JPH07136542A - 粉砕装置 - Google Patents

粉砕装置

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JPH07136542A
JPH07136542A JP31601893A JP31601893A JPH07136542A JP H07136542 A JPH07136542 A JP H07136542A JP 31601893 A JP31601893 A JP 31601893A JP 31601893 A JP31601893 A JP 31601893A JP H07136542 A JPH07136542 A JP H07136542A
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JP
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air
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flare member
tower
wave tower
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JP31601893A
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Inventor
Satoru Oyamada
哲 小山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】材料を大量にしかも短時間で粉砕することがで
き、長期にわたって使用しても粉砕能力が低下しない粉
砕装置を提供する。 【構成】波動塔9は先端側にいくにしたがって径が除々
に小さくなる筒状に形成され、内周面には平面11をも
つ凸部13が24配置されている。フレア部材27は先
端側にいくにしたがって径が除々に小さくなる筒状に形
成され、内周面には平面29をもつ凸部31が32配置
されている。エアパイプ37の一端は連結部材21のパ
イプ挿入穴とフレア部材27のパイプ挿入穴41に挿入
され、先端部がフレア部材27の内周面から突出し、エ
アパイプ37の他端はブロワ43に接続されている。筒
体47には、投入パイプ挿入穴53に投入パイプ55が
挿入されて固定されている。筒体47にはダンパ61が
備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉砕装置に係り、特に粉
砕する材料どうしを衝突させることによって粉砕する粉
砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において食品、化学品、薬品等を製
造する過程で、材料を粉末になるまで粉砕するために
は、ボールミールや粗面で材料を擦りつぶす方式の粉砕
装置を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらボールミ
ールや材料を粗面で擦りつぶす方式の粉砕装置は、少量
ずつしか粉砕できず、しかも時間がかかるという欠点が
ある。さらに材料を粗面で擦りつぶす方式の粉砕装置
は、長期にわたって使用していると粗面が摩滅してしま
い、粉砕能力が除々に低下してくる欠点もある。本発明
は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、材
料を大量にしかも短時間で粉砕することができ、長期に
わたって使用しても粉砕能力が低下しない粉砕装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、先端
側へいくにしたがって径が除々に小さくなる筒状で内周
面に平面をもつ凸部が多数、連続して配置されている波
動塔と、先端側へいくにしたがって径が除々に小さくな
る筒状で内周面に平面をもつ凸部が前記波動塔の凸部よ
り少ない数、連続して配置され、先端側の開口部が前記
波動塔の後端側の開口部に連通して備えられているフレ
ア部材と、前記フレア部材の後端側の開口部に連通して
備えられている筒体と、前記フレア部材内へ周面方向か
らエアを供給するエア供給装置と、前記波動塔内へ粉砕
する材料を投入するための材料投入口と、前記筒体に備
えられたダンパとからなる粉砕装置である。
【0005】
【作用】請求項1の発明では、エア供給装置によってフ
レア部材の周面方向からフレア部材内へエアを供給し、
材料投入口から粉砕する材料を投入する。フレア部材内
へ供給されたエアはフレア部材の内周面の平面をもつ凸
部と波動塔の内周面の平面をもつ凸部によって乱され、
波動塔内に乱気流の層が発生する。この乱気流によって
投入された材料どうしが衝突させられて粉砕される。粉
砕された材料は、波動塔の先端側の開口部から排出され
る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。図1に本発明の実施例にかかる粉砕装置1を示す。
同図において符号3はベースを示し、このベース3上に
は支持台5が固定されて備えられている。支持台5には
粉砕装置本体7が斜め下方へ45度傾いた状態で支持さ
れている。
【0007】粉砕装置本体7の構造について詳細に説明
