JPH07131292A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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Publication number
JPH07131292A
JPH07131292A JP27048993A JP27048993A JPH07131292A JP H07131292 A JPH07131292 A JP H07131292A JP 27048993 A JP27048993 A JP 27048993A JP 27048993 A JP27048993 A JP 27048993A JP H07131292 A JPH07131292 A JP H07131292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operational amplifier
filter circuit
input terminal
resistors
series
Prior art date
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Pending
Application number
JP27048993A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruto Tanaka
晴人 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望利得のフィルタ回路を、増幅器を必要と
しない簡単な構成で省スペースかつ安価に得ること。 【構成】 複数の受動素子R1〜R7,C1〜C4と1
個の演算増幅器1をネットワークに接続形成したフィル
タ回路において、前記演算増幅器1の出力側から入力側
へ抵抗分割信号を帰環するために該出力側に設けた直列
抵抗体Ra,Rbを具備したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の受動素子と1個
の演算増幅器をネットワークに接続形成したフィルタ回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4乃至図6は従来のフィルタ回路を示
す構成図であり、図4は信号入力端子0と演算増幅器1
1の非反転入力端子との間に抵抗R11,R12を直列
に接続し、その抵抗R11,R12の接続点Pと演算増
幅器11の出力端子との間にコンデンサC11を接続
し、上記非反転入力端子とアースEとの間にコンデンサ
C12を接続し、上記演算増幅器11の反転入力端子と
出力端子との間を直接接続した構成である。
【0003】図5は演算増幅器11の反転入力端子とア
ースEとの間に抵抗R13を接続すると共に、該反転入
力端子と出力端子との間に抵抗R14を接続したもの
で、他の構成は前記図4と同じ構成であるから、同一部
分に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0004】図6は信号入力端子0と演算増幅器11の
反転入力端子との間に抵抗R15とコンデンサC13を
直列に接続し、その抵抗R15とコンデンサC13の接
続点Pを抵抗R16を介してアースEに接続すると共に
コンデンサC14を介して上記演算増幅器11の出力端
子に接続し、この演算増幅器11の反転入力端子と出力
端子との間に抵抗R17を接続し該演算増幅器の非反転
入力端子をアースEに接続した構成である。
【0005】前記図4の構成において、コンデンサC1
1を√2C、コンデンサC12をC/√2とした場合、
利得が1に限定されるとすれば、前記図5の構成におい
て、コンデンサC11,C12をそれぞれCとした場
合、利得が1.58に限定される。
【0006】そこで、図4,図5の構成において、10
0倍の利得フィルタとするためには、演算増幅器11の
出力端子に、それぞれ100倍,63.06倍の増幅器
を接続することが必要となります。
【0007】また、前記図6の構成において、100倍
のバンドパスフィルタを構成するためには、抵抗R15
=200R,コンデンサC13=C14とするが、入力
インピーダンスが数百Ωの場合には、10%近くの利得
誤差が生じる。この利得誤差を小さくするには、バンド
パスフィルタの利得を抑えて、演算増幅器11の出力端
子に増幅器を接続することが必要であります。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルタ回路は
以上のように構成されているので、図4,図5の従来例
では利得が固定され、図6の従来例では利得は変えられ
るが、その利得が入力インピーダンスにより制約を受け
るという問題点があった。また、所望の利得を得るため
には増幅器を接続しなければならず、構成が複雑、かつ
高価になるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、増幅器などを用いることな
く、所望の利得が得られるフィルタ回路を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフィルタ
回路は、複数の受動素子と演算増幅器をネットワーク接
続して形成したフィルタ回路において、前記演算増幅器
の出力側から入力側へ抵抗分割信号を帰環するために該
出力側に直列抵抗体を設けたものである。
【0011】
【作用】この発明におけるフィルタ回路は、演算増幅器
の出力信号を抵抗分割して入力側へ帰環することによ
り、増幅器を用いることなく所望の利得を得ることがで
き、簡単かつ安価に省スペースに構成することができ
る。
【0012】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す
構成図であり、信号入力端子0と演算増幅器1の非反転
入力端子との間に抵抗R1,R2を直列に接続し、上記
演算増幅器1の反転入力端子と出力端子との間を直接接
続すると共に該出力端子とアースEとの間に抵抗(直列
抵抗体)Ra,Rbを直列に接続し、この抵抗Ra,R
bの接続点P2と上記抵抗(受動素子)R1,R2の接
続点P1との間にコンデンサ(受動素子)C1を接続
し、上記非反転入力端子とアースEとの間にコンデンサ
(受動素子)C2を接続した構成である。
【0013】本実施例1は上記の構成であるから、 (Ra//Rb)≪1/2πfc√2C ・・・・・・(1) ここでfcはフィルタのカットオフ周波数 √2CはコンデンサC1の容量 に設定すると、抵抗Ra,Rbによる全体回路への影響
