JPH07131275A - 水晶発振器の製造方法 - Google Patents

水晶発振器の製造方法

Info

Publication number
JPH07131275A
JPH07131275A JP27153593A JP27153593A JPH07131275A JP H07131275 A JPH07131275 A JP H07131275A JP 27153593 A JP27153593 A JP 27153593A JP 27153593 A JP27153593 A JP 27153593A JP H07131275 A JPH07131275 A JP H07131275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
piece
crystal
metal
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27153593A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kotani
圭一 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP27153593A priority Critical patent/JPH07131275A/ja
Publication of JPH07131275A publication Critical patent/JPH07131275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/328Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by welding

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水晶振動子のリード線と回路基板との接続のた
めの金属リード片との接合を、接合信頼性の高いスポッ
ト溶接で行うとともに、かつその接合工程が非常に簡略
化できる水晶発振器の製造方法を提供する。 【構成】 水晶振動子3、回路基板4を、一端に水晶振
動子3と接続する接続電極25a、26aを有する2つ
の金属リード片25、26を内装した樹脂体1及び金属
製蓋体5内に収納して成る水晶発振器の製造方法におい
て、前記2つのリード線32、33と2つの接続電極2
5a、26aとの接合が、接続電極25a、26aを互
いに短絡する導体片28を用いて、前記接続電極25
a、26a上に載置された水晶振動子3のリード線3
2、33の間に所定電流を流し、接続電極25a、26
aとリード線32、33を一括的にスポット溶接を行
い、前記接続電極25a、26aから前記短絡導体片2
8を分離することによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダー型水晶振動
子が配置された水晶発振器の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に表面実装型に適した水晶
発振器は、図2(a)、(b)に示すように、樹脂製基
体(単に樹脂体1という)と金属製蓋体5とから成る容
器の内部に、発振回路を構成した回路基板4及びシリン
ダー型水晶振動子3を収納していた。(特開平5−37
2979号参照)。
【0003】樹脂体1は、液晶ポリマーなどの耐熱性樹
脂からなり、樹脂のインサートモールド成型時、図3に
示すように、各種リード端子21a〜24a及び該リー
ド端子21a〜24aから回路基板4、水晶振動子3に
電気的に接続する金属リード片21〜27が一体的に取
着される。特に、樹脂体1に取着した金属リード片21
〜27の端部は立設されており、回路基板4や金属製蓋
体5に電気的に接続し、且つ固定するように形成されて
いる。
【0004】回路基板4は、例えばガラス−エポキシ基
板やセラミック基板などからなり、その表面に所定配線
パターンが形成され、また、発振回路を構成する各種電
子部品41、例えばICチップ、コンデンサ部品、抵抗
部品などが搭載されている。
【0005】回路基板4と金属リード片21〜24の端
部とは、回路基板4の端部に形成した導通スルーホール
や基板縁部の接続パッドによって接続されている。
【0006】水晶振動子3は、シリンダー形状の金属ケ
ース(以下、単にシリンダーケース31という)の内部
に水晶振動片(図には現れない)が配置され、この水晶
振動片と接続するリード線32、33が、シリンダーケ
ース31の一方端面より外部に延出している。
【0007】回路基板4と水晶振動子3は、樹脂体1に
取着形成した金属リード片25、26を介して、該リー
ド線32、33に接続されている。具体的には、上述の
特開平5−372979号には開示されていなが、水晶
振動子3のリード線32、33を屈曲加工する必要がな
いように、水晶振動子3のリード線32、33の高さま
で、樹脂体1の側壁の一部を突出させて、この突出部
(リード線接続体15)の表面に金属リード片25、2
6を露出して、露出した金属リード片25、26と水晶
振動子3のリード線32、33とを高温半田またはスポ
ット的な抵抗溶接(以下、スポット溶接という)により
接続していた。
【0008】例えば、高温半田を用いる場合には、リー
ド線接続体15の表面に露出した金属リード片25、2
