JPH0713071Y2 - 物品を湾曲経路に案内する案内装置 - Google Patents
物品を湾曲経路に案内する案内装置Info
- Publication number
- JPH0713071Y2 JPH0713071Y2 JP1988051681U JP5168188U JPH0713071Y2 JP H0713071 Y2 JPH0713071 Y2 JP H0713071Y2 JP 1988051681 U JP1988051681 U JP 1988051681U JP 5168188 U JP5168188 U JP 5168188U JP H0713071 Y2 JPH0713071 Y2 JP H0713071Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- path
- guide
- path portion
- guide plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/675—Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
- G11B15/67544—Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading
- G11B15/67547—Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading the two movements being made by the cassette holder
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
- G11B17/04—Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、第1および第2経路部分を有し、これらの経
路部分が互いに角度をなす湾曲経路に沿って物品(21)
を案内する案内装置に関するものである。
路部分が互いに角度をなす湾曲経路に沿って物品(21)
を案内する案内装置に関するものである。
このような案内装置は米国特許第4320424号明細書に開
示されており、磁気テープカセットを磁気テープ装置の
前面側から物品キャリヤによって磁気テープ装置内の作
動位置に案内するよう意図されている。磁気テープカセ
ットは水平および垂直経路部分を有する経路上に送られ
る。この移送中、それぞれの経路部分に対応する形状の
条溝によって案内板に突入する部分を案内する案内装置
が構成されている。水平部分から垂直部分に移る間、例
えばローラによって構成されている物品キャリヤの案内
部材は不安定な状態となる。この不安定状態は、経路の
曲折部分のうち、経路に対する接線方向7がローラを相
互に結ぶライン6Aに対し直交する部分で生ずる(第1図
参照)。この不安定を補償するため、既知の案内装置の
案内板は第1および第2条溝を有し、これらは水平方向
に同一線上に配置し、また、下方レベルに位置する第3
条溝を設ける。この結果、物品キャリヤおよび案内板の
全体としての高さおよび深さが比較的大きくなり、した
がって、案内装置が大きくなっている。
示されており、磁気テープカセットを磁気テープ装置の
前面側から物品キャリヤによって磁気テープ装置内の作
動位置に案内するよう意図されている。磁気テープカセ
ットは水平および垂直経路部分を有する経路上に送られ
る。この移送中、それぞれの経路部分に対応する形状の
条溝によって案内板に突入する部分を案内する案内装置
が構成されている。水平部分から垂直部分に移る間、例
えばローラによって構成されている物品キャリヤの案内
部材は不安定な状態となる。この不安定状態は、経路の
曲折部分のうち、経路に対する接線方向7がローラを相
互に結ぶライン6Aに対し直交する部分で生ずる(第1図
参照)。この不安定を補償するため、既知の案内装置の
案内板は第1および第2条溝を有し、これらは水平方向
に同一線上に配置し、また、下方レベルに位置する第3
条溝を設ける。この結果、物品キャリヤおよび案内板の
全体としての高さおよび深さが比較的大きくなり、した
がって、案内装置が大きくなっている。
本考案の目的は、上述の形式の案内装置の構造を簡単で
コンパクトなものとし、しかも、物品キャリヤを経路全
体にわたって十分に安定した状態で案内し得るよう適切
に構成した案内装置を提供しようとするものである。
コンパクトなものとし、しかも、物品キャリヤを経路全
体にわたって十分に安定した状態で案内し得るよう適切
に構成した案内装置を提供しようとするものである。
上述の目的を達成するため、本考案は、前記湾曲経路に
沿って移動可能の物品キャリヤと、前記湾曲経路に対応
する形状を有し、また互いに交差しかつ互いに位置がず
れた2個の条溝を有し、第1条溝を第2条溝よりも幅が
