JPH0713358U - 筋力トレーニング機器用運動負荷装置 - Google Patents

筋力トレーニング機器用運動負荷装置

Info

Publication number
JPH0713358U
JPH0713358U JP4755493U JP4755493U JPH0713358U JP H0713358 U JPH0713358 U JP H0713358U JP 4755493 U JP4755493 U JP 4755493U JP 4755493 U JP4755493 U JP 4755493U JP H0713358 U JPH0713358 U JP H0713358U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winch
exercise load
exercise
winch rope
load device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4755493U
Other languages
English (en)
Inventor
ウー、ホング・チー
Original Assignee
ウー、ホング・チー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウー、ホング・チー filed Critical ウー、ホング・チー
Priority to JP4755493U priority Critical patent/JPH0713358U/ja
Publication of JPH0713358U publication Critical patent/JPH0713358U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運動負荷を容易に調整でき、使用に伴う騒音
が発生せず、心地よく使用できる筋力トレーニング機器
用運動負荷装置を提供する。 【構成】 直流モータ20から減速部4を介してウイン
チ30に所定トルクの回転力を与えることによりウイン
チロープ31に一定の負荷を与えるようにした。ウイン
チロープ31の自由端を、筋力トレーニング機器の伝動
ロープに結合することにより、従来の鉄ブロックで構成
した運動負荷装置に代替できる。制御回路装置によって
直流モータ20への供給電流を制御してトルク制御する
ことにより、運動負荷を調整する。 【効果】 運動負荷を容易に、きめ細かく調整できる。
鉄ブロック等を使用しないので騒音が発生しない。運動
負荷を、最適な運動モード曲線に対応して設定すれば、
効果的な運動が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筋力トレーニング機器用運動負荷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、筋力トレーニング機器(以下、トレーニング機器という)の一例を示 す立体図である。図示するようなトレーニング機器Mにおいて、使用者に運動負 荷を与える手段は、機械的に構成されるのが一般的である。例えば、図示するよ うに、鉄ブロックSを伝動スチールロープ(以下、伝動ロープという)Yを介し て引き上げるように構成されるもの、あるいは、鉄ブロックSに代えて、スプリ ング又はゴムなどの弾性を利用して運動負荷を与えるように構成されたものなど がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の運動負荷を与える手段では、次のような問題が あった。 (1)運動負荷の調整は、鉄ブロックSなどの負荷の個数又は重量を増減して行 う。したがって、負荷の調整に際しては、時間がかかるだけでなく、体力を消耗 するため、使用者の練習を妨げ、ひいては、予期した練習効果が上がらない欠点 があった。 (2)鉄ブロックSなどの負荷は、それ自体が重いために負荷の調整がめんどう であった。また、鉄ブロックSなどの負荷は、所定の重量単位でしか調整できな い。したがって、負荷の大きさをきめ細かく調整して、練習の指標とすることが できないので、効果的な練習をするためには不向きであった。 (3)鉄ブロックSなどの負荷は、いったん伝動ロープYにより引き上げられた 後、手放されると、落下して下方に存在する別の鉄ブロックや機器のフレーム部 分に衝突して極めて大きな騒音を発生させる。この騒音は、使用者及び周辺の人 の耳に不快感を与え、ひいては練習を妨害する欠点があった。
