JPH07140960A - 文字パターン発生表示装置 - Google Patents
文字パターン発生表示装置Info
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- JPH07140960A JPH07140960A JP6098285A JP9828594A JPH07140960A JP H07140960 A JPH07140960 A JP H07140960A JP 6098285 A JP6098285 A JP 6098285A JP 9828594 A JP9828594 A JP 9828594A JP H07140960 A JPH07140960 A JP H07140960A
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- JP
- Japan
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- character
- information
- stroke
- typeface
- pattern
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 文字パターンを任意の書体,任意の大きさで
品質を損なうことなく表示でき、しかも文字を格納する
メモリの容量を減少できる文字パターン発生表示装置を
提供する。 【構成】 まず画面上に描く文字の位置、大きさ、太
さ、色、書体を指定し(ステップS11〜15)、さら
に描くべき文字を指定する(S16)。続いて指定され
た文字の偏,旁による字素データを字素データメモリか
ら呼び出す(S17)。また、指定された書体を描くパ
ターン発生用プログラムが選択される(S18)。そし
て、呼び出した字素データから1つの偏,旁のデータを
読み出し(S19)、その偏,旁を構成する字画データ
を読み出し(S20)、指定された書体に対応する変調
情報を用いてその字画の幾何学情報を変調することによ
りその字画のパターンを発生し(S21)、表示する
(S22)。
品質を損なうことなく表示でき、しかも文字を格納する
メモリの容量を減少できる文字パターン発生表示装置を
提供する。 【構成】 まず画面上に描く文字の位置、大きさ、太
さ、色、書体を指定し(ステップS11〜15)、さら
に描くべき文字を指定する(S16)。続いて指定され
た文字の偏,旁による字素データを字素データメモリか
ら呼び出す(S17)。また、指定された書体を描くパ
ターン発生用プログラムが選択される(S18)。そし
て、呼び出した字素データから1つの偏,旁のデータを
読み出し(S19)、その偏,旁を構成する字画データ
を読み出し(S20)、指定された書体に対応する変調
情報を用いてその字画の幾何学情報を変調することによ
りその字画のパターンを発生し(S21)、表示する
(S22)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字パターン発生表示装
置、さらに詳細には骨格情報をもとに所定の書体で文字
等のパターンを発生させ表示できる文字パターン発生表
示装置に関する。
置、さらに詳細には骨格情報をもとに所定の書体で文字
等のパターンを発生させ表示できる文字パターン発生表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の各種情報処理機器ではモニター画
面上にアルファベットや漢字等の文字パターンを発生さ
せて表示が行なわれているが、その場合通常文字パター
ンはドット情報としてROM(固定記憶装置)に格納さ
れており、文字を発生させる場合キャラクタジェネレー
タに見られるように各文字をドット情報として読み出
し、これをモニター画面上に表示している。従って表示
される文字は1文字当りのドット数が少ない場合は品質
が悪く、特に文字を任意の比率で拡大,縮小することは
困難であり、また拡大,縮小により文字の品質が大幅に
損なわれるのが通常であった。又多くの書体で表示しよ
うとすると、各書体毎に文字パターンを記憶する必要が
あり、記憶装置(ROM)は膨大な容量を必要とした。
面上にアルファベットや漢字等の文字パターンを発生さ
せて表示が行なわれているが、その場合通常文字パター
ンはドット情報としてROM(固定記憶装置)に格納さ
れており、文字を発生させる場合キャラクタジェネレー
タに見られるように各文字をドット情報として読み出
し、これをモニター画面上に表示している。従って表示
される文字は1文字当りのドット数が少ない場合は品質
が悪く、特に文字を任意の比率で拡大,縮小することは
困難であり、また拡大,縮小により文字の品質が大幅に
損なわれるのが通常であった。又多くの書体で表示しよ
うとすると、各書体毎に文字パターンを記憶する必要が
