JPH07138038A - ガラス管の寸法制御方法 - Google Patents

ガラス管の寸法制御方法

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Publication number
JPH07138038A
JPH07138038A JP30592993A JP30592993A JPH07138038A JP H07138038 A JPH07138038 A JP H07138038A JP 30592993 A JP30592993 A JP 30592993A JP 30592993 A JP30592993 A JP 30592993A JP H07138038 A JPH07138038 A JP H07138038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
tube
glass tube
gate
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP30592993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Aoki
重明 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP30592993A priority Critical patent/JPH07138038A/ja
Publication of JPH07138038A publication Critical patent/JPH07138038A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/04Forming tubes or rods by drawing from stationary or rotating tools or from forming nozzles

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス流量を正確に、短時間に計測し、これ
に基づいてゲート位置を調節し、ガラス管の寸法を制御
することを可能にする方法を提供する。 【構成】 溶融ガラスGを管引き成形するにあたり、ト
ラフ10に設けられたゲート13の位置を調節し、溶融
ガラスGの流量を調整することによってガラス管Tの寸
法を制御する方法において、ガラス管Tの寸法と、寸法
測定位置近傍のガラス管Tの温度と、管引き速度を計測
した後、演算手段によって各計測値に対して温度補正を
行い、ガラス管Tの寸法と、管引き速度を室温における
値に修正し、単位時間に成形されたガラス管Tの重量を
求め、このガラス管Tの重量をガラス流量として、ガラ
ス流量が予め設定された目標値と一致することになるよ
うなゲート13位置を算出し、次いでゲート13の位置
を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス管の寸法制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス管の製造方法として、トラフから
溶融ガラスを供給し、これを管引き成形する方法がある
が、溶融ガラスの流量は、常に変動しやすく、これに伴
ってガラス管の外径や肉厚等の寸法も変化しやすい。
【0003】そのため通常は、トラフに設けられたゲー
トの位置を調節することによって溶融ガラスの流量を調
整したり、管成形時に中央部に吹き込むブローエアー量
や管引き速度を調整し、これによってガラス管の寸法を
制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらゲートの
位置を調節し、溶融ガラスの流量を調整する方法の場
合、ガラス流量を正確に、しかも短時間に計測すること
は困難であり、ゲート位置の調整頻度は数時間に一度程
度であった。
【0005】またブローエアー量を調整する方法の場
合、ブローエアー量が変化すると、高温ガラスの熱的状
況が変化し、ガラス管成形温度条件を調整しなければな
らなくなり、工程の管理が複雑となる。また管引き速度
を調整する方法の場合、ガラス溶融炉の負荷が最適値よ
り偏った状態となるため、溶融ガラスの品質が低下しや
すいという問題がある。
【0006】本発明は、ガラス流量を正確に、短時間に
計測し、これに基づいてゲート位置を調節し、ガラス管
の寸法を制御することを可能にする方法を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス管の寸法
制御方法は、溶融ガラスを管引き成形するにあたり、ト
ラフに設けられたゲートの位置を調節し、溶融ガラスの
流量を調整することによってガラス管の寸法を制御する
方法において、ガラス管の寸法と、寸法測定位置近傍の
ガラス管の温度と、管引き速度を計測した後、それらの
計測値に対して温度補正を行い、ガラス管の寸法と管引
き速度を室温における値に修正し、単位時間に成形され
たガラス重量を算出してから、この算出されたガラス重
量をガラス流量とし、このガラス流量が、予め設定され
た目標値と一致するようにトラフに設けられたゲートの
位置を調整することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の方法によると、演算手段によって正確
に、短時間にガラス流量を求めることが可能であり、こ
