JPH07134237A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH07134237A
JPH07134237A JP27843293A JP27843293A JPH07134237A JP H07134237 A JPH07134237 A JP H07134237A JP 27843293 A JP27843293 A JP 27843293A JP 27843293 A JP27843293 A JP 27843293A JP H07134237 A JPH07134237 A JP H07134237A
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JP27843293A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsuyama
眞一 松山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の焦点距離自動切換機能を有する光学機
器は、主被写体の距離情報に基づき予め設定された倍率
となるように焦点距離を変化させていた。従って、主被
写体が予め設定されたもの、例えば人物ひとりでない場
合には、望ましい大きさにすることができない。本発明
は主被写体がなんであれ、画面に占める大きさを適宜と
することができる光学機器を提供する。 【構成】 本発明の光学機器は被写体像を用いて主被写
体の大きさを判別し、主被写体の大きさに基づいて変更
すべき焦点距離を決定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体像に基づき変更
すべき焦点距離を決定する光学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影倍率を一定に保つ或いは焦点
距離を自動的に設定する所謂オートズーム装置或いはカ
メラは、はじめに何らかの手段で一定に保つべき撮影倍
率或いはそれに類する情報をプリセットする必要があっ
た。また被写体距離を求め、それに応じて所望の撮影倍
率を得るべく、焦点距離を決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、被写体距離によってのみ焦点距離を決定
するが故に、被写体が想定されていた物体或いは想定さ
れていた物体にほぼ等しい大きさでない限り、その時の
被写体に適当な画角は得られないといった欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段(及び作用)】本発明は被
写体像を画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段
から得られた前記画像信号を用いて被写体像を抽出する
被写体像検出手段と、前記被写体像検出手段にて抽出さ
れた被写体像を用いて、主被写体の大きさを判別する判
別手段と、前記判別手段での判別結果に基づいて変更す
べき焦点距離を決定する決定手段を、設けた光学機器を
特徴とするものであり、単なる主被写体までの距離の情
報だけではなく、主被写体の大きさに基づいた焦点距離
の変更が行える。
【0005】また、本発明は被写体像を画像信号に変換
する撮像手段と、前記撮像手段から得られた前記画像信
号を用いて被写体像を抽出する被写体像検出手段と、前
記被写体像検出手段にて抽出された被写体像を用いて、
主被写体の大きさを判別する判別手段と、前記判別手段
での判別結果に基づいて変更すべき焦点距離を決定する
決定手段と、前記決定手段にて決定された撮影倍率まで
レンズ光学系の焦点距離を変化させる焦点距離変更手段
を、設けた光学機器を特徴とするものであり、単なる主
被写体までの距離の情報だけではなく、主被写体の大き
さに基づいた焦点距離への自動調整を可能とした。
【0006】
【実施例】
〔実施例1〕図1は本発明実施例1のカメラの自動ズー
ム装置である。
【0007】図1に於いて、1はカメラの撮影レンズ、
2は撮影レンズ1の一部を構成するフォーカシングレン
ズ、3は撮影レンズ1の一部を構成するバリエータ、4
は撮影レンズ1の一部を構成するコンペンセータであっ
て、バリエータ3とコンペンセータ4はズームモータ1
6を駆動源として、カム手段等を用いて光軸方向に駆動
されズーミングを行う。5は撮影レンズ1の一部を構成
するリレーレンズである。6は揺動するように移動する
カメラのクイックリターンミラー、7はカメラのフィル
ム面、8はフィールドレンズ、9は1対の二次結像レン
ズ、10は画像出力信号を発生する1対の撮像画面を有
するエリアセンサ、11はエリアセンサ10の画像出力
信号をディジタル化するADコンバータ、12はディジ
タル化された画像信号を記憶するためのフレームメモ
リ、13はエリアセンサ10、ADコンバータ11、フ
レームメモリ12をセンサドライバ14を介して制御
し、画像信号を得て、それに基づきズーム制御を行うマ
