JPH0713576Y2 - バラン - Google Patents

バラン

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JPH0713576Y2
JPH0713576Y2 JP4919392U JP4919392U JPH0713576Y2 JP H0713576 Y2 JPH0713576 Y2 JP H0713576Y2 JP 4919392 U JP4919392 U JP 4919392U JP 4919392 U JP4919392 U JP 4919392U JP H0713576 Y2 JPH0713576 Y2 JP H0713576Y2
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JP
Japan
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balun
paper
dish
resin layer
dishes
Prior art date
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JP4919392U
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JPH06235U (ja
Inventor
隶宏 川上
Original Assignee
タイコ−株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、弁当箱、皿等の器に料
理を盛り付ける際に使用するバランに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】弁当箱、皿等の器に料理を盛り付ける際
に、その料理間の仕切り或いは装飾のためにバランが使
用されている。このバランは、従来、緑色等の所定の色
彩に着色された合成樹脂製のフィルムを所定形状に切断
したものが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のバランは、合成
樹脂製のフィルムを素材としているため、料理の間に介
在した場合に、料理の表面に密着する。このため、料理
とバランとの間に通気空間を確保することができず、料
理の鮮度の低下を速めるという問題がある。またバラン
は合成樹脂製のフィルムを素材としており、それ自体に
吸水性がないため、料理から出た水分がバランの表面に
付着し、この水分が料理の食味を低下させる原因ともな
っている。本考案は、かかる従来の課題に鑑み、通気性
に優れかつ適度な吸水性を確保できるバランを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係るバランは、
紙4の表裏両面に樹脂層5が形成され、かつ凹凸状にエ
ンボス加工されたものである。
【0005】
【作用】表裏に樹脂層5を有する紙4を素材とし、凹凸
状にエンボス加工されているため、料理間に介在した場
合に、料理に密着することがなく、料理2との間に凹凸
による通気空間ができ、優れた通気性を確保できる。ま
た、表裏に樹脂層5を有する紙4を素材としているの
で、表裏が料理2に接触しても、その接触部分から直接
料理2の水分を吸収することはなく、周囲の切断端面側
から水分を吸収する。従って適度な吸水性を確保でき
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1及び図2は使用状態を示し、弁当箱1に複類
種類の料理2が盛り付けられ、その各料理2間にバラン
3が介在されている。バラン3は、図3及び図4に示す
ように、緑色等に着色された所要厚さの紙4を素材とす
るものである。紙4は表裏両面に樹脂層5が形成され、
かつ一定ピッチの凹凸状、例えば平行な波状にエンボス
加工されている。従って、このバラン3には表裏の両側
に等ピッチの溝6ができている。
【0007】このバラン3は、図5に示すような工程で
製造される。即ち、図5に示すように、ロール状に巻き
取られた原紙ロール7から帯状の紙4を繰り出し、この
紙4を着色槽8の上下一対のロール9間に通して緑色等
の適当な色に着色する。次に、この紙4を樹脂槽10の蝋
等の溶融樹脂材11内に通して表裏の両面から樹脂材11を
含浸させた後、上下一対の加圧ロール12により紙4の表
裏両面に付着した樹脂材11の余剰分を除去する。これに
よって紙4の表裏両面に、紙4の表層に若干量だけ含浸
した適当な厚さの樹脂層5が形成される。
【0008】続いて、この紙4を上下一対のエンボスロ
ール14に通して両面側から加圧し、紙4を凹凸状例えば
波状にエンボス加工する。このエンボス加工時に、紙4
は一対のエンボスロール14の凹凸部間に挟まれて加圧さ
れるため、そのエンボスロール14の凹凸部間の間隙によ
っては、図4に示す如く、中間部4aの肉厚が薄くなるよ
うに加工することができる。このようにすれば、この中
間部4aの樹脂層5を薄くし、又はその樹脂層5に適度な
傷を付けることができるため、この中間部4aに吸水性を
持たせることが可能である。エンボス加工後の紙4は、
ガイドロール15を経てカッター16に送って適当な形状に
切断し、図3に示すようなバラン3を製造する。
【0009】このようにして製造したバラン3は、表裏
両面にエンボス加工による多数の溝6が平行にあるた
め、図1及び図2に示す如く料理2間に介在した場合で
も、その全面が料理に密着することはなく、料理2との
間に溝6分の通気空間ができる。従って、料理2とバラ
ン3との間の通気性が良く、バラン3の密着に伴って従
来発生していた料理2の鮮度の低下を防止できる。
【0010】また、表裏両面に樹脂層5を有する紙4を
素材としているので、表裏が料理2に接触しても、その
接触部分から直接料理2の水分を吸収することはなく、
周囲の切断端面側から余分な水分を吸収できる。特にバ
