JP2020104032A - 粉砕機、及び、粉砕分級装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粉砕室内壁への被粉砕物の融着を低減させ、被粉砕物の経時的な粒度変化を抑え、粉粒体特性のバラツキが少ない被粉砕物の粉粒体を作成する。【解決手段】粉砕室33と、粉砕室33に被粉砕物Pが流入する流入口34と、粉砕室33で粉砕された被粉砕物Pが流出する流出口35と、が設けられたケーシング32と、被粉砕物Pを含む流体A3を、流入口34を通じて粉砕室33に供給するディフューザー部36と、錐体形状を有し錐体形状の先端38Aが流入口34に対向する向きで粉砕室33の内部に配置され流体A3が衝突する位置に配置された衝突部材38と、を備え、衝突部材38は、流体A3の流入方向と交差する断面積が先端38Aにおいて最小となり、基端部38Bで断面積が最大となる形状を有し、先端38Aから基端部38Bにかけて断面積が連続的に拡大する粉砕機。【選択図】図3
Description
本発明は、粉砕機、及び、粉砕分級装置に関する。
従来、被粉砕物を、高速で衝突部材に衝突させて粉砕する粉砕機が公知である。例えば、特許文献1には、衝突用錐面が形成された円錐形状の衝突用錐体部と、衝突用錐面の下流側端から径方向外方に広がる環状の衝突用平板とを有する衝突部材の開示がある。特許文献1では、被粉砕物を、衝突部材の衝突用錐面や衝突用平面に衝突させて、その衝撃により細かく粉砕する。また、特許文献1では、衝突用平面で跳ね返った被粉砕物を粉砕室の内壁にも衝突させて、細かく粉砕する。
衝突用錐体部の衝突用平面に被粉砕物を衝突させて、粉砕室内壁にも衝突させる構成では、被粉砕物が粉砕室内壁に衝突することで、粉砕室内壁への被粉砕物の融着が生じる場合がある。粉砕室内壁に融着が生じると、粉砕室内壁で融着した被粉砕物に、跳ね返った被粉砕物が衝突するようになり、被粉砕物が粉砕され難くなる。このように、被粉砕物の融着は、経時的な粒度の変化や歩留まりに大きく影響を与えるものであり、所定範囲の粒度の被粉砕物の収率を低下させるという課題があった。
上記課題を解決する一態様は、粉砕室と、前記粉砕室に被粉砕物が流入する流入口と、前記粉砕室で粉砕された前記被粉砕物が流出する流出口と、が設けられたケーシングと、前記被粉砕物を含む流体を、前記流入口を通じて前記粉砕室に供給するディフューザー部と、錐体形状を有し、該錐体形状の先端が前記流入口に対向する向きで前記粉砕室の内部に配置され、前記流体が衝突する位置に配置された衝突部材と、を備え、前記衝突部材は、前記流体の流入方向と交差する断面積が前記先端において最小となり、基端部で断面積が最大となる形状を有し、前記先端から前記基端部にかけて断面積が連続的に拡大する、粉砕機である。
上記粉砕機において、前記衝突部材は円錐形状を有し、前記流体の流入方向と交差する断面の径が前記先端において最小となり、基端部で径が最大となってもよい。
上記粉砕機において、前記衝突部材の側面は、前記流体の流動領域に膨出する湾曲面であってもよい。
上記課題を解決する別の一態様は、粉砕室と、前記粉砕室に被粉砕物が流入する流入口と、前記粉砕室で粉砕された前記被粉砕物が流出する流出口と、が設けられたケーシングと、前記被粉砕物を含む流体を、前記流入口を通じて前記粉砕室に供給するディフューザー部と、錐体形状を有し、先端が前記流入口に対向する向きで前記粉砕室の内部に配置され、前記流体が衝突する位置に配置された衝突部材と、を備え、前記衝突部材が、前記流体の流入方向と交差する断面積が前記先端において最小となり、基端部で断面積が最大となる形状を有し、前記先端から前記基端部にかけて断面積が連続的に拡大するよう構成された粉砕機、及び、前記流出口から流出する前記被粉砕物を分級する分級機を備える、粉砕分級装置である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
[1.第1実施形態]
[1−1.粉砕分級装置の全体構成]
図1は、粉砕分級装置1の全体構成を示す模式図である。
粉砕分級装置1は、供給機10と、粉砕機30と、分級機50と、捕集機70と、を備える。
[1−1.粉砕分級装置の全体構成]
図1は、粉砕分級装置1の全体構成を示す模式図である。
粉砕分級装置1は、供給機10と、粉砕機30と、分級機50と、捕集機70と、を備える。
供給機10は、被粉砕物の一例に対応する樹脂材料の粉粒体Pを貯留するホッパー11を備える。ホッパー11は、インジェクションフィーダー12に粉粒体Pを供給する。インジェクションフィーダー12は、供給管13に接続される。供給管13は、粉砕機30に接続される。インジェクションフィーダー12には、圧縮空気源14が接続される。圧縮空気源14は、圧縮空気をインジェクションフィーダー12に供給する。インジェクションフィーダー12に圧縮空気が供給されると、圧縮空気のエジェクタ作用により、ホッパー11から粉粒体Pがインジェクションフィーダー12内に吸引される。インジェクションフィーダー12内に吸引された粉粒体Pは供給管13を介して粉砕機30の内部に搬送される。
