JPH07140118A - ピッチキャッチ用シューの構造及びその使用方法 - Google Patents
ピッチキャッチ用シューの構造及びその使用方法Info
- Publication number
- JPH07140118A JPH07140118A JP5309751A JP30975193A JPH07140118A JP H07140118 A JPH07140118 A JP H07140118A JP 5309751 A JP5309751 A JP 5309751A JP 30975193 A JP30975193 A JP 30975193A JP H07140118 A JPH07140118 A JP H07140118A
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- JP
- Japan
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- shoe
- probe
- pitch
- slide shaft
- flaw detection
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- Withdrawn
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性が良く、しかも走査精度も高いピッチ
キャッチ用シューの構造を提供する。 【構成】 アクリル樹脂製で勾配面を長くとって楔形に
形成した２個の楔形シュー１の頂点側の端部どおしに音
響仕切板２を挾んで結合する。各シューにはスライド軸
３（探触子押え金）を個々に取り付け、２個の探触子４
（送信用と受信用の探触子）を対称的に配置する。探触
子４をスライド軸３に沿ってスライドさせれば、傷の深
さに合わせた焦点距離を容易に設定できる。
キャッチ用シューの構造を提供する。 【構成】 アクリル樹脂製で勾配面を長くとって楔形に
形成した２個の楔形シュー１の頂点側の端部どおしに音
響仕切板２を挾んで結合する。各シューにはスライド軸
３（探触子押え金）を個々に取り付け、２個の探触子４
（送信用と受信用の探触子）を対称的に配置する。探触
子４をスライド軸３に沿ってスライドさせれば、傷の深
さに合わせた焦点距離を容易に設定できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、翼溝部などの微小な傷
をピッチキャッチ法でＵＴ探傷する場合のシューの形状
とその使用法に関する。
をピッチキャッチ法でＵＴ探傷する場合のシューの形状
とその使用法に関する。
【０００２】
【従来の技術】原子力高圧タービンロータのＴルート翼
溝部に発生する微小なＳＣＣ欠陥（応力腐食割れ欠陥）
は、ピッチキャッチ法によって超音波（ＵＴ）探傷がさ
れる。ピッチキャッチ法（垂直探触子）は、試験材の表
面に送信探触子により超音波を垂直に入射し、受信側探
触子でビームの方向に垂直な反射面を持つ欠陥を探傷す
る。垂直探傷では、底面エコーが現われるから欠陥位置
を直線的にとらえられる特徴がある。
溝部に発生する微小なＳＣＣ欠陥（応力腐食割れ欠陥）
は、ピッチキャッチ法によって超音波（ＵＴ）探傷がさ
れる。ピッチキャッチ法（垂直探触子）は、試験材の表
面に送信探触子により超音波を垂直に入射し、受信側探
触子でビームの方向に垂直な反射面を持つ欠陥を探傷す
る。垂直探傷では、底面エコーが現われるから欠陥位置
を直線的にとらえられる特徴がある。
【０００３】現在この探傷は送信側探触子と受信側探触
子の一対の探触子を一個のシューに固定して取り付けて
箱内に組み入れてあり、探傷位置（探傷深さ）が異なる
場合には、一対の探触子を取り外し別のシューに固定し
てから探傷している。従って、探傷位置の数だけ固定す
るシューを必要としている。
子の一対の探触子を一個のシューに固定して取り付けて
箱内に組み入れてあり、探傷位置（探傷深さ）が異なる
場合には、一対の探触子を取り外し別のシューに固定し
てから探傷している。従って、探傷位置の数だけ固定す
るシューを必要としている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】現在行なわれているピ
ッチキャッチ法でＵＴ探傷する場合、ＳＣＣ割れの深さ
により種々の焦点距離の設定が必要となる。そのため、
従来方式では、傷の深さの数だけシューの数を必要とす
るうえ、探触子一対毎にシューを取り付けて走査するの
で、作業性が非常に悪く時間がかかって走査精度も悪
い。
ッチキャッチ法でＵＴ探傷する場合、ＳＣＣ割れの深さ
により種々の焦点距離の設定が必要となる。そのため、
従来方式では、傷の深さの数だけシューの数を必要とす
るうえ、探触子一対毎にシューを取り付けて走査するの
で、作業性が非常に悪く時間がかかって走査精度も悪
い。
【０００５】そこで、本発明は、上述した従来技術の欠
点を解消することを目的とするものである。
点を解消することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するもので、垂直探触子によるピッチキャッチ法
