JPH07141141A - 多重指示点カーソルをもつデータ処理装置及び多重指示点カーソルを利用するデータ処理方法 - Google Patents

多重指示点カーソルをもつデータ処理装置及び多重指示点カーソルを利用するデータ処理方法

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JPH07141141A
JPH07141141A JP5286387A JP28638793A JPH07141141A JP H07141141 A JPH07141141 A JP H07141141A JP 5286387 A JP5286387 A JP 5286387A JP 28638793 A JP28638793 A JP 28638793A JP H07141141 A JPH07141141 A JP H07141141A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイ画面に表示されているオブジェ
クトに対して、マウス・カーソルを使用して、複数の処
理のうちの1つを最小の操作ステップで選択的に実行す
る。 【構成】 オブジェクトに対して、多重指示点カーソル
の第1の指示点を位置づけ、マウス・ボタンをクリック
することにより、例えば、第1の処理、すなわち、その
オブジェクトの「移動操作」が指定され、カーソルを移
動後マウス・ボタンをクリックすることに応答して、元
の位置のオブジェクトが消去され、現在のカーソル位置
に、指示されたオブジェクトがあらわれる、という移動
操作が行われる。次に、オブジェクトに対して、多重指
示点カーソルの第2の指示点を位置づけ、マウス・ボタ
ンをクリックすることにより、例えば、第2の処理、す
なわち、そのオブジェクトの「複写操作」が指定され、
カーソルを移動後マウス・ボタンをクリックすることに
応答して、現在のカーソル位置に、指示されたオブジェ
クトがあらわれる、という複写操作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には、ディス
プレイと、マウス、トラックボールなどのポインティン
グ・デバイスをもつデータ処理装置に関し、特に、ポイ
ンティング・デバイスによって、ディスプレイ上に表示
されているオブジェクトを指示し、該オブジェクトに対
して所定の処理を行うようにしたデータ処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、グラフィック・ユーザー・イ
ンターフェース(GUI)をもつコンピュータ・システ
ムにおいて、ディスプレイ上に表示された、アイコン、
グラフ、ウインドウの枠、文字などのオブジェクトに、
マウス・カーソルを位置づけて、マウス・ボタンをクリ
ックしたり、ダブル・クリックしたり、ドラッグしたり
することによって、アイコンに関連付けられたプログラ
ムを起動したり、ウインドウを拡大したり、ウインドウ
を移動したりする等の所望の処理を行うことが一般的に
なってきている。
【0003】 GUIアプリケーション・プログラムの
複雑化に伴って、ディスプレイ上のオブジェクトに対し
て行うべき処理は、多様化している。このような処理の
多様化に対処するため、従来技術では、以下のように、
ユーザー・インターフェースを改善したり、処理を効率
化しようとする試みがなされている。
【0004】 特開昭59−163666号公報は、多
重カーソルによる図形生成装置に関し、図形パターンの
一部を囲む領域にカーソル・エリアを形成し、該カーソ
ル・エリアに囲まれた図形を任意方向に移動させ、この
移動に際して図形のつぎ足し、短縮を併せて行うことを
開示する。
【0005】 特開昭62−11927号公報は、機能
の表示・選択をアイコンを用いて行う計算機装置におい
て、各アイコンのもつ機能、画面上の位置、アイコンの
形状、アイコンを選択したときに表示するメニュー・デ
ータを記憶管理し、カーソルの表示を制御するアイコン
が選択されたときに該アイコンに係るメニュー・データ
の内容をカーソルの形状として表示することを開示す
る。
【0006】 特開昭62−259129号公報は、タ
ブレット上を相対的な距離をもって任意の2点を指示す
る指示手段と、この2点の間の移動に追従して表示部に
表示される図形カーソルを移動させるカーソル制御手段
を設けるとともに、所定のスイッチの押し下げに応答し
て図形カーソルのサイズを変化させることを開示する。
【0007】 特開平2−166506号公報は、ポイ
ンティングデバイスの操作に応じた表示装置の表示画面
上の位置にカーソルを表示するようにした情報入力装置
において、該カーソルを、操作手段の機能をあらわす形
状とすることを開示する。
【0008】 特開平4−34663号公報は、ディス
プレイ上で編集対象を選択指示するためのカーソルに、
選択の対象範囲を表現する機能をもたせるとともに、こ
の選択の対象範囲を表現するカーソルの形状・大きさを
可変設定可能ならしめることを開示する。
【0009】 しかし、上記どの従来技術も、異なる処
理に応じて、マウス・カーソルの形状・サイズを変更す
ることを開示するものの、依然として、1つのカーソル
の役目は、1つのオブジェクトを選択することにとどま
っている。従って、あるオブジェクトに対して、可能な
複数の処理の処理のうちの1つを実行しようとすると、
例えば次のような処理ステップに従うことになる。
【0010】(a) マウス・カーソルを特定のオブジェ
クトに位置づけ、マウス・ボタンをクリックすることよ
ってその特定のオブジェクトを選択する。このとき、特
定のオブジェクトは、選択されたことを示すように、色
が変わったり、反転表示されたり、影を付けられたりす
る。しかし、実行すべき処理が確定していないので、こ
の段階では、その特定のオブジェクトに対して処理は実
行されない。
【0011】(b) 次に、ウインドウの上部のメニュー
をクリックして、プルダウン・メニューを表示させる。
【0012】(c) 表示されたプルダウン・メニュー中
に表示されている複数の処理メニューのうちの所望のも
のをクリックする。すると、選択されているオブジェク
トに対して、その所望の処理が実行される。
【0013】 しかし、このような処理は、マウス・カ
ーソルを使用した多くの操作ステップを要し、効率的で
はない。これに対処するため、ショート・カット・キー
として、コントロール・キーとマウスの右ボタン等の組
み合わせにより特定の操作を行わせる試みも知られてい
るが、ユーザーに、特殊なキーストロークを記憶させる
などの負担を強い、また、ユーザー・インターフェース
上の柔軟性に欠けるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、デ
ィスプレイ画面に表示されているオブジェクトに対し
て、マウス・カーソルを使用して、複数の処理のうちの
1つを最小の操作ステップで選択的に実行することを可
能ならしめるデータ処理方法及び装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に従
い、多重指示点カーソルを使用することによって達成さ