粉砕機30は、被粉砕物の一例に対応する樹脂材料の粉粒体Pを粉砕する粉砕機本体31と、粉粒体Pを分級する分級部40とを備える。
粉砕機本体31は、筒状の粉砕ケーシング32を備える。粉砕ケーシング32には、粉砕室33に粉粒体Pが流入する流入口34と、粉砕室33で粉砕された粉粒体Pが流出する流出口35と、が設けられる。流入口34の上流側には、ディフューザー部36が配置される。ディフューザー部36には、圧縮空気を送る圧縮空気源37が接続される。ディフューザー部36は、圧縮空気を超音速の連続噴流として吐出する。この超音速の連続噴流中に粉粒体Pが流入することで、ディフューザー部36は、粉粒体Pを含む流体としての固気混合流体を、流入口34を通じて粉砕室33に供給する。粉砕室33には、固気混合流体が衝突する衝突部材38が配置される。衝突部材38は、錐体形状を有し、錐体形状の先端が流入口34に対向する向きで配置される。
固気混合流体は、衝突部材38に衝突して、固気混合流体に含まれる粉粒体Pが粉砕される。粉砕された粉粒体Pは、流出口35を通じて粉砕室33から排出される。流出口35には循環管39が接続される。循環管39は、供給管13に接続される。粉砕機30で粉砕された粉粒体Pは、循環管39、供給管13を介して粉砕機30に再送される。
粉砕機30の分級部40は、供給管13から供給された粉粒体Pを分級する。分級部40は、筒状の分級ケーシング41を備える。分級ケーシング41の内部空間には、分級センターコア42と、分級セパレートコア43とが対向して配置される。分級センターコア42と分級セパレートコア43との間には、分級空間44が形成される。分級空間44では旋回流が形成される。分級空間44に導入された粉粒体Pは、旋回流により遠心分離され、分級部40で設定された分級点に基づく粒径の大きい粉粒体P、いわゆる、粗粉と、粒径の小さい粉粒体P、いわゆる、細粉に分級される。粗粉は分級セパレートコア43の外周側の導出口45から導出され粉砕機本体31へ移動する。細粉は分級セパレートコア43の中央部から分級ケーシング41の外部に延びる導出管46から導出される。細粉は、導出管46を介して分級機50に搬送される。粉砕機30では、粒径が小さくなるまで粉砕機30内に再送されて粉砕され、十分に粉砕されて粒径が小さくなると分級機50に搬送される。
分級機50は、粉砕機30の分級部40と略同様に構成されており、ケーシング51、センターコア52、セパレートコア53などを有する。分級空間54に導入された粉粒体Pは、旋回流により遠心分離され、分級機50で設定された分級点に基づいた粗粉と細粉に分級される。粗粉はセパレートコア53の外周側の粗粉導出口55から分級空間54の外に移動する。分級空間54の外に移動した粗粉は、ケーシング51の下部から延びる粗粉排出管57でケーシング51の外部に導出される。細粉はセパレートコア53の中央部からケーシング51の外部に延びる細粉排出管56から導出される。
分級機50の下流側には捕集機70が配置される。捕集機70は、第1捕集部71と、第2捕集部72とを備える。各捕集部71、72は、例えばバッグフィルターなどで構成される。第1捕集部71は、分級機50から延びる粗粉排出管57に接続される。第1捕集部71には分級機50で分級された粗粉としての粉粒体Pが捕集される。すなわち、粉砕機30で粉砕されて所定の粒径以下の粉粒体Pのうち、所定の粒径以上の粉粒体Pが捕集される。第2捕集部72には、分級機50で分級された細粉としての粉粒体Pが捕集される。
[1−2.粉砕機本体の詳細な構成]
図2は、粉砕機本体31の断面図である。
図2を用いて粉砕機本体31について更に説明する。本実施形態の粉砕機本体31は、回転体状に形成される。本実施形態では、回転体状の中心を示す軸線L0が上下方向に延びる。しかし、軸線L0が延びる方向は上下方向に限定されず、水平方向に沿って延びる構成や、水平方向に対して傾斜する構成でも良い。また、粉砕機本体31では、粉粒体Pは、分級部40から流入し、流出口35から排出される。よって、粉粒体Pは、マクロには、軸線L0に沿って分級部40側から流出口35側に移動する。そこで、粉砕機本体31では、軸線L0に沿う方向において、分級部40側を上流、流出口35側を下流と呼んで説明する。
図2は、粉砕機本体31の断面図である。
図2を用いて粉砕機本体31について更に説明する。本実施形態の粉砕機本体31は、回転体状に形成される。本実施形態では、回転体状の中心を示す軸線L0が上下方向に延びる。しかし、軸線L0が延びる方向は上下方向に限定されず、水平方向に沿って延びる構成や、水平方向に対して傾斜する構成でも良い。また、粉砕機本体31では、粉粒体Pは、分級部40から流入し、流出口35から排出される。よって、粉粒体Pは、マクロには、軸線L0に沿って分級部40側から流出口35側に移動する。そこで、粉砕機本体31では、軸線L0に沿う方向において、分級部40側を上流、流出口35側を下流と呼んで説明する。