イクロコンピュータ、14はマイクロコンピュータ13
の指示によりエリアセンサ10を駆動し、ADコンバー
タ11に変換タイミング信号を与え、フレームメモリ1
2にデータ取り込みタイミングを与えるセンサドライ
バ、15はマイクロコンピュータ13の指示によりズー
ムモータ16を駆動して撮影レンズ1のズーミングを行
わせるズームモータドライバ、16は不図示の駆動手段
(カム手段等)を介してバリエータ3、コンペンセータ
4を光軸方向に駆動しズーミングを行うズームズームモ
ータ、17はズームの動きと位置(焦点距離)を検出す
るためのズームエンコーダである。
【0008】図2は図1に示したカメラの自動ズーム装
置の撮影レンズ1、フィールドレンズ8、二次結像レン
ズ9及びエリアセンサ10の光学的位置関係を示した図
であり、エリアセンサ10の2つの撮像画面10a、1
0b上には各々撮影レンズ1の互いに異なる瞳位置から
の光束が導かれ、フィールドレンズ8、二次結像レンズ
9により再結像される。この時撮像画面10a、10b
上の2像の間隔は、撮影レンズ1のデフォーカス状態に
依存する。
【0009】図3は、図1、図2に示したカメラの自動
ズーム装置を一眼レフカメラへ適用した場合のレイアウ
トを示したものであり、18はペンタプリズム、19は
光分割プリズム、20は反射ミラーであり、6、8、9
及び10は図1、図2と同じものである。
【0010】図4は図3のレイアウトをカメラ上部方向
により見た図である。
【0011】図5はエリアセンサ10の撮像画面10
a、10bと画素の配列を示したものであり、2つの撮
像画面10a、10bは、何れも横X画素、縦Y画素づ
つ画素が配列されている。またその中に横i画素、縦j
画素の大きさの演算ブロックを横M個縦N個配置する。
また2つの撮像画面10a、10bは互いに、図におい
て画面の縦方向即ち短辺方向にずれた位置にある。
【0012】以上の構成にて、被写体からの光束は撮像
レンズ1に入射され、クイックリターンミラー6にて上
方へ向きを変え、フィルム面7と光学的に等価な距離近
傍で結像し、フィールドレンズ8を通過し、ペンタプリ
ズム18へ導かれる。ペンタプリズム18にて、方向を
変え後方へ出た光束は分割ミラー19にて分割され、一
部のファインダー視野へ、残りは反射して横方向に出力
され反射ミラー20を介して1対の二次結像レンズ9に
向かう。1対の二次結像レンズ9は、エリアセンサ10
の撮像画面10aと10bに、以上の構成を介して撮影
レンズ1の画面の縦方向即ち短辺方向に異なる瞳位置よ
り光束を各々結像し与える。この2像の間隔は、撮影レ
ンズのデフォーカス量に応じて変化する。
【0013】ここで、図1のマイクロコンピュータ13
の動作をフローチャートとしての図6、図7、図8、図
9を用いて説明する。
【0014】ステップ1:輝度画像読み込み。先ず、セ
ンサドライバ14を介してエリアセンサ10を駆動し信
号蓄積を行わせ、被写界の輝度分布即ち、センサ面上の
照度分布を光電変換、蓄積により画像信号に変換する。
蓄積終了後、画像信号の読み出しを行う。読み出し時、
読み出しのタイミングに同期して、センサドライバ14
を介してADコンバータ11を動作させ、エリアセンサ
10の出力する画像信号をディジタル化し、フレームメ
モリ12に与える。フレームメモリ12には、センサド
ライバ14を介して読み込みタイミング信号を与え、デ
ィジタル化された画像信号を読み込ませる。
【0015】以上のようにして被写界の輝度分布の画像
(以下、輝度画像)をエリアセンサ10で捕え、フレー
ムメモリ12に画像信号として取り込む。
【0016】ステップ2:距離画像生成。エリアセンサ
10の2つの撮像画面10aと10b上に結像した像の
間隔を、撮像画面内の複数のブロックに分割し、各ブロ
ック毎に求める。2像の間隔はデフォーカス量に依存
し、撮像レンズ1の焦点距離、フォーカス位置などから
被写体距離を表わす値を得ることができる。これにより
画面内の距離の分布即ち距離画像が得られる。この距離
画像生成については後に図7を用いて更に説明する。
【0017】ステップ3:主被写体判別。ステップ2で
得た距離画像より、物体を抽出して主被写体を選別す
る。この主被写体判別については後に図11を用いて更
に説明する。
【0018】ステップ4:焦点距離決定。現状の撮影レ
ンズ1の焦点距離において画像内でステップ3で認識さ
れた主被写体の上端、下端、左端、右端がどこにある
か、主被写体の画面上の形と大きさと位置を得て、撮影
画面内にその主被写体が適度な大きさと位置を占める様
な撮影レンズ1の焦点距離を求める。
【0019】ステップ5:ズーム駆動。ステップ4で求
めた焦点距離に変化させる為に、ズームモータドライバ
15をしてズームモータ16を所定の方向に駆動し、カ
ム手段等によってバリエータ3、コンペセータ4を光軸
方向に動かし撮像レンズ1の焦点距離を変化させる。
【0020】以上のごとくマイクロコンピュータ13を
動作し、自動ズーム動作が行われる。
