JPH07139846A - 下水排熱回収ヒートポンプ - Google Patents

下水排熱回収ヒートポンプ

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JPH07139846A
JPH07139846A JP3263181A JP26318191A JPH07139846A JP H07139846 A JPH07139846 A JP H07139846A JP 3263181 A JP3263181 A JP 3263181A JP 26318191 A JP26318191 A JP 26318191A JP H07139846 A JPH07139846 A JP H07139846A
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資夫 栗田
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GENERAL HEAT PUMP KOGYO KK
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GENERAL HEAT PUMP KOGYO KK
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプおよび電磁弁を節約した下水排熱回収
ヒートポンプ 【構成】 圧縮機12、蒸発器として作用する第1の熱交
換器14、凝縮器として作用する第2の熱交換器16および
膨張弁18とで構成される閉回路に作動媒体を循環させる
ヒートポンプにおいて、膨張弁58を具備し下水処理排水
と直接熱交換する第3の熱交換器60を有する回路を3方
弁40および4方弁42を用いて接続し、3方弁40および4
方弁42の切替えにより作動媒体を循環して、第1の熱交
換器14および第3の熱交換器60を蒸発器または凝縮器と
して作用させる。第1の熱交換器14の吸熱または放熱に
よって暖房または冷房用の冷水または温水が得られ、第
3の熱交換器60により下水処理排水を熱源として利用で
きる。そのため、下水処理排水の排熱回収用に余分のポ
ンプを必要とせず、また少ない電磁弁で冷暖房の切替え
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下水処理排水の排熱を熱
源とする下水排熱回収ヒートポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の下水排熱回収ヒートポンプシステ
ム概略構成図を図6に示す。ヒートポンプ10は圧縮機
12、蒸発器として作用する第1の熱交換器14、凝縮
器として作用する第2の熱交換器16、膨張弁18とで
構成される。圧縮機12で高圧に圧縮された作動媒体
は、凝縮器として作用する第2の熱交換器16へ送ら
れ、そこで熱放出しながら凝縮液化する。
【0003】液化した作動媒体は続いて膨張弁18へ送
られ蒸発圧力まで減圧される。続いて、蒸発器として作
用する第1の熱交換器14へ送られた作動媒体は、そこ
で熱を吸収しながら蒸発する。蒸発した作動媒体は、圧
縮機12へ送られ、圧縮機12で再び高圧に圧縮され
て、同じサイクルを繰り返す。
【0004】このヒートポンプ10の第1の熱交換器1
4には、水循環ポンプ20により水が循環する水循環回
路22が接続され、第1の熱交換器14に供給された水
が吸熱により冷却される。また、第2の熱交換器16に
は、排熱回収ポンプ24により排熱回収水が循環する排
熱回収回路26の一端が接続されており、送り込まれた
水が第2の熱交換器16の放熱により加熱される。この
排熱回収回路26のもう一方の端には排熱回収熱交換器
28が接続されており、この排熱回収熱交換器28に
は、排水汲み上げポンプ30により汲み上げられた下水
処理水が注入されるので、ここで下水処理水と排熱回収
水との間で熱交換が行われる。
【0005】水循環回路22の往路22aと復路22b
にはそれぞれ3方弁32および34が取り付けられてお
り、また排熱回収回路26にも往路26aと復路26b
にそれぞれ3方弁36および38が取り付けられてい
る。水循環回路22の往路の3方弁32は排熱回収回路
26の往路26aにバイパス22cにより接続されてお
り、復路22bの3方弁34は排熱回収回路26の復路
26dにバイパス22dにより接続されている。また、
排熱回収回路26のの往路26aの3方弁36は、水循
