JPH07137570A - 生茶葉等運搬用ダンプ車 - Google Patents

生茶葉等運搬用ダンプ車

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JPH07137570A
JPH07137570A JP29016593A JP29016593A JPH07137570A JP H07137570 A JPH07137570 A JP H07137570A JP 29016593 A JP29016593 A JP 29016593A JP 29016593 A JP29016593 A JP 29016593A JP H07137570 A JPH07137570 A JP H07137570A
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dump truck
tea leaves
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Masatoshi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、生茶葉等の「ムレ」を防ぎ、効率
的に生茶葉等を運搬することができる生茶葉等運搬用ダ
ンプ車を提供することにある。 【構成】 ダンプ荷台3に床面5と一定間隔で網棚7を
設けるとともに、該ダンプ荷台3の床面5に開口部6を
形成し、該開口部6からダンプ荷台3に冷却風を供給す
る冷却装置12を車体側に配設したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生茶葉等の運搬用とし
て用いることができる生茶葉等運搬用ダンプ車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、土木作業で使用されてい
るダンプ車は、後部の荷台がシリンダによって上下でき
るようになっている。荷台の積み荷は、主に、土、砂、
ゴミ等で、積み荷を降ろすときは荷台を上げることによ
り荷台を傾け、後方に、積み荷を自動的に降ろすことが
できるようになっている。
【0003】ところで、図10に示したものは、従来行
われているお茶の収穫方法と収穫した生茶葉の運搬方法
を示したものである。お茶の木100からお茶の葉(生
茶葉)101をハサミで刈ると同時に袋102に詰め、
この袋102からお茶の葉101をカゴ103に移し、
カゴ103をトラック104に積んで、集荷場105に
運ぶ。集荷場105では、カゴ103から生茶葉101
を出して、空のカゴ103をトラック104に積んで再
び生茶葉101を積み込む元の場所に戻る。
【0004】機械的な収穫で最も進んでいるものは、お
茶の木の間に設けられているレールを利用して、自動お
茶刈り機を移動させ、お茶を刈り取る方法で、その収穫
したものは、図10に示したものと同様に、最終的に袋
詰めされる。その袋詰めにされたものは、普通のトラッ
クに積み込まれて、集荷場で降ろされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生茶葉
101の運搬に際して、夏場の暑い時期には、生葉のた
め袋詰めの底の方の生茶葉は、「ムレ」てしまい茶葉が
痛むことがある。また、生茶葉を運搬する際に生茶葉の
袋詰め作業をしなければならず、生茶葉を降ろす時にも
袋から出す必要がある等、積み込み、積み降ろしに時間
がかかっていた。
【0006】本発明は上記課題を解決し、生茶葉等の
「ムレ」を防ぎ、効率的に生茶葉等を運搬することがで
きる生茶葉等運搬用ダンプ車を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ダンプ荷台に床面と一定間隔で網棚を設ける
とともに、該ダンプ荷台の床面に開口部を形成し、該開
口部からダンプ荷台に冷却風を供給する冷却装置を車体
側に配設したことにある。
【0008】
【作用】ダンプ荷台の床面に形成した開口部からダンプ
荷台に冷却風を送り、荷台に積載した生茶葉等を冷却す
る。こうして、生茶葉等を「ムレ」による痛みから防
ぐ。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0010】図1および図2において、1はダンプ車
で、車体フレーム2上に載置された荷台3を、図示しな
い油圧シリンダ装置によって、昇降するものである。上
記荷台3は、上部が開放され、後部に観音開きのリヤド
