JPH07131568A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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- JPH07131568A JPH07131568A JP5297256A JP29725693A JPH07131568A JP H07131568 A JPH07131568 A JP H07131568A JP 5297256 A JP5297256 A JP 5297256A JP 29725693 A JP29725693 A JP 29725693A JP H07131568 A JPH07131568 A JP H07131568A
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Abstract
減できるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 送りローラ61のローラ軸62の左右両端部
は、本体フレーム1の左右の側壁16に回転自在に支承
され、その送りローラ61に原稿7を押圧する送り用ピ
ンチローラ63のローラ軸70の左右両端部は、板バネ
71で本体フレーム1に支持されている。また、排紙ロ
ーラ64のローラ軸72の左右両端部は、本体フレーム
1の左右の側壁16に回転自在に支承され、原稿7を一
対の板バネ65との間で押圧して排出させるように構成
されている。
Description
し、特に原稿送り機構の構成を変えて、本体フレームの
上側を開閉するカバー部材の構造を簡単化したものに関
する。
も、本体フレームと、この本体フレームの少なくとも前
部の上側を覆う開閉式のカバー部材と、本体フレームに
枢着され原稿を分離する分離ローラと、分離ローラで分
離された原稿を送り出す原稿送り機構とが設けられてい
る。前記原稿送り機構は、通常、駆動モータで駆動され
る第1駆動側ローラと、この第1駆動側ローラに原稿を
押さえる第1ピンチローラと、これらのローラよりも原
稿送り方向前進側に設けられた第2駆動側ローラと、こ
の第2駆動側ローラに原稿を押さえる第2ピンチローラ
と、駆動モータを含む駆動手段等で構成されている。
態になったときに、カバー部材を開けて原稿を取り出す
ことができるように、第1及び第2ピンチローラは、カ
バー部材に枢着されている。尚、第1ピンチローラの代
わりに、ゴム板等の弾性部材が適用されることもある。
部材に、ピンチローラを枢着する場合には、カバー部材
の剛性を高く設定する必要があり、そのため、カバー部
材を、合成樹脂部材と剛性確保の為の金属板とで構成す
るのが一般的である。このように、カバー部材を、合成
樹脂部材と金属板とで構成する場合には、カバー部材を
軽量化することができないこと、カバー部材の製作コス
トが高価になること、等の問題がある。そこで、カバー
部材を合成樹脂材料のみで構成することも不可能ではな
いが、カバー部材の剛性確保の為にカバー部材の壁部や
リブ等の肉厚を大きくする必要があるので、カバー部材
を軽量化したり製作コストを低減するには限界がある。
本発明の目的は、カバー部材を軽量化し、その製作コス
トを低減できるファクシミリ装置を提供することであ
る。
装置は、本体フレームと、この本体フレームの少なくと
も前部の上側を覆う開閉式のカバー部材と、本体フレー
ムに枢着され原稿を分離する分離ローラと、分離ローラ
で分離された原稿を送り出す原稿送り機構とを備えたフ
ァクシミリ装置において、前記原稿送り機構の全部のロ
ーラ部材を、本体フレームに枢着したものである。
の装置において、前記原稿送り機構のローラ部材のう
ち、原稿送り機構の駆動モータで駆動される駆動側ロー
ラ部材のローラ軸に、操作用ノブを設けたものである。
送り機構の全部のローラ部材を、本体フレームに枢着し
たので、カバー部材の剛性を高く設定する必要がなくな
るから、カバー部材の軽量化を図ることができ、カバー
部材の製作コストを著し低減できる。
前記原稿送り機構のローラ部材のうち、原稿送り機構の
駆動モータで駆動される駆動側ローラ部材のローラ軸
に、操作用ノブを設けたので、原稿がジャム状態になっ