は無視できるため、前記図4に示す従来例と同じ動作を
することになる。
【0014】この図1の実施例1がフィルタ回路として
動作するためには、演算増幅器1の入力側から出力側の
抵抗分割出力までの一巡利得を考え、 (R1+R2/R1)×(Ra/Ra+Rb)=1 ・・・・・(2) とすることにより、前記図4に示す従来例とほぼ同じ周
波数特性のフィルタ回路を構成できる。
【0015】図2はこの発明の実施例2を示す構成図で
あり、演算増幅器1の反転入力端子とアースEとの間に
抵抗(受動素子)R3を接続すると共に該反転入力端子
と出力端子との間に抵抗(受動素子)R4を接続したも
ので、他の構成は前記図1と同じ構成であるから、同一
部分に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0016】本実施例2は上記の構成であるから、 (Ra//Rb)≪(1/2πfcC) ・・・・・・(3) に設定すると、抵抗Ra,Rbによる全体回路への影響
は無視できる。そこで、前記(2)式の条件を満足する
ように回路素子の定数を決めることにより、前記図5に
示す従来例とほぼ同じ周波数特性のフィルタ回路を構成
することができる。
【0017】例えば、R1,R2=100kΩ,C1,
C2=0.318μF,R3=1kΩ、R4=99k
Ω,Ra=9.8415kΩ,Rb=158.5Ωと
し、fc=5Hz,入力インピーダンス100kΩとす
ると、利得Qが100倍のバンドパスフィルタを構成で
きる。
【0018】図3はこの発明の実施例3を示す構成図で
あり、信号入力端子0と演算増幅器1の反転入力端子と
の間に抵抗(受動素子)R5とコンデンサ(受動素子)
C3を直列に接続し、その抵抗R5とコンデンサC3の
接続点P1を抵抗(受動素子)R6を介してアースEに
接続すると共に、コンデンサC3と並列にコンデンサC
4と抵抗R7との直列体を接続し、上記演算増幅器1の
非反転入力端子をアースEに接続し、この演算増幅器1
の出力端子とアースEとの間に抵抗Ra,Rbを直列に
接続し、この抵抗Ra,Rbの接続点P2に、上記コン
デンサ(受動素子)C4と抵抗(受動素子)R7の接続
点P3を接続した構成である。
【0019】本実施例3は上記の構成であるから、 (Ra//Rb)≪(R3/2πfcC1 ) ・・・・・・(4) に設定すると、抵抗Ra,Rbによる全体回路への影響
は無視できる。そこで、利得をKとすると、 K×(Rb/Ra+Rb)=1 ・・・・・・(5) の条件を満足するように回路素子の定数を決めることに
より、前記図6に示す従来例とほぼ同じ周波数特性のフ
ィルタ回路を構成することができる。例えば、R1=1
00kΩ,R2=5.88kΩ,C1,C2=0.95
4μF,R3=200kΩ,Ra=9.9kΩ,Rb=
100Ωとし、fc=5Hz,入力インピーダンス10
0kΩとすると、利得Qが100倍のバンドパスフィル
タを構成できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の受動素子と演算増幅器をネットワーク接続して形成し
たフィルタ回路において、前記演算増幅器の出力側から
入力側へ抵抗分割信号を帰環するために該出力側に設け
た直列抵抗体を具備して構成したので、増幅器などの余
分な回路を用いることなく、所望利得のフィルタ回路
を、増幅器を必要としない簡単な構成で省スペースかつ
安価に得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示す構成図である。
【図4】従来のフィルタ回路の構成図である。
【図5】従来のフィルタ回路の構成図である。
【図6】従来のフィルタ回路の構成図である。
【符号の説明】
1 演算増幅器 R1〜R7 抵抗(受動素子) C1〜C4 コンデンサ(受動素子) Ra,Rb 抵抗(直列抵抗体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受動素子と1個の演算増幅器をネ
    ットワークに接続形成したフィルタ回路において、前記
    演算増幅器の出力側から入力側へ抵抗分割信号を帰環す
    るために該出力側に直列抵抗体を設けたことを特徴とす
    るフィルタ回路。
JP27048993A 1993-10-28 1993-10-28 フィルタ回路 Pending JPH07131292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27048993A JPH07131292A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 フィルタ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27048993A JPH07131292A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 フィルタ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07131292A true JPH07131292A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17487001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27048993A Pending JPH07131292A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 フィルタ回路

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JP (1) JPH07131292A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100950214B1 (ko) * 2006-09-28 2010-03-29 한양대학교 산학협력단 저전압 아날로그 필터 회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100950214B1 (ko) * 2006-09-28 2010-03-29 한양대학교 산학협력단 저전압 아날로그 필터 회로

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