あり、記憶装置(ROM)は膨大な容量を必要とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明はこのよ
うな従来の欠点を除去するためになされたもので、文字
等のパターンを任意の書体,任意の大きさで品質を損な
うことなく表示でき、しかも文字を格納するメモリの容
量を減少させることが可能な文字パターン発生表示装置
を提供することを課題とする。
うな従来の欠点を除去するためになされたもので、文字
等のパターンを任意の書体,任意の大きさで品質を損な
うことなく表示でき、しかも文字を格納するメモリの容
量を減少させることが可能な文字パターン発生表示装置
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の文字パターン発生表示装置によれば、幾何学
情報として文字の骨格情報を偏、旁ごとに記憶する記憶
手段と、前記偏、旁を構成する各字画ごとに複数の書体
に対応した変調情報が格納されたテーブルと、前記テー
ブルに格納された変調情報のうち、指定された書体に対
応する変調情報を用いて前記記憶手段に格納された骨格
情報の偏、旁を構成する各字画の幾何学情報を変調する
ことにより偏、旁を構成する各字画のパターンを発生す
るパターン発生手段と、該パターン発生手段により発生
された偏、旁を構成する各字画のパターンを表示するこ
とにより、前記文字を前記指定された書体で表示する手
段とからなる構成を採用した。
め本発明の文字パターン発生表示装置によれば、幾何学
情報として文字の骨格情報を偏、旁ごとに記憶する記憶
手段と、前記偏、旁を構成する各字画ごとに複数の書体
に対応した変調情報が格納されたテーブルと、前記テー
ブルに格納された変調情報のうち、指定された書体に対
応する変調情報を用いて前記記憶手段に格納された骨格
情報の偏、旁を構成する各字画の幾何学情報を変調する
ことにより偏、旁を構成する各字画のパターンを発生す
るパターン発生手段と、該パターン発生手段により発生
された偏、旁を構成する各字画のパターンを表示するこ
とにより、前記文字を前記指定された書体で表示する手
段とからなる構成を採用した。
【0005】
【作用】このような構成によれば、記憶手段に格納され
た偏、旁を構成する各字画の幾何学情報が指定された書
体に対応する変調情報を用いて変調されて偏、旁を構成
する各字画のパターンが発生され、このパターンが表示
されることにより、文字が指定された書体で表示され
る。文字パターンをドット情報に基づいて発生するので
はなく、偏、旁の幾何学情報と書体に対応する変調情報
に基づいて発生するので、文字パターンを任意の書体,
任意の大きさで品質を損なうことなく表示でき、しかも
文字を格納するメモリの容量を減少させることができ
る。
た偏、旁を構成する各字画の幾何学情報が指定された書
体に対応する変調情報を用いて変調されて偏、旁を構成
する各字画のパターンが発生され、このパターンが表示
されることにより、文字が指定された書体で表示され
る。文字パターンをドット情報に基づいて発生するので
はなく、偏、旁の幾何学情報と書体に対応する変調情報
に基づいて発生するので、文字パターンを任意の書体,
任意の大きさで品質を損なうことなく表示でき、しかも
文字を格納するメモリの容量を減少させることができ
る。
【0006】
【実施例】以下図面に示す実施例に従い本発明を詳細に
説明する。
説明する。
【0007】図1にはコンピュータ等により実現される
本発明装置の概略構成がブロック図として図示されてい
る。図において符号1で示すものは中央処理装置(CP
U)であり、このCPUにはアドレスバスあるいはデー
タバス2を介してプログラムメモリ3,骨格情報(字素
データ)メモリ4,描画制御器5,キーボード6が接続
されている。プログラムメモリ3は所定の書体で文字パ
ターンを発生させるプログラムを格納するメモリであ
り、またそのワークエリアを含むメモリである。さらに
骨格情報メモリ4は各文字の骨格情報、即ち字素データ
を格納したメモリである。描画制御器5はフレームメモ
リ7と接続され演算された書体の文字パターンを描画さ
せるために制御を行なう。例えばこの制御器5は直線,
円,円弧等を描かせる機能及びそれらの線で囲まれた部
分を塗りつぶす機能を持っている。
本発明装置の概略構成がブロック図として図示されてい
る。図において符号1で示すものは中央処理装置(CP
U)であり、このCPUにはアドレスバスあるいはデー
タバス2を介してプログラムメモリ3,骨格情報(字素
データ)メモリ4,描画制御器5,キーボード6が接続
されている。プログラムメモリ3は所定の書体で文字パ
ターンを発生させるプログラムを格納するメモリであ
り、またそのワークエリアを含むメモリである。さらに
骨格情報メモリ4は各文字の骨格情報、即ち字素データ
を格納したメモリである。描画制御器5はフレームメモ
リ7と接続され演算された書体の文字パターンを描画さ
せるために制御を行なう。例えばこの制御器5は直線,
