JPH07132702A - 多片リム - Google Patents
多片リムInfo
- Publication number
- JPH07132702A JPH07132702A JP27871793A JP27871793A JPH07132702A JP H07132702 A JPH07132702 A JP H07132702A JP 27871793 A JP27871793 A JP 27871793A JP 27871793 A JP27871793 A JP 27871793A JP H07132702 A JPH07132702 A JP H07132702A
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- JP
- Japan
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- chamfer
- rim
- bead seat
- side ring
- seat band
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックフランジ部、ビードシートバンドのサ
イドリングとの接触面のフレッティング疲労の防止。 【構成】 バックフランジ部12および/またはビード
シートバンド15の、サイドリング14a、14bとの
接触部の外周端角部に、チャンファ20、21、20
´、21´を設けて、接触部の応力集中の緩和をはかっ
た。チャンファがない場合に比べて、ほぼ7割以下に集
中応力の最大値を低減でき、フレッティング疲労を防止
または低減できる。
イドリングとの接触面のフレッティング疲労の防止。 【構成】 バックフランジ部12および/またはビード
シートバンド15の、サイドリング14a、14bとの
接触部の外周端角部に、チャンファ20、21、20
´、21´を設けて、接触部の応力集中の緩和をはかっ
た。チャンファがない場合に比べて、ほぼ7割以下に集
中応力の最大値を低減でき、フレッティング疲労を防止
または低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設車両等に用いられ
る、複数のピースからなる多片リムに関する。
る、複数のピースからなる多片リムに関する。
【0002】
【従来の技術】大型の建設車両では、タイヤの剛性が高
いため、タイヤを装着するホイールリムを、多片リムと
して、タイヤの着脱を容易にしている。従来の多片リム
は、図9に示すように、バックフランジ部2、ガターバ
ンド部3を有する筒状のリムベース1、ガターバンド部
外周に装着されるビードシートバンド5、ビードシート
バンド5の軸方向とび出しを防止するロックリング6、
軸方向に移動可能ではあるがバックフランジ部2とビー
ドシートバンド5によって軸方向外側から支持されるサ
イドリング4a、4bから成っている。タイヤ7は両サ
イドリング4a、4bの軸方向内側に装着される。
いため、タイヤを装着するホイールリムを、多片リムと
して、タイヤの着脱を容易にしている。従来の多片リム
は、図9に示すように、バックフランジ部2、ガターバ
ンド部3を有する筒状のリムベース1、ガターバンド部
外周に装着されるビードシートバンド5、ビードシート
バンド5の軸方向とび出しを防止するロックリング6、
軸方向に移動可能ではあるがバックフランジ部2とビー
ドシートバンド5によって軸方向外側から支持されるサ
イドリング4a、4bから成っている。タイヤ7は両サ
イドリング4a、4bの軸方向内側に装着される。
【0003】図7、図8に示すように、バックフランジ
部2とサイドリング4aの接触面8、およびビードシー
トバンド5とサイドリング4bの接触面9は、それぞ
れ、リム軸芯と直交している。サイドリング4a、4b
の内径側には、サイドリング4a、4bの嵌入を容易に
するため、リム1、ビードシートバンド5との間に半径
方向隙間cが設けられている。
部2とサイドリング4aの接触面8、およびビードシー
トバンド5とサイドリング4bの接触面9は、それぞ
れ、リム軸芯と直交している。サイドリング4a、4b
の内径側には、サイドリング4a、4bの嵌入を容易に
するため、リム1、ビードシートバンド5との間に半径
方向隙間cが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多片リ