ラン3の表裏両面に付着し又は凝縮した水分は、溝6に
沿って下方に流れるため、料理2から出た余分な水分が
料理2の表面に付着したままになって、料理2の食味を
低下させることもない。
【0011】しかも、その下方に流れる水分は、エンボ
ス加工面、取り分け中間部4aの損傷を受けた部分から紙
4の内部に吸収すると共に、下端その他の端縁から吸収
するため、弁当箱1の底部内面に水滴等となって残留す
ることが少なくなる。また、紙4が水分を吸収している
ので、料理2の必要以上の乾燥も防止できる。
【0012】バラン3は、表裏に樹脂層5を有する紙4
を素材とし、それをエンボス加工しているので、薄手の
紙を使用しても適度な強度が得られる他、料理2の形状
に対するなじみ性も良くなる。更に、樹脂層5の樹脂材
として蝋等を使用すれば、使用後に容易に焼却すること
ができ、公害の発生を防止できる。従って、このバラン
3を使用すれば、料理2の鮮度及び食味の低下を防止で
きると共に、公害の発生を防止できるので、仕切り用、
装飾用として非常に効果的である。
【0013】なお、バラン3は、一般に上端側に多数の
山形部17を有するが、その隣合う山形部17間の根元部分
に、図7の(A))及び(B) に示すように切り込み線18を入
れても良いし、(C) に示すように切り欠き部19を設けて
も良い。このようにすれば、バラン3の外周の切断端面
がそれだけ増えて、紙4の水分吸水性が更に向上すると
共に、山形部17が撓み易くなる。
【0014】また、バラン3の下端を図3に二点鎖線で
示すように波形状に切断しても、水分吸収性が向上す
る。エンボス加工による凹凸形状は、図4のものに限定
されず、上下方向の溝6等による通気空間がができる形
状であれば十分である。従って、図7に示す如く、紙4
の表裏両面に夫々独立した球面状等の凹凸部20がてきる
ようにエンボス加工しても良い。
【0015】樹脂槽10で使用する樹脂材11は、蝋等の熱
可塑性のものの他、常温で溶融するものであっても良
い。また、樹脂層5は含浸させて形成するものに限ら
ず、その他の塗工、印刷等によって形成しても良い。
【0016】
【考案の効果】本考案に係るバランによれば、紙4の表
裏両面に樹脂層5が形成され、かつ凹凸状にエンボス加
工されているので、通気性に優れると共に、適度な吸水
性を確保でき、料理2の鮮度の低下、食味の低下を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す使用状態の斜視図であ
る。
【図2】図1のX−X矢視拡大図である。
【図3】本考案の一実施例を示すバランの正面図であ
る。
【図4】図3のY−Y矢視拡大図である。
【図5】バランの製造方法を示す概略図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す要部の拡大正面図で
ある。
【図7】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 料理 3 バラン 4 紙 5 樹脂層 6 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙(4) の表裏両面に樹脂層(5) が形成さ
    れ、かつ凹凸状にエンボス加工されたことを特徴とする
    バラン。
JP4919392U 1992-06-18 1992-06-18 バラン Expired - Lifetime JPH0713576Y2 (ja)

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JP4919392U JPH0713576Y2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 バラン

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JP4919392U JPH0713576Y2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 バラン

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Publication Number Publication Date
JPH06235U JPH06235U (ja) 1994-01-11
JPH0713576Y2 true JPH0713576Y2 (ja) 1995-04-05

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ID=12824181

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JP4919392U Expired - Lifetime JPH0713576Y2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 バラン

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JP (1) JPH0713576Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259875A (ja) * 2006-03-02 2007-10-11 Ttc:Kk 紙バラン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007259875A (ja) * 2006-03-02 2007-10-11 Ttc:Kk 紙バラン

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JPH06235U (ja) 1994-01-11

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