環回路22の復路22bにバイパス26cにより接続さ
れ、復路の3方弁38は、水循環回路22の往路22a
にバイパス26dにより接続されている。
【0006】この従来の下水排熱回収ヒートポンプシス
テムの冷房サイクルにおける作動を説明すると、図7に
示すように3方弁32、34、36および38はそれぞ
れバイパス側を閉にしてストレートにつながっており、
水循環ポンプ20によって循環する水は、水循環回路2
2の往路22aを通って第1の熱交換器14に入る。そ
こで熱吸収が行われるので、冷却された水が水循環回路
22の復路22bにより冷水として循環し冷房に使用さ
れる。
【0007】一方、排熱回収ポンプ24により循環され
る水は、排熱回収回路26の往路26aにより、第2の
熱交換器16に入り、交換器の放熱により加熱される。
加熱された水は、排熱回収回路26の復路26bを経
て、排熱回収熱交換器28に入る。排熱回収熱交換器2
8には汲み上げポンプ30により下水処理水が注入され
ているので、加熱された水は排熱回収熱交換器28で冷
却されて再び排熱回収ポンプ24に入る。
【0008】次に、暖房サイクルについて説明すると、
図8に示すように3方弁32、34、36および38は
それぞれバイパス側へ切り替わっており、水循環ポンプ
20により供給された水は、水循環往路の3方弁32に
より排熱回収回路26側へのバイパス22cに流入し、
排熱回収回路26の往路26aに入り、第2の熱交換器
16に至る。第2の熱交換器16へ入った水は、そこで
熱交換器の放熱により加熱される。
【0009】加熱された水は、排熱回収回路26の復路
26bへ入るが、復路の3方弁38は水循環回路22の
往路へのバイパス26dにつながっていて、第2の熱交
換器16側は閉の状態にあるので、水循環回路の復路2
2bからのバイパス22dへ流れ込む。このバイパス2
2dへ流れ込んだ温水は、3方弁34を経て水循環回路
22の復路22bへ循環し暖房として使用される。
【0010】一方、排熱回収ポンプ24により排熱回収
回路の往路26aに入った水は、3方弁36により水循
環回路の復路22bへのバイパス30cへ切り換えられ
る。水循環回路の復路22bの3方弁34は、排熱回収
回路の復路26bへのバイパス22dへ切り換えられて
おり、第1の熱交換器14側は閉の状態にあるので、水
循環回路の往路22bに入った水は、水循環回路の復路
22bを逆行して第1の熱交換器14へ流れ込む。そこ
で水は第1の熱交換器14の吸熱により、冷却される。
【0011】第1の熱交換器14で冷却された循環水
は、水循環回路の往路22aを逆行して3方弁34に至
るが、3方弁34は排熱回収回路の往路26aへのバイ
パス22cへ切り換えられ第1の熱交換器14側は閉の
状態にあるので、循環水は排熱回収回路の復路からのバ
イパス26dへ流れ込む。そこで、排熱回収回路の復路
の3方弁38は、排熱回収熱交換器28側へ切り換えら
れているので、循環水は3方弁38を経て排熱回収回路
の往路26bにより排熱回収熱交換器28へ流入する。
【0012】排熱回収熱交換器28には汲み上げポンプ
30により下水処理水が注入されているので、循環水は
排熱回収熱交換器28の中で下水処理水により加熱され
て再び循環ポンプ28に戻る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の下水排熱回収ヒートポンプシステムにおいては、下
水処理排水を熱源として利用するために、排熱回収熱交
換器を設け、これに下水処理排水汲み上げポンプにより
下水処理排水を供給すると共に、この排熱回収熱交換器
とヒートポンプ側の第1の吸熱熱交換器または第2の放
熱熱交換器との間に排熱回収ポンプを使った排熱回収回
路を設け熱交換させるものであるため、ヒートポンプか
ら冷水または温水を取り出す水循環回路の水循環ポンプ
以外に、下水処理排水汲み上げポンプおよび排熱回収ポ
ンプを必要とする。
【0014】また、暖房サイクルと冷房サイクルとを切
り換えるために、4個の3方弁を操作する必要があるの
で、4個の電磁弁を必要とする。そのため、設備費が高
くなる上に、設備の保守点検に余分の手間を要した。さ
らに、冷房または暖房として利用する他に、給湯を必要
とする場合は、別途にボイラーを設置しなければならな
いという不便があった。
【0015】本発明は従来の下水排熱回収ヒートポンプ
システムの前記のごとき問題点を解決するためになされ
たものであって、ポンプおよび電磁弁の数を減らすと共
に、必要に応じて給湯も可能にした下水排熱回収ヒート