小さくかつ深さが深いものとして形成した少なくとも1
個の固定案内板と、前記物品キャリヤに連結され、前記
条溝内でそれぞれ移動し得るよう条溝に掛合し、それぞ
れの条溝の幅に対応する幅寸法を有する案内部材とを具
え、案内部材のうちの一方の第1案内部材を前記第1条
溝内において前記第2条溝の底部よりも深いポイントま
で貫入させたことを特徴とする。
沿って移動可能の物品キャリヤと、前記湾曲経路に対応
する形状を有し、また互いに交差しかつ互いに位置がず
れた2個の条溝を有し、第1条溝を第2条溝よりも幅が
小さくかつ深さが深いものとして形成した少なくとも1
個の固定案内板と、前記物品キャリヤに連結され、前記
条溝内でそれぞれ移動し得るよう条溝に掛合し、それぞ
れの条溝の幅に対応する幅寸法を有する案内部材とを具
え、案内部材のうちの一方の第1案内部材を前記第1条
溝内において前記第2条溝の底部よりも深いポイントま
で貫入させたことを特徴とする。
本考案によれば、上述したように、比較的深くて幅狭の
条溝と比較的浅くて幅広の条溝とを組合せることにより
2個の経路部分間の曲折部分において満足すべき安定を
得ることができ、物品キャリヤの経路の残部においても
適当な安定を確保できる。2個の条溝を案内板において
部分的に交差させることによって、案内板および物品キ
ャリヤの全体寸法が比較的小さくなり、また、物品の数
が少ないので、本考案による案内装置はコンパクトな構
造の装置に用いるのに適している。このような装置の例
として8mmビデオ型およびR-DAT型の磁気テープカセット
装置があり、これらの装置は、移動使用を意図される
際、小型である必要があるとともに磁気テープカセット
に対する確実な案内装置を必要としている。しかし、本
考案は、レコードプレーヤーおよびカードリーダーのよ
うに2個の傾斜した経路部分に安定して案内し得るコン
パクトな構造とすることが好ましい他の装置にも有利に
用いることもできる。
条溝と比較的浅くて幅広の条溝とを組合せることにより
2個の経路部分間の曲折部分において満足すべき安定を
得ることができ、物品キャリヤの経路の残部においても
適当な安定を確保できる。2個の条溝を案内板において
部分的に交差させることによって、案内板および物品キ
ャリヤの全体寸法が比較的小さくなり、また、物品の数
が少ないので、本考案による案内装置はコンパクトな構
造の装置に用いるのに適している。このような装置の例
として8mmビデオ型およびR-DAT型の磁気テープカセット
装置があり、これらの装置は、移動使用を意図される
際、小型である必要があるとともに磁気テープカセット
に対する確実な案内装置を必要としている。しかし、本
考案は、レコードプレーヤーおよびカードリーダーのよ
うに2個の傾斜した経路部分に安定して案内し得るコン
パクトな構造とすることが好ましい他の装置にも有利に
用いることもできる。
本考案による案内装置の好適実施例においては、第1条
溝の第2経路部分が第2条溝の第1経路部分に交差して
いることを特徴とする。第1条溝の、例えば垂直の第2
経路部分が、第2条溝の、例えば水平の第1経路部分に
交差する場合、第1経路部分を有する第1条溝を第2条
溝の上方に位置させることができ、これにより比較的小
さい全体高さの案内装置によって2個の経路部分間の曲
折部分においても安定した案内を確保することができ
る。
溝の第2経路部分が第2条溝の第1経路部分に交差して
いることを特徴とする。第1条溝の、例えば垂直の第2
経路部分が、第2条溝の、例えば水平の第1経路部分に
交差する場合、第1経路部分を有する第1条溝を第2条
溝の上方に位置させることができ、これにより比較的小
さい全体高さの案内装置によって2個の経路部分間の曲
折部分においても安定した案内を確保することができ
る。
この点において、本考案の他の好適実施例においては、
案内板における2個の条溝が互に交差する位置を、第1
条溝の第2経路部分における第1経路部分から遠い方の
端部の近傍とする。このような位置で交差させることに
よって2個の条溝の曲折部分において高い安定度を得る
ことができる。
案内板における2個の条溝が互に交差する位置を、第1
条溝の第2経路部分における第1経路部分から遠い方の
端部の近傍とする。このような位置で交差させることに
よって2個の条溝の曲折部分において高い安定度を得る
ことができる。
また、本考案による他の好適実施例においては、湾曲経
路をL字形とし、第1経路部分を第2経路部分より長く
し、第1経路部分から第2経路部分に向かう方向に見
て、第1条溝を案内板において第2条溝よりも手前に配
置し、第1条溝の第1経路部分を、第2条溝の第1経路
部分のうちの第2経路部分から遠い方の側に配置する。
路をL字形とし、第1経路部分を第2経路部分より長く
し、第1経路部分から第2経路部分に向かう方向に見
て、第1条溝を案内板において第2条溝よりも手前に配