ムにおいては、サイドリング4a、4bの内径側にクリ
アランスcがあるため、また部品間の剛性の違いによっ
て、実働時に、部品相互間に微小な相対すべりが発生す
る。とくにクランプによって直接ハブにリブを取りつけ
るディマウンタブルリムの場合は、サイドリング4a、
4bとリム、ビードシートバンドとの間に半径方向、周
方向相対すべりが繰返し生じるため、両者の接触面にフ
レッティング疲労による亀裂が発生しやすい。また、タ
イヤからの側圧がサイドリング4a、4bにかかってサ
イドリング4a、4bが傾き、接触面の外周側端部に応
力が集中しやすいこと、またこの部分はバックフランジ
部の外周角部との接触部のため応力が集中しやすいこ
と、などのためにフレッティング疲労による亀裂が生じ
やすい。そして、いったん亀裂が発生した場合には、リ
ムの耐久性が著しく低下するという問題があった。
ムにおいては、サイドリング4a、4bの内径側にクリ
アランスcがあるため、また部品間の剛性の違いによっ
て、実働時に、部品相互間に微小な相対すべりが発生す
る。とくにクランプによって直接ハブにリブを取りつけ
るディマウンタブルリムの場合は、サイドリング4a、
4bとリム、ビードシートバンドとの間に半径方向、周
方向相対すべりが繰返し生じるため、両者の接触面にフ
レッティング疲労による亀裂が発生しやすい。また、タ
イヤからの側圧がサイドリング4a、4bにかかってサ
イドリング4a、4bが傾き、接触面の外周側端部に応
力が集中しやすいこと、またこの部分はバックフランジ
部の外周角部との接触部のため応力が集中しやすいこ
と、などのためにフレッティング疲労による亀裂が生じ
やすい。そして、いったん亀裂が発生した場合には、リ
ムの耐久性が著しく低下するという問題があった。
【0005】本発明の目的は、サイドリングとバックフ
ランジ部、ビードシートバンドとの相対すべりがあって
も、フレッティング疲労を低減できる多片リムを提供す
ることにある。
ランジ部、ビードシートバンドとの相対すべりがあって
も、フレッティング疲労を低減できる多片リムを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、次の多片リムによって達成される。 (1) バックフランジ部とガターバンド部を有するリ
ムベース、ビードシートバンド、ロックリング、および
サイドリングからなる多片リムにおいて、バックフラン
ジ部のサイドリングとの接触部の外周端に第1のチャン
ファを形成し、該第1のチャンファのリム軸芯と直交す
る面からのチャンファ角度θを5°以上、30°以下と
すると共に該第1のチャンファのリム半径方向脚長aを
1mm以上、3mm以下に設定したことを特徴とする多
片リム。 (2) ビードシートバンドのサイドリングとの接触部
の外周端に第2のチャンファを形成し、該第2のチャン
ファのリム軸芯と直交する面からのチャンファ角度θを
5°以上、30°以下とすると共に該第2のチャンファ
のリム半径方向脚長aを1mm以上、3mm以下に設定
した請求項1記載の多片リム。 (3) 前記第1のチャンファのチャンファ面に、5°
≦θ≦30°、1mm≦a≦3mmの範囲でR形状をも
たせた請求項1記載の多片リム。 (4) 前記第2のチャンファのチャンファ面に、5°
≦θ≦30°、1mm≦a≦3mmの範囲でR形状をも
たせた請求項2記載の多片リム。
れば、次の多片リムによって達成される。 (1) バックフランジ部とガターバンド部を有するリ
ムベース、ビードシートバンド、ロックリング、および
サイドリングからなる多片リムにおいて、バックフラン
ジ部のサイドリングとの接触部の外周端に第1のチャン
ファを形成し、該第1のチャンファのリム軸芯と直交す
る面からのチャンファ角度θを5°以上、30°以下と
すると共に該第1のチャンファのリム半径方向脚長aを
1mm以上、3mm以下に設定したことを特徴とする多
片リム。 (2) ビードシートバンドのサイドリングとの接触部
の外周端に第2のチャンファを形成し、該第2のチャン
ファのリム軸芯と直交する面からのチャンファ角度θを
5°以上、30°以下とすると共に該第2のチャンファ
のリム半径方向脚長aを1mm以上、3mm以下に設定
した請求項1記載の多片リム。 (3) 前記第1のチャンファのチャンファ面に、5°
≦θ≦30°、1mm≦a≦3mmの範囲でR形状をも
たせた請求項1記載の多片リム。 (4) 前記第2のチャンファのチャンファ面に、5°