ポンプを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】発明者はポンプの数を減
らすために、排熱回収熱交換器を排して下水処理排水と
直接熱交換することを着想した。さらに、電磁弁を減ら
すために4方弁を用いることを着想すると共に、この省
力型のヒートポンプ回路について鋭意研究を重ねた結
果、本発明を完成した。
【0017】本発明の下水排熱回収ヒートポンプは、圧
縮機、蒸発器として作用する第1の熱交換器、凝縮器と
して作用する第2の熱交換器および膨張弁とで構成され
る閉回路に作動媒体を循環させるヒートポンプにおい
て、第2の膨張弁を具備し下水処理排水と直接熱交換す
る第3の熱交換器を有する回路を前記ヒートボンプ回路
に3方弁および4方弁を用いて接続し、前記3方弁およ
び前記4方弁の切替えにより作動媒体を循環し、前記第
1の熱交換器および第3の熱交換器を蒸発器または凝縮
器として作用させることを要旨とする。
【0018】
【作用】暖房サイクルにおいては、3方弁および4方弁
の切替えにより、第1の熱交換器は凝縮器として作用
し、第3の熱交換器が蒸発器として作用する。この第1
の熱交換器に水循環回路により水が循環しているので、
循環する水は第1の熱交換器の放熱により温水となり取
り出され、暖房として利用される。第3の熱交換器は作
動媒体の蒸発により吸熱するが、下水処理排水と直接熱
交換するので、ここで下水排熱が回収される。
【0019】冷房サイクルにおいては、3方弁および4
方弁の切替えにより、第1の熱交換器は蒸発器として作
用し、第3の熱交換器が凝縮器として作用する。この第
1の熱交換器に水循環回路により水が循環しているの
で、循環する水は第1の熱交換器の吸熱により冷水とな
り取り出され、冷房として利用される。第3の熱交換器
は作動媒体の凝固により放熱するが、下水処理排水と直
接熱交換するので、ここで下水処理水により冷却され
る。
【0020】給湯サイクルにおいては、3方弁および4
方弁の切替えにより、第2の熱交換器は凝縮器として作
用し、第3の熱交換器が蒸発器として作用する。この第
2の熱交換器に給湯回路により水が循環しているので、
循環する水は第2の熱交換器の放熱により温水となり取
り出される。第3の熱交換器は下水処理排水と直接熱交
換するので、ここで下水排熱が回収される。
【0021】
【実施例】本発明の好適な一実施例を以下図面に従って
説明する。図1は本発明の一実施例の概略構成図であ
る。ヒートボンプ10の圧縮機12の圧縮側は3方弁4
0を介して4方弁42の入口42aに接続されており、
吸入側は4方弁42の出口42cに接続されている。
【0022】凝縮器または蒸発器として作用する第1の
熱交換器14の一端は4方弁42の出口42bに接続さ
れ、他の一端は戻り方向を逆止する第1の逆止弁44を
バイパスに持つ第1の膨張弁46と、第1の2方弁48
と、行き方向を逆止する第2の逆止弁を順次接続し、凝
縮器として作用する第2の熱交換器16と接続される。
この第2の熱交換器16の他の一端は3方弁40に接続
されている。
【0023】第3の熱交換器60は下水処理排水と直接
熱交換するものであって、その一端は第2の2方弁52
を介して4方弁42の出口42dに接続されている。ま
た、他の一端は戻り方向を逆止する第3の逆止弁56を
バイパスに持つ第2の膨脹弁58と第3の2方弁54を
順次接続し、第1の2方弁48と第2の逆止弁50の間
に接続されている。
【0024】第1の熱交換器14には、水循環ポンプ2
0により水が循環して冷水または温水を取り出す水循環
回路22が接続され、第2の熱交換器16には給湯ポン
プ64により水が供給されて温水が取り出される給湯回
路62が接続され、第3の熱交換器60は下水処理排水
の中に直接浸漬されている。
【0025】本実施例の下水排熱回収ヒートポンプの作
動について、図2〜図4に基づいて説明する。暖房サイ
クルは図2に示す通りであって、3方弁40は圧縮機1
2側と4方弁42側がつながっており、4方弁は入口4
2aと出口42bがつながり、出口42cと出口42d
がつながっている。また、第1の2方弁48、第2の2
方弁52および第3の2方弁54はそれぞれ開の状態で
ある。
【0026】圧縮機12で高圧に圧縮された作動媒体
は、3方弁40および4方弁42を経て第1の熱交換器
14へ送られる。第1の熱交換器14は凝縮器として作
用するので、第1の熱交換器14へ送られた作動媒体