置し、第1条溝の第1経路部分を、第2条溝の第1経路
部分のうちの第2経路部分から遠い方の側に配置する。
このように構成することによって、経路の曲折部分にお
ける案内の安定度を向上するとともに、案内装置の高さ
及び深さを全体的に一層小さくすることができる。
ける案内の安定度を向上するとともに、案内装置の高さ
及び深さを全体的に一層小さくすることができる。
更に、本考案による案内装置の好適実施例においては、
第1条溝を案内板における溝孔としたことを特徴とす
る。このように構成することにより第1条溝を容易によ
り大きい深さを有する条溝とすることができる。これ
は、その製造中に条溝の深さを極めて高精度で形成する
必要がないことを意味している。
第1条溝を案内板における溝孔としたことを特徴とす
る。このように構成することにより第1条溝を容易によ
り大きい深さを有する条溝とすることができる。これ
は、その製造中に条溝の深さを極めて高精度で形成する
必要がないことを意味している。
次に、図面につき本考案の好適な実施例を詳細に説明す
る。図面には、従来の案内装置の一例を本考案による案
内装置の実施例と比較して示している。
る。図面には、従来の案内装置の一例を本考案による案
内装置の実施例と比較して示している。
従来の案内装置では、第1図に概略線図で示すように、
案内板1に同一幅および深さを有する2個の同一形状の
条溝2および3が形成されている。
案内板1に同一幅および深さを有する2個の同一形状の
条溝2および3が形成されている。
これらの条溝は、案内部材4および5がその移動中に案
内される湾曲経路の経路部分と同じ方法で配向された条
溝部分2A,2Bおよび3A,3Bをそれぞれ有する。以下の説明
において条溝2および3の条溝部分とは経路部分を意味
する。案内部材4および5は、例えば、ピンまたはロー
ラで構成され、図示していない方法で物品キャリヤに連
結され、物品キャリヤは湾曲経路部分に沿って案内され
て曲った経路に移動されるよう構成されている。この案
内運動は水平運動と垂直運動とを有し、これらの運動は
X-Y運動と称される。
内される湾曲経路の経路部分と同じ方法で配向された条
溝部分2A,2Bおよび3A,3Bをそれぞれ有する。以下の説明
において条溝2および3の条溝部分とは経路部分を意味
する。案内部材4および5は、例えば、ピンまたはロー
ラで構成され、図示していない方法で物品キャリヤに連
結され、物品キャリヤは湾曲経路部分に沿って案内され
て曲った経路に移動されるよう構成されている。この案
内運動は水平運動と垂直運動とを有し、これらの運動は
X-Y運動と称される。
このような案内装置においては、第1図に示すような条
溝を設けた案内板が物品キャリヤの両側に配置されてい
る。X運動からY運動への変移点において案内部材は第
1および第2経路部分2A,2Bおよび3A,3B間の湾曲部にそ
れぞれ位置する。第1図において、この案内部材の位置
を4Aおよび5Aで示している。今、2個の案内部材を結ぶ
ライン6が6Aで示す位置にあるとする。この場合、両案
内部材の経路における接線方向7はライン6Aに対して直
交する。この状態において、案内部材5Aは案内部材4Aの
中心の周りに回転運動即ち、案内部材5Aが案内部材4Aに
対して相対運動しようとする。これは2個の経路部分間
の曲折部において案内部材の案内中に不安定な状態を生
じることを意味する。
溝を設けた案内板が物品キャリヤの両側に配置されてい
る。X運動からY運動への変移点において案内部材は第
1および第2経路部分2A,2Bおよび3A,3B間の湾曲部にそ
れぞれ位置する。第1図において、この案内部材の位置
を4Aおよび5Aで示している。今、2個の案内部材を結ぶ
ライン6が6Aで示す位置にあるとする。この場合、両案
内部材の経路における接線方向7はライン6Aに対して直
交する。この状態において、案内部材5Aは案内部材4Aの
中心の周りに回転運動即ち、案内部材5Aが案内部材4Aに
対して相対運動しようとする。これは2個の経路部分間
の曲折部において案内部材の案内中に不安定な状態を生
じることを意味する。
従来の案内装置におけるライン6と第1経路部分との間
の角度αは正であることが好ましい。しかし、実際上、
角度αが負の場合には、第1条溝全体が他方の条溝の上
方または前方に位置されなければならないことになり、
これにより案内板の高さ及び深さが全体的に大きいもの
になってしまう。
の角度αは正であることが好ましい。しかし、実際上、
角度αが負の場合には、第1条溝全体が他方の条溝の上
方または前方に位置されなければならないことになり、
これにより案内板の高さ及び深さが全体的に大きいもの
になってしまう。
これに対し、第2図に概略線図で、第3〜5図に斜視図
で示す本考案による案内装置においては、案内部材が第
1経路部分から第2経路部分に進む際に最大の安定性が
得られる。このような最大の安定性を得るために、本考
