JPH0713552B2 - 冷蔵庫用蒸発器 - Google Patents
冷蔵庫用蒸発器Info
- Publication number
- JPH0713552B2 JPH0713552B2 JP25692385A JP25692385A JPH0713552B2 JP H0713552 B2 JPH0713552 B2 JP H0713552B2 JP 25692385 A JP25692385 A JP 25692385A JP 25692385 A JP25692385 A JP 25692385A JP H0713552 B2 JPH0713552 B2 JP H0713552B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- flow path
- flat plate
- header
- slits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として冷蔵庫に用いられる蒸発器に関する
ものである。
ものである。
従来の技術 従来のこの種の蒸発器は、第2図のような構造になって
いる。
いる。
すなわち、1は平板状流路部で、気流方向に平行に配置
されている。2はフィン部材で、平板状流路部1の外壁
に気流方向にほぼ平行に多数取りつけられている。ま
た、3は平板状流路部1に接続された冷媒の出入口管で
ある。なお、矢印4は気流方向を示している。一方の出
入管3より流入した冷媒は、平板状流路部1内を流れ
る。この時フィン部材2を通して、気流側より熱を受
け、蒸発し、他方の出入口管3より流出する。
されている。2はフィン部材で、平板状流路部1の外壁
に気流方向にほぼ平行に多数取りつけられている。ま
た、3は平板状流路部1に接続された冷媒の出入口管で
ある。なお、矢印4は気流方向を示している。一方の出
入管3より流入した冷媒は、平板状流路部1内を流れ
る。この時フィン部材2を通して、気流側より熱を受
け、蒸発し、他方の出入口管3より流出する。
第3図は、平板状流路部1を構成する平板状部材の分解
斜視図である。冷媒流路となるスリット5を複数本設け
た流路部材6に、上記複数のスリット5を互いに連通さ
せ、しかも、冷媒の出入口管3に通じるヘッダー7を設
けたヘッダー部材8を積層し、さらに、これらの両面に
冷媒流路外壁となる外壁部材9を積層し一体化すること
により構成されている。
斜視図である。冷媒流路となるスリット5を複数本設け
た流路部材6に、上記複数のスリット5を互いに連通さ
せ、しかも、冷媒の出入口管3に通じるヘッダー7を設
けたヘッダー部材8を積層し、さらに、これらの両面に
冷媒流路外壁となる外壁部材9を積層し一体化すること
により構成されている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構造のものでは、ヘッダー7におい
て出入口管近傍の冷媒流量が大きいことから、冷媒の流
速が大きくなり、冷媒の圧力損失が大きいという問題点
があった。また、冷媒流路となるスリット5への冷媒の
分岐のバラツキも大きいという問題点があった。
て出入口管近傍の冷媒流量が大きいことから、冷媒の流
速が大きくなり、冷媒の圧力損失が大きいという問題点
があった。また、冷媒流路となるスリット5への冷媒の
分岐のバラツキも大きいという問題点があった。
このような問題点に対し、ヘッダー7における冷媒の流
速を下げるため、ヘッダー部材8の肉厚を大きく流路断
面積を大きくした例もあるが、蒸発器を構成する材料の
重量が増大し、材料コストの面で不利になる。
速を下げるため、ヘッダー部材8の肉厚を大きく流路断
面積を大きくした例もあるが、蒸発器を構成する材料の
重量が増大し、材料コストの面で不利になる。
そこで、本発明は材料コストを上げることなく、冷媒の
圧力損失を低減し、かつ、冷媒の分岐特性を向上させる
冷蔵庫用の蒸発器を提供するものである。
圧力損失を低減し、かつ、冷媒の分岐特性を向上させる
冷蔵庫用の蒸発器を提供するものである。
問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、
冷媒流路となるスリットを複数本設けた平板状の流路部
材の両面に、積層時に前記複数のスリットを互いに連通
させ、かつ、冷媒の出入口管と通ずるヘッダーを形成す
る隆起を設けた外壁部材を積層一体化するものである。
冷媒流路となるスリットを複数本設けた平板状の流路部
材の両面に、積層時に前記複数のスリットを互いに連通
させ、かつ、冷媒の出入口管と通ずるヘッダーを形成す
る隆起を設けた外壁部材を積層一体化するものである。
作用 この技術的な手段により、平板状流路部を構成する材料
の肉厚を変えることなく容易に流路断面積を上げること
が可能になる。よって、ヘッダー内の冷媒の流速が小さ
くなり、冷媒の圧力損失が下がる。また、冷媒流路とな
るスリットへの冷媒の分岐のバラツキを減少させること
も可能となる。
の肉厚を変えることなく容易に流路断面積を上げること
が可能になる。よって、ヘッダー内の冷媒の流速が小さ
くなり、冷媒の圧力損失が下がる。また、冷媒流路とな
るスリットへの冷媒の分岐のバラツキを減少させること
も可能となる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の冷蔵庫用蒸発器に用いた
平板状流路部11を構成する平板状部材の分解斜視図であ
る。
平板状流路部11を構成する平板状部材の分解斜視図であ
る。
流路部材12には、冷媒流路となるスリット13が複数本平
行に設けられている。流路部材12の両側には、積層時に
冷媒流路外壁となる外壁部材14が位置する。外壁部材14
は、流路部材12と同一の外寸法を有する。外壁部材14に
は、流路部材12に設けられた複数のスリット13を互いに
連通させ、しかも、冷媒の出入口管15に通ずるヘッダー
部を構成する隆起16が設けられている。上記の3枚の部
材を積層し一体化することにより平板状流路部11が構成
されている。
行に設けられている。流路部材12の両側には、積層時に
冷媒流路外壁となる外壁部材14が位置する。外壁部材14
は、流路部材12と同一の外寸法を有する。外壁部材14に