≦θ≦30°、1mm≦a≦3mmの範囲でR形状をも
たせた請求項2記載の多片リム。
【0007】
【作用】上記(1)では、バックフランジ部の、サイド
リングとの接触部の外周端にチャンフアを設けたので、
角部による応力集中が低減され、サイドリングとリムと
の間に相対すべりがあっても、サイドリングのフレッテ
ィングによる亀裂発生が抑制される。上記(2)では、
ビードシートバンドの、サイドリングとの接触部の外周
端にチャンファを設けたので、角部による応力集中が低
減され、サイドリングとビードシートバンドとの間に相
対すべりがあっても、サイドリングの、フレッティング
による亀裂発生が抑制される。上記(3)では、(1)
においてチャンファを曲面に形成したので、角による応
力集中がさらに低減される。上記(4)では、(2)に
おいてチャンファを曲面に形成したので、角による応力
集中がさらに低減される。
リングとの接触部の外周端にチャンフアを設けたので、
角部による応力集中が低減され、サイドリングとリムと
の間に相対すべりがあっても、サイドリングのフレッテ
ィングによる亀裂発生が抑制される。上記(2)では、
ビードシートバンドの、サイドリングとの接触部の外周
端にチャンファを設けたので、角部による応力集中が低
減され、サイドリングとビードシートバンドとの間に相
対すべりがあっても、サイドリングの、フレッティング
による亀裂発生が抑制される。上記(3)では、(1)
においてチャンファを曲面に形成したので、角による応
力集中がさらに低減される。上記(4)では、(2)に
おいてチャンファを曲面に形成したので、角による応力
集中がさらに低減される。
【0008】
【実施例】図1〜図6は本発明の望ましい実施例の多片
リム10を示している。図6に示す如く、多片リム10
は、図9の従来多片リムで説明したと同じように、バッ
クフランジ部12とガターバンド部13を有するリムベ
ース11、ビードシートバンド15、ロックリング1
6、サイドリング14a、14bとから成る。リムベー
ス11は一体成形品であっても、中央で溶接されたもの
であってもよい。ビードシートバンド15とガターバン
ド部13との間にOリング120が介装され、タイヤ1
7内をシールしている。ロックリング16は周方向に1
ヶ所切れ目を有し、サイドリング14b、ビードシート
バンド15を軸方向にガターバンド部13外周側に挿入
した後に、ガターバンド部13の溝に係合される。ロッ
クリング16はタイヤ圧が、サイドリング14bを介し
てビードシートバンド15にかかったときに、ビードシ
ートバンド15がリム軸方向外方にとび出るのを防止す
る。バックフランジ部12、ビードシートバンド15の
外周部の段部121、122は、タイヤ17を外すとき
に治具をさし込むための段部である。各々のサイドリン
グ14a、14bの内径側には、従来と同様、嵌着を容
易にするために、半径方向隙間cが設けられている。
リム10を示している。図6に示す如く、多片リム10
は、図9の従来多片リムで説明したと同じように、バッ
クフランジ部12とガターバンド部13を有するリムベ
ース11、ビードシートバンド15、ロックリング1
6、サイドリング14a、14bとから成る。リムベー
ス11は一体成形品であっても、中央で溶接されたもの
であってもよい。ビードシートバンド15とガターバン
ド部13との間にOリング120が介装され、タイヤ1
7内をシールしている。ロックリング16は周方向に1
ヶ所切れ目を有し、サイドリング14b、ビードシート
バンド15を軸方向にガターバンド部13外周側に挿入
した後に、ガターバンド部13の溝に係合される。ロッ
クリング16はタイヤ圧が、サイドリング14bを介し
てビードシートバンド15にかかったときに、ビードシ
ートバンド15がリム軸方向外方にとび出るのを防止す
る。バックフランジ部12、ビードシートバンド15の
外周部の段部121、122は、タイヤ17を外すとき
に治具をさし込むための段部である。各々のサイドリン
グ14a、14bの内径側には、従来と同様、嵌着を容
易にするために、半径方向隙間cが設けられている。
【0009】図1に拡大して示すように、バックフラン
ジ部12とサイドリング14aとの接触面18は、リム
軸芯と直交している。バックフランジ部12には、接触
面18の外周端部にチャンファ20が形成されている。
チャンファ20は、リム軸芯と直交する面に対して、半