案による案内装置では、2個の案内板11および111を互
に対し鏡対称関係に配置し、対向側面に条溝12,112およ
び13,113をそれぞれ形成する。
で示す本考案による案内装置においては、案内部材が第
1経路部分から第2経路部分に進む際に最大の安定性が
得られる。このような最大の安定性を得るために、本考
案による案内装置では、2個の案内板11および111を互
に対し鏡対称関係に配置し、対向側面に条溝12,112およ
び13,113をそれぞれ形成する。
条溝は第3図に明瞭に示すように互に異なる形状を有す
る。第1条溝12,112は案内板11,111に溝孔として構成
し、第2条溝13,113より小さい幅を有する。これに対し
て、各第2条溝13,113は案内板に溝として構成する。従
って、第1条溝12,112は、第2条溝13,113よりも深さを
深くし、一方、第2条溝13,113は第1条溝12,112よりも
幅を大きくする。
る。第1条溝12,112は案内板11,111に溝孔として構成
し、第2条溝13,113より小さい幅を有する。これに対し
て、各第2条溝13,113は案内板に溝として構成する。従
って、第1条溝12,112は、第2条溝13,113よりも深さを
深くし、一方、第2条溝13,113は第1条溝12,112よりも
幅を大きくする。
各条溝は2個の経路部分を有する。第2図に示すよう
に、条溝12は経路部分12Aおよび12Bを有し、条溝13は経
路部分13Aおよび13Bを有する。経路部分は水平方向およ
び垂直方向にそれぞれ延長しているが、XおよびY方向
に案内する他の経路を設けることもできる。条溝12およ
び13は適当な方法で配置されて第1経路部分12Aから遠
い方の第2経路部分12Bの端部の近傍で、第2経路部分1
2Bが第2条溝13の第1経路部分13Aを横切るよう構成す
る。第1経路部分から第2経路部分に向かう方向に見
て、第1条溝12の大部分を、第2条溝13よりも手前位置
に設け、案内板11における第1条溝12の第1経路部分12
Aは、第2条溝13における第1経路部分13Aの第2経路部
分13Bから遠い方の側に配置する。同様の方法で条溝112
および113を案内板111に設ける。
に、条溝12は経路部分12Aおよび12Bを有し、条溝13は経
路部分13Aおよび13Bを有する。経路部分は水平方向およ
び垂直方向にそれぞれ延長しているが、XおよびY方向
に案内する他の経路を設けることもできる。条溝12およ
び13は適当な方法で配置されて第1経路部分12Aから遠
い方の第2経路部分12Bの端部の近傍で、第2経路部分1
2Bが第2条溝13の第1経路部分13Aを横切るよう構成す
る。第1経路部分から第2経路部分に向かう方向に見
て、第1条溝12の大部分を、第2条溝13よりも手前位置
に設け、案内板11における第1条溝12の第1経路部分12
Aは、第2条溝13における第1経路部分13Aの第2経路部
分13Bから遠い方の側に配置する。同様の方法で条溝112
および113を案内板111に設ける。
条溝に案内部材が掛合し、これらの案内部材を図示の例
ではピン14,15および114,115でそれぞれ示している。ピ
ンはそれが掛合する条溝の幅に対応した幅を有する必要
があり、ピン14または114は条溝13または113の底を越え
た位置まで条溝12または112内に突入させる。ピン14お
よび15を結ぶラインを第2図に参照符号16で示す。
ではピン14,15および114,115でそれぞれ示している。ピ
ンはそれが掛合する条溝の幅に対応した幅を有する必要
があり、ピン14または114は条溝13または113の底を越え
た位置まで条溝12または112内に突入させる。ピン14お
よび15を結ぶラインを第2図に参照符号16で示す。
このように条溝の形状とピンの形状とを適当に対応させ
ることによって、2個の条溝が互に交差しているにもか
かわらずピン14または15がそれぞれの対応する条溝から
外れないようにすることができる。本考案によれば、ピ
ン14および15を結ぶライン16が第1経路に対して負の角
度βで延長してもよくなる。この理由は2個の条溝を交
差させることにより案内板11における条溝によって占め
られる全体の高さが比較的小さくなるからである。同様
の方法でピン114および115を案内板111の条溝に掛合さ
せる。
ることによって、2個の条溝が互に交差しているにもか
かわらずピン14または15がそれぞれの対応する条溝から
外れないようにすることができる。本考案によれば、ピ
ン14および15を結ぶライン16が第1経路に対して負の角
度βで延長してもよくなる。この理由は2個の条溝を交
差させることにより案内板11における条溝によって占め
られる全体の高さが比較的小さくなるからである。同様
の方法でピン114および115を案内板111の条溝に掛合さ
せる。
案内部材14,15および114,115はキャリヤ板18および118