する。符号9は波動塔を示し、この波動塔9は先端側へ
いくにしたがって径が除々に小さくなる筒状に形成され
ている。図2、図3に示すように波動塔9の内周面には
平面11をもつ凸部13が24配置されている。凸部1
3は連続して配置され、波動塔9の中心点から、それぞ
れ15度の角度をもって拡がっている。したがって平面
11は先端側の開口部19から後端側の開口部15へ近
づくにしたがって除々に幅寸法が拡がっている。また平
面11は波動塔9の中心に対し一定の角度で傾いてい
る。波動塔9の後端側の開口部15の周囲にはフランジ
17が形成されている。
【0008】符号21は連結部材を示し、この連結部材
21は円筒状で両側の開口部の周囲にフランジ23、2
5が形成されている。フランジ23は波動塔9のフラン
ジ17に接合されて固定されている。また連結部材21
の周面にはパイプ挿入穴39が形成されている。
【0009】符号27はフレア部材を示し、このフレア
部材27は先端側へいくにしたがって径が除々に小さく
なる筒状に形成されている。図2、図4に示すようにフ
レア部材27の内周面には平面29をもつ凸部31が3
2配置されている。凸部31は連続して配置され、フレ
ア部材27の中心点からそれぞれ11.25度の角度を
もって拡がっている。したがって平面29は先端側の開
口部33から後端側の開口部35へ近づくにしたがって
除々に幅寸法が拡がっている。また平面29はフレア部
材27の中心に対し一定の角度で傾いている。
【0010】フレア部材27の周面にはパイプ挿入穴4
1が形成され、このパイプ挿入穴41は連結部材21の
パイプ挿入穴39に対応している。またフレア部材27
の後端側の開口部35の周囲にはフランジ45が形成さ
れている。フランジ45は連結部材21のフランジ25
に接合され固定されている。フレア部材27の先端側の
開口部48は波動塔9の後端側の開口部15に僅かに入
り込んでいる。
【0011】符号37はエアパイプを示し、このエアパ
イプ37の一端は連結部材21のパイプ挿入穴39とフ
レア部材27のパイプ挿入穴41に挿入され、先端部が
フレア部材27の内周面から突出している。エアパイプ
37の他端はブロワ43に接続されている。エアパイプ
37内にはエア調整ダンパ38が設けられている。
【0012】符号47は筒体を示し、この筒体47の先
端側の開口部49の周囲にはフランジ51が形成されて
いる。このフランジ51はフレア部材27のフランジ4
5に接合され固定されている。筒体47の周面には投入
パイプ挿入穴53が形成され、この投入パイプ挿入穴5
3に投入パイプ55が挿入されて固定されている。投入
パイプ55は筒体47に対し45度傾いて挿入されてお
り、投入パイプ55の投入口56が波動塔9に入り込ん
でいる。前記のように粉砕装置本体7は支持台5に45
度斜め下方へ傾いた状態で支持されているため、45度
傾いて挿入された投入パイプ55は垂直な姿勢となる。
投入パイプ55の上端にはホッパ57が接続されてい
る。
【0013】図5から図7において詳細に示すように投
入パイプ55の投入口56の縁にはゴム製の逆流防止片
59が固定されている。この逆流防止片59は端縁の約
3分1の部分だけが投入口56の縁に固定されている。
逆流防止片59は、図5に示すように投入口56に対す
る傾斜角度θ1が45度で、しかもフレア部材21内に
発生する気流の方向に対する傾斜角度θ2が15度とな
る姿勢で取り付けられている。また筒体47にはダンパ
61が備えられている。
【0014】次にこの粉砕装置1の動作について説明す
る。ブロワ43を作動して、エアパイプ37からフレア
部材27内へエアを供給する。エアパイプ37から供給
されたエアは筒体47からも波動塔9の先端側の開口部
19からも十分に逃げることができないため、装置本体
7の先端方向へ働く圧力と後端方向へ働く圧力とが波動
塔9内の途中部分において釣合い、この部分に乱気流の
層(以下ディフレクションゾーンという。)が発生す
る。ディフレクションゾーンに発生する乱気流は、フレ
ア部材27の凸部31の数が波動塔9の凸部13の数よ
り多いため、エアの流れが乱されて生じるものである。
なお供給するエアの流速はエア調整ダンパ38によって
調整する。
【0015】粉砕する材料Sをホッパ57から入れる
と、材料Sは投入パイプ55を通って投入口56からフ
レア部材27へ投入される。フレア部材27へ投入され
た材料Sはエアパイプ37から供給されているエアによ
ってフレア部材21および波動塔9の内周面に沿って螺
旋状に回転しながら搬送される。逆流防止弁59は傾斜
角度θ1が45度になる姿勢で設けられているので、材
料Sが投入口56から投入パイプ55へ逆流するのを防
止できる。また前記のように逆流防止弁59は気流の方
向に対する傾斜角度θ2が15度になる姿勢で設けられ
ているので、気流が逆流防止弁59に沿って斜め下方へ
導かれることになる。したがって投入口56から出でく
る材料Sは気流にのって波動塔9内へスムーズに搬送さ
れる。
【0016】波動塔9に搬送された材料Sは、ディフレ
クションゾーンにおいて螺旋状に落下しながら、乱気流
によっていろいろな方向へ飛ばされる。このとき図8に
示すように材料Sどうしが激しく衝突し、粉砕されて粉
末Saとなる。そして粉末Saは波動塔9の内周面に沿
って螺旋状に落下して先端側の開口部19から排出され
