JPH07131277A - バラン補償のための回路および方法 - Google Patents
バラン補償のための回路および方法Info
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- JPH07131277A JPH07131277A JP6244928A JP24492894A JPH07131277A JP H07131277 A JPH07131277 A JP H07131277A JP 6244928 A JP6244928 A JP 6244928A JP 24492894 A JP24492894 A JP 24492894A JP H07131277 A JPH07131277 A JP H07131277A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 3
- 238000013178 mathematical model Methods 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P5/00—Coupling devices of the waveguide type
- H01P5/08—Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
- H01P5/10—Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平衡された第1および第2電圧信号を与える
ためバランの振幅・位相補償を行う新規な回路および方
法を提供する。 【構成】 この補償は、平衡側でバランのポートの1つ
と直列に、伝送ライン14や誘導性集中素子20および
容量性集中素子22などの振幅・位相補償回路を追加す
ることによって実現される。振幅・位相補償回路は、第
1電圧信号と第2電圧信号との間の振幅差が最小限に抑
えられ、しかも第1電圧信号と第2電圧信号との間の位
相差の大きさが最大限となるように最適化された特性イ
ンピーダンス・パラメータZoおよび電気的長さパラメ
ータEoを含む。
ためバランの振幅・位相補償を行う新規な回路および方
法を提供する。 【構成】 この補償は、平衡側でバランのポートの1つ
と直列に、伝送ライン14や誘導性集中素子20および
容量性集中素子22などの振幅・位相補償回路を追加す
ることによって実現される。振幅・位相補償回路は、第
1電圧信号と第2電圧信号との間の振幅差が最小限に抑
えられ、しかも第1電圧信号と第2電圧信号との間の位
相差の大きさが最大限となるように最適化された特性イ
ンピーダンス・パラメータZoおよび電気的長さパラメ
ータEoを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バラン(balun) に関
し、さらに詳しくは、バランを補償する回路および方法
に関する。
し、さらに詳しくは、バランを補償する回路および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】バランは、シングル・エンド(不平衡)
側と平衡側とを有する周知のデバイスである。バランの
機能は、実質的に振幅が等しくかつ互いに180°位相
がずれている電圧をその平衡側の第1および第2ポート
で与えることである。つまり、バランの機能は、グラン
ドについて平衡負荷に等しくかつ反対の電圧を与えるこ
とである。
側と平衡側とを有する周知のデバイスである。バランの
機能は、実質的に振幅が等しくかつ互いに180°位相
がずれている電圧をその平衡側の第1および第2ポート
で与えることである。つまり、バランの機能は、グラン
ドについて平衡負荷に等しくかつ反対の電圧を与えるこ
とである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バランを用いる場合、
損失およびひずみを最小限に抑え、かつ例えば平衡増幅
器用途における帯域幅を最大限にするために、システム
の他の部分とインピーダンス整合をとらなければならな
い。バランをシステムと整合する試みで、先行技術では
バランのシングル・エンド側で従来の測定を利用してい
た。例えば、バランの周波数応答を測定する場合、第1
および第2バランを直列に結合して、それらの平衡側を
相互接続する。第1バランのシングル・エンド側に信号
が印加され、第2バランのシングル・エンド側に現れる
信号が測定される。この測定から、(各バランが実質的
に同一と仮定して)各バランの帯域幅,挿入損および反
射損を得ることができる。しかし、これらの測定は、バ
ランの平衡側に現れる振幅および位相関係についての情
報を伝えていない。
損失およびひずみを最小限に抑え、かつ例えば平衡増幅
器用途における帯域幅を最大限にするために、システム
の他の部分とインピーダンス整合をとらなければならな
い。バランをシステムと整合する試みで、先行技術では
バランのシングル・エンド側で従来の測定を利用してい