[1−3.粉砕機本体の粉粒体流路に関する構成]
粉砕機本体31の粉砕ケーシング32は、軸線L0を中心とする筒状に形成される。粉砕ケーシング32は、分級部40に接続された導入ケーシング部101と、導入ケーシング部101の下流側に接続された粉砕ケーシング本体部102と、を備える。
粉砕機本体31の粉砕ケーシング32は、軸線L0を中心とする筒状に形成される。粉砕ケーシング32は、分級部40に接続された導入ケーシング部101と、導入ケーシング部101の下流側に接続された粉砕ケーシング本体部102と、を備える。
導入ケーシング部101は、上流端の導入部103と、導入部103の下流側の円筒部104と、円筒部104の下流側のノズル部105と備える。
導入ケーシング部101の導入部103は、下流側になるほど縮径する。導入部103には、分級部40で分級された粗粉、すなわち、粒径が大きい粉粒体Pが導入される。導入部103に導入された粉粒体Pは、導入部103の内周面に沿うなどして下流側の円筒部104に流入する。
導入ケーシング部101の円筒部104は、直円筒状に形成される。円筒部104の内部空間には、円筒部104に沿って延びる柱状のディフューザー部36が配置される。ディフューザー部36は、円筒部104と同心状に配置される。ディフューザー部36と、円筒部104との間には、隙間状の空間が形成される。この空間により粉粒体流路106が構成される。
粉粒体流路106の下流部には、ノズル部105が設けられる。ノズル部105は、円筒部104の内周壁に設けられ、下流側に向けて円錐台状に凹んだ内周錐面105Aを備える。内周錐面105Aは、下流側ほど径方向中心へ傾斜する。ノズル部105は、内周錐面105Aにより粉粒体Pを径方向中心に案内可能である。
内周錐面105Aの径方向中心には、軸線L0に沿って貫通する流入口34が形成される。流入口34は断面円形に形成される。流入口34は、上流端から下流端まで同一断面とされる。粉粒体Pは、ディフューザー部36から吐出される連続噴流A2により、流入口34を通じて粉砕室33に流入する。
[1−4.ディフューザー部の圧縮気体流路の構成]
ディフューザー部36は、円錐状の上流部111と、上流部111から軸線L0に沿って延びるディフューザー本体部112と、ディフューザー本体部112の下流側に形成された略円錐状のディフューザー先端部113とを備える。ディフューザー部36は、ディフューザー本体部112において、導入ケーシング部101の内周壁から延びる支持部114に支持される。支持部114はディフューザー本体部112に対して一対形成される。支持部114により、ディフューザー部36は、ディフューザー本体部112の内周壁から離間して配置される。ディフューザー部36と、ディフューザー本体部112の内周壁との間の空間により、略断面円環状の上述の粉粒体流路106が構成される。
ディフューザー部36は、円錐状の上流部111と、上流部111から軸線L0に沿って延びるディフューザー本体部112と、ディフューザー本体部112の下流側に形成された略円錐状のディフューザー先端部113とを備える。ディフューザー部36は、ディフューザー本体部112において、導入ケーシング部101の内周壁から延びる支持部114に支持される。支持部114はディフューザー本体部112に対して一対形成される。支持部114により、ディフューザー部36は、ディフューザー本体部112の内周壁から離間して配置される。ディフューザー部36と、ディフューザー本体部112の内周壁との間の空間により、略断面円環状の上述の粉粒体流路106が構成される。
粉粒体流路106は、上流部111とディフューザー先端部113の位置では、断面円環状に形成されるが、支持部114に対応する部分は、支持部114があるため、円環形状が分断されて一対の扇形状の流路106Aとされる。
ディフューザー部36には、圧縮気体流路121が形成される。圧縮気体流路121は、圧縮空気A1が導入される導入路122と、導入された圧縮空気A1を突出する吐出路123と、を備える。
導入路122は、ディフューザー部36の支持部114に形成される。導入路122は、円筒部104の外側面から、支持部114を介して、ディフューザー本体部112の径方向中心まで延びる断面円形状の孔で構成される。導入路122の径方向外端には、送気管124が接続される。送気管124には圧縮空気源37が接続される。導入路122の径方向内端には、吐出路123が連通する。
吐出路123は、ディフューザー本体部112およびディフューザー先端部113に形成される。吐出路123は、導入路122の径方向内端から下流側に延びディフューザー先端部113で開口する断面円形状の孔で構成される。吐出路123は、ディフューザー本体部112と同心に形成される。吐出路123は、圧縮空気A1の流れ方向、すなわち、軸線L0の方向にわたって断面積が同一にされる。ディフューザー先端部113には、吐出路123を開口させる開口113Aが形成される。開口113Aの位置は、軸線L0方向においては、ノズル部105の内周錐面105Aに重複する。また、開口113Aは、流入口34に対向する。