で超音波探傷試験を行う場合に使用するピッチキャッチ
用シューの構造において、アクリル樹脂を楔形に加工し
た一対のシューを、音響仕切板を介して結合したことを
特徴とするピッチキャッチ用シューの構造である。
を解決するもので、垂直探触子によるピッチキャッチ法
で超音波探傷試験を行う場合に使用するピッチキャッチ
用シューの構造において、アクリル樹脂を楔形に加工し
た一対のシューを、音響仕切板を介して結合したことを
特徴とするピッチキャッチ用シューの構造である。
【０００７】また、前記シューにスライド軸を設け、送
信用と受信用の探触子を対称的に配置してスライドさせ
ることにより探傷深さを変更できるようにしたことを特
徴とするピッチキャッチ用シューの使用方法である。
信用と受信用の探触子を対称的に配置してスライドさせ
ることにより探傷深さを変更できるようにしたことを特
徴とするピッチキャッチ用シューの使用方法である。
【０００８】
【作用】前述の手段によれば、楔形に加工し音響仕切板
を介して結合したシューにしたことによって、シューが
一体化され、送信側探触子と受信側探触子が対称的に配
置され、スライドして走査することができるようになっ
たことで、探傷深さを簡単に変えられる。
を介して結合したシューにしたことによって、シューが
一体化され、送信側探触子と受信側探触子が対称的に配
置され、スライドして走査することができるようになっ
たことで、探傷深さを簡単に変えられる。
【０００９】また、シューは勾配面を長くとってあるの
で、両探触子をスライドするだけで種々の焦点距離の設
定が容易にできるようになる。そのため走査精度及び検
出性が向上する。
で、両探触子をスライドするだけで種々の焦点距離の設
定が容易にできるようになる。そのため走査精度及び検
出性が向上する。
【００１０】さらに、また、両シューの合せ側に音響仕
切板を設けたことによって送信側探触子と受信側探触子
との音響結合もしゃ断できるので、この点でも精度検出
性は向上する。
切板を設けたことによって送信側探触子と受信側探触子
との音響結合もしゃ断できるので、この点でも精度検出
性は向上する。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図１ないし図４に基づいて
説明する。
説明する。
【００１２】図１はピッチキャッチ法（垂直探触子）に
よるＵＴ探傷器で、アクリル樹脂製で勾配面を長くとっ
て楔形に形成した２個の楔形シュー１の頂点側の端部ど
うしに、コルク製の音響仕切板２を挾んで結合してあ
る。そして、この楔形シュー１にスライド軸（探触子押
え金）３を個々に取り付け、送信用及び受信用の一対の
探触子４が図の矢印の方向にスライドできるように対称
的に配置してある。
よるＵＴ探傷器で、アクリル樹脂製で勾配面を長くとっ
て楔形に形成した２個の楔形シュー１の頂点側の端部ど
うしに、コルク製の音響仕切板２を挾んで結合してあ
る。そして、この楔形シュー１にスライド軸（探触子押
え金）３を個々に取り付け、送信用及び受信用の一対の
探触子４が図の矢印の方向にスライドできるように対称
的に配置してある。
【００１３】また、図２は、（ａ）が探触子４を単体で
示した正面図、（ｂ）が（ａ）の側面図であって、探触
子４にはスライド軸３との係合による押え用の段差部４
ａが設けられている。一方、スライド軸３には、探触子
４を取り外した状態の平面図を示す図３の如く、コ字状
のガイド３ａが設けられている。すなわち、探触子４
は、段差部４ａの上部がガイド３ａに沿ってスライド可
能であり、かつ、段差部４ａがスライド軸３に押えられ
て抜け止めされている。
示した正面図、（ｂ）が（ａ）の側面図であって、探触
子４にはスライド軸３との係合による押え用の段差部４
ａが設けられている。一方、スライド軸３には、探触子
４を取り外した状態の平面図を示す図３の如く、コ字状
のガイド３ａが設けられている。すなわち、探触子４
は、段差部４ａの上部がガイド３ａに沿ってスライド可
能であり、かつ、段差部４ａがスライド軸３に押えられ
て抜け止めされている。
【００１４】次に図４は、上述したＵＴ探傷器で探傷し
ている状態を示した図である。すなわち、送信用及び受
信用の探触子４が一組対称的に配置され、勾配上をスラ
イドして走査することができる。従って、傷（たとえば
ＳＣＣ割れ傷）Ａの深さが図の左右のように異なる深さ
Ｂ，Ｃにあったとしても、２つの探触子の位置をずらし
て仮想線で示す焦点距離の調整をすれば、傷の深さに応
じた焦点距離を容易に設定することができる。
ている状態を示した図である。すなわち、送信用及び受
信用の探触子４が一組対称的に配置され、勾配上をスラ
イドして走査することができる。従って、傷（たとえば
ＳＣＣ割れ傷）Ａの深さが図の左右のように異なる深さ
Ｂ，Ｃにあったとしても、２つの探触子の位置をずらし
て仮想線で示す焦点距離の調整をすれば、傷の深さに応
じた焦点距離を容易に設定することができる。
【００１５】なお、２個の楔形シュー１の間に音響仕切
板２を設けたので、送信側と受信側とが隔離され（すな
わち音響結合が遮断される）、相互の干渉が防止され