上にそれぞれ取付け、キャリヤ板の水平側縁および垂直
側縁にそれぞれギヤラック19および119を設ける。対向
するキャリヤ板18および118は互に連結するが、第3〜
5図では連結部分の図示を省略している。2個のキャリ
ヤ板18および118間に延在する基板20の両端部分および
中心部分が図示されている。キャリヤ板18および118と
基板20とは物品キャリヤ22を構成しており、この物品キ
ャリヤ上にカセットを位置決めすることができ、物品キ
ャリヤは案内装置10によって湾曲経路に沿って移動する
ことができる。
上にそれぞれ取付け、キャリヤ板の水平側縁および垂直
側縁にそれぞれギヤラック19および119を設ける。対向
するキャリヤ板18および118は互に連結するが、第3〜
5図では連結部分の図示を省略している。2個のキャリ
ヤ板18および118間に延在する基板20の両端部分および
中心部分が図示されている。キャリヤ板18および118と
基板20とは物品キャリヤ22を構成しており、この物品キ
ャリヤ上にカセットを位置決めすることができ、物品キ
ャリヤは案内装置10によって湾曲経路に沿って移動する
ことができる。
物品キャリヤはピニオン24および124によって駆動し、
これらのピニオンは図示していない電動機によって駆動
される中心軸26上に取付けた歯車25および125によって
それぞれ駆動する。
これらのピニオンは図示していない電動機によって駆動
される中心軸26上に取付けた歯車25および125によって
それぞれ駆動する。
ピンが条溝12および13の第1経路部分を通過する際、ピ
ニオン24はギヤラック19の水平部分と噛合し、ピンが条
溝の曲折部分を通過した後、ピニオン24はギヤラック19
の垂直部分と噛合する。このようにして、案内部材14,1
5および114,115は、条溝によってそれぞれ案内されて物
品キャリヤ22を駆動する。このように、図示の実施例で
は、物品キャリヤはほぼL字形状の経路に沿って移動す
る。
ニオン24はギヤラック19の水平部分と噛合し、ピンが条
溝の曲折部分を通過した後、ピニオン24はギヤラック19
の垂直部分と噛合する。このようにして、案内部材14,1
5および114,115は、条溝によってそれぞれ案内されて物
品キャリヤ22を駆動する。このように、図示の実施例で
は、物品キャリヤはほぼL字形状の経路に沿って移動す
る。
この点に関して重要なこととして、第2図に示すよう
に、条溝12および13の曲折部分を移動する間、経路にお
ける接線に直交する方向17が、2個の案内部材14および
15を結ぶライン16に対して直交する(経路における接線
方向とライン16がほぼ平行になる)ため、案内部材14,1
5は曲折部分で適切に転向され、案内部材14,15が曲折部
分で相対移動することなく、極めて安定した転向移動が
得られる。
に、条溝12および13の曲折部分を移動する間、経路にお
ける接線に直交する方向17が、2個の案内部材14および
15を結ぶライン16に対して直交する(経路における接線
方向とライン16がほぼ平行になる)ため、案内部材14,1
5は曲折部分で適切に転向され、案内部材14,15が曲折部
分で相対移動することなく、極めて安定した転向移動が
得られる。
案内板11および111は線図的に示す連結素子27によって
相互に連結され、装置すなわち図示の例では磁気テープ
カセット装置のハウジング内に固定して設けられてい
る。図示のように、この装置のフレーム28は2個の巻取
スピンドルを具え、磁気テープカセットがL字状経路に
沿って下降した後、カセット21のリールボスに掛合する
(第5図参照)。このようにして、本考案による案内装
置は図示の例で示すカセット装置内にカセットを極めて
確実に装填することができる。
相互に連結され、装置すなわち図示の例では磁気テープ
カセット装置のハウジング内に固定して設けられてい
る。図示のように、この装置のフレーム28は2個の巻取
スピンドルを具え、磁気テープカセットがL字状経路に
沿って下降した後、カセット21のリールボスに掛合する
(第5図参照)。このようにして、本考案による案内装
置は図示の例で示すカセット装置内にカセットを極めて
確実に装填することができる。
原理的に、本考案による案内装置はコンパクトなハウジ
ングが要求されるとともに極めて安定した案内を必要と
する全ての装置に有利に用いることができる。図示の例
の磁気テープ装置は8mmビデオ型またはR-DAT型のもので
ある。しかし、本考案による案内装置はレコードプレー
ヤー、カードリーダー等のような種々の形式の装置にも
極めて好適に用いることができる。
ングが要求されるとともに極めて安定した案内を必要と
する全ての装置に有利に用いることができる。図示の例
の磁気テープ装置は8mmビデオ型またはR-DAT型のもので
ある。しかし、本考案による案内装置はレコードプレー
ヤー、カードリーダー等のような種々の形式の装置にも