【0004】 本考案は、上述した従来の技術が有する問題点を解決するためなされたもので あり、その目的は、下記のような筋力トレーニング機器用運動負荷装置を提供す ることである。 (1)運動負荷を容易に調整できること。 (2)運動負荷をきめ細かく調整できること。 (3)騒音を発生しないこと。 (4)心地よく効果的に運動ができること。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案では、フレームと、駆動部と、ウインチロ ープ部と、減速部と、停止部とを有する筋力トレーニング機器用運動負荷装置で あって、駆動部は、フレーム内に架設され、かつ、直流モータ及びモータ出力軸 を具備するものであり、ウインチロープ部は、フレーム内に架設され、ウインチ 及びウインチロープを具備し、ウインチは、円柱体を呈し、かつ、その円載面か ら各々延伸して第1回転軸及び第2回転軸が設けられており、第1及び第2回転 軸は、ウインチと一体的に連動し、ウインチロープは、一端がウインチに固定さ れるとともに、ウインチに巻かれるものであり、減速部は、駆動部のモータ出力 を減速してウインチロープ部のウインチをモータ出力軸の回転に従って一体的に 連動させるものであり、停止部は、止動板と、止動ゴム球とを具備し、止動板は 、フレームに架設されてスロットをなし、ウインチロープの自由端がスロットを 貫いてフレーム外に出ることができるようにされており、止動ゴム球は、スロッ トを通って外側へ出ているウインチロープの自由端に固定され、ウインチロープ をウインチに巻き取ったときに、止動板で停止されるようにしたものであること を特徴としている。
【0006】 また、直流モータから減速部に伝達された駆動力を、減速ギア箱を介してウイ ンチロープ部に与えることを特徴としている。
【0007】 また、直流モータからの駆動力を減速部を経由することなく直接に減速ギア箱 を介してウインチロープ部に与えることを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案の筋肉トレーニング装置用運動負荷装置では、駆動部の直流モータの駆 動力を、減速部を介してウインチロープ部に伝達してウインチを回転させ、ウイ ンチロープを巻き取ることにより、このウインチロープに一定の負荷を伝達する 。したがって、直流モータの駆動力を制御することにより、運動負荷を容易に、 かつ、きめ細かく調整できる。また、騒音が発生しない。
【0009】 また、直流モータの駆動力を、減速ギア箱を介してウインチロープ部に伝達す れば、減速比を上げ、かつ、ウインチロープに伝達する駆動力を増大できる。
【0010】 さらに、直流モータの駆動力を、減速部を経由せずに直接減速ギア箱を介して ウインチロープ部に与えることにより、装置をコンパクト化できる。
【0011】
【実施例】
以下、図2及び図3を参照して本考案の第1実施例について説明する。 図2は、本考案の筋肉トレーニング装置用運動負荷装置の第1実施例を示す斜 視図であり、図3は、図2に示した装置の立体分解図である。
【0012】 初めに、運動負荷装置A1を構成する要素について説明する。 フレーム1内に架設された駆動部2は、直流モータ(以下、モータという)2 0及びそのモータ出力軸21を含むものである。上記モータ20には、小型電動 冷却ファン200が付設され、上記モータ20により生じる熱を排出するように なっている。
【0013】 ウインチロープ部3は、フレーム1の両側に取り付けられた2枚の固定板11 のベアリングシート12によって回動自在に支持されたウインチ30と、ウイン チロープ31を含むものである。 ウインチ30は、円柱体を呈しており、第1回転軸300及び第2回転軸30 1が、ウインチ30の両底面(円載面)から外方に延伸されて設けられている。 この第1および第2回転軸300、301は、ウインチ30と共に一体的に回転 するようになっている。 ウインチロープ31は、その一端がウインチ30に固定されるとともに、ウイ ンチ30の外周面に形成された螺旋グルーブ(螺旋溝)311内に巻き取られる ようになっている。
【0014】 減速部4は、小ギア40、大ギア41、及びギアベルト42を含むものである 。小ギア40は、駆動部2のモータ出力軸21に固着され、大ギア41は、ウイ ンチロープ部3のウインチ30の第1回転軸300に固着されている。ギアベル ト42は、上記小ギア40及び大ギア41を連結するように装着されている。上 記2つのギア40,41がモータ出力軸21の回転に従って一体的に回転される ことにより、上記ウインチロープ部3のウインチ30が回転するようになってい る。
【0015】 停止部5は、上記ウインチロープ31が、ウインチ30に巻き取られるときに 、フレーム1内に完全に巻き入れられてしまうことを防止するものである。停止 部5は、止動板50及び止動ゴム球51を含むものである。止動板50は、フレ ーム1の外側上部に固定され、かつ、スロット500が開設されている。ウイン チロープ31の自由端は、スロット500を挿通して、フレーム1の外部に出て いる。止動ゴム球51は、止動板50のスロット500を通って外部に出たウイ ンチロープ31の自由端に固定されている。 したがって、ウインチロープ31が巻き取られるときに、止動ゴム球51が止 動板50のスロット500の縁端部により係止されるようになっている。 また、この運動負荷装置を携帯しやすいように、取手53が上記止動板50上 に設けられている。さらに、止動ゴム球51、又は、上記ウインチロープ31の 一端に連結リング52を設けることにより、この運動負荷装置を、トレーニング 機器側に設けられている負荷を伝達する伝動ロープに連結しやすいようにしてあ る。
