JPH07128214A - コークス粒度測定方法 - Google Patents

コークス粒度測定方法

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JPH07128214A
JPH07128214A JP5275258A JP27525893A JPH07128214A JP H07128214 A JPH07128214 A JP H07128214A JP 5275258 A JP5275258 A JP 5275258A JP 27525893 A JP27525893 A JP 27525893A JP H07128214 A JPH07128214 A JP H07128214A
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JP
Japan
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coke
image
overlapping
slit
grains
Prior art date
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Withdrawn
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JP5275258A
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English (en)
Inventor
Takanori Yamamoto
孝則 山本
Takashi Sato
孝志 佐藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コークス粒の重なりによる測定誤差をほぼ完
全に除去し、より正確な粒度測定を行う方法を提供す
る。 【構成】 コークス粒の流下空間を隔てて光源と撮像カ
メラを相対向して配置し、前記撮像カメラ側に、同撮像
カメラの光軸に対して傾斜した方向から、前記コークス
粒に重なり識別用平行スリット光を照射するスリット光
源を設け、前記撮像カメラによって撮像されたコークス
粒の画像におけるスリット光の連続性によりコークス粒
毎の重なりを判別し、重なっていると判別されたコーク
ス粒は粒度測定の対象から除外して、重なっていないコ
ークス粒に対して粒度測定を行うコークス粒度測定方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製銑用高炉に装入され
るコークスの粒度を自動的に測定する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のコークス粒の測定は、コークス炉
から排出されるコークスを時間経過を追って約10時間
かけてサンプリングを行い、その後、まとめて粒度区分
毎の重量割合から算出される平均粒度を求めていたた
め、その結果が得られるまで相当の時間を要していた。
【0003】高炉に装入されるコークス粒度の測定法と
して、1990年鉄鋼協会講演大会要旨に、画像処理技
術を用いるコークスの平均粒度を測定する方法が開示さ
れ、画像処理によるコークスのような、表面に凹凸のあ
る粒子の測定は、外乱を受け難く、データ処理が比較的
単純化されるために非常に有効であることが開示されて
いる。
【0004】しかし、この粒度の測定に画像処理技術を
適用したにしても、輸送コンベア上を搬送されるコーク
スを直接撮像するものであるので、輸送されるコークス
の平面情報が得られるのみであって、立体的な状態は得
られない。また、コンベア上のコークス粒の重なりは避
けられず、全体としての撮像はできないので、測定粒度
の精度には自ずから限界がある。
【0005】この問題を解決するために、本出願人は先
に、特願平5−7550号において、コークスを移送す
るベルトコンベアの移送速度を所定内に制御してコーク
スの重なりを防止するとともに、ベルトから落下するコ
ークス粒画像を処理して粒の外接長方形の最短軸長から
粒径を算出する方法を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、機械
的にコークス粒の重なりを抑制した上で、コークス粒を
計測しようとするもので、コークスの重なりについては
70〜90%の防止を実現できているが、なおコークス
粒径、形状、落下速度などの条件によって様々に変化す
る各コークスの落下条件の中では、10〜30%の重な
ったコークス粒群を1つのコークスとして粒径を計測す
ることは原理的に避けられず、全体として大きめの平均
粒径計測結果を出力するという問題をかかえている。
【0007】本発明が解決すべき課題は、コークス粒の
重なりによる測定誤差をほぼ完全に除去し、より正確な
粒度測定を行う方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のコークス粒度測定方法は、コークス粒の流
下空間を隔てて光源と撮像カメラを相対向して配置し、
前記撮像カメラ側に、同撮像カメラの光軸に対して傾斜
した方向から、前記コークス粒に重なり識別用平行スリ
ット光を照射するスリット光源を設け、前記撮像カメラ
によって撮像されたコークス粒の画像におけるスリット
光の連続性によりコークス粒毎の重なりを判別し、重な
っていると判別されたコークス粒は粒度測定の対象から
除外して、重なっていないコークス粒に対して粒度測定
を行うようにした。
【0009】
【作用】本発明では、画像的に重なったコークス粒群を
計測しないことにより、平均粒径計測結果の精度を上げ
ようとするもので、コークスを撮像するカメラと同じ側
の斜め方向からスリット光を照射して、落下中のコーク
スに縞模様を形成する。重なったコークス群は、カメラ
撮像方向においてはカメラからの距離に違いがあるため
に縞模様が切断される。画像処理により、撮像された画
像中の縞の連続性を調べ、コークスが1つか重なってい
るかを判断し、重なっている場合には粒度の計測対象か
ら除外する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。
【0011】図1は本発明を実施するためのシステムの
構成を示す概略図である。図1において、1は粒度測定
対象のコークスを搬送するベルトコンベア、2はベルト
コンベア1の先端から落下するコークス粒を撮像するた
めのCCDカメラ等のカメラ、3は蛍光灯等の散乱光光
源、4は平行光線を放射するための光源、5はスリット