は、そこで熱放出しながら凝縮液化する。この第1の熱
交換器14には水循環回路22により水が循環している
ので、循環する水は第1の熱交換器14の放熱により温
水となり取り出され、暖房として利用される。
【0027】第1の熱交換器14を出た液化した作動媒
体は、第1の逆止弁44をバイパスに持つ第1の膨張弁
46に至るが、第1の逆止弁44は戻り方向を逆止する
ので、作動媒体は第1の逆止弁44の方を流れて第1の
2方弁48を通過する。第1の2方弁48を通過した作
動媒体は、第2の逆止弁50により行き方向を阻まれる
ので、第3の2方弁54を流れて、第3の逆止弁56を
バイパスに持つ第2の膨張弁58に至る。
【0028】第3の逆止弁56は戻り方向、すなわち第
3の2方弁から戻る方向に対して作動媒体を逆止するの
で、作動媒体は第2の膨張弁58に流入する。第2の膨
張弁58においては、液化した作動媒体は蒸発圧力まで
減圧される。続いて、蒸発器として作用する第3の熱交
換器60へ送られた作動媒体は、そこで熱を吸収しなが
ら蒸発する。この第3の熱交換器60は下水処理排水と
直接熱交換するので、ここで下水処理排水により冷却さ
れる。
【0029】第3の熱交換器60で蒸発気化した作動媒
体は、第2の2方弁52を経て4方弁42の出口42d
に入る。然るに、4方弁の出口42cと42dとは連通
しているので、作動媒体は出口42bから圧縮機12の
吸入側へ戻る。圧縮機12に吸入された作動媒体は、同
じサイクルを繰り返す。
【0030】次に、図3の冷房サイクルについて説明す
ると、3方弁40は圧縮機12側と4方弁42側がつな
がっており、4方弁は入口42aと出口42dがつなが
り、出口42bと42cがつながっている。また、第1
の2方弁48、第2の2方弁52および第3の2方弁5
4はそれぞれ開の状態である。
【0031】圧縮機12で高圧に圧縮された作動媒体
は、3方弁40を経て4方弁42の入口42aに至る。
4方弁の入り口42aは出口42dと連通しているの
で、作動媒体は第3の2方弁54を通過して、第3の熱
交換器60へ流れ込む。ここで、第3の熱交換器60は
凝縮器として作用するので、作動媒体はそこで熱放出し
ながら凝縮液化する。この第3の熱交換器60は下水処
理排水と直接熱交換するので、ここで下水処理排水の顕
熱が利用される。
【0032】第3の熱交換器60において凝縮液化した
作動媒体は、第3の逆止弁56をバイパスに持つ第2の
膨張弁58に至るが、第3の逆止弁56は行き方向に対
して作動しないので、作動媒体は第3の逆止弁56を通
過し、第3の2方弁54を経て第1の2方弁48と第2
の逆止弁50の間の分岐点に至る。
【0033】そこで、第2の逆止弁50が働くので、作
動媒体は第1の2方弁48側へ流れ第1の逆止弁44を
バイパスに持つ第1の膨張弁46に至るが、第1の逆止
弁44は戻り方向を逆止するので、作動媒体は第1の膨
張弁46を通過する。第1の膨張弁46において、液化
した作動媒体は蒸発圧力まで減圧される。
【0034】続いて、蒸発器として作用する第1の熱交
換器14へ送られた作動媒体は、そこで熱を吸収しなが
ら蒸発気化する。この第1の熱交換器14には水循環回
路22により水が循環しているので、循環する水は第1
の熱交換器14の吸熱により冷水となり取り出され、冷
房として利用される。
【0035】第1の熱交換器14で蒸発気化した作動媒
体は、4方弁42の出口42bに入る。然るに、4方弁
の出口42bと42cとは連通しているので、作動媒体
は出口42cから圧縮機12の吸入側へ戻る。圧縮機1
2に吸入された作動媒体は、同じサイクルを繰り返す。
【0036】次に、給湯サイクルについて図4に基づい
て説明する。3方弁40は圧縮機12側と第2の熱交換
器16側がつながっており、4方弁は出口42cと42
dがつながっている。また、第1の2方弁48は閉じら
れ、第2の2方弁52および第3の2方弁54はそれぞ
れ開の状態である。
【0037】圧縮機12で高圧に圧縮された作動媒体
は、3方弁40を経て第2の熱交換器16へ流れ込む。
ここで、第2の熱交換器16は凝縮器として作用するの
で、作動媒体はそこで熱放出しながら凝縮液化する。こ
の第1の熱交換器16には給湯回路62が接続されてお
り、供給された水が温水となって循環する。
【0038】第2の熱交換器16を出た液化した作動媒
体は、第2の逆止弁50に至るが第2の逆止弁50は行
き方向に働かないのでそのまま通過する。第2の逆止弁
50を通過した作動媒体は、第1の2方弁48が閉の状