【0016】 なお、図5に示すような伝動ロープYを、ウインチロープ31又は連結リング 52に取り付ける際の作業を容易にするため、次述するような構成によって、ウ インチ30を手動にて回転させることにより、止動板50のスロット500から 外部に出ているウインチロープ31の長さを自在に調整できるようにしている。 すなわち、図2において、手動回転座70は、減速部4の大ギア41の軸心部 位に取り付けられ、手動回転つまみ71は、手動回転座70に連結されるように なっている。したがって、使用者が手を用いて手動回転つまみ71を回転させる ことにより、大ギア41を回転させてウインチ30を回転し得るようにしている 。
【0017】 また、フレーム1に被せて固定されるカバー6によって、フレーム1及びフレ ーム1内の各部が保護されている。
【0018】 次に、動作について説明する。 周知のように、モータ20のトルクと電流との関係は次式のとおりである。 T=KΦNI (ただし、T:トルク、K:定数、N:コイルの総ターン数、Φは総磁束、I :電流) 上式において、K,Φ,Nは、一定値であるため、トルクTと電流Iとは、正 比例(リニア)の関係となる。したがって、モータ20に安定した電流Iを流す と、モータ出力軸21には、(例えば)右回りの安定したトルクTを生じる。
【0019】 ここで、使用者が連結リング52を介してウインチロープ31を引くと、それ に従ってウインチ30がウインチロープ31を繰り出す方向に回転させられる。 このとき、ウインチ30に作用する回転力は、回転軸300、減速部4の大ギア 41、ギアベルト42、及び小ギア40を経由して伝達されてモータ出力軸21 を回転させる。ただし、このモータ出力軸21の回転方向は、上述したトルクT の右回りの方向と相反する左回りの方向である。このとき、モータ20には安定 した電流Iが供給されているため、モータ出力軸21に発生する右回りのトルク Tは、一定値に保持されている。
【0020】 次に、ウインチロープ31を引き出す方向の力が解除されて、モータ20のモ ータ出力軸21に作用する左回りの回転力が無くなると、モータ20は、直ちに 、右回り方向の回転を回復するので、ウインチ30を経てウインチロープ31を 巻き取る。
【0021】 すなわち、上述の動作説明から判るように、従来の運動負荷装置における鉄ブ ロックの作用が代替されている。
【0022】 したがって、従来と違って、鉄ブロックを使用しないため、運動負荷装置の構 造が簡単・軽便となるだけでなく、騒音を発生することがない。
【0023】 また、上述のようにトルクTと電流Iとが正比例関係にあるため、印加電流I を加減してモータ20のトルクを制御することにより、容易に、かつ、きめ細か く、運動負荷を調整できる。
【0024】 ウインチロープ圧輪部8は、ウインチロープ圧輪80、2本の支持フレーム8 1、弾性エレメント82、2枚の軸座83、及び軸ロッド84を含むものである 。ウインチロープ圧輪80は、軸心部位に各々延伸軸800を有し、その延伸軸 800は、支持フレーム81の上端部に回動自在に支持されている。軸ロッド8 4は、支持フレーム81の下端部に開設された通し孔810と、弾性エレメント 82の通し孔と、軸座83の通し孔830とを挿通するものであり、上記軸ロッ ド84により、支持フレーム81と軸座83とが連結されている。
【0025】 弾性エレメント82は、例えば、コイルばね等により構成されており、弾性エ レメント82の一端が支持フレーム81に、他端が軸ロッド84に固定されてい る。支持フレーム81は、弾性エレメント82の付勢力によって、軸ロッド84 の回転時に回復力を得ることができるようになっている。軸座83がフレーム1 に固定されていると、弾性エレメント82の回復力によって、ウインチロープ圧 輪80は、ウインチロープ31を、ウインチ30の螺旋グルーブ311内に固く 押し付ける(押圧する)ように作用する。
【0026】 制御回路装置90は、図3に示すように、回路板100に付着されてフレーム 1上に架設される。この制御回路装置90の好ましい実施例を示す回路図を図4 に示す。図4において、制御回路装置90は、モータ20に供給する電流を制御 することにより、モータ20のトルク、すなわち、負荷を変えるために使用され るものである。
【0027】 制御回路装置90は、負荷設定表示部900、デジタル対アナログ変換器D/ A、バッファU1、第1比較器U2、第2比較器U3、駆動トランジスタ(以下 、トランジスタという)Q1、パワートランジスタ(以下、トランジスタという )Q2〜Q4、フライホイールダイオード(以下、ダイオードという)D1、フ ィルタキャパシタC1、サージ吸収器MOV1,MOV2、変圧器T1、シリコ ン制御整流器(以下、サイリスタという)SCR1,SCR2、整流ダイオード (以下、ダイオードという)D1,D2、及び、トリガ回路TCを含むものであ る。
【0028】 また、負荷設定表示部900は、運動曲線を設定入力するための操作部と、設 定内容やその他の情報を表示するための表示部とを具備したものであり、例えば 、マイクロコンピュータ等を含む制御手段を有して構成される。すなわち、使用 者が負荷設定表示部900の表示部を見ながら操作部を操作して、運動曲線を設 定できるようになっている。後に詳述するが、負荷設定表示部900は、設定さ れた運動曲線からそれに対応する運動負荷を自動的に変換し、その運動負荷に応 じてモータ20のトルクが変化するように、次述する制御回路装置90にデータ を与えるようになっている。 したがって、適切な運動曲線を設定して運動負荷を得ることができるので、効 果的に運動することができる。