た場合には、ノブを介して駆動側ローラ部材を正転又は
逆転させることにより、原稿送り機構を手動駆動して、
原稿を取り出すことができる。
つつ説明する。図1〜図3に示すように、このファクシ
ミリ装置Fには、本体フレーム1と、その本体フレーム
1の後部の上側を開閉自在に覆う記録紙カバー2と、本
体フレーム1の前部の上側を開閉自在に覆うパネルカバ
ー3と、記録紙収容部4に収容されるロール状の記録紙
5と、原稿セットの為の原稿トレイ6と、原稿7を1枚
ずつ分離する分離ローラ13と、発光ユニット20と、
反射ミラー付き受光ユニット30と、原稿7を送る原稿
送り機構60と、原稿7の読み取りラインRの付近にお
いて原稿7を下側から支持する透明なガラス板8(これ
が、透明部材に相当する)と、ガラス板8に原稿7を押
さえる原稿押さえ機構40と、感熱式の記録紙5にプリ
ントするサーマルヘッド9と、プリント後の記録紙5を
切断する切断刃10と、切断後の記録紙5を受ける記録
紙トレイ11と、パネルカバー3に設けられた操作パネ
ル12と、本体フレーム1内に組み込まれた制御ユニッ
ト(図示略)等が設けられている。
き受光ユニット30等の光学系について説明する。図1
〜図3に示すように、発光ユニット20は、複数の発光
ダイオード21を左右方向に略所定間隔おきに設けた発
光素子基板22と、発光素子基板22を固定したベース
板23と、ケース24と、複数の発光ダイオード21か
らの入射光B1を集光する集光レンズ25とを有し、発
光ユニット20は、原稿7の全幅以上の幅にわたる長さ
に形成されて本体フレーム1の支持部14に固定されて
いる。
原稿7の表面の読み取りラインRで反射して読み取り用
出射光B2として受光ユニット30へ供給されるが、発
光ユニット20は、読み取りラインRで原稿7の表面に
立てた垂直面NPと平行な方向から入射光B1を入射す
るように、かつ、読み取り用出射光B2がほぼ水平方向
に後方に向かって進むように配設されている。前記読み
取りラインRの位置において、原稿7は前方下がりに約
30度の傾斜に傾斜している。それ故、発光ユニット2
0からの入射光B1は、原稿7に対して垂直に入射さ
れ、読み取り用出射光B2は、前記垂直面NPに対して
原稿送り方向と反対側へ約40度傾いた方向へ出射され
る。このように、原稿7から出る読み取り用出射光B2
がほぼ水平方向に後方に向かって進む構成としたので、
発光ユニット20の付近に、左右方向長さが大きくかつ
組付け精度を高く設定する必要のある反射ミラーを設け
る必要がなくなるので、部品コストと組付けコストを低
減することができる。
バー状のレンズであり、その上下の両表面の曲率半径が
6mmで、所定の厚さに構成され、この集光レンズ25
は、発光ユニット20からの入射光B1を、読み取りラ
インRを中心とする約10mm幅の領域に集光するよう
に構成されている。これにより、原稿7の読み取りライ
ンR付近にのみ発光ユニット20からの入射光が効率良
く照射され、読み取り用出射光B2の強度も十分に得ら
れ、読み取りの信頼性が高く保たれる。
取り用出射光B2の方向を変換する反射ミラー31と、
結像レンズ32と、複数のフォトダイオード33とを備
え、反射ミラー31は、結像レンズ32の直前に配設さ
れている。前記反射ミラー31と、結像レンズ32と、
複数のフォトダイオード33とは、一体的なミラー付き
受光ユニット30に構成され、このミラー付き受光ユニ
ット30は、本体フレーム1の後部内に、斜め方向に向
けて配設され、本体フレーム1の取付け部に2本のビス
35と、本体フレーム1に一体形成された2本のピン部
材36とを介して位置決め固定されている。
ズ32と、複数のフォトダイオード33とをミラー付き
受光ユニット30に構成したので、結像レンズ32と複
数のフォトダイオード33に対する反射ミラー31の位
置精度を高めて、読み取りの信頼性を高めることができ
るだけでなく、反射ミラー31の本体フレーム1への組
付けと位置決めの労力を削減することができる。
る。図2〜図4に示すように、原稿押さえ機構40は、
原稿押さえ41と、この原稿押さえ41をガラス板8の
方へ付勢する4つの圧縮コイルスプリング46と、原稿
押さえ41がガラス板8に平行に接近・離隔自在となる
ように、原稿押さえ41をパネルカバー3に支持する昇