れる。すなわち、本発明によれば、オブジェクトに対し
て、多重指示点カーソルの第1の指示点を位置づけ、マ
ウス・ボタンをクリックすることにより、例えば、その
オブジェクトの「移動操作」が指定され、カーソルを移
動後マウス・ボタンをクリックすることに応答して、元
の位置のオブジェクトが消去され、現在のカーソル位置
に、指示されたオブジェクトがあらわれる、という移動
操作が行われる。次に、オブジェクトに対して、多重指
示点カーソルの第2の指示点を位置づけ、マウス・ボタ
ンをクリックすることにより、例えば、そのオブジェク
トの「複写操作」が指定され、カーソルを移動後マウス
・ボタンをクリックすることに応答して、現在のカーソ
ル位置に、指示されたオブジェクトがあらわれる、とい
う複写操作が行われる。
【0016】 また、異なるアプリケーション及び必要
な処理に応じて、多重指示点カーソルの形状、及び指示
点の数は、システムが動的に変更可能である。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0018】 図1は、本発明に係るシステムを走らせ
るハードウェア構成の外観を示す図である。図1のシス
テムは、CPU、RAM、ハードディスク、及びフロッ
ピ・ディスク・ドライブなどを内蔵したシステム装置1
と、システム装置1に接続され、APA(全点アドレス
可能)ビデオ・バッファをもつ、グラフィック・ディス
プレイ装置3と、ケーブル5を介してシステム装置1に
接続されたキーボード5と、ケーブル11を介してシス
テム装置1に接続されたマウス9からなる。マウス9に
は、押圧操作可能な左ボタン9a及び右ボタン9bが設
けられている。マウス9を使用するアプリケーション・
プログラムに依存するけれども、通常、左ボタン9a
は、クリック、ダブル・クリック、ドラッグなどのオブ
ジェクトの選択及び起動操作に使用され、右ボタン9b
は、取り消し操作に使用される。
【0019】 図1のシステム装置1は、OS/2(I
BM社の商標)、PC−DOS(IBM社の商標)、M
S−DOS(マイクロソフト社の登録商標)及びWIN
DOWS(マイクロソフト社の商標)、AIX(IBM
社の登録商標)及びUNIX(UNIXシステム・ラボ
ラトリーズ社の商標)の上で実現されるウインドウ・シ
ステムであるX−WINDOWシステム(MITの商
標)、アップル・コンピュータ社のSystem7など
の、マウス・カーソルの位置取得及びマウス・カーソル
形状の設定機能をもつ任意のオペレーティング・システ
ムの下で動作するものである。
【0020】 図2は、本発明に係るシステムを実現す
るための構成を示すブロック図である。図2において、
システム装置1内には、データをやり取りするためのバ
ス120が配置され、バス120には、プログラムに従
い演算・記憶・入出力制御する機能をもつ周知のプロセ
ッサ(CPU)103が接続されている。図1にも示し
たマウス9は、マウス制御装置105を介してバス12
0に接続され、マウス9の底部に設けたローラ(図示し
ない)の回転や、ボタン9a、9b(図1)の押圧を検
出し、バス120を介してCPU103にその検出信号
を送信する働きを有する。
【0021】 図1にも示したディスプレイ3は、ディ
スプレイ制御装置107を介してバス120接続されて
いる。周知の構成なので詳細には示さないが、ディスプ
レイ制御装置107には、APAビデオ・バッファ、カ
ラー・パレット・レジスタ、DACなどが設けられてい
る。CPU103は、プログラムに記述された命令をデ
コードして、ビデオ・バッファの値の書込み/読取り、
カラー・パレット・レジスタへの値の設定などを行うこ
とによって、ディスプレイ3上での描画を制御する。
【0022】 メモリ113は、例えば、ランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)であって、システム装置1の
電源投入時に、上記したようなオペレーティング・シス
テムをロードされる領域であるとともに、オペレータの
操作、またはCPU103の制御によって、ハードディ
スク・ドライブ(図示しない)または、フロッピ・ディ
スク・ドライブ(図示しない)あるいはCD−ROMド
ライブ(図示しない)などから、アプリケーション・プ
ログラムがロードされる領域でもある。
【0023】 メモリ113には、オブジェクト管理テ
ーブル115及びマウス情報管理テーブル117が、マ
ウスを使用するアプリケーション・プログラムによって
用意され、維持される。
【0024】 多重指示点変更装置109と、多重指示
点イメージ作成/変更装置111は、メモリ113とは
別個のブロックとして描かれているが、それぞれは、好
適には、メモリ113上にロードされたアプリケーショ
ン・プログラムである。
【0025】 図2のシステムの動作の概要は、次のと
おりである。すなわち、このシステムに電源が投入され
ると、例えば、ハードディスクから、オペレーティング
・システムがメモリ113に読み込まれ、これにより、
CPU103は、オペレーティング・システムの制御に
従い、ディスプレイ制御装置107を制御して、ディス
プレイ3上に、例えばマルチウインドウの初期画面を表
示させる。
【0026】 次に、オペレータは、画面上の所定のア
イコン上にマウス・カーソルをあてて、マウス9の右ボ
タン9aをダブル・クリックすることによって、本発明
の多重指示点マウス機能を使用するアプリケーション・
プログラムを起動する。すると、そのプログラムは、新
たなウインドウを1つオープンし、そこに所望のメニュ
ーを表示するとともに、メモリ113上に、オブジェク
ト管理テーブル115と、マウス情報管理テーブル11
7とを用意する。CPU103は、マウス情報管理テー
ブル117の内容に従い、多重指示点カーソルを、当該
のウインドウ上に表示する。
【0027】 この状態で、オペレータがマウス9をテ
ーブル上で移動すると、マウス9の底に配置されている
ボール(図示しない)が回転し、その回転はマウス制御
装置105によって検出され、その検出信号は、バス1
20を通じてCPU103に入力される。すると、CP
U103は、ディスプレス制御装置107を介して、デ
ィスプレイ3上の多重指示点カーソルの表示位置を変更
する(実際には、マウス・カーソルのイメージを一旦消
去して再描画する)。
【0028】 次に、オペレータがマウス9の右ボタン
9aを押し下げる(クリックする)と、その押し下げ
は、マウス制御装置105によって検出され、マウス制
御装置105は、そのことを知らせる信号を、CPU1
03に送る。すると、CPU103は、メモリ113中
のオブジェクト管理テーブル115を参照して、マウス
・カーソルが位置づけられているオブジェクトを認識す
るとともに、マウス情報管理テーブル117を参照し
て、現在使用中の多重指示点カーソルのどの指示点が、
オブジェクトに位置づけられているかを識別し、当該の
オブジェクトに対して、識別された指示点に対応して予
め定められた処理を実行する。
【0029】 多重指示点変更装置109は、CPU1
03からの指示に従い、多重指示点マウス・カーソルの
多重指示点の数、配置を変更する機能を有する。