る。なお波動塔9内の中心は、略真空状態となる。
【0017】このように材料Sどうしを衝突させて粉砕
するので、ボールミール等と比べて材料を、大量に、し
かも一度に短時間で粉砕することができる。また材料S
どうしを衝突させて粉砕するので、粗面で擦りつぶす方
式の粉砕装置と比べて高い耐久性が得られることになる
粉末Saの粒径はダンパ61の開き度合いによって調整
することができる。
【0018】図9、図10に示すように波動塔9内に内
側波動塔63を備えるようにしてもよい。材料Sの衝突
による粉砕は波動塔9の内周面近傍で起こるので、比較
的粒径の小さい粉末Saが波動塔9の先端側の開口部1
9の縁の近くから排出される。また比較的粒径の大きい
粉末Saは内側波動塔63の先端側の開口部65から排
出される。このようにすれば粉末Saを粒径によって容
易にわけることができる。そして内側波動塔63の先端
側の開口部65から排出された粉末Saを再度ホッパ5
7から投入すれば、粉末Saの粒径を完全に揃えること
ができるようになる。
【0019】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本発明に含まれる。例えば波動塔9の凸
部13の数とフレア部材27の凸部31の数は、凸部3
1の数を多くすれば、上記した32と24に限らず自由
に設定しても可能である。逆流防止片59の傾斜角度θ
1は30度から60度の範囲で、またθ2は5度から3
0度の範囲で、波動塔9内の風速によって適宜変更す
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、材料を大
量にしかも短時間で粉砕することができるようになる。
また長期にわたって使用しても粉砕能力が低下すること
がなく、高い耐久性を得ることができるようになる。さ
らにダンパの開き度合いによって、粉末の粒径を自由に
調整することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる粉砕装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
装置本体の断面図である。
【図3】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
波動塔の平面図である。
【図4】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
フレア部材の平面図である。
【図5】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
投入パイプに取り付けられた逆流防止片の傾斜角度を説
明するための図である。
【図6】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
投入パイプに取り付けられた逆流防止片の傾斜角度を説
明するための図である。
【図7】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
投入パイプの部分斜視図である。
【図8】本発明の実施例にかかる粉砕装置によって材料
が粉砕される原理を説明するための図である。
【図9】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載される
波動塔に内側波動塔を備えた場合の断面図である。
【図10】本発明の実施例にかかる粉砕装置に搭載され
る波動塔に内側波動塔を備えた場合の下面図である。
【符号の説明】
1 粉砕装置 9 波動塔 11 平面 13 凸部 15 後端側の開口部 19 先端側の開口部 27 フレア部材 29 平面 31 凸部 33 先端側の開口部 35 後端側の開口部 47 筒体 56 投入口 59 逆流防止弁 61 ダンパ S 粉砕する材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端側へいくにしたがって径が除々に小さ
    くなる筒状で内周面に平面をもつ凸部が多数、連続して
    配置されている波動塔と、先端側へいくにしたがって径
    が除々に小さくなる筒状で内周面に平面をもつ凸部が前
    記波動塔の凸部より少ない数、連続して配置され、先端
    側の開口部が前記波動塔の後端側の開口部に連通して備
    えられているフレア部材と、前記フレア部材の後端側の
    開口部に連通して備えられている筒体と、前記フレア部
    材内へ周面方向からエアを供給するエア供給装置と、前
    記波動塔内へ粉砕する材料を投入するための材料投入口
    と、前記筒体に備えられたダンパとからなる粉砕装置。
JP31601893A 1993-11-22 1993-11-22 粉砕装置 Pending JPH07136542A (ja)

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JP31601893A JPH07136542A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 粉砕装置

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