【0029】 ダイオードD1、及び、サイリスタSCR1,SCR2は、ブリッジ式整流器 を構成している。このブリッジ式整流器により、直流電流がモータ20に供給さ れる。サージ吸収器MOV1,MOV2は、サイリスタSCR1,SCR2をサ ージから保護するためのものである。
【0030】 モータ20が、そのトルク方向と逆方向に回転されることにより、このモータ 20から感応電圧が発生される。この感応電圧による電流は、トランジスタQ2 〜Q4及びダイオードD1からなる電流回路を経由して流れる。
【0031】 コード器(符号化器)91は、カバー910、感応器(センサ)911、小ギ ア912、大ギア913、磁石914、及び、コネクティングロッド915を含 むものである。
【0032】 円盤状の磁石914の円周上には、数百個のN,S磁極が配置されている。小 ギア912は、カバー910を挟んでそれと相対する位置に存在するウインチロ ープ部3のウインチ30の第2回転軸301に固着されている。大ギア913は 、コネクティングロッド915に固着されているので、磁石914と一体的に連 動する。コネクティングロッド915の両端は、カバー910に回動自在に支持 されている。さらに、小ギア912及び大ギア913は、相互に噛み合わされて いる。
【0033】 感応器911は、磁石914の磁極を検知して生成した感応信号を、負荷設定 表示部900の入力端子PORTに供給する。上記感応信号は、行程運動の総距 離のパラメータとなり、この運動総距離は、運動消耗熱量の計算データとなる。
【0034】 負荷設定表示部900は、使用者によって設定された運動曲線に対応する負荷 の大小に対応した8ビットの電流制御デジタル信号をデジタル対アナログ変換器 D/Aに送出して、アナログ信号(以下、設定信号という)に変換させ、バッフ ァU1を経て、第1比較器U2に送る。第1比較器U2は、受け取った上記設定 信号と、帰還抵抗R7から帰還されるモータ電流帰還信号(以下、帰還信号とい う)とを比較する。
【0035】 帰還信号が上記設定信号よりも小さな場合には、実際にモータ20に流れた電 流が予定した電流値よりも小さいことを示す。この場合には、第1比較器U2の 出力は、高レベル(“H”)となるため、トランジスタQ1がON状態となり、 ついで、トランジスタQ2〜Q4がON状態となる。トランジスタQ2〜Q4を 流れる電流は、平衡抵抗R4〜R6及び帰還抵抗R7を経て、節点より第1比較 器U2に帰還されるので、帰還信号が増加される。
【0036】 帰還信号が上記設定信号より大きな場合には、実際にモータ20に流れた電流 が予定した電流値よりも大きいことを示す。この場合には、第1比較器U2は、 零電圧、すなわち低レベル(“L”)を出力するため、トランジスタQ1〜Q4 は、すべてOFF状態となる。このため、帰還信号が降下される。
【0037】 このような動作がなされることにより、実際にモータ20に供給される電流は 、一定に保持される。
【0038】 第2比較器U3は、サイリスタSCR1,SCR2のトリガ回路TCを制御す るものであり、パルス変圧器T1によって、サイリスタSCR1,SCR2の点 火角度を制御して、出力直流電圧を調整する。 トランジスタQ2〜Q4のコレクタ・エミッタ間の電圧が高すぎると、これら のトランジスタQ2〜Q4が高熱を発生するだけでなくエネルギーを浪費する。 このため、第2比較器U3の作用は、トランジスタQ2〜Q4のコレクタ・エ ミッタ間の電圧を一定の低レベルに維持して、それらのエネルギー消耗を低下さ せる。
【0039】 図5は、第1実施例の運動負荷装置A1をトレーニング機器Mに適用した場合 の立体図である。 図5において、運動負荷装置A1は、従来例を示す図1の鉄ブロックSに相当 する位置に取り付けられ、鉄ブロックSの作用を代替している。トレーニング機 器M側の伝動ロープYは、連結リング52に固定され、使用者が運動していると きには、伝動ロープYが上向きに移動され、ウインチ30上のウインチロープ3 1が引き出される。このとき、ウインチ30の回転方向は、モータ20のトルク 方向と相反する方向であるため、安定した引く力(負荷)が生じる。また、使用 者が伝動ロープYを引く力を緩めたときには、モータ20は、上記と同じ引く力 でウインチロープ31を巻き戻す。 したがって、従来の鉄ブロックSやスプリングの効果や感覚と同じものが得ら れるが、騒音を生じない。
【0040】 また、上述した負荷設定表示部900を利用すれば、運動者の体質条件に応じ て最適な運動モード曲線を設定できるので、心地よく、効果的な運動をすること ができ、ひいては、健康な体を得ることができる。