降支持機構50とで構成されている。前記原稿押さえ4
1は、薄金属板製で、その下端部には、原稿7をガラス
板8に当接させる底板部42であって底面が白レベルチ
ェックの為に白色に塗られた底板部42と、この底板部
42の前端から立ち上がる化粧板部43と、底板部42
の後端から一体的に延びる案内板部44と、案内板部4
4の左右両端から立ち上がる1対の支持片45とで構成
されている。
パネルカバー3の下面には4つのロッド状のスプリング
受け47が突設され、各スプリング受け47の先端部に
は、段付き状に小径部48が形成され、各小径部48に
外嵌されたスプリング46は、底板部42と小径部48
の上端の段部49間に装着されている。
と、左右の支持片45に対応する位置において、パネル
カバー3には左右1対の支持ブラケット51が垂設さ
れ、各支持ブラケット51の下端に左右向きのピン52
が固定され、各支持片45には、底板部42に対して垂
直方向向きの長穴53が形成され、左右の各側におい
て、ピン52が長穴53に挿入されている。また、前記
化粧板部43の上端には、前方へ折曲したフック部54
が形成され、このフック部54が、パネルカバー3に突
設されたリブ55の左右に細長い矩形穴56に昇降自在
に係合されている。
より、原稿押さえ41の底板部42がガラス板8に平行
に接近・離隔自在となるように、原稿押さえ41がパネ
ルカバー3に支持されている。そして、原稿押さえ41
は、4つのスプリング46により、ガラス板8の方へ弾
性付勢されているため、原稿押さえ41の底板部42
と、ガラス板8とは、原稿7を挟んで密接状態となるた
め、原稿読み取りの信頼性を確保することができる。仮
に、原稿7をガラス板8に密着させずに読み取る場合に
は、読み取りの誤差要因となる。
0について、図1、図2、図4、図5を参照しつつ説明
する。前記分離ローラ13は、原稿の幅方向中央部に位
置する所定長さの多少大径のゴムローラで構成され、発
光ユニット20よりも原稿送り方向上流側に配設され、
この分離ローラ13のローラ軸15の右端部は、本体フ
レーム1の右側壁16に回転自在に支承され、左端部は
本体フレーム1の中部斜壁17の裏面側の突出部に支承
され、このローラ軸15の右端部には、右側壁16の外
側においてギヤ18が固定されている。また、分離ロー
ラ13の上側には、原稿7を分離ローラ13に押圧する
弾性板19が設けられ、これら分離ローラ13と弾性板
19とで、原稿トレイ6にセットされた原稿7が1枚ず
つ分離され、前方へ移送される。
とガラス板8との間に配設され原稿7幅方向中央部の上
下両側に位置する送りローラ61と、この送りローラ6
1に原稿7を押圧する送り用ピンチローラ63と、ガラ
ス板8よりも前側に配設され原稿7の上側に位置する左
右1対の排紙ローラ64と、原稿7の下側に配設され排
紙ローラ64に原稿7を押圧する左右1対の板バネ65
と、前記送りローラ61のローラ軸62に装着された複
数のカラー66等で構成されている。
両端部は、本体フレーム1の左右の側壁16に回転自在
に支承され、このローラ軸62の右端部には、ギヤ18
に噛合するギヤ67とローラ軸62を手動にて回動操作
する為のノブ68とが固定されている。前記送りローラ
61の右側と左側において、ローラ軸62には、2つの
合成樹脂製のカラー66が回転自在に外嵌され、各カラ
ー66には、送りローラ61と同径の環状リブ69が一
体形成されている。
ーラ61と同径に構成されているため、この送りローラ
61と4つのカラー66により、原稿7の上面が同一面
となるように規制され、その状態にてガラス板8と原稿
押さえ41間に移送されることになる。これにより、読
み取りラインRの位置において、原稿7の歪みが発生し
ないため、読み取りの信頼性が低下することがない。
ラ61よりも長くない遊転ローラであり、そのローラ軸
70の左右両端部は、板バネ部材71でフレーム1に支
持され上方へ弾性付勢されている。前記排紙ローラ64
のローラ軸72の左右両端部は、本体フレーム1の左右
の側壁16に回転自在に支承され、このローラ軸72の
右端部には、ギヤ73が固定され、このギヤ73は、側
壁16に枢着されたギヤ74を介して、送りローラ61