円,円弧等を描かせる機能及びそれらの線で囲まれた部
分を塗りつぶす機能を持っている。
【0008】一方、フレームメモリ7はCRT8に表示
するためのバッファメモリであり、一例として640×
400のピクセル,色8色を表示させるために600×
400×3ドットで構成されるメモリを有する。またフ
レームメモリ7とCRT8間には出力プロセッサ9が接
続されフレームメモリ7より読み出したデータをCRT
8上に表示させる働きをする。
するためのバッファメモリであり、一例として640×
400のピクセル,色8色を表示させるために600×
400×3ドットで構成されるメモリを有する。またフ
レームメモリ7とCRT8間には出力プロセッサ9が接
続されフレームメモリ7より読み出したデータをCRT
8上に表示させる働きをする。
【0009】図2(a)〜(j)には本発明において用
いられる文字の骨格情報並びに各書体で描かれた文字が
種々図示されている。図2(b)〜(j)からわかるよ
うに各書体の文字は図2(a),(f)に示された骨格
情報をもとにして作成される。何れにしても文字は各図
において図示したように「亜」の場合「01」から「0
7」の字画ないし字素データから構成されている。字素
データは「07」だけでなく、例えば「唖」の場合さら
に「0D」までの字素を有し、それぞれ表示すべき文字
に従い字素数は増大される。
いられる文字の骨格情報並びに各書体で描かれた文字が
種々図示されている。図2(b)〜(j)からわかるよ
うに各書体の文字は図2(a),(f)に示された骨格
情報をもとにして作成される。何れにしても文字は各図
において図示したように「亜」の場合「01」から「0
7」の字画ないし字素データから構成されている。字素
データは「07」だけでなく、例えば「唖」の場合さら
に「0D」までの字素を有し、それぞれ表示すべき文字
に従い字素数は増大される。
【0010】以下「亜」の文字を例としてその骨格情報
を格納させる方法及び変調させる方法を説明する。
を格納させる方法及び変調させる方法を説明する。
【0011】図3には「亜」の骨格情報がコード並びに
幾何学情報を付して表示されている。この文字のコード
は「01」から「07」まで与えられその幾何学情報と
して例えば「07」の字素に対しては(10,14),
(70,14)の座標が与えられる。(但し座標値は1
6進数で表示されている。)同様に「02」に対しては
(34,14),(64,32)の座標が、また「0
3」のコードに対しては(34,14),(34,7
8)の座標が「04」のコードに対しては(34,7
8),(1C,32)が、また「05」に対しては(6
4,32),(1C,32)が、さらに「06」のコー
ドに対しては(34,14),(34,78)並びに
(4C,14),(4C,78)が、さらに「01」の
コードに対しては(10,78),(70,78)がそ
れぞれ座標として与えられる。
幾何学情報を付して表示されている。この文字のコード
は「01」から「07」まで与えられその幾何学情報と
して例えば「07」の字素に対しては(10,14),
(70,14)の座標が与えられる。(但し座標値は1
6進数で表示されている。)同様に「02」に対しては
(34,14),(64,32)の座標が、また「0
3」のコードに対しては(34,14),(34,7
8)の座標が「04」のコードに対しては(34,7
8),(1C,32)が、また「05」に対しては(6
4,32),(1C,32)が、さらに「06」のコー
ドに対しては(34,14),(34,78)並びに
(4C,14),(4C,78)が、さらに「01」の
コードに対しては(10,78),(70,78)がそ
れぞれ座標として与えられる。
【0012】このようなコード並びに幾何学的な情報を
メモリに格納した状態が図4に図示されており、それぞ
れコードと(X1,Y1),(X2,Y2)〜(X14,Y1
4),(X15,Y15)の座標を幾何学的情報とした状態
が各字素毎に格納されている。
メモリに格納した状態が図4に図示されており、それぞ
れコードと(X1,Y1),(X2,Y2)〜(X14,Y1
4),(X15,Y15)の座標を幾何学的情報とした状態
が各字素毎に格納されている。
【0013】一方、図5には各コードの字素に対する各
書体に従った変調の状態がテーブルの形として図示され
ている。それぞれ左から丸ゴシック書体,角ゴシック書
体,明朝書体,階書体の順序で各コード毎にそれぞれ字
素の変調状態が図示されている。同図において空白にな
っている所例えばコード「07」の丸ゴシック書体はコ
ード「01」の丸ゴシック書体と同じであるので変調コ
ードM101だけが図示されており書体は省略されてい
る。
書体に従った変調の状態がテーブルの形として図示され
ている。それぞれ左から丸ゴシック書体,角ゴシック書
体,明朝書体,階書体の順序で各コード毎にそれぞれ字
