JPH071395A - 超音波加工用工具クランプ方法 - Google Patents
超音波加工用工具クランプ方法Info
- Publication number
- JPH071395A JPH071395A JP18058693A JP18058693A JPH071395A JP H071395 A JPH071395 A JP H071395A JP 18058693 A JP18058693 A JP 18058693A JP 18058693 A JP18058693 A JP 18058693A JP H071395 A JPH071395 A JP H071395A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- holder
- block
- diameter
- clamped
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- Pending
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】超音波加工における工具のクランプ方法を提供
する。 【構成】(イ)ブロック1の側面に、溝幅が工具2の直
径に対して適当なクリアランスをもち、溝深さが工具2
の直径に対してわずかに浅い工具挿入溝3を設ける。 (ロ)ブロック1をホルダー4に挿入し、工具挿入溝3
に工具2を差し込む。 (ハ)ホルダー4の側面外側から内側に向って押しネジ
5を締め込み、ホルダー4の内壁とブロック1圧接させ
てその間に挟まれた工具2をクランプする。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。
する。 【構成】(イ)ブロック1の側面に、溝幅が工具2の直
径に対して適当なクリアランスをもち、溝深さが工具2
の直径に対してわずかに浅い工具挿入溝3を設ける。 (ロ)ブロック1をホルダー4に挿入し、工具挿入溝3
に工具2を差し込む。 (ハ)ホルダー4の側面外側から内側に向って押しネジ
5を締め込み、ホルダー4の内壁とブロック1圧接させ
てその間に挟まれた工具2をクランプする。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】超音波加工における工具のクラン
プ方法に関する。
プ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、次のような方法により工具の取
り付けをおこなっていた。 (イ)ホーン先端に工具径に対して適当なクリアランス
をもった下穴をあけて工具を挿入し、それをハンダ付け
又はろう付けにより固定していた。 (ロ)工具の末端にねじを設けたものや、ねじの頭に工
具をハンダ付けしたものをホーン先端にねじ止めしてい
た。
り付けをおこなっていた。 (イ)ホーン先端に工具径に対して適当なクリアランス
をもった下穴をあけて工具を挿入し、それをハンダ付け
又はろう付けにより固定していた。 (ロ)工具の末端にねじを設けたものや、ねじの頭に工
具をハンダ付けしたものをホーン先端にねじ止めしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には次の
ような問題点があった。 (イ)ホーンに直接下穴をあけて工具をハンダ付けする
場合は、工具径、形状、工具の配置パターン毎にそれぞ
れ専用のホーンを用意する必要があった。 (ロ)直径0.3mm以下の工具を使用する場合は、ホ
ーン端面に十分な深さの下穴を明けることが困難である
ため、工具をホーン端面に対して垂直に取り付けること
が非常に難しかった。また、そのためにハンダ付け後の
工具取り付け角度の修正が必要であったが、この作業に
はかなりの熟練度を要した。 (ハ)ハンダ付け作業自体に熟練を必要とし、ハンダ付
け不良により工具が正常に振動しなかったり、ハンダ付
け時の熱により工具が変形したり劣化してしまうことが
あった。
ような問題点があった。 (イ)ホーンに直接下穴をあけて工具をハンダ付けする
場合は、工具径、形状、工具の配置パターン毎にそれぞ
れ専用のホーンを用意する必要があった。 (ロ)直径0.3mm以下の工具を使用する場合は、ホ
ーン端面に十分な深さの下穴を明けることが困難である
ため、工具をホーン端面に対して垂直に取り付けること
が非常に難しかった。また、そのためにハンダ付け後の
工具取り付け角度の修正が必要であったが、この作業に
はかなりの熟練度を要した。 (ハ)ハンダ付け作業自体に熟練を必要とし、ハンダ付
け不良により工具が正常に振動しなかったり、ハンダ付
け時の熱により工具が変形したり劣化してしまうことが
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決しようとするもので、以下の技術的手段により構成
される。すなわち、超音波加工用工具のクランプ方法に
おいて、 (イ)ブロック1の側面に、溝幅が工具2の直径に対し
て適当なクリアランスをもち、溝深さが工具2の直径に
対してわずかに浅い工具挿入溝3を設ける。このブロッ
ク1においては、ひとつの面に任意のピッチで複数の工
具挿入溝3を設けることもできる。 (ロ)ブロック1をホルダー4に挿入し、工具挿入溝3
に工具2を差し込む。このとき、複数のブロック1を組
み合わせてホルダー4に挿入することもできる。 (ハ)ホルダー4の側面から、押しネジ5によりブロッ
ク1を押さえ込み、工具2をクランプする。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。
解決しようとするもので、以下の技術的手段により構成
される。すなわち、超音波加工用工具のクランプ方法に
おいて、 (イ)ブロック1の側面に、溝幅が工具2の直径に対し
て適当なクリアランスをもち、溝深さが工具2の直径に
対してわずかに浅い工具挿入溝3を設ける。このブロッ
ク1においては、ひとつの面に任意のピッチで複数の工
具挿入溝3を設けることもできる。 (ロ)ブロック1をホルダー4に挿入し、工具挿入溝3
に工具2を差し込む。このとき、複数のブロック1を組
み合わせてホルダー4に挿入することもできる。 (ハ)ホルダー4の側面から、押しネジ5によりブロッ
ク1を押さえ込み、工具2をクランプする。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。
【0005】
【作用】上記手段により、次のような作用が生じる。す
なわち、工具2は押しネジ5の作用によりブロック1と
ホルダー4に強固に挾み込まれ、また、ホルダー4はユ
ニオンナット6の作用によりホーン7に強固に締め込ま
れる。したがって、これらは振動伝達上はほぼ連続体と
なるのでホーン7の超音波振動は工具2に伝達され、工