極めて好適に用いることができる。
更に、本考案によれば、案内板11および案内部材14およ
び15によって極めて安定して案内されるため、案内装置
の右側の案内板111および案内部材114および115を省略
してもよく、この場合には、例えば右側では1個の案内
部材だけを物品キャリヤに連結してL字形条溝に案内す
ることによって右側における物品キャリヤ用案内手段を
簡単にすることができる。このような構造は、例えば全
体の幅が小さい小物品を案内する場合に、用いることが
できる。
び15によって極めて安定して案内されるため、案内装置
の右側の案内板111および案内部材114および115を省略
してもよく、この場合には、例えば右側では1個の案内
部材だけを物品キャリヤに連結してL字形条溝に案内す
ることによって右側における物品キャリヤ用案内手段を
簡単にすることができる。このような構造は、例えば全
体の幅が小さい小物品を案内する場合に、用いることが
できる。
第1図は案内部材を異なる3位置で示す従来の案内装置
の案内板の概略線図、 第2図は同様に案内部材を異なる3位置で示す本考案に
よる案内装置の案内板の概略線図、 第3図は案内部材および物品キャリヤを磁気テープカセ
ット挿入後の第1位置で示す本考案による案内装置の部
分斜視図、 第4図は案内部材および物品キャリヤが第1および第2
経路部分間の湾曲経路に移動している状態を示す第3図
と同様の案内装置の斜視図、 第5図は案内部材および物品キャリヤが第2経路部分の
終端に位置している状態を示す第3図と同様の斜視図で
ある。 11……固定案内板 12,13……条溝 12A,13A……第1経路部分 12B,13B……第2経路部分 14,15……案内部材 21……物品 22……物品キャリヤ
の案内板の概略線図、 第2図は同様に案内部材を異なる3位置で示す本考案に
よる案内装置の案内板の概略線図、 第3図は案内部材および物品キャリヤを磁気テープカセ
ット挿入後の第1位置で示す本考案による案内装置の部
分斜視図、 第4図は案内部材および物品キャリヤが第1および第2
経路部分間の湾曲経路に移動している状態を示す第3図
と同様の案内装置の斜視図、 第5図は案内部材および物品キャリヤが第2経路部分の
終端に位置している状態を示す第3図と同様の斜視図で
ある。 11……固定案内板 12,13……条溝 12A,13A……第1経路部分 12B,13B……第2経路部分 14,15……案内部材 21……物品 22……物品キャリヤ
Claims (5)
- 【請求項1】第1および第2経路部分を有し、これらの
経路部分が互いに角度をなす湾曲経路に沿って物品(2
1)を案内する案内装置において、 前記湾曲経路に沿って移動可能の物品キャリヤ(22)
と、 前記湾曲経路に対応する形状を有し、また互いに交差し
かつ互いに位置がずれた2個の条溝(12,13)を有し、
第1条溝(12)を第2条溝(13)よりも幅が小さくかつ
深さが深いものとして形成した少なくとも1個の固定案
内板(11)と、 前記物品キャリヤ(22)に連結され、前記条溝(12,1
3)内でそれぞれ移動し得るよう条溝に掛合し、それぞ
れの条溝の幅に対応する幅寸法を有する案内部材(14,1
5)とを具え、 案内部材(14,15)のうちの一方の第1案内部材(14)
を前記第1条溝(12)内において前記第2条溝(13)の
底部よりも深いポイントまで貫入させたことを特徴とす
る案内装置。 - 【請求項2】第1条溝(12)の第2経路部分(12B)が
第2条溝(13)の第1経路部分(13A)と交差している
ことを特徴とする請求項1に記載の案内装置。 - 【請求項3】案内板(11)における2個の条溝(12,1
3)が互に交差する位置を、第1条溝(12)の第2経路
部分(12B)における第1経路部分(12A)から遠い方の
端部の近傍としたことを特徴とする請求項2に記載の案
内装置。 - 【請求項4】湾曲経路をL字形とし、第1経路部分(12
A)を第2経路部分(12B)より長くし、第1経路部分
(12A)から第2経路部分(12B)に向かう方向に見て、
第1条溝(12)を案内板(11)において第2条溝(13)
よりも手前に配置し、第1条溝(12)の第1経路部分
(12A)を、第2条溝(13)の第1経路部分(13A)のう
ちの第2経路部分(13B)から遠い方の側に配置したこ
とを特徴とする請求項2または3に記載の案内装置。 - 【請求項5】第1条溝(12)が案内板(11)における溝
孔としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項
に記載の案内装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8700968 | 1987-04-24 | ||