素の変調状態が図示されている。同図において空白にな
っている所例えばコード「07」の丸ゴシック書体はコ
ード「01」の丸ゴシック書体と同じであるので変調コ
ードM101だけが図示されており書体は省略されてい
る。
【0014】次にこのように構成された本発明装置の動
作を流れ図を参照して説明する。
作を流れ図を参照して説明する。
【0015】図6には1字画毎による制御の流れが図示
されておりステップS1からステップS6までにパラメ
ータが設定される。即ちステップS1においてCRT8
の画面上に描く文字の位置(PX,PY)を指定する。
続いてステップS2において文字の大きさ、即ち横方
向,縦方向の長さ(SX,SY)を指定する。またステ
ップS3では文字の横方向,縦方向の太さ(TX,T
Y)を指定する。さらにステップS4において文字の色
CCを、またステップS5において文字の書体FTを、
さらにステップS6において描くベき文字CHを指定す
る。
されておりステップS1からステップS6までにパラメ
ータが設定される。即ちステップS1においてCRT8
の画面上に描く文字の位置(PX,PY)を指定する。
続いてステップS2において文字の大きさ、即ち横方
向,縦方向の長さ(SX,SY)を指定する。またステ
ップS3では文字の横方向,縦方向の太さ(TX,T
Y)を指定する。さらにステップS4において文字の色
CCを、またステップS5において文字の書体FTを、
さらにステップS6において描くベき文字CHを指定す
る。
【0016】ステップS7では指定された文字の字素デ
ータ(骨格情報)を字素データメモリ4(図4に図示)
よりワークエリアに読み出す。次にステップS8におい
て指定された書体を描くパターン発生用プログラム3が
選択される。
ータ(骨格情報)を字素データメモリ4(図4に図示)
よりワークエリアに読み出す。次にステップS8におい
て指定された書体を描くパターン発生用プログラム3が
選択される。
【0017】続くステップS9では文字の字素データよ
り1字画(ストローク)毎のデータを読み出す。即ち
(「亜」の場合)「01」から「07」のデータ(幾何
学的情報、即ち座標)が読み出される。続いてステップ
S10ではステップS1〜S3で設定された情報に従い
1字画データを画面上の絶対座標値に換算し、ステップ
S5で指定された書体に従ってその1字画の変調が行な
われる。例えば「01」に対して丸ゴシック書体で変調
を行なう場合の状態が図7(a)に図示されており骨格
情報メモリ4から読み出された「01」のコードに対す
る座標(X1,Y1),(X2,Y2)から(X11,Y1
1),(X22,Y22)をそれぞれ演算し、例えばベーシ
ック言語ならLINE命令あるいはCIRCLE命令を
用いて図7(a)に図示したような字画パターンを描く
(ステップS11)。
り1字画(ストローク)毎のデータを読み出す。即ち
(「亜」の場合)「01」から「07」のデータ(幾何
学的情報、即ち座標)が読み出される。続いてステップ
S10ではステップS1〜S3で設定された情報に従い
1字画データを画面上の絶対座標値に換算し、ステップ
S5で指定された書体に従ってその1字画の変調が行な
われる。例えば「01」に対して丸ゴシック書体で変調
を行なう場合の状態が図7(a)に図示されており骨格
情報メモリ4から読み出された「01」のコードに対す
る座標(X1,Y1),(X2,Y2)から(X11,Y1
1),(X22,Y22)をそれぞれ演算し、例えばベーシ
ック言語ならLINE命令あるいはCIRCLE命令を
用いて図7(a)に図示したような字画パターンを描く
(ステップS11)。
【0018】続くステップS12において1文字が書き
終ったか否かが判断され終っていない場合にはステップ
S9に戻り次の字画「02」を読み出す。「01」と同
様に「02」に対しても指定された書体に応じ図7
(b)で図示されたように(X11,Y11)から(X24,
Y24)が演算され「02」の字画パターンが描かれる。
以下同様に「03」から「07」がそれぞれ描かれ1文
字が描かれる。この状態が図2(b)に図示されてい
る。
終ったか否かが判断され終っていない場合にはステップ
S9に戻り次の字画「02」を読み出す。「01」と同
様に「02」に対しても指定された書体に応じ図7
(b)で図示されたように(X11,Y11)から(X24,
Y24)が演算され「02」の字画パターンが描かれる。
以下同様に「03」から「07」がそれぞれ描かれ1文
字が描かれる。この状態が図2(b)に図示されてい
る。
【0019】次にステップS13において次の文字を描
くか否かが判断され描く場合はステップS1に戻り、又
終わる場合にはプログラムを終了させる。
くか否かが判断され描く場合はステップS1に戻り、又
終わる場合にはプログラムを終了させる。
【0020】上に説明した丸ゴシック書体の場合には比
較的字素の変調は簡単であるが、例えば楷書体を指定し