具2の先端では加工に必要とする振動振幅が得られる。
なわち、工具2は押しネジ5の作用によりブロック1と
ホルダー4に強固に挾み込まれ、また、ホルダー4はユ
ニオンナット6の作用によりホーン7に強固に締め込ま
れる。したがって、これらは振動伝達上はほぼ連続体と
なるのでホーン7の超音波振動は工具2に伝達され、工
具2の先端では加工に必要とする振動振幅が得られる。
【0006】
【実施例1】図1は本実施例の説明図である。以下、本
実施例について説明する。 (イ)ブロック1の側面に、溝幅が0.12mm、溝深
さが0.08mmの工具挿入溝3を2mmのピッチで3
本設ける。 (ロ)2個のブロック1をホルダー4に挿入し、それぞ
れの工具挿入溝3に直径0.1mmの工具2を差し込
む。 (ハ)ホルダー4の側面外側から内側に向って押しネジ
5を締め込む。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。 上記の工具に周波数20kHz、出力100Wの超音波
振動を与えて、厚さ1mmのシリコンに超音波加工をお
こなったところ、穴形状、ピッチ精度ともに良好な加工
ができた。
実施例について説明する。 (イ)ブロック1の側面に、溝幅が0.12mm、溝深
さが0.08mmの工具挿入溝3を2mmのピッチで3
本設ける。 (ロ)2個のブロック1をホルダー4に挿入し、それぞ
れの工具挿入溝3に直径0.1mmの工具2を差し込
む。 (ハ)ホルダー4の側面外側から内側に向って押しネジ
5を締め込む。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。 上記の工具に周波数20kHz、出力100Wの超音波
振動を与えて、厚さ1mmのシリコンに超音波加工をお
こなったところ、穴形状、ピッチ精度ともに良好な加工
ができた。
【0007】
【発明の効果】本発明により次のような効果がえられ
た。 (イ)ブロックの寸法や工具挿入溝のピッチを任意に選
ぶことにより、様々なパターンの工具配置に容易に対応
できる。 (ロ)加工内容の変更に応じてブロックと工具のみを交
換し、ホルダー、ユニオンナット、およびホーンを共通
使用することができるので、従来に比べて加工コストを
の低減できる。 (ハ)直径0.3mm以下の細径工具でも熟練を要せず
に、高精度に取り付けることができる。 (ニ)加熱不要のためピンの変形が生じない。
た。 (イ)ブロックの寸法や工具挿入溝のピッチを任意に選
ぶことにより、様々なパターンの工具配置に容易に対応
できる。 (ロ)加工内容の変更に応じてブロックと工具のみを交
換し、ホルダー、ユニオンナット、およびホーンを共通
使用することができるので、従来に比べて加工コストを
の低減できる。 (ハ)直径0.3mm以下の細径工具でも熟練を要せず
に、高精度に取り付けることができる。 (ニ)加熱不要のためピンの変形が生じない。
【図1】ブロックおよび工具をホルダーにセットする手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図2】ホルダーをホーンに組み付けた状態での側面断
面図である。
面図である。
1…ブロック、 2…工具、 3…工具挿入溝、 4…
ホルダー、5…押しネジ、 6…ユニオンナット、 7
…ホーン
ホルダー、5…押しネジ、 6…ユニオンナット、 7
…ホーン
Claims (1)
- 【請求項1】超音波加工用工具のクランプ方法におい
て、 (イ)ブロック1の側面に、溝幅が工具2の直径に対し
て適当なクリアランスをもち、溝深さが工具2の直径に
対してわずかに浅い工具挿入溝3を一本または複数本設
ける。 (ロ)一個または複数個のブロック1をホルダー4に挿
入し、工具挿入溝3に工具2を差し込む。 (ハ)ホルダー4の側面外側から内側に向って押しネジ
5を締め込み、ホルダー4の内壁とブロック1を圧接さ
せてその間に挟まれた工具2をクランプする。 (ニ)ユニオンナット6により、工具がクランプされた
ホルダー1をホーン7に取り付ける。 以上のように構成されたことを特徴とする超音波加工用
工具のクランプ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18058693A JPH071395A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 超音波加工用工具クランプ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18058693A JPH071395A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 超音波加工用工具クランプ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071395A true JPH071395A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=16085859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18058693A Pending JPH071395A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 超音波加工用工具クランプ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526721A (ja) * | 1998-10-07 | 2002-08-20 | ライボルト ヴァークウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 摩擦真空ポンプ |
US8632105B2 (en) | 2011-02-09 | 2014-01-21 | Norma Germany Gmbh | Tension clamp |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP18058693A patent/JPH071395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526721A (ja) * | 1998-10-07 | 2002-08-20 | ライボルト ヴァークウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 摩擦真空ポンプ |
US8632105B2 (en) | 2011-02-09 | 2014-01-21 | Norma Germany Gmbh | Tension clamp |
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