のローラ軸62のギヤ67に連動されている。更に、原
稿送り用の電動モータ(図示略)であって制御ユニット
で制御される電動モータが設けられ、その電動モータの
出力軸のギヤ(図示略)が、分離ローラ13のローラ軸
15のギヤ18に連動連結されている。
ラを本体フレーム1に支承させたので、パネルカバー3
には全くローラを支承する必要がなくなるから、ローラ
を支持する剛性確保の為にパネルカバー3の剛性を高く
設定する必要がなくなる。その結果、パネルカバー3を
合成樹脂性の低剛性の軽量なカバーに構成することが可
能になった。
作用について説明する。前記発光ユニット20が、原稿
7の表面の読み取りラインRにおいて原稿7の表面に立
てた垂直面NPに対して原稿送り方向前進側に、かつ読
み取り用出射光B2がほぼ水平方向に後方に向かって進
むように配設したため、原稿7の直下の反射ミラーを省
略できた。そして、反射ミラー31と受光ユニット34
とを、一体的なミラー付き受光ユニット30に構成し、
そのミラー付き受光ユニット30を、本体フレーム1の
後部内に配置したため、反射ミラー31と受光ユニット
34の組付けが簡単化し、また、ファクシミリ装置Fの
前部の高さを小さくして、デザイン上の外観を高めるこ
とができた。前記発光ユニット20に集光レンズ25を
設けたため、読み取りラインの付近の所定幅の領域の明
るさを増し、原稿読み取りの信頼性を高めることができ
た。
0により昇降可能に支持し、かつ複数のスプリング46
でガラス板8の方へ弾性付勢したので、原稿押さえ41
により原稿7を確実にガラス板8に密着させた状態で読
み取ることができるので、原稿読み取りの信頼性を確保
することができた。
体フレーム1に支承させたので、パネルカバー3には全
くローラを支承する必要がなくなるから、ローラを支持
する剛性確保の為にパネルカバー3の剛性を高く設定す
る必要がなくなる。その結果、パネルカバー3を合成樹
脂性の低剛性の軽量なカバーに構成することが可能にな
った。更に、送りローラ61のローラ軸62の端部に手
動操作用のノブ68を設けたので、原稿7がジャム状態
になったときに、ノブ68を介してローラ軸62を正転
又は逆転させることにより、原稿7を取り出すことがで
きる。
0を、垂直面NPと平行な方向から入射光を入射するよ
うに配置したが、これに限定されるものではなく、発光
ユニット20からの入射光が垂直面NPに対して原稿送
り方向前進側へ傾いた方向から入射するように構成して
もよい。尚、前記実施例は、一例を示すものに過ぎず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記実施例に
種々の変更を付加して実施例できることは言うまでもな
い。
は、原稿送り機構の全部のローラ部材を、本体フレーム
に枢着したので、カバー部材の剛性を高く設定する必要
がなくなるから、カバー部材の軽量化を図ることがで
き、カバー部材の製作コストを著し低減できる。
前記原稿送り機構のローラ部材のうち、原稿送り機構の
駆動モータで駆動される駆動側ローラ部材のローラ軸
に、操作用ノブを設けたので、原稿がジャム状態になっ
た場合には、ノブを介して駆動側ローラ部材を正転又は
逆転させることにより、原稿送り機構を手動駆動して、
原稿を容易に取り出すことができる。
ある。
近傍部分の拡大断面図である。
部斜視図である。
斜視図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 本体フレームと、この本体フレームの少
なくとも前部の上側を覆う開閉式のカバー部材と、本体
フレームに枢着され原稿を分離する分離ローラと、分離
ローラで分離された原稿を送り出す原稿送り機構とを備
えたファクシミリ装置において、 前記原稿送り機構の全部のローラ部材を、本体フレーム
に枢着したことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 前記原稿送り機構のローラ部材のうち、
原稿送り機構の駆動モータで駆動される駆動側ローラ部
材のローラ軸に、操作用ノブを設けたことを特徴とする
請求項1に記載のファクシミリ装置。
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