JPH0713928B2 - 回転トランス - Google Patents

回転トランス

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JPH0713928B2
JPH0713928B2 JP61134093A JP13409386A JPH0713928B2 JP H0713928 B2 JPH0713928 B2 JP H0713928B2 JP 61134093 A JP61134093 A JP 61134093A JP 13409386 A JP13409386 A JP 13409386A JP H0713928 B2 JPH0713928 B2 JP H0713928B2
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JP
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magnetic
rotary transformer
thin sheet
pair
coil
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JP61134093A
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裕人 井ノ上
隆俊 行正
茂樹 村田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置に
用いられ、回転ヘッド部と固定部との信号伝達を行う回
転トランスに関するものである。
従来の技術 近年、回転トランスを利用した回転ヘッド式の磁気記録
再生装置は小型,軽量,低コスト化が進められている。
その為、構成部品の一つである回転トランスも形状の小
型,軽量化ならびに大量生産の観点から効率良く、低コ
ストで実現できる製造法の開発が進められている。
以下、図面を参照しながら上述した従来の回転トランス
の一例について説明する。
第3図は従来の技術における平面型の回転トランスの断
面図である。回転側基材1aに装着された回転側環状コア
3a(以下Rコア)と、固定側基材1bに装着された固定側
環状コア3b(以下Sコア)は、高周波損失の少ないフェ
ライトを焼結して作られ、両面に研磨仕上げ加工が施さ
れている。Rコア3aとSコア3bのそれぞれの対向面側に
は環状に巻線溝7a,7bが形成されており、回転側巻線溝7
aには1〜数ターン程度巻かれた回転側コイル5a(以
下、Rコイル)が接着剤8により固定され、同様に固定
側巻線溝7bには固定側コイル5b(以下、Sコイル)がR
コイル5aのターン数に対し、所定の昇圧比に応じたター
ン数だけ巻かれ、同様に接着剤8により固定されてい
る。また、Rコア3aとSコア3bは数10μmの微小隙間を
もって対向しており、点線のような磁路9を形成する。
そしてRコイル5aに電流が流れると相互誘導作用により
Sコイル5bに電流が誘起されて信号が伝送される。Sコ
イル5bからRコイル5aに信号が伝送される場合も同様で
ある。(例えば、坂田 稔、田中 孝「回転トラン
ス」、ナショナル・テクニカル・レポートvol.18,No,
4、1972、P359〜P369)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、主要部品である
Rコア3a,Sコア3bはフェライトの粉末を焼結することに
より製造されるため、肉厚で1mm程度とするのが限度で
あり、薄形,軽量化の障害となっていた。また、加工性
の悪い焼結されたフェライトの寸法精度を高めるために
研磨仕上げ加工を必要とすることから、コストアップの
要因となっていた。
本発明は上記問題点に鑑み、薄形、軽量で研磨仕上げ加
工を必要とせず、また効率良く製造できる回転トランス
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の回転トタンスは、
ある空隙をもって面または周方向に対向する一対の磁性
体と、前記一対の磁性体の対向面内において配設される
一対以上の導電体とより構成される回転トランスにおい
て、少なくとも一方の上記磁性体は可撓性材料からなる
薄肉シート上に被覆された磁性膜と、上記薄肉シートを
支える基材を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって加工しやすく精度の出し
易い基材の加工と、磁性膜が付着形成される可撓性材料
からなる薄肉シートの製造を個別に行った後に両者を組
み合せることによって、回転トランスの薄形、軽量,低
コスト化を図ることができる。
実施例 以下本発明の第1の一実施例の回転トランスについて、
図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における回転トランスの断面
図を示すものである。第1図において、回転側基材11a
と固定側基材11bは数10μmの微小隙間を持って対向し
ている(以下、「回転側」を「R側」、「固定側」を
「S側」と略記する)。S側,R側基材11a,11bのそれぞ
れの対向面側には、R側巻線溝17aおよびS側巻線溝17b
の環状溝が形成されている。基材11a,11bの材質は、金
属,樹脂等を問わず、それぞれの対向面の加工精度の出
し易い材料を選択することができる。特に、樹脂であれ
ば、射出成形が使用できて低コストかつ比重が小さい
為、回転トランスの軽量化を図ることができる。また、
厚みTbの可撓性材料からなる薄肉シート12の一方の面に
は厚みTmの磁性膜13が、他方の面には厚みTcの導電膜14
が形成されている。ここで磁性膜13の厚みTmは磁性材の
透磁率によるが、材料を磁気記録に用いるセンダストや
