JPH07131912A - ケーブルコロ - Google Patents
ケーブルコロInfo
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- JPH07131912A JPH07131912A JP27367093A JP27367093A JPH07131912A JP H07131912 A JPH07131912 A JP H07131912A JP 27367093 A JP27367093 A JP 27367093A JP 27367093 A JP27367093 A JP 27367093A JP H07131912 A JPH07131912 A JP H07131912A
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- Japan
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- cable
- roller
- cable roller
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- feed roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 敷設されるケーブルが、ケーブルコロの送り
ローラの取付け位置に対し高すぎた(或いは、低すぎ
た)ときにも、送りローラの外周面をケーブルに当接さ
せることができるケーブルコロの提供。 【構成】 ケーブルコロ10は、夫々送りローラ21、
22、23を備えたケーブルコロ本体11、12、13
が順次連結された三連ケーブルコロであり、各ケーブル
コロ本体を形成するプレート(11R、11L・・)に
は、ケーブルコロ本体11、12、13に対する送りロ
ーラ21、22、23の取付け位置を上下方向において
可変とするために、上下関係を有する複数の送りローラ
取付け用の孔部(11e、11f....)が形成され
ている。
ローラの取付け位置に対し高すぎた(或いは、低すぎ
た)ときにも、送りローラの外周面をケーブルに当接さ
せることができるケーブルコロの提供。 【構成】 ケーブルコロ10は、夫々送りローラ21、
22、23を備えたケーブルコロ本体11、12、13
が順次連結された三連ケーブルコロであり、各ケーブル
コロ本体を形成するプレート(11R、11L・・)に
は、ケーブルコロ本体11、12、13に対する送りロ
ーラ21、22、23の取付け位置を上下方向において
可変とするために、上下関係を有する複数の送りローラ
取付け用の孔部(11e、11f....)が形成され
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル敷設時に使用
するケーブルコロに関する。
するケーブルコロに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブル等を所定の敷設経路に敷設する
際には、ケーブルコロが用いられる。具体的に説明する
と、ケーブル敷設用管路、ケーブル暗渠、或いは、ケー
ブルラック等のケーブル敷設経路にケーブルを敷設する
場合、ケーブルの先端にガイドワイヤ或いはロープを取
付け、このガイドワイヤ等を敷設経路の出口側からウイ
ンチ等で引っ張ることにより、ケーブルを順次敷設経路
の入口側から送り出し、これを敷設経路に敷設する。こ
のようなケーブル敷設作業においては、敷設距離が長い
ときには、ガイドワイヤ及びケーブル等を敷設経路内で
円滑に移動させ、ケーブルの被覆等が損傷を受けないよ
うにするために、ケーブル敷設経路にケーブル送りロー
ラを備えたケーブルコロを配置する。即ち、このケーブ
ル送りローラにガイドワイヤ或いはケーブル等を載置し
て、ガイドケーブル或いはケーブル等をケーブル敷設経
路の終点側に設置したウインチ等で引っ張り、ケーブル
の敷設を行う。又、ケーブル敷設経路中で、ケーブルC
の進行方向が変わる部分でも、この様なケーブルコロが
使用される。
際には、ケーブルコロが用いられる。具体的に説明する
と、ケーブル敷設用管路、ケーブル暗渠、或いは、ケー
ブルラック等のケーブル敷設経路にケーブルを敷設する