ア4が設けられたもので、床面5に冷却風を送る開口部
6が設けられている。上記荷台3は床面5から一定間隔
を置いて全域に網棚7を配設しており、床面5と網棚7
との間に一定の間隔Lを設けている。
【0011】上記網棚7は、図3ないし図6に示すよう
に、縦横のL型鋼8a、8b(図5および図6参照)を
四角形に溶接して枠体8を構成し、この枠体8に金網9
の四辺を溶接したものである。この枠体8は荷台3の後
部を除く内面側周囲に設けられた金網保持ブラケット1
0に載置されて着脱可能に支持されている。金網保持ブ
ラケット10はL型の断面をした長寸の型材で、荷台3
の両側面と前面に所定の高さで水平方向に沿って配設さ
れている。金網9の目の大きさは生茶葉11が落ちない
位の大きさ(5mm口位)である。
【0012】12は上記開口部6に対応して床面5下部
に配設された冷却装置であり、この冷却装置12は、図
7に示すように、車体フレーム2に溶接されたクーリン
グユニット取付用ステー13、14にボルト15等を介
して固定されている。この冷却装置12は上記開口部6
を通して荷台3内に冷却風を送るものである。図2に戻
って、16は冷却装置12と開口部6との間に設けられ
たジョイントラバーであり、荷台3の開口部6に合わせ
て床面5と冷却装置12を接続するものである。このジ
ョイントラバー16は、上端のリップ部16aに上下方
向への自由度をもたせてあり、荷台3の上下動を吸収で
きるようにしている。
【0013】上記開口部6は金網で形成したカバー17
で覆われており、カバー17の周縁をスポット溶接によ
って床面5に固定している。このカバー17は冷却装置
12に障害物が落ちないようにするものである。ジョイ
ントラバー16は円筒状または角筒状いずれでも良く、
また、開口部6は円形または角型のいずれでも良い。
【0014】18は荷台3内の網棚7下方に配設された
通風調整板であり、これは冷却装置12の冷気を床面上
全面に亘り均一に分配する装置である。この通風調整板
18は、傾斜角度を変えた複数の翼19aを備えたガイ
ドベーン19を荷台に付ける方法と、図8に示すよう
に、板面20に複数の穴21を開けて穴の大きさで送風
量をコントロールする方法がある。
【0015】22は繊維製のネットで、荷台3の生茶葉
11の上から掛けられて生茶葉11の飛散を防ぐもので
ある。
【0016】次に、上記生茶葉運搬用ダンプ車を用いて
生茶葉を運搬する方法について図9にしたがって説明す
る。生茶葉運搬用ダンプ車1は荷台3が下がった状態で
は冷却装置12と荷台3はジョイントラバー16で接続
されている。一方、お茶の木23の間に設けられている
レール24を利用して、自動お茶刈り機25を移動さ
せ、お茶を刈り取る。刈り取られた生茶葉11は荷台3
にセットされた網棚7の上に積載される。生茶葉11が
一杯になるとネット22をかぶせて走行中生茶葉11が
飛ばないようにする。
【0017】そして、冷却装置12を作動させて開口部
6から網棚7の下面に5度から10度位の冷却風を送
る。冷気は通風調整板18によって均一に床面5に分散
され、生茶葉11を冷却風によって冷却する。こうし
て、生茶葉11を効果的に冷却風によって冷却し、走行
中の「ムレ」を防止する。生茶葉運搬用ダンプ車は集荷
場267着いたら、荷台3のリヤドア4を開けて荷台3
を上昇させ、生茶葉11を一気に降ろす。こうして、生
茶葉11の「ムレ」を防止して、生茶葉11を効率良く
運搬することができる。
【0018】上記実施例による生茶葉等運搬用ダンプ車
によれば、ダンプ荷台に床面と一定間隔で網棚を設ける
とともに、該ダンプ荷台の床面に開口部を形成し、該開
口部からダンプ荷台に冷却風を供給する冷却装置を車体
側に配設したので、運搬時の生茶葉等の「ムレ」を防止
して、生茶葉を効率良く運搬することができる。ダンプ
車を利用していることから、ダンプ荷台を上昇させるこ
とにより、生茶葉等を容易に降ろすことができる。ま
た、網棚の下方に送風量を調整するガイドベーン、ある
いは大きさの異なる複数の穴を開けた板によって送風量
をコントロールする方法通風調整板を設けたので、網棚
状の生茶葉を均一に冷却することができる。さらに、床
面の開口部に網体を設けたので、生茶葉がジョイントラ
バーを通して冷却装置側に入り込む恐れがない。またさ
らに、車体フレームに取付用ステーを介して上記冷却装
置を設け、この冷却装置に、ダンプ荷台床面の開口部と
の間を接離可能に連結する筒状または角筒状のジョイン