の値が予め設定された目標値と一致するようにゲート位
置を調節できるため、ガラス管の寸法が変動しないよう
に制御することが可能である。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明のガラス管の
製造方法を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明を実施するためのガラス管
の製造装置を示す説明図であり、周知のダンナー方式に
よるガラス管の管引き成形を例にとって説明する。
【0011】図中、トラフ10からリボン状に流下した
溶融ガラスGは、モーター11により回転しているスリ
ーブ12の根元部に巻き付き、徐々に下方へ移動する。
トラフ10には、ゲート13が設けられており、このゲ
ート13の位置によって溶融ガラスGの流量が調整され
るようになっている。
【0012】スリーブ12の先端部に達した溶融ガラス
Gは、スリーブ12の回転に伴い回転しながら管引き装
置14により引っ張られ、スリーブ12の軸心を貫通す
る導管15にブロー圧発生装置16から適当な圧力のブ
ローエアーを吹き込むことにより所定寸法を有するガラ
ス管Tが成形される。
【0013】管引き装置14により成形される管引きラ
インの途中には、ガラス管Tの肉厚測定器17、外径測
定器18、肉厚測定器17と外径測定器18の間を通過
するガラス管Tの温度を検出する温度検出器19が配置
されている。
【0014】肉厚測定器17と外径測定器18で計測さ
れたガラス管Tの寸法値と、温度検出器19で計測され
たガラス管Tの温度は、管引き装置14で計測された管
引き速度と共に、それぞれ制御用コンピュータ20に出
力される。
【0015】制御コンピュータ20は、寸法値、温度及
び管引き速度の一定時間における平均値を算出し、ガラ
ス管Tの平均温度を用いて、ガラス管Tの寸法と管引き
速度の平均値を室温における値に補正する。その後、温
度補正済のガラス管Tの寸法と、管引き速度の平均値及
び室温におけるガラス密度を用いて単位時間あたりに成
形されたガラス管Tの重量を算出する。このガラス管T
の重量をガラス流量とし、このガラス流量が、予め設定
したガラス流量目標値と一致することになるゲート位置
を制御演算により算出し、そのゲート位置を指示値とし
てゲート位置調節機21へ送り、モーターMを作動させ
てゲート13の位置を移動させる。
【0016】これによって目標のガラス流量が得られる
ことになり、ガラス管Tの寸法が変動しないように制御
することが可能となる。
【0017】尚、本発明は、ダンナー方式に限定される
ものではなく、ダウンドロー方式にも適用することが可
能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のガラス管の製造方
法によると、演算手段によって、正確に、しかも短時間
にガラス流量を求め、この値が予め設定された目標値と
一致するようにゲート位置を調節するため、ガラス管の
寸法が変動しないように制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのガラス管の製造装置を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 トラフ 13 ゲート 14 管引き装置 17 肉厚測定器 18 外径測定器 19 温度検出器 20 制御用コンピュータ 21 ゲート位置調節機 G 溶融ガラス T ガラス管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融ガラスを管引き成形するにあたり、
    トラフに設けられたゲートの位置を調節し、溶融ガラス
    の流量を調整することによってガラス管の寸法を制御す
    る方法において、ガラス管の寸法と、寸法測定位置近傍
    のガラス管の温度と、管引き速度を計測した後、演算手
    段によって各計測値に対して温度補正を行い、ガラス管
    の寸法と、管引き速度を室温における値に修正し、単位
    時間に成形されたガラス管の重量を求め、このガラス管
    の重量をガラス流量として、ガラス流量が予め設定され
    た目標値と一致することになるようなゲート位置を算出
    し、次いでゲートの位置を調節することを特徴とするガ
    ラス管の寸法制御方法。
JP30592993A 1993-11-10 1993-11-10 ガラス管の寸法制御方法 Pending JPH07138038A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057083A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 日本電気硝子株式会社 管体測定装置及び管体の製造装置
JP2019501857A (ja) * 2016-01-15 2019-01-24 コーニング インコーポレイテッド 熱的に安定なガラス管材を成形する装置
JP2021505854A (ja) * 2017-11-30 2021-02-18 コーニング インコーポレイテッド 管寸法測定システム
CN112777921A (zh) * 2020-12-17 2021-05-11 湖南旗滨医药材料科技有限公司 一种型材加工控制方法、终端设备及型材加工设备

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