場合、ケーブルの先端にガイドワイヤ或いはロープを取
付け、このガイドワイヤ等を敷設経路の出口側からウイ
ンチ等で引っ張ることにより、ケーブルを順次敷設経路
の入口側から送り出し、これを敷設経路に敷設する。こ
のようなケーブル敷設作業においては、敷設距離が長い
ときには、ガイドワイヤ及びケーブル等を敷設経路内で
円滑に移動させ、ケーブルの被覆等が損傷を受けないよ
うにするために、ケーブル敷設経路にケーブル送りロー
ラを備えたケーブルコロを配置する。即ち、このケーブ
ル送りローラにガイドワイヤ或いはケーブル等を載置し
て、ガイドケーブル或いはケーブル等をケーブル敷設経
路の終点側に設置したウインチ等で引っ張り、ケーブル
の敷設を行う。又、ケーブル敷設経路中で、ケーブルC
の進行方向が変わる部分でも、この様なケーブルコロが
使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブルコロ
は、送りローラのケーブルコロ本体に対する取付け位置
を変更することができないので、敷設されるケーブルが
送りローラの外周面の上方域にくるときには、送りロー
ラの外周面がケーブルに当接できないという問題があっ
た。この問題を3つのケーブルコロが互いに回動自在に
連結されている、所謂三連ケーブルコロ(図5参照)を
例に、具体的に説明する。この種の三連ケーブルコロ
は、それぞれが送りローラ101、102、103を備
えたケーブルコロ本体111、112、113が、連結
部114、115において、ボルトにより締結され、且
つ、ボルトを中心に相対的に回動自在に連結されてい
る。このような三連ケーブルコロ100を、マンホール
の出口に設置して使用するときには、図6に示すよう
に、3つのケーブルコロ本体の内の2つ、即ち、ケーブ
ルコロ本体111、112を路面に水平に設置し、3つ
目のケーブルコロ本体113をマンホールMの内周面上
に垂直に設置する。そして、各ケーブルコロ本体11
1、112、113に取付けられた送りローラ101、
102、103の外周面にケーブルCを当接させなが
ら、該ケーブルCをウインチWで巻取る。
は、送りローラのケーブルコロ本体に対する取付け位置
を変更することができないので、敷設されるケーブルが
送りローラの外周面の上方域にくるときには、送りロー
ラの外周面がケーブルに当接できないという問題があっ
た。この問題を3つのケーブルコロが互いに回動自在に
連結されている、所謂三連ケーブルコロ(図5参照)を
例に、具体的に説明する。この種の三連ケーブルコロ
は、それぞれが送りローラ101、102、103を備
えたケーブルコロ本体111、112、113が、連結
部114、115において、ボルトにより締結され、且
つ、ボルトを中心に相対的に回動自在に連結されてい
る。このような三連ケーブルコロ100を、マンホール
の出口に設置して使用するときには、図6に示すよう
に、3つのケーブルコロ本体の内の2つ、即ち、ケーブ
ルコロ本体111、112を路面に水平に設置し、3つ
目のケーブルコロ本体113をマンホールMの内周面上
に垂直に設置する。そして、各ケーブルコロ本体11
1、112、113に取付けられた送りローラ101、
102、103の外周面にケーブルCを当接させなが
ら、該ケーブルCをウインチWで巻取る。
【0004】ここで、ウインチWによるケーブルの巻取
り位置は、通常、ケーブルコロ100が設置される路面
よりも高い位置となるため、地上でケーブルCは、路面
に対し一定の傾斜角を取りながら、マンホールMの出口
からウインチWの方向に引かれていくことになる。この
傾斜角が大きいときには、ケーブルCが、マンホール側
の送りローラ102の外周面には当接するが、ウインチ
W側の送りローラ101の外周面には当接しなくなるこ
とがある。このような場合、マンホールM側の送りロー
ラ102に大きな負担がかかり、ケーブルCの円滑な敷
設に支障をきたすことになる。本発明は上記のような問
題点に鑑みてなされたものであり、ケーブルCが通過す
る高さが、送りローラの通常取付け位置に対して高すぎ
た(或いは、低すぎた)ときでも、各送りローラの外周
面をケーブルCに当接させ、ケーブルCの敷設を円滑に
行うことができるケーブルコロを提供することを目的と