【0030】 多重指示点イメージ作成/変更装置11
1は、通常のビットマップ・グラフィック・エディタの
機能をもつが、追加機能として、多重指示点を指定する
機能をももつ。
【0031】 次に、多重指示点カーソルを実現するた
めの具体的な構成及び論理について説明する。
【0032】 オブジェクト管理テーブル 本発明において、オブジェクトとは、線、矩形、円、文
字、アイコンのような、グラフィック表示要素である。
例えば、図3に示したディスプレイ3の画面中で、ウイ
ンドウ3中に表示されたアプリケーション1を基準に考
えると、三角形G1、円G2、線G3及びG4は、それ
ぞれ、個別のオブジェクトであるし、オペレーティング
・システムを基準にすると、ウインドウ3a、ウインド
ウ3b、アイコン3d、3e、3f及び3gが個別のオ
ブジェクトである。
【0033】 図4を参照すると、オブジェクト管理テ
ーブル115の例が示されている。オブジェクト管理テ
ーブル115のエントリは、オブジェクトIDと、オブ
ジェクトIDに関連付けられた実体データとからなる。
オブジェクトの種類は様々で、固定したエントリ・フィ
ールドを用意するのは困難なので、オブジェクト管理テ
ーブル115には、オブジェクト構造体へのポインタだ
けを格納しておき、個別のオブジェクト構造体データに
は、そのオブジェクトの種別(円、線、矩形、文字な
ど)と、1組乃至それ以上のx,y座標データと、色な
どの属性データが格納されており、これらの内容は、オ
ペレーティング・システムやアプリケーション・プログ
ラムによって、動的に変更される。また、オブジェクト
管理テーブル115自体も、オペレーティング・システ
ムやアプリケーション・プログラムによって変更され、
オブジェクト・エントリの追加、削除などが動的に行わ
れる。図3に示した例の場合、ウインドウ3a、ウイン
ドウ3b、アイコン3d、3e、3f及び3gなどのた
めのオブジェクト管理テーブルは、オペレーティング・
システムによってグローバルに管理され、オブジェクト
G1〜G4などのオブジェクトのためのオブジェクト管
理テーブルは、アプリケーション1によってローカルに
管理される。尚、図3において、オプジェクトIDは、
1から増加する連番として示されているが、これは単な
る例示であって、個々のオブジェクトを一意的に識別す
るものであればよく、このような値に限定されない。
【0034】 多重指示点マウス・カーソル 多重指示点マウス・カーソルの例を図5乃至図9に示
す。先ず、図5は、2重指示点マウス・カーソルの例を
示す。この図から見て取れるように、多重指示点マウス
・カーソルは、典型的には、それ自体が指示点でもあ
る、1つの基準点(図5の場合、1の点)と、その基準
点に対する、別の指示点のオフセットのx成分及びy成
分である。図5では、別の指示点のオフセットのx成分
及びy成分は、それぞれ、delta_x_2、及びdelta_y_2と
して示されている。
【0035】 図6には、さらに多数の指示点をもつマ
ウス・カーソルの例を示す。この場合、図6の1の点を
基準点として、i番目の指示点へのオフセットは、delt
a_x_i、及びdelta_y_i(i=1〜n,nは、指示点の個数)で
与えられる。
【0036】 ところで、基準点の座標位置の取得機能
は、マウス・カーソル機能をサポートする任意のオペレ
ーティング・システムが具備するものである。例えば、
MS−DOS乃至PC−DOSでは、AXレジスタに0
3Hという値を格納し、INT33Hのソフトウェア割
り込みをかけると、CXレジスタにX座標が、DXレジ
スタにY座標が、それぞれ格納される。また、OS/2
では、MouGetPtrPosというAPI関数を使
用すると、_PTRLCOLという構造体のrowという要素にX
座標が、colという要素にY座標が、それぞれ取得され
る。このようにして取得した座標値に、i番目の指示点
へのオフセットを加えることによって、i番目の指示点
の現在の座標値Xi,Yiが決定される。尚、これらの例
では、基準点自体を指示点としているけれども、基準点
自体は必ずしも指示点でなくてもよい。基準点自体を指
示点とした場合、delta_x_1 = 0,delta_y_1= 0 である
けれども、基準点自体を指示点としない場合、delta_x_
1 ≠ 0,delta_y_1 ≠ 0 となる。
【0037】 図7の(a)、(b)、(c)には、2重指示点
マウス・カーソルの様々な態様が示されている。また、
図8には、4重指示点カーソルの例が示されている。
【0038】 図9は、2重指示点マウス・カーソルの
例であるけれども、図7に示すものとの相違点は、カー
ソルの指示点の近傍に、処理に関連する図形をビットマ
ップで表示したことである。この2重指示点マウス・カ
ーソルは、後述する線の垂直2等分線の作図に使用する
ものであり、よって、そのP1の位置には、垂直2等分
線の水平線部分を指定することが図形で示され、そのP
2の位置には、垂直2等分線の垂直線部分を指定するこ
とが図形で示されている。
【0039】 図10は、図9の2重指示点マウス・カ
ーソルのビット・マップを示す図である。図9で例え
ば、×は黒のピクセルをあらわし、○は、赤のピクセル
をあらわす。このようなビット・マップは、図2の多重
指示点イメージ作成装置111によって作成され、この
意味で、多重指示点イメージ作成装置111は、通常の
ビット・マップ・エディタの機能をもつものであるが、
多重指示点イメージ作成装置111は、多重指示点マウ
ス・カーソルの基準位置、多重指示点の数、多重指示点
の位置を指定する機能をも併せもつ。多重指示点イメー
ジ作成装置111の実際の操作では、カーソル・ビット
・マップの作成後、先ず、オペレータによって基準点の
指定が行われる。もし基準点自体を必ず指示点とする実
施例では、この段階で、多重指示点の数は1である。す
ると、図10では、P1が基準点且つ指示点として選択
される。この段階で編集を完了すると、従来の指示点が
1つしかないマウス・カーソルとなる。編集を継続して
別の指示点(例えば、図10のP2)を選択すると、基
準点P1から、P2までのX座標及びY座標のオフセッ
トが、所定のバッファ領域にスされるとともに、多重指
示点の数が増分されて、2となる。この段階で編集を完
了すると、その指示点の数、基準位置、個々の指示点の
基準位置からのオフセット、カーソル・ビット・マップ
などのデータが相互に関連付けられてディスクに格納さ
れる。
【0040】 マウス情報管理テーブル 図11には、マウス情報管理テーブルが示されている。
マウス情報管理テーブルは、オペレーティング・システ
ムまたは、アプリケーション・プログラムによって管理
され、各々のマウス・カーソル情報について、カーソル
ID、多重指示点の数、ビットマップにおける基準点の
座標位置、第1番目から第q番目までの指示点の基準点
からのX及びY座標のオフセットの値dxij,dyij、カー
ソル・ビットマップ・データへのポインタが維持され
る。尚、多重指示点の数がqより小さいrという値であ
る場合、r+1からqまでのフィールドに記入されてい
るオフセットの値は、ドント・ケアであって、図11で
は、「−」として示されている。尤も、一連の指示点の
