JPH07131536A - ディジタル交換装置 - Google Patents

ディジタル交換装置

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Publication number
JPH07131536A
JPH07131536A JP27065893A JP27065893A JPH07131536A JP H07131536 A JPH07131536 A JP H07131536A JP 27065893 A JP27065893 A JP 27065893A JP 27065893 A JP27065893 A JP 27065893A JP H07131536 A JPH07131536 A JP H07131536A
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JP
Japan
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service tone
service
tone
signal
frame synchronization
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Application number
JP27065893A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mano
広 真野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配線を複雑化させることなしに端末側にその端
末が必要とするフレーム同期信号を供給することを可能
とする。 【構成】所定の周期(例えば100ms)でレベル
“0”となり、他は全てレベル“1”であるサービスト
ーンを生成し、このサービストーンをタイムスイッチ回
路11への上り音声ハイウェイ上のサービストーン用に
設定されたタイムスロットに挿入するサービストーン発
生部15を設ける。そして内線インタフェースカード1
3において、タイムスイッチ回路11からの下り音声ハ
イウェイ上のサービストーン用に設定されたタイムスロ
ットに挿入されているサービストーンを抽出するととも
に、この抽出されたサービストーンに同期して所定周波
数(例えば500Hz)の第2フレーム同期信号を生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルボタ
ン電話装置などに適用される、時分割交換方式のディジ
タル交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルボタン電話装置では、一般に
125μsが1フレーム期間となっており、フレーム同
期信号は8KHzである。ところが近年、ディジタルボ
タン電話装置の端末としてディジタルコードレス電話シ
ステムが接続されるようになっている。このディジタル
コードレス電話システムは、基地局装置とディジタルコ
ードレス電話機とからなり、基地局装置がディジタルボ
タン電話装置の内線インタフェースカードに接続され
る。そして基地局装置とディジタルコードレス電話機と
の間は、2msまたは5msなどの長時間のフレームを
用いて無線伝送される。
【0003】従ってディジタルコードレス電話システム
が接続されるディジタルボタン電話装置では、通常の8
KHzのフレーム同期信号(第1フレーム同期信号と称
する)の他に、2msまたは5msのフレーム同期信号
(第2フレーム同期信号と称する)を基地局装置に供給
する必要がある。
【0004】そこで従来は、第2フレーム同期信号を作
成する回路を中央制御ユニット内に設け、この回路で作
成した第2フレーム同期信号を各内線インタフェースカ
ードに分配し、各内線インタフェースカードから基地局
装置へと与える構成をなす。この場合、中央制御ユニッ
トからマザーボードを介して各内線インタフェースカー
ドまで第2フレーム同期信号を伝送するための信号線を
ひく必要があり、またマザーボードあるいは中央制御ユ
ニットのコネクタに追加パターンを設ける必要がある。
従って、配線が複雑となるという不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のデ
ィジタルボタン電話装置等のディジタル交換装置は、デ
ィジタルコードレス電話システムのように内部のフレー
ム同期信号とは異なる周波数のフレーム同期信号が必要
な端末を接続可能とするためには、当該端末が必要とす
るフレーム同期信号を各内線インタフェースに与えるた
めの信号線が必要となることから、配線が複雑になって