6の一端である接続電極25a、26a上に、リード線
32、33を載置して、高温半田を用いて、半田ゴテで
半田接合していた。
【0009】また、スポット溶接する場合には、例えば
水晶振動子3のリード線32側では、リード線32を金
属片25の接続電極25a上に接触載置し、リード線3
2と金属片25の他端部との間で所定電流を流して、そ
のジュール熱によを露出して、リード線32と接続電極
25aとを溶接していた。尚、リード線33側でも続い
て同様の手法で溶接していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水晶振動子3
のリード線32、33と金属片25の一部である接続電
極25aと26aと接合において、高温半田を用いてし
まうと、回路基板4と金属リード片21〜24の端部と
の半田接合時の熱により、その接合状態が変化してしま
い、接合信頼性が低下してしまう。
【0011】また、スポット溶接する場合においては、
高温半田などをもいる場合に比較して、接続信頼性の向
上が得られるものの、まず、水晶振動子3のリード線3
2側で溶接を行い、続いてリード線33側でも溶接を行
うため、同じ工程を2回施す必要があり、特に、スポッ
ト溶接用の電極プローブを例えばプラス側をリード線3
2、33と樹脂体1の側面から露出する金属片25、2
6の他端に接触させなければならないが、金属片25、
26の他端側での接触では、その接触位置合わせが難し
く、工程全体が複雑化してしまう。
【0012】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、水晶振動子のリード線と回路基板との接続
のための金属片との接合を、接合信頼性の高いスポット
溶接で行うとともに、かつその接合工程が非常に簡略化
できる水晶発振器の製造方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水晶振
動子と回路基板を樹脂体と金属製蓋体とからなる容器内
部に収納するとともに、水晶振動子の2本のリード線を
樹脂体に取着させた2つの金属リード片の一方側先端の
接続電極部に接合して、前記2つの金属リード片を介し
て水晶振動子と回路基板とを接続して成る水晶発振器の
製造方法であって、 前記水晶振動子の2つのリード線
と樹脂体に取着させる2つの金属リード片とを (1)前記樹脂体に取着した2つの金属リード片の一方
側先端の接続電極部に分離可能な短絡導体片を接続させ
る工程 (2)前記接続電極部上に水晶振動子の2本のリード線
を接触・載置させる工程 (3)前記水晶振動子の2本のリード線間に、所定電流
を流して、水晶振動子の2つのリード線を金属リード片
の接続電極部に一括的にスポット溶接を行う工程、 (4)前記短絡導体片を金属リード片の接続電極部から
切断分離する工程。
【0014】により接合させる水晶発振器の製造方法で
ある。
【0015】
【作用】以上の本発明によれば、水晶振動子のリード線
が接合する2つの金属リード片の接続電極部に短絡導体
片を設けているので、この両接続電極部が電気的に導通
している。このため、スポット溶接は、両リード線を各
々の接続電極上に載置し、一方極性側の溶接用電極プロ
ーブを一方のリード部に、他方極性側の溶接用電極プロ
ーブを、他方のリード部に接触させて、その間で所定電
流を流すことにより、その電流が一方の溶接用電極プロ
ーブ−一方のリード部−一方接続電極−短絡導体片−他
方接続電極−他方のリード部−他方の溶接用電極プロー
ブと流れ、1回のスポット溶接により、2つのリード線
及び接続電極の接合が行える。その後、両接続電極から
短絡導体片を分離することにより、接続電極は電気的に
分離され、正常の回路構成を構築できるような状態とな
る。
【0016】また、この1回のスポット溶接により接続
される部分が近接し、且つプローブを接触する部位が樹
脂体の表面側に位置するためには、その接触の位置合わ
せが極めて容易になり、接合作業が極めて容易となる。
【0017】従って、高温半田などによる接合に比較し
て、その後の熱処理工程を考慮した接合信頼性が向上
し、且つその接合作業が極めて簡単となる水晶発振器の
製造方法となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の水晶発振器の製造方法を図面
に基づいて説明する。図1(a)〜(d)は本発明にか
かる主要工程の平面図であり、図2(a)は典型的な水
晶発振器の金属製蓋体を透視した状態の斜視図であり、
図2(b)は水晶振動子を省略した状態を示し、図3は
樹脂体と金属リード片の位置関係を説明するための概略
図である。
【0019】水晶発振器は、樹脂製基体(樹脂体)1
と、複数の金属リード片21〜27と、水晶振動子3、
回路基板4、金属製蓋体5とから主に構成されている。
【0020】樹脂体1は、液晶ポリマーなどの耐熱性樹
脂からなり、樹脂インサートモールド成型によって所定
形状に形成されている。このモールド成型の際に、図2
に示すうよに筺体形状を成し、回路基板4を載置収納す
る部分、水晶振動子3を収納する部分とが並設されてい
る。この水晶振動子3が収納される部位の先端には、水
晶振動子3のリード線32、33の延出部分と表面が略
同一となるように突出したリード線接続体15が形成さ
れている。
【0021】また、樹脂体1の底面の肉厚い部分には、