た。例えば、バランの周波数応答を測定する場合、第1
および第2バランを直列に結合して、それらの平衡側を
相互接続する。第1バランのシングル・エンド側に信号
が印加され、第2バランのシングル・エンド側に現れる
信号が測定される。この測定から、(各バランが実質的
に同一と仮定して)各バランの帯域幅,挿入損および反
射損を得ることができる。しかし、これらの測定は、バ
ランの平衡側に現れる振幅および位相関係についての情
報を伝えていない。
【0004】よって、バランの平衡側に現れる電圧信号
の振幅および位相が周波数とともに劣化することを認識
し、かつこのような振幅および位相劣化を補償する回路
および方法を提供する必要がある。
の振幅および位相が周波数とともに劣化することを認識
し、かつこのような振幅および位相劣化を補償する回路
および方法を提供する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、バランの平衡
側に現れる第1および第2電圧を振幅・位相補償する回
路および方法を提供する。本発明は、バランの平衡側に
現れる電圧の振幅および位相は実際に周波数とともに劣
化することをまず認識する。さらに、本発明は、バラン
の平衡側のポートと直列に挿入される、所定の最適化さ
れた電気的長さおよび特性インピーダンスを有する振幅
・位相補償回路を提供する。特性インピーダンスは、第
1電圧信号と第2電圧信号との間の振幅差が最小限にな
るように最適化される。さらに、電気的長さは、第1電
圧信号と第2電圧信号との間の位相差が最大限になるよ
うに最適化される。
側に現れる第1および第2電圧を振幅・位相補償する回
路および方法を提供する。本発明は、バランの平衡側に
現れる電圧の振幅および位相は実際に周波数とともに劣
化することをまず認識する。さらに、本発明は、バラン
の平衡側のポートと直列に挿入される、所定の最適化さ
れた電気的長さおよび特性インピーダンスを有する振幅
・位相補償回路を提供する。特性インピーダンスは、第
1電圧信号と第2電圧信号との間の振幅差が最小限にな
るように最適化される。さらに、電気的長さは、第1電
圧信号と第2電圧信号との間の位相差が最大限になるよ
うに最適化される。
【0006】
【実施例】図1を参照して、バラン10の平衡側の第1
および第2ポートに現れる電圧信号を振幅・位相補償す
る回路および方法を示す詳細な構成図を示す。バラン1
0は、端子12に結合された第1ポートP1と、振幅・
位相補償回路14を介して端子16に結合された第2ポ
ートP2とを有する3ポート型デバイスとして示され
る。さらに、バラン10は、端子18に結合された第3
ポートP3を含む。ポートP1はバラン10のシングル
・エンド側にあり、ポートP2,P3はバラン10の平
衡側にあることが理解される。さらに、バラン10は3
つのより線(twisted wire)を含み、第1より線はポート
P1に結合された第1端と、第2より線の第1端とポー
トP2とに結合された第2端とを有することが理解され
る。さらに、第2より線の第2端は第3より線の第1端
に結合され、第3より線の第2端はポートP3に結合さ
れる。
および第2ポートに現れる電圧信号を振幅・位相補償す
る回路および方法を示す詳細な構成図を示す。バラン1
0は、端子12に結合された第1ポートP1と、振幅・
位相補償回路14を介して端子16に結合された第2ポ
ートP2とを有する3ポート型デバイスとして示され
る。さらに、バラン10は、端子18に結合された第3
ポートP3を含む。ポートP1はバラン10のシングル
・エンド側にあり、ポートP2,P3はバラン10の平
衡側にあることが理解される。さらに、バラン10は3
つのより線(twisted wire)を含み、第1より線はポート
P1に結合された第1端と、第2より線の第1端とポー
トP2とに結合された第2端とを有することが理解され
る。さらに、第2より線の第2端は第3より線の第1端
に結合され、第3より線の第2端はポートP3に結合さ
れる。
【0007】一般に、入力信号が端子12(およびポー
トP1)に印加されると、理想的には、バラン10のポ
ートP2,P3は実質的に180°位相がずれた等しい
振幅の電圧信号を与え、これらの電圧の振幅は(理解さ
れるようにバラン10による損失を差し引いて)端子1
2に印加される電圧信号の振幅の1/2に実質的に等し
い。
トP1)に印加されると、理想的には、バラン10のポ
ートP2,P3は実質的に180°位相がずれた等しい
振幅の電圧信号を与え、これらの電圧の振幅は(理解さ
れるようにバラン10による損失を差し引いて)端子1
2に印加される電圧信号の振幅の1/2に実質的に等し
い。
【0008】本発明では、バラン10の動作周波数が増
加すると、ポートP2,P3に現れる電圧信号は周波数
について劣化することを認識する。すなわち、周波数が
増加すると、ポートP2,P3に現れる電圧信号間の振
幅差が増加する一方で、ポートP2,P3に現れる電圧
信号間の位相差は互いに実質的に180°の位相ずれで
なくなる。