吐出路123の内部には、圧縮空気A1を超音速に加速させる軸部材115が配置される。軸部材115は、軸線L0に沿って延びる誘導杆116と、誘導杆116の先端に形成された加速用錐体部117と、を備える。
誘導杆116は円柱状に形成される。誘導杆116はその断面積が、軸線L0方向の全長にわたって同一とされる。誘導杆116の基端部は、導入路122と吐出路123との境界部に配置される。誘導杆116の基端部は、径方向に対向する一対の支持部118,118を介して、吐出路123の内壁面に支持される。誘導杆116は、支持部118,118を介して、軸線L0方向の位置を調整可能に、ディフューザー本体部112の内部に支持される。
図3は、図2の要部拡大図であり、粉砕室33の周辺の拡大図である。
誘導杆116の先端部には、膨出する加速用錐体部117が形成される。加速用錐体部117は、誘導杆116よりも外周形状が大きい最大径部117Aを備える。また、加速用錐体部117は、最大径部117Aの上流側に形成された錐体状の拡径部117Bを備える。さらに、加速用錐体部117は、最大径部117Aの下流側に形成された錐体状の加速用錐部117Cを備える。加速用錐部117Cには、尖端状の先端117Dが形成される。
誘導杆116の先端部には、膨出する加速用錐体部117が形成される。加速用錐体部117は、誘導杆116よりも外周形状が大きい最大径部117Aを備える。また、加速用錐体部117は、最大径部117Aの上流側に形成された錐体状の拡径部117Bを備える。さらに、加速用錐体部117は、最大径部117Aの下流側に形成された錐体状の加速用錐部117Cを備える。加速用錐部117Cには、尖端状の先端117Dが形成される。
拡径部117Bは、誘導杆116の外周部から最大径部117Aまで、下流側ほど拡径する錐体状に形成される。また、加速用錐部117Cは、最大径部117Aの外周部から先端117Dまで、下流側ほど縮径される錐体状に形成される。拡径部117Bは、加速用錐部117Cよりも急激に径が変化する。
加速用錐体部117では、拡径部117Bが吐出路123内に配置される。最大径部117Aは、開口113A近傍の吐出路123内に配置される。加速用錐部117Cは開口113Aを通じて吐出路123の外部に突出して配置され、先端117Dが流入口34に対向する。
ここで、吐出路123は、軸部材115により、略断面円環状の流路とされる。すなわち、誘導杆116の基端部では、誘導杆116と、支持部118、118と、吐出路123の内周壁と、の間の空間により、一対の連通路123A(図2参照)が形成される。連通路123Aの下流側には、誘導杆116と、吐出路123の内周壁と、の間の空間で構成された断面円環状の円筒路123Bが形成される。
開口113Aの近傍には、軸部材115の最大径部117Aによって、円筒路123Bよりも隙間形状が小さい断面円環状のスロート部123Cが形成される。スロート部123Cは、圧縮空気A1を超音速に加速することのできる程度に最大径部117Aによって隙間形状が小さくされる。
スロート部123Cよりも下流側には、加速用錐体部117の加速用錐部117Cにより、隙間形状が下流側ほど順次大きくなる断面円環状の開放部123Dが形成される。
[1−5.圧縮気体流路と粉粒体流路の関係]
図2に示すように、圧縮気体流路121では、ディフューザー部36の導入路122に対して、圧縮空気源37から送気管124を介して圧縮空気A1が供給される。導入路122に圧縮空気A1が供給されると、供給された圧縮空気A1は吐出路123を流れて開口113Aから吐出される。圧縮空気A1は、吐出路123のスロート部123Cにおいて、流路が急激に縮小されることで、加圧される。スロート部123Cで加圧された圧縮空気A1は、スロート部123Cを抜けると、開放部123Dに至って加圧を開放される。これにより、圧縮空気A1は、超音速に加速され、開放部123Dから連続噴流A2として吐出される。
図2に示すように、圧縮気体流路121では、ディフューザー部36の導入路122に対して、圧縮空気源37から送気管124を介して圧縮空気A1が供給される。導入路122に圧縮空気A1が供給されると、供給された圧縮空気A1は吐出路123を流れて開口113Aから吐出される。圧縮空気A1は、吐出路123のスロート部123Cにおいて、流路が急激に縮小されることで、加圧される。スロート部123Cで加圧された圧縮空気A1は、スロート部123Cを抜けると、開放部123Dに至って加圧を開放される。これにより、圧縮空気A1は、超音速に加速され、開放部123Dから連続噴流A2として吐出される。