する。
り位置は、通常、ケーブルコロ100が設置される路面
よりも高い位置となるため、地上でケーブルCは、路面
に対し一定の傾斜角を取りながら、マンホールMの出口
からウインチWの方向に引かれていくことになる。この
傾斜角が大きいときには、ケーブルCが、マンホール側
の送りローラ102の外周面には当接するが、ウインチ
W側の送りローラ101の外周面には当接しなくなるこ
とがある。このような場合、マンホールM側の送りロー
ラ102に大きな負担がかかり、ケーブルCの円滑な敷
設に支障をきたすことになる。本発明は上記のような問
題点に鑑みてなされたものであり、ケーブルCが通過す
る高さが、送りローラの通常取付け位置に対して高すぎ
た(或いは、低すぎた)ときでも、各送りローラの外周
面をケーブルCに当接させ、ケーブルCの敷設を円滑に
行うことができるケーブルコロを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1の発明は、ケーブルを送るための送りロ
ーラと、該送りローラが回転自在に取付けられるケーブ
ルコロ本体とを備えたケーブルコロを前提として、該ケ
ーブルコロ本体に対する送りローラの取付け位置を上下
方向に変更させる取付け位置変更手段を前記ケーブルコ
ロ本体に設けたケーブルコロを提供する。又、本願の第
2の発明は、前記取付け位置変更手段が、ケーブルコロ
本体に上下関係を有して形成された複数個の孔部である
ケーブルコロを提供する。更に、本願の第3の発明は、
前記ケーブルコロが、それぞれ送りローラを備えた複数
のケーブルコロ本体を連結部を中心に相対的に回動自在
に連結した連結式ケーブルコロであるケーブルコロを提
供する。加えて、本願の第4の発明は、前記連結式ケー
ブルコロが、第1乃至第3のケーブルコロ本体を順次連
結してなる三連ケーブルコロであり、前記第1ケーブル
コロ本体に取付けられている第1送りローラと前記第2
ケーブルコロ本体に取付けられた第2送りローラとの間
隔が、前記第2送りローラと前記第3ケーブルコロ本体
に取付けられた第3送りローラとの間隔より小であるケ
ーブルコロを提供する。
に、本願の第1の発明は、ケーブルを送るための送りロ
ーラと、該送りローラが回転自在に取付けられるケーブ
ルコロ本体とを備えたケーブルコロを前提として、該ケ
ーブルコロ本体に対する送りローラの取付け位置を上下
方向に変更させる取付け位置変更手段を前記ケーブルコ
ロ本体に設けたケーブルコロを提供する。又、本願の第
2の発明は、前記取付け位置変更手段が、ケーブルコロ
本体に上下関係を有して形成された複数個の孔部である
ケーブルコロを提供する。更に、本願の第3の発明は、
前記ケーブルコロが、それぞれ送りローラを備えた複数
のケーブルコロ本体を連結部を中心に相対的に回動自在
に連結した連結式ケーブルコロであるケーブルコロを提
供する。加えて、本願の第4の発明は、前記連結式ケー
ブルコロが、第1乃至第3のケーブルコロ本体を順次連
結してなる三連ケーブルコロであり、前記第1ケーブル
コロ本体に取付けられている第1送りローラと前記第2
ケーブルコロ本体に取付けられた第2送りローラとの間
隔が、前記第2送りローラと前記第3ケーブルコロ本体
に取付けられた第3送りローラとの間隔より小であるケ
ーブルコロを提供する。
【0006】
【作用】前記第1乃至第4の発明によれば、敷設するケ
ーブルの位置(高さ)に応じて、送りローラの外周面が
ケーブルに当接するようにケーブルコロ本体に対する送
りローラの取付け位置を上下方向に変化させることがで
きる。
ーブルの位置(高さ)に応じて、送りローラの外周面が
ケーブルに当接するようにケーブルコロ本体に対する送
りローラの取付け位置を上下方向に変化させることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は、本発明の1実施例のケーブルコ
ロ10を示す。ケーブルコロ10は、それぞれが送りロ
ーラ21、22、23を備えた3つのケーブルコロ本
体、即ち、第1乃至第3ケーブルコロ本体11、12、
13が、順次連結された所謂三連ケーブルコロである。
このケーブルコロ10は、基本的には、図5に示す従来
型のケーブルコロ100と同様の構成を有し、ケーブル