加すると、ポートP2,P3に現れる電圧信号は周波数
について劣化することを認識する。すなわち、周波数が
増加すると、ポートP2,P3に現れる電圧信号間の振
幅差が増加する一方で、ポートP2,P3に現れる電圧
信号間の位相差は互いに実質的に180°の位相ずれで
なくなる。
【0009】さらに、本発明では、ポートP2と直列に
伝送ライン14などの振幅・位相補償回路を挿入するこ
とにより、端子16,18にそれぞれ現れる第1および
第2電圧信号の振幅および位相は周波数について補償で
きることを認識する。特に、伝送ライン14の特性イン
ピーダンス(Zo)および電気的長さ(Eo)の最適化
された値を適切に選ぶことにより、第1電圧信号と第2
電圧信号との間の振幅差を最小限に抑えることができ、
しかも第1電圧信号と第2電圧信号との間の位相差を最
大限にすることができる。第1電圧信号と第2電圧信号
との間の位相差を最大限にすることは、第1電圧信号と
第2電圧信号との間の位相差を180°に実質的に等し
くすることを意味する。このように、端子16,18で
与えられる第1および第2電圧信号は平衡されたといえ
る。
伝送ライン14などの振幅・位相補償回路を挿入するこ
とにより、端子16,18にそれぞれ現れる第1および
第2電圧信号の振幅および位相は周波数について補償で
きることを認識する。特に、伝送ライン14の特性イン
ピーダンス(Zo)および電気的長さ(Eo)の最適化
された値を適切に選ぶことにより、第1電圧信号と第2
電圧信号との間の振幅差を最小限に抑えることができ、
しかも第1電圧信号と第2電圧信号との間の位相差を最
大限にすることができる。第1電圧信号と第2電圧信号
との間の位相差を最大限にすることは、第1電圧信号と
第2電圧信号との間の位相差を180°に実質的に等し
くすることを意味する。このように、端子16,18で
与えられる第1および第2電圧信号は平衡されたといえ
る。
【0010】伝送ライン14の特性インピーダンスおよ
び電気的長さの値を最適化するため、Hewlett Packard
社のMicrowave Design System (MDS) またはTochstone
など、分散された要素を処理できるRF線形解析プログ
ラムを利用できる。例えば、バラン10のポートP1,
P2,P3において3ポート測定を行うことにより、当
技術分野で周知なようにバラン10の数学モデルを構築
できる。さらに、ポートP2において直列に伝送ライン
を追加することにより、図1に示す回路の数学モデルを
構築できる。
び電気的長さの値を最適化するため、Hewlett Packard
社のMicrowave Design System (MDS) またはTochstone
など、分散された要素を処理できるRF線形解析プログ
ラムを利用できる。例えば、バラン10のポートP1,
P2,P3において3ポート測定を行うことにより、当
技術分野で周知なようにバラン10の数学モデルを構築
できる。さらに、ポートP2において直列に伝送ライン
を追加することにより、図1に示す回路の数学モデルを
構築できる。
【0011】伝送ライン14の特性インピーダンスおよ
び電気的長さは、端子16,18に現れる第1電圧信号
と第2電圧信号との間の振幅差が最小限に抑えられ、し
かも端子16,18に現れる第1電圧信号と第2電圧信
号との間の位相差が最大限になるように、特性インピー
ダンスおよび電気的長さを同時に選択することによって
最適化される。
び電気的長さは、端子16,18に現れる第1電圧信号
と第2電圧信号との間の振幅差が最小限に抑えられ、し
かも端子16,18に現れる第1電圧信号と第2電圧信
号との間の位相差が最大限になるように、特性インピー
ダンスおよび電気的長さを同時に選択することによって
最適化される。
【0012】要するに、本発明は、平衡された第1およ
び第2電圧信号を与えるため、バランの平衡側のポート
と直列な振幅・位相補償回路を提供する。この振幅・位
相補償回路は、関連する少なくとも2つのパラメータ、
すなわちi)特性インピーダンスおよびii)電気的長
さを有する。振幅・位相補償回路の特性インピーダンス
および電気的長さは、第1電圧信号と第2電圧信号との
間の振幅差が最小限に抑えられ、しかも第1電圧信号と
第2電圧信号との間の位相差が最大限となるように選択
される。
び第2電圧信号を与えるため、バランの平衡側のポート
と直列な振幅・位相補償回路を提供する。この振幅・位
相補償回路は、関連する少なくとも2つのパラメータ、
すなわちi)特性インピーダンスおよびii)電気的長
さを有する。振幅・位相補償回路の特性インピーダンス
および電気的長さは、第1電圧信号と第2電圧信号との
間の振幅差が最小限に抑えられ、しかも第1電圧信号と
第2電圧信号との間の位相差が最大限となるように選択
される。
【0013】図1は、位相補償で振幅を与えるために利
用される伝送ライン14を示すが、選択された特性イン
ピーダンスおよび電気的長さを有する集中誘導性(lumpe
d inductive)および容量性素子の組合せも図2に示すよ