オフセットのX,Yの値の組を、リンク・リストにし
て、アンカーに、NULLポインタを配置しておけば、
多重指示点の数を特に記録する必要も、q組のオフセッ
ト用のフィールドも、用意しておく必要はなくなる。
【0041】 このようなマウス情報管理テーブルは、
好適にはシステムの立ち上げ時に、オペレーティング・
システムにより、所定の情報をディスクから読み込むこ
とによって、メモリ113(図2)中に作成される。し
かし、マウス情報管理テーブルは、多重指示点マウス・
カーソルを使用する特定のアプリケーションが、その起
動時に、自己のローカルなメモリ領域中に構成するよう
にしてもよい。
【0042】 特定のウインドウまたはアプリケーショ
ンにおいて、このうちのどのカーソルを使用するかは、
メモリ113にロードされている1つのプログラムであ
る、多重指示点変更装置109(図2)が、オペレータ
の操作またはオペレーティング・システムからの指令に
従い指定し、あるいは指定の変更を行う。さらに、多重
指示点変更装置109は、オペレータの操作またはオペ
レーティング・システムからの指令に従い、マウス情報
管理テーブルに新しいマウス・カーソルのレコードをデ
ィスクから読み出して追加したり、マウス情報管理テー
ブルから、不要なマウス・カーソルのレコードを削除し
たりする。尚、図11において、多重指示点カーソルI
Dは、1から増加する連番として示されているが、これ
は単なる例示であって、個々の多重指示点カーソルのデ
ータを記述するレコードを個別に且つ一意的に指し示す
ものであればよく、このような値に限定されない。
【0043】 また、MS−DOSのINT33HのA
X=09Hに、カーソル形状の設定、という機能があ
り、このとき、BX=カーソル・ホット・スポットX位
置、CX=BX=カーソル・ホット・スポットY位置と
指定し、ES:DXに、カーソル形状データのデータが
存在するアドレスを指定しておくことにより、そのカー
ソル形状データのビット・マップの(BX,CX)の点
をホット・スポット、すなわち、INT33H、AX=
03Hで取得される基準位置を指定することが可能であ
る。OS/2でも、MouSetPtrShapeとい
う、同様の機能を果たすAPIが存在する。よって、多
重指示点変更装置109は、例えば、図11に示す基準
点x,yをホット・スポットとしてこのような機能を呼
び出し、多重指示点マウス・カーソルの設定を行うこと
になる。
【0044】 多重指示点マウス・カーソルのための制
御 以下、図12及び図13を参照して、多重指示点マウス
・カーソルのための制御処理を説明する。この制御処理
ルーチンは、本発明の多重指示点マウス・カーソルの機
能を利用するアプリケーション・プログラムによって、
必要に応じて呼び出されるものであり、従って、標準的
なAPIとして実現することも可能である。
【0045】 図12のステップ1202では、現在使
用中の多重指示点マウス・カーソルに関する、多重指示
点の数、指示点のオフセットの位置情報などの情報を、
マウス情報管理テーブル117から取得する。これは、
実際は、多重指示点変更装置109を介して行うことに
なる。なぜならば、多重指示点変更装置109には、現
在どのマウス・カーソルを使用しているかに関する情報
があるからである。
【0046】 ステップ1204では、マウス情報管理
テーブル117から取得した情報に基づき、マウス・カ
ーソルのビットマップを、現在のカーソル位置に表示す
る。ステップ1206とステップ1208では、マウス
のボール(図示しない)の回転に応じて、マウス・カー
ソルを、画面上で移動させる。これには、例えば、MS
−DOSを使用しているなら、INT33H,AX=0
BHを使用する。これにより、前回の読み出しから水平
及び垂直に動いた距離を、CXとDXにそれぞれ取得す
ることができる。そして、CX,DXに所望の座標位置
をセットしてINT33H,AX=04Hを使用するこ
とにより、マウス・カーソルの位置が設定される。OS
/2では、MouGetPtrPos及びMouSet
PtrPosというAPIを使用することにより実現可
能である。ステップ1210では、マウスの左ボタン
(図1の9a参照)のクリックがあるかどうかをチェッ
クし、もしクリックがないなら、アプリケーションの他
の処理を行うため、このマウス制御機能からリターンす
る。マウスのクリックは、MS−DOSなら、INT3
3H,AX=05Hで検出可能であり、OS/2なら、
MouGetEventMaskというAPIを使用し
て検出できる。尚、マウスのボール回転と、クリックと
は、図12では、それぞれステップ1206とステップ
1208で個別に検出されているが、MS−DOS、W
indows、OS/2などのAPIでは、これらを同
時に検出可能であり、従って、ステップ1206とステ
ップ1208を単一の判断ステップで置き換えることも
可能である。
【0047】 さて、図12に関しては、ステップ12
02を除いて、MS−DOS乃至OS/2の機能を引用
して説明したように、既存の機能の範囲でも実現できる
機能であった。しかし、クリックのイベントが検出され
たとき実行されるステップ1210は、本発明に特有の
処理である。
【0048】 そこで、図13のフローチャートを参照
して、ステップ1212の内容をより詳しく説明する。
先ず、ステップ1302では、マウス・カーソルの基準
点の現在のx座標及びy座標の値が取得されて、それぞ
れ、値x,yとして用意される。
【0049】 ステップ1304では、多重指示点の数
が、値Nとして用意される。ステップ1306では、イ
ンデックス用の変数iが1に初期化される。ステップ1
308では、どの指示点で選択されたかを示す変数であ
るSELが、多重指示点の番号とは使用されない、−1
や999のような値(以下、INVALID1と称す
る)に初期化される。ステップ1310では、オブジェ
クトIDという名称の変数に、実際のオブジェクトID
として使用されない、−1や999のような値(以下、
INVALID2と称する)が格納される。
【0050】 ステップ1312では、iがN以下であ
るかどうかが判断される。もしそうなら、(x+d
i,y+dyi)という座標点に、オブジェクトが存在
するかどうかをチェックする。初期的にはi=1なの
で、これは、マウス・カーソルの1番目の指示点がどれ
かのオブジェクトを指し示しているかどうかの判断であ
る。ここで、dxi,dyiは、図12のステップ120
2で取得した、現在使用中の多重指示点マウス・カーソ
ルのi番目の指示点の、基準位置からのx座標及びy座
標のオフセットである。その座標にオブジェクトが存在
するかどうかは、図4に示すオブジェクト管理テーブル
の各オブジェクトの座標位置を参照することによって決
定される。
【0051】 ステップ1314で、座標(x+d
i,y+dyi)にオブジェクトが存在すると判定され
ると、そのオブジェクトのIDが記憶され、iがSEL
に格納されて、図12のフローチャートに戻る。図12
のプログラムはさらに、そのオブジェクトIDとSEL
を、図12のプログラムを呼び出した何らかのアプリケ
ーション・プログラムに返すことになる。