【0041】 また、本考案の運動負荷装置A1は、ねじ等の固定エレメント(固定手段)に よって、トレーニング機器Mに取り付けることができるようになっている。この ため、必要に応じて、運動負荷装置A1をトレーニング機器Mから取り外し、取 手53を持って携帯して移動し、別種類のトレーニング機器に取り付けることが 容易にできる。したがって、1台の運動付加装置によって、多用途の目的を達す ることが可能である。
【0042】 図6は、本考案の第2実施例を示す要部斜視図である。運動負荷装置A2にお いて、モータ20の回転力は、ギアベルト42で構成される減速部4から遊星ギ ア又はその他のギアによって構成された減速ギア箱4aを経由してウインチロー プ部3に伝達される。 この第2実施例によれば、減速ギア箱4aの作用により減速比を上げることが でき、かつ、トルクを増やすことができる。したがって、この運動負荷装置を搭 載するトレーニング機器の適用範囲をより広くすることができる効果が生じる。
【0043】 図7は、本考案の第3実施例を示す要部斜視図である。運動負荷装置A3にお いて、モータ20の回転力は、直接減速ギア箱4aを介してウインチロープ部3 に伝達される。すなわち、図6に示す第2実施例と比較してギアベルト41が省 略されている。 このように構成した運動負荷装置A3は、全体的に形状が横型となり、装置の 高さを低くしてコンパクト化できる。したがって、トレーニング機器における運 動負荷装置の占有空間の低減が要求された場合には、極めて好適である。
【0044】 以上、本考案の好ましい実施例を説明したが、本考案は、上記実施例に限定さ れるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形や類似の組み合 わせが可能であり、それらは本考案に包括されるものである。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の筋力トレーニング機器用運動負荷装置によれば 、モータのトルクを制御して運動負荷の調整を行うので、次のような効果を有す る。(1)使用者の練習を妨げることなく、容易に負荷調整を行うことができ、 練習の効率を上げることが可能となる。 (2)練習の指標となる負荷をきめ細かく設定することができ、効果的な練習を 行うことができる。 (3)鉄ブロックなどを使用しないので、騒音を発生することがない。 (4)運動者の体質条件に対応して最適な運動モード曲線(負荷)を設定して制 御すれば、心地よく効果的な運動をすることが可能となる。
【0046】 また、直流モータの駆動力を、減速ギア箱を介してウインチロープ部に伝達す れば、減速比を上げ、かつ、ウインチロープに伝達する駆動力を増大できる。
【0047】 直流モータの駆動力を直接減速ギア箱を介してウインチロープ部に与えた場合 には、減速部が不要となるため、装置をよりコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術を示す筋力トレーニング機器の立体図
である。
【図2】本考案の筋力トレーニング機器用運動負荷装置
の第1実施例を示す斜視図である。
【図3】図2に示す筋力トレーニング機器用負荷装置の
立体分解図である。
【図4】同実施例における制御回路装置の一例を示す回
路図である。
【図5】図2に示した運動負荷装置を筋力トレーニング
機器に適用した状態を示す立体図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す要部斜視図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 駆動部 20 直流モータ 21 モータ出力軸 3 ウインチロープ部 30 ウインチ 300 第1回転軸 301 第2回転軸 31 ウインチロープ 4 減速部 40 小ギア 41 大ギア 42 ギアベルト 4a 減速ギア箱 5 停止部 50 止動板 51 止動ゴム球 52 連結リング 53 取手 6 カバー 70 手動回転座 71 手動回転つまみ 8 ウインチロープ圧輪部 80 ウインチロープ圧輪 81 支持フレーム 82 弾性エレメント 83 軸座 84 軸ロッド 90 制御回路装置 100 回路板 900 負荷設定表示部 91 コード器 910 カバー 911 感応器 912 小ギア 913 大ギア 914 磁石 915 コネクティングロッド

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム(1)と、駆動部(2)と、ウイ
    ンチロープ部(3)と、減速部(4)と、停止部(5)
    とを有する筋力トレーニング機器用運動負荷装置であっ
    て、 前記駆動部(2)は、前記フレーム(1)内に架設さ
    れ、かつ、直流モータ(20)及びモータ出力軸(2
    1)を具備するものであり、 前記ウインチロープ部(3)は、前記フレーム(1)内
    に架設され、ウインチ(30)及びウインチロープ(3
    1)を具備し、前記ウインチ(30)は、円柱体を呈
    し、かつ、その円載面から各々延伸して第1回転軸(3
    00)及び第2回転軸(301)が設けられており、前
    記第1及び第2回転軸(300,301)は、前記ウイ
    ンチ(30)と一体的に連動し、前記ウインチロープ