ここで、圧縮空気A1は、吐出路123の円筒路123Bを通過する際に、円筒路123Bの断面円環状に倣って環状になる。また、円筒路123Bの下流側のスロート部123C、開放部123Dも環状であるため、超音速の連続噴流A2も環状である。連続噴流A2は、加速用錐部117Cの傾斜に沿って収束される方向の力を受けて集約されつつ、超音速を維持したまま、環状となって下流側に流れる。
粉粒体流路106では、被粉砕物である粉粒体Pは、粉粒体流路106の断面円環状に倣って環状方向に均等に分散されながら移動する。そして、粉粒体Pは、ノズル部105の内周錐面105Aに案内されるなどして、連続噴流A2の外周側から連続噴流A2に供給される。この際に、粉粒体Pは、連続噴流A2に吸引されて、連続噴流A2中に混合する。これにより、連続噴流A2に対して、粉粒体Pが均等に混合した固気混合流体A3となる。固気混合流体A3は、ノズル部105の内周錐面105Aにより環状を維持して粉砕室33に向けて移動する。
[1−6.粉砕室の構成]
図2に示すように、粉砕ケーシング32の粉砕ケーシング本体部102は、上流側の粉砕室部107と、粉砕室部107の下流側の導出部108と、を備える。
粉砕室部107は、粉砕ケーシング本体部102から下方に延びる。粉砕室部107の上流端は、ノズル部105の下流端の平坦な内壁面105Bで閉塞される。ノズル部105の内壁面105Bと、粉砕室部107の内壁面107Aとにより囲まれた空間で、上述の粉砕室33が構成される。
図2に示すように、粉砕ケーシング32の粉砕ケーシング本体部102は、上流側の粉砕室部107と、粉砕室部107の下流側の導出部108と、を備える。
粉砕室部107は、粉砕ケーシング本体部102から下方に延びる。粉砕室部107の上流端は、ノズル部105の下流端の平坦な内壁面105Bで閉塞される。ノズル部105の内壁面105Bと、粉砕室部107の内壁面107Aとにより囲まれた空間で、上述の粉砕室33が構成される。
粉砕ケーシング本体部102の導出部108は、下流側になるほど縮径する。導出部108の下流端には流出口35が形成される。導出部108では、粉砕室33から導出された粉粒体Pが流入し、導出部108の内周面に沿うなどして移動する。そして、粉粒体Pは、下流端に設けられた流出口35を通じて循環管39に排出される。
粉砕室33の内部には、衝突部材38が配置される。衝突部材38は、軸線L0を中心とした回転体である。衝突部材38は、直円錐状の円錐部131と、円錐部131の下流側の直円柱状の円柱部132とを備える。円錐部131を有する衝突部材38の形状は、錐体形状の一例に対応する。衝突部材38は、円錐部131の頂点となる先端38Aが流入口34に対向する向きで粉砕室33の内部に配置される。衝突部材38の円錐部131は、固気混合流体A3が衝突する位置に配置される。詳細には、衝突部材38の中心軸が軸線L0上に配置され、先端38Aが軸線L0上に配置される。
衝突部材38は、円柱部132の下流端において、粉砕室部107の内壁面107Aから延びる支持部133に支持される。衝突部材38と、粉砕室部107の内壁面107Aとの間には、空間が形成される。この空間により、粉粒体Pと気流とが混合した固気混合流体A3が流れる粉砕室33の流動領域33Aが構成される。
衝突部材38は、軸線L0に直交する円形状の断面積が先端38Aにおいて最小となり、基端部38Bで断面積が最大となる。衝突部材38が、軸線L0を中心とする回転体である本実施形態では、軸線L0から外表面としての錐面131Aまでの径Rが、先端38Aにおいて最小となり、基端部38Bにおいて最大となる。衝突部材38の軸線L0は、固気混合流体A3の流入方向の一例に対応する。また、直交する断面積は、交差する断面積の一例に対応する。断面積は、先端38Aから基端部38Bにかけて連続的に拡大し、径Rが、先端38Aから基端部38Bにかけて連続的に拡大する。
円錐部131は、側面としての錐面131Aを有する。錐面131Aは、軸線L0に沿う入射方向に対する粉粒体Pの反射方向が下流側となるように傾斜する。なお、図3においては、粉粒体Pが正反射するものとして、錐面131Aの法線をNで表し、法線Nに対する入射角と反射角をθで表している。
[1−7.衝突部材の作用および効果]
流入口34を通過した固気混合流体A3は、衝突部材38に衝突する。このとき、固気混合流体A3中の粉粒体Pは、衝突部材38の円錐部131の錐面131Aに衝突し粉砕される。粉砕された粉粒体Pは、衝突部材38の周囲を流れる気流に乗って、粉砕室33から導出され、導出部108の流出口35から流出する。
流入口34を通過した固気混合流体A3は、衝突部材38に衝突する。このとき、固気混合流体A3中の粉粒体Pは、衝突部材38の円錐部131の錐面131Aに衝突し粉砕される。粉砕された粉粒体Pは、衝突部材38の周囲を流れる気流に乗って、粉砕室33から導出され、導出部108の流出口35から流出する。
図4は、衝突用平面38Yを備える衝突部材38Zの作用説明図である。