【0052】 図13に戻って、ステップ1314で、
座標(x+dxi,y+dyi)にオブジェクトが存在し
ないと判定されると、ステップ1320でiは1だけ増
分され、処理はステップ1312に戻り、iがN以下で
あるかどうかの判断を再び行う。もしiがN以下である
なら、前述したステップ1314以下の処理に進む。
【0053】 一方、ステップ1312での判断が否定
的であると、それは、i=1〜Nのどの指示点にもオブ
ジェクトが見出だされなかったことを意味し、この場
合、オブジェクトIDにはINVALIDの値が格納さ
れたまま、処理は図12のフローチャートにリターンす
る。
【0054】 図14は、図12のマウス制御ルーチン
を利用する典型的なアプリケーション・プログラムの例
を示す図である。ステップ1402では、アプリケーシ
ョン・プログラムは、多重指示点変更装置109を利用
して、適当な多重指示点マウス・カーソルを、マウス情
報管理テーブル117から選択し、設定する。
【0055】 ステップ1404では、アプリケーショ
ン・プログラムは、例えばシステムがC言語で記述され
ていると仮定すると、オブジェクトIDと、選択番号S
ELを要素としてもつ構造体のアドレスを引数として、
図12のフローチャートで示すプログラムまたはルーチ
ンを呼び出す。すると、図12のルーチンは、マウス・
カーソルの移動を処理するとともに、マウス・クリック
事象を検出する。ステップ1406では、図12のルー
チンから返されたオブジェクトIDの値がINVALI
D2かどうかがチェックされる。図12及び図13から
明らかなように、オブジェクトIDの値がINVALI
D2であるとは、マウス・クリックの事象が無かったか
(ステップ1210参照)、または、マウス・カーソル
の多重指示点のどれの位置にもオブジェクトが存在しな
かったか(ステップ1310及び1314参照)、のど
ちらかである。その場合には、アプリケーション・プロ
グラムは何もしない。
【0056】 図12のルーチンから返されたオブジェ
クトIDの値がINVALID1でない、すなわち、マ
ウス・クリックの際に、マウス・カーソルの多重指示点
のどれかによって、どれかのオブジェクトが指し示され
ていたとステップ1406で判断されると、図12のル
ーチンから返されたSELの値の判定(ステップ140
8)に進む。前述したように、SELの値は、オブジェ
クトを指し示している指示点の番号である。SELの番
号が妥当な値であると、その値に応じた処理がステップ
1410で実行される。尚、ステップ1408及びステ
ップ1410は、C言語ライクな疑似コードを使用する
と、次のように記述される。
【0057】switch( SEL ) { case 1: 処理1; break; case 2: 処理2; break; case 3: 処理3; break; ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ case N: 処理N; break; default: 例外処理; break; }
【0058】 処理1〜処理N及び例外処理は、予めア
プリケーション作成者が指定しておくものである。尚、
アプリケーション・プログラムは、図12に示すような
ルーチンを呼び出すのではなく、図15に関連して後述
するように、直接、多重指示点変更装置109を通じて
マウス情報管理テーブル115にアクセスし、多重指示
点のオフセット情報を取得し、処理を行ってもよい。
【0059】 適用例 本発明の多重指示点マウス・カーソルは、極めて様々な
対話的処理に有用であって、ここにその全てを尽くすこ
とはできない。従って、以下に本発明の多重指示点マウ
ス・カーソルの適用例を幾つか示すけれども、本発明の
適用範囲が、これらの処理に限定されるものでないこと
を理解されたい。
【0060】 1.線の垂直2等分線指定 ある種の教育的ソフトウェアでは、2本の線から、一方
の線に対して他方のの線を、垂直2等分線として位置づ
ける処理が行われる。しかし、既存のマウス・カーソル
では、どちらを2等分される線とし、どちらを2等分す
る線とするかは、指定が困難である。例えば、先にクリ
ックにより指定した方を2等分される線とし、後にクリ
ックにより指定した方を2等分する線とするのは1つの
方策であるけれども、2つの線の位置関係によっては、
順序関係が錯綜し、ユーザーに相当な操作上の混乱を与
えることになる。
【0061】 図15のフローチャートに示す処理は、
この問題に解決を与える。先ず、図15の処理に先立っ
て、図9に示す2指示点カーソルが指定されているもの
とする。ステップ1502では、Segment_1と
いう変数と、Segment_2という変数に、INV
ALIDという値を格納する。このINVALIDとい
う意味は、図13のステップ1310に関して述べたの
と同じである。ステップ1504では、マウス・クリッ
クがチェックされ、マウス・クリックがあると、図9に
示すp1及びp2の座標位置が、それぞれ、(xp1,
yp1)及び(xp2,yp2)として格納される。よ
り詳細には、この処理は、次のようにして行われる。す
なわち、(xp1,yp1)を基準点とすると、これの
値は、前述したソフトウェア割り込みまたはAPIの呼
び出しによって、直ちに取得される。また、マウス情報
管理テーブルには、P1からP2へのオフセットのX座
標及びY座標の値が格納されているので、そのオフセッ
トの値を基準値に加えることによって、P2の座標値も
直ちに計算される。
【0062】 ステップ1508では、Segment
_1がINVALIDかどうかがチェックされる。もし
そうなら、Segment_1には何も線分が登録され
ていない、ということなので、ステップ1510で(x
p1,yp1)が線分(ここでは、オブジェクトとして
線分のみを考慮する)の上にあるかどうかがチェックさ
れ、もしそうなら、ステップ1512でその線分がSe
gment_1に登録される。
【0063】 同様に、ステップ1514では、Seg
ment_2がINVALIDかどうかがチェックされ
る。もしそうなら、Segment_2には何も線分が
登録されていない、ということなので、ステップ151
6で(xp2,yp2)が線分(ここでは、オブジェク
トとして線分のみを考慮する)の上にあるかどうかがチ
ェックされ、もしそうなら、ステップ1518でその線
分がSegment_2に登録される。
【0064】 ステップ1520では、Segment
_1とSegment_2のどちらかが依然としてIN
VALIDかがチェックされ、もしそうならステップ1
504の判断に戻る。
【0065】 Segment_1とSegment_
2のどちらもINVALIDでないと、それは、Seg
ment_1とSegment_2の両方に適切な線分
のオブジェクトIDが登録されていることを意味するの
で、ステップ1522で、Segment_1を垂直2
等分される線分、Segment_2を垂直2等分する
線分、として、線分の組み合わせ処理を行う。
【0066】 次に、図16及参照して、図15のフロ
ーチャートの作用を説明する。図16の(a)では、画
面中に、線分L1及びL2と、2重指示点カーソル16