【0021】ここで、図7のフローチャートによって、
図6でのステップ2の距離画像生成について更に説明す
る。
【0022】ステップ10:演算ブロック位置の初期設
定として、図5に示した撮像画面の左上の端のブロック
(m、n)=(0、0)を指定する。
【0023】ステップ11:撮像画面10a上の指定さ
れた演算ブロックとそれに対応した撮像画面10b上の
領域間の相関を求め、互いに最も相関の高い像の間隔を
得る。2像の間隔は、デフォーカス量に依存し、ズーム
エンコーダ17にて検出される撮像レンズ1の焦点距
離、フォーカス位置などから被写体距離を表わす値を得
ることができる。こうして、指定された演算ブロックの
画面上の位置での被写体までの距離を表わす値が得られ
る。
【0024】ステップ12:演算したブロックが図5上
の最下段(m、N−1)でなければステップ13へ、で
あればステップ14へ、進む。
【0025】ステップ13:演算するブロックを隣(下
段)のブロック(m、n+1)にし、ステップ11へ進
み計算を行う。
【0026】ステップ14:演算すべきブロックを最上
段のブロック(m、0)にする。
【0027】ステップ15:演算した縦の列が最右端の
列(M−1、n)でなければステップ16へ、最右端で
あれば距離画像生成を終了する。
【0028】ステップ16:演算すべきブロック列を右
隣りの列(m+1、n)にし、ステップ11に進み計算
を行う。
【0029】即ち、左上端の演算ブロックより計算を初
め、計算が終了すると下段へ、最下段まで終了したら、
つまり縦1列文演算ブッロクの計算が終了したら右隣り
の次の列の最上段へ、そこからまた縦に計算を進め、再
び最下段まで達したら再び右隣りの最上段へ、これを繰
り返し、右下端の演算ブロックの計算が終了するまで行
い、距離画像を得る。
【0030】ここで、ステップ11のデフォーカス量
(距離)の計算について、図8を用いて説明する。
【0031】ステップ20:撮像画面10aの指定され
た演算ブロックとそれに対応する撮像画面10bの領域
の相関を画素ピッチ単位に間隔を変えて、相関量を求め
る。
【0032】ステップ21:相関度の最も高い間隔の検
出を行う。
【0033】ステップ22:相関度の最も高い間隔近傍
の相関量の変化より、画素ピッチ未満の精度で最も相関
度の高い間隔を補間計算を行い求める。
【0034】ステップ23:演算ブロック内の輝度コン
トラストが、像のずれを2像の相関で求めるに充分であ
ったか否か確認する。コントラストが低ければ計算を終
了し、高ければステップ24に進む。
【0035】ステップ24:求めた2像の間隔から、撮
影レンズ1の焦点距離など光学特性情報を基に、デフォ
ーカス量、更には距離を表わす値を得て計算を終了す
る。
【0036】ここで、更にステップ20の相関演算につ
いて図9を用いて説明する。
【0037】ステップ30:撮像画面10aの画像を基
準画像、撮像画面10bの画像を参照画像とし、撮影レ
ンズ1が撮影面に対して合焦状態にあるとき基準画面と
理想的には同一の像が得られる像間隔の位置を基準位置
とし、その基準位置よりのシフト量(画素ピッチ単位)
shiftを像がずれる、あるいは像のずれが検出でき
る最大のシフト量S、図5上では上方向にずれた位置か
ら相関演算を行う。
【0038】ステップ31:相関度を示す相関量を計算
する。
【0039】各間隔(シフト量)での相関量の計算は次
のように行う。
【0040】
【外1】 但し、data(画面、画素の横位置、画素の縦位置) =()内に示された位置の画素の輝度値 f:相関量を示す関数
【0041】相関量を示す関数fは例えば次のような式
で表わされる。
【0042】
【外2】 このような関数で相関量を求める場合、ステップ22の
補間演算では図10に示すP点の位置を求めることにな
る。
【0043】ステップ32:基準位置より最大のシフト
量S、図5上では下方向にずれた位置まで相関量を求め
たら相関演算を終了し、そうでない場合はステップ33
に進む。
【0044】ステップ33:シフト量shiftに1加
計し、即ち図5上で1画素ピッチ分下方に参照画像とす
る位置をシフトし、ステップ31にて計算する。
【0045】以上の様にして相関演算を行う。
【0046】ここで、図6、ステップ3の主被写体判別
について、図11に従い、更に説明する。
【0047】ステップ40:先のステップで得た距離画
像を微分する。
【0048】微分は、例えば 3×3画素のオペレータであれば、 ((d(m−1,n−1)+d(m,n−1)+d(m
+1,n−1)−d(m−1,n+1)−d(m,n+
1)−d(m+1,n+1))2 +((d(m−1,n
−1)+d(m−1n)+d(m−1,n+1)−d
(m+1,n−1)−d(m+1,n)−d(m+1,
n+1))21/2 或いは d(m,n)−min(d(m−1,n−1),d
(m,n−1),d(m+1,n−1),d(m−1,
n),d(m+1,n),d(m−1,n+1),d
(m,n+1)d(m+1,n+1)) 或いは d(m,n)−(d(m−1,n−1)+d(m,n−