図4に示すように、衝突用平面38Yを有する衝突部材38Zでは、衝突用平面38Yに衝突した粉粒体Pは粉砕されると共に、上流側に戻る成分を持って跳ね返される。また、衝突用平面38Yは、径方向に広がる面であり、固気混合流体A3は矢印A4で示すように衝突用平面38Yに沿って流れ易い。したがって、粉砕された粉粒体Pは内壁面105B、107Aに衝突し易い。このとき、衝突用平面38Yに衝突した後に、内壁面105B、107Aに衝突して連続的に衝突することで、発熱量が大きくなり易く、粉粒体Pが内壁面105B、107Aに融着する場合がある。内壁面105B、107Aに粉粒体Pが融着すると、内壁面105B、107Aに融着した粉粒体P1に、後続の粉粒体Pが衝突するようになり、後続の粉粒体Pが粉砕され難くなるという課題が生じた。
図4に示すように、衝突用平面38Yを有する衝突部材38Zでは、衝突用平面38Yに衝突した粉粒体Pは粉砕されると共に、上流側に戻る成分を持って跳ね返される。また、衝突用平面38Yは、径方向に広がる面であり、固気混合流体A3は矢印A4で示すように衝突用平面38Yに沿って流れ易い。したがって、粉砕された粉粒体Pは内壁面105B、107Aに衝突し易い。このとき、衝突用平面38Yに衝突した後に、内壁面105B、107Aに衝突して連続的に衝突することで、発熱量が大きくなり易く、粉粒体Pが内壁面105B、107Aに融着する場合がある。内壁面105B、107Aに粉粒体Pが融着すると、内壁面105B、107Aに融着した粉粒体P1に、後続の粉粒体Pが衝突するようになり、後続の粉粒体Pが粉砕され難くなるという課題が生じた。
これに対して、本実施形態では、衝突部材38には衝突用平面38Yが設けられていない。粉粒体Pは、錐面131Aに衝突して粉砕されると、下流側に向けて反射され易い。また、粉砕室33の内部においては、固気混合流体A3が衝突部材38の円錐部131および円柱部132に沿って流れ滑らかに流れ易い。よって、跳ね返った粉粒体Pは、上流側の内壁面105Bや、側方の内壁面107Aに向かい難く、上流側の内壁面105Bや、側方の内壁面107Aに衝突することが抑制される。
よって、粉粒体Pが樹脂材料の場合でも、内壁面105B、107Aに衝突して、融着することが抑制される。これにより、粒度の経時的なバラつきが抑制された状態で粉粒体Pが適切に粉砕され易く、粉砕された粉粒体Pの回収量が増加する。
以上説明したように、本実施形態の粉砕機30は、粉砕室33と、粉砕室33に被粉砕物としての粉粒体Pが流入する流入口34と、粉砕室33で粉砕された粉粒体Pが流出する流出口35と、が設けられた粉砕ケーシング32を備える。また、本実施形態の粉砕機30は、粉粒体Pを含む固気混合流体A3を、流入口34を通じて粉砕室33に供給するディフューザー部36を備える。さらに、本実施形態の粉砕機30は、錐体形状を有し、この錐体形状の先端38Aが流入口34に対向する向きで粉砕室33の内部に配置され、固気混合流体A3が衝突する位置に配置された衝突部材38を備える。そして、本実施形態の粉砕機30では、衝突部材38は、固気混合流体A3の流入方向となる軸線L0に直交する断面積が先端38Aにおいて最小となり、基端部38Bで断面積が最大となる形状を有する。本実施形態の粉砕機30では、衝突部材38は、先端38Aから基端部38Bにかけて断面積が連続的に拡大する。したがって、粉砕室33の内壁面105B、107Aに粉粒体Pが衝突し難くなっており、樹脂材料の粉粒体Pであっても内壁面105B、107Aに粉粒体Pが融着し難い。このように、被粉砕物である粉粒体Pの内壁面105B、107Aへの融着を低減させることができる。このため、粉砕室33で粉砕された粉粒体Pの粒度について、時間的なバラつきが抑制される。時間的な粒度変化が小さくなるので粉粒体特性にバラつきが少ない粉末を作成することができる。また、粉砕効率が上がることで、衝突用平面38Yを用いる場合の粉砕圧力より低い粉砕圧力で粉砕を行うことも可能であり、エネルギーの消費を少なくすることもできる。
また、本実施形態では、衝突部材38は円錐形状を有し、固気混合流体A3の流入方向に対応する軸線L0と直交する断面の径Rが先端38Aにおいて最小となり、基端部で径Rが最大となる。したがって、ディフューザー部36から、円環状に供給される固気混合流体A3は、衝突部材38の周方向全体で均等に粉砕し易くなる。
以上説明したように、本実施形態の粉砕分級装置1は、上述の粉砕機30と、粉砕機30の流出口35から流出する粉粒体Pを分級する分級機50を備える。したがって、粉砕室33の内壁面105B、107Aに粉粒体Pが衝突し難くなっており、樹脂材料の粉粒体Pであっても内壁面105B、107Aに粉粒体Pが融着し難い。このため、被粉砕物である粉粒体Pの内壁面105B、107Aへの融着を低減させ、粉砕室33で粉砕された粉粒体Pの粒度について、時間的なバラつきを抑制できる。時間的な粒度変化が小さくなるので粉粒体特性にバラつきが少ない粉末を作成することができる。また、粉砕効率が上がることで、衝突用平面38Yを用いる場合の粉砕圧力より低い粉砕圧力で粉砕を行うことも可能であり、エネルギーの消費を少なくすることもできる。