うに利用できることが理解される。特に、図2はインダ
クタ20およびコンデンサ22を含む振幅・位相補償回
路を示し、ここでインダクタ20はバラン10の第2ポ
ートと端子16との間で結合され、コンデンサ22はポ
ートP2とグランド基準との間で結合される。さらに、
端子16とグランド基準との間に結合された追加コンデ
ンサを含むような、集中素子の他の変形例も利用できる
ことが理解される。
用される伝送ライン14を示すが、選択された特性イン
ピーダンスおよび電気的長さを有する集中誘導性(lumpe
d inductive)および容量性素子の組合せも図2に示すよ
うに利用できることが理解される。特に、図2はインダ
クタ20およびコンデンサ22を含む振幅・位相補償回
路を示し、ここでインダクタ20はバラン10の第2ポ
ートと端子16との間で結合され、コンデンサ22はポ
ートP2とグランド基準との間で結合される。さらに、
端子16とグランド基準との間に結合された追加コンデ
ンサを含むような、集中素子の他の変形例も利用できる
ことが理解される。
【0014】図3を参照して、増幅器の性能を改善する
ため図1に示す回路を用いた詳細な構成/ブロック図を
示す。図1に示す素子と同一の図3に示す素子は同じ参
照番号が付されていることが理解される。例えば、図3
のバラン10’および10”は図1のバラン10と同じ
である。さらに、図3の伝送ライン14’,14”は図
1の伝送ライン14と同じである。
ため図1に示す回路を用いた詳細な構成/ブロック図を
示す。図1に示す素子と同一の図3に示す素子は同じ参
照番号が付されていることが理解される。例えば、図3
のバラン10’および10”は図1のバラン10と同じ
である。さらに、図3の伝送ライン14’,14”は図
1の伝送ライン14と同じである。
【0015】図3に示す回路は、平衡入力および出力を
有する、例えばケーブル・テレビジョン(CATV)増
幅器などの増幅器30をさらに含む。
有する、例えばケーブル・テレビジョン(CATV)増
幅器などの増幅器30をさらに含む。
【0016】動作中、端子16’,18’を介して増幅
器30の平衡入力において平衡信号を与えることを目的
として、端子32に現れるシングル・エンド入力信号を
とるためバラン10’が用いられる。さらに、端子1
6”,18”を介して増幅器30の平衡出力をとり、端
子34においてシングル・エンド出力信号を与えるた
め、バラン10”が用いられる。よって、増幅器30の
入力および出力において実質的に平衡な信号を与えるた
めバラン10’,10”を利用することにより、増幅器
30の性能は実質的に改善される。例えば、増幅器30
の帯域幅は増加され、増幅器30のひずみは低減され
る。これらの改善はCATV増幅器にとって重要であ
る。
器30の平衡入力において平衡信号を与えることを目的
として、端子32に現れるシングル・エンド入力信号を
とるためバラン10’が用いられる。さらに、端子1
6”,18”を介して増幅器30の平衡出力をとり、端
子34においてシングル・エンド出力信号を与えるた
め、バラン10”が用いられる。よって、増幅器30の
入力および出力において実質的に平衡な信号を与えるた
めバラン10’,10”を利用することにより、増幅器
30の性能は実質的に改善される。例えば、増幅器30
の帯域幅は増加され、増幅器30のひずみは低減され
る。これらの改善はCATV増幅器にとって重要であ
る。
【0017】以上、平衡された第1および第2電圧信号
を与えるためバランの振幅・位相補償を行う新規の回路
および方法が提供されたことが上記の説明から明らかで
ある。この補償は、平衡側でバランのポートの1つと直
列に、伝送ラインや誘導性または容量性集中素子などの
振幅・位相補償回路を追加することによって実現され
る。振幅・位相補償回路は、第1電圧信号と第2電圧信
号との間の振幅差が最小限に抑えられ、しかも第1電圧
信号と第2電圧信号との間の位相差が最大限となるよう
に最適化された特性インピーダンスおよび電気的長さの
パラメータを含む。
を与えるためバランの振幅・位相補償を行う新規の回路
および方法が提供されたことが上記の説明から明らかで
ある。この補償は、平衡側でバランのポートの1つと直
列に、伝送ラインや誘導性または容量性集中素子などの
振幅・位相補償回路を追加することによって実現され
る。振幅・位相補償回路は、第1電圧信号と第2電圧信
号との間の振幅差が最小限に抑えられ、しかも第1電圧
信号と第2電圧信号との間の位相差が最大限となるよう
に最適化された特性インピーダンスおよび電気的長さの
パラメータを含む。
【図1】本発明により振幅・位相補償されたバランの第
1実施例を示す詳細な構成図である。
1実施例を示す詳細な構成図である。
【図2】本発明により振幅・位相補償されたバランの第
2実施例を示す詳細な構成図である。
2実施例を示す詳細な構成図である。
【図3】増幅器の性能を改善するため本発明を用いた詳
細な構成/ブロック図である。
細な構成/ブロック図である。