た場合には「01」の変調は図7(c)に図示したよう
に比較的複雑なものとなる。しかし図5のテーブルに図
示されているように各コードを指定した書体に従って任
意に変調することが可能である。
較的字素の変調は簡単であるが、例えば楷書体を指定し
た場合には「01」の変調は図7(c)に図示したよう
に比較的複雑なものとなる。しかし図5のテーブルに図
示されているように各コードを指定した書体に従って任
意に変調することが可能である。
【0021】すなわち図8(a)〜(d)には丸ゴシッ
ク書体,角ゴシック書体,明朝書体,楷書体による「0
1」の骨格情報の変調例(M101〜M401)が、ま
た図9(a)〜(d)には「04」の骨格情報の変調例
(M104〜M404)がそれぞれ図示されており、各
書体により座標点が演算されていることが理解できる。
ク書体,角ゴシック書体,明朝書体,楷書体による「0
1」の骨格情報の変調例(M101〜M401)が、ま
た図9(a)〜(d)には「04」の骨格情報の変調例
(M104〜M404)がそれぞれ図示されており、各
書体により座標点が演算されていることが理解できる。
【0022】以上説明した実施例はストローク方式で文
字パターンを表示させたが、図10及び図11には偏,
旁方式で描画する方法が図示されている。この実施例に
おいても文字の骨格情報が記憶されるが、この場合は1
字画毎ではなく、偏,旁毎に幾何学情報を付して骨格情
報が記憶される。即ち図10(a)に図示されたように
「婚」の文字は「女」「氏」「日」の偏と旁に分解され
図10(b)に図示したように幾何学的情報(座標)並
びに偏,旁を示すコード「H**」を付して格納され
る。
字パターンを表示させたが、図10及び図11には偏,
旁方式で描画する方法が図示されている。この実施例に
おいても文字の骨格情報が記憶されるが、この場合は1
字画毎ではなく、偏,旁毎に幾何学情報を付して骨格情
報が記憶される。即ち図10(a)に図示されたように
「婚」の文字は「女」「氏」「日」の偏と旁に分解され
図10(b)に図示したように幾何学的情報(座標)並
びに偏,旁を示すコード「H**」を付して格納され
る。
【0023】この偏,旁方式による文字の発生及び表示
が図11に図示されている。ステップS11からS16
はパラメータの設定であり図6に図示したものと同じで
ある。ステップS17では指定された文字の字素データ
(偏,旁によるデータ)を字素データメモリよりワーク
エリアに呼び出す。続くステップS18で指定された書
体を描くパターン発生用プログラムが選択される。ステ
ップS19では字素データより偏又は旁毎のデータ読み
出しが行なわれる。続くステップS20では読み出され
た偏又は旁データの指定によりそれを構成する字画デー
タの読み出しが行なわれる。続くステップS21では
偏,旁データに指定されている偏,旁の文字座標内での
位置,大きさを計算する。これをさらにパラメータの設
定に従い画面上の絶対座標系に換算する。ステップS2
2でその偏又は旁の文字パターンを描き、ステップS2
3,ステップS24でその文字のすべての偏又は旁を描
き終り、1文字を描き終わるまで上記ステップを繰り返
す。続いてステップS25で次の文字を描くか否かを判
断する。描く場合には初めに戻り、終わる場合にはプロ
グラムを終了する。
が図11に図示されている。ステップS11からS16
はパラメータの設定であり図6に図示したものと同じで
ある。ステップS17では指定された文字の字素データ
(偏,旁によるデータ)を字素データメモリよりワーク
エリアに呼び出す。続くステップS18で指定された書
体を描くパターン発生用プログラムが選択される。ステ
ップS19では字素データより偏又は旁毎のデータ読み
出しが行なわれる。続くステップS20では読み出され
た偏又は旁データの指定によりそれを構成する字画デー
タの読み出しが行なわれる。続くステップS21では
偏,旁データに指定されている偏,旁の文字座標内での
位置,大きさを計算する。これをさらにパラメータの設
定に従い画面上の絶対座標系に換算する。ステップS2
2でその偏又は旁の文字パターンを描き、ステップS2
3,ステップS24でその文字のすべての偏又は旁を描
き終り、1文字を描き終わるまで上記ステップを繰り返
す。続いてステップS25で次の文字を描くか否かを判
断する。描く場合には初めに戻り、終わる場合にはプロ
グラムを終了する。
【0024】この偏,旁方式は、各文字を偏,旁に分解
し、偏,旁毎にメモリのアクセスが行なわれるので、メ
モリのデータ圧縮率を向上させることができる。例えば
「女」偏を含む文字は、まず「女」の偏を格納したメモ
リ番地から偏のデータが読み出され、続いてその偏をス
トローク方式に従って描画することになるので、各文字
を字画に分解して全文字情報を格納するよりも偏,旁毎
に分解して格納した方のがデータはより圧縮して記憶さ
れることになる。同様に1字画毎に分解するよりもまと