1)+d(m+1,n−1)+d(m−1,n)+d
(m+1,n)+d(m−1,n+1)+d(m,n+
1)+d(m+1,n+1))/8 等の微分オペレータを、用いることで行える。
【0049】ステップ41:微分値の絶対値が所定値以
上の点を検出する。
【0050】ステップ42:微分値の絶対値が所定値以
上の点で像を切り分け、物体を抽出する。
【0051】ステップ43:比較的近距離に存在し、比
較的撮影画面中央付近に存在する物体を主被写体と認識
する。以上でステップ3の主被写体判別を終了する。
【0052】尚、図11において、60−64はステッ
プ3の主被写体判別の処理の例として、各過程で処理さ
れた状態の画像を示したものであり、60は原画像、6
1は生成された距離画像、62はステップ42で検出さ
れる微分された距離画像の微分値が所定値以上の部分
を、63はステップ42にて微分値が所定値以上の点で
切り分けられ抽出された物体を、64はステップ43に
て主被写体と認識された物体を示した1例である。
【0053】〔実施例2〕図12は本発明第2実施例と
してカメラの自動ズーム装置である。
【0054】図12に於いて、21はカメラの撮影レン
ズ、22は撮影レンズ21の一部を構成するフォーカシ
ングレンズ、23は撮影レンズ21の一部を構成するバ
リエータ、24は撮影レンズ21の一部を構成するコン
ペンセータであって、バリエータ23とコンペンセータ
24は不図示のズームカム環を介してズームモータを駆
動源として、光軸方向に駆動されズーミングを行う。2
5は撮影レンズ21の一部を構成するリレーレンズであ
り、27はカメラのフィルム面である。29は焦点距離
fの一対の撮像レンズであって、一対の撮像画面を有す
るエリアセンサ30の撮像画面30a、30bの各々の
画面上に結像する。39、40は一対の撮像レンズ29
の基線長をBとすべく、入射光を撮影レンズ29へ導く
反射ミラー、30は一対の撮像画面30a、30bを有
するエリアセンサ、31はエリアセンサ30の画像出力
信号をディジタル化するADコンバータ、32はディジ
タル化された画像信号を記憶するためのフレームメモ
リ、33はエリアセンサ30、ADコンバータ31及び
フレームメモリ32をセンサドライバ34を介して制御
し、画像信号を得てそれに基づきズーム制御を行うマイ
クロコンピュータ、34はマイクロコンピュータ33の
指示によりエリアセンサ30を駆動し、ADコンバータ
31に変換タイミング信号を与え、フレームメモリ32
にデータ取り込みタイミングを与えるセンサドライバ、
35はマイクロコンピュータ33の指示によりズームモ
ータ36を駆動して撮影レンズ21のズーミングを行わ
せるズームモータドライバ、36は不図示のズームカム
環を介してバリエータ23、コンペンセータ24を光軸
方向に駆動しズーミングを行うズームモータ、37はズ
ームの動きと位置を検出するためのズームエンコーダで
ある。
【0055】図13及び図14は、図12に示したカメ
ラの自動ズーム装置の反射ミラー39、40と、撮像レ
ンズ29と、エリアセンサ30の光学的位置関係を示し
た図とその斜視図であり、エリアセンサ30の2つの撮
像画面30a、30b上には、各々反射ミラー39、4
0を介して、基線長B互いに画面の縦方向即ち短辺方向
に離れた光束が導かれ、撮像レンズ29により結像され
る。この時30a、30b上の2像の間隔は、撮像レン
ズ29と撮像画面30a、30bの間隔(略撮像レンズ
29の焦点距離f、以下、この間隔を焦点距離fと称す
る。)と、基線長Bと、被写体距離Dに依存する。
【0056】図15は、図13、図14に示したカメラ
の自動ズーム装置の、前記2像の間隔、焦点距離f、基
線長B、被写体距離Dの関係を、反射ミラー39、40
を排して簡潔に示した図である。図13において、基線
長Bだけ互いに離れた光束は反射ミラー39、40によ
って、間隔B′に離れた撮像画面30a、30bに導か
れているが、これは図15に示したように、反射ミラー
39、40或いはそれらに相当するものが無く基線長B
に大まかに等しい間隔互いに離れた撮像画面30a′、
30b′と、撮像レンズ29′から構成されているもの
と等価と見なせる。2像の間隔は被写体が無限遠にある
とき、基線長Bに等しくなる。被写体が有限距離にある
ときの2像の間隔は、無限遠にあるときのそれよりもΔ
分拡がる。
【0057】2像の間隔(Δ)、焦点距離f、基線長
B、被写体距離Dの関係は、 D/B=f/Δ の式で示され、2像の間隔から距離を得ることが出来
る。
【0058】尚、エリアセンサ30の撮像画面と画素の
配列は、実施例1の図5のエリアセンサ10と同様であ
り、2つの撮像画面30a、30bは、何れも横X画
素、縦Y画素づつ配列されており。またその中に横i画
素、縦j画素の大きさの演算ブロックが、横M個縦N個
縦配置される。
【0059】ここで、図12のマイクロコンピュータ3
3の動作を、フローチャートとしての図16、図17、