径方向外側に向ってリム軸方向外側に角度θ傾けられた
傾斜面を有している。この傾斜角θは、5°≦θ≦30
°の範囲に設定されている。また、チャンファ20の、
リム軸芯と直交方向の脚長aは、1mm≦a≦3mmに
設定されている。
ジ部12とサイドリング14aとの接触面18は、リム
軸芯と直交している。バックフランジ部12には、接触
面18の外周端部にチャンファ20が形成されている。
チャンファ20は、リム軸芯と直交する面に対して、半
径方向外側に向ってリム軸方向外側に角度θ傾けられた
傾斜面を有している。この傾斜角θは、5°≦θ≦30
°の範囲に設定されている。また、チャンファ20の、
リム軸芯と直交方向の脚長aは、1mm≦a≦3mmに
設定されている。
【0010】上記の5°、30°、1mm、3mmの数
値根拠は次の通りである。5°以上については、サイド
リング14aにタイヤ17等から側圧がかかってサイド
リング14aが傾いても、サイドリング側面がチャンフ
ァ20の外周角部に当たらないための条件である。30
°以下については、30°を超えるとチャンフア20内
周側の角度が直角角部に近づいてきてチャンファをつけ
た意義がうすれるからである。1mm以上については、
もしも1mmより小さいチャンファをつけても外周角度
が直角に近づいてしまって、チャンファをつけた意義が
うすれるからである。3mm以下については、3mmよ
り大にすると、荷重受面が少なくなって平均面圧が上っ
てしまうからである。このような範囲に設定されたチャ
ンファによって、図5に示す如く、最大面圧がチャンフ
ァなしの場合に比べてチャンファ有りの場合は7割以下
になる。
値根拠は次の通りである。5°以上については、サイド
リング14aにタイヤ17等から側圧がかかってサイド
リング14aが傾いても、サイドリング側面がチャンフ
ァ20の外周角部に当たらないための条件である。30
°以下については、30°を超えるとチャンフア20内
周側の角度が直角角部に近づいてきてチャンファをつけ
た意義がうすれるからである。1mm以上については、
もしも1mmより小さいチャンファをつけても外周角度
が直角に近づいてしまって、チャンファをつけた意義が
うすれるからである。3mm以下については、3mmよ
り大にすると、荷重受面が少なくなって平均面圧が上っ
てしまうからである。このような範囲に設定されたチャ
ンファによって、図5に示す如く、最大面圧がチャンフ
ァなしの場合に比べてチャンファ有りの場合は7割以下
になる。
【0011】同様に、図2に拡大して示すように、ビー
ドシートバンド15とサイドリング14bとの接触面1
9は、リム軸芯と直交している。ビードシートバンド1
5には、接触面19a外周端部にチャンファ21が形成
されている。チャンファ21は、リム軸芯と直交する面
に対して、半径方向外方に向ってリム軸方向外側に角度
θ傾けられた傾斜面を有している。この傾斜角θは、5
°≦θ≦30°の範囲に設定されている。また、チャン
ファ21のリム軸芯と直交方向の脚長aは、1mm≦a
≦3mmに設定されている。チャンファ21の5°、3
0°、1mm、3mmの数値根拠は、チャンファ20の
それぞれの数値根拠と同じである。
ドシートバンド15とサイドリング14bとの接触面1
9は、リム軸芯と直交している。ビードシートバンド1
5には、接触面19a外周端部にチャンファ21が形成
されている。チャンファ21は、リム軸芯と直交する面
に対して、半径方向外方に向ってリム軸方向外側に角度
θ傾けられた傾斜面を有している。この傾斜角θは、5
°≦θ≦30°の範囲に設定されている。また、チャン
ファ21のリム軸芯と直交方向の脚長aは、1mm≦a
≦3mmに設定されている。チャンファ21の5°、3
0°、1mm、3mmの数値根拠は、チャンファ20の
それぞれの数値根拠と同じである。
【0012】バックフランジ部12のチャンファは、図
3に示すように、上記5°≦θ≦30°、1mm≦a≦
3mmの範囲において、曲面20´から形成されてもよ
く、その場合でも同様の応力集中低減効果が得られる。
同様に、ビードシートバンド15のチャンファは、図4
に示すように、上記5°≦θ≦30°、1mm≦a≦3
mmの範囲において、曲面21´から形成されてもよ
く、その場合でも、同様の応力集中低減効果が得られ
る。
3に示すように、上記5°≦θ≦30°、1mm≦a≦
3mmの範囲において、曲面20´から形成されてもよ