コロ本体は、隣接するケーブルコロ本体に対し相対的に
回動自在になっている。各ケーブルコロ本体11、1
2、13は、それぞれ対となる略三角形のプレート11
R、11Lと、12R、12Lと、13R、13Lを備
える。各プレートは、中央に位置する第2ケーブルコロ
本体を構成するプレート12R、12Lの第1ケーブル
コロ本体側の角が切り欠かれた形状となっている(図1
参照)点を除き、基本的には、同一形状を有する。従っ
て、各プレートを形成する際の部品の共通化が可能とな
る。このプレート11Rの下方両端部には連結用孔部3
1a、31bが形成されている。同様に、プレート11
Lには連結用孔部31c、31dが、プレート12Rに
は連結用孔部32a、32bが、プレート12Lには連
結用孔部32c、32dが、プレート13Rには連結用
孔部33a、33bが、プレート13Lには連結用孔部
33c、33dが形成されている。
する。図1及び図2は、本発明の1実施例のケーブルコ
ロ10を示す。ケーブルコロ10は、それぞれが送りロ
ーラ21、22、23を備えた3つのケーブルコロ本
体、即ち、第1乃至第3ケーブルコロ本体11、12、
13が、順次連結された所謂三連ケーブルコロである。
このケーブルコロ10は、基本的には、図5に示す従来
型のケーブルコロ100と同様の構成を有し、ケーブル
コロ本体は、隣接するケーブルコロ本体に対し相対的に
回動自在になっている。各ケーブルコロ本体11、1
2、13は、それぞれ対となる略三角形のプレート11
R、11Lと、12R、12Lと、13R、13Lを備
える。各プレートは、中央に位置する第2ケーブルコロ
本体を構成するプレート12R、12Lの第1ケーブル
コロ本体側の角が切り欠かれた形状となっている(図1
参照)点を除き、基本的には、同一形状を有する。従っ
て、各プレートを形成する際の部品の共通化が可能とな
る。このプレート11Rの下方両端部には連結用孔部3
1a、31bが形成されている。同様に、プレート11
Lには連結用孔部31c、31dが、プレート12Rに
は連結用孔部32a、32bが、プレート12Lには連
結用孔部32c、32dが、プレート13Rには連結用
孔部33a、33bが、プレート13Lには連結用孔部
33c、33dが形成されている。
【0008】更に、各プレートには、送りローラを取付
けるための孔部が形成されている。即ち、プレート11
Rには孔部11e、11fが、プレート11Rには孔部
11e、11fが、プレート11Lには孔部11g、1
1hが、プレート12Rには孔部12e、12fが、プ
レート12Lには孔部12g、12hが、プレート13
Rには孔部13e、13fが、プレート13Lには孔部
13g、13hが夫々形成されている。これらの孔部の
形成位置は、全てのプレートに共通する。即ち、各プレ
ートにおいて、第1の孔部11e、11g、12e、1
2g、13e、13gが、中央部やや上方に形成されて
おり、第2の孔部11f、11h、12f、12h、1
3f、13hが、前記第1の孔部の上方に所定間隔をも
って形成されている。又、一方側のプレート11R、1
2R、13Rと、対となるプレート11L、12L、1
3Lとは、その下部において連結プレート41、42、
43によって互いに連結されている。これらの連結プレ
ート41、42、43には、ケーブルコロ10を梯子状
のケーブルラックに取付け際に使用するネジ孔41a、
42a、43aが、夫々、形成されている。更に、プレ
ート11Rの連結用孔部31aとプレート11Lの連結
用孔部31cとの間には連結棒61が、プレート31R
の連結用孔部31bとプレート31Lの連結用孔部31
dとの間には連結棒62が取付けられている。
けるための孔部が形成されている。即ち、プレート11
Rには孔部11e、11fが、プレート11Rには孔部
11e、11fが、プレート11Lには孔部11g、1
1hが、プレート12Rには孔部12e、12fが、プ
レート12Lには孔部12g、12hが、プレート13
Rには孔部13e、13fが、プレート13Lには孔部
13g、13hが夫々形成されている。これらの孔部の
形成位置は、全てのプレートに共通する。即ち、各プレ
ートにおいて、第1の孔部11e、11g、12e、1