複数の金属リード片21〜27が埋設されている。
【0022】金属リード片21はアース電位のリード片
であり、その一方端が樹脂体1の外方に延出してアース
端子21aとなっている。また、金属リード片21の他
方端側には3つの立設した突片21b、21c、21d
を有している。ここで、突片21bは金属製蓋体5と接
続して、金属製蓋体5にシールド効果を与えるものであ
り、突片21cは水晶振動子3のシリンダーケース31
を挾持し、且つ水晶振動子3のシリンダーケース31に
シールド効果を与えるものであり、突片21dは回路基
板4のアース電極パッドに接続するものである。
【0023】金属リード片22は例えば出力リード片で
あり、その一方端部が樹脂体1の外方に延出して出力端
子22aとなっている。また、金属リード片22の他方
端部には1つの立設した突片22bが形成されている。
ここで、突片22bは回路基板4の出力電極パッド接続
するものである。
【0024】金属リード片23は例えば電源供給リード
片であり、その一方端部が樹脂体1の外方に延出して電
源端子23aとなっている。また、金属リード片23の
他端側には1つの立設した突片23bが形成されてい
る。ここで、突片23bは回路基板4の電源供給の電極
パッドに接続するものである。
【0025】金属リード片24は例えば制御信号リード
片であり、その一方端部が樹脂体1の外方に延出して制
御信号入力端子24aとなっている。また、金属リード
片24の一部には1つの立設した突片24bが形成され
ている。ここで、突片24bは回路基板4の制御信号電
極パッドに接続するものである。
【0026】金属リード片25、26は例えば水晶振動
子接続リード片となり、その一方端部がリード線接続体
15の表面に露出して接続電極25a、26aとなって
いる。また、金属リード片25、26の一部には夫々1
つの立設した突片25b、26bが形成されている。こ
こで、突片25b、26bは回路基板4の水晶振動子の
信号の入力電極パッドに接続するものである。尚、金属
リード片25、26の他端は、側壁13まで延出してい
る。これは、金属リード片である25、26を、樹脂体
1内で内装される部位を多くして、金属リード片25、
26の固定強度を高めるためである。
【0027】金属リード片27は例えばダミーリード片
であり、その一方端部が立設した突片27aとなってい
る。ここで、突片27aは、金属製蓋体5の被覆を確実
に行うものである。
【0028】尚、図3においては、各端子21a〜24
aは、平面方向に延出されているが、最終的に樹脂体1
の側壁に沿うように屈曲加工が施される。
【0029】水晶振動子3は、金属製シリンダーケース
(実際には円筒状のキャップ体とステム基板とから成
る)31と、シリンダーケース31に収納された所定発
振周波数の水晶振動片(図には現れない。実際には水晶
板と振動電極とから成る)と、水晶振動片の振動電極と
接続し、且つシリンダーケース31の一方端面、実際に
はステム基板から延出するリード線32、33とから構
成されている。
【0030】この水晶振動子3のリード線32、33と
接続電極25a、26aとは、スポット溶接によって電
気的、機械的に接合されている。
【0031】尚、リード線32、33と接続電極25
a、26aとの機械的な強度を向上させるために、シリ
ンダーケース31の両端面を金属リード片21の突出片
21cとリード線接続体15の内側面によって挾持した
り、また、必要に応じて、シリンダー31と樹脂体1と
を接着剤でもって接着しても構わない。
【0032】回路基板4は、ガラス−エポキシ基板、セ
ラミック基板などからなり、その表面には図には示して
いないが、水晶振動子3を除く発振回路が構成されるよ
うに、所定電極パターンが形成されている。この電極パ
ターンは、各金属リード片21〜27の夫々の突片21
d、22b〜26b、27aに半田などによって接続で
きるように上述の各種電極パッドを含むものである。
尚、突片23b、24bと接続する電極パッドは、回路
基板4の厚みを貫く導通スルーホールや回路基板4の縁
よりも凹んだ端面導通スルーホールや、縁に近接して幅
の広い電極パターンなどである。
【0033】このような、回路基板4は、樹脂体1の収
納搭載部分に載置され、この半田接合により固定され
る。
【0034】また、回路基板4上には、発振回路を構成
するための各種電子部品41、例えばICチップ、トリ
マーコンデンサなどのコンデンサ部品、抵抗部品、コン
デンサ部品が、所定回路パターン上に半田接合されてい
る。
【0035】尚、好ましくはこの水晶発振器がプリント
配線基板上にリフロー半田接合される可能性があること
を考慮して、上述の両半田に高温半田を用いることが望
ましい。
【0036】金属製蓋体5は、SUS又は鉄ニッケルな
どから成り、上述の水晶振動子3、回路基板4を被覆す
るように配置され、樹脂体1の側壁から突出する突片2
1b、21d、27aに導電性接続手段、例えば半田な
どで接合することにより固定される。特に、突片21
d、21dはアース電位であるため、金属製蓋体5がア
ース電位となりシールド効果を奏することになる。尚、
金属製蓋体5の表面には、例えばトリマーコンデンサな
どを回動調整するための開口を設けても構わない。
【0037】本発明は、水晶振動子3と、水晶振動子3
と回路基板4とを接続するための金属リード片25、2
6との間の接合、具体的には水晶振動子3のリード線3