10 バラン 12,16,18 端子 14 振幅・位相補償回路(伝送ライン) 20 インダクタ 22 コンデンサ 30 増幅器 32,34 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリック・シー・ワーネット アメリカ合衆国アリゾナ州フラッグスタッ フ、クェオ・トライアル492
Claims (3)
- 【請求項1】 第1,第2および第3端子を有する回路
であって:第1,第2および第3ポートを有し、前記第
1ポートが前記第1端子に結合され、前記第3ポートが
前記第3端子に結合されたバラン;および前記バランの
前記第2ポートと前記第2端子との間に結合された振幅
・位相補償回路であって、前記第2および第3端子に現
れる電圧信号の振幅差が最小限に抑えられ、かつ前記第
2および第3端子に現れる前記電圧信号の位相差が最大
限となるように選択された特性インピーダンスおよび電
気的長さを有する振幅・位相補償回路;によって構成さ
れることを特徴とする回路。 - 【請求項2】 第1,第2および第3ポートを有するバ
ランの平衡側において、振幅・位相補償された第1およ
び第2電圧信号を与える方法であって:前記バランの前
記第2ポートと直列に振幅・位相補償回路を挿入する段
階;前記第1電圧信号と第2電圧信号との間の振幅差を
最小限にするように、前記振幅・位相補償回路の特性イ
ンピーダンスを選択する段階;および前記第1電圧信号
と第2電圧信号との間の位相差を最大限にするように、
前記振幅・位相補償回路の電気的長さを選択する段階;
によって構成されることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 第1,第2および第3ポートを有し、前
記第1ポートが第1端子に結合され、前記第3ポートが
第3端子に結合されたバランを補償する回路であって:
前記バランの前記第2ポートと第2端子との間で結合さ
れた振幅・位相補償回路であって、前記第2および第3
端子に現れる電圧信号の振幅差が最小限に抑えられ、か
つ前記第2および第3端子に現れる前記電圧信号の位相
差が最大限となるように選択された特性インピーダンス
および電気的長さを有する振幅・位相補償回路;によっ
て構成されることを特徴とする回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/124,875 US5416451A (en) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | Circuit and method for balun compensation |
US124875 | 1993-09-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131277A true JPH07131277A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=22417224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6244928A Pending JPH07131277A (ja) | 1993-09-22 | 1994-09-14 | バラン補償のための回路および方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5416451A (ja) |
EP (1) | EP0644605A1 (ja) |
JP (1) | JPH07131277A (ja) |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
US6529099B1 (en) | 1999-07-23 | 2003-03-04 | Nec Compound Semiconductor Devices, Ltd. | 180° phase shift circuit having an improved isolation characteristic |
JP2003535547A (ja) * | 2000-06-01 | 2003-11-25 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | Rf回路 |
JP2015056756A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 移相器、プリディストータ、及びフェーズドアレイアンテナ |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3576754B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2004-10-13 | 日本電信電話株式会社 | バラン回路及びバランス型周波数変換器 |
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