しまうという不具合があった。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、配線を複雑化
させることなしに端末側にその端末が必要とするフレー
ム同期信号を供給することができるディジタル交換装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、所定の周期情報を有した所定のサービス
トーンを生成し、上り音声通話路(上り音声ハイウェ
イ)の所定のタイムスロットに挿入する例えばサービス
トーン発生部などのサービストーン生成手段と、例えば
内線インタフェースカードなどの複数のインタフェース
手段のうちの少なくとも一つに設けられ、下り音声通話
路(下り音声ハイウェイ)の所定のタイムスロットに挿
入されている前記サービストーンを抽出する例えばラッ
チ部などのサービストーン抽出手段と、前記複数のイン
タフェース手段のうちの少なくとも一つに前記サービス
トーン抽出手段に対をなして設けられた、例えばクロッ
ク作成部およびフレーム同期信号作成部よりなるフレー
ム同期信号生成手段とを設け、このフレーム同期信号生
成手段では、対となる前記サービストーン抽出手段によ
り抽出された前記サービストーンに同期して所定周波数
(例えば500Hz)のフレーム同期信号(第2フレー
ム同期信号)を生成するようにした。
【0008】
【作用】このような手段を講じたことにより、サービス
トーン生成手段によって生成された、所定の周期情報を
有した所定のサービストーンは、上り音声通話路、タイ
ムスイッチ手段および下り音声通話路を介して複数のイ
ンタフェース手段に供給される。そして複数のインタフ
ェース手段のうちのサービストーン抽出手段およびフレ
ーム同期信号生成手段が設けられたものでは、前記サー
ビストーン抽出手段によって前記下り音声通話路から前
記サービストーンが抽出されるとともに、前記フレーム
同期信号生成手段により、抽出されたサービストーンに
同期して所定周波数のフレーム同期信号が生成される。
【0009】従って、端末側で必要なフレーム同期信号
はインタフェース手段で生成され、このフレーム同期信
号のタイミングを示す基準信号であるサービストーン
は、専用の信号線を用いることなしに音声の伝送路を兼
用して伝送される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係るディジタル交換装置
を適用してなるディジタルボタン電話装置の概略構成を
示すブロック図である。
【0011】図中、1で示されるものがディジタルボタ
ン電話装置である。このディジタルボタン電話装置1
は、タイムスイッチ回路11、局線インタフェースカー
ド(局線IFカード)12、n個の内線インタフェース
カード(内線IFカード)13(13-1,13-2…,13-
n)、および中央制御ユニット14を備えており、タイ
ムスイッチ回路11、局線インタフェースカード12お
よび各内線インタフェースカード13は、バスを介して
中央制御ユニット14に接続されている。
【0012】タイムスイッチ回路11には、局線インタ
フェースカード12および各内線インタフェースカード
13がそれぞれ接続されており、局線インタフェースカ
ード12および各内線インタフェースカード13のそれ
ぞれの出力が時分割多重された音声ハイウェイ上のタイ
ムスロットの入れ替えを中央制御ユニット14の制御に
したがって行うことによって、局線インタフェースカー
ド12および各内線インタフェースカード13を任意に
交換接続する。
【0013】局線インタフェースカード12は、アナロ
グ公衆網(PSTN)2に接続されている。局線インタ
フェースカード12では、アナログ公衆網2を介して到
来する音声信号(アナログ)のPCM信号への変換、タ
イムスイッチ回路11を介して与えられるPCM信号の
音声信号(アナログ)への変換、アナログ公衆網2の局
線の状態監視や、アナログ公衆網2に対する種々の信号
の送出などの局線インタフェース動作が行なわれる。ま
た局線インタフェースカード12は、中央制御ユニット
14との間で上記局線インタフェース動作に係わる制御
情報の授受を行う。
【0014】各内線インタフェースカード13には、デ
ィジタルコードレス電話システム3,4や、ディジタル
電話機5などの端末がそれぞれ任意に接続される。なお
図においては、内線インタフェースカード13-1,13-2に
ディジタルコードレス電話システム3,4が、また内線
インタフェースカード13-nにディジタル電話機5がそれ
ぞれ接続されている。そして各内線インタフェースカー
ド13では、内線の状態監視や、接続された端末(ディ
ジタルコードレス電話システム3,4やディジタル電話