[2.第2実施形態]
[2−1.衝突部材の構成]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[2−1.衝突部材の構成]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図5は、第2実施形態の衝突部材238の断面図である。
第2実施形態の粉砕機30は、第1実施形態の衝突部材38に代えて、衝突部材238を備える。
第2実施形態の粉砕機30は、第1実施形態の衝突部材38に代えて、衝突部材238を備える。
衝突部材238は、軸線L0を中心とした砲弾型形状の回転体である。衝突部材238は、側面が、固気混合流体A3の流動領域33Aに膨出する湾曲面231Aである。衝突部材238は、軸線L0に直交する断面積が先端238Aにおいて最小となり、基端部238Bで最大となる。衝突部材238が軸線L0の回転体である本実施形態では、軸線L0から外表面としての湾曲面231Aまでの径Rが、先端238Aにおいて最小となり、基端部238Bにおいて最大となる。基端部238Bは、支持部133に支持される。径Rは、先端238Aから基端部238Bにかけて連続的に拡大する。
衝突部材238の湾曲面231Aは、軸線L0に沿う入射方向に対する反射方向が、下流側ほど、下流側となるように傾斜する。なお、図5においては、粉粒体Pが正反射するものとして、湾曲面231Aの法線を上流側から順にN1、N2、N3で表し、各法線N1、N2、N3に対する入射角と反射角をθ1、θ2、θ3で表している。このとき、湾曲面231Aは、θ1<θ2<θ3となるように設定される。
[2−2.衝突部材の作用および効果]
本実施形態でも、流入口34を通過した固気混合流体A3は、衝突部材238に衝突する。このとき、固気混合流体A3中の粉粒体Pは、衝突部材238の湾曲面231Aに衝突し粉砕される。粉砕された粉粒体Pは、衝突部材238の周囲を流れる気流に乗って、粉砕室33から導出され、導出部108の流出口35から流出する。本実施形態の衝突部材238にも、衝突用平面38Y(図4参照)が設けられていないため、上流側の内壁面105Bや、側方の内壁面107Aに、粉粒体Pが衝突、融着することが抑制され、粉砕された粉粒体Pの回収量が増加する。
本実施形態でも、流入口34を通過した固気混合流体A3は、衝突部材238に衝突する。このとき、固気混合流体A3中の粉粒体Pは、衝突部材238の湾曲面231Aに衝突し粉砕される。粉砕された粉粒体Pは、衝突部材238の周囲を流れる気流に乗って、粉砕室33から導出され、導出部108の流出口35から流出する。本実施形態の衝突部材238にも、衝突用平面38Y(図4参照)が設けられていないため、上流側の内壁面105Bや、側方の内壁面107Aに、粉粒体Pが衝突、融着することが抑制され、粉砕された粉粒体Pの回収量が増加する。
特に、本実施形態では、衝突部材238の先端238A側は、基端部238B側よりも、軸線L0に交差する角度が大きい面形状にできる。先端238A側はディフューザー部36に近く、超音速の連続噴流の固気混合流体A3が勢いを保ったまま到達し易く、衝突部材238の先端238A側で粉砕された粉粒体Pは上流側に跳ね返り難い。よって、湾曲面231Aの面形状を先端238A側で軸線L0に交差する角度を大きくすることで、粉粒体Pに与える衝撃を大きくしつつ、粉砕された粉粒体Pが内壁面105B、107Aに衝突することを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態の粉砕機30は、衝突部材238が異なる点以外は第1実施形態の粉砕機30と同様である。したがって、粉砕室33の内壁面105B、107Aに粉粒体Pが衝突し難くなっており、樹脂材料の粉粒体Pであっても内壁面105B、107Aに粉粒体Pが融着し難い。このため、被粉砕物である粉粒体Pの内壁面105B、107Aへの融着を低減させ、粉砕室33で粉砕された粉粒体Pの粒度について、時間的なバラつきを抑制できる。時間的な粒度変化が小さくなるので粉粒体特性にバラつきが少ない粉末を作成することができる。また、粉砕効率が上がることで、衝突用平面38Yを用いる場合の粉砕圧力より低い粉砕圧力で粉砕を行うことも可能であり、エネルギーの消費を少なくすることもできる。
本実施形態では、衝突部材238の側面は、固気混合流体A3の流動領域33Aに膨出する湾曲面231Aである。したがって、固気混合流体A3の勢いの強さに応じて、粉砕効率のよい衝突部材238の形状にできる。
[3.他の実施形態]
上述した各実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明を実施する具体的態様に過ぎず、本発明を限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、例えば以下に示すように、種々の態様において実施することが可能である。