    (31)は、一端が前記ウインチ(30)に固定される
    とともに、前記ウインチ(30)に巻かれるものであ
    り、 前記減速部(4)は、前記駆動部(2)のモータ出力を
    減速して前記ウインチロープ部(3)の前記ウインチ
    (30)を前記モータ出力軸(21)の回転に従って一
    体的に連動させるものであり、 前記停止部(5)は、止動板(50)と、止動ゴム球
    (51)とを具備し、前記止動板(50)は、前記フレ
    ーム(1)に架設されてスロット(500)をなし、前
    記ウインチロープ(31)の自由端が前記スロット(5
    00)を貫いて前記フレーム(1)外に出ることができ
    るようにされており、前記止動ゴム球(51)は、前記
    スロット(500)を通って外側へ出ている前記ウイン
    チロープ(31)の自由端に固定され、前記ウインチロ
    ープ(31)を前記ウインチ(30)に巻き取ったとき
    に、前記止動板(50)で停止されるようにしたもので
    あること、 を特徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
  2. 【請求項2】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置において、前記停止部(5)の前記止動板(5
    0)上に取っ手(53)を設けたことを特徴とする筋力
    トレーニング機器用運動負荷装置。
  3. 【請求項3】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置において、前記停止部(5)の止動ゴム球(5
    1)上に、連結リング(52)を固定して取り付けたこ
    とを特徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
  4. 【請求項4】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置において、前記ウインチロープ部(3)のウイン
    チロープ(31)の自由端に、連結リング(52)を固
    定して取り付けたことを特徴とする筋力トレーニング機
    器用運動負荷装置。
  5. 【請求項5】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置に加えて、手動回転座(70)と、手動回転つま
    み(71)とを備え、前記手動回転座(70)は、前記
    減速部(4)に取り付けられ、前記手動回転つまみ(7
    1)は、前記手動回転座(70)に連結され、前記手動
    回転つまみ(71)を回転させることにより前記ウイン
    チ(30)を回転し得るようにしたものであることを特
    徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
  6. 【請求項6】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置に加えて、ウインチロープ圧輪部(8)を備え、
    このウインチロープ圧輪部(8)は、ウインチロープ圧
    輪(80)と、一対の支持フレーム(81)と、弾性エ
    レメント(82)と、一対の軸座(83)と、軸ロッド
    (84)とを含むものであり、 前記ウインチロープ圧輪(80)は、その軸心部位に各
    々延伸軸を有し、 前記一対の支持フレーム(81)は、その上端間に前記
    ウインチロープ圧輪(80)の前記延伸軸が連結され、
    下端には、各々通し孔が開設されており、 前記弾性エレメント(82)は、前記一対の支持フレー
    ム(81)間に架設され、前記一対の支持フレーム(8
    1)の前記通し孔に対向配置される通し孔を有し、2個
    の固定接続端を有し、この固定接続端の一端は、支持フ
    レームと固定接続され、 前記一対の軸座(83)は、前記一対の支持フレーム
    (81)に固定接続され、前記一対の支持フレーム(8
    1)の外側に各々設けられ、前記一対の支持フレーム
    (81)の前記通し孔に対向配置される通し孔を有し、 前記軸ロッド(84)は、前記一対の支持フレーム(8
    1)の通し孔及び前記弾性エレメント(82)の通し孔
    を貫き、前記弾性エレメント(82)の前記固定接続端
    の他端と固定接続され、前記軸ロッド(84)の両端
    は、前記一対の軸座(83)に連結されているものであ
    ること、 を特徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
  7. 【請求項7】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置において、前記モータ(20)から前記減速部
    (4)に伝達された駆動力を、減速ギア箱(4a)を介
    してウインチロープ部(3)に与えることを特徴とする
    筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