機5等)に対する種々の信号の送出などの内線インタフ
ェース動作が行なわれる。また各内線インタフェースカ
ード13は、中央制御ユニット14との間で上記内線イ
ンタフェース動作に係わる制御情報の授受を行う。なお
ディジタルコードレス電話システム3は、基地局装置3
1、コードレス電話機32およびコードレス電話機33
から、またディジタルコードレス電話システム4は、基
地局装置41、コードレス電話機42およびコードレス
電話機43から構成されており、基地局装置31,41
が内線インタフェースカード13-1,13-2にそれぞれ接続
されている。そして基地局装置31とコードレス電話機
32,33との間および基地局装置41とコードレス電
話機42,43との間は、それぞれ無線回線を介して接
続されている。
【0015】中央制御ユニット14は、例えばマイクロ
コンピュータを主制御回路として備えたものであり、交
換動作を実現するべく各部を制御する。この中央制御ユ
ニット14の内部には、サービストーン発生部15が設
けられている。
【0016】図2はサービストーン発生部15の具体的
な構成を示すブロック図である。この図に示すようにサ
ービストーン発生部15は、トーンデータ記憶部15
a、アドレス発生部15bおよびパラレル/シリアル変
換部(P/S変換部)15cから構成されている。
【0017】トーンデータ記憶部15aは例えばROM
からなり、アドレス“001”H 〜“320”H の記憶
領域が設定され、アドレス“001”H 〜“31F”H
の記憶領域にはそれぞれ“FF”H が、またアドレス
“320”H の記憶領域には“FE”H がそれぞれ記憶
されている。そしてこのトーンデータ記憶部15aは、
アドレス発生部15bから与えられるアドレスの記憶領
域に記憶されたデータを、パラレル/シリアル変換部1
5cへと8ビットパラレルで出力する。
【0018】アドレス発生部15bは、“001”H
“31F”H のアドレスを繰り返し発生し、トーンデー
タ記憶部15aに与える。パラレル/シリアル変換部1
5cは、トーンデータ記憶部15aから与えられる8ビ
ットパラレルのデータを、シリアルな信号に変換してサ
ービストーンとして出力する。
【0019】ところで各内線インタフェースカード13
は、内線インタフェース動作を行う機能に加えて、タイ
ムスイッチ回路11を介してサービストーン発生部15
から送られてくるサービストーンに基づいて、ディジタ
ルコードレス電話システム3,4にて用いるためのフレ
ーム同期信号(第2フレーム同期信号)を生成し、基地
局装置31,41に与える機能を有している。
【0020】図3は内線インタフェースカード13の具
体的な構成を示すブロック図である。この図に示すよう
に内線インタフェースカード13は、ディジタル伝送部
13a、CPU13b、トランス13c、タイムスロッ
ト作成部13d、ラッチ部13e、フレーム同期信号作
成部13f、クロック作成部13gおよびセレクタ13
hから構成されている。
【0021】ディジタル伝送部13a、CPU13bお
よびトランス13cは、一般的な内線インタフェース動
作を実現するための周知の処理を行うためのものであ
る。タイムスロット作成部13dは、タイムスイッチ回
路11との間を結ぶ音声ハイウェイのクロック信号PHCL
K およびフレーム同期信号(第1フレーム同期信号)PH
FSと、中央制御ユニット14から与えられるアドレスAD
RSとに基づき、サービストーンが挿入されている所定の
タイムスロットの期間を示すラッチ信号を生成する。そ
してタイムスロット作成部13dは、生成したラッチ信
号をラッチ部13eに与える。
【0022】ラッチ部13eは、タイムスロット作成部
13dから与えられるラッチ信号に基づいて音声ハイウ
ェイを介して到来したデータのラッチを行うことによ
り、サービストーンを抽出する。ラッチ部13eは、抽
出したサービストーン(離散的に得られる)を伸張して
連続したクリア信号CLR としてフレーム同期信号作成部
13fに与える。
【0023】フレーム同期信号作成部13fは分周回路
より構成されており、クロック作成部13gから与えら
れる2.048MHzのクロック信号CLK を4096分
周して500Hzの第2フレーム同期信号を生成する。
なおフレーム同期信号作成部13fは、ラッチ部13e
から与えられるクリア信号CLR によってクリアされる。
【0024】クロック作成部13gは、第2フレーム同
期信号のもととなる2.048MHzのクロック信号CL
K を生成し、フレーム同期信号作成部13fへと与え
る。セレクタ13hの一方の入力端には、フレーム同期
信号作成部13fが出力する第2フレーム同期信号が入
力されている。またセレクタ13hの他方の入力端に