光を発生させるために光源4の前面に配置されたスリッ
トである。光源4は、図2に示すように点光源6と反射
鏡7によって構成することができる。この反射鏡7は放
物面鏡あるいは球面鏡でも良い。図3はスリット5の正
面図であり、スリット間隔xs は、測定するコークス粒
の粒径の範囲にもよるが、例えば1mmとする。スリッ
ト幅ds は、0.3mm程度とする。コークスに投影さ
れるスリット間隔の投影長xはスリット光の照射方向と
ビデオカメラ2の光軸とのなす角をθとすると、x=x
s /cosθとなる。因みに、スリット幅の投影長dは
d=ds /cosθである。
【0012】なお、本実施例では平行スリット光を発生
するのに点光源6と反射鏡7及びスリット5を用いた
が、主走査方向を水平方向、副走査方向を垂直方向とす
るレーザー光によっても実現することができる。
【0013】図1に戻って、10はビデオカメラ2から
のビデオ信号を処理するビデオ装置、11はビデオ出力
に基づいて画像処理を行う画像処理装置、12は演算処
理を行うホストコンピュータ、13はモニタ、14は演
算結果を出力するプリンタである。
【0014】次にシステムの動作について、図6のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0015】 ベルトコンベア1によってコークスを
移送し、コンベア端においてコークスを落下させる。こ
のとき、コークス粒がなるべく重ならないように、切り
出し及びコークス落下時にベルトコンベアPの速度を制
御して、落下させる。(特願平5−7550号参照) 光源3からコークス粒に対して散乱光を投光し、カ
メラ3によってコークス画像を撮像する。この画像で
は、図4に示すように、背景が白、コークス部が黒とし
て撮像される。この画像を細分区画してディジタル化
し、黒は0、白は1として入力する。
【0016】 ここまでは、コークスが重なっていて
もわからない。そこでスリット光源4をコークス粒に照
射した画像を(1)とすると、コークス粒表面では、図
5に示すように、線状の縞模様が観察される。この縞模
様は、コークスに重なりがある場合には、縞が切断され
て観測される。
【0017】この重なり検出方法としては、原画像を0
〜255(8ビット)のディジタル階調画像データとし
て入力する。例えば、512×512の細分区画の集合
とし、1細分区画は画像の明暗に応じて0〜255の整
数を持つ。このデータの背景は白(255)、粒子は黒
(0)、スリット光は灰色(128)となるように光強
度を調整しておく。
【0018】まず255(白:背景)を0、その他を1
として2値化する。すると、コークス粒度が1として抽
出される。その連結成分毎に番号をつけていく(2値化
A)。
【0019】次に、128−α<I(i,j)<128
+α(α=1〜5程度) となるi行,j列目の細分区
画を1、その他を0とすると、縞のみが抽出される。縞
は縦縞でも横縞でもよい(スリット形状による)が、縞
の間隔xは予めわかっているので、各縞の間隔を測定
し、それが0でなくてかつxに比べ著しく小さい場合を
重なりとみなし、「2値化A」画像のラベルの中で、重
なりの発生している縞の位置に該当するものを0とし
て、重なっている粒子を計測しないようにする。
【0020】このようにして得られた画像は、図7
(a)に示すように、撮影したコークスの画像の外接長
方形a0 を求め、この外接長方形a0 の重心Gを求め、
この重心Gを中心にコークス画像を回転させて、図7
(b)に示すように外接長方形の短辺が最小になる長方
形a1 を求めてその最短軸長bを得る。これに補正値を
加えて粒径とする。さらに、体積すなわち重量の測定に
際しては、図8に示すように、縞毎にラベルを付与し、
ラベルを付与された画素を集計し、画素数と単位画素面
積から粒子表面積Sを求め、この面積Sを等円面とした
r値を求め、このr値から等価球として一般球体式によ
り求めた値をコークス粒の体積とする。
【0021】以上のようにして、撮像した画像において
重なったコークス粒を粒径測定の対象から除外して正確
な粒径を測定することが可能となる。
【0022】実験結果によると、重なりによる誤計測率
が従来方法では10〜30%であったものが、本発明の
方法を採用することにより5%以下に低減できる。
【0023】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、コー
クス粒の重なりによる測定誤差をほぼ完全に除去し、精
度の高い粒度測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するためのシステムの構成を示
す概略図である。
【図2】 スリット光を発生させるための光源の構成例
を示す概略図である。
【図3】 スリットの正面図である。
【図4】 2値化したコークス粒の画像の例を示す説明
図である。
【図5】 重なったコークス粒におけるスリット光の処
理状態を示す説明図である。
【図6】 本発明による処理のフローチャートである。
【図7】 画像処理によりコークス粒を測定する方法の
説明図である。
【図8】 画像処理による体積測定の方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア、2 カメラ、3 散乱光光源、4
スリット光光源、5スリット、6 点光源、7 放物
面鏡、10 ビデオ装置、11 画像処理装置、12
ホストコンピュータ、13 モニタ、14 プリンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス粒の流下空間を隔てて光源と撮
    像カメラを相対向して配置し、前記撮像カメラ側に、同
    撮像カメラの光軸に対して傾斜した方向から、前記コー
    クス粒に重なり識別用平行スリット光を照射するスリッ
    ト光源を設け、前記撮像カメラによって撮像されたコー
    クス粒の画像におけるスリット光の連続性によりコーク
    ス粒毎の重なりを判別し、重なっていると判別されたコ
    ークス粒は粒度測定の対象から除外して、重なっていな
    いコークス粒に対して粒度測定を行うことを特徴とする
    コークス粒度測定方法。
JP5275258A 1993-11-04 1993-11-04 コークス粒度測定方法 Withdrawn JPH07128214A (ja)

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Effective date: 20010130