2、33と金属リード25、26の接続電極25a、2
6aとの間の接合がスポット的な溶接によって行われて
おり、このスポット的な溶接を簡単に且つ確実に行うた
め、図1(a)〜(d)で示す各工程を施したものであ
る。尚、図1はリード線接続体15部分の平面図であ
る。
【0038】まず、図1(a)に示すように、樹脂体1
を用意する。
【0039】ここで、特徴的なことは、リード線接続体
15の表面に金属リード片25、26の一端である接続
電極25a、26aが露出するとともに、リード線接続
体15の外部に突出し、且つ接続電極25a、26aと
を短絡させる概略U字状の短絡導体片28が形成されて
いることである。尚、接続電極25a、26aと短絡導
体片28とは一体的な部材で形成されており、その境界
線には断続的な切断穴28aが形成されている。即ち、
図2、図3に示して金属リード片25、26の一端は、
夫々電気的には非導通状態であるが、当初は、短絡導体
片28によって電気的には一体のリード片である。
【0040】次に、図1(b)に示すように、樹脂体1
の水晶振動子3の収納配置部分に水晶振動子3を配置す
る。これにより、水晶振動子3のリード線32、33
は、夫々接続電極25a、26aに接触載置されること
になる。
【0041】次に、図1(c)に示すように、水晶振動
子3のリード線32に、スポット溶接用の電極プローブ
の陽極を接触させ、水晶振動子3のリード線33に、ス
ポット溶接用の電極プローブの陰極を接触させる。尚、
図では、プローブを省略して、間に「+」「−」で表記
した。
【0042】この状態で、溶接のための電流を流す。こ
れにより、電流は、スポット溶接用の電極プローブ
「+」−一方側のリード線32−一方側の接続電極25
a−短絡導体片28−他方側の接続電極25a−他方側
のリード線33−スポット溶接用の電極プローブ「−」
に流れることになる。これに、ジュール熱によるスポッ
ト的な溶接が、リード線32と接続電極25aとの間、
リード線33と接続電極26aとの間で行われる。
【0043】次に、図1(d)に示すように、樹脂体1
の外部に突出した概略U字状の短絡導体片28を切断穴
28aに沿って分離する。これにより、接続電極25a
と接続電極26aとは電気的に非導通状態となり、図
2、図3に示す樹脂体1となる。
【0044】以上のような水晶振動子3のリード線3
2、33と接続電極25a、26aの接合方法におい
て、1回の溶接処理により、2つの接続部分でのスポッ
ト溶接が達成される。従って、従来の溶接処理の回数が
減少して、その作業が簡単となる。
【0045】また、溶接用の電極プローブ「+」、電極
プローブ「−」が、互いに近接した水晶振動子3のリー
ド部32、33で行え、さらに、その部位がリード線接
続体15の表面での溶接処理によって行われる。従っ
て、従来のように、プローブを接触させる位置が離れた
り、表面と樹脂体の側面など異なる面での接触をおこな
ったりすることがないため、これによっても、接合作業
が簡単となる。
【0046】さらに、水晶振動子3のリード線32、3
3と接続電極25a、26aの接合がスポット溶接であ
るため、それ以降の熱処理工程、例えば回路基板4上に
電子部品41を半田接合したり、回路基板4を樹脂体1
から突出する突片に半田接合したり、金属製蓋体5を回
路基板4を樹脂体1から突出する突片に半田接合した
り、また、この水晶発振器をプリント配線基板上に半田
リフローでもって表面実装しても、安定な接合状態を維
持することができ、接合信頼性を大きく向上させること
ができる。
【0047】上述の実施例では、短絡導体片28には、
短絡導体片28と接続用電極25a、26aとを分離す
るために、断続した切断穴28aが形成されているが、
切断穴28に変えて、短絡導体片28の厚みが薄くなる
ように切断溝を形成しても構わない。
【0048】また、短絡導体片28は、予め金属リード
片25、26と一体的に形成せず、例えば、スポット溶
接を施す前に、金属リード片25、26の接続用電極2
5a、26a間を短絡させる概略U字状の導体片でもっ
て、両者を短絡させて、スポット溶接を終了した後、該
導体片を接続用電極25a、26aから分離しても構わ
ない。
【0049】さらに、樹脂体1、回路基板4、金属製蓋
体5の形状、金属リード片21〜27の形状、立設する
突片の位置、形状、個数などを夫々適宜変更を行うこと
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明では、水晶振動子
のリード線と、水晶振動子のリード線と回路基板とを接
続するための金属リード片の一端である接続電極との接
合が、安定して、且つ簡単に行うことができる水晶発振
器の製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、夫々本発明の水晶発振器の
製造方法を説明するための部分平面図である。
【図2】(a)は典型的な水晶発振器の蓋体を透視した
状態の斜視図であり、(b)はさらに水晶振動子を省略
した状態の平面図である。
【図3】図2に示す樹脂体の構造を説明する概略平面図
である。
【付号の説明】
1・・・・樹脂体 15・・・リード線接続体 21〜27・・・金属リード片 21a〜24a・・・端子 25a、26a・・・接続電極 3・・・・水晶振動子 32、33・・・リード線 4・・・・回路基板 5・・・・金属製蓋体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶振動子と回路基板を樹脂体と金属製