は、流路部材12に設けられた複数のスリット13を互いに
連通させ、しかも、冷媒の出入口管15に通ずるヘッダー
部を構成する隆起16が設けられている。上記の3枚の部
材を積層し一体化することにより平板状流路部11が構成
されている。
このように外壁部材14に隆起16を設けて、ヘッダーを形
成することから、ヘッダーの流路断面積は外壁部材14の
肉厚に関係なく、自由に変えることができる。したがっ
て、前記ヘッダーの流路断面積を大きくし、ヘッダー内
の冷媒の流速を小さく抑えることにより、冷媒の圧力損
失を下げることが可能になる。
成することから、ヘッダーの流路断面積は外壁部材14の
肉厚に関係なく、自由に変えることができる。したがっ
て、前記ヘッダーの流路断面積を大きくし、ヘッダー内
の冷媒の流速を小さく抑えることにより、冷媒の圧力損
失を下げることが可能になる。
また、冷媒流路となるスリット13への冷媒の分岐のバラ
ツキを減少させることも可能となる。
ツキを減少させることも可能となる。
第1図では示されていないが、実際に蒸発器として構成
する場合には、平板状流路部11の外壁部材14の両側にフ
ィンを設置し空気との熱交換を行なう。
する場合には、平板状流路部11の外壁部材14の両側にフ
ィンを設置し空気との熱交換を行なう。
なお第1図の実施例では外壁部材14の双方に隆起16を設
けているが、条件により一方のみに隆起16を設けても、
入口と出口を異方向に設置しても本発明の効果には影響
しない。また、図では、隆起16の形状をV型としたが、
U型や他の形状であっても同様な効果が得られる。
けているが、条件により一方のみに隆起16を設けても、
入口と出口を異方向に設置しても本発明の効果には影響
しない。また、図では、隆起16の形状をV型としたが、
U型や他の形状であっても同様な効果が得られる。
発明の効果 本発明は、冷媒流路となるスリットを複数本設けた平板
状の流路部材の両面に、積層時に複数のスリットを互い
に連通させ、かつ、冷媒の出入口管と通じるヘッダーを
形成する隆起を設けた冷媒流路外壁部材を積層し一体化
するものであり、これにより、材料コストを上げること
なく、冷媒の圧力損失を低減し、かつ、冷媒の分岐特性
を向上させる冷蔵庫用の蒸発器が可能となる。
状の流路部材の両面に、積層時に複数のスリットを互い
に連通させ、かつ、冷媒の出入口管と通じるヘッダーを
形成する隆起を設けた冷媒流路外壁部材を積層し一体化
するものであり、これにより、材料コストを上げること
なく、冷媒の圧力損失を低減し、かつ、冷媒の分岐特性
を向上させる冷蔵庫用の蒸発器が可能となる。
第1図は本発明の一実施例の冷蔵庫蒸発器に用いた平板
状流路部を構成する平板状部材の分解斜視図、第2図は
従来の蒸発器の全体斜視図、第3図は第2図の平板状流
路部を構成する平板状部材の分解斜視図である。 1,11……平板状流路部、2……フィン部材、6,12……流
路部材、8……ヘッダー部材、9,14……外壁部材、16…
…隆起。
状流路部を構成する平板状部材の分解斜視図、第2図は
従来の蒸発器の全体斜視図、第3図は第2図の平板状流
路部を構成する平板状部材の分解斜視図である。 1,11……平板状流路部、2……フィン部材、6,12……流
路部材、8……ヘッダー部材、9,14……外壁部材、16…
…隆起。
Claims (1)
- 【請求項1】冷媒流路となるスリットを複数本設けた平
板状の流路部材の両面に、前記複数のスリットを互いに
連通させ、かつ、冷媒の出入口管と通ずる隆起を設けた
外壁部材を積層一体化し、前記外壁部材の両側にフィン
を設置した冷蔵庫用蒸発器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25692385A JPH0713552B2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 冷蔵庫用蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25692385A JPH0713552B2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 冷蔵庫用蒸発器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62116874A JPS62116874A (ja) | 1987-05-28 |
JPH0713552B2 true JPH0713552B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=17299253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25692385A Expired - Lifetime JPH0713552B2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 冷蔵庫用蒸発器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713552B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020217631A1 (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | プレートフィン積層型熱交換器およびそれを用いた冷凍システム |
-
1985
- 1985-11-15 JP JP25692385A patent/JPH0713552B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020217631A1 (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | プレートフィン積層型熱交換器およびそれを用いた冷凍システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62116874A (ja) | 1987-05-28 |
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