JPH0713447U - 渦巻電極式空気清浄機 - Google Patents

渦巻電極式空気清浄機

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JPH0713447U
JPH0713447U JP5222493U JP5222493U JPH0713447U JP H0713447 U JPH0713447 U JP H0713447U JP 5222493 U JP5222493 U JP 5222493U JP 5222493 U JP5222493 U JP 5222493U JP H0713447 U JPH0713447 U JP H0713447U
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JP
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dust collecting
air
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collecting electrode
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Application number
JP5222493U
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English (en)
Inventor
若夫 坂本
Original Assignee
アンデス電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型でも集塵面積を広くとることができて集塵
効率が高く、しかも構造が簡単で安価な、電気集塵式の
卓上用空気清浄機を提供することを目的とする。 【構成】内部に集塵室(6)を形成した角柱または円柱
状のケーシング(1)の側面に空気取入口(2)を、上
面に空気吹出口(3)を設ける。集塵室(6)には、金
属薄板を渦巻状に巻回し外周部から軸心方向へ渦巻状の
空気流路(14)を形成した渦巻集塵電極板(8)を立
設するとともに、この渦巻集塵電極板(8)の周囲に任
意数の荷電極線(9)を配設する。また、渦巻集塵電極
板(8)の上部には軸心部から空気を排出する電動ファ
ン(11)を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高電圧を印加した電極間に空気を流通させて、空気中の塵埃や煙等 の浮遊微粒子を静電吸着除去する空気清浄機に係り、特に卓上用として使用する 小型の空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気集塵方式の空気清浄機は、線状または針状の荷電電極により空気中の塵埃 や煙等の微小粒子を帯電させた後、極性の異なる集塵電極板を通過させることで 、クーロン力により微小粒子を静電吸着して空気を浄化している。従来、集塵電 極板の構造としては、図4(a)に示すような、平板状の電極を複数枚積層した ものや、図4(b)に示すような、フィルム状の電極を絶縁物のスペーサーとと もに巻回したものが主流であり、いずれも図中の矢印で示すように空気を電極板 に対し平行に通過させて集塵を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の構造の集塵電極板は、壁掛け型や据え置き型などの 比較的大型の空気清浄機では充分な効果を発揮するが、卓上型などの小型の空気 清浄機に採用した場合、スペース的な問題から集塵電極板の面積が小さくなり、 結果として集塵効率の低下を避けることができなかった。また、従来の集塵電極 板は構造が複雑でコストダウンが難しく、安価な卓上用空気清浄機への使用は困 難であるため、電気集塵式を採用せずにフィルタのみで構成した卓上用空気清浄 機も多くある。しかしこれらは電気集塵式に比べて細かい粒子の除去ができない ため集塵効率が低く、実用性に乏しいものであった。
【0004】 本考案は以上の問題点を解決するためになされたものであって、小型でも集塵 面積を広くとることができて集塵効率が良く、しかも構造が簡単で安価な、電気 集塵式の卓上用空気清浄機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の空気清浄機は、前記目的を達成するため、高電圧を印加した電極間に 空気を流通させて、空気中の塵埃や煙等の浮遊微粒子を静電吸着除去する空気清 浄機において、内部に集塵室(6)を形成した角柱または円柱状のケーシング( 1)の側面に空気取入口(2)を、上面に空気吹出口(3)を設け、前記集塵室 (6)には、金属薄板を渦巻状に巻回し外周部から軸心方向へ渦巻状の空気流路 (14)を形成した渦巻集塵電極板(8)を立設するとともに、この渦巻集塵電 極板(8)の周囲に任意数の荷電極線(9)を配設し、かつ前記渦巻集塵電極板 (8)の上部には軸心部から空気を排出する電動ファン(11)を設けた構成と している。
【0006】
【作用】
以上の構成の空気清浄機によれば、空気取入口(2)から集塵室(6)内へ吸 い込まれた空気は、渦巻集塵電極板(8)の周囲に張設された荷電極線(9)に より塵埃や煙等の微小粒子が帯電された後、渦巻集塵電極板(8)に沿って外周 部から軸心方向へ向かって空気流路(14)を流れる。帯電した微小粒子は軸心 部に到達するまでに渦巻集塵電極板(8)に静電吸着され、軸心部に到達した空 気は、電動ファン(11)により空気吹出口(3)から排出される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。図1は本考案の実施例の内部構造を 示す側面断面図、図2はその外観を示す斜視図、図3は内部の空気流を示す説明 図である。図において、(1)は本考案の空気清浄機のケーシングであり、例え ばプラスチックなどの、硬直で絶縁性のある材料で角柱状または円柱状に形成さ れており、その内部には集塵室(6)および機器室(7)が形成されている。( 2)は、ケーシング(1)の側面に設けられた空気取入口で、プレフィルタ(4 )が着脱可能に装着されている。このプレフィルタ(4)は、多数の細かな通気 孔を有する繊維状のメッシュ等からなり、空気取入口(2)から集塵室(6)に 導入される空気に含まれる比較的大きな塵埃を捕集するものである。(3)は、 集塵室(6)で浄化された空気を外部へ排出する空気吹出口で、格子状のファン ガード(5)が設けられている。