は、CPU13bが出力する内線端末に与えるための制
御データが入力されている。またセレクタ13hには、
ディジタル伝送部13aから第1フレーム同期信号PHFS
(8KHz)に同期したデューティ50%の信号が切替
信号として与えられている。そしてセレクタ13hは、
切替信号に応じてフレーム同期信号作成部13fが出力
する第2フレーム同期信号およびCPU13bが出力す
る制御データのいずれかを選択してディジタル伝送部1
3aに与える。
【0025】次に以上のように構成されたディジタルボ
タン電話装置の動作を説明する。なお、回線交換に係る
動作は時分割交換方式を用いた従来よりある一般的なデ
ィジタルボタン電話装置と同様であるので説明を省略
し、ここではディジタルコードレス電話システム3,4
に対する第2フレーム同期信号の供給に係る動作を説明
する。
【0026】まず、タイムスイッチ回路11内部には、
125μsの期間に32チャネル(8ビットずつ)が多
重される音声ハイウェイが8本形成されている。これら
の音声ハイウェイのうちの所定の1本に設定されている
32個のタイムスロットのうちの所定の1つは、サービ
ストーン用に設定される。
【0027】サービストーン発生部15では、アドレス
発生部15bが“001”H 〜“320”H のアドレス
を音声ハイウェイのフレームに同期したタイミングで順
に変化させる。従ってトーンデータ記憶部15aは、出
力するデータを1フレーム期間毎に順次変化させるが、
アドレス“001”H 〜“31F”H の記憶領域に記憶
されたデータは全て“FF”H で、アドレス“320”
H の記憶領域に記憶されたデータのみが“FE”H とな
っているため、トーンデータ記憶部15aからは800
フレームに1度の周期で“FE”H が出力されるのみ
で、その他の期間は“FF”H が出力され続ける。ただ
し、トーンデータ記憶部15aには、各フレームのサー
ビストーン用に設定されているタイムスロットに該当す
る期間にのみ中央制御ユニット14からイネーブル信号
が与えられるようになっており、トーンデータ記憶部1
5aは当該期間にのみデータの出力をする。
【0028】このようにしてトーンデータ記憶部15a
から出力されたデータは、パラレル/シリアル変換部1
5cによってシリアルな信号に変換されたのち、タイム
スイッチ回路11の所定の音声ハイウェイへと挿入され
る。これによりタイムスイッチ回路11には、ある音声
ハイウェイに、図4に示すようにしてサービストーンが
時分割多重される。
【0029】中央制御ユニット14は、サービストーン
をディジタルコードレス電話システム3,4が接続され
た内線インタフェースカード13(本実施例では13-1,
13-2等)に与えるべく、該当する内線インタフェースカ
ード13のそれぞれに対して下りの音声ハイウェイにサ
ービストーン用のタイムスロットを設定する。タイムス
イッチ回路11は、中央制御ユニット14の制御のもと
に、上りの音声ハイウェイ中のサービストーン用のタイ
ムスロットに挿入されたデータを、下りの音声ハイウェ
イ中のサービストーン用のタイムスロットに移し変え
る。
【0030】ディジタルコードレス電話システム3,4
が接続された内線インタフェースカード13では以下の
ようにして、下りの音声ハイウェイPHOUT のサービスト
ーン用のタイムスロットからサービストーンを抽出し、
第2フレーム同期信号を生成する。
【0031】すなわちまず、タイムスロット作成部13
dは、音声ハイウェイのクロック信号PHCLK および第1
フレーム信号PHFSと中央制御ユニット14から与えられ
るアドレスとに基づき、サービストーン用のタイムスロ
ットの期間にのみラッチ信号を出力する。このラッチ信
号に応じてラッチ部13eが、下りの音声ハイウェイPH
OUT 上のデータを取り込み、ラッチする。従ってラッチ
部13eは、下りの音声ハイウェイPHOUT 上に図4に示
すように時分割多重されているサービストーンを抽出す
る。そしてラッチ部13eは、ラッチした8ビット分を
125μsかけて、すなわち64Kbpsの速度で出力する
ことにより、図5に示すような連続したサービストーン
を再生する。この再生されたサービストーンは、800
フレーム分の期間、すなわち100msの期間につき1
ビットだけ“0”が現れ、他は全て“1”である信号で
ある。
【0032】このようにラッチ部13eで再生されたサ
ービストーンは、クリア信号CLR としてフレーム同期信
号作成部13fに入力されており、フレーム同期信号作
成部13fが100ms周期でクリアされる。
【0033】フレーム同期信号作成部13fは、クロッ
ク作成部13gが出力している2.048MHzのクロ