図18、図19を用いて、自動ズーム装置の動作を説明
する。
【0060】ステップ100:輝度画像の読み込み。先
ず、センサドライバ34を介してエリアセンサ30を駆
動し、信号蓄積を行わせて被写界の輝度分布即ち、セン
サ面上の照度分布を光電変換、蓄積により画像信号に変
換する。蓄積終了後、画像信号の読み出しを行う。読み
出し時、読み出しのタイミングに同期してセンサドライ
バ34を介してADコンバータ31を動作させ、エリア
センサ30の出力する画像信号をディジタル化し、フレ
ームメモリ32に与える。フレームメモリ32には、セ
ンサドライバ34を介して読み込みタイミング信号を与
え、ディジタル化された画像信号を読み込ませる。
【0061】以上のようにして被写界の輝度分布の画像
(以下、輝度画像)をエリアセンサ30で検出し、フレ
ームメモリ32に画像信号として取り込む。
【0062】ステップ101:距離画像生成。エリアセ
ンサ30の2つの撮像画面30aと30b上に結像した
像の間隔を、撮像画面内を複数のブロックに分割し、各
ブロック毎に求める。2像の間隔(Δ)は前述のごとく
被写体距離Dに依存し、撮像レンズ29の焦点距離f、
基線長Bから被写体距離を表わす値を得ることができ
る。これにより画面内の距離の分布即ち距離画像が得ら
れる。この距離画像生成については後に図17を用いて
更に説明する。
【0063】ステップ102:主被写体判別。ステップ
101で得た距離画像より、物体を抽出、主被写体を選
別する。この主被写体判別については実施例1の図6の
ステップ3の主被写体判別と同様であり、先に図11を
用いて説明した通りである。
【0064】ステップ103:焦点距離決定。画像内で
ステップ102で認識された主被写体の上端、下端、左
端、右端がどこにあるか、主被写体の画面上の形と大き
さと位置を得て、撮影画面内にその主被写体が適当な大
きさと位置を占める様な撮影レンズ21の焦点距離を求
める。
【0065】ステップ104:ズーム駆動。ステップ1
03で求めた焦点距離に変化させる為に、ズームモータ
ドライバ35を介してズームモータ36を駆動し、不図
示のズームカム環を介してバリエータ23、コンペンセ
ータ24を光軸方向に動かし、撮影レンズ21の焦点距
離を変化させる。
【0066】以上のごとくマイクロコンピュータ33は
動作し、自動ズーム動作が行われる。
【0067】ここで、図17のフローチャートにて図1
6でのステップ101の距離画像生成について更に説明
する。
【0068】ステップ110:演算ブロック位置の初期
設定として、図5に示した撮像画面の左上の端のブロッ
ク(m、n)=(0、0)を指定する。
【0069】ステップ111:撮像画面30a上の指定
された演算ブロッとそれに対応した撮像画面30b上の
領域間の相関を求め、互いに最も相関の高い像の間隔を
得る。2像の間隔は、被写体距離に依存し、撮像レンズ
29の焦点距離f、基線長Bから被写体距離を表わす値
を得ることができる。こうして指定された演算ブロッの
画面上の位置の被写体までの距離を表わす値が得られ
る。
【0070】ステップ112:演算したブロックが図5
上の最下段(m、N−1)でなければステップ113
へ、最下段であればステップ114へ進む。
【0071】ステップ113:演算するブロックを隣
(下段)のブロック(m、n+1)にし、ステップ11
1へ進み計算を行う。
【0072】ステップ114:演算すべきブロックを最
上段のブロック(m、0)にする。
【0073】ステップ115:演算した縦の列が最右端
の列(M−1、n)でなければステップ116へ、最右
端であれば距離画像生成を終了する。
【0074】ステップ116:演算すべきブロック列を
右隣りの列(m+1、n)には、ステップ111に進み
計算を行う。
【0075】即ち、左上端の演算ブロックより計算を始
め、計算が終了すると下段へ、最下段まで終了したら、
つまり縦1列分演算ブロックの計算が終了したら右隣り
の次の列の最上段へ、そこからまた縦に計算を進め、再
び最下段まで達したら再び右隣りの最上段へ、これを繰
り返し、右下端の演算ブロックの計算が終了するまで行
い、距離画像を得る。
【0076】ここで、ステップ111の距離の計算につ
いて、図18を用いて説明する。
【0077】ステップ120:撮像画面30aの指定さ
れた演算ブロックとそれに対応する撮像画面30bの領
域の相関を、画素ピッチ単位に間隔を変えて相関量を求
める。
【0078】ステップ121:相関度の最も高い間隔の
検出を行う。
【0079】ステップ122:相関度の最も高い間隔近
傍の相関量の変化より、画素ピッチ未満の精度で最も相
関度の高い間隔を補間計算を行い求める。
【0080】ステップ123:演算ブロック内の輝度コ
ントラストが、像のずれを2像の相関で求めるに十分で
あったか否かを確認する。コントラストが低ければ計算
を終了し、高ければステップ124に進む。
【0081】ステップ124:求めた2像の間隔から、
撮像レンズ29り焦点距離fなどの光学特性情報、基線