2g、13e、13gが、中央部やや上方に形成されて
おり、第2の孔部11f、11h、12f、12h、1
3f、13hが、前記第1の孔部の上方に所定間隔をも
って形成されている。又、一方側のプレート11R、1
2R、13Rと、対となるプレート11L、12L、1
3Lとは、その下部において連結プレート41、42、
43によって互いに連結されている。これらの連結プレ
ート41、42、43には、ケーブルコロ10を梯子状
のケーブルラックに取付け際に使用するネジ孔41a、
42a、43aが、夫々、形成されている。更に、プレ
ート11Rの連結用孔部31aとプレート11Lの連結
用孔部31cとの間には連結棒61が、プレート31R
の連結用孔部31bとプレート31Lの連結用孔部31
dとの間には連結棒62が取付けられている。
【0009】更に、隣接するケーブルコロ本体同志は、
従来の連結式ケーブルコロと同様に各プレートに形成さ
れた連結用孔部を整合させ、この整合した孔部にボルト
を挿通し、ボルト締めすることによって、相対的に回動
自在に連結されている。通常、各送りローラ21、2
2、23は、このように形成された三連式のケーブルコ
ロ本体の各プレートに形成された下側の孔部、即ち、第
1孔部、例えば孔部11e、11g、を利用して、ボル
ト・ナットによりケーブルコロ本体に回転自在に取付け
られている。従って、各送りローラ21、22、23
は、図1に実線及び点線で示す位置にある。もし、この
とき、図示しないケーブルCが、各送りローラ21、2
2、23のの取付位置に対して高すぎる位置を通過して
おり、該ローラの外周面がこれに当接できない場合に
は、1又はそれ以上の送りローラを取付けているボルト
・ナットを、上側の孔部、即ち、第2孔部(例えば11
f、11h)に付け替え、送りローラの取付け位置を図
1に二点鎖線で示す位置に変更する。この取付け位置の
変更により、ケーブルCを送りローラの外周面にん適切
に当接させることができる。
従来の連結式ケーブルコロと同様に各プレートに形成さ
れた連結用孔部を整合させ、この整合した孔部にボルト
を挿通し、ボルト締めすることによって、相対的に回動
自在に連結されている。通常、各送りローラ21、2
2、23は、このように形成された三連式のケーブルコ
ロ本体の各プレートに形成された下側の孔部、即ち、第
1孔部、例えば孔部11e、11g、を利用して、ボル
ト・ナットによりケーブルコロ本体に回転自在に取付け
られている。従って、各送りローラ21、22、23
は、図1に実線及び点線で示す位置にある。もし、この
とき、図示しないケーブルCが、各送りローラ21、2
2、23のの取付位置に対して高すぎる位置を通過して
おり、該ローラの外周面がこれに当接できない場合に
は、1又はそれ以上の送りローラを取付けているボルト
・ナットを、上側の孔部、即ち、第2孔部(例えば11
f、11h)に付け替え、送りローラの取付け位置を図
1に二点鎖線で示す位置に変更する。この取付け位置の
変更により、ケーブルCを送りローラの外周面にん適切
に当接させることができる。
【0010】このことを、本実施例のケーブルコロ10
を図6に示すような態様で使用した場合を例に説明す
る。上述したように、従来型のケーブルコロ100をマ
ンホールの開口部に設置した場合、ケーブルCが地面に
対しある傾斜角でウインチWに巻き取られていくため、
傾斜角によっては、ウインチW側の送りローラ111の
外周面にケーブルCが当接しないことが起こりうる。こ
のようなとき、本実施例のケーブルコロ10では、ウイ
ンチ側に位置する送りローラの取付け位置を、図6の中
に二点鎖線で示す上方位置に変更することにより、ケー
ブルをウインチ側の送りローラの外周面にも当接させる
ことが可能となる。次に、本発明のケーブルコロ50を
梯子状のケーブルラックに取付けた使用状態を説明す
る。このケーブルコロ50は、3つの送りローラの間隔
が均等である点を除き、第1実施例のケーブルコロ10
と同一である。図4に示すような梯子状のケーブルラッ
ク60上にケーブルCを敷設する際にも、ケーブル敷設
経路上にケーブルコロ50を設置して行う。このとき、
ケーブルコロ50は、取付具51を介してケーブルラッ
ク60の桟Lに取付けられる。図3から明らかなよう