められる字画はそれを1つの字画として記憶させるよう
にすれば、文字データはより圧縮されることになる。
し、偏,旁毎にメモリのアクセスが行なわれるので、メ
モリのデータ圧縮率を向上させることができる。例えば
「女」偏を含む文字は、まず「女」の偏を格納したメモ
リ番地から偏のデータが読み出され、続いてその偏をス
トローク方式に従って描画することになるので、各文字
を字画に分解して全文字情報を格納するよりも偏,旁毎
に分解して格納した方のがデータはより圧縮して記憶さ
れることになる。同様に1字画毎に分解するよりもまと
められる字画はそれを1つの字画として記憶させるよう
にすれば、文字データはより圧縮されることになる。
【0025】尚、上述したストローク方式並びに偏,旁
方式において幾何学情報として座標のみが用いられた
が、その外に1つの点を座標として延びる方向並びに長
さを幾何学情報とするようにしてもよい。
方式において幾何学情報として座標のみが用いられた
が、その外に1つの点を座標として延びる方向並びに長
さを幾何学情報とするようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によればドッ
ト情報ではなく幾何学情報として文字の骨格情報を偏、
旁毎に記憶し、それを所定の書体に従って変調させるよ
うにしているので、以下のような種々の効果が得られ
る。
ト情報ではなく幾何学情報として文字の骨格情報を偏、
旁毎に記憶し、それを所定の書体に従って変調させるよ
うにしているので、以下のような種々の効果が得られ
る。
【0027】a)少ない文字パターン情報(偏、旁毎の
骨格情報)から、高品質の文字が共通の字素データを基
にして各種書体で描くことができる。従ってデータ圧縮
率は莫大である。
骨格情報)から、高品質の文字が共通の字素データを基
にして各種書体で描くことができる。従ってデータ圧縮
率は莫大である。
【0028】b)非常に小きざみの拡大,縮小が可能で
且つその過程において文字の品質は損なわれることなく
常に表示用のフレームメモリのピクセル密度に維持され
る。拡大してもドット文字のようにエイリアス(ali
as:ギザギザ)が大きくならない。
且つその過程において文字の品質は損なわれることなく
常に表示用のフレームメモリのピクセル密度に維持され
る。拡大してもドット文字のようにエイリアス(ali
as:ギザギザ)が大きくならない。
【0029】c)同一サイズの文字でも字画の太さは縦
横任意に指定できるので、文字デザイン上のバリエーシ
ョンが大きくとれる。
横任意に指定できるので、文字デザイン上のバリエーシ
ョンが大きくとれる。
【0030】d)文字を描画するとき座標変換処理がで
きるので文字を回転させたり、縦横に扇形にしたりして
描画のモディフィケイションができる。
きるので文字を回転させたり、縦横に扇形にしたりして
描画のモディフィケイションができる。
【0031】e)文字にシャドウをつけたりして、文字
パターンに立体感をもたせることができる。
パターンに立体感をもたせることができる。
【0032】f)指定された書体に従って直線のみなら
ず曲線を用いて偏、旁パターンの輪郭を定めるので、拡
大表示しても滑らかな輪郭を持つ高品質の文字が得られ
る。
ず曲線を用いて偏、旁パターンの輪郭を定めるので、拡
大表示しても滑らかな輪郭を持つ高品質の文字が得られ
る。
【0033】g)骨格情報ごとに、それぞれ複数の書体
に対応した変調情報がテーブルに格納されるため、複数
の書体のうち所望の書体による文字パターンを容易に発
生することができる。
に対応した変調情報がテーブルに格納されるため、複数
の書体のうち所望の書体による文字パターンを容易に発
生することができる。
【図1】本発明装置の概略構成を示したブロック図であ
る。
る。
【図2】骨格情報並びに各書体による文字の表示を説明
した説明図である。
した説明図である。
【図3】文字の字素データを説明する説明図である。
【図4】骨格情報をメモリ内に格納した状態を説明した
説明図である。
説明図である。
【図5】ストローク方式による各書体の変調を示したテ
ーブル表図である。
ーブル表図である。
【図6】ストローク方式による制御の流れを示した流れ
図である。
図である。
【図7】字素データの変調を説明する説明図である。
【図8】字素データの変調を説明する説明図である。
【図9】字素データの変調を説明する説明図である。
【図10】偏,旁方式によるデータの形式を説明した説
明図である。
明図である。
【図11】偏,旁方式による制御の流れを説明した流れ
図である。
図である。
1 CPU 3 文字パターン発生用プログラムメモリ 4 文字パターン発生用骨格情報メモリ 5 描画制御器 6 キーボード 7 フレームメモリ 8 CRT 9 出力プロセッサ
Claims (1)
- 【請求項1】 幾何学情報として文字の骨格情報を偏、