長Bなどを基に、距離を表わす値を得て計算を終了す
る。
【0082】ここで、さらにステップ120の相関演算
について図19を用いて説明する。
【0083】ステップ130:撮像画面30aの画像を
基準画像とし、撮像画面30bの画像を参照画像とし、
基準とすべき被写体距離に被写体距離があるとき基準画
面と理想的には同一の像が得られる像間隔の位置を基準
位置とし、その基準位置よりのシフト量(画素ピッチ単
位)shiftを像がずれ得る或いは像のずれが検出で
き得る最大のシフト量S、図5上では上方向にずれた位
置から相関演算を行う。
【0084】ステップ131:相関度を示す相関量を計
算する。
【0085】各間隔(シフト量)での相関量の計算は次
のように行う。
【0086】
【外3】 但し、data(画面、画素の横位置、画素の縦位置) =()内に示された位置の画素の輝度値 f:相関量を示す関数
【0087】相関量を示す関数fは、例えば次のような
式で表わされる。
【0088】
【外4】 このような関数で相関量を求める場合、ステップ122
の補間演算では実施例1の図8のステップ22と同様
に、図10に示すP点の位置を求めることになる。
【0089】ステップ132:基準位置より最大のシフ
ト量S、図5上では下方向にずれた位置まで相関量を求
めたに相関演算を終了し、そうでない場合はステップ1
33に進む。
【0090】ステップ133:シフト量shiftに1
加算し、即ち図5上で1画素ピッチ分下方に参照画像と
する位置をシフトし、ステップ131にて計算する。
【0091】以上を繰り返し相関演算を進める。
【0092】〔実施例3〕実施例2と同様、図12、図
13、図14、図15に示した構成で、図16のステッ
プ102を除いて、実施例2と同様に、図16、図1
7、図18、図19に示したフローチャートに従い動作
する。従って、ここではステップ102について以外の
説明は省略する。
【0093】ステップ102:主被写体判別。ステップ
101で得た距離画像より、物体を抽出して主被写体を
選別する。具体的には図20をもって説明する。
【0094】ステップ200:フィルタ処理。距離画像
の平滑化を行う。
【0095】例えば、距離画像の画素となる距離画像生
成時の演算ブロック(m、n)の距離を表わす値をΔ
(m、n)とし、フィルタ処理後のその距離画像の画素
をd(m、n)としたとき、
【0096】
【外5】 なる処理等で実現できる。
【0097】ステップ201:後述のステップ202で
の2値化の為の閾値を計算する。閾値としては、全画素
の値の平均値d(m、n)、或いは、画像の各画素の値
d(m、n)のヒストグラム(図20の73)をとり、
その近距離側に存在する谷の位置の値等が使用できる。
【0098】ステップ202:ステップ201で求めた
閾値を用いて、画像の各画素の値d(m、n)を2値化
する。
【0099】ステップ203:2値化された値が“1”
の画素を選別し、主被写体とする。
【0100】以上でステップ102の主被写体判別を終
了する。
【0101】尚、図20において、70−74はステッ
プ102の主被写体判別の処理の例として、各過程で処
理された状態の画像等を示したものであり、70は原画
像、71は生成された距離画像、72はステップ200
てフィルタ処理された距離画像を、73はステップ20
1にて閾値を画像の各画素の距離を表わす値d(m、
n)のヒストグラムと、その近距離側の谷との閾値の関
係を、74はステップ202、ステップ203にて2値
化され、主被写体と認識された物体を各々示した一例で
ある。
【0102】〔実施例4〕実施例2と同様な図12、図
13、図14、図15に示した構成で、図16のステッ
プ102を除いて、実施例2と同様に、図16、図1
7、図18、図19に示したフローチャートに従い動作
する。従ってここでは、ステップ102について以外の
説明は省略する。
【0103】ステップ102:主被写体判別。ステップ
101て得た距離画像より、物体を抽出、主被写体を選
別する。具体的には図21をもって説明する。
【0104】ステップ300:“主被写体判別”の初期
設定。塊として選別された画素のシリアルナンバーcを
“1”に、周辺の画素が同じ塊か否かチェックした画素
の数aを“0”に、画素の属性を示すb(v、w)の全
画素分について、全て“0”にする。
【0105】ステップ301:始めに、最至近の距離画
像の画素を選択する。
【0106】ステップ302:選択された画素(m、
n)に対し、図5に示したセンサ上で左隣りの距離画像
上の画素(演算ブロック)列(v、*)、v=m−1を
選択する。
【0107】ステップ303:選択された画素(m、
n)に対し、図5に示したセンサ上で上隣りの距離画像
上の画素(演算ブロック)行(*、w)、w=n−1を
選択する。
【0108】ステップ304:指定された画素(v、
w)の属性を示すデータb(v、w)が既に“0”では
ない、即ち、塊を構成する画素として画素(v、w)が
選択されている場合は、以下のステップ305からステ