【0008】 次に本実施例の内部構造について説明する。(8)は、アルミニウム等の金属 薄板を一定の隙間をもって渦巻状に巻回した渦巻集塵電極板で、集塵室(6)の 略中央に立設されている。この渦巻集塵電極板(8)は、上面についてはその軸 心部を除いた面を、下面については全面を集塵室(6)の天井壁および底壁で密 閉されており、更に、外周端を図3に示すように空気取入口(2)近傍にて集塵 室(6)の側壁に密着させ、外周部から軸心部へ渦巻状の空気流路(14)を形 成している。(11)は、渦巻集塵電極板(8)の軸心部上面の開口部に設けら れた電動ファンで、この電動ファン(11)の下流が前記空気吹出口(3)とな っている。(9)は、タングステン線を用いた荷電極線で、集塵室(6)の各コ ーナー4カ所の上部および下部に配設された荷電端子(10)によって渦巻集塵 電極板(8)と平行に張設されている。集塵室(6)の下に設けた機器室(7) には、渦巻集塵電極板(8)および荷電極線(9)へ印加する高電圧を発生する ための高電圧回路(12)と、高電圧の印加および電動ファン(11)の回転を 制御する制御回路(13)を設けている。
【0009】 以上の構成の空気清浄機において、その集塵作用について説明する。図示しな い電源スイッチをONにすると、制御回路(13)および高電圧回路(12)が 動作し、高電圧回路(12)にて発生したプラス電圧が荷電極線(9)へ、同様 にマイナス電圧が渦巻集塵電極板(8)へそれぞれ印加された状態で電動ファン (11)が回転を開始する。この電動ファン(11)の回転により、図3に示す ように汚れた空気が空気取入口(2)から集塵室(6)に吸い込まれ、渦巻集塵 電極板(8)の軸心部へ流れていく。このとき、空気中に浮遊する比較的大きな 塵埃はプレフィルタ(4)によって捕集され、集塵室(6)にはプレフィルタ( 4)で捕集できなかった塵埃や煙等の微小粒子を含んだ空気が吸い込まれている 。集塵室(6)へ吸い込まれた空気は、渦巻集塵電極板(8)の周囲を流れる間 に荷電極線(9)のコロナ放電によって塵埃や煙の微小粒子をプラスに帯電され 、渦巻集塵電極板(8)に沿って渦巻状の空気流路(14)を軸心部へ向かって 流れる。この空気流路(14)では、プラスに帯電された微小粒子がマイナス電 圧が印加されている渦巻集塵電極板(8)にクーロン力によって静電吸着除去さ れるが、本考案では空気流路(14)を渦巻状に形成したことにより、同じスペ ースで図4(a)または(b)に示す従来の集塵電極板を使用した場合に比べ、 空気が集塵電極板に接している時間が長くなり、微小粒子が吸着除去されやすい 。微小粒子を除去され軸心部へ流れ込んだきれいな空気は、空気吹出口(3)か ら排出される。出願人が行った集塵効率の比較試験では、集塵室(6)の大きさ を、横20cm、奥行20cm、高さ20cmとして、集塵電極板を本考案の渦 巻式と図4(a)に示す従来の積層式で構成した場合、渦巻式の場合の集塵効率 が80〜85%、積層式では集塵効率が25〜30%と、3倍近い改善効果が得 られた。
【0010】 なお、本実施例では、荷電極線(9)を集塵室(6)の各コーナー4カ所に設 けることで、空気中の微小粒子へのコロナ放電を4段階にわたって行い、微小粒 子が帯電される確率を高めているが、この本数は4本に限ったものではなく、コ ストおよび必要とされる集塵効率との兼ね合いで任意に設定してよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案の空気清浄機によれば、小型の空気清浄機でも集塵電極板面積を大きく とることができ、空気が集塵電極板に接する時間を長くとることができる。また 、荷電極線を複数本設けることで塵埃や煙の微小粒子の帯電率を高めることがで き、前記内容と併せて集塵効率を大幅に改善することができる。更に集塵電極板 は、従来の積層型などに比べて構造が簡単で安価であるため、結果として小型で 安価であるが集塵効率の優れた卓上用空気清浄機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の内部構造を示す側面断面図で
ある。
【図2】本考案の実施例の外観を示す斜視図である。
【図3】本考案の実施例の内部の空気流を示す説明図で
ある。
【図4】従来の集塵電極板の斜視図である。
【符号の説明】
(1) ケーシング (2) 空気取入口 (3) 空気吹出口 (4) プレフィルタ (5) ファンガード (6) 集塵室 (7) 機器室 (8) 渦巻集塵電極
板 (9) 荷電極線 (10) 荷電端子 (11) 電動ファン (12) 高電圧回路 (13) 制御回路 (14) 空気流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧を印加した電極間に空気を流通さ
    せて、空気中の塵埃や煙等の浮遊微粒子を静電吸着除去
    する空気清浄機において、内部に集塵室(6)を形成し
    た角柱または円柱状のケーシング(1)の側面に空気取
    入口(2)を、上面に空気吹出口(3)を設け、前記集
    塵室(6)には、金属薄板を渦巻状に巻回し外周部から
    軸心方向へ渦巻状の空気流路(14)を形成した渦巻集
    塵電極板(8)を立設するとともに、この渦巻集塵電極
    板(8)の周囲に任意数の荷電極線(9)を配設し、か
    つ前記渦巻集塵電極板(8)の上部には軸心部から空気
    を排出する電動ファン(11)を設けたことを特徴とす
    る空気清浄機。
JP5222493U 1993-08-20 1993-08-20 渦巻電極式空気清浄機 Pending JPH0713447U (ja)

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JP5222493U JPH0713447U (ja) 1993-08-20 1993-08-20 渦巻電極式空気清浄機

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JPH0713447U true JPH0713447U (ja) 1995-03-07

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JP5222493U Pending JPH0713447U (ja) 1993-08-20 1993-08-20 渦巻電極式空気清浄機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522310A (ja) * 2011-06-07 2014-09-04 アコース アドバンスト テクノロジー リミテッド 空気清浄装置及びその方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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