインクは第1の波長帯域に対して吸収特性を有す
るとともに第2の波長帯域に対して透過特性を有し、第
2のインクは第1の波長帯域に対して透過特性を有する
とともに第2の波長帯域に対して吸収特性を有するよう
にすることで、多重にバーコードを印刷し読み取ること
が可能となり、限られた領域内に多くの情報を印刷する
ことができるようになる。さらに2つ以上のインクを重
ねて印刷するときに、重ねる順番に関係なく印刷しても
必要な特性を得ることができる。さらに2つ以上のイン
クの特性が、可視光帯域において透過特性を持っている
と、例えば商品にバーコードを印刷した場合、外観上バ
ーコードを認識できないので、美観を損なうことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のバーコードを示す説
明図である。
【図2】この発明の第1の実施例のインクの波長特性
(吸収率,反射率)を示す特性図である。
【図3】この発明の第1の実施例のバーコードの詳細を
示した説明図である。
【図4】この発明の第2の実施例のバーコードの詳細を
示した説明図である。
【図5】この発明の第3の実施例のバーコードの詳細を
示した説明図である。
【図6】この発明の第4の実施例のインクの波長特性
(吸収率,反射率)を示す特性図である。
【図7】この発明の第5の実施例および第13の実施例
および第16の実施例の2次元バーコードを示す説明図
である。
【図8】この発明の第6の実施例のインクの波長特性
(透過率,反射率)を示す特性図である。
【図9】この発明の第6の実施例のバーコードの詳細を
示した説明図である。
【図10】この発明の第7の実施例のインクの波長特性
(透過率,反射率)を示す特性図である。
【図11】この発明の第8の実施例のインクの波長特性
(吸収率,透過率,反射率)を示す特性図である。
【図12】この発明の第8の実施例のバーコードの詳細
を示した説明図である。
【図13】この発明の第9の実施例のバーコードの詳細
を示した説明図である。
【図14】この発明の第10の実施例のバーコードの詳
細を示した説明図である。
【図15】この発明の第11の実施例のバーコードの詳
細を示した説明図である。
【図16】この発明の第12の実施例のインクの波長特
性(吸収率,透過率,反射率)を示す特性図である。
【図17】この発明の第14の実施例のインクの波長特
性(吸収率,透過率)を示す特性図である。
【図18】この発明の第14の実施例のバーコードの詳
細を示した説明図である。
【図19】この発明の第15の実施例のインクの波長特
性(吸収率,透過率)を示す特性図である。
【図20】従来の多重印刷されたバーコードの詳細を示
す説明図である。
【図21】従来のインクの波長特性を示す特性図(吸収
率,透過率)である。
【符号の説明】
1 1次元バーコード 2 1次元バーコード 3 多重印刷バーコード 4 インクA 5 インクB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朴 一武 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山形 道弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山田 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 義春 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉川 智延 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる波長帯域に対してそれぞれ異なる
    特性を持つ2つ以上のインクで、それぞれ異なる2つ以
    上のコード情報を重ねて印刷したコード情報の印刷物で
    あって、前記2つ以上のコード情報をそれぞれ構成する
    2つ以上のインクが重なる領域において、上層のインク
    を断続的に配置し、下層のインクを前記上層のインクの
    隙間より露出させたことを特徴とするコード情報の印刷
    物。
  2. 【請求項2】 異なる波長帯域が可視光帯域と赤外光帯
    域である請求項1記載のコード情報の印刷物。
  3. 【請求項3】 異なる波長帯域が第1の赤外光帯域と前
    記第1の赤外光帯域とは異なる第2の赤外光帯域である
    請求項1記載のコード情報の印刷物。
  4. 【請求項4】 それぞれ異なる特性を持つ2つ以上のイ
    ンクの特性が、第1のインクは第1の波長帯域に対して
    吸収特性を有するとともに第2の波長帯域に対して反射
    特性を有し、第2のインクは前記第1の波長帯域に対し
    て反射特性を有するとともに前記第2の波長帯域に対し
    て吸収特性を有する請求項1記載のコード情報の印刷
    物。
  5. 【請求項5】 コード情報が1次元バーコードである請
    求項1記載のコード情報の印刷物。
  6. 【請求項6】 コード情報が2次元バーコードである請
    求項1記載のコード情報の印刷物。
  7. 【請求項7】 上層のインクを断続的に配置し、下層の
    インクを前記上層のインクの隙間より露出させる構成と
    して、上層および下層のインクを市松状に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載のコード情報の印刷物。