02が示されている。
【0067】 図16の(b)では、線分L1が、2重
指示点カーソル1602の指示点P1でクリックされ、
よって、線分L1がSegment_1として登録され
る。
【0068】 図16の(c)では、線分L2が、2重
指示点カーソル1602の指示点P2でクリックされ、
よって、線分L2がSegment_2として登録され
る。
【0069】 図16の(c)では、線分L1及び線分
L2の両方が登録されたことにより、L1を垂直2等分
される線とし、L2を垂直2等分する線として、2つの
線分が組み合わされる。このとき、L1をP1でクリッ
クし、L2をP2でクリックする限り、処理結果は、ク
リックする順番には全く関係がないので、ユーザーは操
作上の混乱を減少させることができる。
【0070】 2.オブジェクトの複写及び移動処理 図17のフローチャートを参照して、オブジェクトの複
写及び移動処理を説明する。この場合も、図7のどれ
か、または図9に示されているような2重指示点カーソ
ルが設定されているものとする。先ず、ステップ170
2では、COPYフラグが1にセットされる。ステップ
1704では、ObjectIDという変数にINVA
LIDという値がセットされる。これは、図15のステ
ップ1502と類似した処理である。ステップ1706
では、マウス・クリックがチェックされ、マウス・クリ
ックがあると、ステップ1708で、図9に示すような
p1及びp2の座標位置が、それぞれ、(xp1,yp
1)及び(xp2,yp2)として格納される。
【0071】 ステップ1710では、ObjectI
D=INVALIDかどうかがチェックされる。もしそ
うなら、複写または移動すべきオブジェクトがまだ選択
されていないので、ステップ1712に進み、(xp
1,yp1)上にオブジェクトがあるかどうかの判断を
行う。そして、もしそうなら、ステップ1714で、そ
のオブジェクトのIDを、ObjectIDに登録し
て、ステップ1706に戻る。そうでないなら、ステッ
プ1716で、(xp2,yp2)上にオブジェクトが
あるかどうかの判断に進み、もしそうなら、ステップ1
718で、そのオブジェクトのIDを、ObjectI
Dに登録するとともに、ステップ1720でCOPYフ
ラグを0にして、ステップ1706に戻る。
【0072】 一方、ステップ1710で、Objec
tID=INVALIDの判断が否定的であるなら、ス
テップ1722に進み、COPYフラグの値をチェック
する。そして、COPYフラグ=1なら、ステップ17
24で複写処理を行い、そうでないなら、ステップ17
26で移動処理を行う。
【0073】 この処理の様子を、図18を参照して説
明する。図18には、指示点P1及びP2をもつ2指示
点カーソル1802と、オブジェクト(三角形の図形1
804)が示されている。図18の(a)で、オブジェ
クト1804を、指示点P2でクリックすると、このオ
ブジェクトが処理の対象として登録されるとともに、指
示点P2でクリックしたことにより、COPYフラグが
0となって、移動操作が選択される。次に、図18の
(b)で示すように、カーソルを移動してマウスをクリ
ックすると、現在のカーソル位置への、オブジェクト1
804の移動操作が行われる。
【0074】 次に、図18の(c)で、オブジェクト
1804を、指示点P1でクリックすると、このオブジ
ェクトが処理の対象として登録されるとともに、指示点
P1でクリックしたことにより、COPYフラグが1と
なって、複写操作が選択される。次に、図18の(c)
で示すように、カーソルを移動してマウスをクリックす
ると、現在のカーソル位置で、オブジェクト1804の
複写操作が行われ、新たなオブジェクト1806が生成
される。尚、図示しないけれども、複写操作と移動操作
を明示するために、カーソル1802の指示点P1
に、"C"という文字を表示し、カーソル1802の指示
点P2に、"M"という文字を表示してもよい。
【0075】 3.角度の選択処理 図19に示すように、線分AB及びBCによって角度α
及びβが決定されているとき、これに対して、角の2等
分線を引く処理を行おうとしたとき、従来の1点指示マ
ウス・カーソルでは、単に線分AB及びBCを順次クリ
ックするだけでは、角度α及びβのどちらを選択すべき
かの曖昧さが残る。そこで、例えば、最初にクリックし
た方の線分から時計方向に角度を指定し、後にクリック
した方の線分までの角度を指定する、という技法も考え
られる。しかし、複雑に線分が錯綜する場合、オペレー
タにとって、線分のクリックの順序を誤りなく指定する
ことは困難である。そこで、本発明に従い、2指示点カ
ーソル1902を使用する。これには、好適には、図2
0のように、各々の指示点P1、P2に、角度の指定方
向の矢印が表示されている。
【0076】 図19(b)で、線分ABを指示点P1
でクリックし、図19(c)で線分BCを指示点P2で
クリックすることにより、角度αが選択されて、図19
(d)で、角の2等分線が与えられる。尚、このとき、
先に線分BCを指示点P2でクリックし、次に線分AB
を指示点P1でクリックしても結果は同じである。これ
の処理フローチャートは、図15と同様でよいので、説
明を省略する。
【0077】 4.その他の適用例 上記に示した以外にも、次のような適用例があり得る。 (1) 2指示点カーソルを使用して、一点でオブジェク
トの選択を、もう一点で選択・実行を行う(ダブル・ク
リックの代わり)。
【0078】(2) 2指示点カーソルを使用して、一点
で単一のオブジェクトの選択を、もう一点で複数オブジ
ェクトの順次選択を行う。選択した複数のオブジェクト
に対しては、一括削除、一括印刷、一括編集などの作業
が可能である。
【0079】(3) 3指示点カーソルを使用して、一点
でウインドウの最小化を、もう一点でウインドウの最大
化を、残りの一点でウインドウの復元を行う。
【0080】(4) テキスト編集アプリケーションにお
いて、2指示点カーソルを使用し、一点でそのカーソル
位置からの挿入入力の開始を指示し、もう一点で置換入
力の開始を指示する。
【0081】(5) テキスト編集アプリケーションにお
いて、n指示点カーソルの各指示点の各々を、ローマ字
入力モード、かな入力モード、全角英数入力モード、半
角英数入力モード、半角かな入力モード、などの設定に
使用する。
【0082】(6) テキスト編集アプリケーションにお
いて、移動、複写、属性変更などの処理のため、一点で
テキストの行単位の選択を、もう一点で文字単位の選択
を行う。
【0083】(7) テキスト編集アプリケーションにお
いて、n指示点カーソルの各指示点の各々を、ゴシッ
ク、クーリエ、エリートなどの異なるフォントの選択に
使用する。
【0084】(8) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、一点でオブ
ジェクトの平行移動を、もう一点でオブジェクトの回転
移動を行う。
【0085】(9)
【0086】 図形、グラィック編集アプリケーション
において、2指示点カーソルを使用し、一点でオブジェ
クトの任意角度回転を、もう一点でオブジェクトの特定