ック信号CLK を4096分周して500Hz、すなわち
2ms周期の第2フレーム同期信号を生成しているが、
フレーム同期信号作成部13fは、サービストーンに同
期して100ms周期でクリアされるので、上記第2フ
レーム同期信号はサービストーンに同期する。
【0034】ところでディジタル伝送部13aは、接続
されている内線端末に対応するタイムスロットのデータ
を抽出し、図6に示すディジタル伝送フォーマットで内
線端末へと送出している。このディジタル伝送フォーマ
ットは、おのおの8ビット(64Kbps)の2つの音声チ
ャネルB1,B2、2ビット(16Kbps)の制御チャネ
ル、1ビットのスタートビットSおよび1ビットのパリ
ティビットPよりなり、音声データは音声チャネルB
1,B2に挿入される。
【0035】一方、ディジタルコードレス電話システム
3,4が内線端末として接続されている内線インタフェ
ースボード13では、制御チャネルの2ビット(16Kb
ps)を、1ビットずつ(8Kbpsずつ)2チャネルに分割
している。そして音声ハイウェイの第1フレーム同期信
号PHFS(8KHz )に同期したデューティ50%の切替信
号に基づいて、CPU13bが出力する制御データとフ
レーム同期信号作成部13fが出力する第2フレーム同
期信号とをセレクタ13hにより交互に選択し、ディジ
タル伝送部13aに与えることにより、制御チャネルを
分割して得た2チャネルの一方に制御データDを、また
他方に第2フレーム同期信号Fをそれぞれ挿入する。
【0036】かくして内線端末として接続されたディジ
タルコードレス電話システム3,4の基地局装置31,
41に対して、サービストーンに同期して生成された2
ms周期の第2フレーム同期信号が与えられる。
【0037】かくして本実施例によれば、第2フレーム
同期信号のもととなるサービストーンをタイムスイッチ
回路11、すなわち音声ハイウェイを介して各内線イン
タフェースカード13に分配するため、サービストーン
を各内線インタフェースカード13に伝送するための信
号線を新たに設ける必要がなく、配線が複雑になってし
まうことがない。
【0038】また本実施例によれば、第2フレーム同期
信号よりも長周期なサービストーンを各内線インタフェ
ースボード13に与え、各内線インタフェースボード1
3において必要とする周期の第2フレーム同期信号を生
成するため、内線端末側が必要とする第2フレーム同期
信号の周期が変わったとしても内線インタフェースボー
ド13のみを変更すれば良く、中央制御ユニット14側
の構成を変更する必要がない。また互いに異なる周期
(例えば2msと5ms)の第2フレーム同期信号を必
要とする内線端末が同時に接続される場合にも対処でき
る。すなわち汎用性が高い。
【0039】また本実施例で用いるサービストーンは、
サービストーン発生部15の各記憶領域に記憶された8
ビットを1つのサンプリングデータとした音声信号とし
て見た場合、100msに1度、最下位ビット(LS
B)のみが“0”となるサンプリングデータが生じる音
声信号となる。PCM音声信号においては、ALL
“1”が無音を示すので、サービストーンは聴覚上は無
音と差がない。従って、内線端末に無音を与える必要が
ある場合には、サービストーンを無音の信号として流用
することができる。
【0040】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、本発明をディジタル
ボタン電話装置に適用して説明しているが、例えば一般
的な交換機や構内交換機などにも本発明の適用が可能で
ある。
【0041】また上記実施例では、全ての内線インタフ
ェースカード13に第2フレーム同期信号を作成するた
めの構成を設けているが、例えば有線タイプの電話機専
用の内線インタフェースカードを設ける場合にはこの内
線インタフェースカードには第2フレーム同期信号を作
成するための構成を設けなくて良い。
【0042】また上記実施例では、サービストーンは1
00msの周期に限らず、第2フレーム同期信号の周期
の正数倍の周期であれば任意の周期であって良い。また
サービストーンは、所定周期で“1”となり、他は全て
“0”である信号とすることもできる。このほか、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、所定の周期情報を有し
た所定のサービストーンを生成し、上り音声通話路(上
り音声ハイウェイ)の所定のタイムスロットに挿入する
例えばサービストーン発生部などのサービストーン生成
手段と、例えば内線インタフェースカードなどの複数の
インタフェース手段のうちの少なくとも一つに設けら
れ、下り音声通話路(下り音声ハイウェイ)の所定のタ