NL8700968A NL8700968A (nl) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | Geleidingsinrichting voor het langs een geknikte baan geleiden van een voorwerp. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63173744U JPS63173744U (ja) | 1988-11-11 |
JPH0713071Y2 true JPH0713071Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=19849906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988051681U Expired - Lifetime JPH0713071Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1988-04-19 | 物品を湾曲経路に案内する案内装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4808011A (ja) |
EP (1) | EP0293023B1 (ja) |
JP (1) | JPH0713071Y2 (ja) |
DE (1) | DE3869659D1 (ja) |
HK (1) | HK120893A (ja) |
NL (1) | NL8700968A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5293550A (en) * | 1989-02-10 | 1994-03-08 | Sony Corporation | Cassette loading mechanism for a recording and reproducing apparatus |
AT396857B (de) * | 1991-05-15 | 1993-12-27 | Philips Nv | Gerät zum wiedergeben von auf einem aufzeichnungsträger aufgezeichneten aufzeichnungen |
KR940000860Y1 (ko) * | 1991-06-24 | 1994-02-18 | 섬성전자 주식회사 | 테이프 레코더의 하우징 샤프트 회전을 이용한 테이프 안착장치 |
KR970000958B1 (en) * | 1992-12-07 | 1997-01-21 | Lg Electronics Inc | Cassette loading device |
KR970017359A (ko) * | 1995-09-12 | 1997-04-30 | 김광호 | 테이프 레코더의 카세트 하우징 조립체 |
CN1149559C (zh) * | 1998-11-12 | 2004-05-12 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 记录和/或再生装置 |
US7581833B2 (en) * | 2003-10-09 | 2009-09-01 | Ipventure, Inc. | Eyewear supporting after-market electrical components |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1053117A (en) * | 1910-12-08 | 1913-02-11 | Emil Tyden | Extension-table slide. |
JPS55125569A (en) * | 1979-03-22 | 1980-09-27 | Sony Corp | Cassette loading/unloading device |
JPS57130262A (en) * | 1981-02-05 | 1982-08-12 | Pioneer Electronic Corp | Auto loading record player |
JPS58122641A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-21 | Pioneer Electronic Corp | フロントロ−デイングレコ−ドプレ−ヤ |
US4480878A (en) * | 1983-01-14 | 1984-11-06 | Hardware Designers, Inc. | Clearance adjustable drawer slide assembly |