態にあるので、第3の2方弁54を流れて、第3の逆止
弁56をバイパスに持つ第2の膨張弁58に至る。
【0039】第3の逆止弁56は戻り方向、すなわち第
3の2方弁から戻る方向に対して作動媒体を逆止するの
で、作動媒体は第2の膨張弁58に流入する。第2の膨
張弁58においては、液化した作動媒体は蒸発圧力まで
減圧される。続いて、蒸発器として作用する第3の熱交
換器60へ送られた作動媒体は、そこで熱を吸収しなが
ら蒸発する。この第3の熱交換器60は下水処理排水と
直接熱交換するので、ここで下水排熱が回収される。
【0040】第3の熱交換器60で蒸発気化した作動媒
体は、第2の2方弁52を経て4方弁42の出口42c
に入る。然るに、4方弁の出口42cと42bとは連通
しているので、作動媒体は出口42bから圧縮機12の
吸入側へ戻る。圧縮機12に吸入された作動媒体は、同
じサイクルを繰り返す。
【0041】なお、図5に示すように、3方弁40は圧
縮機12側と第2の熱交換器16側を連通せしめ、4方
弁は出口42bと42cを連結し、第1の2方弁48を
開けて、第2の2方弁52および第3の2方弁54をそ
れぞれ閉じると、冷房排熱給湯サイクルとなり、第1の
熱交換器14が蒸発器として作用し吸熱が行われ、第2
の熱交換器16が凝縮器として作用し放熱が行われるの
で、水循環回路22で冷水が得られ、給湯回路62で温
水が得られる。
【0042】
【発明の効果】本発明の下水排熱回収ヒートポンプは以
上説明したように、圧縮機、蒸発器として作用する第1
の熱交換器、凝縮器として作用する第2の熱交換器およ
び膨張弁とで構成される閉回路に作動媒体を循環させる
ヒートポンプにおいて、膨張弁を具備し下水処理排水と
直接熱交換する第3の熱交換器を有する回路を3方弁お
よび4方弁を用いて接続し、3方弁および4方弁の切替
えにより作動媒体を循環して、第1の熱交換器および第
3の熱交換器を蒸発器または凝縮器として作用させるも
のであって、第1の熱交換器の吸熱または放熱によって
暖房または冷房用の冷水または温水が得られ、第3の熱
交換器により下水処理排水を熱源として利用できる。そ
のため、下水処理排水の排熱回収用に余分のポンプを必
要とせず、また少ない電磁弁で冷暖房の切替えが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】図1の実施例における暖房サイクルを説明する
概略構成図である。
【図3】図1の実施例における冷房サイクルを説明する
概略構成図である。
【図4】図1の実施例における給湯サイクルを説明する
概略構成図である。
【図5】図1の実施例における冷房給湯サイクルを説明
する概略構成図である。
【図6】従来の下水排熱回収ヒートポンプシステムの概
略構成図である。
【図7】従来の下水排熱回収ヒートポンプシステムの暖
房サイクルを説明する概略構成図である。
【図8】従来の下水排熱回収ヒートポンプシステムの冷
房サイクルを説明する概略構成図である。
【符号の説明】
10 ヒートポンプ 12 圧縮機 14 第1の熱交換器 16 第2の熱交
換器 18 膨脹弁 20 水循環ポン
プ 22 水循環回路 24 排熱回収ポ
ンプ 26 排熱回収回路 28 排熱回収熱
交換器 30 排水汲み上げポンプ 32、34 水循
環回路の3方弁 36、38 排熱回収回路の3方弁 40 ヒートポン
プ回路の3方弁 42 4方弁 44 第1の逆止
弁 46 第1の膨脹弁 48 第1の2方
弁 50 第2の逆止弁 52 第2の2方
弁 54 第3の2方弁 56 第3の逆止
弁 58 第2の膨脹弁 60 第3の熱交
換器 62 給湯回路 64 給湯ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、蒸発器として作用する第1の熱
    交換器、凝縮器として作用する第2の熱交換器および膨
    張弁とで構成される閉回路に作動媒体を循環させるヒー
    トポンプにおいて、 第2の膨張弁を具備し下水処理排水と直接熱交換する第
    3の熱交換器を有する回路を前記ヒートボンプ回路に3
    方弁および4方弁を用いて接続し、前記3方弁および前
    記4方弁の切替えにより作動媒体を循環し、前記第1の
    熱交換器および第3の熱交換器を蒸発器または凝縮器と
    して作用させることを特徴とする下水排熱回収ヒートポ
    ンプ。
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