イムスロットに挿入されている前記サービストーンを抽
出する例えばラッチ部などのサービストーン抽出手段
と、前記複数のインタフェース手段のうちの少なくとも
一つに前記サービストーン抽出手段に対をなして設けら
れた、例えばクロック作成部およびフレーム同期信号作
成部よりなるフレーム同期信号生成手段とを設け、この
フレーム同期信号生成手段では、対となる前記サービス
トーン抽出手段により抽出された前記サービストーンに
同期して所定周波数(例えば500Hz)のフレーム同
期信号(第2フレーム同期信号)を生成するようにした
ので、配線を複雑化させることなしに端末側にその端末
が必要とするフレーム同期信号を供給することができる
ディジタル交換装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディジタル交換装置を
適用してなるディジタルボタン電話装置の概略構成を示
すブロック図。
【図2】サービストーン発生部15の具体的な構成を示
すブロック図。
【図3】内線インタフェースカード13の具体的な構成
を示すブロック図。
【図4】音声ハイウェイへのサービストーンの挿入状態
を示す図。
【図5】内線インタフェースカード13で再生されたサ
ービストーンを示す図。
【図6】内線インタフェースカード13と内線端末との
間でのディジタル伝送フォーマットを示す図。
【符号の説明】
1…ディジタルボタン電話装置 11…タイムスイッチ回路 12…局線インタフェース回路 13(13-1〜13-n)…内線インタフェースカード 13a…ディジタル伝送部 13b…CPU 13c…トランス 13d…タイムスロット作成部 13e…ラッチ部 13f…フレーム同期信号作成部 13g…クロック作成部 13h…セレクタ 14…中央制御ユニット 15…サービストーン発生部 15a…トーンデータ記憶部 15b…アドレス発生部 15c…パラレル/シリアル変換部(P/S変換部) 2…アナログ公衆網(PSTN) 3,4…ディジタルコードレス電話システム 31,42…基地局装置 32,33,42,43…コードレス電話機 5…ディジタル電話機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインタフェース手段のそれぞれか
    ら出力された信号を上り音声通話路を介して時分割多重
    でタイムスイッチ手段に伝送し、このタイムスイッチ手
    段でタイムスロットの入替えを行ったのち、下り音声通
    話路を介して前記複数のインタフェースのそれぞれに与
    え、さらに前記複数のインタフェース手段のそれぞれが
    所定のタイムスロットの信号を取り出すことによって前
    記複数のインタフェース手段間の交換接続を行うディジ
    タル交換装置において、 所定の周期情報を有した所定のサービストーンを生成
    し、前記上り音声通話路の所定のタイムスロットに挿入
    するサービストーン生成手段と、 前記複数のインタフェース手段のうちの少なくとも一つ
    に設けられ、前記下り音声通話路の所定のタイムスロッ
    トに挿入されている前記サービストーンを抽出するサー
    ビストーン抽出手段と、 前記複数のインタフェース手段のうちの少なくとも一つ
    に前記サービストーン抽出手段に対をなして設けられ、
    対となる前記サービストーン抽出手段により抽出された
    前記サービストーンに同期して所定周波数のフレーム同
    期信号を生成するフレーム同期信号生成手段とを具備し
    たことを特徴とするディジタル交換装置。
JP27065893A 1993-10-28 1993-10-28 ディジタル交換装置 Pending JPH07131536A (ja)

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JP27065893A JPH07131536A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 ディジタル交換装置

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JP27065893A Pending JPH07131536A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 ディジタル交換装置

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JP (1) JPH07131536A (ja)

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