DE3469236D1 (en) * | 1983-11-08 | 1988-03-10 | Philips Nv | A disc-record player with a loading device for loading a disc into the record player |
US4741628A (en) * | 1986-06-30 | 1988-05-03 | Kinley Billy R | Cabinet and drawer guide assembly |
-
1987
- 1987-04-24 NL NL8700968A patent/NL8700968A/nl not_active Application Discontinuation
-
1988
- 1988-03-28 US US07/173,953 patent/US4808011A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-04-19 JP JP1988051681U patent/JPH0713071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-04-20 DE DE8888200753T patent/DE3869659D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-04-20 EP EP88200753A patent/EP0293023B1/en not_active Expired
-
1993
- 1993-11-04 HK HK1208/93A patent/HK120893A/xx unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0293023A1 (en) | 1988-11-30 |
EP0293023B1 (en) | 1992-04-01 |
JPS63173744U (ja) | 1988-11-11 |
HK120893A (en) | 1993-11-12 |
NL8700968A (nl) | 1988-11-16 |
DE3869659D1 (de) | 1992-05-07 |
US4808011A (en) | 1989-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0713071Y2 (ja) | 物品を湾曲経路に案内する案内装置 | |
JP2520675Y2 (ja) | デイスクフアイル装置の引出爪機構 | |
EP0230610B1 (en) | Cassette tape recording and/or reproducing apparatus | |
US5104058A (en) | Tape guidance system for belt-driven cartridge | |
US3689007A (en) | Cassette having means thereon to vary its size | |
US3881187A (en) | Cassette type three head tape recorder | |
JP4331764B2 (ja) | ライブラリー装置およびライブラリー装置用搬送機構 | |
US20100085660A1 (en) | Tape library apparatus | |
JPH0320151Y2 (ja) | ||
JPS6018379Y2 (ja) | カセット収納ケ−ス組立体 | |
US4735378A (en) | Tape cartridge with an arrangement of a magnetic shielding plate | |
KR910009604B1 (ko) | 테이프 카세트 적재장치 | |
CA1322413C (en) | Tape cassette | |
JPS61160866A (ja) | カセツトのセツト・リセツト機構 | |
JPH03232604A (ja) | 磁気カートリッジテープ収納箱 | |
JPH048507Y2 (ja) | ||
JP2546193B2 (ja) | カセット | |
JPS61182662A (ja) | カセツト装着装置 | |
EP0450826A1 (en) | Tape Cassette | |
JPH0648596Y2 (ja) | カセツトテ−プ収納取出装置 | |
JPS60135981U (ja) | 自動販売機の商品装填案内装置 | |
JPS59147278U (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JPS6148456U (ja) | ||
JPS59147277U (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JPS60163540U (ja) | カセツトテ−プのロ−デイング装置 |