る。
板２を設けたので、送信側と受信側とが隔離され（すな
わち音響結合が遮断される）、相互の干渉が防止され
る。
【００１６】
【発明の効果】本発明のシューとその使用法によれば、
従来方式のように割れ深さ毎にシューを取り替えて走査
しなくてもよくなり、作業性が著しく向上するとともに
走査精度及び検出度も向上する。
従来方式のように割れ深さ毎にシューを取り替えて走査
しなくてもよくなり、作業性が著しく向上するとともに
走査精度及び検出度も向上する。
【００１７】さらに、両シューの合せ面に音響仕切板を
挾んだことにより、音響結合がしゃ断され、この点でも
走査精度、検出度が向上する。
挾んだことにより、音響結合がしゃ断され、この点でも
走査精度、検出度が向上する。
【図１】本発明によるＵＴ探傷器の一実施例を示す概要
図である。
図である。
【図２】図１の探触子を示した図で、（ａ）は正面図、
（ｂ）は側面図である。
（ｂ）は側面図である。
【図３】図１のスライド軸を示す、探触子を除去した状
態の平面図である。
態の平面図である。
【図４】図１のＵＴ探傷器による探傷状態を示す図であ
る。
る。
１ 楔形シュー ２ 音響仕切板 ３ スライド軸 ４ 探触子 Ａ 傷
Claims (2)
- 【請求項１】垂直探触子によるピッチキャッチ法で超音
波探傷試験を行う場合に使用するピッチキャッチ用シュ
ーの構造において、アクリル樹脂を楔形に加工した一対
のシューを、音響仕切板を介して結合したことを特徴と
するピッチキャッチ用シューの構造。 - 【請求項２】前記シューにスライド軸を設け、送信用と
受信用の探触子を対称的に配置してスライドさせること
により探傷深さを変更できるようにしたことを特徴とす
るピッチキャッチ用シューの使用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5309751A JPH07140118A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | ピッチキャッチ用シューの構造及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5309751A JPH07140118A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | ピッチキャッチ用シューの構造及びその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07140118A true JPH07140118A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17996857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5309751A Withdrawn JPH07140118A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | ピッチキャッチ用シューの構造及びその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07140118A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008215936A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ガスタービンの翼の超音波探傷方法 |
| US20120006132A1 (en) * | 2010-07-09 | 2012-01-12 | Denis Faucher | Probe holder adjustable to conform to test surfaces |
| JP2017161513A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 超音波探傷装置及び超音波探傷方法 |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP5309751A patent/JPH07140118A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008215936A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ガスタービンの翼の超音波探傷方法 |
| US20120006132A1 (en) * | 2010-07-09 | 2012-01-12 | Denis Faucher | Probe holder adjustable to conform to test surfaces |
| JP2017161513A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 超音波探傷装置及び超音波探傷方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |