JPH07131622A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07131622A
JPH07131622A JP5271995A JP27199593A JPH07131622A JP H07131622 A JPH07131622 A JP H07131622A JP 5271995 A JP5271995 A JP 5271995A JP 27199593 A JP27199593 A JP 27199593A JP H07131622 A JPH07131622 A JP H07131622A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量の少ないメモリを使用してOCRの認識
が可能なファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 ファクシミリ装置のOCR用認識メモリ27
を、複数のブロックを有し、読み取り画像データをブロ
ック単位で格納し得る小容量のメモリで構成し、OCR
用認識メモリ27内のデータに対してOCR用マーク情
報の存在の探索とこのマーク情報に対応する文字内容を
認識する文字認識部28と、OCR用認識メモリ27の
データの解放と新しいデータの格納を並行して実行する
メモリ制御部25とを設けた。これにより、ブロック間
でマーク情報を探索し認識することができ少ないメモリ
容量で正確な文字認識を行なえるという効果が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置、特に
容量の少ないメモリを使用してOCRの認識が可能なフ
ァクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ等の画像通信装置に
あっては、端末装置にOCR認識機能とPCモデムとを
搭載し、スキャナでOCR原稿を読み取ったときはその
内容をOCR認識部で認識してOCRデータをPCモデ
ムを通してセンターなどの相手先に送信するようなOC
R用読取装置を備えたものが使用されるようになってき
ている。このようなOCR用読取装置の従来例にあっ
て、OCR認識を行なうには、OCR用読取装置に読取
データを一時格納するOCR用認識メモリとして図9に
示すようなページメモリを備え、OCR原稿を1頁分全
て読み取ってからOCR認識動作を開始する構成を採っ
ている。ページメモリにはOCR原稿の1頁分の画像デ
ータが格納されるから、このページメモリの所定のアド
レス領域にはOCRマーク情報2が展開される。したが
って、OCR認識部の作動(或いはOCR認識アルゴリ
ズムの実行)によってOCRマーク情報を認識し読み取
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のOCR用読取装置にあっては、OCR認識用
メモリとしてページメモリを使用しているため、記憶容
量の大きなメモリが必要である。例えばOCR原稿がA
4サイズであるとすると、OCR認識用におよそ512
KB(キロバイト)のページメモリが必要であり、前記
のような小型で機能集約をめざす端末装置側に備えるメ
モリとしては容量が大き過ぎコストがかさむという不具
合があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、第1に容量の少ないメモリを使用してOCRの認識
が可能なファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】また、第2にOCR認識用の画像データ格
納メモリを有効に活用してOCR認識を行なうことが可
能なファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、第1にOCR原稿を読取る読取手段
と、この読取手段により得られた画像データを数ライン
分、ブロック単位で格納するOCR用認識メモリと、こ
のOCR用認識メモリに格納した画像データに対してO
CR認識を行う文字認識手段と、この文字認識手段の認
識結果であるキャラクタデータの圧縮を行うデータモデ
ムと、このデータモデムとイメージデータの圧縮/伸張
を行うファクシミリモデムとを切替えて前記画像データ
を回線上へ送出する通信制御手段と、前記OCR用認識
メモリに対する画像データの格納および開放を各ブロッ
ク毎に平行して実行するメモリ制御手段とを備えたもの
である。また、前記OCR用認識メモリのブロック境界
にまたがって前記画像データのOCR用認識マークが格
納された場合、前記またがった状態でOCR認識を行う
文字認識手段とを備えたものである。
【0007】また、第2に、OCR原稿を読取る読取手
段と、この読取手段により得られた画像データを格納す
るOCR用認識メモリと、センターより送付されたOC
R原稿に関する情報を格納するフォーマット情報格納メ
モリと、前記OCR原稿に関する情報に基づいて前記O
CR原稿の文字認識の文字が存在する行のみを前記OC
R用認識メモリに格納させ、前記OCR用認識メモリに
格納した画データに対してOCR認識を行う文字認理手
段と、この文字認理手段の認識結果の圧縮を行うデータ
モデムと、このデータモデムとイメージデータの圧縮/
伸張を行うファクシミリモデムとを切替えて前記画像デ
ータを回線上へ送出する通信制御手段とを備えたもので
ある。
【0008】
【作用】本発明は、上記した構成により、第1にスキャ
ナにより読み取られた画像データは、数行分がブロック
単位でOCR用認識メモリに一時格納され、そのOCR
用認識メモリに格納された画像データ中にOCR用マー
ク情報があるか否かをブロック毎に認識し、マーク情報
がないときはその認識ブロックのデータを解放すると同
時に新しい画像データをそのメモリエリアに格納する。
また、マーク情報があるときはOCRの文字内容認識を
ブロック境界をまたいで実行した後そのメモリエリアの
データ解放と新しい画像データの格納とが並行処理され
る。
【0009】また、第2にセンターから端末のOCR認
識装置に対して送られてきたOCR認識のための情報を
認識情報格納メモリに格納し、OCR認識装置では前記
OCR認識用の情報にしたがってOCR認識を行なうよ
うにするとともに、OCR認識用の情報中にはOCR原
稿中のOCR認識エリア情報を含み、OCR認識装置側
におけるOCR原稿の読み取りに当たってはOCR認識
エリア情報にしたがってOCR認識用の情報のみを読み
取ってOCR認識を行なう。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照にして
説明する。
【0011】図1はファクシミリ機能とOCR認識機能
とを有するOCR−FAX装置と、回線を介して接続さ
れたOCRセンター装置からなる通信システムを表す。
OCR−FAX装置1は、イメージデータを送受信する
ファクシミリ通信機能と、キャラクタデータや各種コマ
ンドデータを送受信するデータ通信機能とを備える。操
作面にはディスプレー3が設けられ、OCR認識結果な
どを表示し、この表示に誤りがある場合、訂正キー4で
修正する。ファンクションキー5は表示、印刷、送信等
の動作の切換えなどを行う。回線で結ばれたOCRセン
ター装置2にはファクシミリ通信機能、データ通信機能
を有するホストコンピュータがあり、OCR−FAX装
置1から送られてくる伝票の集計、送られた伝票の確認
のためファクシミリモデムによる返送、および帳票フォ
ーマット類を各OCR−FAX装置1にダウンロードな
どを行う。OCR−FAX装置1は発注者側の営業所や
事業所に設置され、受注センターにはOCRセンター装
置2が設置されている。
【0012】図2はOCR−FAX装置の構成を示すブ
ロック図である。CPUユニット11は全体を制御し、
各部に接続されている。操作部12はオペーレータがキ
ーボード等により指示を与えるもので、OCR認識結果
の修正、送信指示、画面への表示、印刷の指示などを行
う。時刻発生回路13は発信時刻、帳票の作成時刻時刻
表示を行う時に必要な時刻情報を供給する。通信制御部
14はデータによりファクシミリモデム、データモデム
(PCモデム)を選択して送受信を行う。符号処理部1
5はファクシミリデータの送信データを圧縮し、受信時
には受信データを伸張する。PC通信処理部16はコー
ドデータの送受信の処理を行う。スキャナ制御部17は
ファクシミリ原稿やOCRシートの読み取りを行うスキ
ャナ18を制御する。スキャナ18はOCR原稿19か
らの光を集束するレンズ20と、OCR原稿19の画像
を読み取るCCDイメージセンサ21と、CCDイメー
ジセンサ21の読み取り動作をコントロールする読取制
御部22と、予め設定されたスレッシュホールドレベル
によって読み取り画像を補正する画像補正部23とから
構成されている。また、切換部24は符号処理部15、
PC通信処理部16、スキャナ制御部17の入出力の切
換えを行う。
【0013】メモリ制御部25は入出力するデータの制
御、メモリの制御を行う。ICカード26はOCR認識
に必要なソフトウェアを記憶しており、メモリ制御部2
5に接続することにより、OCR−FAX装置として機
能する。メモリ27はスキャナ18で読み取ったデータ
を格納し、OCR認識処理した認識データを格納する。
さらに、メモリ27は、図3(a)に示すように、原稿
1ページ分を格納するのに必要な容量よりもはるかに小
さな容量(例えば32KB、後出の説明参照)の2ポー
ト構成のSRAMが用いられ、このSRAMの内部を認
識ブロック1および認識ブロック2の二つのブロックに
分割するとともに、両ブロック1、2の境目にブロック
境界Lが設けられている。認識ブロック1および2のそ
れぞれは、原稿の1行分を格納できる容量に設定され、
通常の書き込みおよび読み出し動作では、認識ブロック
1および2に1行相当分のデータが格納され、次の動作
で認識ブロック1または2からは先に書き込まれたデー
タが読み出しされるのと並行して原稿の読み取りが行な
われ、これによって読み取られた画像データが認識ブロ
ック1または2の同じ領域に格納される、というよう
に、メモリ制御部25の働きによって認識ブロック1と
認識ブロック2とのいずれか一方または両方にデータの
書き込みと読み出しが同時に行なわれるように構成され
ている。
【0014】文字認識処理部28はICカード26のソ
フトウェアをロードし、メモリ27に格納されたスキャ
ナ18で読み取ったOCRシートのデータを読み取し、
認識処理をした後、メモリ27に格納する。フォーマッ
トデータ格納部29はOCRセンター装置2からダウン
ロードされたOCRシートフォーマット情報、表示フォ
ーマット情報およびフォーマット情報などを格納する。
例えば、フォーマット情報は図6に示すように、テーブ
ル形式で表現された一般情報38と固有情報39とで構
成されている。一般情報38はOCR認識用の情報とし
て必ず必要な情報であり、そのOCR情報のフォーマッ
トタイプや、OCR認識用のマーク幅、文字間隔などの
情報が含まれる。固有情報39はそのOCR原稿につい
て特徴的な情報であり、OCR認識動作に当たって特殊
な処理を行なうため等を考慮して作成される情報であ
る。この固有情報39には認識マークの総数、原稿先端
から先頭の認識マークまでの距離寸法、先頭マークから
次の認識マークまでの距離寸法等の情報が含まれる。帳
票用紙作成部30はOCRシートフォーマット情報に基
づいて図7に示すようなOCRシートを印刷するための
データを作成する。
【0015】文字発生部31はコードデータを表示した
り印刷する場合の文字パターンを発生する。表示制御部
32はOCR認識されたデータを表示フォーマット情報
に従って表示メモリ33上にビットマップに展開し、デ
ィスプレー34に表示する。記録制御部35はOCR認
識されたデータを印刷フォーマット情報に従い記録メモ
リ36上にビットマップに展開し、記録部37で印刷す
る。また、帳票用紙作成部30の作成データに基づきO
CRシートを記録部37で印刷する。
【0016】図3はOCR用認識メモリの構成およびこ
のメモリへのOCR情報の種々の書き込まれ方を説明す
る図、図4および図5は前記実施例に係るOCR用認識
メモリ制御装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0017】以上のように構成された本実施例のファク
シミリ装置について、以下動作を説明する。図4はこの
実施例に係るファクシミリ装置においてOCR用のマー
ク情報の行が各認識ブロック1および2のメモリ領域に
正しく納まるように書き込まれる場合の認識処理動作手
順を説明するフローチャートである。このファクシミリ
装置が動作を開始すると、処理ステップ(以下単にステ
ップという)ST1において、CCDイメージセンサ2
1によるOCR原稿19の読み取りが開始される。CC
Dイメージセンサ21で読み取られた画像データは画像
補正部23でA/D変換されデータ格納メモリ27へ格
納される。メモリアドレスは認識部28からデータ格納
メモリ27のメモリ制御部25へ出力される。例として
メモリアドレスをStart0000(HEX)とす
る。OCR原稿19はまず2ブロック分であるEnd7
FFFまで(HEX)まで読み取られる。この実施例で
は一例として認識ブロック1個は16KB(128Kb
it)の容量に設定してある。その根拠は、1ラインの
ビット数が2048bitとし1mm(ミリメートル)
の副走査に8本のラインが必要として、認識幅を8mm
(ミリメートル)とすると約16KBとなる。2ブロッ
クでは32KB(256Kbit)である。
【0018】次にステップST2において、マーク情報
の探索処理を行なう。ここではマーク情報を認識するた
めに、まず認識マークの黒いボックスを探し、1ブロッ
ク目に黒いボックスが有るか否かをチェックする。黒い
ボックスがあればステップST3においてマークから識
別パラメータ(認識のエリア寸法、ギャップ、認識文字
数等)情報に基づき文字内容の認識動作を実行し、次の
ステップST4において認識ブロック1の分のメモリエ
リアを解放した後、ステップST5においてCCDイメ
ージセンサ321によりOCR原稿19の次の区域を1
ブロック分読み取る。一方、ステップST2において1
ブロック目に黒いボックスがないと判断されたときはス
テップST6において認識ブロック1の分のメモリエリ
アを解放した後ステップST5に移行する。ステップS
T5における1ブロック分の読み取りが完了すると、ス
テップST7において再びマーク情報の認識処理を行な
う。ここではステップST2におけると同様、認識マー
クの黒いボックスを探し、2ブロック目に黒いボックス
が有るか否かをチェックする。黒いボックスがあればス
テップST8においてマークから識別パラメータ情報に
基づき文字内容の認識動作を実行し、次のステップST
9において認識ブロック2の分のメモリエリアを解放し
た後、ステップST10においてCCDイメージセンサ
21によりOCR原稿19のさらに次の区域を2ブロッ
ク分読み取る。一方、ステップST7において1ブロッ
ク目に黒いボックスがないと判断されたときはステップ
ST11において認識ブロック2の分のメモリエリアを
解放した後ステップST10に移行する。そしてステッ
プST10でOCR原稿19の読み取りを行なった後ス
テップST2の処理に戻る。
【0019】このような処理によってOCR原稿19の
読取取付部材を行なうと図3(b)に示すようなマーク
情報の行が各認識ブロック1および2のメモリ領域に正
しく納まる場合のOCR読み取りが行なわれる。しか
し、実際のOCR読み取りに当たっては、このようなマ
ーク情報の行が各認識ブロック1および2のメモリ領域
に正しく納まることはまれであり、一般にはマーク情報
がメモリ27のブロックの境界にきて2つの認識ブロッ
ク1および2にまたがることが起こる。図5はこのよう
な場合におけるメモリ境界での認識処理動作手順を説明
するフローチャートである。
【0020】この場合、ファクシミリ装置が読み取り動
作を開始すると、処理ステップST21において、CC
Dイメージセンサ21によるOCR原稿19の読み取り
が開始される。OCR原稿19はまず2ブロック分が読
み取られる。CCDイメージセンサ21で読み取られた
画像データは画像補正部23でA/D変換されデータ格
納メモリ21へ格納される。メモリアドレスは認識部2
8からデータ格納メモリ27のメモリ制御部25へ出力
される。次にステップST22において、マーク情報の
探索処理を行なう。ここではマーク情報を認識するため
に、まず認識マークの黒いボックスを探しこのボックス
が認識ブロックの境界部分にかかっているか否かをチェ
ックし、境界部分にかかっていない場合は先に説明した
図4のフローチャートにしたがった処理動作を行なう。
一方、ステップST22においてマーク情報が境界部分
にかかっていると判断されたら、ステップST23にお
いてマーク情報は認識ブロック1、認識ブロック2の両
方に存在するか否かをチェックし、両方に存在しなけれ
ばエラー処理をする一方、両方に存在していればステッ
プST24においてマーク情報のある最後の部分のアド
レスすなわちマークエンドアドレス値を格納する。
【0021】ここでマーク情報が認識ブロック1および
2の境界で検出されるケースとしては2通りの場合が考
えられる。すなわち、(1)マーク情報である黒いボッ
クスが認識ブロック1から2にかけてブロック境界Lを
またいで検知される場合(図3(c))。および(2)
黒いボックスが認識ブロック2から認識ブロック1にか
けてまたがって検知される、すなわち認識ブロック2の
下境界で検知された場合。この場合は残りが認識ブロッ
ク1の上境界にくる(図3(d))である。ちなみに、
前記ステップST24においてマークエンドアドレス値
が格納されたマーク情報は、前記(1)に表されたブロ
ック境界Lで認識ブロック1から認識ブロック2にまた
がって存在しているものである。このような場合、認識
ブロック1および2の両方にマーク情報があるため文字
内容認識処理を完了するまで認識ブロック1、2の格納
データを解放することができない。
【0022】したがって、前記のようにマークエンドア
ドレス値の格納が終了すると、次にステップST25に
移行しマーク情報があった部分の文字内容の認識処理を
行なう。この文字内容認識処理は次のステップST26
において認識処理が完了したか否かが繰り返しチェック
され、完了していなければ完了するまで監視動作を続け
る一方、認識処理が完了したときに初めてステップST
27においてメモリ27のうち認識ブロック1と認識ブ
ロック2のマークエンドに対応するエリアまでのメモリ
領域を解放する。このメモリ解放領域は図3(a)のメ
モリマップに照らしてみればアドレス番号0000から
60000(24KB)にかけてである。このメモリ2
7の一部解放処理と並行して、ステップST28におけ
るCCDイメージセンサ21によるOCR原稿19の読
み取りを開始する。この読み取り動作で読み取られた画
像データは認識ブロック2のブロックエンドすなわちメ
モリ27の先頭から認識ブロック1までのエリアに格納
される。このように、メモリ27が2ポートメモリであ
ることから、データの解放とそれに代わる別のデータの
格納とが並行して実行される。
【0023】このOCR原稿19の読み取りおよび画像
データの格納処理が終わると、ステップST29におい
てマーク認識処理に入り認識ブロック2の先のマークエ
ンドの部分から認識ブロック1のブロックエンドである
ブロック境界Lの部分までのエリアついてマーク認識が
行われるとともにこの処理が完了したか否かが常時チェ
ックされる。したがって、このマーク認識処理では認識
ブロック2の残り8KBのデータと新規にCCDイメー
ジセンサ21で読み取った16KBのデータの中からマ
ーク情報の検知が行なわれる。そして前記エリアのマー
ク認識処理が行われたら、ステップST30においてマ
ーク認識処理の後半動作として認識ブロック2にマーク
情報があるか否か、すなわち認識ブロック2から認識ブ
ロック1にかけてまたがるマーク情報があるか否かをチ
ェックする。すなわち、このマーク認識処理では前記
(2)に説明され図3(d)に示すようなマーク情報の
存在を探索する。このようなマーク情報の有り、無しの
探索は認識ブロック2において下境界でマーク情報を検
知したか否かによって行なう。そして前記ステップST
30において認識ブロック2にマーク情報がないと判断
されたときは認識ブロック2から認識ブロック1にかけ
てまたがるマーク情報はないことになるから、ステップ
ST31においてメモリ27の認識ブロック2を解放
し、次いでステップST32において認識ブロック1に
マーク情報があるか否かをチェックする。ここで認識ブ
ロック1にマーク情報がなければステップST33にお
いて認識ブロック1を解放した後ステップST21の処
理に戻る。一方ステップST32において認識ブロック
1にマーク情報があればステップST34においてOC
Rの文字内容認識処理を行なうとともに、ステップST
35においてこの文字内容認識処理が完了したか否かを
チェックし、完了したならステップST33において認
識ブロック1を解放した後ステップST21の処理に戻
る。
【0024】さらに、前記ステップST30において認
識ブロック2にマーク情報があると判断されたときは認
識ブロック2から認識ブロック1にかけてまたがるマー
ク情報があることになるから、ステップST36におい
て認識ブロック2から認識ブロック1にかけてOCRの
文字内容認識処理を行なうとともに、ステップST37
においてこの文字内容認識処理が完了したか否かをチェ
ックし、完了したならステップST38において認識ブ
ロック2から認識ブロック1にかけてメモリ27を解放
した後ステップST21の処理に戻る。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について図面
を用いて説明する。図6はOCR認識用の情報のデータ
構成を表す図、図7は図6におけるOCR認識用の情報
で示されたOCR原稿の実際の構成を示す図、図8は第
2の実施例に係るファクシミリ装置におけるOCR認識
処理動作手順を説明するフローチャートである。このフ
ァクシミリ装置が動作を開始すると、処理ステップ(以
下単にステップという)ST1において、先ずこの実施
例ではセンター装置2から端末のファクシミリ装置1に
対してOCR認識用の情報である一般情報38および固
有情報39が送付され、ファクシミリ装置1では、フォ
ーマットデータ格納部29に前記認識用の情報を格納す
る。これが終了すると、ステップST2において読み取
り制御動作が行なわれ原稿送りが開始される。この原稿
送り制御動作では、ステップST3においてOCR原稿
19の先端が検出されたか否かをチェックし、先端がチ
ェックされたならばステップST4において固有情報3
9として与えられている原稿先端−先端マーク距離値が
設定される。そして、ステップST5において原稿送り
を続行しながら読み取り制御が行なわれるが、この間に
読み取られた画像データは画像データ格納メモリ4に格
納されず捨てられる一方、制御側ではステップST6に
おいてOCR原稿19の読取位置が原稿先端−先端マー
ク距離の設定値に達したか否かをチェックする。ここ
で、OCR原稿19の読取位置が原稿先端−先端マーク
距離の設定値に達したら、初めて原稿読取開始位置に達
したものと認識し、ステップST7において読み取り制
御認識幅(この実施例では8mm)を設定し、原稿送り
を続行しながら読み取り制御を行なうとともに、この間
に読み取られた画像データをデータ格納メモリ27に格
納する。この処理動作を行なうため、文字認識処理部2
8はスキャナ制御部17に対して原稿移動ライン数を指
定し、規定ラインのデータはデータ格納メモリ27に格
納される。
【0026】一方、文字認識処理部28はステップST
8においてOCR原稿19の読取位置が認識幅設定値に
達したか否かをチェックする。ここで、OCR原稿19
の読取位置が認識幅設定値に達したら、ステップST9
において文字認識容認処理に入り、文字認識処理部28
はこの処理段階で格納データの認識処理を実行し、また
マーク幅の計数処理を行なう。認識処理が完了すると、
次の認識マークまでの距離値としてフォーマットデータ
格納部29からの固有情報39の中の次のマーク迄の距
離値を取り込む。この実施例ではマーク幅より認識エリ
ア幅を若干狭く設定し、読み取り距離移動の誤差を吸収
するようにしている。そして、例外動作として規定距離
を移動しデータ格納メモリ27に格納されたデータの認
識処理動作を実施することにしているが、文字認識処理
部28で機械的誤差でマーク幅を超えるデータがデータ
格納メモリ27に格納されている場合がある。このまま
の状態で次の認識マーク迄の距離値を設定し読み取りを
実行すると誤差が累積され、認識データ格納のために規
定距離を移動し認識データとしてデータ格納メモリ27
に格納されたデータがマーク幅エリアを正しく読み込ん
だものとならなくなるケースが発生する。そのため、ス
テップST10においてマーク幅以降にデータがあるか
否かをチェックする。ここでデータがないと判断されれ
ば、次のステップST11においてマーク総数値(この
実施例では固有情報39として「5個」に設定されてい
る)に達したか否かをチェックし、総数に達していれば
一連のOCR認識処理が完了したものとして処理終了す
る。またマーク総数値に達していなければ、ステップS
T12において次のマークまでの距離値を設定し原稿送
りを続行しながら読み取り制御が行なわれるが、この間
に読み取られた画像データはデータ格納メモリ27に格
納されず捨てられる一方、制御側ではステップST13
においてOCR原稿19の読取位置がステップST12
で設定した値に達したか否かをチェックする。そして、
設定値に達したと判断したらステップST7の処理に戻
る。
【0027】またステップST10においてマーク幅以
降にデータがあると判断された場合は、前述の通り、誤
差の累積により認識データ格納のために規定距離を移動
し認識データとしてデータ格納メモリ27に格納された
データがマーク幅エリアを正しく読み込んだものとなら
なくなっていると認定し、ステップST14において文
字認識処理部28において機械的誤差でマーク幅を超え
る画像データが画像データ格納メモリ4に格納されたラ
イン数を計数し、さらにステップST15において減算
処理を行なって次のマークまでの距離値に対して補正値
を加味した値を基に新しい次の認識マークまでの距離値
でスキャナ制御部17に対して原稿移動ライン数を設定
する。これにより、この実施例では移動距離の誤差累積
に関しては毎回必要が発生すれば補正を実施する構成と
なっている。そして、次のステップST16においては
マーク総数値に達したか否かをチェックし、総数に達し
ていれば一連のOCR認識処理が完了したものとして処
理終了する。またマーク総数値に達していなければ、ス
テップST17において次のマークまでの距離値を設定
し原稿送りを続行しながら読み取り制御が行なわれる
が、この間に読み取られた画像データはデータ格納メモ
リ27に格納されず捨てられる一方、制御側ではステッ
プST13に移行してOCR原稿19の読取位置がステ
ップST17で設定した値に達したか否かをチェックす
る。そして、設定値に達したと判断したらステップST
7の処理に戻る。
【0028】このような一連の処理によってOCR原稿
19の読み取りを行なうと、予め認識位置が分かった状
態でOCR原稿19の読み取りが行なわれるためデータ
格納メモリ27などのメモリ容量を小さくすることが出
来、OCR認識装置のコストを軽減することができる。
なお、この実施例では前記移動距離の誤差検出の方法と
してマーク基準法を用いているが、文字認識の文字の高
さ情報等から誤差検知をしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1にファクシミリ装置のOCR用認識メモリを、複数の
ブロックを有し、読み取り画像データをブロック単位で
格納し得る小容量のメモリで構成し、OCR用認識メモ
リ内のデータに対してOCR用マーク情報の存在の探索
とこのマーク情報に対応する文字内容を認識する認識部
と、OCR用認識メモリのデータの解放と新しいデータ
の格納を並行して実行するメモリ制御部とを設け、ブロ
ック毎にマーク情報を探索し認識するようにしたため、
少ないメモリ容量で正確な文字認識を行なえるという効
果が得られる。さらに、別ブロック間にまたがって前記
マーク情報が格納された場合には、ブロックをまたいで
認識を行っているので、各ブロック毎に前記マーク情報
が格納されなくてもOCR認識を行うことができる。
【0030】また、第2に本発明によると、スキャナで
読み取られた画像データに対して文字認識処理部でOC
R認識を行なうファクシミリ装置に、センターから送ら
れてきたOCR認識のための情報を格納する認識エリア
に関する情報を格納するメモリを設け、前記認識処理部
はフォーマットデータ格納メモリに格納されたOCR認
識用のエリア情報にしたがってスキャナにOCR認識用
の情報のみを読み取らせOCR認識を行なうようにした
ため、少ない容量のメモリを有効に使って正確な文字認
識を行なえるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるOCRファクシミリ装置とOC
Rセンター装置とからなる通信システムを示す図
【図2】本発明におけるOCRファクシミリ装置の構成
を示すブロック図
【図3】(a)前記実施例に係るOCR用認識メモリ制
御処理の際のメモリの内部構成を示すマップ図 (b)前記実施例に係るOCR用認識メモリ制御処理の
際のメモリへのマーク情報の格納状態の一例を示すマッ
プ図 (c)前記実施例に係るOCR用認識メモリ制御処理の
際のメモリへのマーク情報の格納状態の他の例を示すマ
ップ図 (d)前記実施例に係るOCR用認識メモリ制御処理の
際のメモリへのマーク情報の格納状態のさらに他の例を
示すマップ図
【図4】前記実施例において図3(a)のようなマーク
情報格納状態に対応する認識処理動作を説明するフロー
チャート
【図5】前記実施例において図3(b)および(c)の
ようなマーク情報格納状態に対応する認識処理動作を説
明するフローチャート
【図6】前記実施例に係るOCR認識装置に用いられる
認識用の情報のデータ構成を示す図
【図7】図2に示されたOCR認識用の情報で表現され
たOCR原稿の実際の構成を示す図
【図8】前記実施例に係るOCR認識装置の動作を説明
するフローチャート
【図9】従来のOCR用読取装置に用いられたメモリの
内部構成を示すマップ図
【符号の説明】
17 スキャナ制御部 19 OCR原稿 18 スキャナ 27 データ格納メモリ 28 文字認識処理部 29 フォーマットデータ格納メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OCR原稿を読取る読取手段と、この読
    取手段により得られた画像データを数ライン分、ブロッ
    ク単位で格納する領域を複数有するOCR用認識メモリ
    と、このOCR用認識メモリに1個のOCR用認識マー
    クが異なるブロックに分割して格納された場合、前記O
    CR用認識マークの先端を格納しているブロックから順
    次OCR認識を行う文字認識手段と、この文字認識手段
    の認識結果であるキャラクタデータをデータ通信用に変
    復調を行うデータモデムと、イメージデータをファクシ
    ミリ通信用に変復調を行うファクシミリモデムと、前記
    データモデムと前記ファクシミリモデムとを切替えて前
    記認識結果を回線上へ送出する通信制御手段とを具備す
    るファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 OCR原稿を読取る読取手段と、この読
    取手段により得られた画像データを数ライン分、プロッ
    ク単位で格納する領域を複数有するOCR用認識メモリ
    と、このOCR用認識メモリのブロック境界にまたがっ
    て前記画像データのOCR用認識マークが格納された場
    合、前記またがった状態でOCR認識を行う文字認識手
    段と、この文字認識手段の認識結果であるキャラクタデ
    ータをデータ通信用の変復調を行うデータモデムと、イ
    メージデータをファクシミリ通信用に変復調を行うファ
    クシミリモデムと、前記データモデムと前記ファクシミ
    リモデムとを切替えて前記認識結果を回線上へ送出する
    通信制御手段とを具備するファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 OCR原稿を読取る読取手段と、この読
    取手段により得られた画像データを数ライン分、プロッ
    ク単位で格納する領域を複数有するOCR用認識メモリ
    と、このOCR用認識メモリのブロック境界にまたがっ
    て前記画像データのOCR用認識マークが格納された場
    合、前記画像データのOCR認識処理後前記ブロック境
    界を超えて前記OCR用認識マークの終端までの画像デ
    ータを開放する処理を行うメモリ制御手段と、前記認識
    結果であるキャラクタデータをデータ通信用の変復調を
    行うデータモデムと、イメージデータをファクシミリ通
    信用に変復調を行うファクシミリモデムと、前記データ
    モデムと前記ファクシミリモデムとを切替えて前記認識
    結果を回線上へ送出する通信制御手段とを具備するファ
    クシミリ装置。
  4. 【請求項4】 OCR原稿を読取る読取手段と、この読
    取手段により得られた画像データを格納するOCR用認
    識メモリと、センターより送付されたOCR原稿に関す
    る情報を格納するフォーマット情報格納メモリと、前記
    OCR原稿に関する情報に基づいて前記OCR原稿の文
    字認識の文字が存在する行のみを前記OCR用認識メモ
    リに格納させ、前記OCR用認識メモリに格納した画デ
    ータに対してOCR認識を行う文字認理手段と、この文
    字認理手段の認識結果であるキャラクタデータをデータ
    通信用の変復調を行うデータモデムと、イメージデータ
    をファクシミリ通信用に変復調を行うファクシミリモデ
    ムと、前記データモデムと前記ファクシミリモデムとを
    切替えて前記認識結果を回線上へ送出する通信制御手段
    とを具備するファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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