に、取付具51は、細長い板状体を長手方向に折り曲げ
て形成された長方形の横断面を有する筒状であり、その
上側面中央には、取付具51の全長に亘って長手方向に
延びる、開口部51aが形成されている。又、該取付具
51の裏側面には、横断面L字状の取付部51b、51
bが2つ取付けられている。この取付部51bは、ケー
ブルラック50の桟Lに対し、横方向から係合し、この
とき、L字型の下側部分が桟Lの下側に位置するように
なっている。更に、このL字型の下側部分には、ネジ孔
51cが形成されている。又、2つの取付部51b、5
1bは、隣接するケーブルラック50の桟L、Lの間の
距離と同じ距離だけ離れている。従って、取付具51を
隣接する2本の桟L、L(例えば、図4の桟L4、L
5)に掛け渡すと、2つの取付部51b、51bがこれ
らの桟L、Lと夫々係合することになる。
を図6に示すような態様で使用した場合を例に説明す
る。上述したように、従来型のケーブルコロ100をマ
ンホールの開口部に設置した場合、ケーブルCが地面に
対しある傾斜角でウインチWに巻き取られていくため、
傾斜角によっては、ウインチW側の送りローラ111の
外周面にケーブルCが当接しないことが起こりうる。こ
のようなとき、本実施例のケーブルコロ10では、ウイ
ンチ側に位置する送りローラの取付け位置を、図6の中
に二点鎖線で示す上方位置に変更することにより、ケー
ブルをウインチ側の送りローラの外周面にも当接させる
ことが可能となる。次に、本発明のケーブルコロ50を
梯子状のケーブルラックに取付けた使用状態を説明す
る。このケーブルコロ50は、3つの送りローラの間隔
が均等である点を除き、第1実施例のケーブルコロ10
と同一である。図4に示すような梯子状のケーブルラッ
ク60上にケーブルCを敷設する際にも、ケーブル敷設
経路上にケーブルコロ50を設置して行う。このとき、
ケーブルコロ50は、取付具51を介してケーブルラッ
ク60の桟Lに取付けられる。図3から明らかなよう
に、取付具51は、細長い板状体を長手方向に折り曲げ
て形成された長方形の横断面を有する筒状であり、その
上側面中央には、取付具51の全長に亘って長手方向に
延びる、開口部51aが形成されている。又、該取付具
51の裏側面には、横断面L字状の取付部51b、51
bが2つ取付けられている。この取付部51bは、ケー
ブルラック50の桟Lに対し、横方向から係合し、この
とき、L字型の下側部分が桟Lの下側に位置するように
なっている。更に、このL字型の下側部分には、ネジ孔
51cが形成されている。又、2つの取付部51b、5
1bは、隣接するケーブルラック50の桟L、Lの間の
距離と同じ距離だけ離れている。従って、取付具51を
隣接する2本の桟L、L(例えば、図4の桟L4、L
5)に掛け渡すと、2つの取付部51b、51bがこれ
らの桟L、Lと夫々係合することになる。
【0011】この状態で、各取付部51bのネジ孔51
cにネジS1を螺合し、該ネジSの先端を桟Lの下側面
に当接させ、桟Lの上側面を取付具51に向けて押圧さ
せることにより、取付具51を桟Lに固定する。このと
き、取付具51の取付部51bは、図3中に矢印で示す
ウインチ方向に向かって、桟に係合させる。次いで、ケ
ーブルコロ50を取付具51上に載置し、ネジ孔52a
が形成された取付板52(図3参照)を、取付部51内
に配置する。このとき、ネジ孔52aと、取付部51の
開口部51aと、ケーブルコロ50の連結板53に形成
された孔部53aとが整合するようにする。次いで、ケ
ーブルコロ50側からこの整合した孔部等にネジS2を
挿通し、該ネジS2を取付板52のネジ孔52aに螺合
する。この螺合により、取付部51の開口部51aの周
辺領域が、取付板52と連結板53との間で挟持され、
ケーブルコロ50は取付具51に対して固定される(図
3)。その結果、ケーブルコロ50は、取付具51を介
してケーブルラック60に固定される(図4)。又、上
記使用態様では、取付板52は1枚しか用いられていな
いが、2枚以上用いてもよい。更に、ケーブルラック6
0の屈曲部Aにケーブルコロ50’を取付けるときに
は、ケーブルラック60の屈曲部Aに隣接する2本の桟
L1、L2に亘って取付具51’を固定し、この取付具