  8. 【請求項8】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置において、前記モータ(20)からの駆動力を前
    記減速部(4)を経由することなく直接に減速ギア箱
    (4a)を介してウインチロープ部(3)に与えること
    を特徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
  9. 【請求項9】請求項1の筋力トレーニング機器用運動負
    荷装置に加えて、制御回路装置(90)を備え、この制
    御回路装置(90)は、前記フレーム(1)上に架設さ
    れた回路板(100)に付着され、負荷設定表示部(9
    00)と連結して、前記負荷設定表示部(900)から
    供給されたデジタル信号又はアナログ信号に対応して前
    記モータ(20)の電流を制御することにより負荷を変
    え、運動曲線を設定して自動的に負荷を変換するもので
    あることを特徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷
    装置。
  10. 【請求項10】請求項1の筋力トレーニング機器用運動
    負荷装置に加えて、コード器(91)を備え、このコー
    ド器(91)は、カバー(910)と、感応器(91
    1)と、小ギア(912)と、大ギア(913)と、磁
    石(914)と、コネクティングロッド(915)とを
    含むものであり、 前記磁石(914)は、その周囲にN,S磁極が配置さ
    れ、 前記小ギア(912)は、前記キャップを通して相対応
    する位置にあって、前記ウインチロープ部(3)の前記
    ウインチ(30)の前記第2回転軸(301)上に取り
    付けられ、 前記大ギア(913)は、前記コネクティングロッド
    (915)によって前記磁石(914)と一体運動を
    し、かつ、前記コネクティングロッド(915)の両端
    にカバー(910)を連結し、 前記大ギア(913)及び前記小ギア(912)を相互
    に噛み合わせ、 前記感応器(911)は、前記磁石(914)を感応し
    て、感応信号をオンラインの負荷設定表示部(900)
    の入力端子に送り、 前記感応信号は、行程運動の総距離のパラメータとな
    り、この運動総距離は、運動消耗熱量の計算データとな
    ること、 を特徴とする筋力トレーニング機器用運動負荷装置。
JP4755493U 1993-08-09 1993-08-09 筋力トレーニング機器用運動負荷装置 Pending JPH0713358U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4755493U JPH0713358U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 筋力トレーニング機器用運動負荷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4755493U JPH0713358U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 筋力トレーニング機器用運動負荷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713358U true JPH0713358U (ja) 1995-03-07

Family

ID=12778402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4755493U Pending JPH0713358U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 筋力トレーニング機器用運動負荷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713358U (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100869067B1 (ko) * 2007-05-21 2008-11-17 충주대학교 산학협력단 운동 부하 조절이 가능한 전자식 헬스기구
JP2009131347A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Don-Lon Yeh 筋力トレーニング用震動装置
KR101321182B1 (ko) * 2012-08-17 2013-10-23 윤상훈 프리 웨이트 자동 멈춤 장치
KR101425769B1 (ko) * 2014-03-12 2014-08-05 주식회사 마이크로오토메이션 전동식 근력운동기구 및 그 제어방법
WO2016080601A1 (ko) * 2014-11-21 2016-05-26 이차영 운동기구