  8. 【請求項8】 上層のインクを断続的に配置し、下層の
    インクを前記上層のインクの隙間より露出させる構成と
    して、上層および下層のインクをストライプ状に配置し
    たことを特徴とする請求項1記載のコード情報の印刷
    物。
  9. 【請求項9】 上層のインクを断続的に配置し、下層の
    インクを前記上層のインクの隙間より露出させる構成と
    して、上層および下層のインクをランダムドット状に配
    置したことを特徴とする請求項1記載のコード情報の印
    刷物。
  10. 【請求項10】 異なる波長帯域に対してそれぞれ異な
    る特性を持つ2つ以上のインクで、それぞれ異なる2つ
    以上のコード情報を重ねて印刷したコード情報の印刷物
    であって、前記異なる波長帯域のいずれに対しても吸収
    特性を有する被印刷物基材を用いたことを特徴とするコ
    ード情報の印刷物。
  11. 【請求項11】 異なる波長帯域が可視光帯域と赤外光
    帯域である請求項10記載のコード情報の印刷物。
  12. 【請求項12】 異なる波長帯域が第1の赤外光帯域と
    前記第1の赤外光帯域とは異なる第2の赤外光帯域であ
    る請求項10記載のコード情報の印刷物。
  13. 【請求項13】 それぞれ異なる特性を持つ2つ以上の
    インクの特性が、第1のインクは第1の波長帯域に対し
    て透過特性を有するとともに第2の波長帯域に対して反
    射特性を有し、第2のインクは前記第1の波長帯域に対
    して反射特性を有するとともに前記第2の波長帯域に対
    して透過特性を有することを特徴とする請求項10記載
    のコード情報の印刷物。
  14. 【請求項14】 それぞれ異なる特性を持つ2つ以上の
    インクの特性が、第1のインクは第1の波長帯域に対し
    て吸収特性を有するとともに第2の波長帯域に対して反
    射特性を有し、第2のインクは前記第1の波長帯域に対
    して反射特性を有するとともに前記第2の波長帯域に対
    して透過特性を有することを特徴とする請求項10記載
    のコード情報の印刷物。
  15. 【請求項15】 第1のインクの上に第2のインクを重
    ねて印刷した請求項14記載のコード情報の印刷物。
  16. 【請求項16】 2つ以上のコード情報をそれぞれ構成
    する2つ以上のインクが重なる領域において、上層のイ
    ンクを断続的に配置し、下層のインクを前記上層のイン
    クの隙間より露出させたことを特徴とする請求項14記
    載のコード情報の印刷物。
  17. 【請求項17】 上層のインクを断続的に配置し、下層
    のインクを前記上層のインクの隙間より露出させる構成
    として、上層および下層のインクを市松状に配置したこ
    とを特徴とする請求項16記載のコード情報の印刷物。
  18. 【請求項18】 上層のインクを断続的に配置し、下層
    のインクを前記上層のインクの隙間より露出させる構成
    として、上層および下層のインクをストライプ状に配置
    したことを特徴とする請求項16記載のコード情報の印
    刷物。
  19. 【請求項19】 上層のインクを断続的に配置し、下層
    のインクを前記上層のインクの隙間より露出させる構成
    として、上層および下層のインクをランダムドット状に
    配置したことを特徴とする請求項16記載のコード情報
    の印刷物。
  20. 【請求項20】 コード情報が1次元バーコードである
    請求項10記載のコード情報の印刷物。
  21. 【請求項21】 コード情報が2次元バーコードである
    請求項10記載のコード情報の印刷物。
  22. 【請求項22】 異なる波長帯域に対してそれぞれ異な
    る特性を持つ2つ以上のインクで、それぞれ異なる2つ
    以上のコード情報を重ねて印刷するコード情報の印刷物
    であって、前記異なる波長帯域のいずれに対しても反射
    特性を有する被印刷物基材上に、前記異なる特性を持つ
    2つ以上のインクで、前記異なる2つ以上のコード情報
    を重ねて印刷し、かつ前記異なる特性を持つ2つ以上の
    インクの特性が、第1のインクは第1の波長帯域に対し
    て吸収特性を有するとともに第2の波長帯域に対して透
    過特性を有し、第2のインクは前記第1の波長帯域に対
    して透過特性を有するとともに前記第2の波長帯域に対
    して吸収特性を有することを特徴とするコード情報の印
    刷物。
  23. 【請求項23】 異なる波長帯域が可視光帯域と赤外光
    帯域である請求項22記載のコード情報の印刷物。
  24. 【請求項24】 異なる波長帯域が第1の赤外光帯域と
    前記第1の赤外光帯域とは異なる第2の赤外光帯域であ
    る請求項22記載のコード情報の印刷物。
  25. 【請求項25】 コード情報が1次元バーコードである
    請求項22記載のコード情報の印刷物。
  26. 【請求項26】 コード情報が2次元バーコードである
    請求項22記載のコード情報の印刷物。
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