51’に対して、ケーブルコロ50’を屈曲部方向にず
らした状態で取付けることになる(図4)。
cにネジS1を螺合し、該ネジSの先端を桟Lの下側面
に当接させ、桟Lの上側面を取付具51に向けて押圧さ
せることにより、取付具51を桟Lに固定する。このと
き、取付具51の取付部51bは、図3中に矢印で示す
ウインチ方向に向かって、桟に係合させる。次いで、ケ
ーブルコロ50を取付具51上に載置し、ネジ孔52a
が形成された取付板52(図3参照)を、取付部51内
に配置する。このとき、ネジ孔52aと、取付部51の
開口部51aと、ケーブルコロ50の連結板53に形成
された孔部53aとが整合するようにする。次いで、ケ
ーブルコロ50側からこの整合した孔部等にネジS2を
挿通し、該ネジS2を取付板52のネジ孔52aに螺合
する。この螺合により、取付部51の開口部51aの周
辺領域が、取付板52と連結板53との間で挟持され、
ケーブルコロ50は取付具51に対して固定される(図
3)。その結果、ケーブルコロ50は、取付具51を介
してケーブルラック60に固定される(図4)。又、上
記使用態様では、取付板52は1枚しか用いられていな
いが、2枚以上用いてもよい。更に、ケーブルラック6
0の屈曲部Aにケーブルコロ50’を取付けるときに
は、ケーブルラック60の屈曲部Aに隣接する2本の桟
L1、L2に亘って取付具51’を固定し、この取付具
51’に対して、ケーブルコロ50’を屈曲部方向にず
らした状態で取付けることになる(図4)。
【0012】このように、ケーブルコロ50、50’を
ケーブルラック上に取付けたときにも、上記第1実施例
の場合同様、ケーブルCの高さに応じて、送りローラの
上下方向の位置を適宜変化させて、送りローラの外周面
をケーブルCに当接させることができる。
ケーブルラック上に取付けたときにも、上記第1実施例
の場合同様、ケーブルCの高さに応じて、送りローラの
上下方向の位置を適宜変化させて、送りローラの外周面
をケーブルCに当接させることができる。
【0013】
【効果】以上詳述した本発明によれば、ケーブルが通過
する高さが送りローラに対し高すぎたとしても、送りロ
ーラの高さを変化させ、各送りローラの外周をケーブル
に当接させ、ケーブルの敷設を円滑に行うことができる
ケーブルコロが提供できる。
する高さが送りローラに対し高すぎたとしても、送りロ
ーラの高さを変化させ、各送りローラの外周をケーブル
に当接させ、ケーブルの敷設を円滑に行うことができる
ケーブルコロが提供できる。
【図1】本発明の1実施例のケーブルコロの側面図
【図2】図1のケーブルコロの平面図
【図3】本発明の他実施例のケーブルコロのケーブルラ
ックへの取付けを説明する説明図
ックへの取付けを説明する説明図
【図4】図3のケーブルコロをケーブルラックに取付け
た状態を概略的に示す斜視図
た状態を概略的に示す斜視図
【図5】先行技術の三連式ケーブルコロの斜視図
【図6】図5のケーブルコロをケーブルの敷設に用いた
様子を示す概略図
様子を示す概略図
10 ケーブルコロ 11 第1ケーブルコロ本体 12 第2ケーブルコロ本体 13 第3ケーブルコロ本体 11e 第1孔部 11f 第2孔部 12e 第1孔部 12f 第2孔部 13e 第1孔部 13f 第2孔部 21 送りローラ 22 送りローラ 23 送りローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーブルを送るための送りローラと、該
送りローラが回転時自在に取付けられるケーブルコロ本
体とを備えたケーブルコロであって、 該ケーブルコロ本体に対する前記送りローラの取付け位
置を上下方向に変更させる取付け位置変更手段を前記ケ
ーブルコロ本体に設けたこと、を特徴とするケーブルコ
ロ。 - 【請求項2】 前記取付け位置変更手段が、ケーブルコ
ロ本体に上下関係を有して形成された複数個の孔部であ
る、ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルコロ。 - 【請求項3】 前記ケーブルコロが、それぞれ送りロー
ラを備えた複数のケーブルコロ本体を連結部を中心に相
対的に回動自在に連結した連結式ケーブルコロである、