ップ308までの処理を飛ばしステップ309に進む。
【0109】ステップ305:選択された画素(m、
n)の距離を表わす値d(m、n)に対し、それに隣接
する画素の1つである指定された画素(v、w)の距離
を表わす値d(v、w)が所定の値α以上遠方に離れて
いる場合はステップ306へ、離れていない場合はステ
ップ307ヘ進む。
【0110】ステップ306:画素(m、n)の距離よ
り画素(v、w)の距離が所定値α相当分以上遠方の場
合は、画素(v、w)の属性を示すデータb(v、w)
を“0”に、即ち、塊を構成する画素ではないとする。
【0111】ステップ307:画素(m、n)の距離に
対し画素(v、w)の距離が所定値α相当より近い場合
は、塊として選別された画素のシリアルナンバーcを
“1”更新する。
【0112】ステップ308:画素(v、w)の属性を
示すデータb(v、w)に、その時のシリアルナンバー
cを代入する。これにより、属性を示すデータb(v、
w)は“0”でなくなり、塊を構成する画素の属性が与
えられる。
【0113】以上により、画素(v、w)の属性、即
ち、塊を構成する画素であるか否かが判断され、記憶さ
れる。
【0114】ステップ309:始めにステップ303に
てw=n−1に設定されていたwが、w=n+1即ち、
図5に示したセンサ上で下隣りの行まで処理が済んだ
ら、ステップ311へ、まだの場合はステップ310へ
進む。
【0115】ステップ310:wの値を1大きくする。
即ち、処理すべき行を図5に示したセンサ上で1行下へ
移行し、ステップ304より繰り返す。
【0116】ステップ311:始めにステップ302に
てv=m−1に設定されていたvが、v=m+1即ち、
図5に示したセンサ上で右隣りの列まで処理が済んだ
ら、ステップ313へ、まだの場合はステップ312へ
進む。
【0117】ステップ312:vの値を1大きくする。
即ち、処理すべき列を、図5に示したセンサ上で1列右
へ移行し、ステップ303より繰り返す。
【0118】以上により塊を構成する画素(m、n)を
取り囲む周辺の画素(v、w)(v=m−1,m,m+
1 w=n−1,n,n+1)、全てについて、同じ塊
を構成する画素であるか否かの属性チェックがなされ
る。
【0119】ステップ313:塊を構成する画素(m、
n)で取り囲む周辺の画素(v、w)(v=m−1,
m,m+1 w=n−1,n,1+1)が同じ塊を構成
する画素であるか否かの属性のチェックが終了した画素
の数aの値を、ステップ312までの処理で、1画素に
ついてその周辺の画素の属性のチェックが終わったこと
から、“1”増加させる。
【0120】ステップ314:塊を構成する画素数cに
周辺の画素の属性のチェックが終わった画素数aが達し
ていない場合はステップ315へ、達した場合はステッ
プ316へ進む。
【0121】ステップ315:塊として選別された画素
のシリアルナンバーcが入力されている画素(m、n)
の属性を示すデータb(m、n)が、画素の属性のチェ
ックが終わった画素数aより1大きい値の画素を検出
し、その画素を次の処理すべき塊として選別された画素
として選択し、ステップ302より再び処理を行う。
【0122】ステップ316:属性を示すデータb
(m、n)が“0”でない画素を選別、これらの画素で
示される領域を主被写体として選別する。
【0123】以上のようにして、画面平面内で互いに近
傍で、被写体までの距離の差が小さい2画素は互いに同
一の塊を構成する画素であるとし、距離の変化が大きい
部分を塊の境界として、物体を判別、近距離のものを主
被写体として選別する。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、画像信号より被写
体像を検出し、その被写体像を用いて主被写体の大きさ
を判別し、この主被写体の大きさに基づいて変更すべき
撮影倍率(焦点距離)を決定したので、被写体距離のみ
ならず、主被写体の大きさに基づいた、常に最適な撮影
倍率が得られる。また、被写体の画像を距離画像とし、
距離画像上の変化箇所を物体間の境界と認識すること
で、主被写体や背景の輝度コントラストパターンに惑わ
されることなく、確実に主被写体と背景を識別すること
が可能になった。
【0125】また、撮像画面の短辺方向に視差を持つ2
つの画像の像のずれに基づき距離画像を得るように構成
することで、長くなりがちな視差方向の全長が短くで
き、コンパクトな光学系で距離画像情報を得ることが可
能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1のカメラの自動ズーム装置のブ
ロック図。
【図2】本発明実施例1のカメラの自動ズーム装置の光
学的位置関係を示した図。
【図3】本発明実施例1のカメラの自動ズーム装置を一
眼レフカメラへ適用した場合のレイアウトを示した図。
【図4】図3のレイアウトをカメラ上部方向より見た
図。
【図5】エリアセンサの撮像画面と画素の配列を示した
図。