上述した各実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明を実施する具体的態様に過ぎず、本発明を限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、例えば以下に示すように、種々の態様において実施することが可能である。
上記実施形態において、粉砕分級装置1は、粉砕機30と、粉砕機30の下流側に配置された分級機50と、を備える構成を説明した。しかし、粉砕処理装置の一例に対応する構成としては、粉砕機30単体でも良い。すなわち、粉砕処理装置の一例に対応する粉砕機30では、粉砕機本体31が粉砕機の一例に対応し、循環管39を通じて、粉砕機本体31に対して流出口35から流出する粉粒体Pを分級する分級部40が、分級機の一例に対応することになる。
上記実施形態において、粉粒体Pは、樹脂材料で全て構成された粉粒体の構成を説明した。しかし、全ての粉粒体が樹脂である必要はなく、樹脂が一部に含まれた粉粒体であればよい。
上記実施形態において、粉砕機30は軸線L0を中心とした回転体形状を説明したが、回転体形状でなくても良い。例えば、衝突部材38、238は、角柱状であってもよい。また、衝突部材38、238は、斜錐状であっても良い。
1…粉砕分級装置、32…ケーシング、33…粉砕室と、33A…流動領域、34…流入口、35…流出口、36…ディフューザー部、38A…先端、38…衝突部材、38B…基端部、39…循環管、40…分級部(分級機)、50…分級機、105…ノズル部、105A…内周錐面、105B…内壁面、107…粉砕室部、107A…内壁部、108…導出部、113…先端部、113A…開口、116…誘導杆、117…加速用錐体部、117A…最大径部、117B…拡径部、117C…加速用錐部、117D…先端、131…円錐部、132…円柱部、123…吐出路、123A…連通路、123B…円筒路、123C…スロート部、123D…開放部、133…支持部、231A…湾曲面、238…衝突部材、238A…先端、238B…基端部、A2…連続噴流、A3…固気混合流体(流体)、P…粉砕物、R…径、L0…軸線、N…法線。
Claims (4)
- 粉砕室と、前記粉砕室に被粉砕物が流入する流入口と、前記粉砕室で粉砕された前記被粉砕物が流出する流出口と、が設けられたケーシングと、
前記被粉砕物を含む流体を、前記流入口を通じて前記粉砕室に供給するディフューザー部と、
錐体形状を有し、該錐体形状の先端が前記流入口に対向する向きで前記粉砕室の内部に配置され、前記流体が衝突する位置に配置された衝突部材と、
を備え、
前記衝突部材は、前記流体の流入方向と交差する断面積が前記先端において最小となり、基端部で断面積が最大となる形状を有し、前記先端から前記基端部にかけて断面積が連続的に拡大する、粉砕機。 - 前記衝突部材は円錐形状を有し、前記流体の流入方向と交差する断面の径が前記先端において最小となり、基端部で径が最大となる、請求項1記載の粉砕機。
- 前記衝突部材の側面は、前記流体の流動領域に膨出する湾曲面である、請求項2に記載の粉砕機。
- 粉砕室と、前記粉砕室に被粉砕物が流入する流入口と、前記粉砕室で粉砕された前記被粉砕物が流出する流出口と、が設けられたケーシングと、
前記被粉砕物を含む流体を、前記流入口を通じて前記粉砕室に供給するディフューザー部と、
錐体形状を有し、先端が前記流入口に対向する向きで前記粉砕室の内部に配置され、前記流体が衝突する位置に配置された衝突部材と、
を備え、
前記衝突部材が、前記流体の流入方向と交差する断面積が前記先端において最小となり、基端部で断面積が最大となる形状を有し、前記先端から前記基端部にかけて断面積が連続的に拡大するよう構成された粉砕機、
及び、前記流出口から流出する前記被粉砕物を分級する分級機を備える、粉砕分級装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018242932A JP2020104032A (ja) | 2018-12-26 | 2018-12-26 | 粉砕機、及び、粉砕分級装置 |
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JP (1) | JP2020104032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114749255A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-07-15 | 广东逢春制药有限公司 | 一种药物超微破壁磨粉机构 |
-
2018
- 2018-12-26 JP JP2018242932A patent/JP2020104032A/ja active Pending
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