    蓋体とからなる容器内部に収納するとともに、水晶振動
    子の2本のリード線を樹脂体に取着させた2つの金属リ
    ード片の一方側先端の接続電極部に接合して、前記2つ
    の金属リード片を介して水晶振動子と回路基板とを接続
    して成る水晶発振器の製造方法であって、 前記水晶振動子の2つのリード線と樹脂体に取着させる
    2つの金属リード片とを以下の(1)〜(4)の工程に
    より接合させることを特徴とする水晶発振器の製造方
    法。 (1)前記樹脂体に取着した2つの金属リード片の一方
    側先端の接続電極部に分離可能な短絡導体片を接続させ
    る工程 (2)前記接続電極部上に水晶振動子の2本のリード線
    を接触・載置させる工程 (3)前記水晶振動子の2本のリード線間に、所定電流
    を流して、水晶振動子の2つのリード線を金属リード片
    の接続電極部に一括的にスポット溶接を行う工程、 (4)前記短絡導体片を金属リード片の接続電極部から
    切断分離する工程。
JP27153593A 1993-10-29 1993-10-29 水晶発振器の製造方法 Pending JPH07131275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27153593A JPH07131275A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 水晶発振器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27153593A JPH07131275A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 水晶発振器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07131275A true JPH07131275A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17501424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27153593A Pending JPH07131275A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 水晶発振器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07131275A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023280602A3 (en) * 2021-07-07 2023-03-23 Tdk Electronics Ag Method for establishing an electric connection to an electronic component and a chip assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023280602A3 (en) * 2021-07-07 2023-03-23 Tdk Electronics Ag Method for establishing an electric connection to an electronic component and a chip assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5394479A (en) Sounding apparatus with surface mounting terminals
JPH07131275A (ja) 水晶発振器の製造方法
JP3537643B2 (ja) 電子部品
JP2762424B2 (ja) 電子部品の接続構造およびその構造を用いた水晶発振器
CN107493651B (zh) 电子器件
CN107481984B (zh) 电子器件
JP3656032B2 (ja) バッテリーコネクタ
JP2003046251A (ja) 電子部品
JPH0742216U (ja) 表面実装型水晶発振器
JPH0533847B2 (ja)
JPH08130432A (ja) 圧電振動子の保持構造
JP2580659Y2 (ja) 水晶発振器
JP2001284373A (ja) 電子部品
JP2597885B2 (ja) メタルコア配線板のハンダ接続部の構造
JPH0730360A (ja) 圧電振動装置
JPH0563444A (ja) 表面実装用水晶発振器
JPH0611636Y2 (ja) 圧電振動子
JPH0537529Y2 (ja)
JPH0654306U (ja) 水晶発振器
JPH10126030A (ja) 電子部品の端子構造
JPH09326664A (ja) 圧電デバイス
JP2003168949A (ja) 表面実装型の小型水晶振動子
JPH06125240A (ja) 表面実装型の圧電デバイス
JP2004096257A (ja) 発振器
JP2003031758A (ja) 電子部品