パーマロイ,フェライト等とし、数MHz程度迄の信号伝
達とすれば10μm〜数10μm程度で充分である。また、
この磁性膜13は製造時にはセンダスト,パーマロイ,フ
ェライト等の材料がスパッタのような分子あるいは塗布
のような液体状で薄肉シート12に付着形成されている。
さらに導電膜14の厚みTcは導電率によるが、導電体とし
て用いられる銅等であれば10μm〜数10μm程度で充分
である。また、この導電膜14の製造時には銅等の導電材
が分子もしくは液体状で薄肉シート12に付着形成されて
いる。そして前記R側、S側基材11a、11bの少なくとも
巻線溝を形成した側を被う様に、薄肉シート12が装着さ
れている。薄肉シート12の材質は可撓性材料であるから
柔軟性に優れており高精度に仕上げられているR側、S
側基材11a,11bに沿いやすく、薄肉シート12自身の精度
を出し易い。また樹脂系の可撓性材料であれば、非磁
性,絶縁性に優れている。
さて、本一実施例において、R側からS側に信号伝送す
る場合を考える。R側導電膜15aに電流が流れると発生
した磁束は磁性膜13に沿って点線のような磁路19を通っ
て固定側導電膜15bに電流が誘起され、信号が伝送され
る。本発明によれば、磁性膜13の厚みが薄くできるた
め、より薄形,軽量化することができる。また、加工コ
ストの増大を招くフェライト焼結材の研磨加工を必要と
せず、加工しやすく、精度の出し易い材質を自由に選択
できる機材11の加工が可能なことから、低コスト化を図
ることができる。さらに、基材11の加工と磁性膜14が付
着形成される可撓性材料からなる薄肉シート12の製造を
個別に行った後に両者を組み合せることが可能なことか
らも、低コスト化を図ることができる。
第2図は本発明の他の実施例における回転トランスの断
面図であり、導電膜14は磁性膜13上の面に磁気回路が構
成されるように付着形成されている。本実施例の場合、
薄肉材の厚みTb、磁性膜の厚みTm、導電膜の厚みTcを第
1の実施例と等価とすれば、磁性膜間の距離Tvを短かく
できるため、伝送効率を上げることができる。
なお、以上述べてきた実施例では回転側と固定側の双方
を本発明の構成としているが、一方を本発明の構成、他
方を従来の構成としても良いことは言うまでもない。更
に、以上述べてきた実施例においては、平面形の回転ト
ランスについて説明してきたが、円筒形の回転トランス
の場合も同様に構成することができる。
発明の効果 以上のように本発明はある空隙をもって面または周方向
に対向する一対の磁性体と、前記一対の磁性体の対向面
内において配設される一対以上の導電体とより構成され
る回転トランスにおいて、少なくとも一方の上記磁性体
は可撓性材料からなる薄肉シート上に被覆された磁性膜
と、上記薄肉シートを支える基材を設けることにより、
回転トランスの薄形,軽量,低コスト化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における回転トランスの断面
図、第2図は本発明の他の実施例の回転トランスの断面
図、第3図は従来の回転トランスの断面図である。 11……基材、12……薄肉材、13……磁性膜、14……導電
膜、17……巻線溝、19……磁路、1……基材、3……環
状コア、5……コイル、7……巻線溝、8……接着材、
9……磁路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある空隙をもって面または周方向に対向す
    る一対の磁性体と、前記一対の磁性体の対向面内におい
    て配設される一対以上の導電体とより構成される回転ト
    ランスにおいて、少なくとも一方の前記磁性体は可撓性
    材料からなる薄肉シート上に被覆された磁性膜と、前記
    薄肉シートを支える基材とから構成されることを特徴と
    する回転トランス。
  2. 【請求項2】少なくとも一方の導電体は磁性体上あるい
    は薄肉シートの磁性膜が被覆された反対面上に付着形成
    されたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の回転トランス。
JP61134093A 1986-06-10 1986-06-10 回転トランス Expired - Lifetime JPH0713928B2 (ja)

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JP61134093A JPH0713928B2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10 回転トランス

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JPS62291011A JPS62291011A (ja) 1987-12-17
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JPH02248010A (ja) * 1989-03-20 1990-10-03 Sharp Corp ロータリートランス
JP6077486B2 (ja) * 2014-03-31 2017-02-08 株式会社ロボテック 回転型非接触給電変圧器
FI128674B (en) * 2016-02-04 2020-10-15 Rolls Royce Oy Ab Device for transmitting electrical energy

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JPS62291011A (ja) 1987-12-17

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