旁ごとに記憶する記憶手段と、 前記偏、旁を構成する各字画ごとに複数の書体に対応し
た変調情報が格納されたテーブルと、 前記テーブルに格納された変調情報のうち、指定された
書体に対応する変調情報を用いて前記記憶手段に格納さ
れた骨格情報の偏、旁を構成する各字画の幾何学情報を
変調することにより偏、旁を構成する各字画のパターン
を発生するパターン発生手段と、 該パターン発生手段により発生された偏、旁を構成する
各字画のパターンを表示することにより、前記文字を前
記指定された書体で表示する手段とからなることを特徴
とする文字パターン発生表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6098285A JPH07104664B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 文字パターン発生表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6098285A JPH07104664B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 文字パターン発生表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59267405A Division JPH0687217B2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 文字パターン発生表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07140960A true JPH07140960A (ja) | 1995-06-02 |
JPH07104664B2 JPH07104664B2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=14215665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6098285A Expired - Lifetime JPH07104664B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 文字パターン発生表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07104664B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0962246A (ja) * | 1995-08-29 | 1997-03-07 | Nec Off Syst Ltd | 文字作成方式 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129447A (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-11 | ||
JPS56162788A (en) * | 1980-05-20 | 1981-12-14 | Ricoh Kk | Character form converter |
JPS58102291A (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-17 | 株式会社日立製作所 | 漢字パタ−ンの発生方法 |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP6098285A patent/JPH07104664B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129447A (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-11 | ||
JPS56162788A (en) * | 1980-05-20 | 1981-12-14 | Ricoh Kk | Character form converter |
JPS58102291A (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-17 | 株式会社日立製作所 | 漢字パタ−ンの発生方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0962246A (ja) * | 1995-08-29 | 1997-03-07 | Nec Off Syst Ltd | 文字作成方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07104664B2 (ja) | 1995-11-13 |
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