角度刻みによる反転を行う。
【0087】 図形、グラィック編集アプリケーション
において、2つの重なり合っているオブジェクトがある
場合、2指示点カーソルを使用し、一点で下の方のオブ
ジェクトを手前に配置し、もう一点で上の方のオブジェ
クトを奥に配置する。
【0088】(10) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、n指示点カーソルを使用し、線の太さ、
線の種類、面の塗りつぶしパターン、色などの図形の属
性変更を行う。
【0089】(11) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、3指示点カーソルを使用し、各々で、
点、線、面の選択を行う。
【0090】(12) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、各々の指示
点で、平行線とする二本の線分の指定を行う(第1の指
示点でクリックした線分に平行になるように、第2の指
示点でクリックした線分を移動する)。
【0091】(13) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、各々の指示
点で、長さを揃えるべき二本の線分の指定を行う(第1
の指示点でクリックした方の線分の長さに一致するよう
に、第2の指示点でクリックした線分の長さを変更す
る)。
【0092】(14) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、各々の指示
点で、角度の大きさを揃えるべき2つの角度の指定を行
う(第1の指示点でクリックした方の角度に一致するよ
うに、第2の指示点でクリックした方の角度の大きさを
変更する)。
【0093】(15) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、各々の指示
点で、重ね合せるべきオブジェクトの2つの点の指定を
行う(第1の指示点でクリックした方の点に一致するよ
うに、第2の指示点でクリックした方の点を移動させ
る)。
【0094】(16) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、一点で線分
を、もう一点で面を指定することにより、線分と面の間
の角度の指定を行う(3次元の場合)。
【0095】(17) 図形、グラィック編集アプリケーシ
ョンにおいて、2指示点カーソルを使用し、一点で1つ
の面を、もう一点でもう1つの面を指定することによ
り、面と面の間の角度の指定を行う(3次元の場合)。
【0096】 尚、上記の説明は、ポインディング・デ
バイスとしてマウスを想定して記述されているが、本発
明は、ポインディング・デバイスとしてマウスのみに限
定されるものではなく、トラックボール、ジョイスティ
ックなどの、連動して画面上を動くカーソルをもつ任意
のポインディング・デバイスをもつシステムに適用可能
であることを理解されたい。
【0097】 また、上記の実施例では、MS−DO
S、OS/2などの既存のAPIを使用するものとして
説明がなされたが、このようなAPIに依存することな
く、アプリケーション・プログラムの作成者が、本発明
の教示に従い、マウス・カーソルを処理するルーチンを
独自に作成することも可能である。その場合、アプリケ
ーションに適合する十分な大きさのマウス・カーソルを
用意することが可能となり、多重指示点カーソルにはよ
り有利である。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、多重指示点カーソルを使用し、必要に応じてオブジ
ェクトを異なる指示点でクリックすることにより、プル
ダウン・メニューやポップアップ・メニューを呼び出す
必要がなく、また、ダブル・クリック、ドラッグなどの
複雑なマウス操作を要することなく、オペレータが、最
小の操作で所望の処理を行うことが可能ならしめられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を使用するためのハードウェア構成を
示す図である。
【図2】 本発明に係るシステムの構成を示すブロック
図である。
【図3】 画面に表示されたオブジェクトの例を示す図
である。
【図4】 オブジェクト管理テーブルを示す図である。
【図5】 多重指示点カーソルの例を示す図である。
【図6】 多重指示点カーソルの例を示す図である。
【図7】 多重指示点カーソルの例を示す図である。
【図8】 多重指示点カーソルの例を示す図である。
【図9】 多重指示点カーソルの例を示す図である。
【図10】 多重指示点カーソルのビット・マップと指
示点を示す図である。
【図11】 マウス情報管理テーブルの例を示す図であ
る。
【図12】 多重指示点カーソルの制御処理のフローチ
ャートである。
【図13】 多重指示点カーソルの制御処理のフローチ
ャートである。
【図14】 図12及び図13の処理を利用するアプリ
ケーション・プログラムの例のフローチャートである。
【図15】 多重指示点カーソルを使用した、垂直2等
分線処理のためのフローチャートである。
【図16】 多重指示点カーソルを使用した、垂直2等
分線処理の様子を示す図である。
【図17】 多重指示点カーソルを使用した、オブジェ
クトの複写・移動処理のためのフローチャートである。
【図18】 多重指示点カーソルを使用した、オブジェ
クトの複写・移動処理の様子を示す図である。
【図19】 多重指示点カーソルを使用した、角度の2
等分処理の様子を示す図である。
【図20】 図19の処理で使用される多重指示点カー
ソルを詳細に示す図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ装置と、該プロセッサ装置に
    接続され、ディスプレイ画面をもつディスプレイ装置
    と、該プロセッサ装置に接続され、上記ディスプレイ画
    面上でカーソルを移動操作及び指示操作可能なポインテ
    ィング手段とをもつデータ処理装置において、 第1の指示点及び第2の指示点をもつカーソルを画面上
    に表示する手段と、 上記第1の指示点が上記画面上のオブジェクト上に位置
    づけられているとき、上記指示操作に応答して上記プロ
    セッサ装置をして該オブジェクトに関連して、第1の処
    理を行わせる手段と、 上記第2の指示点が上記画面上のオブジェクト上に位置
    づけられているとき、上記指示操作に応答して上記プロ
    セッサ装置をして該オブジェクトに関連して、上記第1
    の処理とは異なる第2の処理を行わせる手段とを具備す
    る、 データ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記ポインティング手段が、ボタンをも
    つマウスであり、上記指示操作が、該ボタンによるクリ
    ック操作である、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 プロセッサ装置と、該プロセッサ装置に
    接続され、ディスプレイ画面をもつディスプレイ装置