【図6】マイクロコンピュータの動作を示すフローチャ
ート。
【図7】図6の距離画像生成の詳細なフローチャート。
【図8】図7のデフォーカス量の計算の詳細なフローチ
ャート。
【図9】図8の相関演算の詳細なフローチャート。
【図10】補間計算を説明する図。
【図11】図6の主被写体判別を説明する図。
【図12】本発明実施例2、3、4のカメラの自動ズー
ム装置のブロック図。
【図13】本発明実施例2、3、4のカメラの自動ズー
ム装置の光学的位置関係を示した図。
【図14】本発明実施例2、3、4のカメラの自動ズー
ム装置の光学的位置関係を示した図。
【図15】本発明実施例2、3、4の距離測定原理を説
明する図。
【図16】マイクロコンピュータの動作を示すフローチ
ャート。
【図17】図16の距離画像生成の詳細なフローチャー
ト。
【図18】図17の距離計算の詳細なフローチャート。
【図19】図18の相関演算の詳細なフローチャート。
【図20】実施例3の主被写体判別を説明する図。
【図21】実施例4の主被写体判別を説明する図。
【符号の説明】
1 カメラの撮影レンズ 3 バリエータ 4 コンペンセータ 5 リレーレンズ 8 フィールドレンズ 9 一対の二次結像レンズ 10 一対の撮像画面を有するエリアセンサ 13 マイクロコンピュータ 15 ズームモータドライバ 16 ズームモータ 17 ズームエンコーダ 21 カメラの撮影レンズ 23 バリエータ 24 コンペンセータ 29 一対の撮像レンズ 30 一対の撮像画面を有するエリアセンサ 33 マイクロコンピュータ 35 ズームモータドライバ 36 ズームモータ 37 ズームエンコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を画像信号に変換する撮像手段
    と、 前記撮像手段から得られた前記画像信号を用いて被写体
    像を抽出する被写体像検出手段と、 前記被写体像検出手段にて抽出された被写体像を用い
    て、主被写体の大きさを判別する判別手段と、 前記判別手段での判別結果に基づいて変更すべき焦点距
    離を決定する決定手段を、設けたことを特徴とする光学
    機器。
  2. 【請求項2】 被写体像を画像信号に変換する撮像手段
    と、 前記撮像手段から得られた前記画像信号を用いて被写体
    像を抽出する被写体像検出手段と、 前記被写体像検出手段にて抽出された被写体像を用い
    て、主被写体の大きさを判別する判別手段と、 前記判別手段での判別結果に基づいて変更すべき焦点距
    離を決定する決定手段と、 前記決定手段にて決定された撮影倍率までレンズ光学系
    の焦点距離を変化させる焦点距離変更手段を、設けたこ
    とを特徴とする光学機器。
  3. 【請求項3】 上記被写体像検出手段は少なくとも距離
    画像を形成し、上記判別手段は少なくとも該距離画像を
    用いて前記主被写体の大きさを判別したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の光学機器。
  4. 【請求項4】 上記判別手段は上記距離画像を用いて被
    写体の距離または距離に相当する信号が変化する場所を
    物体間の境界として上記主被写体の大きさ判別したこと
    を特徴とする請求項3記載の光学機器。
  5. 【請求項5】 上記検出手段は画像の縦横比の短い方向
    に視差をもった複数の画像の各部の像のずれにより、各
    部の距離を求め、上記距離画像を形成したことを特徴と
    する請求項3または4記載の光学機器。
JP27843293A 1993-11-08 1993-11-08 光学機器 Pending JPH07134237A (ja)

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JP27843293A JPH07134237A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 光学機器
US08/332,870 US5615398A (en) 1993-11-08 1994-11-01 Optical apparatus with image area sensors for controlling lens focal length

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0926528A3 (en) * 1997-12-24 1999-12-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus with focus adjusting function and focus adjustment control circuit
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Effective date: 20020910