ことを特徴とする請求項2に記載のケーブルコロ。 - 【請求項4】 前記連結式ケーブルコロが、第1乃至第
3のケーブルコロ本体を順次連結してなる三連ケーブル
コロであり、 前記第1ケーブルコロ本体に取付けられている第1送り
ローラと前記第2ケーブルコロ本体に取付けられた第2
送りローラとの間隔が、前記第2送りローラと前記第3
ケーブルコロ本体に取付けられた第3送りローラとの間
隔より小である、ことを特徴とする請求項3に記載のケ
ーブルコロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27367093A JPH07131912A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | ケーブルコロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27367093A JPH07131912A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | ケーブルコロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131912A true JPH07131912A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17530912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27367093A Pending JPH07131912A (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | ケーブルコロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07131912A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013104192A (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Ohbayashi Corp | アンカーテンドンの挿入方法、アンカーテンドン支持ユニット、及びアンカーテンドン基台 |
CN107310969A (zh) * | 2017-07-24 | 2017-11-03 | 天津山旗线缆有限公司 | 一种新型线缆保护架 |
EP3101746B1 (en) * | 2015-06-03 | 2018-11-21 | P.K. Jeppesen & Son A/S | A cable engine module for conveying cables or pipes |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP27367093A patent/JPH07131912A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013104192A (ja) * | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Ohbayashi Corp | アンカーテンドンの挿入方法、アンカーテンドン支持ユニット、及びアンカーテンドン基台 |
EP3101746B1 (en) * | 2015-06-03 | 2018-11-21 | P.K. Jeppesen & Son A/S | A cable engine module for conveying cables or pipes |
US10297989B2 (en) | 2015-06-03 | 2019-05-21 | P.K. Jeppesen & Søn A/S | Cable engine module for conveying cables or pipes |
CN107310969A (zh) * | 2017-07-24 | 2017-11-03 | 天津山旗线缆有限公司 | 一种新型线缆保护架 |
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