く、その場合でも同様の応力集中低減効果が得られる。
同様に、ビードシートバンド15のチャンファは、図4
に示すように、上記5°≦θ≦30°、1mm≦a≦3
mmの範囲において、曲面21´から形成されてもよ
く、その場合でも、同様の応力集中低減効果が得られ
る。
【0013】つぎに、作用を説明する。タイヤ17に内
圧がかかり、またタイヤ17に接地圧がかかると、それ
と接触しているサイドリング14a、14bに軸方向
力、半径方向力がかかる。接地圧による半径方向力は車
輪の回転に応じて繰返しかかる。このとき、各部品の剛
性の違い、半径方向隙間cによって、部品間に相対すべ
りが生じる。しかし、本発明の多片リムでは、バックフ
ランジ部12と、ビードシートバンド15のそれぞれの
外周端角部にチャンファ20、21が設けられているの
で、サイドリング14a、14bとの接触面18、19
の最大面圧は、チャンファが無い場合に比べて7割以下
に低減され、集中応力下のフレッティングによるバック
フランジ12とビードシートバンド15の亀裂発生が防
止、または軽減され、耐久性と信頼性が向上される。
圧がかかり、またタイヤ17に接地圧がかかると、それ
と接触しているサイドリング14a、14bに軸方向
力、半径方向力がかかる。接地圧による半径方向力は車
輪の回転に応じて繰返しかかる。このとき、各部品の剛
性の違い、半径方向隙間cによって、部品間に相対すべ
りが生じる。しかし、本発明の多片リムでは、バックフ
ランジ部12と、ビードシートバンド15のそれぞれの
外周端角部にチャンファ20、21が設けられているの
で、サイドリング14a、14bとの接触面18、19
の最大面圧は、チャンファが無い場合に比べて7割以下
に低減され、集中応力下のフレッティングによるバック
フランジ12とビードシートバンド15の亀裂発生が防
止、または軽減され、耐久性と信頼性が向上される。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、バックフラン
ジ部の外周端部にチャンファを設けたので、サイドリン
グとの接触面の応力集中が緩和され、バックフランジの
フィレッティング疲労が低減される。請求項2の発明に
よれば、ビードシートバンドの外周端部にチャンファを
設けたので、サイドリングとの接触面の応力集中が緩和
され、ビードシートバンドのフレッティング疲労が低減
される。請求項3の発明によれば、チャンファを曲面と
しても請求項1の発明による効果と同様の効果が得られ
る。請求項4の発明によれば、チャンファを曲面として
も請求項2の発明による効果と同様の効果が得られる。
ジ部の外周端部にチャンファを設けたので、サイドリン
グとの接触面の応力集中が緩和され、バックフランジの
フィレッティング疲労が低減される。請求項2の発明に
よれば、ビードシートバンドの外周端部にチャンファを
設けたので、サイドリングとの接触面の応力集中が緩和
され、ビードシートバンドのフレッティング疲労が低減
される。請求項3の発明によれば、チャンファを曲面と
しても請求項1の発明による効果と同様の効果が得られ
る。請求項4の発明によれば、チャンファを曲面として
も請求項2の発明による効果と同様の効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例に係る多片リムの一方のサイ
ドリングとその近傍の拡大断面図である。
ドリングとその近傍の拡大断面図である。
【図2】図1の多片リムの他方のサイドリングとその近
傍の拡大断面図である。
傍の拡大断面図である。
【図3】曲面のチャンファをもつバックフランジ部の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】曲面のチャンファをもつビードシートバンドの
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図5】バックフランジの、サイドリングとの接触面の
応力分布図である。
応力分布図である。
【図6】図1の多片リムのリム部の全体断面図である。
【図7】従来の多片リムの一方のサイドリングとその近
傍の拡大断面図である。
傍の拡大断面図である。
【図8】図4の多片リムの他方のサイドリングとその近
傍の拡大断面図である。
傍の拡大断面図である。
【図9】図4の多片リムのリム部の全体断面図である。