CN107096164A (zh) * 2017-05-16 2017-08-29 厦门欣富地智能科技有限公司 具有纤维拉绳的阻力模块
CN107096165A (zh) * 2017-05-16 2017-08-29 厦门欣富地智能科技有限公司 一种阻力模块装置
KR20190061151A (ko) * 2017-11-27 2019-06-05 주식회사 론픽 전동제어식 피트니스 케이블 머신
CN111701186A (zh) * 2020-06-22 2020-09-25 厦门宏泰科技研究院有限公司 一种直线电机磁感负重健身设备的动作判断方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100869067B1 (ko) * 2007-05-21 2008-11-17 충주대학교 산학협력단 운동 부하 조절이 가능한 전자식 헬스기구
JP2009131347A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Don-Lon Yeh 筋力トレーニング用震動装置
KR101321182B1 (ko) * 2012-08-17 2013-10-23 윤상훈 프리 웨이트 자동 멈춤 장치
KR101425769B1 (ko) * 2014-03-12 2014-08-05 주식회사 마이크로오토메이션 전동식 근력운동기구 및 그 제어방법
WO2016080601A1 (ko) * 2014-11-21 2016-05-26 이차영 운동기구
CN107096164A (zh) * 2017-05-16 2017-08-29 厦门欣富地智能科技有限公司 具有纤维拉绳的阻力模块
CN107096165A (zh) * 2017-05-16 2017-08-29 厦门欣富地智能科技有限公司 一种阻力模块装置
KR20190061151A (ko) * 2017-11-27 2019-06-05 주식회사 론픽 전동제어식 피트니스 케이블 머신
CN111701186A (zh) * 2020-06-22 2020-09-25 厦门宏泰科技研究院有限公司 一种直线电机磁感负重健身设备的动作判断方法
CN111701186B (zh) * 2020-06-22 2023-12-19 厦门宏泰科技研究院有限公司 一种直线电机磁感负重健身设备的动作判断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5304104A (en) Dynamic resistance device for a physical exerciser
US5071117A (en) Electric exercise appliance
US4261562A (en) Electromagnetically regulated exerciser
JPH0713358U (ja) 筋力トレーニング機器用運動負荷装置
US6930403B2 (en) Mobile electrical power source
CA1254606A (en) Load applying device
US5050865A (en) Cycle training device
US5205801A (en) Exercise system
US5360382A (en) Direct-drive tension device using D.C. motor
US20090221402A1 (en) Vibration device for muscle training
US20100151994A1 (en) Vibration training device
US20040102292A1 (en) Dual-function treading exerciser
US20090111658A1 (en) Loading apparatus for exercise machine
US20060003871A1 (en) Independent and separately actuated combination fitness machine
US20070259756A1 (en) Method and apparatus for adjusting resistance to exercise
US11711035B2 (en) Exercise machine with a variable load provided by an electric motor
CN110624207A (zh) 一种传动阻力控制装置及健身车
CN2164294Y (zh) 电机式健身器材自动负载装置
GB2279577A (en) Exercise apparatus
KR101140644B1 (ko) 헬스 자전거
JP3096472U (ja) 運動器具
GB2243083A (en) Massage machine with kneading and vibration effects
JPH0542232A (ja) 室内運動健康器
JP2955575B1 (ja) コードレスエルゴメータの負荷制御装置
CN215300390U (zh) 直驱式电机阻力发生装置