トラバーを設けたので、ダンプ荷台が下がっているとき
だけ冷却風を床面に効率良く供給することができる。な
らびに、ダンプ荷台のリヤドアを左右に開く観音開きに
したので、生茶葉の落下がスムーズにおこなわれる。生
茶葉の上にネットをかぶせて運搬するので、生茶葉を袋
詰めにする手間が省け、作業性の向上を図ることができ
る。
【0019】なお、生茶葉等を運搬しないときには網棚
を外して、開口部を塞ぐようにすれば、通常のダンプ車
として利用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による生茶葉
等運搬用ダンプ車によれば、以下の効果を奏する。請求
項1において、ダンプ荷台に床面と一定間隔で網棚を設
けるとともに、該ダンプ荷台の床面に開口部を形成し、
該開口部からダンプ荷台に冷却風を供給する冷却装置を
車体側に配設したので、運搬時の生茶葉等の「ムレ」を
防止して、生茶葉等を効率良く運搬することができる。
ダンプ車を利用していることから、ダンプ荷台を上昇さ
せることにより、生茶葉等を容易に降ろすことができ
る。請求項2において、網棚の下方に送風量を調整する
通風調整板を設けたので網棚状の生茶葉等を均一に冷却
することができる。請求項3において、床面の開口部に
網体を設けたので、生茶葉等が冷却装置側に入り込む恐
れがない。請求項4において、車体フレームに取付用ス
テーを介して上記冷却装置を設け、この冷却装置に、上
記ダンプ荷台床面の開口部との間を接離可能に連結する
ジョイントラバーを設けたので、冷却風を床面に効率良
く供給することができる。請求項5において、ダンプ荷
台のリヤドアを観音開きにしたので、生茶葉等の落下が
スムーズにおこなわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による生茶葉等運搬用ダンプ
車を示す斜視図である。
【図2】本発明の生茶葉等運搬用ダンプ車の荷台と冷却
装置を示す断面図である。
【図3】図2の網棚を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3の網棚の枠を示す斜視図である。
【図6】図5の枠のL型鋼を示す斜視図である。
【図7】図2の冷却装置の取付個所を示す斜視図であ
る。
【図8】図2の通風調整板の一例を示す斜視図である。
【図9】生茶葉を運搬する順序を示す概念図である。
【図10】従来の生茶葉を運搬する順序を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
1 ダンプ車 2 車体フレーム 3 荷台 4 リヤドア 5 床面 6 開口部 7 網棚 8 枠体 9 金網 10 金網保持ブラケット 11 生茶葉 12 冷却装置 16 ジョイントラバー 17 カバー 18 通風調整板 19 ガイドベーン 22 ネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンプ荷台に床面と一定間隔で網棚を設
    けるとともに、該ダンプ荷台の床面に開口部を形成し、
    該開口部からダンプ荷台に冷却風を供給する冷却装置を
    車体側に配設したことを特徴とする生茶葉等運搬用ダン
    プ車。
  2. 【請求項2】 上記網棚の下方に送風量を調整する通風
    調整板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生茶
    葉等運搬用ダンプ車。
  3. 【請求項3】 上記開口部に網体を設けたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の生茶葉等運搬用ダンプ
    車。
  4. 【請求項4】 車体フレームに取付用ステーを介して上
    記冷却装置を設け、この冷却装置に、上記ダンプ荷台床
    面の開口部との間を接離可能に連結するジョイントラバ
    ーを設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の生茶葉等運搬用ダンプ車。
  5. 【請求項5】 上記ダンプ荷台のリヤドアを観音開きに
    したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の生茶葉等運搬用ダンプ車。
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