11 リムベース 12 バックフランジ 13 ガターバンド部 14a サイドリング 14b サイドリング 15 ビードシートバンド 16 ロックリング 17 タイヤ 18 接触面 19 接触面 20 チャンファ 20´ 曲面をもつチャンファ 21 チャンファ 21´ 曲面をもつチャンファ
Claims (4)
- 【請求項1】 バックフランジ部とガターバンド部を有
するリムベース、ビードシートバンド、ロックリング、
およびサイドリングからなる多片リムにおいて、バック
フランジ部のサイドリングとの接触部の外周端に第1の
チャンファを形成し、該第1のチャンファのリム軸芯と
直交する面からのチャンファ角度θを5°以上、30°
以下とすると共に該第1のチャンファのリム半径方向脚
長aを1mm以上、3mm以下に設定したことを特徴と
する多片リム。 - 【請求項2】 ビードシートバンドのサイドリングとの
接触部の外周端に第2のチャンファを形成し、該第2の
チュンファのリム軸芯と直交する面からのチャンファ角
度θを5°以上、30°以下とすると共に該第2のチャ
ンファのリム半径方向脚長aを1mm以上、3mm以下
に設定した請求項1記載の多片リム。 - 【請求項3】 前記第1のチャンファのチャンファ面
に、5°≦θ≦30°、1mm≦a≦3mmの範囲でR
形状をもたせた請求項1記載の多片リム。 - 【請求項4】 前記第2のチャンファのチャンファ面
に、5°≦θ≦30°、1mm≦a≦3mmの範囲でR
形状をもたせた請求項2記載の多片リム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27871793A JPH07132702A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 多片リム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27871793A JPH07132702A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 多片リム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132702A true JPH07132702A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17601218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27871793A Pending JPH07132702A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 多片リム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07132702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090985A1 (en) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | Terex Corporation | Unitized hub and rim for off-road vehicles |
US10464372B2 (en) | 2012-09-20 | 2019-11-05 | Gkn Armstrong Wheels, Inc. | Lock ring spreader |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP27871793A patent/JPH07132702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090985A1 (en) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | Terex Corporation | Unitized hub and rim for off-road vehicles |
US10464372B2 (en) | 2012-09-20 | 2019-11-05 | Gkn Armstrong Wheels, Inc. | Lock ring spreader |
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