    と、該プロセッサ装置に接続され、上記ディスプレイ画
    面上でカーソルを移動操作及び指示操作可能なポインテ
    ィング手段とをもつデータ処理装置において、 複数の指示点をもつカーソルを画面上に表示する手段
    と、 上記複数の指示点のうちの第1の指示点が上記画面上の
    オブジェクト上に位置づけられているとき、上記指示操
    作に応答して上記プロセッサ装置をして該オブジェクト
    に関連して、第1の処理を行わせる手段と、 上記複数の指示点のうちの上記第1の指示点とは別の指
    示点が上記画面上のオブジェクト上に位置づけられてい
    るとき、上記指示操作に応答して上記プロセッサ装置を
    して該オブジェクトに関連して、上記第1の処理とは異
    なる処理を行わせる手段とを具備する、 データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記ポインティング手段が、ボタンをも
    つマウスであり、上記指示操作が、該ボタンによるクリ
    ック操作である、請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 プロセッサ装置と、該プロセッサ装置に
    接続され、ディスプレイ画面をもつディスプレイ装置
    と、該プロセッサ装置に接続され、上記ディスプレイ画
    面上でカーソルを移動操作及び指示操作可能なポインテ
    ィング手段とをもつデータ処理装置において、上記ディ
    スプレイ画面上に表示されているオブジェクトに対して
    該カーソルを位置づけて指示操作することによって、該
    オブジェクトに対して対話的に処理を行わせるデータ処
    理方法において、 複数の指示点をもつカーソルを、上記プロセッサ装置の
    処理により、画面上に表示する段階と、 上記複数の指示点の各々の指示点に、上記プロセッサ装
    置により実行させるべき処理を対応付ける段階と、 オペレータの上記指示操作に応答して、上記プロセッサ
    装置の処理により、上記ディスプレイ画面上に表示され
    た所定のオブジェクトに、上記カーソルの複数の指示点
    のうちのどれかの指示点が位置づけられているかどうか
    を判断し、もしそうなら、該オブジェクトに位置づけら
    れていると決定された指示点に関連付けられている処理
    を、上記プロセッサ装置により、該オブジェクトに対し
    て実行する段階とを有する、 データ処理方法。
  6. 【請求項6】 プロセッサ装置と、該プロセッサ装置に
    接続され、ディスプレイ画面をもつディスプレイ装置
    と、該プロセッサ装置に接続され、上記ディスプレイ画
    面上でカーソルを移動操作及び指示操作可能なポインテ
    ィング手段とをもつデータ処理装置において、 第1の指示点及び第2の指示点をもつカーソルを画面上
    に表示する手段と、 上記第1の指示点が上記画面上の1つのオブジェクト上
    に位置づけられているとき、上記指示操作に応答して上
    記プロセッサ装置をして該1つのオブジェクトを、処理
    すべき第1のオブジェクトとして登録させる手段と、 上記第2の指示点が上記画面上の上記1つのオブジェク
    トとは別のオブジェクト上に位置づけられているとき、
    上記指示操作に応答して上記プロセッサ装置をして該別
    のオブジェクトを、処理すべき第2のオブジェクトとし
    て登録させる手段と、 上記第1のオブジェクトと、上記第2のオブジェクトが
    登録されたことに応答して、上記プロセッサ装置をし
    て、上記第1のオブジェクトと上記第2のオブジェクト
    とを関連付ける所定の処理を行わせる手段とを具備す
    る、 データ処理装置。
  7. 【請求項7】プロセッサ装置と、該プロセッサ装置に接
    続され、ディスプレイ画面をもつディスプレイ装置と、
    該プロセッサ装置に接続され、上記ディスプレイ画面上
    でカーソルを移動操作及び指示操作可能なポインティン
    グ手段とをもつデータ処理装置において、上記ディスプ
    レイ画面上に表示されているオブジェクトに対して該カ
    ーソルを位置づけて指示操作することによって、該オブ
    ジェクトに対して対話的に処理を行わせるデータ処理方
    法において、 第1及び第2の指示点をもつカーソルを、上記プロセッ
    サ装置の処理により、画面上に表示する段階と、 上記カーソルの上記第1の指示点が上記ディスプレイ画
    面上に表示されているオブジェクト上に位置づけられて
    いる場合のオペレータの上記指示操作に応答して、上記
    プロセッサ装置の処理により、該オブジェクトを第1の
    オブジェクトとして登録する段階と、 上記カーソルの上記第2の指示点が上記ディスプレイ画
    面上に表示されているオブジェクト上に位置づけられて
    いる場合のオペレータの上記指示操作に応答して、上記
    プロセッサ装置の処理により、該オブジェクトを第2の
    オブジェクトとして登録する段階と、 上記第1のオブジェクトと、上記第2のオブジェクトが
    登録されたことに応答して、上記プロセッサ装置によ
    り、上記第1のオブジェクトと上記第2のオブジェクト
    の両方に関連する所定の処理を行う段階を有する、デー
    タ処理方法。
  8. 【請求項8】プロセッサ装置と、該プロセッサ装置に接
    続され、ディスプレイ画面をもつディスプレイ装置と、
    該プロセッサ装置に接続され、上記ディスプレイ画面上
    でカーソルを移動操作及び指示操作可能なポインティン
    グ手段とをもつデータ処理装置において、上記ディスプ
    レイ画面上に表示されているオブジェクトに対して該カ
    ーソルを位置づけて指示操作することによって、該オブ
    ジェクトに対して対話的に処理を行わせるデータ処理方
    法において、 複数の指示点をもつカーソルを、上記プロセッサ装置の
    処理により、画面上に表示する段階と、 上記カーソルのどれかの指示点が上記ディスプレイ画面
    上に表示されているオブジェクト上に位置づけられてい
    る場合のオペレータの上記指示操作に応答して、上記プ
    ロセッサ装置の処理により、該オブジェクトを該指示点
    に関連するオブジェクトとして登録する段階と、 上記指示点のうちの2つ以上の指示点に関連してオブジ
    ェクトが登録されたことに応答して、上記プロセッサ装
    置により、該指示点に関連付けられた少なくとも2つの
    オブジェクトの両方に対して所定の処理を行う段階を有
    する、 データ処理方法。
  9. 【請求項9】 上記複数の指示点のすべてに関連してオ
    ブジェクトが登録されたことに応答して、上記プロセッ
    サ装置により、該指示点に関連付けられたオブジェクト
    全体に関連する所定の処理を行う段階を有する請求項8
    に記載のデータ処理方法。
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